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2006年10月31日

配達再開

一月ほど休んでいた配達を今日から再開しました。そしてついに新米登場です。

昨日あたりから急に冷え込みがきつくなってきました。今朝も3℃ほど。現在既に6℃くらいまで下がっているので、明日も同じくらいの気温になりそうです。

思えば寒い、寒いとは言ってみても、例年に比べるとまだまだましなほうです。まだ霜も降りていませんし、早ければ氷も張っていいくらいの時期ですが、今年はまだストーブもなしで過ごせています。

朝晩がこのくらい冷え込むのですが、日中は暑い。特に今日は配達で広島に出ていたので日中の気温は25℃くらいまで上がっています。その差20℃以上。着ている服も2枚は変わります。

こういう時期に気をつけていないと風邪などひきやすくなるんでしょうね。先日の「風邪気味」はたいしたこともなくすっかり元気になっていますが、これからはあまり油断しないように気をつけましょう。

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2006年10月29日

占いの先を行く

今朝目が覚めるとと咽喉が痛い・・・少し風邪気味かな。しかも夕べは久々に深酒をしたおかげで二日酔い。

夕方サロンによったところである人と話が盛り上がり、そのまま二人で夜更けまで呑み続けてしまいました。当然夕食は酒とつまみだけ。

ここのところの忙しさで結構疲れもたまっていたところにそんな不摂生をしたら、そりゃあ風邪気味にもなるわな。

ということで今日は午前中、10時過ぎまで二度寝していました。当然さくらの散歩、野菜の苗に水やり、朝ごはんは済ませてからのことです。二日酔いだが腹は減っている、こんなときには味噌汁が最高ですね。

お昼前からはまたまた米糠を取りに広島へ。実家で新聞を見たときのことです。今日の占いコーナーで9月生まれのところを見てびっくり。(私9月生まれです)

「ウォーカホリックの心配あり。無理をせずにしっかり休みましょう。」だってさ。

私の直感もたいしたものです。というよりも今日の場合は休まざるを得ないような状況がうまいこと用意されていたわけですから、私の力というわけではなく私を守ってくれる見えない力のおかげとでもいっておきましょうか。

あまりにも占いの内容と今日の私の状態がシンクロしていたのでおもしろかったですね。

まだまだ寝込んでいる場合ではありませんので、気を入れなおしてまた明日からがんばりましょう。

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2006年10月28日

盛り沢山

今日は朝から家族が来てくれ、もち米の選別をしました。もち米の量が多かったのでとても一人ではできそうもなく、応援を頼んだという次第です。

唐箕(↓)という道具を使ってクズ米や藁クズなどを飛ばすのですが、風を送る装置が手動ということで長時間続けていると腕がパンパンになります。

両親だけでなく、午後からは弟も合流してくれたおかげで、夕方4時ごろには無事作業を終えることが出来ました。やはり「仕事は大人数」です。

さて、何が「盛りだくさん」かといいますと、獣です。

↑この写真の足跡が分かりますか?熊の足跡です。かなりでかいです。ハウス横の玉葱苗を伏せている所を踏み潰して通過していました。

足跡をたどってみるとその後、下の道に下り、柿の木に上って柿を食べていたようです。柿の木にも真新しい爪あとがしっかりと残っていました。

ちなみに少しカメラをひいてみるとこんな感じ↓

熊の歩いた跡がわかるでしょうか。そこだけ玉葱の苗が倒れています。

続いては猿。

午後からの作業中、我々から20mくらいしか離れていない里山の木の上でくつろいでいました。1匹しかいなかったのでおそらくはぐれザルでしょうが、このあたりに居着いてもらっては農作物などがとてつもない被害にあってしまいます。

ということで急遽お隣へ走り、またまた電動銃を借りてきて追い払いました。が、そのまた数十分後には元の位置に戻ってきてこちらを眺めているというなめた態度。

たびたびお隣まで走っていては間に合わないことも多いので、電動銃までいかなくとも空気銃くらいは常備しておく必要を感じました。早急に探してこないと。

ということで今までうちの周囲では見ることのなかった獣が今日になって突然のように続出。こんなに獣が里に下りてくるというのも、原因は全て人間にあるのですが、とりあえず我が身とさくらの身、そして地域住民に危害が加わらない程度には警戒を強めないといけません。

おちおち日が暮れてからは出歩けませんね。

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2006年10月26日

日本シリーズ

日本ハムファイターズ日本シリーズ優勝おめでとう!

