雪の中で
昨日からまた雪です。少し春に近づいてきたと思っていたらまた真冬に逆戻りです。気温も-10℃くらいまでは下がりまして、こちらも真冬並です。
そんな中昨日は味噌の仕込をしました。今年で3回目となりました我が家の味噌作りです。よりによってなんで雪の日に、と言うことですが、これは父親の休みの都合上です。
朝から吹雪く中で大豆を煮ておりました。味噌の仕込みと言ってもこの作業がほとんどでして、これ以降の作業は割合簡単に進みます。何より昨日のような天気の日には家の中でできるのが助かります。
ということでほぼ一日吹雪の中で大豆を煮ておりました。当然夕方になって竃などの片付けができるわけもなく、とりあえず雪が落ち着くまでは放置です。
寒いばかりで大変ではありましたが、味噌を仕込むには寒いときのほうがいいわけでして、そう考えると結果よかったのかもしれません。
大豆はうちの両親がこちらで畑を借りて作っております、完全無農薬栽培のものです。麹は残念ながらまだ自家製とはできておりませんので、買っております。今年は米麹・麦麹・合わせと仕込んでみました。
麹も店を変えてみたり、塩も変えてみたり、と毎年少しずつ試しながら作っております。全く同じ分量・同じもので仕込んでみても年によって味が変わるのが発酵の奥深さでしょうが、材料そのものが変わっていくわけですからそれ以上の楽しみがあります。
今年も去年と同量仕込みました。一甕が約10㎏で合計40kg。甕ごとに麹の種類や塩の種類が違います。家族で分けて食べているとだいたい1年で食べ切るくらいの量だと思います。まあ、我が家で食べる量が一番多いとは思いますが。
日本人の食卓には欠かせない食材のひとつがこの味噌ですが、それを自給できるのは何より幸せなことです。素材も製法も自分たちでやっていますからいわゆる「安心・安全」に関してもこれ以上の確実性はありません。
醤油に関しては以前ご紹介しましたが、信頼できる蔵を近くで見つけることができたのでよかったのですが、味噌は見つけていませんでした。それで自家製に踏み切ったのか、自家生産できるようになったから味噌蔵は本気で探さなくなったのか、どちらが先かは知りませんが。
米や麦の生産量に余裕ができれば、次は麹も自家製にできるかな、と欲ばかり膨らみますが、まあ、これは時がくればわかることです。欲張らず、焦らず、着実にひとつずつ生活の一部として定着させていくことが肝要ですね。そしてそれが一番の近道でもあるのでしょう。「急がば回れ」なんて言葉、百姓になるまではその本意を実感できていなかったんだと、近年になってようやくわかった気がします。
さてさて、何はともあれ2~3日は寒いようなのでまた引きこもっておきましょうか・・・
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燻製
初めて燻製を作ってみました。
今月はじめ、近所の方から猪肉をいただきました。直後に私が高熱で寝込んだこともあり、とてもすぐには食べ切れませんで、何とか保存を、と考えたのがことの始まりです。
ネットや本で基本的な作り方を調べてみて、とりあえずやってみることにしました。例によって私のことですからレシピなどはテキトーです。
はじめに肉を塩漬けにします。この漬け込み時に各々好きな味を調合するようなのですが、特にスパイスなどを取り揃えているわけでもないので、今回は塩コショウだけでやりました。
密閉して7日程度熟成させるのですが、通常冷蔵庫でと書いてありますが、うちは冬季は冷蔵庫は使用してませんので、雪の中でチルド保存です。
こうして埋めておいた肉を昨日取り出してみました。塩抜きをしたら水気をよくふき取ってから陰干しします。
そして夕方からいよいよ燻し作業に入りました。と言いましても燻製器などがあるわけではありませんので、家にあるものを使って自分なりにやってみました。
簡易の竃、鉄板、ペール缶を組み合わせてこんな感じでやってみました。
燻煙用には桜を使ってみました。このペール缶の中に肉がぶら下がっております。
火加減や温度もまったくの勘でして、何度で何時間などという繊細な作業には全くもってなっておりません。しかも途中でさくらの散歩に行っている間に火が消えかけるという始末。慌てて火をおこしなおしてといった体たらくです。
それでも何とか2~3時間は燻せたのではないかと。そのまま一晩おいてから今朝取り出してみました。
完成です!
いわゆる「あめ色」とはなっておりませんが、桜のいい香りがします。かなり高温で燻したようで中まで火が十分に通っておりました。薄く切ってそのまま味見をしてみましたが、「かなりうまい」と女房と二人喜んでおります。
ちょっと塩味が強かった感はありますが、肉の臭みもきれいに抜けています。塩とコショウだけで十分おいしいもんですね。まあ、欲を出せばこれをベースにあれこれ調味料やスパイスなどを加えていこうということになるのでしょうが、今の私にはそこまでの技術も余力もありませんので、塩コショウで満足です。
いい酒のあてができました。
15:06 | コメント (1067) | トラックバック
毒消し
雪が溶けると早速にふきのとうが頭をのぞかせてきました。ということで早速とってきていただきます。
味噌汁に入れたり、炒め物に入れたりもしますが、やはりふき味噌は作っておかなければ、ということで今年も作りました。
今年は少し趣向を変えてゴマなども入れてみました。今までとは少し違った風味が楽しめます。
よく、春先の山菜は冬の間に体に蓄積された毒消しをしてくれる、と言われますが、厳密に言うと「毒を消してくれる」のではなく、「毒をもって毒を制す」に近いものらしい。
山菜は得てして灰汁が強いのですが、この「あく」なるもの本来は植物が身を守るために持っている「毒」のようです。この「毒」を少量体に取り込むことで免疫機能を活性化させてこれからの一年を始めるにあたっての体作りをするのだとか。
確かに灰汁の強いものを食べ過ぎるとお腹具合が悪くなりますもんね。数年前に筍の食べすぎで胃もたれたことがあります。
何事も「過ぎたるは・・・」でありまして、ブームや流言蜚語に惑わされての食べ過ぎ、採り過ぎはすべて「天に唾する」が如くであります。
昔から自然とともに生きてきた日本人の知恵。生活の一部としてそれを実感できるのはありがたいことであります。
13:26 | コメント (1747) | トラックバック
素人作
ここ4日ほどいわゆる「日曜大工」的なことをしておりました。
我が家にはこれまで音楽再生機器なるものがありませんでしたが、ひょんなことから写真にあるようなものをいただきました。
蔵之介の出産祝いにも童謡や子守唄のCDなどをいただいていたのですが、それを聞くこともかなわずここまできていたのですが、ついに聞けるようになりました。
このステレオを置く台を作っていたのですが、どうせなら下にはオムツなどを収納できるようにしようと欲を出しまして、こんな感じにしてみました。
骨組み材は以前米蔵を作ったときの余りがありましたのでそれを使いまして、買った材料は天板のみ。1500円程度です。
今まではビス止めで簡単に作っていたのですが、今回は釘などを使わず組み木でやってみようとこれまた要らぬ欲を出してしまい苦労しました。
初めてほぞを削ってくみ上げていくわけですから、そりゃあもうヒドイもんです。何とかかんとか形にはしましたが、結構ゆがんでます。素人がみようみまねでやるんですから、まあこの程度で許してもらうことにしましょう。とりあえず台がガタガタするとか、傾いて物が転がるとかいうことはないので、それだけでよしと。
改めて技術のなさと、道具の大切さとを痛感しましたが、これに懲りずまた機会を見つけてはしつこく練習していきたいですね。
ちなみに周囲の雪はかなり溶けてくれましたが、家周りの雪だけはしっかりとあります。また寒さが戻ってきておりまして、雪もちらついておりますので、まだまだ百姓仕事にはなりません。
だからこんな悪さをする時間も取れるんですけどね。お次は今年の「手植え機」の作成に向かいます。ってまだ構想が固まっていないんですけど・・・
10:28 | コメント (830) | トラックバック
盛沢山
気がつくと2ヶ月以上も更新していませんでしたね。PCの故障があったとしても過去最長ではないかと・・・
「もうこのブログは終わったのか」と思われても仕方ありませんでしたねえ。
さて、この間の私の概略をご説明しておきますと、
1月・・・主に雪かきとおしめの洗濯
1月末~2月末・・・出稼ぎ
といった生活をしていた次第でして、その間にも過去最高の積雪量だったり、最低の気温だったり、それに伴う水道管の破裂だったり・・・ほかにも車やPCなどありとあらゆる機械物の故障が相次いだりとホンと年明けから毎週のようにイベント盛りだくさんだったわけです。
そんなこんなを乗り越えて、先日ようやく家族そろって我が家へ帰ってきました。ようやく少し落ち着いた生活に、と気が抜けたのがいけませんでしたね。
やっちゃいました、インフルエンザ・・・
まあ、例によって病院には行っていないので、勝手にインフルエンザと呼んでいるのですが、39度以上もの熱が出たらもうそう呼んでもいいでしょう。
私7年位前に一度それらしき高熱で寝込んだことはあったのですが、インフルエンザと定かな記憶もなく、自分はかかったことがないと思っておりました。
ということで「インフルエンザ流行」とか言われても結構バカにしてかかっておりましたが、いや、結構きついですねえ。
ピークの高熱時は半日くらいで乗り越えたのですが、その間自分で何を考えて何をしていたのか記憶が定かではありません。
「熱が高いんだから下げないとな」
「いや熱を下げるには体温上げて、しっかり汗かいて病菌を退治するんだよな」
「・・・で、今おれ何やってんの?熱上げてんの?下げてんの?」
「そもそも熱上げるとか下げるとかって何?」
とまあ、こんなわけわかんない感じの頭の中です。そもそも意識が定まってない時間帯があるわけですから、この記憶もいい加減なものです。
そのとき思いましたね。ただ高熱というだけでさえこの意識の混乱具合。そりゃあタミフル飲んだら幻覚もおきるかも。
人間の比較能力というものも都合よくできているようでして、39度台の熱でうなされていたところから、38度台に下がるというこのたった1度の違いで、ほぼ治った気になってしまった自分がいるから面白いものです。
実際はそこから平熱に戻るまでのほうが時間がかかりまして、都合丸々2日は床の中におりました。その間ほとんど食べ物も口にできず、本日からようやく少しずつ食べられるようになりました。
人間の体も捨てたもんじゃないなと思ったのが、この「食べる」ということについてですね。病気のときはそれを治すこと意外に一切の能力を振り分けてくれません。今回の私の場合も朝食べたものがお腹に残っていたのですが、これが邪魔で仕方がない。結局これらをすべて吐き出してからが急速に回復に向かうんですね。
そして病床2日目。微熱まで下がってきて少々小腹もすいてきたので、調子に乗ってお餅を食べました。それも2個。これがお昼の3時ごろです。
結局この後何も食べられなくなり、そのまま今日の朝までです。
よく言われることではありますが、「食べる」ということは相当な体力を使うんですね。それが消化に悪いものだったり、体に害のあるものであれば尚のことというのもよくわかります。
何はともあれ今回のことも私の一月にわたる不摂生生活と気のゆるみが招いた事態です。3月にもなったことですし、気を入れなおして正しい生活に近づけていきたいところです。
久々なのに何も写真がないというのも寂しいので、今季最高に雪が積もったときの写真でもご覧ください。
16:04 | コメント (1488) | トラックバック
長らく・・・
更新できておりませんでした。年明けからPCが故障しておりまして、本日ようやく借りてきました代替機が使えるようになりました。
この間2ヶ月近く赤ん坊のことや大雪のこと、過去最低の気温のこと等々・・・たくさんお伝えしたかったこともあるのですが、これらはまた追々ということにさせてもらいまして、本日はネット環境に戻ってきましたご報告まで。
この間にメールをいただいておりました方々、お返事もできずで申し訳ありませんでした。本日確認しましたので、また時間を見てご連絡差し上げます。
20:34 | コメント (1317) | トラックバック
猫は木の上で丸くなる
雪が降り止みません。今朝はまだそれほどの積雪ではなかったのですが、日中で一気に積もりました。ここ最近、夜ではなく日中にどかっと来ることが多くなってきた気がします。
そんな中、さくらが枝垂桜の木の上を気にしています。雪は好きなので雪の中で遊んでいたりじっとしていたりは気にならないのですが、どうもいつもと様子が違うのでよく見てみますと・・・
てっぺんに猫がいます。
さくらに追われて木の上へ逃げたのでしょう。降り続く雪がどんどん身体に積もっていても動けません。私も特には手を出さず放っておきました。これがお昼前。このまま昼ごはんの準備→お昼ごはんとしておりますとさくらが戻ってきました。飽きたんでしょうね。まあ、根負けです。
お昼を食べたあと見に行くともう猫の姿はありませんでした。無事に逃げ延びたようです。
午後からはひたすら大掃除。気がつくと夕方で、さくらの散歩に出てみてビックリです。
30cm近くは積もっているでしょうか。夕方宅配便で回っているおば様も雪が深くて車が大変とのこと。見渡すと今シーズン初の除雪車が出動しておりました。
まだまだ雪は止みそうにない予報です。向こう一週間毎日雪の予報。こりゃあ大変な年末年始になりそうです。
17:26 | コメント (1401) | トラックバック
南部と北部の差
昨日から急激に冷え込んできました。雪の量はそれほどでもないのですが、何せ風が強くとにかく寒い。家の前の温度計で見る限りではありますが、本日の最低気温-5℃、最高気温-3℃という氷点下の一日。
今日は用事もあって広島市内の女房の里へ半日ほど行っていたのですが、別世界です。雪のことは当然としても日差しのあるなしに愕然としますね。全国的に冷え込んでいるようではありますが、寒さのみというのと、寒さ+日差しがないというのでは精神的なダメージが違います。つくづく太陽の有難さを感じる季節になりました。
写真は夕方撮ったのですが、この時間帯少しだけ日が覗きそうなところまできてくれました。この一瞬だけでしたが・・・
例年の冬を思い返してみると寒さ、雪の量ともまだまだこれからのはずなのですが、今年はなぜか応えます。これまた極端現象のために身体がついていっていないのか、単に歳で弱ってきているのか、それとも体調が優れないのか、よくは分かりませんが、まだこの程度で参っているわけにはいきませんねえ。
さくらはさすがに犬でして、普段はストーブの前でゴロゴロしているくせに、雪が降ると俄然元気です。投げてやった雪玉を追って縦横無尽に駆けずり回ります。一緒になって遊んでいる間は雪の中でも意外と平気だったりします。
してみると重要なのは心持一つということなんですかね。子供も生まれたことですし、もう一度童心に返って何事も積極的に楽しむ心を取り戻したいところです。
おまけですが、我が家の屋根では珍しくつららがきれいに下がっていたので撮ってみました。
16:36 | コメント (1377) | トラックバック
小豆を選りながら思うこと
今日も雪はチラホラ。午後からは少し日も出てかなり溶けましたが、それでも白い大地と灰色の空が大半を占めております。
ということで今日も屋根の下で出来ること。散らかしっぱなしだったハウスの中や庫裏の土間をお片づけ。もちつきようにもち米を精米したら、これまた出産前にやりかけていた小豆の選別を片付けました。
写真上が選別済みのもの、下がはじいたものです。とは言えこのはじいたもの、見た目は悪いですが、選ったものと同じように食べられます。おいしいです。
量にすると全体の5分の1くらいをはじいているでしょうか。当然食べられないものもありますので、これはここには入っていませんが、量は一握り程度です。
うちの選別はかなり甘めでして、市販品だと確実にはじかれるものも残しています。市販品とどこが違うかといいますと、①粒の大きさがバラバラ ②小さな傷やしわはアリ、といったところでしょうか。
こんな甘い選別でも5分の1以上は商品化されません。うちの場合はこれらは捨てずに私たちの口に入るので、ほとんど無駄がないわけですが、ふと思いました。
小豆に限らず、こうして捨てられる食べ物ってかなりの量があるんだろうな。食料自給率がどーのこーの言われてますが、美味しく食べられるんだから余さず食べるようにすればパーセンテージもかなり変わるんじゃないかな。
最近では「虫食いでも気にしない」とか「見た目よりも安心・安全」「少々傷んでいても大丈夫」という人も増えたといわれておりますが、問題はそこじゃないと思うんですね。見てくれのいいものと同じ値段で買えますか?ってところじゃないでしょうか。
簡単な話、上の写真の小豆と下の写真の小豆を同じ値段で買って食べようという思いになれるかどうかにかかっている気がするんです。
この一点において多少なりとも抵抗感があるのは現代人であれば当然の反応だと思います。でもこの反応こそがつまりは食べ物を商品化してしまっているという証でもあるんですね。
まあ、現実問題として下の写真のようなものはどこにも売ってませんけどね。
17:00 | コメント (1387) | トラックバック
ひきこもり
昨日から降り出した雪が積もっています。昨夜一旦降り止んだようですが、今朝からまた終日降り続けまして雪量もそれなりになってきました。夕方の時点で15cm~20cmの間くらいでしょうか。気温は終日氷点下、部屋にこもってストーブをつけていてもなかなか暖かくなりません。
面白いもので、これが同じ状況でも部屋に二人いると室温がかなり違うんですね。
外はこんな様子なので、当然何もできるわけがなく今日はコタツで年賀状でも書こうかと。おかげで結構はかどりました。
本当はまだ外でやりたいことも残っているのですが、こうなってはどうしようもありません。この雪が一旦消えてくれることを祈って、そのときが来るのを待つばかり。こうなるまでに片付けておかなかったのが悪いだけですから。
ただ、雪に埋もれる前に野菜を取り込んでおかなかったのは少々悔やまれます。とりあえずは今台所に残っている野菜を駆使して何とか食いつなぎます。雪が融ける前に底をついたら、仕方ないので雪の下から掘り起こすしかありませんねえ。
番外編ですが、先日風呂に入ろうと服を脱いで洗濯機に入れようとしたら中に何か落ちてます。↓
よくよく見てみますと・・・
なんとネズミが中に落ちて出られなくなってました。そりゃあ落ちることは出来ますが、壁面がステンレスの垂直な壁ですからさすがにネズミでも上がれませんよねえ。
どうしようか迷ったのですが、なんか、衣類をきれいにするところで、ネズミが死んで汚いことになるのも気分がよくないので、逃がすことにしました。
滞在中に多少の「お土産」は落としていってくれたようですが、これは簡単にきれいにすることが出来ましたし、まあ今回はよしとしましょう。多分こいつが風呂場の石鹸なんかを食べてた奴なんだろうけどね。
頼むよ、ネズミ。「クモの糸」ならぬ「ネズミのフン」でもなんでもいいから困ったときはよろしく。って、見返りを求めてるようじゃダメだな・・・
17:10 | コメント (2349) | トラックバック
今年最後の・・・
黒豆の収穫作業(選別)が終わり、今年の収穫作業もこれで一通り終了となりました。本格的な冬に備えて、野菜を囲ったり、漬物を漬けたりといったことはまだあるにしても所謂「収穫」は終わりです。
今年も黒豆は田んぼの畦で育てまして、畦豆にしてからは毎年いい出来です。ただ、今年は最後の最後にやられまして、刈り入れ直前の1週間で何者かによって半分近くが食い荒らされてしまいました。犯人は不明ですが、豆を選りながらかじられたものをよく見てみますと犬系の歯を持った獣のようです。
かじられた豆はこんな感じになっているのですが、この写真では歯形まではよく分かりませんね。これ以上はカメラのピントが無理でした。
今までも同じように黒豆や小豆を作ってきたのですが、今年のように獣に食われるというのは初めてのことです。よほど食べ物がなくなってきているんでしょう。
獣たちがこうして里にまで下りてきて食物を漁るようになってくると必ず「獣害」という名の下に殺戮が始まるわけですが、今年はうちも被害が多かったのでこのことについて考える機会が増えました。
我々は常に人間の立場からしか考えられませんが、少しだけ逆の立場に立ってみますと要は「生きるために仕方がない」とか「食べていくためには仕方がない」という人間界でもよく耳にする言い分に簡単に行き当たります。
私たち人間もここまでこの言い分の下にいろんなことをしてきましたよねえ。それで被害を受けてきた人間以外の生物は「復讐しよう」とか「人間を少し減らしてやろう」などという行動はとってきませんでした。
人間同士の場合は当然もめごとになってますし、ひどい場合はこれで戦争にまでも発展してるんでしょうね。
なんか、話がグダグダになってしまいましたが、私の感想は一つ。
どんな生き物も(人間同士であれば「どんな人でも」)生きるためには食べる。自分が食べていくためには多少の被害を他に与えても仕方がないじゃないか。
という言い分を認めて欲しければ、当然その逆、つまりは自分が被害者になるということも含めて受け入れなければならない。
自分はいいけど同じことを他のものがするのは許せない、というのではどこかのガキ大将の理屈になってしまいますもんねえ。まあ、こんなジャイアンみたいな大人や国なんてそこらじゅうにあると言われればそれまでですが・・・
シャーベット
赤ん坊が生まれてから2週間が過ぎました。この間、私は何をしていたのかよく分からない日々が続いておりまして、2週間たったわりには仕事の方は進んだ気がしていません。
約1年ぶりの一人暮らしにもなかなか適応できず、目下ダメ人間を驀進中でありました。が、何とかここいらで心機一転、心を入れ替えて日常に戻ろうとようやく身体も動き始めたところでした。
今シーズンの初雪です。
昨夜半~未明ごろでしょうか、屋根からベチャベチャと落ちる音が聞こえておりまして、明るくなって見ますと写真のような感じでした。その後も今日は夕方まで一日重たく湿った雪が降り続きました。「降り続く」とは言いましても所詮はシャーベット状の水っぽい雪ですから積雪量がどんどん増えるという代物ではありませんで、一日経っても景色は朝と大差ありませんでした。水の量だけは確実に増えていますが。
天気予報によると今後1週間も晴れマークはなし。さて、このっている仕事はどうなるんでしょうねえ。これからは雪や雨の合間を縫って文字通りカメの歩で進めていかなきゃならないようです。これも今までに片をつけられなかった自分のせいでしかないんですがね。まあ、まだこの冬の天気がどう動くかなんて分かりませんし、合間で結構いい天気がめぐってくるかもしれませんしね。とりあえずしばらくは外仕事になりそうにないので、内仕事に精を出しましょうか。せっかく取り戻しつつある生活リズムも崩したくないですしねえ。
父親になりました
11月23日に無事第一子が誕生しました。元気な男の子です。
ちょうどこの日は新嘗祭の日です。百姓の子としてはこれ以上ないよき日に出てきてくれました。
名前は思案中でして、まだありません。
しばらくはまだ女房・子どものいる広島とこちらとを行ったり来たりの日が続くと思いますので、落ち着いて更新というわけにもいきませんが、とりあえず喜びのご報告まで。
ちなみに冒頭の写真は生まれて2日目のものです。
生まれた直後の顔はこんなんでした。↓
日々、というよりも刻々と変化があるようでして、あらためて命の神秘に気付かせてもらえます。
何故そちらから・・・
昨夜、寝ているときのことです。大きな物音で目が覚めました。朝になって家の周囲を見回っておりますと、何の音だったのかが判明。
①
ボカシを作ったりしている小さい方のハウスです。まずはハウスバンドを数本切って、サイドの巻き上げビニールとその芯棒になっているパイプを捻じ曲げております。なぜかここまで破壊しておきながらその内側にある虫除けネットは爪を立てただけで諦めております。
②
その後、ハウス後ろ側のビニールだけの部分を破って侵入した模様。
③
そしてハウス内に積んであるボカシを大量に食べています。つい先日新しく積み直したばかりでして、写真にある量よりも倍以上はあったはずなのですが・・・
しかも・・・
④
ハウスの入り口は開けっ放しだったんですよ!同じ食べるならなんでこっちから入ってくれないの。
あ、これクマの被害ですよ。
やれやれ、雪までにこのハウスを直さないとねえ・・・また一つ仕事を増やしてくれました。それにしてもボカシにまで手を出し始めるとは、よっぽど食べるものがないんだねえ。この調子でいつまでも冬篭りをしてくれないとなると、まだまだ警戒が必要です。
やはり忘れる・・・
ここのところすっきりしない天気が続きます。まるっきり日が差さないわけではないのですが、雲は多めで風は北風。冬が近づいているといえばそうなのですが、先日までの暖かさが忘れられず急な気温の変化に振り回される日々は続いております。春からずっとこんな感じですので、そろそろ対応しろよ、というところなのですが、やはり今年一年の経験よりも今までの慣れのほうが身体には染み付いているようです。
昨日は近所の奥様方を講師に藁ぞうり・布ぞうり作りをしました。数年前から冬に集まって作っていたのですが、去年は何かと時間が合わず一年ぶりのぞうり作りです。
今年はちょうど今クララが来ているという事もあり、この時期に時間を作ってもらいました。私のところからは女房とクララと3人で参加しました。
私もこれまで何度か藁ぞうりを作っているので、もう楽に作れるかと思って臨んだのですが、やはり駄目ですね。しばらく作っていないとすぐに作り方を忘れてしまっています。
昔の人たちは毎年何十足も作っていたということですが、私なんて年に一回よく作っても2~3足がいいところですから当然手が覚えるという域に到達しているわけもないのです。
必要に迫られないとなかなか本気にならない、というのは特に私のような人間にははまりすぎるくらいの言葉です。単に興味や趣味の感覚でやっているのと、生活の一環の中で身に付けることとでは全く別物になってしまうんでしょうね。
写真は大きい方が女房が初めて作ったものでして、小さい方が私の作ったこの日2足目のもの。私が作るとどうも大きいものは形が不揃いになりまして、横着の意味もあり2足目は小さいものを作ってみました。子供用ですね。
私たち夫婦は藁だけで力尽きたのですが、クララは布ぞうりにも挑戦していました。二人ともかなり楽しかったようでして、私としても嬉しい限りです。そして何よりもこうした機会を作ってくれる近所の人たちには感謝・感謝ですね。
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適正個体数
食事中の方がおられましたら、いきなりこんな画像でごめんなさい。
今日、家の横のハウスを建てている畑で草を刈っておりますと、こんなものを見つけました。大きさから見てクマじゃないかと・・・写真じゃ大きさが分かりませんよねえ。
先週あたりから里でのクマの目撃情報が毎日のようにありまして、うちのすぐそばでも順番に栗の実を食べて回っておりました。今年は春に遅霜がありまして、柿の実はほとんど付いておりません。山にもドングリが少ないとかで、クマの食べるものもほとんどないのでしょうね。
里に下りてきても柿はないのですから、今年は栗を中心に食べていたようです。うちの近くの栗はほとんど食べつくしたのかと思って、少し気を緩めていたところこの発見ですから昨夜近くで聞こえた何かの鳴き声などもやはりクマの可能性が高かったのかもしれません。なかなかに油断の出来ない時季でして、特に身重の女房を抱える身としては気を引き締めねばならないところです。
