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2006年05月22日

墓所での一戦

15時ごろ休憩しようと家に戻ってきたときのこと。

いつもどおりさくらを遊ばせようと紐をはずしてやると突如本堂のわきへ猛然と走り出しました。その直後「ギャン!」というけたたましい叫び声が。

「狐を見つけたな」と見に行ってみると、案の定逃げる狐とそれを追うさくら。

さすがは野生。走力も跳躍力も狐のほうが一枚上手のようで、これは逃げられたなと思った私はさくらを呼び戻しました。

するとその直後、山へ逃げていったはずの狐が戻ってきて私に威嚇。と同時にさくらはもといた辺りへダッシュ。今度は狐もさくらを追っていくので私も走り寄って行くとそこには小さな子狐を咥えたさくらが。

そこへ威嚇しながら走り寄る母狐。今度は子狐を離し母狐に襲いかかろうとするさくら。その間に子狐は逃げるも母狐がすぐに逃げるのでさくらはまた子狐に襲い掛かります。

その時点で私のレフェリーストップ。さすがにさくらも一度火がついているので何度か怒鳴りつけるまでは子狐に噛み付くことをやめませんでしたが、何とか私のもとへ呼び戻し、その間に子狐を逃がしました。

この間母狐はといいますと一定の距離を置いてずっと私たちに威嚇を続けていました。明らかに立ち向かえば殺されてしまう相手に向かって天晴れな勇気であります。が、これが母親としての自然な姿なのでしょうね。

これを見せられちゃ、「さくら、やっておしまい。」とは言いにくいものです。

子狐も自力で逃げたということは致命傷はなかったものと信じましょう。狐の恩返しってあるのかな。

2006年05月22日 18:19

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