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2006年12月29日

営業開始

夕べの夜警は寒かった・・・深夜2時ごろの雪の量はまだそれほどではなかったのですが、風の強さと気温の低さは格別。私個人にとってはそれ以上に夜回りが終わってから2時までの屯所での待機時間が最高に苦痛ですが。

またしても3時間半ほどの睡眠からあけ、今日はスキー場のレンタル準備。なんとかかんとか片付けてきました。

といいますのも今回の雪で明日から急遽営業開始ということになってしまったので、何がなんでも今日中に準備を終えておかないといけない状態になってしまったのです。ま、これがなくとも今日では終わらせたかったので準備に関しては同じことなのですが。

これにて大掃除や年賀状作成などの正月準備は確実にできない状況になりました。

明日からしばらくは気温高め、雪は降らないという予報になっていますので、今回の雪が消えてしまうのも時間の問題でしょうが、一日でも営業したいようなので一季節労働者としては口出しはできません。私の会社でもないので好きにやってくださいな。

私は仕事休んででも正月だけはさせてもらいますがね。さすがにこのドタバタの年末に引き続き、正月までも奪われると私の精神は崩壊しますので。

こんなやる気のなさそうなことを書いていますが、勤務時間中は完璧に仕事をする心構えですよ。営業スマイルだって、規定以上のサービスだって、レンタル品のメンテナンスや掃除だって、やるからには誰にも負けないようにやらないと。お金をもらって働いている以上は最低限の責務ですからね。

さて、今日は早く寝よっと。

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2006年12月28日

年末夜警

今日は消防団の年末夜警です。今日から3日間あるのですが、私の当番は今夜。このあと21時から明けて2時過ぎまでの勤めになります。

毎年、なぜか夜警の時期になると雪になります。今日も雪。幸い積雪はほとんどないくらいなのですが、猛烈な風と気温の低さは大変そうです。ちなみに現在-3℃。

しっかり着込んで行ってきます。

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2006年12月26日

仕事納め?

今日は今年最後の配達でした。これにて一区切り。来月からしばらくの間は野菜がないので米だけをお届けするようになります。

本当のことを言うと、まだ仕事納めといっている状態ではなく、もう少しやることは残っているのですが、それでも今年の配達が終わったということは私にとっては今年が一区切りついたという気分になります。

今年はまだ雪もまとまって降りそうにありませんし、スキー場のオープンも先のことになりそう。正月くらいは少しのんびりさせてもらってもいいよね。

告知
明日27日の朝日新聞広島版朝刊にちょこっと登場です。「知事、議会に一言」というコーナーに出ます。百姓のくせに政治についてくだらないことを申しておりますのでお手元に新聞があれば読んでやってください。

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2006年12月23日

ボーッ

無事終わりました。餅つきが・・・

大人10名、子供4名という大所帯での餅つきは私にとっては戦争でした。朝から準備、そして三々五々参加者が集まってくる中で気楽につき始めたのですが、総計18臼はやはり大変でした。

全てを私がつくわけではないのですが、子供の守りに数名は手をとられますし、頼りにしていた弟が風邪で戦力外通告。なんだかんだでつき終わったのが15時ごろ。それから持って帰ってもらうお餅を分けたりなんだりしていたら結局みんな帰っていったのは16時ごろになりました。来てくれた人たちも一日仕事で大変だったと思います。

その後後片付けなどをしておりますとさくらの散歩の時間に。で、現在に至る。疲れたのとやり終えたのとで今は何も考えたくありません。明日からもまだスケジュールは詰まっているのですが、今晩は考えないことにします。

初めてうちでやる餅つきは想像以上に大変だったのですが、それでも来てくれた人たちが少しでも楽しんで帰ってくれたのであれば御の字ですね。

また来年以降も引き続きうちで餅つきをすることになるので少しずつは段取りも上手になっていくかな。

せっかくの餅つきなのにいっぱいいっぱいで写真を撮る余裕がありませんでした・・・

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2006年12月22日

ほぼ完了

眠い・・・昨日(っていうか今日)は結局寝たのが午前3時半頃。今日は昼まででも寝ておきたいくらいの疲労と眠気でしたが、なんとか餅つきの準備を終わらせておかなければということでがんばって起きました。

で、かまどにくべる用の薪割りと餅つきをしながらお昼に食べる用のおでんの仕込を片付けてほぼ準備完了です。あとは臼が傾いているのでそれを修正するための材木を準備していたのですが、これはさすがに一人でかますことはできないので明朝家族が来てからにしましょう。