今日は最後までテレビ中継もしてくれたので優勝の瞬間まで堪能できました。

思えばこの秋口からテレビでの野球中継がめっきり減ってしまい、いささか面白くなかったのですが、最後だけは見られましたね。

野球中継を流さずに面白くもない(私の感覚では)番組ばかりを流しているということは、世間的にはそちらのほうが人気があったということなんだろうか。
しかも日本シリーズ第4戦にいたっても衛星でしかやっていなかったというのはどういうことだろう。

まあ、最後だけはしっかり堪能できたということで途中の怒りも半減。

って、こういう感じでいなされてるのかな・・・

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2006年10月25日

久々の山

今日は午前中に国調の仕事で久々に山に行きました。予定していたよりも人数が多かったので午前中で終わりました。

一年数ヶ月ぶりに入った山はすっかり様相が変わっておりました。幾度となく歩き回った場所なので迷うようなことはありませんが、放っておくと1年でこれほど様変わりするものかと驚かされます。道もかなり歩きにくく至る所が鬱蒼とした感じです。

11時過ぎには仕事は終わったのですが、せっかく弁当を持ってあがったので山でお昼を食べることに。やはり山で食べるご飯は美味しいですね。

昨日雨が降ったということでついでにマツタケ探し。残念ながら既に他の人に採られたあとのようで1本も見つかりませんでしたが。

今年のマツタケは特に不作のようですが、それ以上に山自体が荒れてマツタケそのものが生えにくい環境になっているようです。

昨今、この類の話はよく耳にしますが、だからといって山を守ろうという活動をしている人は見たことがありません。結局自然に甘えて略奪することしか考えていない欲深な人間ばかりということですね。

「山を生かす」ということは「人が山と共に生きる」ということで、生活の中から山との関わりがなくなってしまった現代人には山の恵を享受する資格がなくなってきているとの自然からの示唆なのでしょう。

思えばマツタケに限らず、我々の食べ物というのは全て自然からの恵であるはずですが、いつの間にかそういう感覚はなくなってしまっていますね。平たく言うと「買うもの」になってしまったということです。

なぜ昔(といってもつい数十年前のことですが)当たり前にあった山の恵が今はなくなっているのか、山の姿が激変してしまっているのか、もう一度原点に立ち返る必要があります。

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2006年10月24日

一日遅れて

まとまった雨になりました。夕べから降り始めたようですが、このくらいの量が降ってくれると畑の野菜たちにとっても「恵」となったことでしょう。

今日は寺で聴聞、ということで私は邪魔にならぬようさくらを連れて逃げていたのですが、雨ということで百姓仕事のことも心置きなく一日休めました。

一日休みといってもこんな平日に遊んでくれる人もいるわけがなく、さくらを連れて実家へ。母親を買い物に連れて行ったり、私の買い物をしたりといった一日でした。うろうろと買い物をしているだけで結構時間は潰れるものですね。

この時期大朝と広島ではかなりの気温差がありまして、こちらを出るときには少し寒いくらいの感じで出発したのですが、広島について買い物をしておりますとその服装では暑すぎました。

今日はOFFの日ということで着物でうろうろしていたのですが、こちらでは袷(冬用)でちょうどいいくらい。ところが広島での日中は天気がよかったこともあり単で充分な感じでしたね。家の中ではシャツ一枚、日が暮れてからも襦袢だけで充分でした。

さて、明日からはまた気を取り直して秋の作業に励みましょうか。あ、明日は国調で山でした。明後日からだな。

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2006年10月23日

期待はずれ

今日は一日雨の予報、だったはずなのに・・・

朝起きてみると曇り空。へばりきっている体をひこずって無理やりさくらの散歩へ。念のために傘まで用意していたのに雨は降らず。

今日は何が何でも休むと心に決めていたので、その後また布団に入りなおして本を読んでいるうちにすっかり眠りに落ちておりました。

あまりの暑さに目を覚ますと既にお昼。外は・・・快晴。

すっかり体も休まったのでそこからは動き出しました。明日が聴聞なので少しだけ家の中を片付けて、昨日とって来た糠を田んぼに撒いて、草刈用のチップソーを研いで、としているうちに午後は過ぎていきました。

