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2005年10月28日

小豆

今日も写真がありません。小豆を収穫、そして干していたのでその写真でも、と思っていたのですが夕方バタバタと片付けをしていたらすっかり撮り忘れていました。

ということで今日は写真なしでその小豆のお話です。

今夜から雨が降るということで今日急いで小豆をとりました。と言っても実は少々穫り入れが遅れていまして、そのぶん虫に食われてしまっています。ま、今年は結構よくできていたので虫に食われても充分あんこ餅やぜんざいが食べられます。

通常こうした豆類は穫り入れてからしばらく干します。そうすることで水分が飛んで豆が硬くなり莢から外せるのです。更にはよく乾燥させておかないと保存もききませんしね。

莢から外すときは莢ごと叩いて莢を割ります。すると中から真っ赤な小豆がお目見えするわけですが、まだここまではいっていません。

その後ゴミ(莢のくずなど)を飛ばして豆だけにします。今年は唐箕が手に入ったのでそれを使います。楽しみですねえ。去年までは団扇で扇いだり口で吹いたりというかなり原始的なことをしていましたので手間も一入。

ちなみに唐箕とは風を使ってゴミを飛ばす道具ですが、今はほとんど見られなくなりましたね。今度実際に使うときに写真を載せます。お楽しみに。

さて、それから豆の選別に入るわけですが、まず水の中にいれて浮いてきたものをとり、沈んだものだけを残します。これで大雑把には選別できますが、細かい選別はその後水のついた豆を乾かしながら手で一つずつ選っていきます。

こうして選び抜かれたものだけが晴れてあんこ餅として私の口に入るわけです。
豆ってとんでもなく手間がかかるわけです。

そこでふと思うのが、なんで中国産の豆ってあんなに安いんだろう、ということです。ひどいものになると業務用スーパーなどにおいてあるあんこなどは加工までしてあるのに小豆そのものよりも安いのですから驚きです。
おおよそのことは予想がつきそうですが、そんなものって小豆と呼べるのかねえ。

一言断っておきますと、私が味や香りにうるさいのは決してグルメ志向からではありません。「本物」と「偽物」にこだわるだけなのです。分かって食べているのであれば文句はないのですが、知らずに然も本物を食べたかのようなつもりになっているというのがバカバカしいのです。

かくいう私も百姓をしだしてから舌の訓練中でして、すべてが分かるわけではないのですが、そのぶん氏素性を判断材料にしているという次第です。

味って結局は個人の好みがありますので、誰がどこでどうやって作ったどんな品種のものが好みに合うかはその人次第ですね。ま、私の場合は当然自分の作ったものが一番美味しいのですが。

そろそろ日本人も食材の良し悪しを判断するのに「見た目」と「安さ」という項目は二次選考にまわせるようになりませんかねえ。

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2005年10月27日

ネタ切れ

タイトル通り今日は特筆すべきこともなく、のどかに一日が過ぎました。

で、なんで「しょうが飴」なのかと言いますと、最近風邪ひきさんが多いからです。先週からの急激な温度変化のせいでしょうか、私の周囲でも結構風邪をひいたという声を聞きます。

別段このしょうが飴が風邪を治してくれるわけではないのでしょうが、一度味わってもらいたくて紹介しました。何がすごいって、とにかく辛い。この辛さだけで風邪が飛んでしまいそうなくらいです。

私自身母親から分けてもらったのでどこで買ったのかはよく知らないのですが、お近くのお店で見かけたらお試しください。但し、一袋全部を一人で食べようなどとは考えない方がよいです。できれば大人数で一つずつくらいの気持ちで。

かく言う私も一つ食べてから二つ目にはなかなか手が伸びません…

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2005年10月26日

解禁

先週の腫れ物騒ぎから1週間以上経ち、本日ようやくガーゼが取れました。「完治」ということで今日からお風呂に入れることになりました。久々のお風呂はやはり気持ちいい!

