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酒蔵見学
急に寒くなりました。現在22:00ごろですが、すでに0℃です。空は満点の星、すなわち快晴です。ということで明日の朝は氷点下必至。下手すると初氷を拝むことになるかもしれません。
さて、今日は朝から野菜の配達。午後からは母と一緒に祖父のお見舞いに行ってきました。今日は病院に着く時間も早かったということでかなり時間に余裕がありましたので、途中で近くの友達のところへ寄ってみました。
そこの家は有名な酒蔵なのですが、今はまさに「つくり」の季節。たまたま私が訪れたときに大吟醸のつくりを行っているところでして、普段だと見られない作業までちゃっかりと見学させてもらえました。
その蔵で作られるお酒は実は私が最も好きな酒でして、さらにその大吟醸のつくりのほんの一部ですが実際に見させてもらえるとはこの上ない喜びです。
今日見させてもらったのは精米し終わった米を流水で流し、水につけて吸水させるところでした。厳密な水の温度管理と吸水させる時間、杜氏、蔵人ともに何気なくされているようにも見えますが、熟練のわざと経験がその動きを軽くさせているのでしょうね。
その後、酒母・麹・酵母菌などなど酒米がお酒になるまでの過程やその現物を実際に見させてもらい、匂いを嗅がせてもらいました。
酒蔵の匂いというものを初めて体験したのですが、とても心地よいものです。
機械で完全にオートメーション化された蔵であれば、見学してもどーとも思わないのでしょうが、実際にそこで立ち働く人たちとその作業を目の当たりにするとそこで生まれる酒の一滴一滴がとても貴重なものに思えてきます。
酒米ではありませんが、私も米を作っているということでその米が酒という液体に生まれ変わるということには何か特別な感情も働くのでしょう。
この蔵から生まれる酒が益々好きになりました。
ちなみに蔵の名前は先方に不都合が生じてもいけないので敢えて伏せていますが、「私の好きな酒」ということでわかる人にはわかると思います。
2005年11月08日 22:12
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