と、こちらが餅つき準備でバタバタしている間にも鐘つき堂の移設工事は着々と進んでおりまして、今日で鬼瓦などの最後の瓦ものったようです。まだ完全に済んではいないようですが素人の私にはあと何が残っているのかはよく分かりませんのでこちらもほぼ完了ということで。

今日はようやく髪も切ることができましたし、割合充実した一日に出来ました。無理してでも睡眠時間を削ってよかった。今日は早く寝るぞ。

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クビ

今日で夜のお仕事をクビになりました。しかも今日は仕事材料も少なくいつもより早めに終わりました。そしてその場で現生をつかみ解散。

で、いつもより早く終わったはずなのになんでこんなに遅いのかといいますと、もち米を研いでました・・・

明後日餅つきをするので今日の日中にもち米を研いで水にかしておこうと準備していたのですが、バイト時間までに終わらず結局夜中に帰ってから今までやっていたという次第です。

正直なところこれだけ大量の米を一気に研ぐのは生まれて初めて。今回は約50kg。総計で4時間以上かかりました。完全になめてました・・・

今まではおじいちゃんがもち米を用意してくれていたところへつきに行くだけだったのですが、おじいちゃんも去年に亡くなり、今年からうちでやろうということになり、いざ準備をしてみるといろいろと大変なことが分かりました。

「餅つき」と一口に言っても今までは表舞台しか知らなかったわけです。しかも裏の方が数倍も苦労が大きかったとは・・・情けない話です。

でも大変な作業とはいえ、これで美味しいお持ちが食べられる、餅つきに来てくれる人たちが喜んでくれる、と思うとがんばろうという気になるものですね。きっとおじいちゃんも私達の喜ぶ顔を楽しみに準備してくれていたんでしょうね。

さて、明日は餅つき準備も大詰めです。1から10までを全てうちでやるのは初めてなのですが、なんとか無事に楽しめるようがんばります。

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2006年12月20日

しはす

「師走」は忙しいとは言うものの今年の忙しさは尋常じゃありません。

夜のお仕事は昨日、今日とお休みで明日最後の一回があってクビです。毎年この夜仕事にいっている時期というのは日中割合のんびりしておりまして、炬燵に入って年賀状などを書いたりしていたはず。

が、今年は年賀状は買っただけでまだ何も手をつけていません。今のところの予定では来週28日の深夜まで予定ビッシリ。ということで年賀状は年明けまでお預けのもよう。

さて、なぜ今年の師走はこんなに忙しいのか、分析してみました。一言で言うと季節と暦が合っていないからです。未だに豆をしごうしています。それもそのはず、旧暦では明日からやっと11月。豆も熟れが遅いわけです。加えて天気もすぐれないので乾きも遅いときたもんだ。

今年はまだ炬燵も出していません。寒さがそれほどではないという証です。電気代は助かっていますが。

百姓仕事は季節の移ろいと共に成り立っている一方で、社会生活は季節とは関係のない新暦で動いているところに矛盾が生じるわけです。特に今年のように秋に閏月が入ると冬が遅くなるわけでして、でも正月はその季節とは関係なくやってくる。

さてさて、あと一週間何とかがむしゃらに乗り切って年末年始くらいはのんびり酒でも呑ませてもらいたいものです。

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2006年12月18日

さくら帰還

本日さくらが帰ってきました。夕べのバイトが終わってからその足で実家に向かい、一晩泊まってから一緒に帰ってきました。

あ、写真は本件とは関係ありませんが、昨日の昼過ぎに撮った雪の様子です。「降る降る」と言っていたわりにはそれほどの積雪ではなく今日の昼過ぎに戻ってきたときには道も普通に走れるまで融けていました。
まあ、まだ本格的に降ってもらっては困るんですけどね。

それでも夕べは夜中に雪道を運転するときには少し気を遣いました。5~10cm程度の湿雪でしたので走りにくいということはありませんが、それでも今シーズン初の雪道ですのでやはり緊張しますね。
今年はスタッドレスタイヤを新調したばかりなのでさすがに走りも安定感抜群でした。

夜のお仕事もあと2~3日という目処がついてきました。お金のためとは言うけれど早くこの眠たい生活から解放されたい・・・新年を迎えるまでにやるべきこともまだまだ山積ですしね。

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2006年12月17日

いよいよ

夜のお仕事も今日で4日目。みんな徐々に疲れがたまってきているようで、少しずつ壊れ始めています。

明日はバイトが終わったら直で実家へ。何って、当然さくらのお迎えです。実に5日ぶりの再会となりますが、どんな反応をしてくれるのか楽しみです。

でもそんな日に限って雪の予報。夜の雪道はあまり好きではないのであまり積もらないでほしいのですが・・・

明日は実家に泊まって月曜日に一緒に戻ってきます。バイト期間中は生活時間が不規則になっているのでさくらがいないほうが楽なのですが、それでもやはり一緒にいるほうが落ち着きますね。

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2006年12月15日

なんで?