さて、ここらあたりに生息しているのはツキノワグマと言われておりまして、広島県では保護獣となっております。ということで里にでてきて被害が出ても、また罠にかかっていても殺してはいけないそうです。
ということで、今年のように頻繁にクマが里に下りてきて、怪我人まで出てくると、このことをめぐって論争が起こるわけです。当然このあたり、つまりはくまの恐怖にさらされている地域の人たちの間では「殺さないといけない」と言う意見が強くなります。
そもそもクマが保護獣として扱われている理由は個体数の減少でして、むやみに殺していくと絶滅の恐れがあるからと言うことらしいです。しかし現地ではこれだけクマが里に下りてきているんだから「増えすぎだ」と言う見方もあります。
この地域の山にいったいクマがどれほど生息しているのかなんて実際のところは調べようもないと思うので、私には数が多いのか少ないのかはよく分かりません。
ただ、この論点を振り返って考えてみることは出来ますし、これは田舎に住む人たちだけの問題ではないと思うので、多くの人に考えてもらいたいと思っています。
まず、クマの個体数が減少したのはなぜか、という点ですが、大きく二つ考えられるんじゃないかと。一つは開発による生息圏の縮小、もう一つは山が荒れたことによる餌の減少、ではないかと。
次に、現状でのクマの個体数は多いのか少ないのか。これは先ほども述べましたように分かりません。ただ、昔は里で姿を見ることがなかったといわれるクマが頻繁に里に下りてくる原因はいくらか考えられます。
一つ目は単純に数が増えすぎて山では餌にありつけなくなった。
二つ目は里山という緩衝地帯がなくなって里に出てくることに慣れてしまった。
三つ目はあまりにも食べ物がなさ過ぎて切羽詰って里に出てきている。
とまあ、これ以外が容易に思いつかないのですが、他にもあるかもしれませんね。
こうしたいろんな情報を元にさらに考えを深めていきますといずれは真因にたどり着けるのかもしれませんが、現地の人たちは現状をどう乗り切るのかという切羽詰った悩みを抱えているわけでして、こちらも捨て置けません。
ぶっちゃけてしまいますと、要はこうした問題も結局は人間が引き起こしていることなんですが、その被害を一部の人たちに押し付けるのかどうかということなんです。これは実は今回のクマ問題だけに限らず、農林水産業の問題も環境問題も、少なし自然と関わっている問題全てに共通する課題だと思うんです。
もう一点、こうした問題を論ずるときに「適正個体数」という言葉をよく耳にしますが、人間の適正個体数はいったいどのくらいなんでしょうか。この自然界に生きるあらゆる生命の適正なバランスなんて数値は「神のみぞ知る」領域だと思うんですけど・・・
稲こぎ開始
長らく更新をサボっていた間にもち米はよく乾いてくれました。稲こぎ(脱穀・選別作業)は田んぼで、と思っていたのですが、天気が怪しくなってきたこともあり、急遽ハウスに稲を運び込んですることに変更しました。
去年まではこの稲こぎも機械の力に頼って簡単に片付けていたのですが、この機械が去年壊れたこともあり、今年は「足踏み千歯」と「唐箕」を使っての完全人力作業にすることにしました。もち米だけのことではありますし、今年はクララもおりますので、昔ながらの日本の百姓のやり方を一緒に学んでもらおうという思惑も少々。
今日は午後から作業を始めまして、一連の作業の流れを解説しながら少しだけこいでみました。さすがにこの作業方式は時間と手間がかかります。
とは言いましても初めてこういった作業をするクララでさえ手順が分かればなかなか手際よく作業を進めていきます。夕方にはかなりスムーズに仕事が進むようになって来ましたので、明日からはいいペースではかどるんじゃないかと期待が持てます。
機械でやれば数時間で片付くことですが、こうした手作業でやることも実はものすごく大切だと思うんです。一つにはこれを知っているからこそ機械の有難さも実感できるわけですし、だからこそ大切に機械を使う心も育つんじゃないかと。
もう一つはもっと根源的なことですが、石油を使って動く機械が永久に使えるわけではないと言うことです。石油の枯渇が叫ばれてから久しくなりますが、いまだ石油はなくなる気配はありません。だからと言って永久に使えるものではないということもまた事実です。
下手すると私たちが生きている間は石油を好きに使えるのかもしれません。でもこれが子や孫の時代まで同じとは確実にいえないわけです。
自分たちが目先の利便性や自堕落を追求して作り上げた生活方式は、子や孫の時代にその付けを払わされるという構図が容易に想像できます。
そんなことを鑑みますと、自然の中で当たり前に生きられる形というものは残していくのが私たち世代の一つの責務でもある気がするんですね。自分が死んだあとになって「おじいちゃんが好き放題に贅沢をした付けを今自分たちが払わされているんだ」なんて恨み言を言わせたくはないですからねえ。
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鎌祝い
昨日からもち米の刈り取りをしていました。今年はうるち米の方は法人に委託して刈ってもらっていましたので,自分たちで刈るのはこのもち米だけでした。
このもち米は藁が長いので,毎年手で刈っています。クララも稲刈りは初めてということでいい勉強になっております。
初日の昨日は私の両親も手伝いに来てくれまして,かなりのペースで進みました。今日は残りをクララと二人で片付けました。昨日で3分の2くらいは片付いていましたので,今日はのんびりと楽に稲刈りを終えることができました。
今年はうるち米がイモチ病でかなりやられていたのですが,このもち米だけは病気もなく最後まで元気に育ってくれました。もともと収量は少ない品種なのですが,それでも今年はうるち米よりも多く出来ていそうです。
たった一枚の田んぼだけではありますが,無事に稲刈りが終わったということで,今日は「鎌祝い」です。いつもは呑まないクララも今日は一緒に乾杯しました。私は毎晩ですけど・・・
あとはよく乾燥できてから脱穀作業です。天気次第ではありますが,10日から2週間くらいで乾いてくれるのではないかと思っています。
何はともあれここまで無事に済みました。
なんやかんや
2週間以上も更新をサボっておりました。今日は朝から雨です。ということで時間ができたのでようやく重い腰を上げたというところです。
さて,この2週間あまりになんやかんやとありまして,今日はそのご報告を。
まず先月24日~26日で毎年恒例の大学の実習を行いました。早いもので今年で5年目になりました。大学の夏休みを利用した集中講座ではあるのですが,一貫して「自然」「食」「心」をテーマとして行っています。今年は去年まではとプログラム内容もガラッと変えましたが,私たちの伝えようとしていることは変わりません。
今年は友人である京都の和尚も参加してくれたおかげで座禅などもできましたし,日常のちょっとした心遣いなども色々と伝えてくれ,大いに勉強になったことと思います。
ちなみに写真を載せようと思ったのですが,ファイルの容量が大きすぎてできませんでした・・・ごめんなさい。
そして,その実習のときから我が家にはフランスからの研修生が一人住み込んでおります。和尚の寺に出入りしていた縁と,そこで以前女房(結婚前ですが)とも一緒になったという縁とでしばらくうちで預かることになりました。
クララと言いますが,彼女は自然農法や産消提携活動に興味を持っており,私たちの生活がそれに近いということでやってきました。彼女が来てから1週間が過ぎましたが,毎日私たちと一緒に寝食をともにしております。
さて,例年より熟れ具合が少々遅れ気味になっておりました稲ですが,先日うるち米の方の収穫が終わりました。今年から地域に法人(株式会社)ができた関係もありまして,刈り取りは会社でやってもらうことになっておりました。
コンバインでの刈り取り→乾燥機→籾摺りと一貫した機械作業で行いますので,玄米になるまであっという間です。おかげで今年の収穫は楽をさせてもらったのですが,その分お金はかかります・・・
収量としましては,やはり最後の最後でやられたイモチ病の影響が大きく,期待していた量とは程遠い結果となってしまいました。が,とりあえず消費者の人たちに持っていく量は確保できておりますので,この点だけは一安心です。
8月上旬までの感じではお米は余りに余っていよいよネット販売にも乗り出そうかと皮算用をしておりましたが,そう簡単にはさせてもらえないようです。「百姓は毎年一年生」とか「百姓には来年がある」とかいう言葉はよく使われますが,こういうときにはつくづく身にしみますねえ。
残るはもち米ですが,こちらは今までどおり手で刈ってはで干しにしてという形です。ただ,今までと違うのが今年は脱穀機がないということです。去年の作業中に壊れまして,代わりの機械も見つかっていないのです。まあ,今年はもち米だけではありますし,クララもいることですから昔ながらの足踏み脱穀機→篩→唐箕という完全手作業でやろうと思っております。
この雨が退いて,天気になったらいよいよもち米刈り入れ開始の予定です。来年に向けての米作りの準備もまだ全部は終わっておりませんので,それと平行しながらの作業になります。収穫の秋,忙しい秋という感じになってきました。
夏休みの最後にまとめて日記を書く小学生みたいな内容になりましたが,今日はこのへんで。
散々・・・
約2週間ぶりのご無沙汰です。ようやく少し時間的な余裕ができました。と言うよりは写真のことが大きく絡んでおりまして,暇を作らざるを得ない状況におかれていると言うか・・・
先週のことです。秋野菜の主力となる大根の種まきと白菜の定植を済ませました。広島菜の種まきもしました。先月後半からはその他の秋野菜の種まきも順次済ませてきました。
さて,元気に野菜たちは発芽。と思いきや,この1週間の間に見るも無残な姿に・・・こうして無残な姿を残しているものはまだいいほうです。双葉のうちから食べられまくって完全に消えていったものの方が大半ですから。
確かにこれまでもこの時期の秋野菜が小さいうちに写真におります羽虫による食害はありましたが,ここまでのひどさは初めてかもしれません。
白菜はまだ苗が残っていますので,植え直せるのですが,まだこの状況下ではせっかく生き残っている最後の苗を畑に移す勇気が出ません。かといって定植時期を遅らせると大きくなる前に冬がやってくるということにもなりますし,悩みどころではあります。
今年は稲にはイモチ病,畑では虫の大発生と,悩み多き秋となっていますが,さて,ここでこれらの現実をどう捉えてどう行動するかによって人間大きく分かれていくのだろうと思います。
被害が出ている原因は病菌や虫と捉えるか,それとも稲や野菜本体の方にあると捉えるか。実はこれって人間の病気や怪我などとも同じことなんですね。
白菜がこんな姿になったのは虫のせいだ,と思ってしまうと虫をいなくすればいいという方向へと思考は進みます。虫を全滅させればこんな被害は出ないということですね。
ではこの虫たちが完全にこの自然界から消え去ってしまったらどうなるんでしょうか。この答えについては誰一人わかる人はいないはずです。当然私も。
そしてもっと忘れてはならないことがあります。この虫たちが存在していても元気に育っている白菜はあるということです。私は大切なのはこの点だと思っています。
人間の健康についても同じことが言えますね。ウイルスや菌があるから病気になるんじゃありません。そんなものは身の回りにいくらでもいつでもいます。それらに冒されやすい体になっているのかそうでないのかが大切なんですね。
自然界は常に完璧なバランスの中にあります。その中の何か一つだけが以上に増えたり全滅したりということはその完璧なバランスを崩したから起こることです。今回のことに関してもそれは間違いなく私が何かをしているはずなんですね。思い当たる節はあれこれとありますが,「これだ」という何かひとつの原因と言うわけではありません。あれもこれもが複合的に影響しあっての結果だと思うのです。
さて,反省文はこのくらいにして今後の対応を決めていかなければ。まだ今からでもできることがあるはずですからね。
犯人は誰?
9月に入って少し秋めいてきたかと思っておりましたら,この週末でまた夏に逆戻りの暑さです。
そんな中,そろそろ南瓜も熟れてきたので,熟れたものから収穫を,と畑に行ってみますとご覧のとおり。なにやら南瓜を食べている輩がいたようです。
歯形から見るとどうも齧歯目のような気はするのですが,ネズミにしては大きいのです。最近話題のヌートリアも同じ仲間ですが,こちらは主に水辺に生息しているはずなので,山に近い川からは離れた畑に出るというのもいかがなものかと・・・
でも最近この地畑の近くでも正体不明の食害が出ておりますので,あながちヌートリア説を否定することもできないんです。
なんにしても獣や虫に野菜を食われることはよくあるのですが,いつも思うことがあります。
何でやつらは食べ始めたひとつを最後まで食べきらずに次を食べにかかるんだろう。ちゃんと残さず食べきりなさいよ!
9月
9月に入ったからというわけではないでしょうが,たった今うちの鈴虫がはじめて鳴きました。なき初めと言うことでしょうか,かなり下手糞な鳴き方をしてます。
先週あたりから空気は秋に向かってきたなという感じです。日中は相変わらず日差しがきついのですが,畑仕事をしておりますと明からに汗の出方が減ってきています。
今年は記録的な猛暑といわれておりますが,さすがに人工物の少ない田舎では一足早く秋の気配を感じることができる時季になってきたということでしょうか。標高の違いもあるのでしょうが,それ以上にやはり舗装やコンクリートに覆われ熱を逃がす機能がない上に,エアコンの室外機や車など膨大な熱源を抱えていることの方が都会と田舎の圧倒的な暑さの差を生み出している気がします。
高気密・高断熱が流行の現在の家の構造にも暑さを生み出す一因はあるのでしょうが,それも結局は上記のような環境下で目先を追った結果なのかもしれませんしね。
最近,街中からこられるお客さんがやたらと「涼しい」と言ってくれるのですが,私たちにとってはこれでも充分「暑い」のです。比較の問題ではあるのでしょうが,慣れってこんなものかもしれませんね。
してみると私たちのほうが苛酷な環境化では耐えられない体になっているのかも・・・
スズメとイモチ
今年はお米の出来が過去最高!と喜んでいたのですが,ここに来てやばいことになっています。
一つ目はイモチ病。全面ではありませんが,数箇所ひどくでているところがあります。
もう一つがスズメ。ここ最近毎日のように大群で来ております。それも数が半端じゃありません。
これらによってうちの米が全滅するというところまではないと思いますが,減収することは必至です。ここまでが順調だっただけに精神的なダメージも大きいです。
さて,イモチ病に関してはある程度原因も見えてきたところですので,来年に向けて対策を講じることができますが,スズメはどうしたものでしょう。
田んぼに寄り付かないように脅すことはできますが,大発生の原因はわかりません。去年から急に増えてきましたが,自然界に何が起こっているのでしょうか。
それにしてもスズメたちもよくわかっておりまして,うちの田とお隣さんの田,要は農薬や化学肥料を使っていない田んぼに集中してきます。爆竹などで脅すとさすがに違うところへ逃げていきますが,確実に無農薬田を優先的に食べにくるようです。
今年はどれだけ転んでも三石は楽に越えるなと高をくくっていましたが,こりゃあわからなくなってきましたねえ。
暑いということは・・・
例年,お盆を過ぎるとこのあたりではかなり涼しくなってきます。ところが今年はお盆を過ぎてからのほうが暑い日が続きます。ここ数日は毎日のように34℃などと温度計がおっしゃっております。
ちなみにこの温度計は,玄関先の軒下につるしておりまして,一日中日陰の場所にあります。それが34℃とおっしゃるのですから日の当たる場所では推して測るべしです。
そんな中で畑仕事をしておりますと・・・死にますね。何とか午前中は朝の空気が残っておりますので耐え切れますが,午後からは無理です。夕方日が傾くまでは外での仕事になりません。
午前中も耐え切れるとは言え,汗の量は半端じゃありませんで,着ている物すべてが水に浸かったようになります。それも開始1時間で。ということでお昼時はそれらをすべて洗って干しておく時間でもあります。
ネット上ということでズボンとシャツしか写しておりませんが,パンツも靴下も何もかも洗って干してます。
さて,この暑さの中,午後の暑い最中に一度仕事に出てみて思いました。こりゃあ,熱中症にもなるわ,と。
そのとき思ったのですが,何で人間だけはここまで無理して働くんだろう,と。
このあたりは確かに暑いですが,街中ほどではなく,日陰にいれば何とか暑気をしのげます。ということで暑さだけを考えれば,上述したように暑い盛りの時間帯を避けて動けばいいということになるわけですし,実際に周囲のベテランさんたちはみんなそうされてますね。
ですが,こんな仕事の仕方をできる人は現代ではかなり少数派の部類でしょうね。自然に合わせて動けば当然であるはずのことができなくなる理由,それは何でしょうか。ここいらの根底に居座っているものこそが,「仕事」と「労働」の差を生み出している一因にもなっているのかもしれません。
この話はこのくらいにして,ともかく,サウナなんかに入って痩せようなんて思っているあなた,今のこの暑さなら一日畑で軽い仕事をするだけで十分それ以上の効果が得られますよ。しかも食糧生産と国土保全の役にも立てる,言うことなしですねえ。ただし,無理しすぎると命の危険を伴いますので,ご注意ください。
無添加の定義って・・・
台所にあった貰い物の海苔。缶にでかでかと「無添加」と記してあったので,興味を惹かれました。裏面には上記のような説明が書いてあります。「化学調味料等は一切無添加です」と。
で,原材料のところもよく見てみました。
こんなものが使われておりました。
「タンパク加水分解物」「~分解物」「~エキス」などなどここには書かれていないものもあわせて紹介しますが,どうもこの類のものは「化学調味料」には含まれないようです。日本の基準では。
法的な基準がどうなっているのかはよく知りませんが,私がバカなりに単純に思うんです。「科学的に合成・分解」などされたものは全部「化学調味料」じゃね?って。
たとえばタンパク加水分解物ですと,クズ肉やクズ大豆など要はたんぱく質を含んだものを薬品(酸系だったような気が・・・あまり定かでない)で強制的に分解して抽出した代物だったと思うんです。
この「~分解物」系っていろんな本でも健康に対する懸念の声が上がっているわけですが,「無添加」って書かれていたら=「安心・安全」なんて思いますよねえ。
いや,上記のようなことをわかった上でそれが無添加でいいんだって人ばかりだったら何も問題ないんですけど,私みたいな単純な思考回路しか持たない者にとっては,なんか騙されているような気がして・・・
どうも近年では健康ブームに乗っかって偽者の「安心・安全」商品が多すぎる気がしています。と嘆いたところで,結局は買う側がそこを見定めないと売る側の正義感なんてものは期待できない時代ですからねえ。
台風のあとに
夕べ最接近した台風4号も雨風ともにそれほど強くなく,田畑ともに被害なしで済みました。
今日は朝方,まだ雨風ともに少々残っておりましたが,晴れ間ものぞき,その加減でか,きれいに虹が出ました。写真で撮ってみるといまいちな感じですが,何とか虹も写っていたので載せてみました。きれいに半円状に見える虹も久しぶりだった気がします。
出穂
先週は所用で3日ほど家を空けておりました。百姓が(というよりは私が)家を空けますと留守中に何かアクシデントが起こることが多いのですが,今回は特に大きな事故もありませんでした。
とりあえずは帰ってすぐに田畑を見回ってみますと留守中に稲の穂が出始めておりました。悪い出来事ではないのですが,毎日田んぼを見て回っていただけに初めて出る穂を見損ねたのは少し残念です。
それから数日,例年よりはペースが遅めながらも少しずつ顔を覗かせる穂の数も増えてきております。どうも今年はダラダラと少しずつ穂が出てくる様子です。
これから1ヶ月以上かけてお米が実っていくわけですが,穂ばらみから含めて約2ヶ月をかけて稲もその子孫をこの世に生み出してその生を全うするわけです。
その間,病気に犯されて死んでいくものもあります。虫の被害もあるでしょう。今少々気になっているのは台風4号。うちの稲は元気に育っていますので,少々の風や雨で倒れてしまう心配は少ないのですが,受粉期に強風が来ますと花粉がすべて飛ばされてしまって不稔という可能性もあるのです。現時点で一番怖いのはこれですね。稲が開花して受粉する時間は非常に短いものですからその一瞬を襲われるとおしまいです。
稲に限ったことではありませんで,この自然界に生きるあらゆる生命はこうしてありとあらゆる危険にさらされながらその中で新たな命を生み出していくものです。
と,こういえば聞こえがいいのですが,この「危険」というのもただ単に我々人間が勝手にそう思い込んでいるだけのことでして,それらも含めて大いなる流れの一環でしかないんですね。
リスクをあおられてばかりの現代社会ですが,それを「危険」と受け取るか,当たり前の営みの一部として受け入れるかによって,生き方はもちろんその結果まで大きく変わってくる気がしています。
人間だけがその「危険」をゼロにできると勘違いし,驕り,逆に自らの首を絞め続けている気がするのは私だけでしょうか。稲は植えられた場所から逃げられません。だからかどうかは知りませんが,すべてを受け入れ,その中で精一杯その生を全うしようと生き抜いているように見えてなりません。当然自然農法を目指す私としてもその稲に対してあれこれと手を出すことはしませんし,ひたすらその生命力を信じて見守るのみであります。自然を信じるか否か,そして私たちもその一部であり,全体でもあるという自覚をもてるか,その一点にかかっているのかもしれません。
ちょっとした病気の兆候やいつもと違う生育の仕方にヒヤヒヤドキドキしている時点で,私もまだまだですが・・・
稲の色
毎日暑い日が続きます。今日は夕立が降ってくれるおかげで,いつもは蒸し風呂状態の我が家も快適な夕方を迎えられております。
今年はなかなか季節の移ろいが判りにくいようでして,早いところではコシヒカリも出穂しております。これまでの生育具合から今年はもう少しゆっくりめかと思っていましたが,これも私の勝手な思い違いだったのかもしれませんで,自然界は着実に秋に向けて動き始めているようです。
さて,写真はうちから見た田んぼの風景です。田んぼの色の違いに気づかれたでしょうか。色の濃い田と薄い田があるのがわかるでしょうか。このあたりではほとんどの田んぼがコシヒカリを植えていますので,品種は同じです。育ち方によって色の出方が大きく変わっているのです。
うちの周囲では私を含めて3人ほど自然栽培(有機農法)で稲を作っておりまして,色の濃い田んぼはその3件の田です。その他はいわゆる慣行農法(農協指導型の科学農法)の田です。
あらかじめ断っておき,ますが,どちらがいいとか悪いとか言う話ではありません。稲だけでなく,野菜も花も何でもそうですが,育ち方によってその姿・形・色などまったく違ったものになるということです。どの状態がいいと思われるかはその人の考え方,つまりは生き方次第ということになります。
何がどう違ってきて,写真のような差になるのか。普段何気なく口にしているお米ですが,消費者側にはあまりにも何も知らされていない気がしています。稲の姿といってもテレビなどでは田植えと稲刈りくらいしか見せませんし,生育過程なんて知る機会がないのが現状ではないでしょうか。
すべての食べ物についてその生い立ちを知って口にするというのが理想ですが,そこまでいかなくともせめて主食である米くらいはもっと知っておくべきじゃないかな,と。
ここでまた私の意地が悪いところでもあり,モノグサなところでもあるのですが,食べる側にもそういったことをもっと勉強してもらいたいな,と思っております。当然生産者側も勉強不足なところが多々ありますのが現実ですが,「消費者の声」によって生産活動を左右されているという現状から考えますと,消費者がもっと食いついてきてもいいんじゃないかな,とも思えるのです。
与えられた情報やマニュアルは真理から遠ざかっていくことが多い。自分で見て,触って,味わって,感じて,と五感をフルに使って考え,調べていく中で真理のひとかけらでもようやく見えそうになるものです。
ちなみにここでは私の考える稲の違いについては明かしませんが,現地に来て直接見たい・知りたいという場合にはその限りではありませんよ。明確な答えがあるわけではありませんが,私なりの自然観,稲との接し方はお伝えできると思います。
依存症
長らく更新をしておりませんでした。半分はいつもの怠慢です。もう半分はPCの故障でした。
今週月曜日に一日家を留守にしておりまして,夜帰ってみると・・・ネットにつながらなくなっておりました。
翌日近所の人に話を聞いてみますと,かなりの雷雨があったそうでして,何箇所か落雷もあったとか。モデムも当然壊れていたのですが,PCのLANボードのほうにも雷が入っていたようでして,モデムを交換してもらっても結局つながらず。代替機を借りてきてとりあえずネット環境に戻ったという次第です。
今回ネットから遠ざかってみて改めて気づかされたことが,タイトルどおりの「依存症」です。PCって今の私の場合,ほとんどがネットだったんですねえ。PCだけで完結できる作業などにも活用してはおりますが,使用頻度から言うとかなり少ないということです。
テレビのない生活にはすっかり慣れて快適になっているのですが,ネットの場合,メールなど他人との連絡手段に最大限活用しておりましたので,こういうときに困りました。さらに情けないことに天気予報なども頼っておりましたので,いざ明日の天気は,と気になりましても調べる手段がない。そうなってはじめて自分で空を見てもたいしたことは感じ取れていないことに気づかされます。
考えて見ますと,「天気予報を見る」→「仕事の計画を立てる」という考え方そのものが文明的,人工的な生き方そのものでして,その日の天気と田畑の様子と,そして周囲の自然とを見ながらその日・そのときを淡々と生きるというあるべき百姓の姿ではなかったわけです。
だからといって今すぐにこのネット環境依存型の生活を皆無にできるわけではありませんが,せめて今回のような事態に陥っても慌てないですむような心構えでは生きていきたいものです。
ということでまた少しずつ更新していきます。
本当の泥落とし
梅雨が明けました。昨夜遠くではありましたが、雷が鳴っておりまして、ひょっとするととは思っていたのですが、天気予報ではまだみたいなことを言ってました。今朝も雲の動きは速かったので、まだ分からないかなあと思っていましたが、午前中から完全に夏の装いでした。
今日はもち米の田んぼの除草作業。これで最後です。一日掛けて念入りに田んぼを回りまして、今年の除草作業は完全終了しました。もうこれで今年は泥の中に入ることはありません。
田植えが終わると「泥落とし」と言いますが、その後もこのくらいの時季までは除草作業で毎日田んぼに入っているわけですから日々泥にはまみれていたわけです。ということで文字通りで行きますと、今日が本当の「泥落とし」になるのかな。
今年はポット苗のおかげでこれまでに比べてかなり楽に除草作業ができました。しかも稲の生育もここまでかなりの手ごたえを感じられております。ここまで来るとあとは収穫までの間、天候と稲の生命力頼みです。水管理や畦草刈り、そして何より稲を見守るということは今後も続いていきますが、ここまでくればやるべきことはやってきたぞという充実感は出てきますねえ。