とくに先週から寒さが増してきたので背中にお湯をかけられないシャワーというのはやたらと寒かったのです。
シャワーがなくなってお風呂だけというのは何でもありませんが、お風呂がなくなってシャワーだけというのは我慢できませんね。このあたり、やはり日本人なのでしょう。

お風呂ってすばらしい文化ですね。

ちなみに今回の腫れ物、名前は「アテローム」というそうです。今回のように化膿しなければとくに害はなさそうですが、自分で潰すときは結構痛いです。
体質的なもののようで、数年前私の親父も背中にできて切ってもらっていました。
ついでに、アテロームの内容物は臭い。

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2005年10月25日

ない!

今日は配達の日。今年の新米をようやくお届けできました。と言いましてもあと一回分しかないのですが・・・

さて、今日の「ない」は決して米のことではありません。(確かに米もないのですが)
配達途中でのことです。午後からお届けの約束をしていた家が一軒あったのですが、午前中の配達時間が思っていた以上にかかり、お昼を過ぎていました。本当は13時ごろにと言うことだったのですが、昼食を食べている時間を考えると間に合いそうもないので急遽直行することに。すると12時30分過ぎにはつきそうだったので、在宅かどうかの確認も含めて連絡を。

と思い電話を探すのですが、これが「ない!」

周知の通り私は携帯電話というものを持っていません。当然外出中の電話連絡は公衆電話で、ということになるのですが今はありませんね。

道端に置かれていた公衆電話が次々と姿を消していることは知っていたのですが、今日はコンビニに寄ってもないではありませんか。
携帯電話が普及して公衆電話の利用率が下がっているとはいえ、「公衆」と名がつくからには最低限の間隔ではあってくれてもいいと思うのです。

公衆電話までもが収益のみを考えての設置となるのであれば、もはや「公衆」という単語はなくしてしまって「有料電話(NTT)」とでも明記してもらいたいものです。

こういう愚痴って携帯電話を持たない私が悪いのでしょうか。もしそういう世の中であるのなら郵政民営化というのもたいしたご利益はなさそうですね。

いやな話はこのくらいにして、日曜日から実家にお泊りをしていたさくらが今日帰ってきました。1日半ぶりに会うとさすがに大喜びをしてくれました。嬉しいものです。

さくらがうちに来てからというもの私の生活はかなりさくらに支配されていたようでして、朝の起きる時間から散歩時間、ご飯の時間など要所要所で無意識のうちに生活パターンが出来あがっていました。
さくら抜きで昨日一日過ごしてみたのですが、ふと散歩の時間などを気にしている自分がいることに気付きました。おもしろいものですね。
逆にいえば自分一人では生活リズムを確立しきれていないということにもなり、情けない話ではあるのですが・・・

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2005年10月24日

やってくれました。今朝はついに1℃。本格的に寒いです。広島市内だと真冬並の気温ですが、こちらでは真冬になるとまだここから10℃は下がってきます。

今日は寺で法要があったわけですが、お昼ご飯をいただいているときに講師で来られたお坊さんと少し話をする機会がありました。ふとしたことから暦の話に花が咲いたのですが、要は旧暦信奉者同士というところで親近感を持っていただいたようです。

この旧暦、百姓には欠かせない知識だと思い、今年から少し勉強したり作業記録を旧暦で残したりしています。現在使われている新暦では季節に全く対応していないので、種をまく時期や定植の時期、収穫の時期など毎年ずれてしまうのです。

そもそも百姓に限らず人間は自然の移り変わりの中で生かしてもらっているわけで、その流れと移り変わりをいかに感じ取り自分の生活に生かすかという先人の知恵はまさに驚嘆の域に達しています。

新暦に合わせ、花も咲かないのに形だけ節句をしてみたり、石油燃料や電気に頼って百姓仕事を無理やり人間の都合に当てはめてみたりという所業はあまりにも不条理に感じます。

