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台風並み
夕べからものすごい風です。しかも冷たい風であります。雨も小さいながら降り続いております。
おかげでせっかく田んぼに水はたまっているのですが、代かきにはなりません。先日来の天気予報で今日あたり冬型になるとは聞いていたのですが、想像以上の風です。先日の強風のときには大丈夫だったジョロや苗箱まで写真の通り飛散しております。
そして何より寒い。タイトルには「台風並み」とかきましたが、よくよく考えてみるとこの感じは台風というよりも真冬に吹雪くときと同様の気がしますね。
午前中で何とかこの暴風雨がおさまってくれれば、午後から一枚でも代がかけるんですがねえ。お天気のことですからこちらはただただおとなしく待っているしかありませんね。
大雨と共に
昨日UPしました田んぼの続編です。
夕べからかなりまとまった雨が降ってくれまして、水路の水も急増。空からも大量に雨が降り注いでくれますので、期待通り今朝には田んぼの水は満タンになっておりました。
よしよし、これで雨が上がれば代がかけるぞ、と喜んでおりました。
午後になり、雨も一旦上がってくれましたので田んぼを家から眺めておりますと、たまっていたはずの水がまったく見えません。これはおかしすぎると思い、急いで田んぼに行って見ますと、水は相変わらずふんだんに流れてきております。
一つだけ違っていたのは・・・水口にゴミが詰まっておりまして、田んぼには水が入ってきておりません。まあ、それだけのことで半日で水が抜けきってしまうような田んぼですから代をかくまでは苦労するわけですが、それにしてもこのゴミ・・・
水口に主に詰まっていたのは段ボール紙でして、それに落ち葉や草などが絡みついて水口を塞いでいたわけです。で、田んぼの中に目を移しますと、デ○デ○のレジ袋や空き缶などが散在しております。いったい何がどうなったらこんなものが流れ込んでくるんでしょうね。
中でも一番驚いた(笑った)のは空き缶の中に「マウンテン・○ュー」という懐かしいものがあったことですかね。見たところそんなに劣化していなかったのですが、この商品ってまだ販売されてるのかな。
今日は天気も優れなかったので急いで代をかかなければ、というほどでもなく笑い話ですんだのですが、切羽詰ったときにこんなことがおきたら大迷惑ですねえ。なんにしてもまた今は水がたまりつつありますから、明朝からはしっかり代かきをして水が抜けない田んぼにしていきたいものです。
土が善くなると・・・
ここ数日は天気はよいのですが風は冷たく、少し肌寒く感じる日が続いております。
とはいえすでに4月も終盤に差し掛かっておりまして、のんびりもしておれません。そろそろ田んぼも荒代をかかないとな、ということで昨日から水を当て始めましたが、一向に水がたまる気配はありません。
この田んぼ、去年は一年休ませまして、レンゲと草をこれでもかというくらいはやしておりました。おかげで土はものすごくよくなっておりまして今年の稲作りは非常に楽しみなのですが、こうなると水はけもよくなりすぎるようなところがありまして、水を当ててもどんどん吸い込まれていきます。
加えてこの田んぼ、もともと水が抜ける箇所があったようでして水口付近から水が奥へと広がっておりませんでした。ということで今日は朝からその水が抜けているであろうという怪しい箇所をとりあえずトラクターで練りまわし、さらに念のために溝を一周付けまして奥まで水が回るようにしてみました。
その甲斐あって夕方には写真のように徐々に奥に向かって水が広がり始めました。今晩からはまとまった雨が降るという予報ですので、これでふんだんに水が当たってくれることと期待して一日を終えました。
雨が降るということで午後からはようやくうちらのほうにも水が回ってくるようになりましたし、とりあえずは準備万端で雨を迎えることが出来ました。
あ、ちなみに少し説明しておきますと、うちのほうは水下になりまして上のほうの田んぼで水をとられるとひどいときには一滴も水が来ないということがよくあるのです。今日の午前中まではこの状態だったわけです。「我田引水」だとか、「痛みを知る者ほど気配りも出来る」などという言葉は百姓をしだしてから、それも水下で田んぼを作り出してから本当の意味で理解できるようになりましたね。