私の休みのことはさておき、これだけ雨が降らないとなると野菜たちが大変です。夕べのわずかの雨でも貪欲に吸収して逞しく生きているのでしょうが、2日前に植えたばかりの広島名と水菜はさすがにまだ根を張り切っていないようでややクッタリしていました。がんばれ!夜の間に露が降りるさ。

さて、明日は一日寺で聴聞なので私はさくらを連れて姿をくらますことに。さて、何して過ごそうかな。

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2006年10月22日

待望の

先ほどから雨が降り出しました。思えば今月6日(7日も少し)以来の雨です。先週金曜日の朝に少しだけ降りましたが、これは雨というほどのものでもなかったので。

さて、今日は日曜日ですが、雨が降る前にということで近所の人のトース引きを手伝ったあとに今度は逆に手伝ってもらいながらコンバインの掃除と片付け。

午後からはまたまた米糠を取りに広島へ。この時期、来年に向けて田んぼに米糠や鶏糞などをせっせと撒きますので、かなりまとまった量が必要となります。今米糠を取らせてもらっているところは日曜日にとらせてもらうことにしていますので、時間と天気の許す限りは毎週のようにでもとりに行きます。

明日は一日雨の予報。久々にゆっくり休めます。といっても少しはやることがあるので半日休みといったところですかね。

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2006年10月21日

仕事は大人数

今日は寺掃除。毎年2回催される法要の準備です。

朝から檀家の人たちが集まって本堂・庫裡・境内・駐車場などを掃除します。年輩の方ばかりですが、総勢二十数名。男の人は外、女の人は内と分かれて掃除開始です。

毎年のことで慣れているということもありますが、皆さん普段から、いや、昔からこうした作業を日常なさっているということもあり、実に手際がよい。

秋ということもあり草もそれほどのことがないので結局1時間半もあればほぼ完了。至る所が見違えるようにすっきりと綺麗になりました。

「仕事は大人数、旨いものは少人数」とはいいますが、やはり人手がそろうと仕事が速いですね。そして何より数よりも質がいいです。

先日の宮掃除のときも同じことですが、いきなり代が代わったらこうはいかないんでしょうね。どうやって次代に引き継いでいくのか興味のあるところでもあります。

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2006年10月20日

心の声

一日の疲れを落としてくれるお風呂

湯舟に一人、ほーっと一息

視線を上げるとそこには・・・カメムシ!?

窓から壁へと器用に進み、どんどん上へ

我々にはツルツルにしか見えない壁も虫にとっては凸凹があるんだろう

フリークライマーも顔負けの速さでどんどん進む

天井と壁の接合部、緩やかな曲線もなんのその

目指すは天井部の換気口か

しかしなんだか様子がおかしい

天井部の壁はさすがのカメムシにもつかみどころがないようだ

おっと危ない、気を取り直して別方向から

って、ちょっとまて

そこで足を滑らせたら湯舟に落ちてくるじゃないか

たのむ、諦めてくれ

そんな私の願いもどこ吹く風

彼はひたすら換気口を目指す

ぽろっ

あーあ・・・予想通り・・・

湯舟から救い上げられた彼はそのまま排水口へ

臭いは出すなよ、せっかくの心地よさが台無しになるから

最近カメムシネタが多い。口を開けば文句を言いたくなるようなことばかりが目に付くから、こういうくだらないネタでそれを回避しているというのが実情。
これは、とりもなおさず私の精神状態が負の方向に向いているからだろう。人間誰しも不満や愚痴はあるだろうが、それを上手に処理できるか否かで負の期間を短くも出来るのだろう。

とりあえず今回は現実逃避という形をとってみた。自然界のものに意識を向けると人間界でのくだらないことを「くだらない」と気付かせてもらえる気がする。あらゆるものが純粋に「生きる」という行為を全うしているからだろうか。

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2006年10月19日

新米

ようやくご対面です。今日、トースをひき終わり、ようやく玄米になりました。思えばここまでたどり着くのは本当に長かった・・・

早速今日から新米を、といきたいところですが我が家にはまだ去年の米がたくさん残っております。ということで新米は近々味見だけしてとりあえずは古米から食べるべし。

ま、古米が残っているおかげで飯米としてとっておく量が少なくてすむのでその分消費者の皆さんに新米を回せるわけです。

あとはもち米。こちらウルチ米と同じトースを使うと混ざってしまうのでここから先は手作業です。まずは藁クズ等を唐箕で飛ばし、そのあと籾摺り精米です。籾摺り精米機はお隣さんから借りてきたもの(実質半永久貸与)を使いますが、小さいものなので結構時間がかかります。