今日も夜のタテバナバイト。夜中に家に帰ってきてほっと一息、一日の汚れを落とそうとお風呂へ。そこで温水器のモニターを見ると・・・

お湯がない・・・

仕方がないのでわずかに出るお湯で顔を洗い、うがいをしてそれで終わり。
のんびり湯舟につかろうという思惑は儚くも打ち砕かれました。

明日の朝お湯が沸いてからにするか・・・これだから電気温水器は嫌いさ。

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2006年12月14日

タテバナ開始

今日から毎年恒例の年末タテバナバイトが始まりました。で、こんな遅くになってます。

今年は寒さもたいしたことなく、雪もまだ積もっていないので夜に移動するのも作業中もかなり楽です。例年ですとこのバイトに行く頃はすっかり寒くなっており、雪もひどいので通うのが大変なのです。

さて、さくらが家出をしてから丸一日が過ぎたわけですが、いかにさくら中心の生活をしていたかを痛感するばかりです。

特に寂しくして仕方がないというわけではないのですが、ふとしたときにさくらがいるという前提での行動や思考をしている自分がいることに気づくわけです。

いつごろ迎えに行こうかなあ。

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2006年12月12日

さくらの家出

ここ最近のさくらは車が苦手になりました。配達のときはよく実家に預けていたのですが、帰りには決まって途中で降ろせといってきます。お腹がゆるくなったりもよくありましたが、よく見ていますとどうも腹具合が悪くて落ち着かないのではなく、軽い車酔い→落ち着かない→腹具合も悪化という順序のようです。

で、今日の配達からの帰り、いつものように実家を出発、お約束のようにすぐに降ろせコール、で、実家から300mくらい離れた土手で一旦降ろしウンコなどをさせましたところ、そのままどんどんお散歩モードです。

この行動パターンもだいたいいつもどおりだったので、今日は気の済むまで歩かせてやろうと放っておきますと、結局実家まで戻ってしまいました。

車に乗るのがいやなのか、私と一緒に帰りたくないのか、そのあたりのことはよく分かりませんが、とりあえず今日は実家に預けて私だけ帰ることに。

その後置きっぱなしの車まで急いで走り返ったのは言うまでもありませんが・・・夕食直後にこの運動は少しきつかった・・・

そういえば去年も居心地のいい実家から帰るのを渋っていたことがありましたが、私の旅行中で改心したという敬意がありました。今回もそういう結果になってくれることを祈って、少しの間お気楽な一人生活といきましょう。

車酔いもこれで治ってくれると一石二鳥なのですが。

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2006年12月11日

キノコ泥棒

今日の午後、お隣さんと一緒にお隣さんの栽培されているナメコをとりに行ったときのこと。

先週も同じ場所に行っていたのですが、まだ小さいナメコを今週用に残しておいたはずなのに・・・ない!

すぐ近くに栽培している椎茸も・・・ない!

そこはかなりの山奥なのです。とても普通に山歩きではいるような場所ではありません。作業道をつけてはいるものの道はいろいろと分かれていますし、キノコのある場所はその中でもかなり複雑な場所。

そんなところまで盗みに来る人がいるとは・・・私の予想としては不法投棄場所を探して山奥に入り込んだものが偶然見つけたのではないかと。この場所不法投棄も多いところなのです。

家のすぐ裏の里山でも椎茸が荒らされたという話は以前書いたと思いますが、場所がどこであれ人が栽培しているものを平気で盗むその根性が気に入りません。窃盗+不法侵入です。

法に抵触しているから許せないというのではなく、人としてあまりにも無神経すぎます。でもニュースやテレビでしゃべっている人間の話を聞いているとこういう「自分さえよければ」的な風潮はかなり強まっている感があります。

『ラスト・サムライ』を観た直後だけにここ最近の「恥」の文化消失には一段と虚しさを感じます。「ばれなきゃいい」とでも思っているんでしょうね。「お天道様」が、「ご先祖様」が、「神仏」が見ているぞ、という心のない国民性はやはり堕落の一途をたどるしかないのでしょうか。