昨今以上気象が叫ばれていますが、旧暦を勉強してみるとそこまでの異常でもないことが多々あります。暦の見方を知らないが為に季節がずれていると勘違いしているだけのことも多いのです。
確かに地球規模で見ると異常なこともあふれていますが、それと身近で聞く「異常気象」とはまた異質な場合が多いです。

こう嘆いてみても結局は現代人がそれほど自然から遠ざかってしまったというだけの話なのですが、この季節感を失った現代人が「自然を大切に」とか「スローライフ」などと口にしているところがまたばかばかしいですね。

同じ思いを持つ友人と自分で暦を作れるようになろうとこの秋情報交換をしたのですが、大の月、小の月の決め方がどうしても分かりません。誰か詳しい人がいたら教えてください。

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2005年10月23日

お泊り

今夜から火曜日まで一人ぼっちです。さくらを実家に預けてきました。独身貴族を楽しむ既婚者の気分が半分とやはり寂しいのが半分です。

先日書きましたように明日は寺で法要があります。朝から人が出入りし、庫裏の方も占領されます。さくらは人が大好きなくせに家につないでいるときは一応番犬らしくほえます。せっかくのお説教のときに邪魔をしても悪いので、今日から実家に預けたという次第なのです。

私は檀家ではないので法要には直接関わりはありませんが、火曜日に野菜の配達がありますので明日はこちらで出荷の準備をしなければならず、一緒に実家に居座るというわけには行かないので戻ってきました。

そもそも今日は午後から広島へ米糠を取りに行っておりまして、その便があったからお泊り作戦を思いついたわけです。
実家のそばにコイン精米機があり、そこの糠をいただいています。今の時期は来年に向けて田んぼに大量に糠をまいていますので、ほぼ毎週のように取りに行っています。ちなみにこの時期は新米が出るので精米機の糠はいつもより多めに出ます。今日も300キロくらいもらってきました。

わざわざ広島まで、と思われるかもしれませんが、この近くの精米機ではあまり糠の量が出ないのです。否、出ないというより持って帰る人が多いので余り残っていないのです。
その点うちの実家のあたりは精米する人が多い割に持って帰る人がいないのでまとまった量が手に入るのです。都会過ぎず、田舎過ぎずの絶妙な位置です。

今日もまた寒い夜です。さっき帰ってくるとき、道路わきの温度計表示はすでに5℃になっていました。明日も霜が降りそうです。

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2005年10月22日

出番

昨夜から急激に冷え込んできました。今日は朝から雨でしたが、日中ますます風が冷たくなり、夕方五時ごろですでに五℃くらいでしょうか。2日前まで日中の気温が20℃を越していたのに突然冬がやってきたようです。
雨に混じって雹も時折降ってきました。

ということでさすがに耐えきれず、ついにストーブの出番です。

こんな天気の中で今日は朝から寺掃除。月曜日に法要があるので檀家が集まってその準備です。雨が降る中男衆は合羽を来て周囲の草刈、女衆は寺内の掃除です。
幸い先月来うちに来てくれていた学生や友達のおかげで寺内も境内も綺麗になっていたので1時間もかからずに作業は終わりました。
にしても寒い!

こういう寺の行事にはたいてい年寄しか参加しませんので、この寒さはこたえたと思います。早いところ解散して家でぬくもってもらいたいところですが、追い討ちをかけるように最後にビールの登場です。まさに「体の芯から」冷えます。

これだけ冷え込んでくると気分はすっかり冬になりそうですが、まだ秋の作業は残っているんですなあ、これが。今年は秋が暑い暑いと文句ばかり言っていましたが、ここに来て帳尻合わせをするかのごとく気温を下げてきました、今日この頃でした。

