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造反組の選挙事情 両面作戦…厳しい戦いに 「コスタリカ方式」不成立
郵政民営化関連法案に衆院で反対票を投じた自民党前職三十七人による本格的な新党結成が失速、多くが無所属で戦う見通しになったのは、「三十七人で(選挙区)事情が違う」(藤井孝男元運輸相)のが一因だ。自民党執行部は原則、反対派に党公認候補をぶつける構え。反対派は民主党候補に加え、自民党新人とも戦う両面作戦を強いられる。
中でも複雑なのが、選挙のたびに選挙区と比例代表からの出馬を交代する「コスタリカ方式」を利用して当選した二人で賛否が分かれたケース。片方が党公認をもらえなければ、比例代表枠を利用したコスタリカ方式の“契約”は成立しない。いやが応でも反対派前職は、協力関係を結んできた賛成派前職と選挙区で激突する。自民党の分裂選挙に乗じて、民主党候補が漁夫の利を得る可能性もあり、反対派はもとより自民党も大きなリスクを背負うことになる。
岐阜4区の藤井氏(旧橋本派)は、コスタリカ方式が成立しなくなる典型だ。党公認が得られれば、比例代表東海ブロックの名簿上位に登載され当選がほぼ確実だった。だが、岐阜4区に出馬せざるを得ず、賛成派の金子一義元行革担当相(旧堀内派)と議席を争うことに。反対派の津島恭一氏(旧橋本派)も青森4区で、賛成派の木村太郎氏(森派)と対決する。
こんなケースもある。福岡11区の反対派、武田良太氏(亀井派)は平成十五年の衆院選に、無所属で立候補し、党公認の山本幸三氏(旧堀内派)を破って当選。山本氏が落選したため、今度の衆院選も同区から立候補する予定だった。しかし、今回の非公認で山本氏が自民党公認となる見通しだ。
反対派のリーダー、富山3区の綿貫民輔元衆院議長(旧橋本派)に対しては、コスタリカ方式ではないものの比例代表北信越ブロックで当選した自民党の萩山教厳氏(亀井派)が挑戦する方向だ。
八代英太元郵政相(旧橋本派)は前回、自公選挙協力のため東京12区を公明党の太田昭宏幹事長代行に譲って比例代表東京ブロックで当選したが、今回は太田氏と激突することになりそうだ。
さらに看護師団体を背景に比例代表中国ブロックで当選した能勢和子氏(亀井派)のように選挙区の地盤を持たない反対派もいる。反対派の中で比例代表の「ブロック新党」が検討されているのはそのためだ。
非公認の反対派は、厳しい選挙戦を強いられるが、自民党山梨、岐阜、広島県連や東京都連などが反対派も支援する姿勢を見せているのがせめてもの救いだ。
2005年08月10日 09:33
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