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ラスト・サムライ

今日はテレビで映画『ラスト・サムライ』を見ていたので遅くなりました。金曜日は深夜の『オースティン・パワーズ2』でしたが・・・

今映画館では『硫黄島からの手紙』が公開されていますが、これも是非見ておきたい作品です。

昨今この手の日本人の心をテーマにしたような映画が人気を博していますが、残念なのはこれを作ったのが全てアメリカであるということ。どうも屈折した戦後教育のおかげでこうしたナショナリズムを高揚するようなものはタブー視されてきた感もありますが、逆に今になって流行的に騒がれるのも根無し草の感が否めず複雑な気持ちです。

私が最近どうも好きになれなかった時代劇や戦争劇はあまりにも描き方が現代人の感覚であるという点。あらゆる作品を見たわけではないのですが、当時の人の心やそれを現代に投げかけてくる作品作りをしているのがアメリカ人であり、日本人が描くとそうならないというのは悲しいところです。

過去の過ちを戒めにすることは必要なことですが、過去を否定してしまうことは現在生きている私達の存在そのものを否定することになりはしないでしょうか。「過ち」とされた時代で懸命に生きた祖先がいるからこその現在だと思うのです。

その時代に生きていない私達にはその時代の人たちの心はあくまでも想像の域、それも現代の感覚での想像の域を抜けることはありません。であれば私は自分のご先祖が下した決断を信じたいと思うのです。

全てを経験則によってしか思考できないというのも浅はかですが、経験していない世界のことを考えるときに経験則から離れたつもりでその実は離れ切れていない想像域を超えられないのが常態ではないでしょうか。

自分の判断基準では理解の出来ないような行動や生き様と対峙したときに「そういう人もいるんだ」「その根底にある思想は何なのか」といった受け止め方が出来るか否かが異文化交流や歴史認識においては最低限必要なことではないでしょうか。

そうした思考を越えた部分で絶対的な判断基準は自然界の摂理以外には存在しないわけですから人間の思考などはある意味瑣末なことかもしれませんが、この経験則から完全に離れた受け止め方が出来ないからこそつまらぬ争いごとも起きている気がするのです。

映画一つでくだらないことを書き綴ってしまいましたが、私が映画に求めるのは「哲学性」と「娯楽性」。その意味では『ラスト・サムライ』と『オースティン・パワーズ』は最高でしたね。あ、「娯楽性」って言うのはなんにも考えずに馬鹿笑いができるってことです。

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2006年12月08日

ガチガチ

今朝起きると首から背中にかけてがガチガチです。重労働をしたわけではないのです。

水曜日に一日晴れた以外はひたすら雨または曇りの日々ですので外仕事は諦めています。で、今は餅つきに向けてもち米の準備をしているところ。

何を準備が必要かって、米に混じっている草の実をとっているのです。田んぼに生えていた豆のような実をつける草があります。クサネムといっております。この実がかなりの曲者です。実の大きさ、重量共に米に非常に近いので以前紹介した唐箕のようなものでも飛ばないのです。機械を使っても風で飛ばす原理は同じことなので最後まで残ります。
これを一粒ずつピンセットではじいていくという気の遠くなるような作業の真っ最中。

寒い土間でじっとしての作業。加えて小さいものを見つけるわけですから目が疲れます。
寒さと目の疲れが肩こりに繋がるというのを身をもって実感したわけです。

昨日、今日で何とか70kgくらいが終わったところ。あと30kgも片付ければとりあえずひと段落です。あと半日で終わるでしょう。

年内はこれでいいとして、もち米はまだ200kg近くあるんだよなあ・・・これからますます寒くなるとはかどらないんだろうけど暇を見つけて少しずつ片付けていきましょうか。