田植え時季は・・・
気がつくとしばらく更新しておりませんでした。先週は暑さのせいでしょうか、それとも気温の変化が激しかったせいでしょうか、やたらとへばっておりました。
ここ数日しっかりと寝る時間を取りまして、かなり体は軽くなってきました。
さて、写真は稲の苗です。今月初めに播いたのですが、20日以上経ってようやくこのくらいに育ちました。かなりゆっくりとした生育であります。今年は早くから暖かかったこともあり、また暦も早めに動いていたのでGWごろには田植えが出来るかなと思っておりましたが、この苗の生育具合から見てその時期では無理だという判断に至りました。結局GW明けて次の週くらいになりそうな予測でおります。
この苗の生育や周囲の草花を見ておりますと、やはり私たちがカレンダーを見ながら立てる予定なんてものは自然界の流れから見ると、得てして大はずれということがいかに多いかということを思い知らされた春でもあります。
気候がおかしいとか何とか言ってもよく見ておりますと自然のものはそれにうまく合わせてそれぞれの営みを全うしているようでして、それを「おかしい」と感じているのは我々人間の判断がおかしくなっているだけのことだったんですね。
ということで田植えの時季も野菜たちの種まきや管理なども私がそちらにあわせて動けばいいだけのことだったんだな、と改めて気づかせてもらった春でありました。
久々の雨
夕べ寝ている間に降り始めたようです。今日は朝からずっと雨です。思い返してみると10日ぶりの雨のようです。しかもこの10日の間は毎日初夏の陽気が続きまして、突然暑いくらいの中で仕事をしておりましたので、体のほうは少々お疲れ気味だったようです。
雨にあわせて切っておいた竹を焼いてしまおうかとも思っていたのですが、雨の降り具合や風とのタイミングが合わず今日はやめにしました。またの機会を待ちます。
ということで今日は一日だらけた生活、というよりもほとんど寝ておりました。10日間ぶっ通しで働いたくらいでこの疲れようとは、まだ体のほうが追いついてきていないようです。よく考えてみると今年は早くから暖かくはなったものの、また突然寒くなったり悪天候が続いたりと、早春から徐々に体を慣らしていくという過程をうまく経過できないままここまで来ていた気がします。
自然界の動きと同じようにある時期が来たら急変するといった感じで私の体作りも動いていくようです。まあ、今回の骨休めでかなりの超回復が見込めるでしょうから今後は一段パワーアップした状態で野良仕事に臨めることと期待しています。
畑の野菜や野山の山菜なども同じようにこの10日間は雨を待ち焦がれてじっと我慢していたはずです。今回の雨には大喜びのことでしょう。そしてここからまた一気に成長を早めていくんでしょうね。当然草たちも同じこと。野菜の周囲の草を刈ったり、山菜を探したりしながら田畑の様子を見守っていきたいものです。
彼らと同じリズムで動けるようになれば急にあわてたり、手遅れになったりということも少なくなってくるはずですからね。
満開
今週は暑いくらいの快晴が続きます。先週まではほとんど咲いていなかった桜も今週に入っての2~3日で一気に満開になりました。
朝はまだそれなりに冷え込みますので、満開の状態はもう少し続きそうです。おそらく来週の雨で散り始めるのではないでしょうか。
桜の咲き方もそうですし、そのほかの草や花の現れ方も、今年は「急に」という形容がしっくりくるような感じです。野菜や山菜なども少し油断していると一気に姿を変えているということをよく目にする気がします。
ということで今年はそういう年なのかもしれないと思って野良仕事に向かおうと思っているところです。
今日で田んぼの荒起こしが終わりました。ハウスに入れている苗のほうもようやく芽を出し始めました。野菜の苗も今週に入って急に大きくなり始めました。
まだ2~3日は天気が続きそうなので、今のうちにあれこれやっておきたいところです。なんにしても今週の天気のよさは「気持ちいい」などと言っていられるような代物ではありませんで、日中は暑い、朝は霜が降りる、と極端なので体調を崩さないようにしたいところです。この気候にもようやく今日あたりから体が馴染んできた気がしています。
桜を眺める余裕を持ちながら少しずつ仕事を進めていきたいものです。
さすが百均
