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嘘の構図
相変わらず雪山にこもっておりまして、世の中のことがさっぱりです。元々たいした興味も持っていないのですし、テレビがなくなってからというものラジオニュースだけで十分だということも分かってきましたが、毎日スキー場に行っておりますとそのラジオニュースも満足に聞けておりませんのでいつも以上に世相に疎くなっておりました。
で、今日久々にニュースを聞きますとまたまた中国産の食品問題が話題に上っておりました。相変わらず事の本質には目が向かない人種が大多数を占めているようです。
最近私ソバを食べるときに七味唐辛子を振りかけております。年末に京都へ行った折に買ってきたものですが、せっかくのものなので風味の落ちないうちにと思いソバや豚汁にせっせと振りかけているわけです。
ふと「七味」って7つの薬味が入っているんだけど何が入っているんだっけ、と思い裏面などよく読んでおりましたら面白い記述を見つけました。
注意書きの一番最後に小さい字で「添加物等は一切使用しておりません」と書かれております。
当然といえば当然ですが、私思いました。
そういえば「無添加」という表記をデカデカと前面に押し出している商品に限って思いっきり添加物が入っているんだよねえ・・・って。
これは決して「偽装」ではなく「無添加」の前後にものすごく小さい字で「保存料」とか「着色料」とか「化学調味料」などといった限定事項がちゃんと書かれているわけです。
「化学調味料」に関してはかなり疑わしいところがあるのですが、一応法的には抵触していないようですのでこれは認可している省庁の問題です。これはどーでもいいのですが。
嘘をつく人間というのは自分の嘘を見抜かれないように受け取る側の注意をうまい具合に余所に逸らすものです。
本来「食べ物」という範疇の中に「添加物」的なものは一切入っていては不自然なのですから、わざわざ「無添加」という文句を売り言葉に使うこと自体が疑惑の対象になるわけでして、自然なものをごく当たり前に生産しているものはそれを売り文句にすること自体に違和感を感じなければ贋物であります。
「食」というものを「農」と「命」から切り離し「商品」としてしか捕らえる事のできなくなった「文明人」はいつまでたっても「国産」とか「中国産」などといった表象だけで踊らされ続けるのかなあ・・・
リフト係
今週の雪は量は少ないもののなかなか融けずに頑張ってくれております。おかげで毎日スキー場です。私個人としてはあまり喜ばしいわけでもありませんが・・・
さて、今日は土曜日。ということでいつもより客数も増えます。子供連れも増えます。それと比例してリフトに上手に乗れない人も増えます。
私達リフト係の本分はお客さんを安全にリフトに乗せて運ぶこと。当然そのためには守ってもらわなければならないルールもありますし、乗り方のよく分かっていない人には指導もします。
特に私達が注意するのは小さい子供連れ。そしてもう一点が、乗るときに前のリフト(安全バー)を持つお客きゃくです。
前者においては親の責任ではありますが、乗り損ねたり子供がリフトから落ちたりするとリフトを止めることになります。週末などお客きゃくの多いときには皆列を成して並んで待っているわけですから、リフトを止めると当然他のお客さんに迷惑をかけることになります。
後者については前のお客さんの安全確保になります。安全バーは可動式ですから後ろの人が触るとその反動で倒れます。すると今まさにリフトに座ろうとしている前のお客さんの頭にその安全バーが当たるという仕組みです。このバーも鉄製ですから頭に直撃するとかなりの痛さです。
今日の朝一の出来事。この後者の危険行為をするお客さんがやはり数名おります。当然私達はそれを注意するわけです。その中の一人。中学生くらいの子供を連れたいい歳のおじさんです。私達に注意されると不服そうな顔をしてこちらをにらみ続け黙って乗っていきました。
あぁ・・・情けない・・・若いお兄ちゃん達でも、小学生の子供達でも注意されると「やってはいけないことだ」と即時に理解して「ごめんなさい」の一言は言うぞ。