かなりの労力を要する作業ですので、月末あたりに家族に来てもらって一気に片付ける予定。もし他に手伝ってくれるという方がいらっしゃれば大歓迎です。

さて、無事米の収穫も終わり、これで今年の田んぼ仕事も終了、というわけにはいきません。これから藁の回収・片付け、ハデゴの片付け、鶏糞や米糠の撒布、畔の草刈や修繕などなどいくらでもやることが残っています。

畑仕事も平行してありますので、かなり忙殺されます。あ、あと今年は椎茸も植えておきたいとなると木も切らないと・・・うーん・・・どこまで出来るんだろう。

とにかく雪が降るまでの勝負ですから一つずつ着実に片付けていきましょう。雪がなるべく遅く降ってくれると助かるんだけどなあ・・・

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2006年10月18日

もう一息

稲こぎも残すところあともち米が少しだけとなりました。今日で稲こぎを完全に終えてしまいたかったのですが、少しだけ時間が足りませんでした。

明日はいよいよウルチ米のトースひき(籾摺り)。長かった収穫作業もいよいよ終盤、ようやく新米とご対面できます。

今年の収量は期待していたほどはありませんでしたが、それでも今まででは一番の出来(単位面積当たり)。但し、去年までとは作付面積が減っている分、絶対量で見ると初年度とほぼ同等でしょうか。

消費者が増えている分、一人当たりに分配できる量は少なくってしまいますが、今年の米作りを通じて来年以降に明るい手ごたえを感じることが出来ました。

田んぼの癖をつかむのも早くなってきていますし、失敗続きのこれまでもあながち無駄にはなっていないようです。

さて、話は変わりますが、最近やたらとカメムシが多いです。先日の「警戒警報」以来毎日至る所で顔を合わせます。

今日は洗濯物をたたんでいる間に6匹捕獲。昨日は風呂場で5匹発見。とこんな感じで日に日に勢力を増してきています。

カメムシが多いとその年は雪が多いといいますが、これだけ臭い目をして、尚且つ雪まで多くなるとくればまさに「弱り目に祟り目」、カメムシに対しては悪印象しか残りませんね。

稲の収穫もひと段落で少しゆっくり、といきたいところですが、なんとも大忙しな秋のこの時期。やはり雪が降るまではのんびりさせてもらえそうにありません・・・

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2006年10月16日

稲こぎ

今日はさすがにへばりました。

午前中にハウスの解体、そして午後からはいよいよ稲こぎ(脱穀)です。午前中はまだ夜露が残っているので、それがよく乾ききってから作業開始です。

半日あるといいましても最近は日が短いので、今日は早昼を食べて午後も早目から作業開始です。それでも思った以上に時間がかかり、何とかかんとか夕方5時半過ぎにようやく一枚目の田んぼの稲こぎが終了。↓

見ての通りこの時点ではまだ田んぼに脱穀の出来た米がもみ袋に入った状態で点在していますので、これを回収しなくてはなりません。田んぼが硬ければ軽トラで拾って回れるのですが、残念ながらこの田んぼ、これだけ晴れが続いているというのにまだ少し柔らかめ。しかも米を積んだ軽トラは重たくなりますので、余計に沈みます。

田んぼの中で軽トラが身動きできなくなるのは最悪なので途中で諦め、一輪車で拾って回ることにしました。ちなみにここいらでは一輪車のことを「フイロバー」といいます。本題とは関係ありませんが・・・

さて、こうして籾袋を回収し終わったのが6時過ぎ。あたりはすっかり暗くなってきました。集めた籾袋は倉庫に運び、道具などを片付けに田んぼに戻ってみると既に真っ暗で、置いてあった道具もほとんど見えない状態でした。

「秋の日はつるべ落とし」とは言いますが、この30分の差は大きいですね。

おかしなものでして、夏場だと6時半くらいはまだまだ普通に作業をしている時間なのですが、こうして暗くなるというだけで同じ時間でもやたらと疲れた気分になります。実際体もきついですし。