昨日さくらの水入れが壊れました。今までずっと陶器を使っておりました。友達の陶工からもらったものでして、彼曰く「失敗作だから」ということでもらって使っておりましたが、ここまで4年以上つつがなく使えておりました。
が、やはり犬の場合、紐を付けておりますので、その紐が絡まって陶器をひっくり返したり高いところから落としたりしまして、結局は割れてしまいました。
昨日はとりあえず汁椀を代用に使っていたのですが、やはり糸底の高い器ではすぐにひっくり返ってしまって用を成しません。ということで今日水入れになりそうな器を買いに行きました。
正規の犬用の水入れはまともに買うと1000円前後はします。ということでとりあえず百均で使えそうなものを探すことに。店の人に聞くと「ペット用品は扱っていない」ということでしたので、用途にかなったものならいいだろうと割り切って写真のような小さなブリキのバケツを見つけました。大きさ、安定性など問題なしということで買って帰り、早速洗って水を入れてやりました。
で、数時間後・・・
水の様子を見てみますと空っぽになってます。いくらさくらがのどを渇かしていたといってもこれだけの水を軽く飲み干すなんてことはありません。まさかと思って水入れの下に敷いている雑巾を見てみますと・・・底から水漏れ。
バケツとして売っているものが水をためておくことすら出来ないって・・・すでにバケツですらないじゃん!いくら百均とはいっても少しくらいは商品名の用途として使わせてもらいたいもの。
結局目先の金をケチってゴミを買ってしまったような顛末になってしまいましたとさ・・・なんとも情けないことです。
たらこくちびる
春らしくぽかぽかとした陽気が続きます。とはいえ、ここは大塚、朝はまだバッチリ霜が降ります。こんな感じなのでこの時季は一日の中でかなりの気温差があるのですが、日中がいい天気で暖かいというだけでかなり仕事はやる気になります。
今日は午後からニンニクの周りの草を刈っておりました。去年から不耕起の畑にしておりますので、野菜の周りに生えてきた草は取るのではなく、鎌で地上部だけ刈って畝に敷いておくだけです。
不耕起2年目に入りまして、草の生え方も変わってきました。刈った草の堆積により土もよくなってきております。おかげで去年よりも草刈は楽になっている気がします。
さて、夕方になってきますと早速現れ始めました。「ホビ」です。「ぶと」のことでして、このあたりではこう呼んでいます。気づかぬうちに唇を刺されておりました。まあ、気づいていたら刺される前に追い払えるわけですが・・・
私、ハチに刺されるとものすごく腫れるのですが、ホビはあまり腫れません。風呂に入るときに鏡でも見たのですが、ほとんど分からないくらいです。が、感覚では面白いことに唇がたらこになっているような気がするんですね。
やっぱり春だから少しは腫れるのかな、などと思っておりましたが、実際にはほとんど腫れてはいないわけです。
これから暖かくなってくると朝夕ホビにまとわりつかれながらの仕事になるんですねえ。私の場合はそれほど腫れませんし、かゆみも20~30分我慢しておれば収まるのでそれほど深刻ではないのですが、ものすごく腫れる人もいますからそういう人にとってはとんでもなく嫌な虫になるんでしょうね。
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開花
昨日の冷たい雨とは打って変わって、今日は気持ちのいい晴れです。とはいいましてもまだ北風が少し冷たい感じでして、日陰にいると少しひんやりとした感じ。
こんな感じですが、確実に暖かくなっているようでして、桜もようやくほころび始めました。近所にはすでに先週あたりから咲き始めた樹もあったのですが、写真は境内にある枝垂桜です。この樹は今日になってようやく咲き始めました。
実はすぐ隣では梅の花がまだ満開状態で残っております。梅と桜が平行して咲くというのはこのあたりでは当たり前のようによくあることでして、今年は梅が散り始めてから桜が咲き始めるという感じですのでまだずれているほうでしょうか。
先日来の竹の処理作業も今日で半分くらい終わりました。さすがに日向で仕事をしていますと少し汗ばむ陽気。日当たりのいいところにはヘビも出てきておりました。
今週は日和が続いてくれそうですので、どんどん気温も上がってきそうです。田んぼも畑もそろそろ忙しくなってきそうです。