こんなつまらない大人たちが今の日本をダメにしているのだという典型です。結局そのおじさんはそれ以降私達のいる第2リフトには全く姿を見せず、第1リフトだけを使っておりました。これまた情けない・・・
リフトには事故が起きる要因は構造上いくらでもあります。だからこそ決められた乗降のルールがあり、そしてそれを皆が守ることでスキー場に来ている人たちがみんな安全に楽しく遊べるのだという基本的な公共心が欠落している人間の顛末です。
皆さん、スキー場は不特定多数の人が遊ぶ場所です。しかも事故が起こる可能性は際限なく潜んでいる場所でもあります。周囲への気配りを忘れず楽しく遊んでくださいね。
今年の私
久々の雪です。本当は明日まで実家でダラダラ過ごす予定だったのですが、思わぬ雪でスキー場が再開ということになり、予定を切り上げて今日帰ってきました。
現在で積雪は10cmくらいでしょうか。まだ降り続いておりますので明日までにもう少し積もるでしょう。気温は高め、重たい雪です。
さて、考えてみると今年の私は計画が裏目裏目に出る星の巡りになっているようです。今回の帰省は典型的なパターンです。暇つぶしに借りてきた映画DVDも行動日程の変更によって中途半端なレンタル期間。しかも借りた以上は来週返しに行かなくてはいけませんが、これも広島に出るタイミングとうまくかみ合わなくなりそうな感じになっております。
温水器も留守にするということで切って出ていたため、今夜は風呂にも入れませんし、そもそもお湯というものは使えない状態。余裕をかましていたソバ打ちもこの様子ではいつのことになるのやら・・・
などなど具体的な事例は枚挙に暇がありませんが、こういうことが最近けっこう続いているようです。以前の私ですと、この状態になりますとかなりイライラしていた気がしますが、幸い今年の私は一味違うようです。
歳のせいか、はたまたこういう事態にも免疫がついてきたのか、かなり諦めやすいというか、気にしなくなったというか、とにかく今のところ穏やかに過ごせております。
明日からまたスキー場に缶詰になります。まあ日中だけなので少しずつ夜の時間も有効に使えるように進化していきましょうか。
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留守にします・・・たぶん
今日一日をかけてようやく残りのソバを挽き終わりました。本日の成果約3kg。先日の分と合わせて約4,3kgといったところでしょうか。これであとは「打つ」のみとなりましたが、このへんで少し家を空けます。
今日はけっこう冷え込んできておりますが、雪はちらつく程度しか降りませんのでこの様子では近々にスキー場が再開になることはないと判断しまして少し実家にて「正月」をしてみようかという気になりました。
取り急ぎこちらで片付けておくこともある程度目処がついたということもありまして、心置きなく家を空けることができる状態となりました。あとやっておきたいことというのは「作業」というよりはむしろ頭の整理に関することでして、現状としては少々煮詰まり気味。気分転換も必要というわけです。
ということで明日から3~4日家を空けることになると思いますのであしからず。
蕎麦粉
今朝は久々に冷え込みました。と言っても気温はよく見ていないのですが、おそらく-6~7℃くらいではないかと勝手に思っております。
さて、今日は昨日の続きで台所の掃除からです。コンロ、換気扇という油関係の強敵をなんとか午前中に片付け、そこで力尽きたので今日のお掃除はここまで。
午後からはソバの実を粉にしておりました。そばの種を分けてもらった人から製粉機を借りていたのでその力を借りてやります。機械でやるんだからわけないさ、と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃ時間はかかります。
製粉機で粉になったものをまずは目の粗い篩にかけ殻などの大きなゴミをとります。次に今度は目の細かい篩にかけてようやく完成。たったこれだけの作業かと思われるかもしれませんが、製粉機も小さい家庭用のものですから作業速度はそれなりです。