明日も同じような一日になる予定。少しでも疲れを取っておかないと。

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2006年10月15日

初体験

今日は神社で秋の祭典。ということで朝から宮掃除と祭典の準備。

その時に注連縄をつくりました。年輩の方からご指名を受け、指導してもらいながらの注連縄作り。こんな大役を私が・・と思っていたのですが、やってみて納得。かなりの力仕事です。なるほど若い者が指名されるわけだ。

悲しいことに30代は私一人。あとは各家から出席しているもののこういう宮や寺の行事というものに若い世代はまず参加しません。所謂「おじいちゃん」世代が中心です。

さて、話をもとに戻しますが、こういう機会に注連縄や縄のない方などを年輩の方から教わる機会があるというのはありがたいことです。「年の功」というだけのことあってかなりの技術をお持ちの方が多く、それを見、しかも直接教えてもらえるわけですから果報者ですね。

掃除途中、集めた落ち葉などで焚き火を囲い「井戸端会議」ならぬ「火端会議」のなかで「次の世代の頃にはこんなことするもんがおらんようなるんかのお・・・」という諦めとも嘆きとも聞こえる言葉を耳にしました。

あらゆることを手作りで賄ってきた世代、その技術や心を継ぐ者がいなくなってきていることはこうした現場を見ているとよくわかります。
祭りといっても形だけ。その本質的意義やそれを支える手仕事、そしてその根底にある生活というものが廃頽していることは紛れもない事実です。

私のようなものでもこうして注連縄作りなどを教えてもらえることがそれを証明しているのかもしれません。

何はともあれこうした技術を一つずつ教わっていけるのは嬉しいことです。来年は私の作ったもち米のわらを使ってもらえる予定。これもまた嬉しいことです。

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2006年10月14日

来客日和

今朝目が覚めると、「んっ?」
右肩がおかしい・・・ある角度に動かすと痛い・・・何やったんだ・・・

夕べはとてつもなく酒が飲みたくて、一人晩酌。テレビでやっていた『ハムナプトラ2』の記憶もそこそこにいつの間にか眠りに落ちていました。

おかしな寝方でもしたんだろうか。肩を寝違えるってあるのかな?

ってな調子でしたので、今日は重労働はやめにして一日春菊の間引きと草取り。ほぼ畑にしゃがみこんで動かない作業ですので肩への負担はありません。

そして午後からの話。畑について1時間もたたないうちに家の方からさくらの吠える声が。

家の周囲には車の姿も見えません。吠え方からしても墓参り客とは少々違う感じ。

気になって一旦戻ってみると近所の人がいらっしゃってました。で、そこから長話。

しばらく話をしてから再び畑へ。で、また1時間もたたないうちにさくらの声。

今度は予定のあったお客さん。私の野菜を使ってくれている料理屋の人です。今日は最後の米茄子を取りに来てくれました。

で、そこからまた少しお話を。家の近くで柿の葉なども拾ったりしながら話をし、再び畑に戻ったのは既に16時40分頃だったでしょうか。

ついでに切りのいいところまで、と草取りをしていますと今度はNHKの人が。

これは私の取材というわけではなく、別件でこの近くに来ていたらしく、せっかくなので話を聞きによったということでした。

ということで今日の仕事はここまでにして後はうちでのんびりお話。

こうしてみると午後からはほとんど仕事をしていないのですが、肩がこんな調子なのであまり動くなってことだったんでしょうかね。うまくできているようです。

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2006年10月12日

警戒警報

この季節がやってきました。カメムシです。今日、ついに干していた布団で発見。そのほか部屋の掃除や農作業中にもどこからともなくプイーンとあの臭いが・・・

私、自然界の臭いであれば獣の糞だろうが、腐った臭いだろうがたいていは平気ですが、こいつだけは苦手です。ずっと臭いをかいでいるとフラフラしてきます。

今年は秋晴れが続くのでいろいろと干し物には都合がよいのですが、そろそろこいつらの付着に気をつけなければ。

さて、今日もいい天気。百姓日和なのですが、どうも最近体が重い。体調が悪いわけではない。食欲旺盛。秋は大概眠たいものですが、例年よりひどい。

なんだろうと考えてみたところ、もしやこれは「夏バテ」ならぬ「秋バテ」か?