もち米が終わったら今度は小豆・黒豆といった豆類です。これまた肩こりそう・・・

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2006年12月06日

小春日和

今日は待ちに待った小春日和。でも明日からまた雨の予報・・・

貴重な晴れ間を何に使うかで朝から悩んでいたのですが、とりあえずは障子を張り替えました。↓

以前の悲惨な状態は知る人ぞ知る。さくらによって下段は全滅。上段も長の歳月に耐えかねて自然崩壊状態でした。

今までは補修補修で耐えてきたのですが、今年こそは完全に張り替えてやりました。これで部屋も暖まりやすくなります。そして新しい障子紙で部屋も明るくなりました。

障子の張り替えって何が手間かって古い糊をきれいに取ることですね。これだけで全体の作業時間の3分の2は使ってます。なんか簡単に取る方法ってないのかな。

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2006年12月04日

手がひやい

「ひやい」=「冷たい」の広島弁

今日も一日降ったりやんだり。もちろん雪のことです。全く積もりませんが奥の山頂付近は白くなっています。

こんな寒い日に水仕事は応えます。昨日お隣さんからナメコを分けてもらい、明日の配達で消費者の人たちに持っていこうと、ひたすら水洗い。かなりの量があり(13kgくらい)途中火鉢で手をあぶりながらの作業が延々3時間以上続きました。

このくらい寒くなってくると水のほうが温かいので水を使っている最中は結構大丈夫と思っているのですが、時間と共に指先が動きにくくなってきます。
いくら水が温かいといっても10℃くらいのものですから当然の結果なのですが、水に手をつけているときは温かく感じてしまうんですよねえ。
むしろナメコや大根などのほうが冷たいです。

明日の朝は更に冷え込みそうな予報。さくらカイロで温かくして寝ましょう。

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2006年12月03日

初雪

予想通り今朝は少しだけ雪景色。思ったよりも降らなかったようで、うっすらとだけ雪化粧です。今も小さな雪が舞っていますがとても積もるような降り方ではありません。

気温だけは低めですが、今年はまだ頑張ってます。なにをって、暖房に関してです。

炬燵はまだ出していませんし、ストーブも夜だけ。今火鉢に炭は入れて手をあぶってはいますがそれで何とか耐えられています。

私が寒さに耐えられる体になってきたのか、はたまた貧乏がそうさせているのか。なんだかんだ言っても今年はまだそこまで寒くなっていないということなんでしょうね。

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2006年12月02日

産地

雪の降りそうな寒さになってきました。現在気温は申し分なく、あとは雲次第では今晩あたり降ってもおかしくない状況です。

今朝テレビを見ていてふと気がつきました。現在どんな食材にでも使われている「産地」の謎。

そもそもこの「産地」というのは魚のためにあったんじゃないかと。当然養殖のような自然破壊的なものは除いて考えておりますが、魚について言うと養殖できるものも限られていますのでとりあえず今回は触れません。

魚は言うまでもなく「漁」ですから魚の棲んでいるところに人間が出向いて獲ってきているわけです。だから必然的にその魚の多く獲れる場所が「産地」となります。

人間は希少なものが好きですから限られたところでしか手に入らないとなると高価にもなりますし、身近にないものを持っているというのが裕福の証と勘違いもしていますから尚更のことです。

これに目をつけたのが農業ではないかと。確かに限られた地域でしか採れないものもありますが、どこででも一般的に作られているものまでもが「産地」として名を馳せようと躍起になっているのがここ数十年の農業政策の常道です。

各種ブランド米然り、各種ブランド牛然り、野菜に至っては自分の庭で栽培できるようなものでも「~産」を買って食べる。

ここで根本的な疑問にぶつかるのですが、この「~産」の農産物はどれほどの価値があるんだろうかと。一般的には他地域よりも格段に美味しいとされていますが、本当でしょうか。

味の好みは十人十色。そして我々の「美味しい」には限りなく先入観が入っているということを忘れてはいけません。

自分で米や野菜を作り出してからつくづく思うのですが、やはり自分の作ったものが一番美味しいのです。他人から見ると大して美味しくないと思われるかもしれませんが、この意識の差がやはり先入観や思い入れなのでしょう。

最近では「美味しい米とは」などと米の成分を分析したりもしていますが、これも売るための方便の域を出ないでしょうね。

このように味に関する認識はある意味での虚構に近いわけですから「~産」が美味しいというのも「ビタミン剤が酔い止め薬になる」的な構図が見え隠れしてくるわけです。

更に言うと、身近で採れたものや自然な状態から生まれたものよりも添加物漬けのものを美味しいと感じている人が多いという現象は我々の味覚が薬品中毒にもなっているという証でして、その味覚で判断しているということ自体、味のことなど誰にも分かっていないということになるわけです。

「~産」「特別な栽培方法」「甘い」「柔らかい」などなど美味しいぞと思わせるための常套句はいくらでもありますが、これらに左右されなくなったときに初めてそのものの本来の味が見えてくるのかもしれません。

その味はずっと昔から決まっているはずなんですけどね。

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