だからと言ってこれで豊作が保障されるわけではありません。ここから先はまさに「神のみぞ知る」範疇に突入するわけですね。やるべきことはやるが、それで結果を保障してくれというのは人間だけの虫のいい話でして、だからこそ昔から「人事を尽くして天命を待つ」なんて言葉があったんでしょうね。「まな板の上の鯉」なんてのも近い意味になるんですかね。
なんにしてもやるべきことをやったものにしか実感できない感覚でしょう。こういう言葉の重みってのも要領だけ追求して楽して結果だけを欲していたのでは一生分からなかったことかもしれません。あらためて百姓をできていることの有り難味を感じます。
さて、明日からは畑に戻ります。これまでかなりの野菜たちが放置されたことにより犠牲になっておりますし、その救出はどこまでいけるか分かりませんが、これからの秋野菜たちにも取り掛からないといけませんからね。夏の訪れとともに百姓仕事も気分を変えて仕切り直しです。
にごり水
ここ数日ものすごく降りました。幸い私の周囲では被害と言うほどの話は出ておりませんで、私たちも含め無事に過ごしております。ただ一点を除いて・・・
2~3日前から我が家の水がにごっております。うちの水は全て井戸水の汲み上げなのですが、それは風呂場から始まりました。と言うよりは風呂は水をためるので色が見えやすいと言うことです。
これまでもたまには少しにごっていたこともあったのですが、今回はあまりにもひどかったので、少々心配にもなりまして、お隣さんにも相談してみました。
色々と聞いてみますとどうやらうちの井戸は浅いのではないかということです。ボーリングをしているところを見たことがないと言うので、おそらく昔からの手掘りの井戸の上にポンプを設置しているのではないかという推測です。そうなりますとたいした深さではありません。
で、これだけの雨がまとまって降りますとその井戸にも水が流れ込むということではないかと。
とりあえず裏山の崩れは心配しなくてもよさそうでしたのでそれだけは安心しましたが、水のことについてはあらためて考えさせられました。
ひどい雨が降るとその大量の雨水が土に浸透して水の道にも直結してしまうということですから、地下深くから汲み上げるほどの濾過能力はないわけです。当然、地表近くからのあらゆるものを水に溶かし込みながら流入してくるという構図は容易に想像がつくわけです。
除草剤や各種の農薬、重金属や合成化学物質を含んだ産業廃棄物から生活廃水や家庭ゴミまでありとあらゆるものが無造作に捨てられたり埋められたりしていますが、そういったものも最終的にはどこかの水の道に入り込み、そこから河へ、海へとつながっているはずなんだなあ、とあらためて我々現代人の無責任さを気づかされるわけです。
立地条件から見て、おそらくうちの井戸にはその類のものは流入していないだろうとは思いますが、これも地下でのことですから100%の自信はもてません。とりあえず今まで美味しく水が飲めているという結果論からの推測だけのことです。
「水に流す」とか「臭いものには蓋」とか水や都合の悪いものに関する言葉も日本語には数々ありますが、こうした言葉が生まれた時代とは全く状況が変わってきているんですね。水や土の浄化能力を超えるものばかりを作っては垂れ流しているわけですから、もう「水に流す」なんてことでは何も解決しないどころか、逆に迷惑や被害を拡大させる行為でしかなくなっているのかもしれません。「臭いものには蓋」の原理で埋めて見えなくするってのも同じことですね。
「ゴミを減らそう」 「ポイ捨てやめよう」 「川や海をきれいに」なんて標語を作って頑張る前に自分たちが日常使っているものがその辺に捨ててもいいものばかりだったら何の問題もないんですよね。昔はそうだったわけですから。
以前読んだ小説に(何だったか忘れましたが、明治期の小説でしたね)汽車の窓から弁当箱を投げ捨てるということが当たり前のように書いてありました。確実にこの弁当箱はプラ製品ではありませんよね。
ゴミを投げ捨てるという行為そのものの是非は別として、「あ、これは土に還るのか」と思った記憶があります。
ホント、収拾の着かない話になってきましたが、こんな水源近い田舎ですらこの状態ですから川下へ行けば行くほど事態は深刻なんだよなあって。しかも上水道って川から直接取水してますもんねえ。下水道も結局は河へ流して終わりですしね。
表層しか見えない日常の中でこういうことが起こるとほんの少しだけ真実に近づけるきっかけを与えてもらっているのかもしれません。
人間にたとえると・・・
今日、7月9日はさくらの誕生日です。6歳になりました。犬の6歳って人間のライフステージにたとえると40歳に相当するそうです。
いつの間にか我が家での最高齢者になりあがっていました。
誕生日ケーキとはいきませんが、今日はビスケットをもらいました。
みんなに「太った」と悪口を言われながらも本人はどこ吹く風。「食えるときに食っとかないとね!」よろしく、美味しく食べ続けております。
こころ
気がつくと2週間以上も更新しておりませんでした。毎度のことですが・・・
この間も私はひたすら田んぼでして、畑に関わったのは今日の午前中を含めて2日かだけ。田んぼの除草作業はやはりそれなりに大変ではありますが、去年までに比べると今年は格段に楽に、そしていい具合に草を抑えられてここまで来ております。苗立てと田植えをもう少し改善すれば来年はさらに快適に米作りが出来そうな実感を持てているところです。
さて、我が家では自宅出産に決めてからというもの、今まで以上に食を中心とした自然な生き方というものに夫婦そろって意識が向くようになっております。これまでがそうじゃなかったというわけではないのですが、お腹の中の新しい命のことを一番に考えているうちに今までは『ま、いっか』と妥協していたところにまで意識が及ぶようになったという感じですかね。
その今までは「ま、いっか」で済ましていたうちの一つが醤油だったわけです。基本的に自分たちで作った米や野菜を中心に食べている我が家ですが、調味料に関しては「買う」物が多いです。味噌に関しては去年から自分たちで作り出していまして、一年中とはいきませんが、少しずつは賄えるようになっております。ただ、醤油となりますとなかなかそうはいきませんで、市販のものに頼っております。
買い物はたいていスーパーで済ませるのですが、なかなかちゃんとした醤油に出会えません。この「ちゃんとした」といっているのはとりあえず「本醸造」でして、できれば2~3年熟成のものがいいなと。原料が汚染されていないものであれば最高なのですが、現在の日本でそこまではほぼ望めないので、この点に関しては目をつむっております。
この春、頂き物のカタログギフトでこの「ちゃんとした醤油」を見つけまして注文しました。実際に口にしてみると同じ醤油とはいえ別物ですね。ということで夫婦そろって開眼しまして、身近で手に入る醤油を探していたわけです。
先日ついに見つけました。女房の実家の近くに蔵がありまして、そこで直売もしておりました。
「ユーメン醤油」という会社ですが、気に入ったので宣伝しておきます。
作っている醤油自体もそうですが、醤油の説明をしてくれる蔵の人(だと思いますが、直売所にいた人)も丁寧で誠実さを感じられました。
商品に関してこちらが質問したことについても正直に(だと思いますが、これはあくまで私の主観ですかね)説明してくれていた気がします。
完全なる添加物まみれの「味付け醤油」を「本醸造醤油」と銘打って売っている蔵があるかと思えばこんな蔵もあるんだと、まだまだ捨てたもんじゃないなという気持ちにさせてもらえました。
ちなみに上記うそつき醤油については商品の「裏書」を見れば誰にでも一目瞭然のことなので、敢えてここで名指しでバッシングすることは控えさせていただきます。せっかくの美味しい醤油に出会えたわけですしね。
この醤油、物がいいのでお値段もそれなりです。スーパーに並んでいるものに慣れていると「高いな」と思うくらいの値段はします。でもここからが大切なところですね。
まずうちはほぼお金を使わない(一般的な日本の家庭に比べて)生活をしていますし、そもそも醤油代をケチったところで一ヶ月に数百円しか浮きません。
そして私たちは何よりも「食べ方」=「生き方」だと思っておりますので、そこをいい加減にするということは生きることそのものをいい加減に考えていることになります。だから何をおいてもエンゲル係数は下げてはいけないのです。下げるべき出費はむしろ自分個人の贅沢とか趣味的な「生きる」上では余剰の部分に当たるものだと思っておりますので、この一ヶ月数百円の出費に関しては当たり前のことだと思っております。
健康ブームに乗って異常なまでの高値で取引される食品も多々ありますが、これは論外として、ちゃんと作ったものには「適正価格」というものがあると思うのです。この価格というのは何も算盤勘定ではなく、作る側・買う側双方の必須条件によって満たされるものです。作る側から言えば、当然そのものを作り続けていけるに見合った報酬。もちろんこれは自分たちの贅沢などを含めないのは当然のことです。買う側から言えば、先ほども触れましたようにあくまでも「食」を最優先した家計の構築、ということになります。
さて、話は大分それましたが、私としてはこの「ユーメン醤油」さんに今後も頑張っていい醤油を作り続けてもらいたいので、ここで一つ宣伝しておこうという下心満載な記事なのでした。
あ、ちなみに写真ですが、右側が「三年熟成醤油」、左側のラベルが見えないほうが「搾りたて醤油(二年熟成)」で、いずれも生醤油です。どちらも脱脂大豆ではなくちゃんと国産の丸大豆をそのまま使って仕込んでいるそうです。
潤い
田植えが終わりました、といってから早一週間。除草作業の毎日でありました。
今週に入ってから入梅となりまして、ようやくじめじめとしてきました。これに伴い稲も野菜もようやく動き始めました。当然草たちもそれ以上の速度で動いているんですが・・・
明日からしばらく雨が続くということで、今日は晴れ間を畑に使いました。まだ植えていなかった苗もたくさんあったので、もうこの機を逃すと月末まで無理そうですもんねえ。
振り返ってみると今月に入ってから、否、田植えを始めてから今日初めて畑に入りました。今日まではひたすら田植えと田の除草で日々を過ごしていたんですねえ。
こんな休まることの無い日々の中で、本日ほっと一息つかせてくれるような出来事が。私たち夫婦の結納品が羽子板になって帰ってきました。
今日の午後から女房が羽子板作りの講習会に参加して自分で作って帰ってきました。こんな立派なものになるんですね。それ以上にあの結納品がこの一枚に納まって帰ってきたことに驚き、かつ見事に飾り付けられた様を見ると感慨も一入です。
早速床の間に飾ってさくらとともに写真を撮ってみました。あわただしい日々の中でそんな日中のことを忘れさせてくれるような、ほっと暖かい気持ちにさせてくれるような、そんな一こまでした。
終わりました
本日で今年の田植え終わりました。
今日は最後のもち米。6畝あまりの田んぼでしたので実質4時間程度で植え終わりました。
これで今年の田植えは終了です。明日からは除草作業あるのみです。
今日はひとまず「泥落とし」ということで、美味しいお酒をいただきまして、すっかり酔っ払っておりますので、とりあえず終了報告だけで勘弁してもらいます。
なんでだろう・・・
女房のお父さんが、先日釣り船で釣りに行った話を聞きました。高い金を払って行ったらしいのですが、どうも船頭が上手でなかったようで大物は釣れず、小物ばかりを数釣って帰ってきたとのこと。
私、ふと思いました。こういう時って「金返せ」にはならないんですよね。これと同じようなことってよくありますよね。たとえば井戸掘り(ボーリング)もそうですね。メートル○万円という代金は水が出ようが出るまいがきっちり持って帰ります。
この「ダメでもお代はいただきます」の根拠になっているであろうと思われるのは「自然相手のことだから、当たるも八卦ですよ」的な考えなんだろうなと。
じゃあ、何で百姓にはそれが無いんだろう。同じように手間隙かけて資材なども投じていながら、出来高でしかお代はもらえません。しかも市場に出荷している農家に至っては相場などというわけのわからないものに左右されて、結果を残してもそれに見合った報酬がなくなるという訳の判らない世界になっています。
別に私が結果に関わらず報酬がほしいというわけではありませんで、その釣り船やボーリングなんかも同じように扱っていくのが当たり前なんじゃないかと。それが出来ないんだったら百姓や漁師などの第1次産業も同等に扱うべきじゃないかと。
現代の価値観っていろんなところで矛盾だらけなんだなと思っただけです。
廃車
本日より田植え後半戦開始です。いざ、と意気込んで植え始めましたが・・・
開始早々からどうも車輪の動きがおかしい。よくよく見ると車輪が曲がっているのではなくそれを支える骨組みそのものが曲がってしまいました。
ここまで来るともう応急処置とかのレベルではありません。諦めました。
泥の抵抗がいかに大きいものか、判っていなかったんですねえ。骨組みの接合部分で弱いところから順にだめになっていきました。泥だけでなく田んぼの中には藁くずや草のくずなど多くのものがありまして、そういったものがスポークに絡んで、泥を車輪にまとめ上げていくんですね。
力ずくで引っ張ることは出来るんですが、車体そのものがその力に耐え切れなくなっていました。
で、その後は田植えをどうしたのかといいますと、お隣のTさんに手植え機を借りて植えています。Tさんがこのポット苗方式の先駆けでもありまして、去年から1号機を作って植えておられましたので、それを借りてやっています。私の作った2号機とは構造が違うのですが、植え幅や基本的な植え方は同じですので、すぐに使えました。
なんとも情けない結末ではありますが、初めからうまくいくわけもなく、これを糧に来年に向けてより使いやすいもの、頑丈なものを作っていければ無駄にはならないかな、と自分を慰めながら残りを植えております。
なんとも、今年は田んぼも畑も考えさせられることが多い年であります。
極端現象
いきなり汚い写真でごめんなさい。百姓の腕です。
本日数年ぶりに皮がむけました。日焼け、というより火傷です。水ぶくれてました。
例年田植え時季になりまして、田んぼに入って泥を触るようになりますと、袖が邪魔になりますので、まくって作業をしています。ですが皮がむけるような焼け方はしたことがありませんで、今年が初めてです。
朝晩はいつまでも気温が上がらず、未だに10度に届くか届かないかの日々。午前中は真夏の日差しが照りつけますが、午後になると黒い雲が湧き上がり突然の雷雨という日が3日以上続いています。
こんな中で田仕事をしているわけですから私の腕が焼けているのはほぼ午前中です。にもかかわらず皮が剥けるほど焼けているわけですからかなりの日差しです。
先日ラジオで気象予報士が「ここ数年の気候はエルニーニョ現象とかラニーニョ現象とかでは説明がつきませんで、これはもう極端現象としか言いようがありませんね」といったようなことを言っておりましたが、まさに私の腕がこれを証明しているのかもしれません。
まあ、せっかくなので数年ぶりに皮を剥くのを楽しませてもらいましょうか。
雷雨と雹
今日から田植え後半戦へ、と思っていましたが、先週植えた田んぼの植え直しと除草作業が予想以上に苦戦していまして、まずはこちらが片付いてから次に移ろうと計画変更中です。
田んぼの方はこれはこれで苦戦中ではあるのですが、それ以上に壊滅的なのが畑のほうです。
昨日は配達で一日広島へ出ておりました。夜帰ってきたのでそのときには分からなかったのですが、今朝早くにお隣さんと話をしていまして、昨日大塚では豪雨に雷、さらには大きな雹までも降り、一時地面が白くなるほどだったとのこと。
もしや、と思い急いで畑を見に行きますと、かなり悲惨な状態です。
順番に赤シソ、サニーレタス、南瓜、タマネギです。見事にズタボロにされてます。かろうじて息はあるようですが、かなりの重症です。他にもキャベツや玉レタス、枝豆など葉っぱの広いものほど被害が大きいようです。
果たしてこいつらが元気に快復してくれるのかどうか・・・完全に元通りにとか、大豊作にまでこぎつけようとか、そこまで高望みはしませんからせめて無事に一生を全うしてくれれば。
ただでさえ田んぼで苦戦中のところにこの凶報はかなり気分が沈みますねえ。自然のことですから、それに対して不平を言う気はありませんし、気候がおかしいなどとも言う気はありませんが、あらためて自然からの恵を売り物にするという生業とはどうあるべきなのかということも考えさせられました。
何はともあれ、野菜たちについてはただただ見守っていくしかありませんので、とりあえずは目先の田んぼのことから一つずつこなしていきましょうか。
一枚目終了
昨日から田植えを始めました。「手植え機」始動です。
こーんな感じで立ったまま苗を落とすだけですので、全く腰が疲れません。この点は大成功です。
が、この「手植え機」自体が重たく、かつ車輪式にしたことにより泥の固いところではかなりの抵抗が出て引っ張るのにかなりの力を要します。ここいら当たりはまだまだ改良の余地があります。
さらには今日に入って故障もしたりとそれなりに手こずりながら徐々に使い方にも慣れてきました。
こんな障害はありながらも植える速度は段違いに速いです。この田んぼ1反9畝(約2000㎡)ありまして、通常の手植えでやっておりますと、一人で3日では終わりません。代掻き、線引きまで含めて考えますと確実に4日仕事です。
それが昨日の朝から代をかき始めまして、今日の夕方には植え終わりました。しかも途中で田植え機の修理をしたりもありましたので、半日分くらいは無駄が出ております。
上述したような障害を差っぴいても充分おつりがきます。本体の重さで多少の筋肉痛があるとしても腰を痛めることを思えば楽なものですし、まずまずは及第点といってもいいでしょうね。
こうなってくると人間欲が出るものでして、次はもっと軽く取り回せるものを考えようと。そうすれば誰にでも簡単に使えるものになりますし、複数人で楽しく田植え、というのも可能になるな、と夢は膨らみます。
泥の状態、水の張り具合によって苗がうまく埋まらないところもありますが、この辺は徐々に勘所も見えてきましたので、植え直しも少しずつは減っていくことでしょう。
とりあえず今日は新兵器のご報告まで。
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延期
いよいよ本日より田植え開始!
の予定でしたが、生憎の天候により延期することにしました。だからこんな時間に更新しているわけです。
昨日からの冷たい雨が今日も降り続いております。雨だけなら、と朝一番から合羽を着て代掻きを始めたのですが、あまりにも風が強く、冷たいので、今日は植えないほうがいいと諦めました。
そもそも今日のお昼に向けて天気は好転していくものと思っておりましたら、予報は明日まで雨。しかも強風と寒気を伴って、ということですので田植えには全く持って不向きであります。
特に今年はポット苗での田植えですので、これだけの強風と雨ですと植えた苗もすぐに流されてしまいます。無理をすれば出来ないこともないでしょうが、私の体にとっても稲の体にとっても何一ついいことはなさそうです。
田植えだけを見ていますと、この雨も悪条件のように思えますが、実は別の側面では救いになっている気もしています。ちょうど今降りてきている寒気。これが明日の朝にかけて影響してくるという予報なのですが、数日前までの予報では今日から週末にかけては晴れでした。ということは「寒気+晴れ」という一番気温が下がるパターンを予報していたわけです。ここいらあたりでは5℃以下になるのではないかと。
こうなりますと霜の心配もしていたわけです。現在畑に広々と植わっている夏野菜たち、こいつらは寒さにはめっぽう弱いわけでして、霜なんて軽くでも降ってくれたらそれこそ全滅の恐れも。
これがこの雨のおかげでそこまでの気温の低下、霜の心配というものが無くなったわけですからその意味からすればこれはこれで「恵み」なわけです。
そもそも今日から田植えをしよう、といっていたのは私の勝手な都合でして、稲の都合ではないわけですし、この天気も「もう少し待ってやれ」との天の声と思えば有難く今日は骨休めをさせてもらえるわけです。
ということであせらず着実に今年の田植えに望める体勢を整えたいものです。
初公開!
本日も雨です。雨の日しか更新しないのか、という感じになってきておりますが、特にそういうつもりでもないのです。
この冬から製作を開始しておりました「手植え機」、先日完成しまして、粗代をかいた田んぼでの試乗を終え、始動準備が整いました。
このポット苗での田植え、お隣さんが昨年から始めまして、私の手植え機はそちらのものを雛形に改良した2号機であります。先日お隣さんが田植えを始めたので、そこでこの2号機を少し試させてもらいまして、実際の植え具合などを確認しました。
やはり実際に使ってみるものですねえ。植え口のところで微妙な不具合が見つかりまして、その部分を即修正しました。これでとりあえずは機能的には問題がなくなったはずです。
あとは田んぼごとに癖がありますから、そうしたあらゆる状況下でどうなるか。これは全ての田植えを終えてみないと分からないことですので、田植えを進めながら改良点があるかどうかを検討していくつもりです。
田植えはいよいよ26日~開始の予定です。
この「手植え機」、まだ1台しか作っていませんので、一人でしか植えられないのが難ですが、立ったまま植えられるので腰には全くきません。一人で植えるぶん長丁場にはなりますが、疲れないというのは気楽ですね。
この写真を見ても今ひとつ田植えのイメージがわかない人も多いと思いますので、興味のある人は田植えを見に来てはいかが。
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あれから一ヶ月・・・
前回の更新が4月18日、ちょうど籾播きをした日でした。あれやこれやとバタバタしておりましたらもう一月が過ぎていました。苗もご覧のとおり立派に育っております。
この間何をしていたのかということになるのですが、あれこれありすぎまして一言ではなんとも・・・とりあえずご報告も兼ねてですが、女房が無事妊娠しまして、現在3ヶ月の終わりごろ。12月初頭には私も父親となれる予定であります。
こうした私事もありまして、かつ今年の春はやたらと百姓仕事が一時に集中するというめぐり合わせもありまして、ブログを更新する暇が、と言うよりは私の心の余裕がなかったというところであります。
今日は久々の雨らしい雨でして、思い返して見ますと今月に入ってからこうして落ち着いて休んだのは初めてではないかと。だからと言って忙しさが特に厭だったわけでもありませんで、充実した一ヶ月を過ごさせてもらった気がしています。
女房の妊娠を機に、現代の妊娠・出産を取り巻く不自然な環境も目の当たりに出来ましたし、それらについても夫婦で多くの話しをする機会を与えてもらえました。
また、今春はラジオでも近隣の人たちとの話の中でも気候の異常さについての話題が事欠きませんで、稲や野菜の生育のみならず周囲の草花、木々の動き、虫や動物たちの動きなどを通じて多くのことを考えさせてもらえております。
そもそも「異常気象」という言葉はここ数年、毎年のように耳にしますが、では「正常」な状態って何なんでしょうねえ。以前にも暦のことには何度かふれたことがあると思いますが、旧暦でみるだけでも多くの「異常」は「異常」にならないことはありますし、この旧暦自体も人間が作ったものである以上は完全に自然そのものではないわけですから多少のズレがあってもなんら不思議ではないはずです。
自分たち人間の都合と期待と思い込みと、そんなものを捨てきれなければ自然と同調して生きるなんてことは無理なんだろうな、とそんなことも思ったりしました。
この一ヶ月、いろんなことを考えさせられながらも、日々酒を呑んでは女房と話をするだけで満足しておりました。自然の営み、その中での人間の在り方、そして多くの過ち・・・もう一度原点に立ち返って更新も頑張らないといけないなあ、と少々反省です。どうも話し相手がいつも一緒におりますと、そこで満足してしまうのがいけませんね。これじゃあ今までは単に「寂しかったからブログやってました」という感じになってしまいますもんねえ。
さて、いよいよ来週からは田植えを始める予定です。ポット苗専用「手植え機」も完成しました(まだ試乗していないのでちゃんと機能するかどうかは心配ですが・・・)。こちらの顛末についてもまた近日中にご紹介できると思います。
野菜たちの成育は連年に比べるとゆっくりですが、ここに来て急激に動き始めておりますので、こちらも大忙しになってきております。
あれこれとネタは尽きないのですが、問題は私の怠け心だけということで。お約束は出来ませんがまた近いうちに更新します。
17:02 | コメント (1196) | トラックバック
籾まき完了
本日今年の籾まきをしました。今年から全てポット苗に。おかげで苗箱の枚数は増え、そのぶん時間もかかりましたが、何とか今日一日で作業を完了することができました。
写真はハウス内に作ったプールに苗箱を並べて、最後に太陽シート(銀紙みたいなの)で覆って完成したところです。これであとはハウスを締め切ったまま二葉期くらいまでは放置です。
塩水選から始まり、酵母処理、浸水ときて、ようやく籾まきまでたどり着きました。「苗7分作」という言葉もあるように、この苗作りで今年の米の出来も大きく変わってきます。ここまでは計画通りに進んでいると思いますので、あとは今から田植えまでの40日くらいを元気に過ごしてもらえるように見守るのみです。
いやー、籾まきまで終わりますとかなり肩の荷が下りた気がしますねえ。といいましてもまだまだ気を抜いている場合じゃありませんので、一息ついたらまた気を入れなおして次のステージへと気持ちを切り替えていきたいですね。
20:33 | コメント (1198) | トラックバック
初物
今朝は氷点下に逆戻り。日中は晴れ間が多い一日でしたが、風は冷たく日が落ちると冬かと思うような冷え込み具合になってきました。
こんないつまでも寒い春ではありますが、日当たりのよいところではタケノコが出始めておりました。早速掘ってきました。本日の収穫6本。こんなに一度に食べられるわけではありませんが、出る端から掘っておかないとここ畑なんです。空き家になっている家の畑、山際の畑、放っておくと数年で完全なる竹薮になってしまいます。
川辺ではコゴミもかなり生えてきていました。これもとってきました。とりあえず今夜はコゴミからいただきます。
18:24 | コメント (1110) | トラックバック
満開の桜と・・・
ここ大塚でも桜が満開になってきました。そんな時季にまた急激な冷え込みです。
朝、起きてみてビックリです。屋根の上にうっすらだけではありますが、雪です。
明け方から屋根から雨の落ちるような音がしていたので、今日は少し雨かな、と思っておりましたが、とんでもない!降った雪が融け落ちていた音でした。
気温自体は氷点下にまではなっておらず、0.×℃だったようで、降った雪が融けては落ちていたようです。
まったく、明朝は氷点下の予報。三寒四温の時季とはいえ、今年はちょっと極端ですねえ。
私バカよねえ・・・
昨日までの陽気とは打って変わって、今日はまた冬の寒さが戻ってきました。時折小さい雨も降るという、なんともやる気の出ない天気なので、今日は外仕事はやめにしてハウスの中で育苗用のプール作りに勤しむことに。
プールの枠の寸法を測り、レベルをとって水糸を引き、枠になる角材をそのレベルに合わせて並べていきます。午後3時ごろにはここまでの作業が完成!