今日は午後から2時間余りかけてようやく1,4キロ弱の蕎麦粉を手にすることができました。ソバの実自体はまだ半分以上手付かずで残っております。
これを石臼で挽いていたら・・・作業中に考えていたのですが、間違いなく3倍以上の時間がかかるだろうというのが私の見解。
現代はスーパーに行けばソバなんて安くいくらでも手に入ります。でもこうしてソバを育てるところから、粉にし、それを打ってようやくソバになると思うと、逆になんでそんなに安く大量にソバが存在しているのかが不思議に思えて仕方ありません。
誰か一人が楽をするということはその裏で大勢の他人が犠牲にされているということです。自分ひとりの生命を維持するためには「食べる」という行為を通じて当然多くの他の生命を犠牲にしているわけですが、それだけでは飽き足らず「楽をする」というだけのために、より多くの生命(それもこの場合は得てして対象が人間であることが多いと思われますが)を犠牲にしていると思うと、まだまだ襟を正すべき点が多い自分であることに気付かされます。
自分で食べるものを一から自分で作るという行為には、現代の大量消費・利便性追求を正義とする世の中において、その残虐性と罪の意識に気付かせてもらえるという点で恵まれた生き方をさせてもらっていると感謝する次第です。
今日はまだ「ソバ」にはなりませんでしたが、近々に友達を呼んでソバをいただける喜びを共にしたいと思います。自然の恵は独り占めしてもありがたくないですからね。
大掃除開始
昨日は地域の「とんど」でして、昼からずっと呑んでました。結局帰って来たのは夜9時を回ってから。あ、途中でさくらの散歩にはちゃんと帰ってきておりますよ。
さて、正月の地域行事もこれでひと段落しまして、今日から本格的に家周りのことに手をつけ始めました。年末から延期延期でここまで来ておりました「大掃除」なるものも少しはやらねば特に台所周辺は悲惨な状態です。
ということで今日は台所を片付け始めました。我ながらよくここまで汚くしていたものだと感心してしまいます。今日はゴミを片付け、掃き掃除、拭き掃除まで。コンロ周りなどの油関係は明日以降に持越しです。
今日は久々に快晴でして気持ちよく掃除ができました。布団も干してしまいたいくらいの日差しだったのですが、境内にはまだかなりの雪が残っておりますし、日差しのわりには気温はそこまで上がっておりませんでしたのでこれは断念。
私のことですので、例によって動き出しは鈍く、午前中はコタツで本を読んでゴロゴロ過ごす時間の方が多かったです。こんな怠惰も含め正月らしい一日でした。
1日目
今日はスキー場から解放されて1日目。なのに・・・
昨夜は夜中過ぎから明け方にかけて吐き気に苦しんでおりました。昨日食べたものにも思い当たるところはあるのですが、加えて疲労もあったんでしょうね。明け方5時ごろにようやく吐き気から解放されました。
こんな状態でしたので今日の朝は少しゆっくりめ。とりあえず今日は部落の仕事から片付けました。役場に提出する書類を作成。これがけっこう手間のかかるものでして、やはり半日はかかりました。あとは友達のPCとプリンタの設定を手伝って今日はおしまいです。
たったこれだけですが、まずは一つ片付きました。明日は地域の「とんど」。正月らしいことを何もできてないうちにもう鏡開きになってしまいました。といいましても正月らしくないのは私の都合でして、年中行事の一つですから存分に楽しんでこようと思います。
解放
今日は予報どおり昼から雨。スキー場の来客といえば・・・予約の入っていたシニアの団体13名+2名。
雨が降り始めてからは皆さんお帰りで(当然ですが)14時の段階で営業終了。明日も10名ばかりの予約が入っていたようですが、雨は降る、雪はない、ですから営業は一旦中止になりました。これにて私も解放!ようやく家のことに着手できます。
とりあえず今日は帰ってから餅つきの片づけをようやくしました。たまっていた洗濯物の片付けと部屋の簡単な掃除。とりあえず今日はこのくらいにして明日からゆっくりと他のことにも手をつけていきます。
