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2006年10月10日

苦肉の策

この連休あたりから朝晩が急激に冷え込んできました。10℃は当然のように下回り、5℃に近付いています。

今日からハウスの解体作業を始めました。いらなくなったハウスの骨組みをもらえることになり、友達と一緒に山分けすることにしましたので午前中はその作業。

午後からは学生が実習で買ってくれたもち米を脱穀しました。

えっ!?昨日刈って、今日脱穀?

普通ならばそんなことありません。しっかり乾燥するまではハデにかけて干しております。実は今回もち米用のハデが足りなくなりまして、刈ったまま田んぼに広げていたものがかなりあったのです。そのままにしておくわけにもいかないので、先に脱穀して籾の状態で干すことにしました。

このもち米、去年も書きましたように非常に草丈の長いものです。だいたい150cm以上、ちょっとした女の子くらいの背丈はあります。だからハデも当然背の高いものでなくては使えません。この長いハデの足がなかなかありませんでして、こんなことになっております。

単に私の予想が甘かったということもあるのですが・・・

ということで脱穀してみました。今日の分だけでとりあえず5袋。籾摺りをするとおそらく半分くらいの量にはなるでしょうか。↓

で、中はこんな感じです。↓

このエビスモチ、草の量の割には米の量が少ない品種でして、稲刈りをした学生達は「あれだけ刈ったのに、たったこれだけ?」と思うかもしれません。

まあ、こんなもんです。否、これでも多いほうです。

うるち米のほうは一穂あたりの着粒数が多いのでもう少しは多くなると思いますが、米というのはこんなものかもしれません。苦労して苦労してやっと一粒の米が手に入る。だからこそ有難味も一入ですし、これが主食なわけですから尚のことです。

さて、稲の刈り取りもあと少し。って、まだやってるのかって?まだです・・・その後の脱穀・籾摺りなどを考えますとやはり新米を口にできるのは今月末あたりですね。

消費者の皆さんもう少し待っててください。

明日からは今日脱穀したもち米を干さないと・・・いい天気が続きそうだから早く乾燥してくれるかな。

2006年10月10日 21:24

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