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2005年10月21日

盛沢山



今日は珍しく写真を沢山撮りました。忙しいなりにも少し気持ちに余裕が出てきたのでしょうか。

実は肝心な写真がないのですが、本日初霜を拝みました。今朝はやけに冷えると思い、朝さくらの散歩に出かけると田んぼの中の藁くずの上にうっすらと霜が降りていました。この日曜日が24節気の「霜降」、なかなかうまく出来ているものです、ってこれはあくまでも私のいる地域でのことで南部の方ではとんでもない話だと思います。
さすがにそろそろ暖房器具を本気で考えないといけませんね。

さて、写真ですが、一枚目は見ての通りサツマイモ。今日やっと全部を収穫し終えました。写真に写っているのは今日掘りあげたものを干しているところですが、先日友達と掘ったものがこの倍くらいあります。

サツマイモは天日で干すと甘味が増すとか。あいにく今日はあまり日が照らなかったのでまた後日本格的に干すことにします。

二枚目は昨日書いていた藁です。今日ようやく全てをくくり終え、ハウスに持ち込んだところです。明日は雨の予報なので今日中に終わってよかった。
ぱっと見、たいした量ではなさそうに思えますが、これでも軽トラ4杯分はあります。何が手間って、藁束をある程度の量まとめてくくる作業です。これがなく、ただ運ぶだけだったら何でもない作業なんですけどね。
こういうときに一人のつらさを感じてしまいます・・・

さて、最後はさくらですが、何をしているのかよく分からないと思います。実はカマキリをいたぶって遊んでいるところ。
この夏あたりから昆虫を捕まえては噛み殺すという遊びを覚えてしまいました。狩猟本能がそうさせるのか、とにかく動いている間は大喜びですが、弱って、もしくは死んでしまうとそそくさと立ち去ってしまいます。ある意味残酷な気もしますが、これも自然の摂理なのでしょうねえ。

してみると食べるとき以外でも「殺し」をしているのは人間だけではないのですね。何やらどこぞの左翼団体から苦情が来そうな発言ですが、事実なんだから仕方ないですねえ。

と、こんな感じで今日は結構盛沢山な一日でした。

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2005年10月20日

稲こぎ

今日もいい天気でした。ということで予定通り「稲こぎ」をしました。先日刈とってはでに掛けて干していたもち米をようやく脱穀し、籾摺りまで終わらせました。
さすがに脱穀作業を一人で写真に収めるのは無理があったようで、今一つ何がどうなっているのかわかりにくいと思いますが、手前に見えている機械がコンバインです。今年近所の人からもらいました。古いものですがいい仕事してます。ガソリンエンジンという点だけが難ですが・・・燃料代が高くつくし、力も弱いの。
ダタですから贅沢は言いません。無事に稲がこげるわけですから充分です。それに大量に稲があるわけでもなく一般の農家に比べると燃料代などは屁みたいなものです。

順調に脱穀作業を終わらせ、時計を見るとまだ11時過ぎ。午前中に籾摺りまで終わるではないか、と勇んで籾摺りを始めたのが11時30分。30分もかからずに終わる程度の量しかなかったのに終わってみると何故か13時・・・
途中で籾摺り機が不具合を起こし、原因を探したりつまりを取り除いたりということでお昼ご飯がなかなか食べられませんでした。
よりによってもち米だったのでつまりを除く際に機械内に残っていたり周囲に散らばっていたりしたうるち米と混ざってしまうという惨事にもみまわれました。最後の方のいくらかはかなりうるち米が入ってるんだろうな・・・

写真コンバインの後方に藁が落ちているのが見えるでしょうか。今年はこのもち米の藁をとるのです。実家でも畑に使ったりするのに欲しいとのこと。私も畑などで使います。この藁柔らかく長いので縄をなうのに最適だとか。この冬余力があれば少し縄でものうてみようかな。
結構量はありますので欲しい人がいましたら早めに連絡ください。先着順で受け付けます。

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2005年10月19日

寒暑い

いきなりいもむしの画像で、虫嫌いの人にはごめんなさい。
今週に入ってから朝晩すっかり寒くなりました。つい先日までは「涼しい」という表現を使っていましたが、もはや「寒い」というにふさわしい気温になってきました。
今日からついに部屋のふすまも閉めましたし、息も少し白く見える日も出てきました。