と思っていたのですが・・・プールにしくビニールの寸法を思い返すと、どうもビニールの寸法が足りない。そんなはずはなかったのに・・・
そうです。単に枠の寸法を間違えていました。150cm幅でよかったところを180cmとっているのですからビニールの幅が足りなくなります。なんともバカげた間違いです。
結局その後5時過ぎまでかかって、その30cmを修正することに。当然レベルをとるところからやり直しです。今日は特に他にすることも無かったのでこれで一日が終わっても惜しくはないのですが、やったこと以上に気分が疲れますね。
こんな天気のおかげで一つ肩の荷が下りたと思えば悪天候も捉えようではあります。
19:35 | コメント (401) | トラックバック
日干し
本格的に忙しくなってきました。朝から夕方までみっちりと野良仕事ができる日和が続いてくれております。畑では種まきの準備を次から次へと、田んぼでは田ごしらえの始まりと籾まきの準備です。
そんな中、今年は未だに植え付けのできていなかったジャガイモがようやく植えられそうになってきました。例年ですと私は3月には植えていたのですが、今年はこの天気でしたからここまでずれ込んできております。と言いましてもこの地域では4月の10日くらいまでに植えれば大丈夫と言われてますので、決して遅いわけでもなんでもないんです。
今日は朝から種芋を切って日干しです。切り口を乾燥させてから植えたほうがいいという説が一般的でして、とりあえずは私もそれに倣っているわけです。私個人としては、ジャガイモって強いので、切ってすぐ植えようが植わっている芋を切ってしまおうが、しっかり生えてくるもんだと思っているのですが、万一のこともありますので安全策をとっているというわけです。
で、芋を干しておりますといつの間にかさくらも一緒にござの上で日向ぼっこ。気持ちいいんでしょうねえ。
ふと思ったのですが、「日向ぼっこ」の「ぼっこ」って何なんでしょうねえ。
春らしい
4月になって初めての更新です。
ようやく雨の降らない日が続いてくれるようになりました。つい数日前まで冷たい雨ばかりが続き、気温も氷点下という状態だったのですが、ここに来て急に温かくなってきました。
で、気がつくといきなり桜が咲き始めております。先日までの寒い印象しかなかったもので、不意打ちを食らったような感じですが、それは私たちの感覚が目先の事象に左右されているだけのことでして、自然界は着実に春に向けて準備していたようですね。
田畑に行きますとヘビやカエルも姿を見せております。挙句の果てには畑仕事をしておりますと、すでに「ホビ}が多数顔の周りにまとわりついてきます。当然のように初日にしてあちこち刺されました。温かくなると野良仕事は快適にできるようになるのですが、こうした虫刺されと引き換えではあるんですねえ・・・
話が花のことに戻りますが、桜が咲き始めたのですが、実は先の写真の奥に白く見えているのが梅でして、今がちょうど満開です。こんな感じ↓
ここ、大朝ではよくあることでして、梅と桜とが一緒に咲いている光景です。暖かい地域では梅→桜と順序良く咲いていくのですが、遅くまで寒さが残りますと花の時期が重なってくるようです。私はまだ見たことがありませんが、梅・桃・桜が同時に咲いていたこともあるとか。
なんにしましても、今週は春らしい天気が続いてくれそうです。ようやく野良仕事もあれこれできる状況になってきたのですが、今までが何もできていないぶん忙しくなりそうです。でもここまでじらされると忙しくあれこれできるというだけで妙に嬉しくなっている自分がいるというのも不思議なものです。今だけかな・・・
19:19 | コメント (1068) | トラックバック
他より先んじることは・・・
また寒さが戻ってきまして、今日も雪になりました。うっすら積もる程度ではありますが、一日中0℃前後の気温というのは、さすがにこの時季応えます。
夕方には雪もあがり、すっきりと晴れてきたのですが、その分寒さも増してきています。明日の朝はかなりの冷え込みを覚悟せねば・・・
さて、夕方さくらの散歩中の出来事。道路わきにヘビが死んでいました。温かくなって地中から出てきたのでしょうが、この急な寒さで非難が遅れたのでしょうか。
このパターンで死んでいるヘビを見るのは今年に入って2~3度目です。しかもたいてい同じような場所です。
要は春になって出てくるタイミングを誤ったという結果ではあるのですが、何とも考えさせられます。
他の者よりも先んじて行動を起こせば、他者よりも先に餌にありつけるかも。子作りの相手探しもそうかも。なんにしても先んじるということはその個にとっては利のあることが多そうです。
ですが、当然今回のように「適期」を見誤るとそれなりの代償も降りかかってくるわけでして・・・いくら自然界に身を委ねている生き物であっても適期を見誤るものは多からずはいるわけですねえ。ヘビに限らず花でもそういう光景を目にすることがあります。
百姓にしても同じことですね。人より先んじようと利己のみで動いても適期を外してまかれた種はその生を全うすることはありません。ある意味人間の欲で一つの命を粗末にしていると言われそうでもあります。
我々人間の成長にしても同じことですね。「よその子よりも早く○○ができるようになった」「うちの子だけがまだこの年になっても○○ができない」
巷ではよく耳にする言葉です。この時期の基準っていったい誰が決めたんでしょうね。
昔から大まかな目安はあったようでして、そのあたりの話は年配の人たちからもよく聞きますが、その目安にはかなりの幅を持たせてくれているように思われます。
自然界の大きな命の流れ。人間の浅薄な知識ではなく、五感・六感全てを使ってその流れを感じ取れる、そんな人間に私はなりたい・・・って、なれるのかな・・・
ちょっと大風呂敷を広げすぎましたが、少なくとも「早い」「大きい」「新しい」という価値観だけに振り回されないようには生きていきたいですね。
17:58 | コメント (544) | トラックバック
廃校
昨日3月24日をもちまして、私の住んでいる地域に残っていた大塚小学校の歴史が幕を閉じました。建前上「休校」とは言っておりますが、実質「廃校」です。
生徒数が少ないから
子どもの教育上、大人数の中で競争したほうがいいから
経済的に無駄が多いから
などなどもっともらしい口上はいくらでもあります。
その一つ一つに反論していくのはバカらしいのでそんなことはしませんが、一つだけ原理的なことを考えてもらいたかった・・・
公教育の本来の姿って何ですか?
始まりは雨
昨日から旧暦2月に入りました。ということでそろそろ百姓も動き出しです。今日はあいにくの雨でしたが、屋根の下でできることから始めます。
まずは何をおいてもお米が一番。種籾の塩水選・酵母処理をしました。今までも毎年紹介していたかとは思いますが、種籾を比重で選別するのが塩水選です。今年は何年かぶりに種籾を更新しましたが、新しく購入した種籾でも比重を高くして厳しく選別しますと半分近くの籾が浮きます。
午後から女房と二人でこの作業をしておりましたが、3時間近くかけて丁寧に選別できました。そのあとは酵母菌を使っての種籾の殺菌です。写真がちょうどそのときですが、種籾にはいろんな病原菌もついておりますので、播種前にそれらを酵母菌によって食い尽くしてもらおうという算段です。
曲がりなりにも自然農法を志す身としては殺菌作業とはいえ科学薬品は使うわけにはいきませんから、こうした自然資材(?)というギリギリの選択をするわけですね。この処理液に24時間つけて、とりあえずは種籾の下準備が完成するわけです。あとは籾まきまでしっかり水につけて発芽準備をすることになります。
さて、今年はどんな米作りになるのか、楽しみな季節になってきました。
味噌と除雪
去年より少し遅れて今年の味噌を仕込みました。昨日は除雪もなかったので、両親とともに味噌を仕込むことに。ただ、本来はうちでやる予定だったのですが、雪のため両親がこちらに来るのは厳しいと判断し、我々が道具を持って実家へ出向くことにしました。
去年は白大豆の量が少なかったので、たくさんとれた黒大豆で味噌を作ったのですが、今年は白大豆が豊作でして、家族念願の白大豆味噌を仕込めました。
ちなみにこの大豆は私が作っているのではなく、両親がうちの近くの畑で作っているものです。
麹の量、水加減、塩の量と少しずつ変えて約10kgずつ3つのカメに仕込みました。我が家の味噌作りもまだ2年目。色々と試行錯誤しながらです。約半年後にはどんな味噌に仕上がってくるのか、楽しみです。
お昼から作業を始めて何とか夕方には片付きまして、仕込んだ味噌や道具を持って夜には雪国へと帰ってきたのですが、雪の量がまた増えておりました。いやな予感はしながらも床に就いたのですが、やはり早朝に電話がかかってきました。除雪です。
昨日は出動しなかったということなので、おそらく夕方から降り始めたのでしょう。先日の除雪以降で新たに20cmくらいは積もっておりました。今回の雪を合計すると50cm以上ということになりますか。この時期にしては量も多く、降り方も冬を思わせるような感じでしたね。
聞いたところによると、芸北のある地域では1mも積もったとか。「3月に」と聞くと驚きますが、「旧暦1月」と思ってみるとそこまで「異常」だと騒ぐほどでもないのかもしれません。確かにそれ以前の温かさとの差が大きかっただけに調子は狂うんですけどね。
とりあえず今回の雪は量が量ですから完全に消えるまでにはしばらくかかりそうです。その間私はまた何して過ごすかなあ・・・
予想以上
本日2度目の更新です。
朝、雪景色の写真を撮ってからも雪は降り続きまして、お昼前に除雪出動の連絡が。
家の中にこもっていたので分からなかったのですが、除雪に出てみるとどこも30cm以上の積雪でした。多いところになると40cmは充分ありました。
今回の雪は非常に重たく(湿っぽい)、除雪していないところを走っておりますと、足をとられてしまいます。4駆でスタッドレスをはいていましてもこの状態は厄介です。おまけに雪が重たい上にかさもありますので腹をすりまして、力も重量もない軽自動車では余計に走りにくかったですねえ。
まだ明日も雪は続くようです。明日も出動になるのかどうか・・・
それにしても除雪予算がなくなったとかで、今日ほどの雪が降っても除雪指示をためらう行政の在り方ってのも考え物です。苦情が殺到してようやく11時ごろになって腰を上げたってのが今日の実情ですからねえ。
なんでもそうですが、お金の使い方を見ているとその人なり、自治体なり、国なりの生き様といいますか、正義感みたいなものがよく分かるものですね。
私個人としては、明日はもう除雪はなしでいて欲しいな・・・
最後の雪?
天気予報では先週あたりから「降る」とは言っておりましたが、結構な量になりました。ここ最近がすっかり春めいてきていただけに、どうも雪に対する感覚が鈍ってきております。
気温は高めでして、0℃前後。水道が凍るほどではありません。なので雪も重たく屋根の雪などは少し積もってはすぐに落ちてくるという積もり方です。
久々の雪にさくらは大はしゃぎでして、屋根から雪が落ちてくるたびにそれに向かって跳びついて遊んでおります。
先月はあちこちへ出かけることばかりでしたが、今月は雪もなくなり百姓仕事も少しずつ動き出そうかとしていた矢先にこの雪ですから、やはり本格始動はこの雪が消えてからになりそうです。
まあ、そもそも旧暦でみますと来週でようやく2月に入りますので、春野菜の種まきなどはその頃からかな、とは思っておりました。と言うことでまずます予定通りではあります。
外仕事のできない今のうちに事務仕事を少しでも片付けておきましょうか。
キムチ漬けました
数年休んでおりましたキムチを今年は久々に漬けました。
しばらく間が開いたのでレシピも忘れておりまして、大雑把な記憶を頼りにヤンニョム(漬け材料)作ってみました。
混ぜ合わせた感じではいい感じだと思うのですが・・・これも使ってみたものを食べてみないと何とも判じがたいので、また後日試食してみて結論を出してみます。
このヤンニョムを粗漬けした白菜の葉の間に塗りつけてから漬け込むわけですが、あともう少しというところで火災通報!
残りは女房に任せて私は消防活動へと猛ダッシュで向かったというしだいでした・・・
ホント、今日みたいな乾燥した天気のいい日中に野焼きなんて・・・そりゃあ軽い山火事にもなりますわ。まあ大火事にならなくてよかったということで。
春のにほひ
長らくご無沙汰しておりました。先月末から気がつくともう今月も終わろうとしております。
この間の大雑把な報告をしておきますと、月初めより新婚旅行に行っておりまして、10日ほど前に我が家へ帰ってきておりました。これにつきましてはブログに載せるのも気が進みませんで、事後報告のみとさせていただきます。
その後も先週には部落の温泉旅行(日帰り)あり、義父のお仕事のお手伝いあり、と留守がちでして、よくよく振り返ってみると今月は半分以上家にいなかったことになっております。
今月末にはまた予定がありまして、ホント今年の2月は落ち着く間がありません。そうこう言っておりますともう3月ですから百姓仕事もそろそろ動き始めになるわけでして、何か抜けがないかと少々心配しているところです。
さて、ようやく本日の本題ですが、今年もふきのとうを採っております。先週ちょうど家を空けていたときにこちらでは結構雪が降っておりまして、一度は完全になくなっていた雪が、帰ってくると一面にまだ残っておりました。
が、さすがにこの時季の雪でして、今日にはほとんど消えていっております。と言うことで家の近くで探してみますと、ちょうどいい頃合いのフキノトウが結構生えておりました。早速採って帰りましたが、初めの写真とこの下の写真分採れました。
短時間にしてはそこそことれたほうだと思いますが、残念だったのはうちの田んぼの土手にたくさん生えるところがあったのですが、先月からその河土手を護岸工事しておりまして、重機などで群生地は完全に壊滅状態になってしまったことですかね。
まあ、これは仕方のないことですし、今回採れただけでもそこそこお裾分けもできる量です。まだ他にも少し足を伸ばせば群生地はありますので、今度はそちらにも行ってみたいですね。
今年は結婚してすぐの冬ですから当然なのですが、今までのように暇をもてあますという冬の過ごし方にはなりませんね。これはこれでありがたいことなのですが、春からの百姓仕事に抜けが出ないようにだけは気をつけておきませんと、本末転倒ですからね。こういう生活パターンにも徐々に慣れてくることでしょうしね。
また少しずつ春らしい便りをお届けできるようになると思いますので、サボりサボりの更新ではありますが、よろしくお願いします。
うどん
去年はソバが不作でした。が、小麦はそこそこ収穫できました。と言うことでこの冬はソバうちではなく、うどん打ちに挑戦です。
日曜日と月曜日と2日にわたって、打ち方、水の量などを変えながら初めてのうどん打ちをしてみました。
粉はもちろん完全自家製です。夏に収穫したときは水分が多くうまく挽けなかったのですが、冬までによく乾燥してくれまして、順調に製粉機を通ってくれました。全粒粉にまでもっていきたかったのですが、これはなかなか厳しく、うちの製粉機でできるとこまで挽いてみましたが、とりあえず7~8割挽きといったところでしょうか。こうしてみると白いのですが、水を入れてこねだすと色の違いがよく見えてきます。
この粉に塩水を加えて練っていきます。ネットで調べた讃岐うどんの作り方を参考に足でもしっかりと踏み踏みしました。この間の写真も撮ってもらったのですが、かなり写りが悪かったので割愛させてもらいます。
初日はこのあとしっかりと生地を寝かせてから延ばし、切りへと進んだのですが、2日目は寝かしなしでやってみました。時間がかかるし、さっさと食べてみたかったので・・・私のような田舎もんには寝かしたことによる違いもよく分からなかったので、今後も寝かしなしでやっちゃいそうです。
で、生地を伸ばしたあとは適当な幅に切りまして、ゆがいたら完成!ソバ打ちと比べて、この生地を伸ばすときが一番疲れた気がします。何せものすごい弾力でして、なかなか薄く延びてくれません。かなり力を使って伸ばすという感じで、ソバ打ちのときのようなつもりで気楽に構えていたらとんでもありませんでした。
やっぱり寒いこの時期は温かいうどんでいただきました。腰も強く、小麦の味もしっかりとした美味しいうどんでしたよ。初めにも書いたように全粒に近かったせいか、色はやや茶色め。
粉を挽くのがソバに比べるとかなり時間がかかるので、そう再々というわけにもいきませんが、冬の時間がある間にまだまだ打って食べたい美味しさでした。興味のある方は一緒にやってみませんか。
MG
今週は暖かい日が続きまして、雪はかなり溶けてくれました。次の雪も積もりませんので除雪もなく、のどかな日々を送っております。
と言うことでやっております。「ガンプラ」
結婚のときに陶芸家の友人が祝いで買ってくれた「MG RX-78-2GUNDAM Vr.2 1/100モデル」であります。
本日製作3日目にしてここまでこぎつけました。すごいです。マニアックです。オタク心が刺激されっぱなしです。
小学生のころ少しだけ作っていたガンプラなどとは比べ物になりません。ありとあらゆる稼動部分が忠実に再現されております。その分パーツの数も組み立て方も複雑になっておりますが、これがまた小憎らしいほどに制作意欲を掻き立ててくれます。
百姓の冬にはもってこいの暇つぶしグッズであります。ありがとうUさん!僕がんばりまっす!
お日様
いやー、今回は久々によく降りました。昨日で雪も落ち着きまして、今日は除雪も無し、朝から時折日がさすくらいになりました。この清々しさと、お天道様のありがたさは雲と雪とに閉ざされた後だからこその喜びでもあります。
朝は相変わらずいろんなものが凍りつくくらいの冷え込みではありましたが、日がさすとともに水道も便器の水も見事に溶けていきます。気温計上ではほんの数度の違いなのですが、これまたお天道様の威力といったところでしょうか。
午後になってようやく屋根の雪も少しずつ落ち始めました。さすがに量が乗っていただけあって家が揺れるほどの轟音とともに落ちていきます。
今日は午前中に撮った家周りの雪景色をご覧ください。これでもまだ雪ずりなしの状態ですから、これから雪ずりが加わってきますとその近辺はさらにひどいことになるのですが・・・
今後はしばらく暖かい日が続いてくれそうな予報です。今のうちにしっかりとお天道様のエネルギーを吸収して、次の雪に備えて心身ともに充溢させておきたいところです。
雪遊びをしたい人はこの週末が最適かもしれませんよ。雪が多くて天気がいいなんて好条件は年に数回しかありませんからね。
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この冬一番の・・・
昨夜から雪が降り始めまして、今日は除雪があるぞと起きてみたのが4時半。外にでてみるとうっすらとしか積もっておりませんでした。今日は無いな、ともう一眠り。
次に起きたのが7時前。さくらの散歩にと出てみてビックリです。たったこの間にすでに20cmくらい積もってきています。なおも雪は激しく降り続いております。急いでさくらの散歩から帰ると、案の定すぐに除雪出動の連絡が。
8時前から作業が始まりまして、お昼過ぎには一通り完了したのですが、朝取ったところはすでにまた20cmくらい積もっておりまして、引き続き2回目の除雪へ。で、今日は結局夕方まで一日中かかりました。
現在もまだ雪は降り続いております。この降りかただと明日の朝までにいったいどのくらい積もるのやら・・・
しかも今日は一日氷点下。お昼に一度食事に帰ってきたときにはすでに便器にたまっている水まで凍っていました。ここまでよく冷え込んだのもこの冬初めてです。
いやー、ようやくこの時季が来たなって感じです。ここ1,2年は雪が少なく、冷え込みもそこそこでしたので、久々の感覚です。雪も冷え込みもここまでくると大変だという感じを通り越して、昂揚感まででてくるのはいったい何なんでしょうねえ。
なんにしても明日も確実に除雪です。しかも明日はいつもよりは約4時スタートの予定なので、早く寝ます。
雪とさくら
2010年初めての更新です。すっかり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
年末年始は例年以上に動きが多く、4日に大塚へ帰ってきたのですが、体はかなりボロボロになっておりました。その後体の快復を図りながらも、先日の大雪などあり、除雪に出動の日々。本日ようやく落ち着きを取り戻してきました。
このたびの大雪は一晩で40cmくらい積もるときもありましたが、気温は高めで重たい雪でしたので、溶けるのも早く、今日一日の好天で半分以下にかさが減りました。
とは言いましても、うちの境内にだけはなぜかしっかりと雪が残っております。実はこれがさくらにとっては最高の遊び場でもありまして、毎日雪で遊んでおります。
さくらは投げてもらった雪に食らいつくのがたまらなく好きなようで、これをやり始めると延々と催促を続けます。
雪を投げるこちらのほうが疲れるので、適当なところで強制終了するのですが、ほうっておいたら一日中でもやりそうな勢いです。去年の雪どけ時季にはじゃりじゃりになった雪で足を切っても止まりませんでしたからねえ・・・
この雪投げもこれだけ毎日やっておりますと、さくらの捕雪率もかなりのものでして、守備範囲内であればほぼ口でキャッチできるようになりました。ただし、足元が雪で動きにくいのと、元来の短足、加えてポッチャリ系(親ばかですから「肥満」とは言いませんで)ですから、その守備範囲は広くないんですけどね。
長時間これで遊んだあとはかなり疲れるらしく、よく寝ています。これで少しはダイエットになってくれれば、とも思うのですが、今のところそううまい話にはなっておりません。
とまあ、こんな感じでこの冬も雪に覆われていますので、田畑の話題はなく、主に雪とさくらで食いつないでいきます。ということでダラダラ感満載のスタートですが、今年もお付き合いよろしくお願いします。
ボタン付きました
大晦日であります。昨夜は消防団の年末夜警でした。私が夜警に出る日から、しかも時間直前になってから雪が降り始めました。
でも大丈夫。今年は防寒着にちゃんとボタンが付きました。このコート、長年使っております間にボタンが一つずつ取れてきまして、6つあったボタンも今では下の二つしか残っておりませんでした。当然首もとから腰辺りは開けっぴろげ。仕方ないのでいつも首もとを手で持ってきていました。
ボタンくらい直せば・・・と思われるでしょうが、私裁縫はからっきしです。でも今年は違いましたよ。女房は裁縫のできる人。見かねてボタンをつけてくれました。もともと付いていたボタンとは違うタイプのものですが、こちらのほうがいい感じ。
ものすごくありがたいものです。雪道を歩くのに両手が使えます。風が吹いても前がさばけません。フードも安定してかぶっていられます。
このベンチコート、私が車に乗り始めたころだったと思いますが、ガソリンスタンドでもらった景品。とても上等なものではありませんで、デザインも背中に書いてある文字も意味不明。大学のころにはこれを友達に笑われていた記憶があるので、15年以上は着ているのでしょう。
ボタンも取れ、袖も一箇所引っ掛けて破れておりまして、景品のもらい物とくれば、とっくに捨てられてもよさそうなものですが、貧乏人はそうはいきませんよ。だってこうやって直してもらえば、新しいのを買ってもらったかのような気分で得意気に着て歩けますからね。
とてもそうは見えなかったでしょうが、昨夜の夜警のときも私の中では結構胸張って着て行ってました。「おれ、いいもん着てるでしょ」的な。
そして今日は夜警明けですが、朝から除雪・・・
前にも書きましたが、この機械に乗って作業しているのは私ではありません。作業中の写真もこうして撮ってますしね。
ここでも生まれ変わったベンチコートは大活躍です。
今夜は年越し。日付が替わるころから寺では初詣&鐘つきでして、私たち夫婦も火の番のお手伝いをします。ここでもコートは大活躍間違いなしですね。
まだ雪は続く予報ですが、何とか明日の朝くらいは除雪なしになって欲しいな・・・今日は眠いのにがんばったんだからさあ。
何はともあれ、今年も終わりです。年明けはまた正月が明けるころからぼちぼちとこのブログも再開します。今年も一年ありがとうございました。皆さんよいお年をお迎えください。
あれこれありすぎて・・・
気が付くと前回の更新から1週間が経っておりました。この間、22日には今年最後の配達、23日餅つき、26日~28日京都行、で、今日のお昼前にようやく我が家へ帰ってきました。
前回紹介しました広島菜漬けも無事に浸かりまして、お世話になっている人たちへのお歳暮として送ることが出来ましたし、京都への手土産にも出来ました。重石が少し重かったのか、追い塩が多かったのか、下漬けが甘かったのか、少々水が多かったのですが、これも何とか落ち着いてきまして、しっかりと味が付いてきました。水が多めだったのは決して雪のせいではない・・・・はずです。
京都へは毎年この時期に行っておりまして、友人が和尚をしている禅寺での冬夜(忘年会みたいなの)に参加しておりました。これに合わせてあちらにいる友人たちのところへも顔を出したりしていたのですが、今年は日程が短くしか取れませんでいつもよりはバタバタとしてしまいました。
このお寺での冬夜のときに餅つきもしておりまして、うちのもち米を使ってもらってます。ということでこの1週間に2回も餅つきをしていることになりますね。
この間に部落会計のお仕事や年賀状の準備などなど・・・他にも何をしてたんだっけ・・・といった感じで文字通り師走をさせてもらっておりましたのですが、いくら師走とはいえ少しは落ち着いて新年を迎える準備が出来ないと、年の瀬という実感がわいてこないものですね。今年があと2日しかないというのも、今この記事を書き出してから気が付いたような始末でして・・・
幸いこの間には雪がなく、除雪のお手伝いもなかったのですが、全くうまい具合に出来ているものだと一人で感心しておりました。明日からはまた雪が続きそうな予報になっているんですけどね。
明日は夜に消防団の夜警です。明後日は夜日付が変わるごろから寺での初詣&鐘つきです。その間に除雪のお手伝いなんかが入ってきますと・・・気が付いたら年が明けてた、なんてことになりそうですね。
どうも最近の記事は出来事の羅列ばかりになっておりまして、哲学的考察にかけております。私個人としましては、どうもこれではやっつけ仕事の感が強く、読んでくれている人たちにも申し訳ない気がしてなりません。来年はまた気を落ち着けてのんびり、かつ着実に日常と向かい合っていきたいものです。女房にも手伝ってもらって写真も増やしていきたいですねえ。
って、もう今年最後みたいなことを書いておりますが、あと2日ありますので、余力があったらまた更新します。
ICE漬物?
本日、広島菜を漬けているときのこと。
轟音とともに蔵の屋根から雪ズリが・・・・
漬物仕事をしている私たちに直撃!
ということでこんな雪の中に埋もれながら漬物してました。
その直撃時に漬物樽の中にまで大量の雪が入ってしまいました。
手で取れる範囲は取り出したのですが、やはり少しは取り切れない雪が残りました。
少しではありますが、雪と一緒に漬け込んだ漬物っていったいどうなるんだろう。氷温漬け?
なんか凍ったブドウで作るワインみたいで、ちょっとかっこいいかも・・・
でも塩で雪はすぐに溶けてただの水になるんだよねえ。
出動
ここ数日雪が降り続いております。先日雪の写真を載せましたが、その後も昨日、今日と降り積もり、うちでもこのくらい積もりました。
今年から地域の生活道路の除雪作業をお手伝いすることになりまして、昨日、今日と連日出動しておりました。除雪作業といいましても、機械作業の免許も機械も持っておりませんので、私がやるのはあくまでも補助員です。
主には作業現場の記録写真の撮影と、作業中の通行車輌の警戒、燃料の補給などです。ということで半日軽トラに乗って除雪作業者のケツをついて回るだけでして、寒いとか重労働とかいうわけではないのです。逆に作業者の人は神経を使いながら除雪作業をしているのに私だけこんなにのんびりしていていいのかと、罪悪感すら感じるくらいです。
町からの委託業務ですから「15cm以上の積雪があったら出動」という規定がありまして、毎日ある仕事ではないのです。昨日も今日も積雪が多かったということですね。まだ雪は降っていますが、これが明日の朝までに規定量以上積もるかどうかは分かりません。とはいえ電話がかかってきてから起きていては遅くなりますので、とりあえずは万一に備えて3時半には起きて待機です。なかったらそこからまた寝なおします。
さくらをかかえてこんなお仕事のお手伝いができるというのも嫁がいてくれるおかげでして、一人+さくらの時にはとても無理でした。あらためて一人じゃないことのありがたさを感じるしだいです。
今年は今までが暖かかったので、少々なめていましたが、どうやら今回の雪が根雪になる可能性も高くなってきたのかもしれません。幸い来週は天気も回復しそうな予報なので、23日の餅つきは雪さえ除ければできそうな感じです。
さて、今日も一杯呑んで、早めに寝ましょうか。
雪景色
お約束の雪景色です。
今日はまだ思ったほどは降りませんで、朝の段階で5cm超くらいでしょうか。その後も今日は一日中ちらちらと降り続いておりましたが、さすがに日中では量が増えるというほどにはなりません。
ただ、気温だけはほとんど上がりませんで、玄関先につるしている温度計は終日氷点下1℃前後から動きませんでした。まあ、ここは日当たりも悪いので、広いところに出ると1~2℃には上がっていたようです。
夕方になってからは降った雪も硬くなり始めました。さて、今晩はどのくらい降るのか、量によっては明日の朝初めての除雪作業のお手伝いに出動になるかも。
雪
いよいよ雪が降り始めました。残念ながら写真は撮り損ねました・・・ご容赦ください。
今日の夕方から本格的に降り始めましたが、意外にも早くに降り止んでおりまして、現時点では薄っすらと雪化粧をしたという程度です。
明日にかけてまだ少しは降りそうですが、まだそこまでの積雪にはなりそうにありません。予報では週末にかけてが一番降るとか。
さて、この冬はどのくらいの雪の量になるのやら。また雪景色は写真にとってご紹介しますね。とりあえず今日は雪のご報告まで。
冬支度・・・その2
いよいよ明日・明後日あたりからは雪になりそうな予報です。昨日に引き続き、今日は冬場の食糧確保のため、野菜を取り込んでおりました。
大根・ごぼうは一旦掘ってから畑の隅にまとめて埋めなおしておきます。雪が降っても場所が分かるようにポールを立てて完了。
白菜は新聞紙にくるんで土間に並べておきます。
これでとりあえずは冬の間食べる野菜は確保できました。あとは漬物ですが、これは現在進行中。
で、あとはまた黒豆の選別作業をしております。今年は黒豆がたくさんとれたのですが、さすがに嫁と二人でやっておりますので、早く片付きます。もう少しは残っておりますが、今から雪が降ったときにすることもなくなるので、少し残っているくらいがちょうどいい感じです。
しかも、今週の大雪予報のため、週末に予定していた餅つきも来週23日に延期しましたので、黒豆の準備も余裕を持って出来ます。
うまく熟れなかった豆もありますし、薬も何も使いませんから当然虫食いもあります。
まあ、こんなものを一つ一つ手作業で選っていくわけですが、これが結構目・肩・腰にきますねえ。そうそう長時間続けて出来ませんので、途中でお茶を飲んだり、お菓子を食べたり、タバコを喫んだりと休み休みでやっております。
さて、これで冬篭りの準備も整ってきたのかなあ。毎年のことではありますが、何か抜けているような気がしてしまうのはなぜでしょう・・・いや、実際に抜けていた年もあるのですが、年々抜け目なくなってきているはずなので大丈夫な気はするのですが・・・
デビュー
明日は部落の報恩講です。今年はうちも当番に当たっているので、今日の午後からお膳の準備です。
この準備などは、女性陣がやってくれているものですが、今までは私も男一人所帯でしたので、お手伝いしておりました。といっても買出しや物を運ぶ程度のことしかさせてもらえませんで、料理など主だったことは男の私が手を出すことは出来ません。
が、今年は嫁をもらったことで夫婦二人で出ました。相変わらず私はほとんど手を出すことはありませんが、嫁は初めての講中務め。大先輩に囲まれながらあれこれ教えてもらいながらのお手伝いです。
初めてのことですからさすがに気疲れはあったようですが、親切な人たちばかりですので、元気にお手伝いも出来たようです。
うちに来て早々でこうやって講中務めに参加でき、近所の人たちの顔と名前、人柄などに触れることが出来る機会をもてたことはありがたい滑り出しではないかと、私は勝手に思っている次第です。
明日も朝から当日の準備。まだしばらくは私も一緒に出ます。少しずつ慣れてきて私の出る幕がなくなってくると、嫁も完全に地域の一員に溶け込めたということになるんでしょうね。
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たまねぎ救出!
