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実習報告
気がつくともう9月も終わりです。当然のごとく長きに渡り更新しておりません。「忙しい」を完全に言い訳にしております。
さて、今年も恒例の県立大学の実習を行いました。今年で4年目になりました。24日から26日という日程で、プログラムみっちり、盛り沢山の内容でやりましたよ。
初日・・・河原の竹薮伐採とそこにあった不法投棄のゴミ回収作業。これと平行して鶏の解体。
2日目・・・登山。下山後は畑仕事。
3日目・・・稲刈り
そしてあくまでも授業ですから毎晩講和の時間とレポートの作成があります。食事も毎食自分たちで作り、早朝は寺の掃除。学生たちでさえかなりお疲れの様子ですから年男を迎えたおっさんの疲れ具合は推して測るべし、といったところです・・・
写真もたくさん撮ってもらったので紹介したいところですが、なにぶん個人の顔が出てしまうのはまずいので、その危険性のなさそうなものを一枚載せておきます。
本堂での夜の講和風景です。
食と環境をテーマに行っている実習ですが、毎年違った学生たちと出会い、彼らの言動や人となりに触れることで私自身もいい勉強をさせてもらっています。実習内容も年々充実したものになってきておりますし、協力してくれる人たちも増えてきています。
あとは最終レポートがあがってくるのを待つのみですが、実習の全行程を終えて彼らがどんなレポートを書いてくるのか、実はこれもかなり楽しみなのです。
実り近し
相変わらず雨が降りませんで、畑もカラカラです。せっかく芽を出した秋野菜たちも縮こまったまま必死にこの渇きに耐えているようです。
そんな中、稲のほうは順調に熟れが進んできております。田んぼの場合は水が引けますので、あまりにも乾いたらざっと水をかけ流すということをしながら持ちこたえております。
朝晩はかなり冷え込んでおりますが、日中はといいますと夏のように太陽が照り付けてくれます。この寒暖差に私の体はかなり参っているのですが、稲にとっては登熟期にこの寒暖差は必要なこと、15度以上の寒暖さというのも行き過ぎのような気もしますが、これもここ数日だけのことでしょう。ちょっとありえない感じですもんね。どこかでそれなりの状態に落ち着いてくれることと期待しています。
稲刈りはおそらく今月終わりごろからになるのではないかと踏んでいますが、そろそろ畦草を刈ったり稲刈りの準備は始めておきたいところです。畑仕事の合間を縫って少しずつ、でも余裕を持って稲刈りに臨みたいところです。
ちなみに「はで干し」での稲刈りも今年限りになる可能性が出てきました。地域で農業法人設立の話が持ち上がっておりまして、それに多少は協力するということで、稲刈りを委託することになりそうなのです。
私個人としては法人というのはドーデもいいという立場ではありますが、自分の持田ではありませんし、地域全体の問題でもありますので、一人好き勝手にというわけにもいきません。稲の育て方自体は今まで通り無農薬無化学肥料でできますので、私としては最大限の譲歩はしたというつもりです。
こちらもち米ですが、この田んぼだけは法人には絡まない予定です。ということで来年以降もこのもち米だけは「手刈り・はで干し」継続です。今年もこのもち米はよくできていそうでして、それはそれでうれしいことなのですが、少々できすぎているようで倒伏の恐れが強くなってきました。今はまだ持ちこたえていますが、台風なんか来たら一発ですね。
写真ではいまいち大きさがわからないと思いますが、もち米のほうがうるち米と比べて背丈が1.5倍くらいはあるんです。だからあまり大きい穂を付けるとすぐに倒れてしまうんです。もう少し小さめの穂がつくようにできれば最後までシャンと立っていられるんですけどねえ・・・まあ、出たとこ勝負の私のことですから、それを何とかうまく操作してやろうなんて気もないんですけどね。
ようやくの雨も・・・
蒸し暑い一日でした。特に午後からはひどかったので、早めに畑仕事は切り上げて草刈機の刃を研ぐことにしました。写真の機械は当然のごとく私の所有物ではありませんで、お隣さんからいつも借りてきて研いでおります。借りっぱなしも心苦しいので研ぎ刃だけは私が買うことにしています。
刃を研いでおりますと徐々に雷の音が近づいてきまして、夕方にはようやく待望の雨が降ってくれました。と言いましても例によってスコールのような降り方。時間も30分ほどであがってしまいました。
いったいいつから雨が降っていないのか、はっきりとは記憶しておりませんが、かなり以前から降っておりませんので畑はもうカラカラです。先週あたりから秋野菜の芽も出始めておりますので、しっかりと雨が欲しいところなのですがねえ。
地下まで十分に水が染み込んでいくにはやはりシトシトと長時間の雨が理想的ではありますが、ここまで降っていなければそう贅沢も言っていられないといったところでしょうか。