そういえばこの稲刈り時期はかなりの日差しの中作業をしていました。風が涼しいものでついつい頭には手拭一枚で済ませていました。これで額にはくっきりと日焼けのあとが・・・

これだけ日焼けするくらいだから夏バテ的な気だるさを感じてもおかしくないかな。ということでこれを「秋バテ」と名づけることにしましょう。

症状としては兎に角気だるい。味の濃いものが欲しくなる。夏バテとの唯一の相違点は食欲旺盛である点。やはりこれは「食欲の秋」が絡んでいるからでしょうね。

今年の秋はまだまだ暑い日が続きそうです。皆さんも「秋バテ」にはご注意を。

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2006年10月11日

とりあえず

今日も午前中はハウスの解体作業。で、午後から2時間弱で残りの稲刈りを済ませました。↑

とりあえずこれで刈り取りはひと段落。実は実験用に使っている7畝位の田んぼのがあるのですが、こちらは通常の稲刈りはしませんので、明日の午前中で済ませる予定です。

写真の稲はもち米の田んぼの一角に植えていた「キヨニシキ」
特に出荷の予定などがある米ではないのですが、お隣さんから譲ってもらった希少種ですので、種だけは残していくために毎年植えているものです。

今年は少し多めにありますので、種だけ残してあとは私の食用にでもしましょう。

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2006年10月10日

苦肉の策

この連休あたりから朝晩が急激に冷え込んできました。10℃は当然のように下回り、5℃に近付いています。

今日からハウスの解体作業を始めました。いらなくなったハウスの骨組みをもらえることになり、友達と一緒に山分けすることにしましたので午前中はその作業。

午後からは学生が実習で買ってくれたもち米を脱穀しました。

えっ!?昨日刈って、今日脱穀?

普通ならばそんなことありません。しっかり乾燥するまではハデにかけて干しております。実は今回もち米用のハデが足りなくなりまして、刈ったまま田んぼに広げていたものがかなりあったのです。そのままにしておくわけにもいかないので、先に脱穀して籾の状態で干すことにしました。

このもち米、去年も書きましたように非常に草丈の長いものです。だいたい150cm以上、ちょっとした女の子くらいの背丈はあります。だからハデも当然背の高いものでなくては使えません。この長いハデの足がなかなかありませんでして、こんなことになっております。

単に私の予想が甘かったということもあるのですが・・・

ということで脱穀してみました。今日の分だけでとりあえず5袋。籾摺りをするとおそらく半分くらいの量にはなるでしょうか。↓

で、中はこんな感じです。↓

このエビスモチ、草の量の割には米の量が少ない品種でして、稲刈りをした学生達は「あれだけ刈ったのに、たったこれだけ?」と思うかもしれません。

まあ、こんなもんです。否、これでも多いほうです。

うるち米のほうは一穂あたりの着粒数が多いのでもう少しは多くなると思いますが、米というのはこんなものかもしれません。苦労して苦労してやっと一粒の米が手に入る。だからこそ有難味も一入ですし、これが主食なわけですから尚のことです。

さて、稲の刈り取りもあと少し。って、まだやってるのかって?まだです・・・その後の脱穀・籾摺りなどを考えますとやはり新米を口にできるのは今月末あたりですね。

消費者の皆さんもう少し待っててください。

明日からは今日脱穀したもち米を干さないと・・・いい天気が続きそうだから早く乾燥してくれるかな。

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2006年10月09日

三連休

中は、世間並みに連休を満喫、というわけではありませんで、先日のブログにも書きましたが大学の実習受け入れでバタバタしておりました。文字通りの「あっ」という間でした。

さて、今回の実習、別に農学部とかそれに準ずる学部の学生ではありませんで、看護・福祉系の学生です。

なんで?と思われるでしょうが、私の大学時代の恩師との縁です。

学年は1年生。年のころは18、9。女子19名と男子1名。先生(♂)と去年うちに来た事のある年長の学生(♂)という女所帯。そんな学生を相手に百姓が何をするって話ですが、一応「食育」を主目的に据えてプログラムを考えてみました。