ようやく百姓ネタの復活です。
先月来、結婚式の準備や何やかやで一月以上放置されていたタマネギたち。先週から女房と一緒にコツコツ草をとり、本日でようやく救出完了しました。
去年までのタマネギ栽培では一般的な方法と同じく苗をまとめて育てて、それを11月の上旬に移植するというやり方でしたが、今年は直播栽培に挑戦してしまっておりました。
不耕起栽培でせっかく根を動かさないようにしていても、移植のときに根を切ってしまってはもったいないとの思いから、だったら播種から収穫まで動かさなければ、とやってみたわけです。
ただし、移植をしないということはそれだけ草はこまめに除いてやらないとタマネギは育てないわけですが、それが肝心なときにほったらかしにされてしまったわけです。
幸い今年は寒くなるのが遅く、今ならまだ間に合うかも、と過剰なる期待をかけてがんばってみました。
全般的には苗の大きさも心もとないものがありますが、草をとってボカシ肥えを撒いておきましたら、何とかがんばってくれるんじゃないかという気持ちに少しなれました。
今年は畑の都合もあって例年よりも少なめの本数しか植わっておりませんので、尚更一つ一つがしっかりと育ってくれなければ来年の収穫量が心配になります。
何とか雪が積もる前に充分に根を張って冬越しをしてくれることを期待したいところです。
にしても今回の草取りも女房がいてくれたおかげでこのくらいの日数で済んでいるのですが、これが一人でやっていたらと思うとゾッとしますね。結婚早々、一人じゃないって素晴らしい、と実感させてもらいました。
お次はニンニクも同じ作業です。が、こちらは草もそれほど生えていないのでかなり楽に終わりそうですね。例年だとこの時期にこんなことはとてもできないくらいの季節になっているのですが、今年はまだこうしてタマネギやニンニクに手をかけることができているというのもありがたいめぐり合わせです。
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結婚報告
2ヶ月もの長きに渡り、更新しておりませんで申し訳ありませんでした。先月21日に結婚式を挙げてもらいまして、はれて妻帯者となりましたことを、まずはご報告させていただきます。
つきましては式や披露宴に遠方より参列いただいた多くの方や、お祝いいただいた方たちにこの場を借りまして、改めてお礼申し上げます。
式から10日ほどが経ちまして、生活のほうもようやく少しずつではありますが、落ち着き始めてきました。
今回、式を近所の神社で挙げていただき、披露宴は現在私の住んでいる寺の本堂を借りまして催させていただきました。家族や近所の人たちの助けを借りて、全てが自前での準備・開催ということで、かなりドタバタとしてしまいましたが、おかげさまで非常に意義のある一日となりました。
この結婚式を通じて、準備期間を通じて、私は非常に大きな勉強をさせていただいたと感謝しているところです。まずは結婚というものの意義について。そしてそれを通じて自分たちを周囲で支えてくれている多くの人たちの存在とそれに対する感謝の気持ちを再確認させてもらえたと思っています。
否、「再確認」ではなく、初めて気づかせてもらえたと言ったほうが適切ですね。
百姓仕事のほうはこのかなりの期間、開店休業状態も続きましたが、これからは2馬力以上になりますので、これまで以上に充実したものにしていきたいと気持ちを新たにしております。
ブログの更新のほうはまだしばらくは飛び飛びになると思いますが、今後は家族としての百姓生活を、これまでとは違った視点でご紹介できることとご期待ください。
とりあえずご報告主体の内容までで、今日は終わりとさせていただきます。
お月見
仲秋の名月です。昨日まで雨続きだったのにこの日ばかりはちゃんと晴れてくれます。しかもこの晴れ間、明日まででして明後日からはまた雨続きの予報。不思議なもので旧暦に従って生きると年中行事がうまく回ります。自然と、季節とともに生活していた日本人がいかにそれらと融合していたかという証でもあります。
人工的な明かりの少ない場所で生活していると月の明るさがとてつもなく偉大に感じられます。太陽を見ているときには感じられないこの感覚というのは日本人特有のものなのかどうかは分かりませんが、古来日本人が月に神秘を感じ、大切にしてきたのも分かる気がしてきます。
実習報告
気がつくともう9月も終わりです。当然のごとく長きに渡り更新しておりません。「忙しい」を完全に言い訳にしております。
さて、今年も恒例の県立大学の実習を行いました。今年で4年目になりました。24日から26日という日程で、プログラムみっちり、盛り沢山の内容でやりましたよ。
初日・・・河原の竹薮伐採とそこにあった不法投棄のゴミ回収作業。これと平行して鶏の解体。
2日目・・・登山。下山後は畑仕事。
3日目・・・稲刈り
そしてあくまでも授業ですから毎晩講和の時間とレポートの作成があります。食事も毎食自分たちで作り、早朝は寺の掃除。学生たちでさえかなりお疲れの様子ですから年男を迎えたおっさんの疲れ具合は推して測るべし、といったところです・・・
写真もたくさん撮ってもらったので紹介したいところですが、なにぶん個人の顔が出てしまうのはまずいので、その危険性のなさそうなものを一枚載せておきます。
本堂での夜の講和風景です。
食と環境をテーマに行っている実習ですが、毎年違った学生たちと出会い、彼らの言動や人となりに触れることで私自身もいい勉強をさせてもらっています。実習内容も年々充実したものになってきておりますし、協力してくれる人たちも増えてきています。
あとは最終レポートがあがってくるのを待つのみですが、実習の全行程を終えて彼らがどんなレポートを書いてくるのか、実はこれもかなり楽しみなのです。
実り近し
相変わらず雨が降りませんで、畑もカラカラです。せっかく芽を出した秋野菜たちも縮こまったまま必死にこの渇きに耐えているようです。
そんな中、稲のほうは順調に熟れが進んできております。田んぼの場合は水が引けますので、あまりにも乾いたらざっと水をかけ流すということをしながら持ちこたえております。
朝晩はかなり冷え込んでおりますが、日中はといいますと夏のように太陽が照り付けてくれます。この寒暖差に私の体はかなり参っているのですが、稲にとっては登熟期にこの寒暖差は必要なこと、15度以上の寒暖さというのも行き過ぎのような気もしますが、これもここ数日だけのことでしょう。ちょっとありえない感じですもんね。どこかでそれなりの状態に落ち着いてくれることと期待しています。
稲刈りはおそらく今月終わりごろからになるのではないかと踏んでいますが、そろそろ畦草を刈ったり稲刈りの準備は始めておきたいところです。畑仕事の合間を縫って少しずつ、でも余裕を持って稲刈りに臨みたいところです。
ちなみに「はで干し」での稲刈りも今年限りになる可能性が出てきました。地域で農業法人設立の話が持ち上がっておりまして、それに多少は協力するということで、稲刈りを委託することになりそうなのです。
私個人としては法人というのはドーデもいいという立場ではありますが、自分の持田ではありませんし、地域全体の問題でもありますので、一人好き勝手にというわけにもいきません。稲の育て方自体は今まで通り無農薬無化学肥料でできますので、私としては最大限の譲歩はしたというつもりです。
こちらもち米ですが、この田んぼだけは法人には絡まない予定です。ということで来年以降もこのもち米だけは「手刈り・はで干し」継続です。今年もこのもち米はよくできていそうでして、それはそれでうれしいことなのですが、少々できすぎているようで倒伏の恐れが強くなってきました。今はまだ持ちこたえていますが、台風なんか来たら一発ですね。
写真ではいまいち大きさがわからないと思いますが、もち米のほうがうるち米と比べて背丈が1.5倍くらいはあるんです。だからあまり大きい穂を付けるとすぐに倒れてしまうんです。もう少し小さめの穂がつくようにできれば最後までシャンと立っていられるんですけどねえ・・・まあ、出たとこ勝負の私のことですから、それを何とかうまく操作してやろうなんて気もないんですけどね。
ようやくの雨も・・・
蒸し暑い一日でした。特に午後からはひどかったので、早めに畑仕事は切り上げて草刈機の刃を研ぐことにしました。写真の機械は当然のごとく私の所有物ではありませんで、お隣さんからいつも借りてきて研いでおります。借りっぱなしも心苦しいので研ぎ刃だけは私が買うことにしています。
刃を研いでおりますと徐々に雷の音が近づいてきまして、夕方にはようやく待望の雨が降ってくれました。と言いましても例によってスコールのような降り方。時間も30分ほどであがってしまいました。
いったいいつから雨が降っていないのか、はっきりとは記憶しておりませんが、かなり以前から降っておりませんので畑はもうカラカラです。先週あたりから秋野菜の芽も出始めておりますので、しっかりと雨が欲しいところなのですがねえ。
地下まで十分に水が染み込んでいくにはやはりシトシトと長時間の雨が理想的ではありますが、ここまで降っていなければそう贅沢も言っていられないといったところでしょうか。
終わりましたねえ・・・
バタバタしている間に、気がつくと8月も終わりです。この週末は地元消防団のポンプ操法大会に衆院選とありまして、あれこれと考えさせられる週末でもありました。
昨日は私も選挙に行ったわけですが、結果は今朝のラジオニュースで聞きました。民主党圧勝というある意味では予想通りでもあり、また予想以上の結果で少々驚いた感もありました。
ただ、私一百姓として思うのは特に期待はしていないということです。民主主義国家における政治家の質というものはそのまま国民の質であります。自民にせよ、民主にせよ、農業を大切にしない、財界主導の思考回路になっているという点では同じことです。
ですが、そうであればそれが現在の日本国民の大多数の思考回路でして、結局は自国の農業を守るということがどういう意味を持つのかということは大多数が真剣に考えていないということの象徴なのだなと、受け止めております。
くれぐれも断っておきますが、別に農業所得をあげてほしいとかいう、お金に関する問題ではありませんよ。突き詰めて考えていくと、最終的には予算配分などお金にまつわる方法論も当然出てくるとは思いますが、それはあくまでも結果論でありまして、重要なのは思考の出発地点であります。
「日本を守る責任力」なんてキャッチフレーズも選挙期間中よく耳にしましたが、「国を守る」とか「国民を守る」ということの本義はいったいどこにあるのか、民主国家を自負する以上はそろそろ国民一人一人が真剣に考えなければならない時機にきている気がしています。
田舎で百姓をしておりますと、意外にも「国」というものがよく見えてくるという側面もあります。自分たちはどうして今生きていられるのか、生きていくために、また国土を守っていくために何をしていかなければならないのか、都会にいては気付けなかった多くのことに気付かせてもらっている気がします。
そして何よりも大多数の人が思っている以上に危機的状況は近づいているということであります。一部の先見的な人たちはそうした危惧を抱き、必死になって訴えているようですが、残念ながらその声はあまり響いていないのが現状のようですね。
さてさて、政権が変わってこれから日本はどこへ向かうのか、これはとりもなおさず日本人一人一人がどこへ向かうのかということに他ならないのですが、見ものではあります。
私?
私は百姓としての本分を全うすることがお国のためにもなると信じて貧しい日々を幸せに過ごすのみかな、と。
寒い
相変わらず更新をサボっておりまして、お叱りの声も聞こえてきそうです。
先週鈴虫が鳴き出して「秋らしくなってきた」などと悠長なことを言っておりましたが、ここ2,3日朝晩が「寒い」と言いたくなるような気温の下がり方です。特に今朝が一番冷え込んだようですが、気温にして12℃くらいだったのではないでしょうか。
日中は快晴が続いておりまして、今度は雨が降りません。稲もまだ登熟期にありまして、まだまだ水は適度にほしいところ。今年は雨もしっかり降ってくれましたし、水不足ということはないな、と安心しておりましたが、やはりまたやられました。水上のほうで水路の水を川へ落としております。
先日一度それを見に行って直してきたのですが、相変わらず水量は増えませんので、また元に戻されたのか、はたまた取水口そのものを塞がれたのか、もうここまでくると「いたちごっこ」をする気力もわきません。今きている量の水で何とかします・・・
それにしても雨が続いているときは日差しがほしい、日照りが続くと雨がほしい、ホント人間って勝手なこと言ってますよねえ。私もまだまだ自然に沿って生きていない証拠です。まあ、そもそもこんなPC使っている時点でどうかと言う意見もあるんですけどね。
兎にも角にも「下々民」の気持ちがわからないと言う点では水系においても政治家先生たちにおいてもあらゆるステージにおいて共通の事象のようです。衆院選も近いので少し絡めてまとめてみました。あまり美しくはなかったですね。
秋ですねえ
今週に入って朝晩がすっかり涼しくなってくれました。日中はカンカン照りですが、空気は意外とカラッとしてます。
そして、夕べから鈴虫が鳴き始めました。頂き物です。鈴虫を飼うなんて子供のとき以来でして、とりあえずきゅうりやナスなど余った野菜のきれっぱしを与えておりますが、正直「これで大丈夫なのか」という不安はありました。
が、とりあえずちゃんと鳴いてくれるようになりましたし、死なずにいてくれますので、大丈夫なのでしょう。まだ今のところ鳴いているのは2匹くらいしか確認できていませんが、かなりの数をもらっておりますので、全員がいっせいに鳴きだしたら、と思うと楽しみであります。
暑さ?
お盆があけてようやく夏らしい暑さになって来ました。例年ですとこのあたりはお盆ごろから急に涼しく秋めいてくるのですが、今年は違うようです。これまでの日照不足もこれで少しは解消してくれるのではないかと、農家にとってはありがたい日差しです。
ところが私、どうも今年は極端に暑さに弱くなっている気がします。今日も配達で広島に出ていたのですが、もうフラフラです。頭の芯がボーっとするような脱力感です。大朝に帰ってくると少しは頭も体も軽くなるのですが、いくら暑いからといってもちょっとひどいなと。
特に私の車はエアコンがありませんので、車に乗っているときが最悪です。むしろ炎天下の中で動いていたほうがましなくらい。
そこで私の考えたことは、①単に体が大朝仕様になってしまって暑さに弱くなっている。②体力の低下。③暑さだけでなく町の空気に過敏に反応するようになっている。
とまあこんなところでしょうか。
私ももともとは広島で生まれ育ったわけですし、20代まではそういった暑さや空気の中で生活していたわけです。それが田舎で暮らし始めて食を中心に生活全般が180度変わったわけですから、それなりに体質が変化してきてもおかしくはありません。
しかし、少し涼しいところで休んで食べたりすると多少は楽になるので、②の線も多分にある気もするわけです。
体質が自然体になると多少の環境変化や毒に対しても強くなってくるものですが、そこに到達する過程でどういった経過をたどるのかはよくわかりません。そもそも私の体が数十年の都市生活で健康体を維持していたとは到底思えませんので、イメージとしてはマイナスからゼロを通過してプラスに転じるという過程を踏みそうだなと。
具体的には排毒症状や好転反応のある時期もあるでしょうし、今まで平気だったものに対して過敏に反応が出る時期もあるのでしょうか。まあ、これは自分にとって一番都合のいい考え方なのですが・・・・
いずれにしても今自分の体がどうなっているのか確たることはわかりませんので、体と相談しながら、なおかつ間違った方向へ行かぬよういろいろ試してみるしかないでしょうね。
昔から小心者のおかげで自分の体の変化には過敏なまでに気付くことができるようでして、そこでの違和感や不具合は見落としが少ないのではないかと思っています。あとはそのときに我欲に流されることなく、また世間に氾濫している誤った情報に踊らされることなく、自分の体自身と向き合った対応が取れるかどうかにかかっているわけですが、その点はまだ自信がありませんねえ・・・数年前よりはだいぶましになっているとは思うのですが・・・
たぶん大丈夫
本日新しいPCの設定をしてみました。これでほぼ従前通りに使えるようになっていると思います。まあ、細かいところをみますとなんやかやと勝手の違うところや自信のないところもあるのですが、とりあえずは以前のPCのようにいつぶっ飛ぶかわからないという不安からはひとまず解放されました。
実は今日は午前中寺の境内の草刈りをしていたのです。お盆前ということでここ数日墓参りに来る人が増えてきておりますし、お盆にあわせて少しくらいは草を刈って歩きやすく、こぎれいに見える程度にはしておこうかなというねらいです。
ところがお昼前から雨が降り始めまして、今日はもう外仕事は無理かなと早々にやめた次第です。で、せっかくなのでPCを使えるようにしようと。
いざ始めてみますとまずは場所の確保からです。今までのPCとはスタイルの違うものですので、当然置き場所や使う場所も同じではいきません。ということで部屋を片づけないと。そしてどこにおいてどう使うかを決めないと。
いつの間にやら大掃除の体です。ちょうど両親も畑をしにきていたのですが、部屋を片づけているところを見て、なぜか畳の上に上敷きをひこうという話になり家財道具も全部大移動です。おかげで部屋はきれいになりましたし、い草のいい香りも漂っています。
ただ問題は・・・ここまでやると部屋の配置を変えたりいらないものを処分したり、ものの置き場を変えたり・・・とあれこれと欲が出てきます。今日思いついて急にはできないことばかりですので、これらのことはまた追い追いにやっていこうと思っています。
以前の私の部屋を知っている人は、次に来られたとき少しは新鮮味があるかもしれませんよ。
生きてます
昨日リカバリを済ませたPCは今日も何とか無事に動いてくれております。特にネタがあるわけでもないのですが、とりあえずPCが生きていることだけでも報告するために無理やり更新しております。
今年は以前の噂通りやはり冷夏なのでしょうか。梅雨明けしたといってもすっきり晴れたのは数日だけで雨や雲の多い日が続きます。そのせいか、はたまた私が初夏のころに田んぼばかりで畑を放置していたせいか、とにかく夏野菜は過去最悪の出来といっても過言ではありません。それでも何とかがんばってくれているものもあるのですが、全体的に時期が遅れて推移しているのは否めません。
とか何とか言っている間にすでに秋野菜の播種時季を迎えておりまして、最近ではもっぱらこちらに手も気持ちも取られきっているのが現状。心の中では半分以上「もう秋野菜にかけようかな・・・」的な誘惑がささやきかけております。
いやいや、いかんぞ!こんな気持ちも野菜たちは敏感に感じ取っているのかもしれない。だから夏野菜たちはいじけているのかもしれない・・・などと自分に鞭打ちながら畑に入るのですが、やはり夏野菜を見るときの私の目はうつむき加減。どこまでいっても仁愛の心がない人間であります。
お知らせ
ここ数日更新しておりませんでした。理由の半分は例によって私のサボりです。残りの半分が今回のお知らせの理由でもありまして、PCが不調でありました。
とりあえず今は無理やりリカバリして、何とか使えるようになっていますが、これも時間の問題かと・・・
ということで次はいつ動かなくなるかわからないという薄氷を踏む状態で更新しておりますので、しばらく更新がない場合はそのことも念頭においていただけると助かります。またメールのほうも同様の状況下にありますので、いつまでも返信がない場合はその可能性もあると思ってください。
なんとかそういう事態にならぬよう助け舟を出してもらっている最中ですので、何とかつなげていけるのではないかと期待しておりますが、最悪の事態も想定して動かなければいけないかなと。
ちなみにskypeはとりあえずしばらくは使えない状態にありますので、こちらで連絡をくれていた方はしばらくはメールなどでお願いします。
カブト狩りじゃあぁぁぁぁ
8月になりました。昨日午後から友人家族が子供と共にカブトムシを取りに来てくれました。
カブトムシがあちこちに出ているという話は聞くものの、今年はまだうちには飛んで来ておりませんでしたので、さて、どこでどうして捕ろうかと。
とりあえずネットで調べてみた「バナナストッキング」作戦と、子供が作って来た特製ジュースを使って餌を仕掛けることに。
朝早くに捕りに行くということでなるべくうちに近い場所でドングリなどの樹を探すことにしました。樹そのものはそれなりに裏山でも見つかるのですが、肝心の樹液が出ている樹はありません。
仕方ないので樹液は諦めてなんとなくよさそうだと思われる場所に3箇所ほど餌を仕掛けて置きました。
で、今朝5時から捕獲に。1箇所目、2箇所目と全くカブトムシのいる様子はありませんで、「やはり付け焼刃では無理だよねえ」などと思っていたところ最後の3箇所目にいました。1匹だけ。小さめのものですが、確かにカブトムシのオスです。
何とか間とかボウズだけは間逃れまして私も一安心。ちなみに写真はカブトムシを捕った場所ではありませんで、家まで帰ってきてから写真を撮り損ねたことを思い出し、急遽近くの樹で撮影したいわば捏造品ではあります。見る人が見たら樹の肌で樹の種類もわかりますよねえ。
今朝は早くから出発予定にしていたくせに、ついつい夜更けまで酒を呑んで楽しくしゃべくってしまいまして、かなり眠たかったです。おまけに二日酔いというよりは飲んでいたときそのままのようなアルコールの残留度合いでして、ホントだめな大人であります。
何とか今日は早く寝て明日からまた野良仕事に精を出せる体勢を整えておかないと。って今日からまた別の友人が。いやいや、今晩だけは飲み過ぎないようにするぞ。
出ました!
昨日反省したばかりなので、今日もがんばって更新しております。
今日は一日雨も降らず、おかげで畑仕事が出来ました。草まみれになっていたナスを救出。今年は生育が遅めだったために何とかこのタイミングで無事に救出できたのではないかと思います。
で、一日畑にいたくせに今日の写真も稲です。
休憩中に田んぼ脇で小便をしておりますと、見つけました。出穂です。生育の早かった田んぼに限ったことですし、その中でもまだほんの一部ではありますが、穂が出始めました。予想よりは少し早かったのですが、こればかりは赤ん坊と同じ理屈で私たちが決めることではありませんので。
無事に穂が出始めるとなんだかうれしくなってくるものですが、それと同時に少し不安材料も・・・
イモチ病です。
たいした出かたではありませんし、今のところ問題ない程度ではありますが、今後の天候しだいではどういう被害が出るか分かりません。うちの稲はなるべく自然に沿って健全に育っているとは信じているのですが、それでも万が一という可能性は無きにしも非ずです。
当然のことながら農薬を使うことはしませんが、何もせずに病気が広がるのも怖い。何せ去年はこれで1反はやられましたからねえ・・・
苦肉の策として石灰を薄くまくという手段がありまして、念のためにこのくらいはしておこうかと考えております。天気が読めませんので、雨が降りそうにない日を選んで近いうちには、と思っております。
例年通り梅雨が明けてすっきり晴れてくれると、このイモチ病菌は放っておいても死んでしまうのですが、今年の夏は冷夏の可能性も出てきましたし、一応万全の体制では臨んでおきたいところです。
反省・・・
毎度毎度ブログの更新をサボっております私でありますが、今回はさすがにサボりすぎました。最後の日記が6月15日、ほぼ一月半もいったい何をしていたのかとお叱りの声も聞こえてきそうであります。(そこまで期待されていないという意見もあるかもしれませんが・・・)
さて、その6月15日以来いったい私が何をしていたのかといいますと・・・とりあえず今月11日までは毎日毎日田んぼの草取りに励んでおりまして、かなり大変ではありましたがおかげで今年の稲はこれまでになくいい状態で育っております。
田んぼにばかり入っておりましたので、この間畑は全く放置されておりまして、野菜の方はかなり悲惨なことにはなっているのですが、やはり基本となる米をまずしっかりと作ろうという今年の方針ですので、ここは素直に受け入れまして来年に向けて策を講じているところです。
田んぼの草取りが終わってからは順次野菜の救出に、といった感じで今日まで来ているのですが、なにぶん今月後半は雨が多く思ったようには進んでおりません。今年は野菜の生育も遅めですのでこれから梅雨明けしてからが救出作業も本番となりそうです。
さて、今年はこの時期やたらと忙しく、疲れ果てていた原因の一つに小麦があります。6月19日に刈り入れ・脱穀ははしたのですが、その後乾燥・選別というのに手間取っておりまして、本日ようやく完了しました。
今年初めて本格的に小麦を作ってみたのですが、これがとてつもなく大変なことになりました。収穫の時期も梅雨時期で雨に追われながらの作業となりますし、田んぼも畑も一番忙しい時季に収穫が重なります。そのうえ米のように機械で短時間に片付けてもらうということも出来ず大部分がほぼ手作業でしたので尚更です。
今年は収量としてはそれほどの量ではありませんでしたので何とかなりましたが、これが大豊作となっていたらと思うとゾッとしますね。
小麦に追い回された原因は上記のことだけではありませんで、他にも多くの勉強が出来ました。本気で裏作の麦を考えるうえでは解決すべき点がかなりありそうです。年中米だけ食っていれば日本人は大丈夫ではあるのですが、現代人の麦への依存率の高さを考えますと少しでも麦を作れるようにはなりたいとも思うわけです。かく言う私もそれなりに麦を食べているわけですし。
それにしても麦生産のあり方や麦を食べるということそのものについても多くのことを考えさせられましたね。ソバの時もそうでしたが、所謂穀類というものは米も含め収穫から口に出来るようになるまでがとてつもなく手間がかかるものです。でもこの穀類というものが我々の主食になるわけですし、保存して年中食べることが出来るという「命をつなぐ」という根幹を成す食料でもあるわけです。作業効率や経済効果などうわべだけのことで考えるわけにはいかないものではあります。
さて、今後はまめに更新できるようがんばりますのでまたお付き合いのほどよろしくお願いします。
大気が不安定なため・・・
最近の天気予報は毎日のようにこの言い回しです。続いて「午後からは特に県北部や山沿いではにわか雨や雷雨にご注意ください。」ときます。
うちに来られたことのある方には分かるかもしれませんが、うちの日当たりは基本西向きです。ということで洗濯物が乾くのも布団を干せるようになるのも午後からです。
洗濯物のほうは午前中の風だけでもそこそこ乾くので、午後早い時間に取り込んで家を出るということが出来ますが、布団はそうはいきません。お昼過ぎてからようやく干し始めて夕方までは干しておくというタイムスケジュールになります。
で、こんな予報を聞きますと布団が干せなくなるわけですが、結果はといいますと・・・夕方までバッチリ晴れ。
確かに県北部ではかなり局所的に降っているところもあるようですが、その「局所」には当たってくれません。布団のこともさることながら、畑にも水が欲しくて仕方がないのです。
先日ついに畑に水を引けるように水路をつけたのですが、水が少なくなっているときに他所様の田んぼを差し置いて自分の畑にだけ水を引くというのも気が引けますのでギリギリまでは遠慮しております。
ちなみに畑といいましても減反田を畑にしておりますので水利があるのです。当然水利権もね。
さてさていつになったらしっかりとした雨が降ってくれるのか、やはり入梅というのは早まった宣言の気がしますねえ。もう少しで閏5月に入りますが、私の予想ではそのあたりから梅雨っぽくなるんじゃないかと思っております。
なんにしてもこういうときに限って雨男パワーは発揮されないんですねえ・・・
休むぞ!