ところが日中は結構暑いですね。風は冷たくなってきているので過ごしやすいのですが、まだまだ日差しは強く気温も20℃を越しています。で、上の画像になるのですが、アゲハチョウの幼虫です。こいつら何故か人参の葉っぱが大好きです。もう少しで11月になろうかというこの時期に私の大事な金時人参の葉に群がって食べ尽くそうかという勢いを呈しております。
本格的な寒さ到来の前に蛹になっておこうという魂胆なのでしょうが、こちらはたまったものではありません。これから最後の一太りをしてもらって立派な金時人参になってもらおうというのにこれだけ葉を食われてしまっては見込薄です。ま、現段階でそれなりに大きくなって入るので成り行きに任せますが、私が目をつむっている理由の一つは「アゲハチョウ」ということにもあるようです。

小学校時の教育の賜物なのか、どうも同じ蝶でもアゲハチョウだけは特別な気がしてしまいます。別段確たる理由があるわけでもないのですが、何とはなしにそんな気がするだけなのです。蛾の幼虫はいうまでもなく、モンシロチョウの幼虫などでも平気で潰すのですが、こいつだけは妙な制動がかかります。

さて、話は変わりまして、昨日書いたように現在背中の傷が癒えていませんので、ぼちぼちと畑の草を取っています。下の写真はニンニクですが、こんな感じに仕上げていきます。画像奥のほうに草が生えているところが見えるでしょうか。全長70mくらいあります。結局今日は半分いくかいかないかというところで終わりました。

明日はいよいよもち米を脱穀・籾摺りする予定です。明後日くらいから天気があまり思わしくなさそうな予報なので。
ふと見渡すと、小豆・サツマイモの残りも収穫してしまわねば・・・と意外と忙しかったりします。


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2005年10月18日

腫れ物に触る

いやー痛かった。まだ今でもあたると痛いのですが、背中に腫れ物が出来ていました。以前からあったのですが、先週末あたりから急に腫れ出しました。痛いのを我慢して何度か潰していたのですが、治るどころかますます腫れがひどくなり昨日ついに病院へ行きました。

なにせ歩くだけの振動で疼くわけですからたまりません。背中ということもあり自分で潰すのにも位置的に限界が。更にこの位置、気持ちよく寝られないのです。車の運転などは言うまでもなく半身、草刈機も背負えないので仕事もはかどらず、高々数センチの小さいできものでこれだけ行動に制約を受けなければならないというのも情けないものです。

さて、病院で診てもらうと即座に「化膿している」とのこと。このできものの名前は忘れたのですが、要は皮膚下に油の塊みたいなものが溜まり、ここにばい菌が入って痛み出したということらしいです。

早速手術(簡単なものですが)。部分麻酔をしてもらい切開してから中身を取り出してもらいましたが、これがとてつもなく痛かった。一番痛いのは麻酔の一本目なのですが、これがあたるだけでも痛い患部に向いて思いっきり突き刺さるわけですからこたえました。

しばらくは毎日消毒とガーゼ交換をしてもらいに病院通いです(これがまた痛い)。忙しい時期に思いっきり体を使えないというのは不便なものですが、一人で百姓している以上こういうこともある程度は想定しておかないといけませんね。いつ何が起こるかは誰にも分からないわけですから。

「体あってのものだね」とは言いますが、こんな時にしかその有難味を感じられないとは情けない話です。
皆さんも無理はしすぎないよう気をつけてください。何を第一義に置くかにも拠りますがね。

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2005年10月17日

2回目

明日10月18日(火)朝日新聞の朝刊にようやく2回目の記事が載ります。広島版のみの掲載ですので県外の方には見てもらえませんが、今回はブログのことも載りますのでよろしく。
コメントの書きこみが今一つうまくいってないようですが、URLの項目を外して試してみてください。

