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今、中国産が熱い!
私の淡い期待とは裏腹にもう少し梅雨明けとはなりそうにない曇天です。気温はやや低め、でも蝉は鳴いています。(このあたりではヒグラシが鳴きます)
とまあ、こんな感じですので、今日は今話題の中国産食品について少々。
テレビを見ている限りではどうやら残留農薬や指定外の劇薬の使用、異物混入などで大騒ぎしているようです。そしてそれらを引き合いに出して国産の安心感を増長させているようですね。
なぜ国産に安心感を抱くのか。まず異物の混入については先日ミートホープの事件で述べたとおり信用できる確証はどこにもないということがありますので程度の差こそあれ私にとっては中国産も国産も大差なく映るわけです。
農薬に関しては、なぜ国産品に関して騒がないかといいますと、使用基準を守っているからという理由。ではこの使用基準がどうなっているのかといいますと、簡単に言いますと出荷時に残留を検知されないものだけを使っていいということになっておりまして、要は薬をいくら使っても出荷までに消えるから無害であるという話です。
中国はこうした農薬ではなく劇薬を使っているから当然検査にかかるわけですが、この劇薬のほうがよく効くし値段も安いから使っているんですね。
さて、この「農薬が自然に消える」という視点、私は全く信用しておりません。「人体に無害」という国の判断も全く信用しておりません。
なぜかといいますと薬の歴史は常にこの言葉の下で人体と自然界に多大なる被害を与え続けてきているからです。
今から40年も昔に一世を風靡したかの悪名高き「DDT」
これだって当時の売り文句は「人体には無害」ですから笑っちゃいますね。
結局人間の、つまりは「科学」の限界はここにあるわけでして、「分かった」つもりでいるだけで実のところは何も分かっていないのです。だから研究が進めば数十年後には「やっぱり危険でした」なんてことになるわけでして、そのときになって文句をいってもどうにもならないのです。
「科学的に証明されているから」とか「国が太鼓判を押しているから」なんてものはなんら「安心」の裏づけにはならないということを個人個人が肝に銘じて生活をしない限りはどこにも「安心」なんてものはないわけです。
じゃあ、お前はどうなんだって?
私には一応確たる基準がありますので、それに従って判断しています。ここではおしえませんが。
念のために言っておきますと、私だって市販品を口にしますし、外食もたまにはします。でも100%信用して口に入れることは今はありません。
何の根拠もなく「安心・安全」とか言って毒を食べ続ける人に限っていざ健康被害や偽装などに遭遇したときに大騒ぎをするものです。そして必ず人のせいにしたがり、賠償だとか責任だとかいって見苦しい姿を呈するわけです。
ほんの少しだけ勉強すれば今の世の中ほとんどまともな食品などないことが分かります。それが分かった上で尚且つ経済性を優先させ「毒」を口にするのであればそれもありだと思います。
少なくとも私はこんな感じの覚悟でいろんなものを食べてます。貧乏ですから。
さて、長くなってきましたのでそろそろまとめます。
中国産と国産、程度の差はあれ似たようなことやってるってことです。そして日本のほうが「進んでる」と思っているでしょうが、「進んでる」のは食の安全に対する意識ではなく消費者の騙し方だということ。
かなり大雑把な話ですが、このくらいにしておきます。細かいことを言い出すと終わりませんので。
あ、最後に言っておきますと中国産を認めているわけではありませんよ。国産も含めて「食」について考える好機だと。
2007年07月17日 18:35
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