しばらくは天気が悪いので掃除などはやりにくいと思いますが、できるところから少しずつでも片付けていきたいですね。イヤー、昼間に時間が持てるってのはいいもんです。まだ何も片付いていないうちから気分は軽くなります。
ようやく正月気分に突入できます。
とける、とける
暖かい日が続きます。私は相変わらずスキー場バイトが続いております。ということでネタは必然的にスキー場のことしかありません。
先日の予想通り雪はすっかり消えかかっております。ですがスキー場は営業を続けております。上の方のゲレンデはなんとか滑ることができる状態。積雪量は10センチくらいでしょうか。
本日の来客数17名。従業員の方が多かった・・・こんな状態でも営業を続けるとは私達に無償で小遣いをくれているようなものです。ほんとよくやります。
明日から雨の予報。それでも営業は続けるようでして、また明日もスキー場に行ってきます。ほんと、こんなんでいいのかねえ・・・
寒曳スキー情報
元旦から営業を開始したスキー場で未だにバイトは続いております。2日からは好天が続くのですが、雪はけっこう融け残っております。
今日夕方の段階で、下のコースはかなり雪がはげてきております。上のコースも一部雪がはげているところがありまして、あと何日持つか秒読み段階に入ってきた感じ。
こんな状態ですが、スキー場としては客に来てもらいたい一心で相変わらず積雪量もゲレンデ状態もいいように見積もってゲレンデ情報を流しております。余所のスキー場がどうなっているのかは分かりませんが、こういう実情を見ているとどこの情報も信用できなくなってきますね。
今日から学校も新学期スタート、会社なども仕事始めが多いということで客数はグッと減りました。今年は中腹にある第2リフト乗り場におりますが、こうなってきますと暇で暇でしょうがありません。こんな状態を内輪では「寒曳らしい」と言っておりますが・・・
明日は米の配達があるのでスキー場は休みます。今週末の天気が雨になるか雪になるかで私の正月がやってくるか否かが決定しそうな感じになってきました。あと3日もすれば雪はほぼなくなるとは思うのですが、今までのパターンから考えると連休までは無理やりにでも営業を続けそうな気がするのです。
中山間補助事業の提出書類作成、家の片付け、ソバ打ち、確定申告、今年度の百姓計画などなどやっておきたいこと山積ですが、今は致し方がありません。ほんと、「子供時代の夏休み」と同じでこの1月2月ってあっという間に過ぎてしまうんですよねえ。
新年
あけましておめでとうございます。
ドタバタのうちに気がつけば2008年になっておりました。年末に降り出した雪はしっかり積もってくれまして、元旦の時点で60cmくらいにはなったでしょうか。ということで元旦からスキー場でバイトです・・・
昨日は高校時代の友人たちと呑み会でして、今日のバイトは休み。こういう同窓生との集いが多くなる正月にバイトはきついです。思いのほか雪が多かったのでしばらくは融け残りそうでして、スキー場も少しは続きそうです。といいましても昨日からは融けるばかりですし、週明けからは晴天が続きそうなのでいつまでもつかは分かりませんが。
年賀状も昨日無理やり出しました。余りにも書く時間がなかったので今年はついに両面印刷(今までは宛名だけは手書きでした)。コメントもほとんど書くことができず非常に情けない年賀状を送ってしまいました。本当に申し訳ない限りです。
こんな調子ですから当然のことながら家の中はとても正月とは思えない惨状。スキー場がなくなるまでは仕方ないと諦めてしばらくはその日暮らしです。ということで「一年の計は・・・」というような余裕もなく、こうしたことはあらためて時間のあるときに動き出そうと思っております。やはり落ち着きなく物事を進めてもいい結果は生まれませんからね。
とりあえず今日は新年のご挨拶まで、ということにしてまた今年のテーマなどゆっくり考えていきたいと思っております。ちなみに最近また写真が登場しないのは例によって寒さのためデジカメがボイコットをしているから。当分写真もきびしそうです。