またまたしばらく更新しておりませんでした。ネタにと思って何度か写真を撮っていたことはあったのですが、家に帰り着くと疲れ果てて何もする気が起こらず・・・
先月末ごろにはついにヘルペスのような症状も出まして、さすがに疲れとるなあ・・・と自覚しております。とはいえ田んぼも畑も草はもちろんのこと作物のほうも待ってはくれません。加えて先月来の少雨。雨が降るまで、雨が降るまでと自分に言い聞かせながらがんばっておりましたが、さすがにこれ以上の無理は危険な気がしてきましたので、明日は完全に休みにして、とにかく一日中寝てやります。
一応明日の予報は雨。ですが、どの程度の雨になるかは定かではありません。今までもこれで期待を裏切られ、結局小雨の中で田んぼに入っておりました。でも今回は違いますよ。万一降らなくても明日は休みます。
兎にも角にもここいらで一度体調をリセットしておかないと、今後さらにひどいことになってしまいますので。
まあ、こんだけ「休むぞ!」と連呼しないといけないという時点で田畑が気になっている証拠でもあるのですが、だからこそこのくらい自分に言い聞かせて何も考えずにとにかく体を休める状況を作り出そうとしているわけです。
広島も今日から入梅したとのことですが、周囲の様子はまだそんな感じでもないので、こちらの気象情報はほとんど気になりませんねえ。私はあくまでも稲や野菜、そして何より周囲の草花や木々の動きに合わせて季節を決めていきますからね。
さて、明日は何にもしないぞ!誰も連絡してくるなよ!
癒し?
ここの所かなりへばっております。毎日田んぼに入って除草作業。今年はとにかく田んぼ本位で動くことに決めまして、今週は全く畑には行っていない気がします。今とにかく田んぼの草を上手に抑えておかなければ、結局は後になって畑にも手が回らなくなるという羽目になるのが落ちですから、あえて今は畑を捨てるくらいのつもりで仕事の段取りを組んでおります。
さて、写真ですが、先日実家でもらってきました。ソフトバンク犬のストラップです。さくらと似てるということでもらいました。でもこいつはご存知の通り「お父さん」です。
この「お父さん」、おなかを押すとしゃべります。
「おやじ、がんも」
「こらっ、会社行け」
「あちゃ」
「どこをほっつき歩いてんだ」
「きょうはそこまで」
とまあ、5パターンくらいの台詞をランダムにしゃべります。声はもちろんおっさん声です。特にこれで毎日の疲れが癒されるわけではないのですが、なかなか面白いものがあるもんだと。
さくらにこいつを見せてしゃべらせるとかなりビビッております。確かに犬の目線から見ると得体の知れないものではあります。
田植え完了
本日予定通りに全ての田植えが終了しました。朝から二人の助っ人が手伝いに来てくれまして、夕方4時半ごろまでがんばってくれましたおかげで予想よりも早く植え終わることが出来ました。ありがとうございました。
これで今年の米作りも無事にスタートを切れたという感じです。明日からはまた先週植えた田んぼの除草作業と、それと平行して苗が抜けたところの補植に取り掛かる予定です。遠目には分かりにくいのですが、すでに草はだいぶ生えてきております。早め早めの除草作業で今年こそ後半戦を楽に持っていきたいものです。
とにかくも、田植えが終わった終わったで気を抜かないようにしたいものです。でもさすがに最近は疲れがたまっているので少しくらいは休息も欲しいな・・・
後半戦開始
本日より残りの田植えを開始しました。タイトルには「後半戦」と仰々しくかいておりますが、残りは1反8畝です。先週に3反5畝くらいは植え終わっておりますので、かなり気は楽です。
昨日夕方から降り始めた雨も今朝には上がっておりまして、今日は朝から田植えをはじめるか、と思っておりましたが、先週来の疲れがたまっておりまして、今朝は容易に動き始められませんでした。
先週の田植えが終わってからすでに1週間過ぎておりまして、田んぼの草もどんどん生えてきます。ということで先日よりこれらの田んぼはすでに除草作業が始まっておりまして、それと平行して畑のほうもどんどん忙しくなってきておりました。特に畑のほうは作業が追いついてないところもありまして、後手後手になりつつありますが、とにかく今は田んぼのほうが優先です。
とまあ、こんな感じですから疲れもたまってくるわけですが、ここで無理をするか少し体を休めるかが難しい選択でもあります。とにかく今日の場合は私なりには限界を感じましたので半日休ませてもらい、午後から田植えを始めました。
午後からは天気回復との予報でしたが、いざ植え始める頃になると小さい雨が降ってきまして、夕方近くなるに従って風も冷たく思いのほか体が冷えました。よく考えてみると今年の田植えは一人で植えるのは今日が始めてでした。先週友人たちと楽しく田植えをさせてもらっていたおかげで体のほうも田植えの姿勢にだいぶ馴染んできていたようで、たった半日ではありましたがかなり楽に田植えが進みました。この田んぼで終わりだという気持ちの面での影響も大きかったんでしょうね。
明日はまた助っ人が来てくれる予定になっております。順調にいけば明日で田植えは終了ということになりそうです。まあ、田植えが終わってからのほうが大変なのですが、とにもかくにも一大行事はひと段落ということになりそうです。
前半戦終了
またまた一週間以上たっての更新です。
今年はバタバタのまま田植えに突入しまして、本日で前半戦が無事終了しました。14日(木)から友達が手伝いに来てくれまして、今日の午前中までで総面積の3分の2は終わりました。残りはまた来週末に植える予定でして、そこで今年の田植えは完了という段取りです。
特に今日は多くの友人が手伝いに来てくれ、久々に大人数で楽しく田植えが出来ました。本当にありがたいことです。
先日紹介しましたババヒキも大活躍しまして、植え筋をつけるのも例年に比べかなり楽に早くできるようになりました。↓
これまでのワク植えでは1尺角の正条植えでしたが、今年からはさらに植え幅を広げて1尺2寸角にしました。苗の出来も上々。毎年手伝いに来てくれる友人とも「期待が持てるな」と上機嫌で田植えが進められました。
天気も何とか持ってくれまして、今日は小さい雨が降ったり止んだりはしておりましたが、合羽もいるかいらないか程度の降り方でしたので暑くない分快適に田植えが出来たという感じで済みました。
昨日、一昨日と私を入れて3人で植えていたときでもかなりのペースで進んでおりましたが、今日は倍になっての6人。うち3人は田植えはほぼ始めてでしたが、やはり人数のものです。昨日までとは比べ物にならないくらいの進み方で植え終わりました。
午前中に片付いたので、お昼はみんなで賑やかな会食です。ちょうどお昼に別の友人夫婦も赤ん坊の顔見せもかねて久しぶりに会いに来てくれ、酒はありませんが宴会並みの大賑わいで楽しい会食となりました。こうやって田植えというものを介して多くの人が集い、楽しくゆったりとしたときを共有できるというのはなんとも言えず幸せなものです。本当にこうした人の縁というものには感謝の尽きることがありません。
すっかり田植えが終わったような気分に浸ってしまっておりましたが、まだもう少し来週に残っておりますので、明日一日しっかり休んだらまた気を入れなおして次の仕事に取り掛かりたいですね。
草刈の仕事量
今日一日中草刈をしておりまして、気づきました。
午前中は草刈機を使って畔草を刈っておりました。午後からは鎌で畑の畝に生えている草を刈っておりました。
同じ草刈なのに疲労度合いが格段に違います。午前中の草刈が終わったときは疲れ切っておりまして、昼食の準備もすぐには始められない始末。昼食後さすがにすぐに仕事をする気にもならず少々昼寝を。
昼寝後もなかなかやる気にならなかったのですが、そこはそれ、忙しい時期でもありますから気合を入れて畑へ。そこからが鎌を使っての地味な草刈の開始なのですが、不思議なことに刈り始めると体は楽なのです。
当然といえば当然のことですが、重たい機械を振り回しているよりも、座り込んで軽い鎌一本だけをチョコチョコと動かしているだけのほうが楽に決まっています。
機械を使うと短時間に広い面積の草を一気に刈ってしまえるわけですが、その分労力もかかるということですね。午前中に刈っただけの面積を鎌一本で刈りきってしまおうと思えば同じくらい疲れるのかもしれません。
機械は確かに便利な部分もあるかもしれませんが、使いようですね。手作業のほうが快適に出来る作業もありますし、機械に頼らないと一人ではどうにも出来ない作業もあります。うまく組み合わせつつもなるべく機械の使用頻度を少なくしていけると上手に仕事ができるようになっていく気がしました。
田植え準備
気がつくとG・Wも終わりになってました。かれこれ2週間近くも更新しておりませんでした。
先週は部落の行事ごとや役の仕事でバタバタしておりました。G・Wに入ると友達が遊びに来てくれたりと楽しく過ごさせてもらい、同時に百姓仕事もあれこれと忙しくなってきておりました。
来週14日からいよいよ田植えを始めようと算段しております。それまでに片付けておかなければならない畑仕事も山積しておりますが、とりあえず今日は田植えの準備を優先させました。
まずは午前中に「ばばひき」を作りました。これは田植えのときに田面に筋を付ける道具でして、ここいらではこう呼んでいます。以前近所の人からもらったものですが、植え幅が狭かったので、好みの幅に合わせて頭の部分を丸々作り変えました。簡単に考えていたのですが、意外と時間がかかりましたね。
そして午後からは恒例のあぜ塗りです。田んぼの水漏れを防ぐためですが、この田んぼに関してはあぜに黒豆を植えるためというもう一つの目的もあります。去年この畔豆がものすごく出来がよく、完全に味を占めてしまいました。
田植えの予定は来週14・15・16日(終わらなければ17日も)と再来週21・22・23日(終わらなければ24日も)の2回に分けて、と考えておりますので、参加希望者がおられましたらご一報ください。飛び入りで当日来られてもいいのですが、道具などの準備もありますので、出来れば事前に連絡があったほうがいいですね。
さて、田植えの日取りが決まると俄然忙しくなってきます。特に今年は野菜の生育が例年と違う動きを見せておりまして、田植え時季に重なってきそうなものが多々。体は一つしかないのでうまく段取ってやりたいものです。
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台風並み
夕べからものすごい風です。しかも冷たい風であります。雨も小さいながら降り続いております。
おかげでせっかく田んぼに水はたまっているのですが、代かきにはなりません。先日来の天気予報で今日あたり冬型になるとは聞いていたのですが、想像以上の風です。先日の強風のときには大丈夫だったジョロや苗箱まで写真の通り飛散しております。
そして何より寒い。タイトルには「台風並み」とかきましたが、よくよく考えてみるとこの感じは台風というよりも真冬に吹雪くときと同様の気がしますね。
午前中で何とかこの暴風雨がおさまってくれれば、午後から一枚でも代がかけるんですがねえ。お天気のことですからこちらはただただおとなしく待っているしかありませんね。
大雨と共に
昨日UPしました田んぼの続編です。
夕べからかなりまとまった雨が降ってくれまして、水路の水も急増。空からも大量に雨が降り注いでくれますので、期待通り今朝には田んぼの水は満タンになっておりました。
よしよし、これで雨が上がれば代がかけるぞ、と喜んでおりました。
午後になり、雨も一旦上がってくれましたので田んぼを家から眺めておりますと、たまっていたはずの水がまったく見えません。これはおかしすぎると思い、急いで田んぼに行って見ますと、水は相変わらずふんだんに流れてきております。
一つだけ違っていたのは・・・水口にゴミが詰まっておりまして、田んぼには水が入ってきておりません。まあ、それだけのことで半日で水が抜けきってしまうような田んぼですから代をかくまでは苦労するわけですが、それにしてもこのゴミ・・・
水口に主に詰まっていたのは段ボール紙でして、それに落ち葉や草などが絡みついて水口を塞いでいたわけです。で、田んぼの中に目を移しますと、デ○デ○のレジ袋や空き缶などが散在しております。いったい何がどうなったらこんなものが流れ込んでくるんでしょうね。
中でも一番驚いた(笑った)のは空き缶の中に「マウンテン・○ュー」という懐かしいものがあったことですかね。見たところそんなに劣化していなかったのですが、この商品ってまだ販売されてるのかな。
今日は天気も優れなかったので急いで代をかかなければ、というほどでもなく笑い話ですんだのですが、切羽詰ったときにこんなことがおきたら大迷惑ですねえ。なんにしてもまた今は水がたまりつつありますから、明朝からはしっかり代かきをして水が抜けない田んぼにしていきたいものです。
土が善くなると・・・
ここ数日は天気はよいのですが風は冷たく、少し肌寒く感じる日が続いております。
とはいえすでに4月も終盤に差し掛かっておりまして、のんびりもしておれません。そろそろ田んぼも荒代をかかないとな、ということで昨日から水を当て始めましたが、一向に水がたまる気配はありません。
この田んぼ、去年は一年休ませまして、レンゲと草をこれでもかというくらいはやしておりました。おかげで土はものすごくよくなっておりまして今年の稲作りは非常に楽しみなのですが、こうなると水はけもよくなりすぎるようなところがありまして、水を当ててもどんどん吸い込まれていきます。
加えてこの田んぼ、もともと水が抜ける箇所があったようでして水口付近から水が奥へと広がっておりませんでした。ということで今日は朝からその水が抜けているであろうという怪しい箇所をとりあえずトラクターで練りまわし、さらに念のために溝を一周付けまして奥まで水が回るようにしてみました。
その甲斐あって夕方には写真のように徐々に奥に向かって水が広がり始めました。今晩からはまとまった雨が降るという予報ですので、これでふんだんに水が当たってくれることと期待して一日を終えました。
雨が降るということで午後からはようやくうちらのほうにも水が回ってくるようになりましたし、とりあえずは準備万端で雨を迎えることが出来ました。
あ、ちなみに少し説明しておきますと、うちのほうは水下になりまして上のほうの田んぼで水をとられるとひどいときには一滴も水が来ないということがよくあるのです。今日の午前中まではこの状態だったわけです。「我田引水」だとか、「痛みを知る者ほど気配りも出来る」などという言葉は百姓をしだしてから、それも水下で田んぼを作り出してから本当の意味で理解できるようになりましたね。
田植え時季は・・・
気がつくとしばらく更新しておりませんでした。先週は暑さのせいでしょうか、それとも気温の変化が激しかったせいでしょうか、やたらとへばっておりました。
ここ数日しっかりと寝る時間を取りまして、かなり体は軽くなってきました。
さて、写真は稲の苗です。今月初めに播いたのですが、20日以上経ってようやくこのくらいに育ちました。かなりゆっくりとした生育であります。今年は早くから暖かかったこともあり、また暦も早めに動いていたのでGWごろには田植えが出来るかなと思っておりましたが、この苗の生育具合から見てその時期では無理だという判断に至りました。結局GW明けて次の週くらいになりそうな予測でおります。
この苗の生育や周囲の草花を見ておりますと、やはり私たちがカレンダーを見ながら立てる予定なんてものは自然界の流れから見ると、得てして大はずれということがいかに多いかということを思い知らされた春でもあります。
気候がおかしいとか何とか言ってもよく見ておりますと自然のものはそれにうまく合わせてそれぞれの営みを全うしているようでして、それを「おかしい」と感じているのは我々人間の判断がおかしくなっているだけのことだったんですね。
ということで田植えの時季も野菜たちの種まきや管理なども私がそちらにあわせて動けばいいだけのことだったんだな、と改めて気づかせてもらった春でありました。
久々の雨
夕べ寝ている間に降り始めたようです。今日は朝からずっと雨です。思い返してみると10日ぶりの雨のようです。しかもこの10日の間は毎日初夏の陽気が続きまして、突然暑いくらいの中で仕事をしておりましたので、体のほうは少々お疲れ気味だったようです。
雨にあわせて切っておいた竹を焼いてしまおうかとも思っていたのですが、雨の降り具合や風とのタイミングが合わず今日はやめにしました。またの機会を待ちます。
ということで今日は一日だらけた生活、というよりもほとんど寝ておりました。10日間ぶっ通しで働いたくらいでこの疲れようとは、まだ体のほうが追いついてきていないようです。よく考えてみると今年は早くから暖かくはなったものの、また突然寒くなったり悪天候が続いたりと、早春から徐々に体を慣らしていくという過程をうまく経過できないままここまで来ていた気がします。
自然界の動きと同じようにある時期が来たら急変するといった感じで私の体作りも動いていくようです。まあ、今回の骨休めでかなりの超回復が見込めるでしょうから今後は一段パワーアップした状態で野良仕事に臨めることと期待しています。
畑の野菜や野山の山菜なども同じようにこの10日間は雨を待ち焦がれてじっと我慢していたはずです。今回の雨には大喜びのことでしょう。そしてここからまた一気に成長を早めていくんでしょうね。当然草たちも同じこと。野菜の周囲の草を刈ったり、山菜を探したりしながら田畑の様子を見守っていきたいものです。
彼らと同じリズムで動けるようになれば急にあわてたり、手遅れになったりということも少なくなってくるはずですからね。
満開
今週は暑いくらいの快晴が続きます。先週まではほとんど咲いていなかった桜も今週に入っての2~3日で一気に満開になりました。
朝はまだそれなりに冷え込みますので、満開の状態はもう少し続きそうです。おそらく来週の雨で散り始めるのではないでしょうか。
桜の咲き方もそうですし、そのほかの草や花の現れ方も、今年は「急に」という形容がしっくりくるような感じです。野菜や山菜なども少し油断していると一気に姿を変えているということをよく目にする気がします。
ということで今年はそういう年なのかもしれないと思って野良仕事に向かおうと思っているところです。
今日で田んぼの荒起こしが終わりました。ハウスに入れている苗のほうもようやく芽を出し始めました。野菜の苗も今週に入って急に大きくなり始めました。
まだ2~3日は天気が続きそうなので、今のうちにあれこれやっておきたいところです。なんにしても今週の天気のよさは「気持ちいい」などと言っていられるような代物ではありませんで、日中は暑い、朝は霜が降りる、と極端なので体調を崩さないようにしたいところです。この気候にもようやく今日あたりから体が馴染んできた気がしています。
桜を眺める余裕を持ちながら少しずつ仕事を進めていきたいものです。
さすが百均
昨日さくらの水入れが壊れました。今までずっと陶器を使っておりました。友達の陶工からもらったものでして、彼曰く「失敗作だから」ということでもらって使っておりましたが、ここまで4年以上つつがなく使えておりました。
が、やはり犬の場合、紐を付けておりますので、その紐が絡まって陶器をひっくり返したり高いところから落としたりしまして、結局は割れてしまいました。
昨日はとりあえず汁椀を代用に使っていたのですが、やはり糸底の高い器ではすぐにひっくり返ってしまって用を成しません。ということで今日水入れになりそうな器を買いに行きました。
正規の犬用の水入れはまともに買うと1000円前後はします。ということでとりあえず百均で使えそうなものを探すことに。店の人に聞くと「ペット用品は扱っていない」ということでしたので、用途にかなったものならいいだろうと割り切って写真のような小さなブリキのバケツを見つけました。大きさ、安定性など問題なしということで買って帰り、早速洗って水を入れてやりました。
で、数時間後・・・
水の様子を見てみますと空っぽになってます。いくらさくらがのどを渇かしていたといってもこれだけの水を軽く飲み干すなんてことはありません。まさかと思って水入れの下に敷いている雑巾を見てみますと・・・底から水漏れ。
バケツとして売っているものが水をためておくことすら出来ないって・・・すでにバケツですらないじゃん!いくら百均とはいっても少しくらいは商品名の用途として使わせてもらいたいもの。
結局目先の金をケチってゴミを買ってしまったような顛末になってしまいましたとさ・・・なんとも情けないことです。
たらこくちびる
春らしくぽかぽかとした陽気が続きます。とはいえ、ここは大塚、朝はまだバッチリ霜が降ります。こんな感じなのでこの時季は一日の中でかなりの気温差があるのですが、日中がいい天気で暖かいというだけでかなり仕事はやる気になります。
今日は午後からニンニクの周りの草を刈っておりました。去年から不耕起の畑にしておりますので、野菜の周りに生えてきた草は取るのではなく、鎌で地上部だけ刈って畝に敷いておくだけです。
不耕起2年目に入りまして、草の生え方も変わってきました。刈った草の堆積により土もよくなってきております。おかげで去年よりも草刈は楽になっている気がします。
さて、夕方になってきますと早速現れ始めました。「ホビ」です。「ぶと」のことでして、このあたりではこう呼んでいます。気づかぬうちに唇を刺されておりました。まあ、気づいていたら刺される前に追い払えるわけですが・・・
私、ハチに刺されるとものすごく腫れるのですが、ホビはあまり腫れません。風呂に入るときに鏡でも見たのですが、ほとんど分からないくらいです。が、感覚では面白いことに唇がたらこになっているような気がするんですね。
やっぱり春だから少しは腫れるのかな、などと思っておりましたが、実際にはほとんど腫れてはいないわけです。
これから暖かくなってくると朝夕ホビにまとわりつかれながらの仕事になるんですねえ。私の場合はそれほど腫れませんし、かゆみも20~30分我慢しておれば収まるのでそれほど深刻ではないのですが、ものすごく腫れる人もいますからそういう人にとってはとんでもなく嫌な虫になるんでしょうね。
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開花
昨日の冷たい雨とは打って変わって、今日は気持ちのいい晴れです。とはいいましてもまだ北風が少し冷たい感じでして、日陰にいると少しひんやりとした感じ。
こんな感じですが、確実に暖かくなっているようでして、桜もようやくほころび始めました。近所にはすでに先週あたりから咲き始めた樹もあったのですが、写真は境内にある枝垂桜です。この樹は今日になってようやく咲き始めました。
実はすぐ隣では梅の花がまだ満開状態で残っております。梅と桜が平行して咲くというのはこのあたりでは当たり前のようによくあることでして、今年は梅が散り始めてから桜が咲き始めるという感じですのでまだずれているほうでしょうか。
先日来の竹の処理作業も今日で半分くらい終わりました。さすがに日向で仕事をしていますと少し汗ばむ陽気。日当たりのいいところにはヘビも出てきておりました。
今週は日和が続いてくれそうですので、どんどん気温も上がってきそうです。田んぼも畑もそろそろ忙しくなってきそうです。
不法投棄は誰が悪い
昨日の出来事です。夕べは酒を呑んで正体もなく眠りこけてしまっておりましたので、今日になって更新しております。
2日前に無事今年の籾播きも完了しまして、昨日は竹やぶの片付けに取り掛かっておりました。先月切り倒しておいた竹ですが、畑の竿などに使えそうなものは枝を落として取っておくように、その他のものは焼きやすいようにまとめて、といった感じで作業を進めております。
午後になってからのことです。竹の葉などをかき集めておりますと、その下から捨てられた空き瓶(割れてます)が出てきました。拾ってみますとまだ他にも出てきます。ということでそこから空き瓶拾いに転じたわけですが、これが出てくる出てくる。結局夕方まで半日つぶれまして、買い物袋一杯分くらいの空き瓶の欠片が回収されました。
数年前から毎年竹やぶを少しずつ整理しているわけですが、新たな箇所に踏み込むと必ずといっていいほど何かしらのゴミが出てきます。今まで拾い集めたものだけで一世帯分の家電製品は充分揃いました。
昨日も空き瓶を拾いながら考えていたのですが、こうした周囲から見えにくい場所にゴミを捨てるということは何でおきるのでしょうか。ゴミを捨てる人間が非常識だとか言う非難は簡単ですが、何も問題解決にはつながりません。なぜそういうつまらぬ人間がゴミを捨てようとするのか、ということを考えなければ。
まず一番安易な理由としては竹やぶがあるから捨てやすい、という見方。一見もっともらしいのですが、竹やぶをきれいにしても彼らは別の場所を探すだけです。
次にゴミになるようなものを作り出して金儲けをする企業が悪いという見方。これはかなり真理に近づいてきておりまして、確かにそういうもの自体を作り出さなければゴミ問題は無くなります。ですが、それを作った企業だけが悪いのでしょうか。
なぜそれら企業はそんな製品を作り出しているのか、というところまで考えてみると、結局は自分たちがそういう製品を買いたいと思っているからです。
何事もそうなのですが、人のせいにして批判ばかりすることは簡単ですが、よくよく考えてみると全て自分たち一人ひとりの何気ない消費行動や生活様式が全ての問題を生み出しているわけです。
そう考えると他人を非難する前に自分自身改める所はいくらでも見つかるものです。そしてそのゴミを捨てるということに対する問題意識の起点は「自分の土地に捨てられたら嫌な気がするから」などという自己本位の発想ではなく、自分たちの生きている大自然全体の摂理に反するか否かという「全体からの視点」のみに従って判断されなければならないのです。
私も文明社会の産物を利用しながら生きてます。ということで自分の田んぼにゴミが捨てられていてもただそれを拾うということしか出来ないわけです。確かにそんなことをする人間はカスだと思う気持ちは強く持っていますが、だからといって振り返ってみると私もその原因の一端を担っている以上黙ってゴミを拾い続けることしか出来ないんですね。
ゴミの減量だとか、ゴミ袋の有料化だとか、資源のリサイクルだとか、ゴミにまつわる制度は数限りなく議論され、また実践されてはいますが、決定的に改善されない理由はこういうところにあるのかもしれません。
エイプリル・フール
4月になりました。気がつくと長らく更新しておりませんでした。この間の私はといいますと主に籾播きの準備をやっておりました。本来は先週あたりに播こうかと算段していたのですが、ここに来てまた寒さが戻ってきましたので、延期しております。
で、今日はといいますと、雪になりました。天気予報でも雪になるとは言っていたのですが、今回はその予報通りに午後から雪になりました。朝からみぞれや雪混じりの冷たい雨が降ってはいたのですが、夕方に近くなって完全に雪になりました。
とは言いましても特にしっかり積もるというほどのものではありませんで、落ちるとすぐに溶けてしまうといういわゆる春の雪です。
ただ、一度春の陽気を味わってしまった身としましてはこの寒の戻りは応えますねえ。これまでにも4月に入って雪が降るということはありましたが、どんな程度の寒さだったかなどは当然覚えておりません。
そもそも今日は4月1日。エイプリル・フールでした。ということでこの寒さや雪は「嘘」なんだと思い込んで過ごすことにしましょうか。
大絶叫!