ちょうど稲刈り時期ということもありまして、もち米の稲刈りをメインの作業として2泊3日共に過ごしました。

食事は玄米+一汁一菜が基本。食材も購入するものは出来るだけ控え、今うちにあるもの、つまりは畑や山にあるもので考えて作るということにしました。

こうした食生活や日々の過ごしかたというのは彼女達にとっては全くの非日常。とまどいや不満もあったでしょうが、皆それなりに頑張ってこの三日を過ごしてくれました。

稲刈りは初めての経験。しかも鎌で刈り、藁で括り、ハデにかけるという余所ではあまり見られなくなった作業。

雑さ、遅さは当然ですが、予定より時間がかかりながらも何とか形をつけるところまでは頑張ってくれました。↓

今回の経験はあらゆる面において彼女達には非日常のことだったでしょうが、我々の命を支える「食」の原点が「非日常」になっている現実そのものが社会全体のゆがみなのかもしれません。

稲刈りのとき、食事のとき、掃除のとき、何かと私から口うるさく言われ、夜には講話と称して百姓の戯言を聞く。
そんな中で彼女達は何を感じ、何を考えたのだろう・・・

私の思い全てが伝わらないのは当然として、今回の実習目的でもある「食」とそれに関わる多くのことを少しは伝えられたのだろうか。

こういうことに触れることのなくなった現代都市社会での生活の中で、少しでも考える契機になればこれ幸いです。

たかだか3日の間で少しずつ行動にも変化があった気がしています。これが今後のさまざまな経験、勉強の中でどういう有機的変化を遂げるのか、楽しみでもあります。

細かく言えばまだまだ書き足りないのですが、とりあえず今日は全体的なお話として概略を記しておきます。

さて、私も今から「日常」モードに戻さないと。

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2006年10月06日

そろそろやめないか

テレビをつけるとどこの局をまわしても同じような報道ばかり。

一つの事件が起こると、何日もそのことを引っ張りまわしている。その中身はというと「我こそは正義の民」的なしたり顔で事件を検証したがっている者の醜い論争。

君達は検事か裁判官か。

言ってる内容も世間ではもっともらしく聞こえるのかどうかは知らないが、私が聞く限りでは何の問題提起にも原因追求にもなっていないようなことばかり。

一体いつからこんな番組ばかりになってしまったんだろう。

そもそもニュースってものはあった出来事をその事実だけ正確に伝えてくれればそれで充分。一つのことをゴシップ的に取り上げるよりも事実の羅列で情報量を増やしてくれたほうが本義的ではないか。

ことの判断はそれを聞いたものが各々行えばよいことで、何もお前の意見など聞くために時間を費やしているんじゃない。

私はテレビは娯楽と情報源だと思っている。その娯楽性が乏しくなり、そのうえ情報(というより絡み酒程度の内容ではあるが)の押し売りまでされてしまうのではなんのためにあるんだろう・・・

寂しさを紛らわすための映像・音声発生装置かな・・・

スポンサーのほうしか向いていない番組制作、業界内だけの内輪的愉悦、
まずはこれだけでもやめにして欲しいですね。

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2006年10月05日

雨なのに

さくらファンの皆様、お待たせしました。久々の写真です。

単に載せる写真がなかったもので、つい身近にいたさくらを撮ってみました・・・それだけのことです。

今日は雨。ということでのんびりしようかな、というわけにもいかず、何かとゴソゴソしていました。

実は今週末の3連休で、大学の実習を受け入れることになっております。それにしてもここ最近の不精な家事のおかげで家の中はぐちゃぐちゃになっておりましたのである程度は片付けておかないと。ということで朝から部屋と台所の掃除に。

これがなかなか片付かない。恐ろしいもので少しの横着も積もり積もるとかなりの乱れようになっております。散乱した物とゴミ。結局午前中だけでは片付きませんでした。

午後からは隣人の米搗きをうちでやってあげていたので、それで今日は終了。あまり片付かないまま一日が終わってしまいました。続きは明日だな。

どうもここ最近は雨降りでも何かと用事をしていることが多い気がします。忙しい時期ということもあるのでしょうが、何か日が経つのも早く感じてしまいます。

忙しくしていると落ち着いて考え事をすることができない、とよく思っていましたが、実はそうじゃないのですね。別に今がよく頭が回っているというわけではないのですが、思い返してみると忙しくしているときでも頭の中がいい流れで動いている時って結構あります。

