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花粉症
最近天気予報などではやたらと花粉情報などを報じています。つい20年も前までは病気としても一般的には認識されていなかったようなものが、いまや立派な国民病です。
花粉症の原因はといいますと、あやふやなまま「アレルギー」の一つとして片付けられていますが、ちょっと考えれば誰にでも分かることです。
昔なかった病気が蔓延しているわけですから、そんなものがなかった時代と現代とを比べてみれば原因はすぐに見つかります。私のようなおバカな百姓でもわかることです。
おっと、話は少し逸れましたが、花粉症の話を聞いていると群集心理の面白さに気付きます。
花粉症がまだ少数派だった20年位前は花粉症などと口にしてもバカにされて取り合ってもらえなかったのが一般的でした。病院では病人として扱われますが、世間一般では「そんな病気があるか」的な扱いです。
これが多数派になってくるとNHKのお天気コーナーでも花粉情報を報じるくらい重要視されます。未だに健全な体の持ち主は花粉症などどこ吹く風ですが、いまや花粉症をバカにすると完全に悪者扱いです。肩身の狭かった花粉症患者も悲劇のヒロインです。
さて、これが巷にあふれているありとあらゆる合成化学薬品のことになりますと健康被害の症例が少ないとあって、20年前の花粉症と同じようにしか捉えられていません。やはり近代民主国家においては過半数の人間が死なないと可決とはならないようですね。
しかもこれが自分の代では顕現しないとなるとしめたものです。「よりよい社会のために」とか言いながら後世に禍根を擦り付けて正義の人でいられます。
いまや田舎の酒席でさえ癌細胞論議が出来る時代です。科学の進歩は私達に何をもたらしてくれたのでしょうね。
とかなんとか言いながら、私、百姓のくせにイネ科の花粉症が治ってませんから・・・切腹!(そういえば「波多陽区」ってまだテレビに出てるのかな)
2007年02月22日 22:01
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投稿者 lwoddvhgz : 2014年06月28日 19:37
美作守さん、
ご無沙汰してます。とうとう発症してしまいましたか・・・
花粉症はスギ花粉だけではないので私としては「2次的原因」と指摘されているほうが真因に近い気がしています。
いずれにせよ人為に端を発している現代病であることは疑いのないことのようですね。
投稿者 kenzo : 2007年03月01日 17:58
ご指摘のように、花粉症として認識されてきたのは比較的最近のことですね。戦後の野放図な林野行政がもたらした花粉適齢期の杉の増加が一番の原因であることは疑いようのないことではありますが、2次的な原因が何であるのか? 寄生虫感染の低下とともに花粉症が増加している(IgEの相手が寄生虫からスギ花粉になった)とか、環境に存在する人工的な低分子(環境ホルモン-内分泌攪乱物質)との相乗作用とか、ディーゼルエンジン排気ガスが、とか諸説あるけれど、定かではない。環境が変わってしまったのか、人間の体が変わってしまったのか、すらわかりません。
薬も症状を抑える対症療法的なものしかありません。免疫の過剰な応答であることは間違いないところですが、花粉のように抗原になるものは古来環境中にたくさんあったでしょうから、なぜ現代に社会的に問題になるほど患者が増えているのか、そのメカニズムは残念ながらまだ良くわからない。
私も家内の花粉症を結婚以来眺めていましたが、とうとう今年初めて発症してしまいました。症状が軽くなるといううわさの石垣島の泡盛でも飲んで、気を紛らわそうかなと思っております。もちろん、これ以上抗原刺激をしないように、日々マスク着用ですが。
投稿者 美作守 : 2007年02月28日 20:33
恋ちゃん、
ほんと、花粉症っていろんなことを考えることのできる面白い現象ですね。花粉症に「レベル」があることを初めて知りました。
投稿者 kenzo : 2007年02月26日 17:13
こちらもいよいよ本格的に花粉が飛び始めています。不思議ですよね。花粉症の人って、花粉症でなかった人が花粉症になると何故か嬉しそうだったりしますよね。私はレベル3.3程度なので大した症状もなくこの季節を乗り切っています。Kenzoさんがイネ科の花粉症なのは辛いですね。。。
投稿者 恋ちゃん : 2007年02月24日 21:23