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土が善くなると・・・
ここ数日は天気はよいのですが風は冷たく、少し肌寒く感じる日が続いております。
とはいえすでに4月も終盤に差し掛かっておりまして、のんびりもしておれません。そろそろ田んぼも荒代をかかないとな、ということで昨日から水を当て始めましたが、一向に水がたまる気配はありません。
この田んぼ、去年は一年休ませまして、レンゲと草をこれでもかというくらいはやしておりました。おかげで土はものすごくよくなっておりまして今年の稲作りは非常に楽しみなのですが、こうなると水はけもよくなりすぎるようなところがありまして、水を当ててもどんどん吸い込まれていきます。
加えてこの田んぼ、もともと水が抜ける箇所があったようでして水口付近から水が奥へと広がっておりませんでした。ということで今日は朝からその水が抜けているであろうという怪しい箇所をとりあえずトラクターで練りまわし、さらに念のために溝を一周付けまして奥まで水が回るようにしてみました。
その甲斐あって夕方には写真のように徐々に奥に向かって水が広がり始めました。今晩からはまとまった雨が降るという予報ですので、これでふんだんに水が当たってくれることと期待して一日を終えました。
雨が降るということで午後からはようやくうちらのほうにも水が回ってくるようになりましたし、とりあえずは準備万端で雨を迎えることが出来ました。
あ、ちなみに少し説明しておきますと、うちのほうは水下になりまして上のほうの田んぼで水をとられるとひどいときには一滴も水が来ないということがよくあるのです。今日の午前中まではこの状態だったわけです。「我田引水」だとか、「痛みを知る者ほど気配りも出来る」などという言葉は百姓をしだしてから、それも水下で田んぼを作り出してから本当の意味で理解できるようになりましたね。
2009年04月24日 19:47
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