所謂バイオリズムとか気の流れとか、そういったものが関係しているのかもしれませんが、兎に角今は頭の芯がボーっとしている感じですね。

だから余計に何もしないうちに時間が過ぎる気がしてくるのかもしれません。否、実際に何も出来ていないんですね。

こういうときは座して待つのみ、といきたいところですが、それだと日々の生活に支障が出ますので、とりあえず一つ一つ目先のことから片付けていくようにしましょうか。

まず明日は掃除の続きから!そのあとは・・・ま、今からあれこれ考えるのはやめましょう。

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2006年10月04日

ひと段落

稲刈りが何とかひと段落つきました。

午後からいろいろと余所様の用事を手伝うことがあり、気がつけば17時。まだ少し作業が残っていたのですが、何とかかんとか片をつけることが出来ました。

明日は雨の予報。少しゆっくりさせてもらいましょう。

今日は一人で稲刈りひと段落のお祝い。久しぶりに酒を呑ませてもらいました。

今日の写真はありません。作業が終わると日が暮れていたもので・・・

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2006年10月03日

嗅覚

私は臭いに敏感です。と自分では思っています。

さて、今日の稲刈り中のこと、何かが臭う。明らかに何かが腐った臭い。臭いの記憶と今いる場所から鑑みて蛇が死んで腐っている可能性が高い。

とは言え今はバインダーで稲を刈っている最中、しかもi-podからはパンクがガンガン鳴り響いており「ま、そのうち見つかるだろう」という程度の軽いのりで作業を続けておりました。

しばらくたってから、やはりありました、蛇の死骸。見事にハエがたかっていい臭いを辺りに撒き散らしているやつが。

よく見ると少し前にその場所は稲を刈りながら歩いている場所ではありませんか。気付かずに刈った後でよかった・・・

事前に気づいていれば蛇の嫌いな私はそれをまたいでまで稲刈りを続けることは難しかったでしょう。

今度は夜。
夕食後の食器を片付けに台所へ行ったところ、またしても異臭が。これまた腐った臭いです。今度は獣の死骸が腐ったときのような臭い。

あ!

そういえば先日ペッタリシートにネズミがかかっていたのをそのままにしていた・・・

で、見てみると案の定いい臭いを発していました。すぐさま外のゴミ焼き場へ。

こんなに臭っているのに夕食を作るときには気づかなかったのかって?あまりにも腹が減りすぎていてそれどころじゃなかったんでしょうね。

なんにしても稲刈りで疲れた体にはこたえる臭いですね。いよいよ明日で稲刈りもひと段落しそうです。残すはもち米。これは週末の大学生の実習で刈る予定ですので、とりあえず私一人で刈るのは明日まで。

また雨が降るようなのでがんばって終わらせましょう。

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2006年10月02日

中盤戦

お約束していた一枚目の田んぼです。稲刈り終了後の様子を見てやってください。

で、今日からは2枚目の田んぼに突入。やることは同じなのですが、ここの田んぼは草の多い場所が結構ありまして、そこはバインダーがうまく機能しません。ということで手刈りも少し交えながらです。

とはいえ今週間天気予報を見てみるとまたまた木曜日には雨マークがついているのでのんびりとは出来ません。ということで明日からは少々草が絡むのも覚悟でバインダーに活躍してもらいましょう。

1枚目の田よりは出来が悪い分早く終わるのか、それとも草が邪魔する分時間がかかってしまうのか、兎に角あと2日です。急げ、急げ!

音楽を聴きながらの稲刈りは気が紛れていいのですが、選曲は重要です。どうものんびりした曲を聴きながらだと手までのんびりしてくるようで、よろしくありません。

ということで急遽友達からCDを借りてきて今日からは専らパンクで攻めることにしました。これがなかなかよろしいです。

周囲で見ている人たちはまさか稲刈りしながらパンクが流れているとは思いもよらないでしょうね。

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2006年10月01日

中休み

今日は雨。昨日で稲刈りが一枚終わりました。予想していた以上に時間がかかり、結局2枚目には入れませんでしたが、とりあえず一休みです。

刈り終わった田んぼの様子を写真で載せようと思ったのですが、デジカメがちょうど電池切れ。また雨が上がってからお見せしましょう。

単調な作業のわりに結構疲れがたまってきているようで、この雨の間に少し体を休め、また雨が上がってから続きをがんばることにします。

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