本日11時過ぎのことでした。にんにく・玉葱に追肥をやろうと、ハウスにボカシ肥料を取りに行っておりますと、突如さくらのけたたましい叫び声が・・・
尋常ならざる声に走っていってみますと、右前足をびっこ引きながら走り寄ってきます。悲痛な泣き声は続いており、なにやらかなり痛い目にあった様子です。
考えられることとしては、①何かが足に刺さった、②何かに刺された、のどちらかだろうと思い周囲を見回して見ますと・・・
おりました。ハチです。幸いスズメバチではありませんでした。何蜂になるのかよく分かりませんが、見た感じではアシナガバチの足が短いやつといった感じの姿をしております。
とりあえずまだ生きておりましたので、そのハチは踏み潰しておいて、さくらの介抱です。といっても何をするというわけでもなくそばにいてやるだけのことですが・・・
まあ、ハチに刺されたくらいで死ぬことはありませんが、とにかくさくら本人は痛いのと怖いのとで私のそばを離れません。というより離れさせてくれませんので仕方なくしばらくつきそっておりました。
するとまた同じようなハチが近くに飛んできまして、さすがにさくらも学習したのでしょう、そのハチが視界に入るや否や震えだしまして、さらに私に擦り寄るようにぴったりと張り付いてきております。
これだけ怖いと思ってくれればさすがに次からは警戒して対応するようになってくれることでしょう。何せ今まではハチを見てもいきなり咬みつこうとしてましたからねえ・・・そりゃあ、今日のような目にあってもおかしくなかったのですが、だからといって「これはハチで、刺されたら痛いからちょっかい出すなよ」なんていっても分かりませんよね。
かなりの大騒ぎをしておりましたが、このくらいの痛い目にあったほうが分かりやすいですね。さくらも一応犬でして、夕方までにはすっかり元気に走り回るくらいには回復してました。
それはそうとやはり犬でもハチに刺されると少し腫れるんですね。刺された直後は右足のほうが左足よりも少し大きくなってました。
2年連続
暑いくらいの陽気です。さすがに今日は薄手の作業着でないととても仕事になりませんでした。
さて、何が「2年連続」なのかといいますと、ヘビの交尾です。去年とほぼ同じような場所で発見しました。ただ去年と違っているのは時期。去年のブログをさかのぼってみてみますと、4月の後半に発見しております。今年は一月以上早いということです。暦通りといえばそうなのですが、やはり春一番にヘビを見るとまだ気持ちが折れそうです・・・
これも毎年のことですから徐々に季節と共に慣れては来るのですが・・・今年は夏が4ヶ月あるんだから例年よりもヘビと付き合う期間が長いのかなあ・・・
まあ、この話題はこのくらいにして・・・
今週末は少し天気も崩れそうな予報になっております。ということで明日・明後日の二日でもう少し外仕事を進めておきたいですね。さあ、なんだかやることがどんどん出てきますよ。
毎年決まって・・・
非常に暖かい一日でした。が、風はものすごく強く、黄砂で山はかすんでしまうほど。外でゴソゴソするには気持ちがよかったのですが、今日は細工仕事をしておりましたので、強風で材料や道具などが飛んで往生しました。
さて、話題は昨日にさかのぼるのですが、昨日は毎年恒例の消防団の春の訓練でした。これだけ暖かい春を迎えた今年ですが、何故か消防訓練の日だけは冷え込みます。しかも今年は救急救命講習が訓練内容でして、天気はいいのに体育館の中・・・余慶に寒さが応えます。
この救急救命講習、主には心肺蘇生法の講習なのですが、今年はそのほかにも異物除去や止血法なども合わせて講習してもらいました。異物除去というのはつまりは咽喉に詰まらせた食べ物などを取り除くことですが、そのときに聴いた救急隊の人の言葉が印象的でした。
食べ物を咽喉に詰まらせるのは多くはお年寄りと子供だそうですが、お年寄りの場合はやはりお餅が一番曲者だそうです。これは嚥下能力の低下など年齢的に仕方のないところもままあるとして、問題なのは子供のほうだと思いました。
子供が食べ物を咽喉に詰まらせる原因として最も多いのは食べながら動き回っている、要するにお行儀よく食事が出来ないことにあるようです。口に物を入れた状態で走り回っておれば、何かの拍子に咽喉に詰まるとか、呼吸が激しくなって呼気と共に気道を塞ぐなどということはまあ当然のことではあるのですが、だからお行儀よく食事をしましょう、というのも情けない話であります。
マ○ナ○ライフもとんだとばっちりのようなものでして、子供が咽喉に詰まらせるのは製品の問題というよりもむしろ躾の問題だったということのほうが多いわけです。
挙句の果てには自分たちの躾の悪さを棚に上げて平気で訴訟などを起こせる恥知らずな大人たち、とくればもう二の句がつげませんね。ふと昔アメリカであった洗濯機で犬を洗ったら死んじゃったという裁判を思い出してしまいました。
まあ、つまらぬ話はこれくらいにして、いよいよ本格的に暖かくなってきましたので、気分だけでなく百姓仕事も楽しくなってきますぞ。
騒ぎすぎ
ここ数日雪が降ったりで畑仕事もままなりませんで、またぐうたら生活に戻っておりました。
この間、町では町長と町議の選挙が始まっております。毎日のように街宣車が候補者の名前を連呼するだけの騒音公害を撒き散らしながら相変わらず低能な選挙運動を展開しております。
「騒ぎすぎ」の一つは当然この選挙。候補者サイドのみならず投票する側の人間もこれが当たり前になっておりますし、それ以上にこういう運動をすることが政治活動だと思い込んでいる恐ろしさ。まったく民主政治が衆愚政治にしか到達できないわけです。
もう一つの「騒ぎすぎ」は今春の気候について。やたらと「異常だ」と騒いでおります。どうも近年のブームのようでして「例年と少し違う」ということが=「異常気象」「地球温暖化」という流行語に直結させられるようです。
日本人は古来「旧暦」という立派な暦を持っていました。これは自然の動きに即応したようなところがありまして、季節感をかなりの精度で分かりやすく示してくれております。
そして何より自然は間違えません。これが一番大事な起点になるのですが、何かおかしいな、と思ったらそれは我々人間が間違えているだけのことです。
西洋化という麻薬に侵された現代では「旧暦」を捨て、「科学」を絶対的価値観として妄信してしまったがために当たり前の自然の流れにさえ感受性を働かせることができなくなったというのでしょうか。
菜種梅雨が例年よりも半月以上早い!
・・・・当たり前です。今年の暦はそのくらい早くに動いてます。
菜種梅雨が終わってから突然雪が降った!
・・・・当たり前です。毎年そのくらいの時季にはちゃんと冷え込んできてます。雪の降る降らない(量も)と冷え込み具合は年によって多少の差はありますがね。
そもそも気候なんてものは毎年違って当たり前です。毎年同じような気候が続くほうが自然界ではむしろ異常です。温暖化は否定しませんし、人間の傲慢によって気候にも影響が現れている部分も少なからずあります。が、今騒いでいるのはまったく的外れなことが多すぎますね。だから環境改善のために自分たちの生活を見直すことが出来ないのかもしれません。
欲にしたがって贅の限りを尽くし、自らの首を絞めてしまうという構図は、虫や微生物の異常繁殖とその後に必ず起こる激減の営みになんら変わりありません。もし本当に人間だけが唯一特別な種であるのなら、そろそろその片鱗くらいは覗かせてもいい気がするんですがねえ。
味噌作り
ただいま26日です。昨日更新し損ねたので一日遅れの内容です。日付は昨日のままになっておりますが・・・
昨年収穫した黒大豆を使って両親と一緒に初めての味噌作りをしました。ちょうど友達もうちに来ておりまして一緒に手伝ってもらいました。白大豆も作っていたのですが、充分な量を収穫できませんで、黒豆であればそれなりに量がありましたので、今年は練習も兼ねて黒豆で作ってみました。
材料となる黒豆の量はうちでとれたものが約2キロ。友人からもらったものが約2キロ。それぞれ別のかめで作ってみました。
まずは黒豆を煮ていくわけですが、量が結構ありますので圧力鍋では入りきりません。ということで歯釜を出してきて薪で炊きました。2時間ほどで充分なやわらかさになりました。
その後は去年買いました製粉機の味噌ユニットを使って豆をミンチ状にして、あらかじめ混ぜ合わせておいた米麹と塩と混ぜ合わせます。このときに大豆の煮汁も適量加えながらちょうどよさそうな柔らかさにしていきます。
これを団子にしながら甕の中に投げ込んで空気を抜きながら詰め込んでいきます。あとはラップで密閉して重石を載せたら完成。
一月くらいで水が上がってきたら適宜混ぜ返しなら数ヶ月寝かせて発酵させると味噌になるそうです。どんな味噌が出来るのか楽しみです。
ちなみに2キロの大豆で10キロくらいの味噌になりました。これが二つできたので合計20キロ。大豆の違いが味にどう反映されるのかも楽しみです。煮大豆の段階で味見をしてみたところ、豆の味はうちのほうが美味しかったです。これぞまさに「手前味噌」ですかね。
美人の湯
今日は部落の親睦旅行で島根県は美又温泉へ行きました。日帰り旅行です。「美人の湯」という看板でお肌がすべすべになるというのが売りの温泉のようです。
温泉につかっていると確かにぬるぬるとした感じになってきます。先月末から咽喉の調子がおかしい私も湯治とばかりにのんびり浸からせてもらいました。さすがに湯質がいいという評判だけあって、風呂から上がった後も体の芯からぬくもりが持続してくれます。
風呂に入っているときに部落の長老さんから聞いた話ですが、昔はこのあたりの若者は春が来る前には数人が一緒になって島根の湯元温泉まで歩いて湯治に行っていたそうです。一週間から十日はそこでゆっくりして春からの野良仕事に備えるということを毎年やっていたそうです。
私も来年からはそういう春の迎え方をしてみたいな、と思いました。が、周囲を見渡すと一緒に行ってくれそうな人がいないというのが悲しい現実です。俸給生活者ばかりになってしまった現代ではそんなゆとりはないんですね。
温泉湯治をしていた時代の人たちのほうが、今の人たちよりも貧しかったはずなんですが、おかしな話です。そもそも歩いて行っていたって言うくらいですから交通費すら惜しむくらいの家計だったんです。
「近代化」とか「進歩」とかいう言葉の裏にはいったい何があるんでしょうね。私はそのへんのことが分かっちゃったからもうどーでもいいんですけどね。
誰か来春から一緒に湯治に行きたいという人がいましたら一報ください。結構いいもんかもしれませんよ。
わら草履の会
去年に引き続き、今年も部落のおばさんたちとわら草履作りをしました。今年は先生抜きで自分たちだけでやってみました。
1年たつとさすがに細かいところを忘れておりまして、初めの一つ目はみんなで「あーでもない、こーでもない」と悩みながら作っておりましたが、徐々に作り方も思い出し、且つ不透明なところも何とか自分たちで工夫しながらそれなりに一通りの流れはできるようになりました。
2年目ということもあり、去年よりは形もそれなりにまとまってきまして、少しは出来映えを気にしながら作る余裕も出てきました。みんなでワイワイ言いながら、時にはおやつを食べながら楽しく作っておりますとすぐに時間がたってしまいます。朝10時ごろからはじめたのですが、お昼の時間をすっかり忘れてしまう勢いでみんな熱中しておりました。
このわら草履作り、よくよく考えて見ますと材料はわらだけ。道具としては鼻緒を通すときに使う竹を削った通しのようなもの(「オタテ」と呼んでおります)とはさみくらいしか使いません。乱暴な言い方をしますとわらと自分の手足があれば出来るという感じです。
自然界にあるものを材料にして、手作業のみで物を作るというのは現代的にみますと非効率的で面倒なことです。動力や機械を使ってボタンひとつで勝手に出来上がるという生産方法のほうが楽で進歩的だとされます。
しかし、私つくづく思いました。この手作業のものづくりというのは普遍的な価値観を備えているんだなと。時代がどう移ろおうとも、人間が生きている限り決して損なわれることのない営みなんですね。
それに対して「現代的」といわれる生産方法の根底にあるのは刹那的な近視眼的な価値観でしかありません。たまたま現代のような石油文明が歴史上の一瞬にだけ存在していたから活用できているというだけの話でして、普遍的真理として人間と共にあり続けるものではありません。
この「普遍」と「刹那」という価値観の錯綜が実は現代社会の中ではあらゆる局面で顕現化している気がしました。昨今巷を賑わしてきた詐欺まがいの事件や企業モラルの低下、食品の安全性の崩壊、もっと身近に置き換えるとお金と生活価値観や、子供たちの描く夢や進路に対する思いなどなど、至る所で日本人の生き方が「刹那」的な思想を孕んで生まれてきている気がしてなりません。
こうした社会問題に対して世の偉い先生方はいろいろと対策を講じようと苦慮なさっているようですが、実はわら草履を作るというなんでもないようなことの中に解決の糸口が隠されているのかもしれません。
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始動
またデジカメ不調です・・・この程度の気温でボイコットですか・・・ということで今日も写真なしでおおくりします。
今日はいよいよ米作りの第一歩。塩水選をしました。去年収穫した米の中から今年の種籾を取っていたのですが、それを選別する作業です。
種籾と一口に言いましても玉石混交でありまして、その中から活きのいいものだけを使いたいわけです。去年はこの段階で失敗しておりまして、劣弱なものが結構混じってしまったようです。おかげで苗の出来が悪く、当然そうなると最後まで尾を引くという結果に。
今年はそうならないように強力に選別をかけました。通常よりも比重を高くした塩水に籾を入れ、底に沈んでいるものだけを残します。その際中間に浮遊するものも当然出るわけですが、今年はそれすらも完全に排除するという徹底ぶりです。
例年よりもかなり手間はかかりましたが、これで優秀な種籾を選別できたことと期待してます。やはり何の生き物でもそうですが、次世代のためには優秀な遺伝子を残していかないと子孫の繁栄はありませんね。
そもそも自然状態であればこんなことしなくても、冬の間に弱いものは死んでいき、春には元気なものしか生き残っていないという状況が勝手に出来上がっているんですね。稲作という人工的なフィールドにはめ込むからこういう手間も生まれるわけですが、現段階での私の生き方においてはこれはこれで仕方のないところです。
さて、この次は種籾についている雑菌を酵母菌を駆使して食べつくしてもらうといういわば殺菌作業に移るわけですが、今日は時間切れで塩水選まで。今から一月半くらいの間はこの殺菌と平行して浸水期間に入ります。
発芽しやすいように充分に水を吸わせてやるわけですが、これを一月以上続けておりますと催芽も同時に出来るので早目から浸けておくわけです。一般的なやり方では2週間くらい水に浸けるとあとは電気を使って催芽をするのですが、私はこの装置を使うのが面倒なので浸水期間を延ばしているというわけです。
今年は早くに雪が溶けてくれたのでこんな時期から米作りを始動することができます。やはり毎年このときは期待感と不安が半々ではありますが、、気分は無性に浮かれてきますね。
春の香り
やりました!久々の写真です。暖かくなってきたのでそろそろデジカメもいい子に動いてくれるだろうと充電しなおしました。
今日は友達がソバ打ちにやってきまして、本当はソバ打ち風景を写真に収めようと思っていたのですが、すっかり忘れておりました。で、代わりというわけではないのですが、今年初めてフキノトウを見つけましたので、その写真です。
例年よりも早く雪が一旦消えてくれましたので、もしかしたら出てるかなと探して見ますとありました。今日はまだ5個だけでしたが、この時期にフキノトウの香りを楽しめるとはうれしいものです。
去年は同じ場所でかなりの数を取りましたが、それは3月の初めごろのことでした。まだ2月ですから今からたくさん出てきてくれることでしょう。
初物だからでしょうか、香りが強めに感じます。今日採ったものは私の好きな蕗味噌にしようと思っています。これでまたご飯が進むなあ。
春遠からじ
立春を過ぎました。というわけでもないでしょうが、ここのところ安定して気温が高めに推移しております。ここまでのところ私の予想通りに「早めの春」という感じで来ておりまして、雪もかなり溶けてくれました。おかげで数日前から夕方のさくらの散歩は靴で行けます(朝は路面が凍結しているので冬用の長靴)。
例年であれば1月下旬から2月の上旬というこの時期は一番冷え込みがきついのでありますが、今年は違うようです。新暦1月の26日に元旦を迎えた今年の暦は寒試し(冬の間に今年の気候を予想する民間予報のひとつ)の傾向から見ても春は暖かめに推移しそうだとは思っていたのですが、この時期にこれほど雪がないというのも拍子抜けの感が否めません。まあ、このまま春が来るということはありえないと思いますので、まだ何度かドカッと雪がくるとは思いますが、周囲の景色がこうなってきますと気分は春モードになりまして春作業のことやら今年一年の計画やらと少しずつ頭が回り始めます。
ということでこの数日の間にとりあえず確定申告を片付けまして(提出期間はまだ始まっておりませんので清書はしておりません)、今は春からの作付け計画を練るべく暦とにらめっこをしております。
と、ここで今年の大きな悩みが。今年は5月に閏月が入ってくるんですねえ。ということで夏が一月増えまして4ヶ月もあるということになってしまいます。これをどう読むかで私の思考はストップしてしまいました。
単に夏が長いというだけであれば春をゆっくり目にすればよさそうなものですが、寒試し通りであれば秋の冷え込みが早くなるかもしれません。そうなると春は暦どおりに動き始めたほうがよさそうですし・・・うーん・・・この閏月をどう捉えるかで全ての動き方が変わってきます。
このことで身動きが取れなくなっているのは野菜のほうでして、特に春から夏にかけてのものをいつ蒔こうかで結論が出ません。とりあえず今のところはダブルスタンダードとでも言いましょうが、どちらにでも対応できるように早めに準備はしておいて最終的にはそのときの周囲の自然の動きを見ながら決める、というくらいのことしかできませんね。
と、ここまで考えてくると未だに工業生産的な発想から抜け切れていない自分に気がつきます。暦に対する不勉強というのは言うまでもありませんが、それと同時にカレンダーを見て計画を立てるという現代人的な悪癖も拭い去れません。特に近年では自然の動きってそうじゃないんですよねえ。
異常気象が叫ばれ始めてから久しくなりますが、それでも自然界の営みはそれなりに全うされているものでして、私たちだけが順応できていない部分ってかなりあるような気がするんですね。
おっと、またまた話が横道に・・・どうも暇がありすぎると寄り道しすぎていけません。そもそも我に返ってみると私の予想が当たる確率のほうが低いかもしれませんから、「下手な考え・・・」ということにもなりかねませんな。
声が出ない
夕べは大学時代の同期会がありまして、広島で呑んでおりました。
先週からの咽喉の不調は完全には治っていなかったのですが、「まあ、楽しく呑んでりゃ治るだろ」と安易に考えておりました。久々の集まりでしたし、今回はお祝い事でもありましたのでそれは楽しく呑ませてもらいました。
そして大いにしゃべりまくって楽しく帰宅。そのときから少し咽喉のほうは「使いすぎた」感があったのですが、案の定、今朝起きてみますと声が涸れておりました。
今はそれほどでも無くなりましたが、今日になってのこの咽喉の感じ、明らかに昨日までとは変わっております。まだ治ってはいないのですが、快方に向かい出したという感じがしています。昨日まではおとなしく寝ていてもなかなか快方に向かっている感じがなかったのですが、おもしろいものです。
何事もそうなのでしょうが、行き着くところまで行き着くとあとは逆方向にベクトルが働きだすということのようです。熱が出たときもそうですが、熱が上がるところまで上がってしまえばあとは下がる一方。虫刺されで腫れたときもとことんまで腫れきってしまえばあとは収束へ向かう。
まあ、その症状で死ぬところまでいってしまうような状況は別物ですが、一般的に自分の力で自然に回復できる程度のものであれば、そういうものなんでしょうね。あらゆる苦しみもとりあえず一度峠までは耐えなければ次の領域には進むことが出来ません。
この法則って自分の体のことだけでなく、社会における病であるとか、自然界における病だとかにも同じように当てはまる気がしてます。そしてその苦しみを乗り越えたあとで、いかにそれまでの自分の生き方を反省できるかという点でその後の生き方に差が出てくるんでしょうね。
とまあ、こんなこと言っておきながら明日から咽喉が悪化したらお笑いです・・・そもそも私も反省が足りない人間ですからねえ。
兆し
今日は気持ちのいい晴れになってくれました。今年初です。といいましても雪はしっかりとけ残っておりますので、外で何かが出来るわけではありませんが、それでも気分がいいものです。
性懲りもなく、今日もそば粉を挽き足してソバを打ちました。4日目にしてようやく水加減が少し判ってきたような気がしています。今日は夜に打ったのですが、結構手際よくこねられたような気がしています。これはいいんじゃないの、と調子に乗って伸ばしておりますと、指を引っ掛けて数箇所破ってしまいゲンナリ・・・
それでもまあ今まででは一番まともな出来になりました。と入ってもまだまだソバのつながりは不十分でして、きれいにツルツルッというわけにはいきません。切り方も不揃いで心の乱れがよくあらわれています。やはり空腹で打っていると最後まで集中力が続きませんねえ。
今まで3日はずっと掛けそばで食べていたのですが、さすがに飽きてきましたし、今日は暖かかったのでザルにしてみました。このくらいの気温があるとザルもいいものです。
さすがに4日続けてソバ打ちをすると、飽き性の私にはそろそろ限界です。明日はどうしよっかなあ・・・
ソバ打ち3日目
夕べで屋根の雪がほとんど落ちてくれました。量があった割にはもともと重たい雪であったところにもってきて夕べの雨でさらに重たくなった雪が落ちてくるものですから、ものすごい轟音と共に落ちてきます。家の中にいてもその音と家のゆれはかなりのものでして知らない人がこの音だけ聞いていると雷ではないかと思うくらい。
こうして雪は屋根の上には無くなってくれたものの周囲にはまだまだたっぷり残ってくれております。折角今日は多少の晴れ間が除いてくれているのですが、この雪とその溶けた水とでやはり布団を干すことはおろか、外で叩くということもままならず相変わらずさくらの毛だらけのままです。多少はコロコロで取ったり箒で掃いたりとしてみるのですが、やはり外で叩くほどの効果はありませんね。雪国の性です・・・冬の間は布団も洗濯物も気持ちよく乾くことは諦めなければなりません。そもそも晴れませんものねえ・・・今日も晴れ間があるといっても数分程度の晴れ間が覗いたり隠れたりの繰り返しですから。
さて、そんな中今日もソバ打ちの練習です。昨日、一昨日に続いて3日目。夕べネット上でソバの打ち方を調べましたところ、やはり私はかなりの間違いを犯していたようでしたので、そのあたりも含めてやってみました。
頭の中ではかなりうまくいけるような気がして始めたのですが、やり始めると何故か昨日までと同じようなことになってしまいます。ということで当然出来上がったものは昨日までと何が変わったのかよく分からない程度のものになってしまいました。
まあ、ソバはまだまだありますので粉を挽きさえすればしっかり練習できます。暇+やる気のあるときにどんどんコネの感覚を身につけていきたいものです。「コネ3年」とかってソバの本にはよく書いてありますが、そりゃあ大袈裟だろ、って思ってましたが・・・私の場合はあながち大袈裟でなくなるのかもしれません・・・
うまくソバにならなくても私のおなかは満たされるのでそば粉を無駄にしないように食べられるずつ練習していきます。とりあえずソバ好きでよかった・・・
ソバ打ち
週末には降り続いていた雪もようやく一段落してくれました。とはいえ今年に入ってから晴れらしい晴れはありません。このあたり特有といえばそうなのでしょうが、ひたすら灰色の空が続くばかり。
そんな中、金曜日には今シーズン初のスノボを楽しませてもらい、昨日は友達が来てソバ打ちをしました。何もない冬の日々に少し活気が出た2日間でした。
さて、そのソバ打ちですが、去年から少しは上達したのかといいますと・・・あまり・・・です。一緒に打った友達もみんな初めてのソバ打ちということと、ちゃんと教えてくれる人がいないということもあり、出来上がったソバはといいますとこれがなかなか・・・
まあ、すぐのすぐに上手になるわけもありませんので、今回はこんな感じでソバ打ちの難しさを体験したということでいいんじゃないかと。中でも内二人はソバの収穫から手伝いをしてくれていたということもあり、ソバが口に入るまでの大変さが身にしみていた様子。単に手作りを楽しむだけというよりも、こういうソバ打ち体験もいいかもしれません。
さて、私はといいますと、去年よりは少しはましなソバにはなっているのですが、まだまだ「食べにいらっしゃい」と胸を張っていえるような代物ではありません。どうせ今年の冬はひたすら暇をしているわけだし、ということで今日も早速一人でソバを打ってみました。
昨日よりはかなり手際よく、しかもいい感じに「コネ」まではできるようになりました。が、そのあとが問題です。まだうまく伸ばすということが出来ませんで、結果、出来上がったソバはといいますと・・・昨日とあまり変わっていない気が・・・それでも「コネ」が昨日よりはうまくいった分、少しはソバらしい風味のようなものが上がったような気がしました。気のせいかもしれませんが。
今日挽いた粉がまだ残っていますので、また何回か練習できます。何とか今年の冬中にはそれらしいソバに近づけたいものです。一緒にソバ打ちをしたいという人がおられましたらいつでもどうぞ。
呑み疲れ
ここ数日よく降ってくれました。今日は雪も小休止といった空模様になってくれたのですが、今朝までで60cm超の積雪になっております。かなり重たい雪ばかりが降りますので雪かきはそれなりに大変ですが、この手の雪は溶けるのも早いのでそちらに期待したいものです。
さて、11日には部落の初常会と新年会、そして昨日12日は地域のとんどがありまして、2日続けて昼間っから呑んだくれておりました。
特に昨日のとんどは朝から吹雪いておりまして、こんな天気でもやるのかと心配しておりましたところ、そこはさすがに雪に慣れている人たちばかりでして当たり前のように準備も進み滞りなくとんどが出来ました。
とんど自体は2~3時間で終わるのですが、その後は当然のように誰かの家に集まって呑み直しです。こうして地域の行事ごとがあり、みんなが集まって楽しく呑めるという環境はいいもんです。気の合う人たちがワイワイと呑み騒ぐというのは楽しいものですし、持ち寄りで呑むわけですからお金もかかりません。
私の場合はお金のこともありますが、それ以上に家で呑むというほうが雰囲気的にも気分的にも性に合っているようでして、近年特に外で呑むというのが面倒くさくなってきております。
まあ、そもそも田舎には外で呑める場所が少ないということもあるのですが、こうして考えると外呑みが好きな人にとってはつらい環境なんでしょうね。田舎暮らしは何でも買って済ますよりもいかに自分たちの手作りで生活を賄っていくかということが肝心になってくるわけですが、遊び方一つとってみてもそのことは当てはまるのかもしれません。
ただ・・・さすがに今朝はへばっておりました・・・
やっぱり降るのね・・・
一昨日の夜から雪が降り続いています。今年の冬は気温は高めなのですが、やはりこの地域では時季が来ると降るものは降ってくれます。現段階で積雪は50cm近くなってきました。
今週は正月の疲れを癒すためにひたすら寝正月をしておりまして、ようやく完全に近い状態にまで体調が戻ってきました。今回は咽喉に軽い炎症をいただきまして、これが治まるのに時間を費やしてしまいました。ウイルス性のものであれば症状も違いますし、かなり早い時間で回復できるのですが、やはり細菌性のものは治まるまでに時間がかかります。
この間体は元気ですし、食欲もあるのですが、この炎症というものだけはなかなかしぶとく、体が楽だからとついゴソゴソと用事をしておりますとまたぶり返してくるという始末。完全におとなしくしておれば最初の3日で回復できていたのですが、ちょっとよくなったからといって調子に乗って動いていたので1週間かかってしまったという次第です。
