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2006年10月25日

久々の山

今日は午前中に国調の仕事で久々に山に行きました。予定していたよりも人数が多かったので午前中で終わりました。

一年数ヶ月ぶりに入った山はすっかり様相が変わっておりました。幾度となく歩き回った場所なので迷うようなことはありませんが、放っておくと1年でこれほど様変わりするものかと驚かされます。道もかなり歩きにくく至る所が鬱蒼とした感じです。

11時過ぎには仕事は終わったのですが、せっかく弁当を持ってあがったので山でお昼を食べることに。やはり山で食べるご飯は美味しいですね。

昨日雨が降ったということでついでにマツタケ探し。残念ながら既に他の人に採られたあとのようで1本も見つかりませんでしたが。

今年のマツタケは特に不作のようですが、それ以上に山自体が荒れてマツタケそのものが生えにくい環境になっているようです。

昨今、この類の話はよく耳にしますが、だからといって山を守ろうという活動をしている人は見たことがありません。結局自然に甘えて略奪することしか考えていない欲深な人間ばかりということですね。

「山を生かす」ということは「人が山と共に生きる」ということで、生活の中から山との関わりがなくなってしまった現代人には山の恵を享受する資格がなくなってきているとの自然からの示唆なのでしょう。

思えばマツタケに限らず、我々の食べ物というのは全て自然からの恵であるはずですが、いつの間にかそういう感覚はなくなってしまっていますね。平たく言うと「買うもの」になってしまったということです。

なぜ昔(といってもつい数十年前のことですが)当たり前にあった山の恵が今はなくなっているのか、山の姿が激変してしまっているのか、もう一度原点に立ち返る必要があります。

2006年10月25日 20:12

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