不法投棄は誰が悪い
昨日の出来事です。夕べは酒を呑んで正体もなく眠りこけてしまっておりましたので、今日になって更新しております。
2日前に無事今年の籾播きも完了しまして、昨日は竹やぶの片付けに取り掛かっておりました。先月切り倒しておいた竹ですが、畑の竿などに使えそうなものは枝を落として取っておくように、その他のものは焼きやすいようにまとめて、といった感じで作業を進めております。
午後になってからのことです。竹の葉などをかき集めておりますと、その下から捨てられた空き瓶(割れてます)が出てきました。拾ってみますとまだ他にも出てきます。ということでそこから空き瓶拾いに転じたわけですが、これが出てくる出てくる。結局夕方まで半日つぶれまして、買い物袋一杯分くらいの空き瓶の欠片が回収されました。
数年前から毎年竹やぶを少しずつ整理しているわけですが、新たな箇所に踏み込むと必ずといっていいほど何かしらのゴミが出てきます。今まで拾い集めたものだけで一世帯分の家電製品は充分揃いました。
昨日も空き瓶を拾いながら考えていたのですが、こうした周囲から見えにくい場所にゴミを捨てるということは何でおきるのでしょうか。ゴミを捨てる人間が非常識だとか言う非難は簡単ですが、何も問題解決にはつながりません。なぜそういうつまらぬ人間がゴミを捨てようとするのか、ということを考えなければ。
まず一番安易な理由としては竹やぶがあるから捨てやすい、という見方。一見もっともらしいのですが、竹やぶをきれいにしても彼らは別の場所を探すだけです。
次にゴミになるようなものを作り出して金儲けをする企業が悪いという見方。これはかなり真理に近づいてきておりまして、確かにそういうもの自体を作り出さなければゴミ問題は無くなります。ですが、それを作った企業だけが悪いのでしょうか。
なぜそれら企業はそんな製品を作り出しているのか、というところまで考えてみると、結局は自分たちがそういう製品を買いたいと思っているからです。
何事もそうなのですが、人のせいにして批判ばかりすることは簡単ですが、よくよく考えてみると全て自分たち一人ひとりの何気ない消費行動や生活様式が全ての問題を生み出しているわけです。
そう考えると他人を非難する前に自分自身改める所はいくらでも見つかるものです。そしてそのゴミを捨てるということに対する問題意識の起点は「自分の土地に捨てられたら嫌な気がするから」などという自己本位の発想ではなく、自分たちの生きている大自然全体の摂理に反するか否かという「全体からの視点」のみに従って判断されなければならないのです。
私も文明社会の産物を利用しながら生きてます。ということで自分の田んぼにゴミが捨てられていてもただそれを拾うということしか出来ないわけです。確かにそんなことをする人間はカスだと思う気持ちは強く持っていますが、だからといって振り返ってみると私もその原因の一端を担っている以上黙ってゴミを拾い続けることしか出来ないんですね。
ゴミの減量だとか、ゴミ袋の有料化だとか、資源のリサイクルだとか、ゴミにまつわる制度は数限りなく議論され、また実践されてはいますが、決定的に改善されない理由はこういうところにあるのかもしれません。
エイプリル・フール
4月になりました。気がつくと長らく更新しておりませんでした。この間の私はといいますと主に籾播きの準備をやっておりました。本来は先週あたりに播こうかと算段していたのですが、ここに来てまた寒さが戻ってきましたので、延期しております。
で、今日はといいますと、雪になりました。天気予報でも雪になるとは言っていたのですが、今回はその予報通りに午後から雪になりました。朝からみぞれや雪混じりの冷たい雨が降ってはいたのですが、夕方に近くなって完全に雪になりました。
とは言いましても特にしっかり積もるというほどのものではありませんで、落ちるとすぐに溶けてしまうといういわゆる春の雪です。
ただ、一度春の陽気を味わってしまった身としましてはこの寒の戻りは応えますねえ。これまでにも4月に入って雪が降るということはありましたが、どんな程度の寒さだったかなどは当然覚えておりません。
そもそも今日は4月1日。エイプリル・フールでした。ということでこの寒さや雪は「嘘」なんだと思い込んで過ごすことにしましょうか。