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冬支度
里芋大好きのkenzoです。
ということで今日は里芋の種芋の冬越し準備です。サトイモは寒さに非常に弱く、特にここいらあたりのように寒い地域ではそのままでは冬を越せません。ということで穴を掘って埋めておくのですが、去年までは少しでも暖かいところをと思い広島にある実家の畑を使っておりました。が、これではいかぬ、と今年からは自分のところでやることに。
ちょうど今年ハウスを建てたので、その中で囲うことにしました。手順は以下のとおり。
まず40~50cmくらいの穴を掘ります。もう少し深いとよりよいのですが、地盤の関係もありこのくらいで断念。
次に種芋を入れます。冬越しさせる芋は茎についたままで逆さまにして埋めます。数年前ばらした芋を埋めて失敗しました・・・
スクモと土を層になるようにかけて芋を埋めていきます。去年までは藁でやっていたのですが、今年は藁があまり残っていなかったのでスクモで代用。ようは断熱材です。
これであとはうまく寒さから身を守ってくれ、元気に春を迎えてくれることを祈るばかり。ここで冬越しをするのは初めてなので少し心配ですが、ハウスの中でここまでやれば大丈夫でしょう・・・たぶん。
来年も美味しい里芋を食べさせておくれよ。
気象予報から見捨てられた町
昨日は広島で友人の結婚式に列席してきました。この歳になると周囲の友人達もあらかた結婚が済んでおりまして、久々の結婚式でした。久方ぶりの友人たちともいろいろと話ができ、楽しいひと時を過ごすことができました。あまりにも楽しすぎてかなり夜遅くまで飲み歩いてしまったのでさすがに今日はしんどかったですが・・・
さて、広島では昨日も今日も快晴。初冬とは思えないくらいの陽気でして同じ県内とは思えないくらい。天気予報では広島県北部もこの3連休は快晴。午後からこちらに帰ってきたわけですが、なぜか町内に入るとどんよりとした空が広がっております。
家について片付けなどをしておりますと夕方にかけて小さい雨まで降ってくる始末。ちなみに今も小さい雨が降ったり止んだりです。
天気予報を見てみてもずっと晴れマークです。今日も明日も。どこにも雨が降りそうな気配は感じられない口ぶりであります。
でも現実には雲が厚く垂れ込めているんですよねえ。これがこのあたりの冬であります。毎年冬の間はずっと灰色の世界の中で過ごしている記憶ばかりです。このあたりで生まれ育った人はこういうことにも慣れているのかも知れませんが、どうも私はまだこの点だけは体が馴染めておりません。
元々太陽電池で動いているような者ですから、やはりお天道様を拝めない日が続くというのは心に大きく影響してきます。要は活力が低下するわけでして、これではいかんと思うと余計に滅入ってしまいますね。
天気予報で「晴れ」だといわれると期待してしまう分余計に落胆してしまいそうなものですが、ここまで灰色の世界が続いてきますとその期待する気持ちさえも折られてしまいますね。
これってもしかして今年の雨不足を補ってくれているのかな?そう考えると致し方ないような気もしますが、残りの作業のことなどを考えるとやはり晴れて欲しいと思ってしまいます。勝手なものですね。
でもせめてもう少しは・・・
北風
冷たい北風と中途半端に降る冷たい雨が続きます。当然仕事にはなりません。
今朝は天気予報とは裏腹に快晴。大喜びで布団まで干してハデゴを片付けておりました。が、それもつかの間。11時前には空はどんどん雲が出てきて降り始めました。
あわてて布団を取り込みに戻り、そこからは仕事にはなりません。これも体を休めろということかな、と勝手な解釈のもと、近所で駄弁ったりしておりました。夕方少しだけトマトハウスの中を片付けたりはしましたが、その程度。
ということで今日は気分転換に先日天気がよかったときに撮ったソバの写真でも見てもらいましょうか。
先週末のまだ天気がよかったときのことですが、篩にかけて大きなゴミを取り除いたあと唐箕で細かいゴミを飛ばし、こんな感じに仕上がりました。
相変わらず正確な量は量っておりませんが、ござに広げて干してみますとこんな感じです↓
売るほどはありませんが、自分達で楽しむには充分すぎるくらい取れました。でもこれを食べられる状態にするまでの過程を考えるとやはりソバを口にできるってありがたいもんだと思いますねえ。
氷点下
週末は母の還暦の誕生日、そして祖父の三回忌と立て込んでおりました。なにやらバタバタでの還暦祝いや法事となり少々申し訳なかった気もするのですが、一応それなりに気持ちは伝わったようでその点に甘えております。