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2005年10月16日

何もしない

前回の日記の通り昨日は実家の方へ行っていました。結局祭りには行かず、家で寅さん(BS2)を見ていたのですが、金曜日から今日まで3日も仕事を休ませてもらいました。金・土の2日は雨降りだったので何もしようがなかったのですが、今日はその惰性で余分にサボりました。

といっても今日はちゃんと米糠を取って帰ってきていましたので、明日から田んぼにまいていきますよ。先日友人にも言われたのですが、稲が植わっているときだけが田んぼの仕事なわけではなく、私としてはそれ以外の時の方が重要な作業だと思っています。

一般的には田んぼといえば「田植え」「稲刈り」くらいしか見られていませんし、体験と称してやっていることもその程度ですが、米作りにおいて本当に大切なのはそれ以外のときだと思っています。
上記2作業は確かに重労働ではありますし、節目の作業でもあるので所謂米作りの花形として鎮座していますが、この程度しか見えていないから結局は米作りの厳しさもなかなか理解され難いのでしょうね。機械化、科学化されてしまえば楽な作業ですもの。

さて、明日からまた来年に向けて日の目を見ない重労働の開始です。先日も書きましたが、すでに来年に向けての闘いは始まっているわけですから。

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2005年10月14日

久々の

今日は朝から雨でした。今時期になると雨が降るとすることがなくなるので今日は一日のんびり(ダラダラ)と休ませてもらいました。
ふと思い返してみるとここ最近まとまった雨というものがなかった気がします。多少ぱらつく程度の雨は何度かあったのでしょうが、「雨だ、休みだ」という記憶がありません。
だいぶ疲れも溜まっていたのでちょうど良い骨休めになりました。

明日も雨の予報、実家の方で秋祭りがあるのでそちらに行ってもいいかな・・・

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2005年10月12日

おにゅー

いきなりさくらのアップですが、実は首輪と紐、フックが全て新しくなりました。昨日私の両親に誕生日プレゼントとして買ってもらいました。といってもさくらの誕生日は7月でだいぶ以前に過ぎているのですが・・・

首輪は同じ赤ですが、前のものよりも細いタイプのもので、首周りの毛並みを荒らさず、且つ痒いゾーンも減っています。

うちの両親はさくらにとことん甘く、おかげでさくらも実家が大好き。一度連れて行くと帰るのを渋っています。日々一緒にいて世話をしている私としては少し寂しいところもあるのですが、これも子育てと同じで甘やかす人間もいれば逆に厳しくする役回りも必要なわけです。
こういうと「おまえも充分甘い」という声が返ってきそうですが、あくまでも相対的な話しということで・・・

今日も10月中旬とは思えないほどの暑さで、疲れがすっきり抜けません。天気がいいので米はよく乾いてくれていると思うのですが、空気が乾燥してくればここまで気温が上がる必要もないと思うのです。
例年であれば今月後半には霜が下りるのですが、今年はどうなることやら・・・まだキャベツの周りで多くの蝶が乱舞しているもんなあ・・・

↓先日刈ったもち米をはでに掛けているところです。今年はこれだけが慰み。

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2005年10月11日

一段落・・・ならず

連休中更新をサボっておりました。と言いましても、その間に友達が来てくれ、おかげさまで稲刈りは無事に終了しました。
この日曜日に最後のもち米(エビスモチ)の刈り入れを済ませ、とりあえず刈るところまでは終了。はでに掛けているのであとは乾燥を待ってから脱穀・籾摺りで全行程終了です。

秋野菜も虫に食われまくった白菜を除いて今のところ順調に育っていますので通常であればここで一段落、といきたいところなのですが、今年は少々勝手が違います。

以前少し触れましたが、来年から田んぼを移動させることになりまして、昨日地主さんとの話もつきいよいよその田んぼの準備にとりかかるという次第です。当然今借りている田んぼは返しますのでそちらの撤収もしないといけません。ということで今年の秋は合わせて1町以上の田んぼをかまわなければならず、のんびりしている暇がありません。