さて、昨日から急激に冷え込みまして、今朝はこの冬初の氷点下。といいましてもまだ車のフロントガラスが凍る程度でして、水溜りなどには氷は張っておりませんでした。この状態ではまだ「初氷」とはならないのかな。
心配しておりました雪も昨日チラッと降った程度らしく(私は広島にいたので聞いた話です)、今朝も山の上の方が少し白くなっていただけでした。ですがやはりそれなりの寒波が入ってきているようでして、日中は晴れていたのですが気温が上がりません。明日配達の野菜を準備しておりましても水が温かく感じられるくらい。「水が温かい」とは言いましてもそこはそれ、外気温との相対的な感覚でありまして、やはり水温が10℃くらいということには変わりがありませんので徐々に手はかじかんでいきますね。
山の色もようやく濃くなってきた感がありまして、こうしてみるとやはり今年はまだまだ暖かいのでしょう。落葉の仕方も遅い感じです。この調子だともう少しは雪も待ってくれるのではないかと勝手な期待をしております。実際問題、もう少し待ってくれないと仕事が片付かないんだよねえ・・・
さあ、もう少し忙しい(否、充実した)秋を満喫させてもらいましょうか。
大根干し
今日はようやくたくあん用に大根を干しました。たくあん漬けに挑戦し始めて早4年。成功はわずかに1回・・・
いつもこの「干す」という部分で失敗しておりました。大根は天気のいいときを狙って短期間で一気に干し上げないとうまくいかないようです。なのになぜかいつも私が大根を干すときは雲が多く、おまけに去年までの大根は大きすぎたということもありフニャッと干しあがっておりませんでした。
こうなると中はスカスカ、外は硬いままという最悪の状態でして、それでも無理やり漬けてみると水が上がらず失敗・・・というのがお決まりのパターンでした。
今年は大根を播く時期も少し遅めにしたので大きさ的にはちょうどよいくらいです。あとは天気なのですが、どうも晴れ続きとはいかないようです・・・今日なんて「快晴」の予報にもかかわらず雲の多い一日でして、もう諦めようかと思ったくらいです。
が、そこで私思いつきました。今年はハウスの中で干してみよう!と。ここなら日当たりもいいほうですし、少しの晴れ間も有効に使えるのではないかと。雨もかからない場所なのでハウス内は常によく乾いております。これなら・・・
今年は少数精鋭で一樽しか漬けないことにしました。ということで大根も30本しか使いません。「少数」とは言いましてもそれなりに手間のかかることではあります。
まず大根を抜いてきて洗います。その後写真のように邪魔になる葉の上半分くらいを切り落とし芯を止めます。芯を止めるとうまく干しあがると聞いたのでそれ以来はこうしてます。次に藁を用意しまして大根を2本ずつ縛っていき、それを干して写真のような状態になります。今日のペースで大体1時間半くらいの仕事でしょうか。
さあ、あとはお天道様頼み。うまく干しあがってくれることを祈りましょう。
冷たい雨
昨夜はあれから早速里芋を炊いてみました。美味かった・・・やはりこの季節になるとこういった土の中にできるものがいいですねえ。一緒に大根と金時人参も炊いてみましたが、これらを肴に酒もすすみます。
さて、今日は朝から冷たい北風。昼前から雨が降り始めましたが、冬の訪れを思わせるような冷たい雨でした。
今日は親戚の家にわらを持っていく約束をしていたのですが、こちらは午前中に積み込みを終え、軽トラにはシートをかけていたのでなんとか無事に届けることができました。実家のすぐそばの親戚だったのですが、そちらのほうはほとんど雨が降っていなかったのでこれもまた幸いしました。
朝から日中、そして夜とあまり気温が動かない一日でしたが、総じて冷え込みはまだ耐えられる範囲内です。今もまだストーブをつけずに我慢できるくらいですしね。でも雨が降っているのに暖かく感じられなくなったということは着実に冬になってきているわけでして、それなりにこちらも準備をしていかないと。
実りの秋
朝晩は霜が降りるくらい冷え込んでおりますが、日中はまだまだ「暑い」といってもいいくらいのいい天気が続いてくれております。
田んぼの藁の片付けもそこそこに畑の方がてんやわんやになってきております。今日はとりあえず里芋の収穫です。今年は秋にかけて雨が少なくかなり暑い日が続いておりましたので水を好む里芋にとってどう影響しているのか少々心配しておりました。
いざ掘ってみますと、結構いい出来です。場所によってムラはあるものの全体的に見て芋の太り具合、収量、ともに過去最高のできであります。
最近写真がなかったので、「今日こそは」と思っていたのですが、こんなときに限ってデジカメが充電切れです・・・バタバタしだすとカメラを持ち歩かなくなるのが悪いくせでして、やはり少し心に余裕がないとダメですね。