今年も結局米作りは大失敗に終わり(もち米を除き)、そんな中で来年からまた違う田んぼでの米作りとなりますとかなりの不安もあります。が、今まで3年間の失敗はそれなりに私の中では教訓となっており、あとはそれをいかに実行し、理想とする状態を作り上げられるかにかかっているわけです。

兎に角、小作契約の条件は限りなく甘くしてもらえましたし、場所も近くなるわけですからその面では非常に作りやすくなるわけです。

来年に向けての闘いはすでに始まりました。

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2005年10月08日

一雨ごとに・・・

6日にようやくうるち米は刈り終わり、残すところもち米だけとなりました。今日から友達が手伝いに来てくれるのですが、今朝方まで結構な雨が降っていましたので刈り入れは明日でしょうね。

さて、ただいま秋雨前線の真っ只中ということらしいのですが、なにかおかしい。秋雨のころといえば一雨ごとに気温が下がり、少しずつ秋へ、冬へと近づいていくはずなのですが、いまだに雨が降るときは気温と湿度が上がっています。

一般的には衣替えの時期は過ぎたはずなのですが、私の着物は今だ夏物。冬物の袷の着物をなかなか出そうという気になれません。

この高温と雨が少ない為に今年は松茸が不作のようです。この近辺では秋に神楽が盛んなのですが、毎年神楽の時期には「なば」(=きのこ)が採れるはずなのです。それがまだ生えないというのは雨が少なかったこともあるでしょうが、この気温の高さも少なからず影響しているようです。

「異常気象」という言葉が挨拶のように日々口に上っていますが、どうも責任転嫁と自慰のためだけのように思われます。何が原因で「異常気象」になっていますか?それが我々の生活、ひいては子孫の生活にどのような害悪を及ぼしますか?それを改善する為に何をしていますか?

ま、一般的な生活には昨今の「異常気象」はそれほど深刻な影響を与えていないのかもしれませんね。自然とは隔絶して生活しているわけですから。

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2005年10月04日

現実逃避

日曜日から天気がよくありませんので、稲刈りは小休止です。あと少しなのですが、しばらく天気がよくなさそうです。

今年の稲作については現在少しずつ頭の整理をつけているところですが、まだ完全に消化というところには至っていません。と言うことでまた日を改めて。

さて、今日は早朝から更新をしているわけですが、これは昨日早く寝すぎた為。夕食を食べた後横になって本を読んでいたらそのまま寝てしまっていました。と言うことで今日は4時半から起きて配達用伝票や国勢調査の書類の整理をしていました。
先ほど五時過ぎから雨が降り始めましたが、今回は結構本格的に降っていますね。

写真ですが、昨日とって来たアケビとシバ栗です。実は本堂の裏山にありまして、今までここに3年近くも住んでいながら気付いていませんでした。「灯台下暗し」とはまさにこのことですね。
恥ずかしながら私アケビを食べたのは今回が初めてでした。今まで山などで見たことはあったのですが、口にしたことはなかったのです。見た目も結構不気味ですしね。
が、「食わず嫌い」とはまさにこのことでして、食べてみるとこれが美味い。種が多いのであまり食べた気にはなれませんが、ほのかな甘味とみずみずしさがありちょっとしたおやつにはいいですね。

秋の恵をいただき、少し心も和みました。旬のもの、自然のものをいただくというのは不思議な作用があるものです・・・

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2005年10月01日

見誤り

上記タイトル通りの故により前言(前回の日記)を撤回します。

米の収量は深刻な域に達していました。はっきり言って去年並です。もち米以外は明日でほぼかたがつきそうなので、その後まとめて総括をします。

さすがに自己嫌悪と精神構造の修復に少し時間がかかりそうです・・・

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