先日来、米、ソバ、里芋と秋の収穫作業が立て込んでおります。あとは小豆、黒豆が大仕事です。玉葱や葱も植えないといけませんし、春にむけて豆を播いたりもしたいところ。田んぼの片付けもまだ残っておりますし、いやはや何から手をつけよう・・・
皮肉なものでこういうときに日が短くなってくるんですねえ。秋がずれ込んでいるからもう少しのんびりやってよさそうにも思えるのですが、もしこれで冬が早くやってきたらお手上げですもんねえ。そう考えるとやはり気が急いてしまうわけです。
ソバの収穫
かなり日が短くなってきました。夕方5時半ごろには街灯が点き始めます。その頃からさくらの散歩に出発しますと帰ってくるまでにすっかりあたりは暗くなってしまいます。
日が短くなってきますとおのずと活動時間も短くなるわけでして、あれこれと為すべきことが重なってくるこの時期にとっては余計に慌しく感じられる今日この頃。
朝晩の気温はまだそれほど下がってはきませんが、空気の冷たさや肌で感じる気温は確実に冬に向かってきている気がします。気温以上に寒く感じるということですね。
さて、今日は午後から両親も助っ人に来てくれ、初めてのソバの収穫でした。稲こぎなどでずれ込んでおりまして、刈り時期は少し遅かったのかな、という感じではありましたが立派にソバの実がついておりました。「少し遅かった」というのは枯れていっている部分がありまして、刈る際に実がポロポロト落ちてしまったということです。
今年のソバはなんとも育ちすぎたのか、かなりの背丈になっておりまして、それが早くから倒れまくっておりましたので刈るのも一苦労。一方方向に倒れてくれるわけもなく、複雑に絡まって倒れておりますのでそれでまた実が落ちてしまいます。
とまあ、あれこれとやりにくいこともありましたが、とりあえず夕方までには何とか刈って脱穀までは片付けられました。脱穀は「足ふみ千歯」で行います。昔の足踏み式ミシンの要領で千歯の部分が回転する道具でして、そこで実をこいでいきます。
今日の作業はここまでで時間切れ。まだそばの実に葉や茎のクズが大量に混ざった状態ですので、このあと篩、唐箕を使ってソバの実だけを選別していきます。これと平行して乾燥もさせていきます。
初めてのソバ作りでして、どのくらいの収穫になるのかは全く予想がつきませんが、年越しソバくらいは楽しませてもらえるのではないかと期待しております。
ソバの栽培自体は全く手もかかりませんし、かなり楽にやらせてもらったのですが、これを口にできるようにするまでの道程は大変なものです。まあ、それを言ってしまえば何の食べ物でも同じことなんですがね。
新米
ようやくひと段落です。本日トースをひき終え、もち米もこぎ終わり、ただ米(うるち米)のほうは玄米となりました。周囲と比べると一月近く遅くなりましたが、ようやく新米を口にすることができました。
実際に玄米にしてみると、終了は予想よりやや少な目ではありましたが、なかなかいい米になっていると思っております。まあ、これも自分で手をかけた米ということでかなり贔屓目な評価ではあるかもしれませんが。
早速今夜は新米を炊いて食べてみました。現在玄米の美味しい炊き方を試行錯誤している最中でして、まだ完璧に炊き具合をつかんでおりませんが、今日はまずまずの炊き具合になったと思います。
で、食べてみての感想としてはやはり「うまい」という一言に尽きますね。今まで食べていた古米や古古米とはまた一味違った美味しさを感じております、。
ようやく始動
2日前に「稲こぎ開始」といいながらその日の日記の通り修理で終わっておりました。昨日は朝から雨が降ったりやんだりで結局何もできず。
今日こそは!と気合を入れて朝からコンバインの調子を試すべく向き合っておりましたが、やはりまだ完治しておらずかなり追い詰められておりました。
が、そのときようやく原因を突き止めました!そこから急ピッチで修理は進み、10時には本格的に稲こぎを始めることができました。天の助けか、お昼前に突如友人が訪ねてきてくれ、その助けも借りて作業は順調に進みました。やはり人手が増えると予定以上のペースではかどります。
その後、コンバインも大きくへそを曲げることもなく頑張ってくれておりますし、明日も引き続き助っ人アリなのでこのペースで行くと明日でウルチ米のほうはかたがつきそうです。あとは日曜日にもち米をこいで、ウルチ米のトースひきができればいよいよ玄米になります。
ここに来て少しバタバタ気味ですが、来週から天気が崩れるという予報なので何とかそれまでには、と思ってしまうわけです。
現段階では予想より少し収量は少なめの感じがしておりますが、それより何より早く新米の味見がしてみたいばかりです。楽しみだなあ・・・