西洋医学ではこんなときすぐに抗生物質に頼って治すのですが、私はそれはしたくないのであくまでもしっかり食べてしっかり休んで自然治癒力を最大限に発揮して乗り越えたいわけです。
誰しも病気に対する対処法としてはこうした方策のほうが根本解決になるとは分かっているのですが、現代社会の中ではそれを許してもらえず仕方なく薬に頼るという人も多いのが現実です。私の場合は自由業という恵まれた環境にいるおかげでこういう贅沢な時間と体の使い方が出来るわけですが、こんな病気対策を続けてきてやはりこっちのほうが体は徐々に強くなってくると実感できます。
おかげで今うちには薬というものをおいておりません。傷薬として使うマムシ酒と絆創膏の類は多少ありますが、所謂風邪薬とか胃腸薬のようなものは置かなくなりました。昔(勤めていた頃)にはこの二つの薬は常備薬のようなものでしたが、それらを常用しているときよりも今のほうがはるかに元気です。
食生活が体を作るというのは基本中の基本ですが、いくら正食を続けていても生活の在り方が崩れてくると体調は崩れてくるものです。そんな時何を重要視して何を反省すべきなのか、「病気になって初めて健康のありがたみを知る」とはよく言うことですが、重要なのはその後にどういう行動をとるかなんですね。
さてさて、なんだか話がそれてきましたが、今年の雪は気温が高いだけあって湿っぽいものばかりが降ります。寒さがそれほどではないというのはありがたいのですが、雪かきをするには重たいですねえ・・・
スキー場もここ数日が雪の量・質共に狙い目になるかもしれませんよ。
留守多き年末年始
あけましておめでとうございます。
新年のご挨拶が遅くなりました。1日夕方から今日まで実家のほうへおりまして、その間友達と会ったり呑んだりの日々を送っておりました。これだけの日数を実家で過ごしたのは何年ぶりでしょうか。
呑んで、食って、寝て、と正月らしいといえば正月らしい日々を送らせてもらえたのかもしれませんが、さすがに疲れております。体力的な疲れもさることながら、内臓的な方がさらに疲れておるようです。私の冬休みはまだまだ続きますが、世間様ではそろそろ仕事始めの時期、粗食の生活に戻して内臓の疲れを癒していきたいと思っております。
贅沢な食べ物、外食、都市部の空気と人々の喧騒、数日こんなものに囲まれて過ごしておりますと、現代人がいかに心身をすり減らしながら生活しているのかということを痛感させられます。同時に食、健康、環境などという問題がなぜ改善される方向へと向かないのかという理由も朧気ながら見えてきたような気がしました。
充分に楽しませてもらい、その上人間のあり方についても気づかせてもらえたという意味では非常に有意義な正月を過ごさせてもらえたのではないかと思っております。
さて、明日からは何もない正月。といってただダラダラするだけではなく、今年の計を立て、春に向かうという意味での正月にしていきたいものです。まあ、とりあえずは体を完全に元に戻すのが先ですかね。
コタツ出しました
久方ぶりの更新です。今年は特に師走になって気忙しくしておりまして、気がつくともう年の瀬です。この間、毎年恒例のバイト、餅つき、そして京都にて友人の結婚式と本業以外のこともいろいろとあったのですが、何より豆類の仕上がりがずれ込んできていたのがそれらの行事ごとと重なってきてバタバタしていた気がします。
そんなこんなでまったく正月準備もできていないままに年末を迎えてしまいまして、とりあえず今日はコタツを出してみました。といってもまだコタツには入っておりませんで、それでも何とか過ごせる程度の寒さです。まあ、出した以上はマッタリと入り込んでしまうのも時間の問題ですが。
毎年の季節感が体にしみこんでいるからなのでしょうか、面白いものでコタツを出すとようやく年賀状を書こうかという気になってきました。って、まだ書いていないのか、という話ですが、今からです・・・
先週京都に出発する前に裏面だけは印刷しておいたのですが、表書きはまだです。今去年の年賀状を見ながら住所を取りまとめているところですので、宛名書きは明日からですね。私は年賀状を出すのは年が明けてからというのは今に始まったことではありませんので大目に見てやってください。何とか松の内には届くようがんばります。
さて、京都での友人の結婚式。初めて仏前式というものに参加しました。これまた友人のお寺で執り行ったのですが、お寺には住職をしているその友人一人しかおりませんので、我々が準備や裏方などをお手伝いしました。式やその後の宴会なども新郎新婦の意向で全て手作り。
小さなお寺でこじんまりとした挙式、と思っておりましたが意外にも出席人数が多くかなり盛大に、そして楽しく出来ました。式自体は30分程度でそのあとみんなで餅つき。うちのもち米を使ってもらい、この餅つきの準備ととりまとめが私の一番の大役。その後日暮れからは参加者全員からの持ち寄りで宴会。
昨今式場やホテルなどでの挙式・披露宴が一般的ですが、こういう手作りのものに参加してみて思ったのはこっちのほうが楽しいということですね。しかもお金もかからない。ホント、かかった経費を私なりに想像してみても一般的なスタイルの数十分の一ですむんじゃないかと・・・ん?これはちょっと大げさに見積もりすぎたかな。
こんな挙式が出来るのも新郎新婦の人柄のなせる業であって、誰も彼もが出来ることではないかもしれませんが、参加させてもらった私としては非常に充実したものでした。
何より私が気に入ったのは「手作り」といっても伝統的なしきたりの範囲を超えていないということでした。一定の節度を守り、結婚式という儀式の意義をわきまえているからこそ祝福する気持ちも純粋なものとして大きく現れるのでしょう。
さて、さて、旅の思い出にひたるのもこのくらいにしておかないと年賀状が・・・ちなみに今夜は消防団の年末夜警・・・
そば粉
雪はなかなか溶けてくれません。今日も天気がよくなるのかと思いきや、すぐに曇り空になり思ったほど雪が減りません。
当然寒いのですが、じっとしていると余計に寒いので何かをしなければ。ということで今日はいよいよソバを挽くことにしました。
実はこの冬思い切って製粉機を買ってしまったのです。後々のことを考えて味噌や豆腐もできるタイプのやつ。汎用性が広いだけに当然高いやつになってしまったのですが、後からオプションで増やしていくと余計に高くつくのではじめにがんばって投資しました。
で、この製粉機の使い初めということで説明書をよく読み、少し試し挽きをしながら機械の調節を。様子見も兼ねているということもありますが、自分で製粉機を持っているということは何も急いで全てを粉にしておく必要もなく、とりあえず今回はこの年の瀬までに必要と思われる分だけを挽いてみました。
作業工程にも慣れてきますと大体1時間で1キロくらいの粉ができます。以前粉挽き臼でやらせてもらったこともありますが、やはり機械だけあって圧倒的にスピードが違います。まあ、その分お金がかかっているわけですし、その機械ができるまでの行程や動力の問題などを鑑みますと臼とどちらが優れた道具かということは言うまでもないことなのですが。
兎に角も今日は3キロほどの粉を挽きました。ソバの実をきれいにしてから製粉機へ。まずは荒めに挽きます。これをザルなどの目の粗いものでふるって大きなそば殻を除きます。次にこれをもう一度製粉機へ。今度は細かく挽きます。そして目の細かい篩に通してとりあえず完成です。
実際にソバを挽いてみて思うのですが、結構捨てるところが多いんですよねえ。殻だけきれいに剥けば「ソバ米」として全部食べることもできるようなのですが、現段階では殻だけ剥くという方法がわからず上記のようにしております。
もっと丁寧にする人はさらに目を細かくしながら何回か篩にかけるようですが、そうすると捨てる部分がさらに多くなってもったいないというのと、単に面倒だということで私はここまででやめてます。これでも充分ソバを楽しめます。
そもそも私などは所謂「ソバ通」なんて高尚な代物ではありませんで、ソバなんて土着の民族食で充分だと思っておりますので、泥臭く、そしてそれを美味しくいただいております。この辺で言うところの「ノラ」ですね。
去年はソバをこなす段階で小さな砂粒が混入しておりましたので、ソバにしたときにじゃりじゃりとした食感が残ってしまい大失敗でした。今年はそうならぬよう一粒ずつ手で砂粒を除いておりましたので、この点は大丈夫だろうとは思っていたのですが、やはり実際に食べるまでは安心できません。
ということでお昼に早速少しだけ団子にして汁に入れて食べてみました。とりあえずは合格ラインです。わずかですがしゃりっという歯ごたえがあることがたまにありますが、感じからしてこれは砂粒ではなく微細な殻のカスが混じっているようです。まあ、このくらいはご愛嬌というところで。
やはり新ソバの香りはいいですね。まだソバを打つのは下手糞なのですが、今年は何とかツルツルッというソバに近づけてみたいものです。一緒にソバ打ちをしたいという人がいればこの冬にでも遊びにいらしてください。粉を挽くところから一緒にやりましょう。
大雪
今日は二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」です。別に今回降った雪が大雪(おおゆき)だったということではありません。
とは言いましても前回よりはよく積もりまして、軽トラの荷台がいっぱいになるくらいは積もりましたので、多いところでは20cmは積もっていたのではないかと思います。さすがに今日午後から少し晴れ間も覗き始めたので道路はほぼ雪が無くなったというところです。
今年はなかなか寒くならないとなめてかかっておりましたが、今回の寒さはさすがに応えました。縁側においてあるさくらの水がようやく凍った程度ですので、例年の寒さに比べるとまだまだ序の口なのかもしれませんが、急な変化なだけに応えます。
コタツが欲しいなあ、と思いながらもまったく準備をしていなかったため急には出せません。まだコタツ布団干してないもんねえ・・・こんな感じで急に雪がドサッとくると冬支度の済んでいないところが浮き彫りになってきます。これも冬に向けての準備を催促してくれているのでしょうね。また今から少し暖かくなりそうな予報なので、この間に万全の準備をしておきたいところです。
うち仕事
予報どおり夕方から雪になりました。先月の終わりごろから豆やソバといった乾燥の必要なものばかりにかかずらわっておりましたが、あまり日よりも続いてくれずに苦戦しておりました。
気温は例年よりも高めでしたので外での仕事はそれなりに楽だったのですが、雨模様ではどうしようもありません。それでも何とか間とか昨日までで無理やり外仕事は形のついた格好にしましたので、これからはうち仕事が中心です。
で、具体的には何をしているのかといいますと、豆の選別やソバの粉引きなどです。天気が悪いからうちで仕事をするわけですが、家の中でじっとしているというのは寒いものです。節約というと聞こえはいいのですが、実際は単なる吝嗇でして、日中にストーブをつけるというのにどうも抵抗があります。これも寒さがまだ中途半端だからなんでしょうね。本気で寒かったらストーブもつけますわな。
豆を選ったりソバを粉にしたりという仕事も時間に追われていなければ結構優雅なもんですが、なにぶん今年は全てが後ろにずれ込んできているのであまりのんびりしてもいられません。何せもう12月ですもんねえ。
・・・と、ここまで書いていて、どーでもいい内容になってきてますよねえ・・・日々の生活の中であれこれと思うこともあるのですが、最近そういうことに対して特にバカバカしさばかりが募っておりまして、いちいちブログで書くまでもないかな、なんて過ぎ去っているわけです。
ホント、寒さのせいばかりでもないんでしょうが、身も心も徐々に冬ごもりモードになってきてるんですかね。単にものぐさになっているだけなんでしょうが・・・
今年の冬は・・・
昨日、今日と気持ちのいい青空が広がってくれ、先日の雪がきれいに消えました。ホント、つい数日前に雪が降っていたというのがうそのようです。
今はもち米、豆類(小豆・大豆)、ソバなど乾燥が必要なものばかりを相手にしておりまして、この貴重な晴れ間は助かります。漬物用の大根も干していたのですが、いい具合に干上がってきてくれています。
写真は軒先にいる南天と紫式部です。紫式部は秋からずっと実をつけっぱなしでいまだに健在。南天は先日の寒さで一気に色づいてきました。ハテ、この二つが同時に拝めるってことは今までにあったろうか・・・私の記憶にはありませんが、とにかくどちらもきれいに色づいております。
暦の上ではもう冬のはずなのですが、冬らしい、というよりは例年のこの時季らしい寒さというのがあまりありません。先日のようにいきなり時季を飛び越えたような寒さはありましたがあれ以来またそれほどの冷え込みではありません。
そろそろタイヤの履き替えなんかも気にしないといけないのかなあ・・・と思いながらもいまだに豆やソバなんかをかまってるし、なかなかそういう冬の気分になりきれません。さくらなんていまだに毛が抜け続けてますしね。まだ完全に冬毛になりきっていないんです。こいつのリズムを当てにしてもいいんだろうか・・・
積雪
うっすらと雪が積もりました。未明にゴソソソッという音で一瞬目が覚めましたが、屋根から雪が落ちる音でした。現在雪は小康状態ですが、かなり強い北風で気温は一向に上がりません。
朝から火鉢に炭を入れましたが、当然これでは部屋が暖まるほどのことはありませんで、手をあぶりながらPCに向かっております。そもそもうちは隙間風がひどいんですね。おかげで換気する必要もありませんし、部屋に匂いが残るということもないのですが、部屋の中にいても風を受け続けているというのもこういう時季になると少々つらいものがあります。
朝から道路の雪はほとんどないくらいの状態ですので、車で移動したりは十分できますが、高速道路などはすでに冬タイヤ規制が入っているようです。ですが畑などは↓のような状態ですので何もできません。
それ以上に心配なのは明日には野菜の発送があるということ。どうも明日にかけてもまた冷え込むようでして、明朝の段階でこの雪が無くなっているとは思えないのです。雪の中からでも収穫できるものもありますが、雪をかぶった時点でもうだめになっているものもあるでしょうから予定していたすべての野菜を送るというわけにもいかなくなりそうです。残念・・・
この時季の雪ですからすぐに消えてはくれるのでしょうが、今週末くらいまではこの寒さが続きそうな予報になっております。じたばたしても仕方がないので休養期間と思っておとなしくしておきます。寒いのは・・・耐えることと慣れることしかないですね・・・
朝夕逆転
本格的な寒波がやってきたようです。
今日は配達の日でして、朝から広島へ出ておりました。朝こちらを出るときは雨、気温は5℃くらいでしょうか。広島に出ると雨はほとんど降っておりませんでした。
配達途中から広島でも急に風が強く、そして冷たくなってきました。車でラジオを聴きながら配達をしているのですが、その中で「芸北地域で雪が降り出した」という情報が。
さて、配達が終わって実家に寄ったときに大朝の友達に電話をして雪の様子を聞いてみました。「それなりに降ってはいるが、降ったり止んだり、積もるような感じはまだない」ということでした。
今日のように急いで帰っても特にすることもないようなときは実家でそのまま夕食まで食べて帰るということが多いのですが、そうすると帰りは夜になってしまいます。まだタイヤを冬用に履き替えていないとはいえ、夜も早い時間であれば問題はないだろうとは思いました。が、万一少しでも路面が白くなってくると雪道に慣れていない車は慌て出しますし、当然危険度も上がります。
ということで今日は明るいうちにさっさと帰ることにしました。で、こちらについたのが午後4時過ぎ。天候、風は強く冷たく、雪が降ったり止んだり、気温1℃くらい。朝家を出るときより夕方帰ってきたときのほうが格段に寒くなっております。さすがに今夜はストーブをつけさせてもらいます。
ホント、今年は急に気候が大きく変わります。夕方のさくらの散歩に行くとき、今シーズン初の手袋を使いましたが、冬用の手袋なんてまだ先、くらいに思っていたので探し出してみると埃だらけ・・・今年のきのこ類の生え方もそうですが、例年と比べて気候変化の順序やスピードが変わっておりますといつごろ何を準備しだしていたのかわからなくなってしまいますね。まだこれから年内にかけてはこんな調子で動くんでしょうからそろそろ本気でいつ冬になってもいいようにしておかないといけませんかね。
ヒヤリ・・・
今日は久々に快晴。最近すっきりと晴れる日がなかったので、仕事がはかどります。で、もう少し、もう少しとやっておりますと、日暮れは早いものでして、さくらの散歩が遅くなってしまいました。散歩から帰ってくるころにはすっかり日は暮れておりました。
最近はいつも散歩から帰ってくるコースは寺の正面から境内に上がるというのがお決まりになっていたのですが、今日はさくらが突如墓所のほうから猛然と駆け上がっていきます。こちらのコースから上がると墓所前の畑の端に出るのですが、そこでやたらとにおいをかぐさくら。まさかと思って周囲を見渡しますと、畑の反対側に黒い影・・・
すでに暗くなっておりまして、はっきりとは見えませんが、確かに何かがいます。その黒い影も私たちに気がついたようで、裏山のほうへと逃げで行きます。大きさや走り方から見てどうやらシシ(いのしし)のようです。無謀にも追いかけようとするさくらを押しとどめ速やかに家へと入り込みました。
この秋はここの畑にやたらとシシが出ておりまして、かなり掘り返されておりましたので、夜な夜なやってきているということは知っておりましたが、まさかこの時間にご対面するとは思いもよらず、30mくらいの距離で向き合うと、さあどうしよう、と一瞬悩みますね。
距離があるのでいきなり向かってくるということはめったにないことですが、万一そうなったら・・・さくらはやる気満々ですが、どう考えても勝てるはずがなく、そんなさくらをつれたままでどうやって逃げるのか、はたまた何とか戦うのか・・・でも素手だぞ・・・とりあえず向こうの動きを見てからだな・・・なんてことを考えながら目を凝らしておりました。
暗くなると周囲が見えにくくなるのは当然ですが、よく考えると私たち人間はほとんど視覚のみに頼って状況把握をしているわけでして、犬やシシのようににおいや音などを察知する能力は格段に衰えているんですよね。そうなると夜間の外敵察知能力なんてものは自然界の中においてはほぼ最下等に位置するんじゃなかろうか、などと思ってしまいました。
とりあえず今回はシシでよかったというようなところもありまして、これが熊だったらと考えると恐ろしくなってしまいます。いくら天気がよくてもこの時期は早めに散歩を終わらせるようにしましょう。
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もう11月なんですよねえ・・・
長らくサボっておりました。前回ストーブをつけたという話をしたのですが、実はあれ1回きりでして、その後はまったく火の気なしで過ごせております。先日魚を焼いたときに残った炭を火鉢に入れていたくらいのことで、それも無ければ無いで問題ないくらいに暖かい日が続いております。
実は昨日の朝は0℃まで下がり、初めて霜が降りたのですが、それだけ。今日などは畑仕事をしておりますと、蚊に刺される始末。このあたりでこの時季に蚊がいるなんて、考えられないことでした。
今日は玉葱の定植をしていたのですが、この作業をしているときってもっと寒かったんです。今日も3時くらいまではいい天気で、暑いくらい。こんなに暑い時季に玉葱を植えて大丈夫なんだろうかと少々心配にもなってきますが、苗のほうはすっかり大きくなっており、そろそろ植えないと限界です。今日一日ではまだ半分も終わっておりませんので、続きはまた後日ということに。
夕方から雨が降り始めまして明日あさってとあまりすっきりしない予報ですので、雨が上がってから続きを植えようと思っています。
今年はカマキリの卵が異様に低い位置についています。地上から10cmくらいでしょうか。はじめのひとつを見つけたときはこいつだけが間違ったんだろうと思っていたのですが、見る卵見る卵すべてがそんな感じです。今年は雪が少ないのでしょうか・・・
寒くないというのは過ごしやすいですし、暖房も気にしなくていいですから一見するといいことずくめのようですが、やはり寒くなる時季には寒くなってもらわないと何かが狂ってしまうんでしょうね。その「何か」なんてことは我々人間の知り得べき範疇のことではないのですが、それでもその結果は当然我々の身にも返ってくることです。
寒いのは嫌いですが、寒くなってもほしい。なんともおかしな心境です。
ストーブつけました
急に冷え込んできました。日暮れ時にはすでに10℃を下回っておりまして、この冷え具合では明日の朝は5℃以下にでもなりそうな感じ。つい昨日まではそれほどでもなく、今年はいまだに作業服も夏用のままですごしておりましたので、この冷え込みはかなり身にしみました。ホント、今年は急に気候が変わりますし、それも大きく変わるので調子狂いますね。
さて、タイトルとは関係ありませんが、巷ではいまだに「食の安全性」がどうとかこうとかいう事件が新聞紙面やニュースを賑わせているようです。今度は加工肉会社の地下水からシアン化合物だって。会社の対応が遅かっただとか、人体に影響があるか否かなんてどーでもいい問題でして、明らかに昨今の偽装・汚染問題でことの本質を捉える視点と問題の論点が麻痺しきっているようですね。
自然界には存在しない合成化学物質が地下水から検出されたこと自体が大問題なのですが、そのことにはまったく触れずじまい。ある意味伊藤ハムも被害者ともいえます。
まあ、そんな細かいことはさておき、そもそも消費者自身がこうした偽装・汚染問題を引き起こしている張本人だということにそろそろ気づいてもいいんじゃないかなあ・・・消費行動が変わるだけでこんな問題はなくなるんですけどね。
そのためには現代社会で一般的にまかり通っている常識(妄想)から脱却して生き方そのものを変える必要があるわけでして、そこができないんでしょうね。
気づき、反省し、行動を起こした人からだけでも真に「安心できる」「安全な」ものを食べて身も心も幸せになりましょう。
お騒がせしました
前回の日記ではお騒がせいたしました。本日PCの環境が以前どおりに復旧しました。ということでメールのデータも復旧増したので皆さんのアドレスやメール内容も戻ってきましたのでわざわざメールを送っていただかずとも大丈夫になりました。
ありがとうございました。
今後は定期的にバックアップを取っておくこと、それからPCの掃除を定期的にすること。農機具でも何でもそうですが、機械や道具というものは最低限のメンテナンスはしてやらないとだめですね。
私のことですから「羹に懲りて膾を吹く」とまではいかないでしょうが、せめて「のどもと過ぎれば熱さも忘れる」とはならぬようにしたいものです。
便利な機械といわれるものを使うということは一見するとそれを使って作業しているときは省力的で便利なような気がしていますが、日々の手入れなどのことを勘案するとそれなりにちゃんと手間がかかるようにできているものです。ましてやそれを作るまでにかかる労力と資源のことを鑑みますと、決して「楽だ、便利だ」とばかり手放しで喜んでいてはいけませんね。
今回のことも含め、今年の農機具の不具合など、それらを使うことの功罪と感謝の念を忘れてしまっていた私に対する戒めのようなものだったのかもしれません。
緊急のお願い
パソコンが不具合を起こしました。本日、大学のほうで復旧作業を手伝ってもらいながら何とか正常に機能するようにはなったのですが、問題が・・・
メールに関するデータがすべて消えておりました。
バックアップを取っていたつもりだったのですが、なぜかメールに関するものだけがどこにも見当たりません。
大変申し訳ないのですが、この日記をご覧になった方は私宛にメールを送ってください。皆さんのアドレスがわからない状態です。
ご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いします。
追伸:本日パソコンの復旧作業を手伝っていただいたMさん、今日とったバックアップの中にメールに関するものが残っているかどうか確認お願いできますか。連絡お待ちしております。
稲こぎ開始
気持ちのよい秋晴れが続いております。おかげで今月始めに刈った稲も良く乾き、いよいよ今日から稲こぎです。夜露がよくよく乾いた頃を見計らって始めました。というと聞こえがいいのですが、朝から山へマツタケを探しに行っておりまして、夢中になっておりますと予定より30分ばかり遅くなってしまいました。
毎年のことですが、この段階になってようやく今年の収量が見えてきます。で、結論から言いますと「よろしくない・・・」ですねえ。そもそも今年は一番広い田んぼを休ませておりますので、面積的にも昨年までとは減っているわけですが、反収自体も減っております。
まあ、夏あたりから今年のできはあまりよくないとは思っていたのですが、それが具体的に数字として見えてくるとやはり今更ながら落胆はしてしまうわけです。で、この「落胆」というものどこから来ているのかよくよく振り返ってみますと、私の場合はお金に固執しているわけではないので、収入が減るという点では大して気にしていないわけです。
何よりつらいのはお米を楽しみにしてくれている消費者の方たちに充分な量のお米を食べてもらえないということです。それともう一点、これは私にも何故だかはよくわからないのですが、自分の作っているもの(本当は自然が育ててくれているのですが)は無条件で元気に育って欲しい、沢山できて欲しい、と思ってしまうものです。
これは人間の欲目だといってしまえばそうかもしれませんが、命をつなぐに充分な量の食べ物を欲しいと思うのは自然な感情でもあります。そういう意味ではこの「欲」というのも必要なものでして、その欲を満たすための手段と方向性さえ自然に反さない限りにおいては素直に従うべきものだとも思っています。
毎年のことではありますが、この時季になると今年の総括と反省、そして来年に向けての戦略を練るべく頭の中は田んぼのことで一杯になってくるわけです。私も米作りを初めて今年で7年。毎年違った課題を見つけては試行錯誤しておりますが、なかなか思うようにはいきません。「自然を相手のことだから大変だよね」とはよく言ってもらう言葉ですが、その自然を相手にしながらまだまだ不自然な部分が多いという結果でもあるわけです。
さてさて、話は戻りまして、まだ明日も残りの稲こぎがあります。今日は日暮れまで頑張ったおかげで明日は早めに済みそうです。週末には新米を楽しむというのも当然ではありますが、それ以上に来年に向けての準備も今のうちから怠らないようにしたいものです。
刈り入れ終了
本日午前中にて全ての稲刈りが終わりました。今日は一人での仕事になったので、さくらを連れて田んぼに行ってました。といいましてもさくらは手伝ってくれるわけではありませんで、写真のように日陰でのんびりくつろいでくれていただけですが。
あとは米が乾いてくれるまでこの状態で、それから脱穀・籾摺りを経てようやく新米にこぎつけます。しばらくは秋晴れが続いてくれそうなので、割合早く乾燥してくれそうです。うまくいけば来週あたりには脱穀になるかもしれませんね。
今日はひとまず鎌祝いということで、美味しくお酒をいただいております。鎌祝いのことばかり頭にあって、今日は習字教室があったのですがすっかり飛んでおりまして、生徒さんが来てから気がつくという顛末。いやはや少し浮かれすぎてました。
あと一日
先週から始めました稲刈りですが、明日で刈り終われそうなところまでこぎつけました。先週の2日~4日、5日の雨をはさんで昨日7日とでウルチ米のほうは刈り終わり、今日はもち米に取り掛かりました。
幸せなことに今日もお手伝いが来てくれまして、写真のようなところまで進みました。このもち米、非常に草丈が高いので、バインダーが使えません。ということで手刈りです。鎌で刈り取って藁で括って、それを組んだハデにかける。という全く機械を使わない作業ですので、それなりに時間もかかります。
この田んぼは6畝位の広さですが、今日一日でここまで出来ました。明日は私一人ですが、半日でほぼかたがつきそうな感じです。私一人でやっていたら丸々2日かけても終わるかどうかといったところですが、さすがに人手があると違いますね。
明日は鎌祝いでパーッと、といきたいところですが、来年の米作りに向けて秋のうちにやっておくべきことは沢山ありますので、軽めに祝杯といきますか。
あ、いかん、いかん、まだ終わってないよ。最後まで気を抜かぬようにせねば。
18:33 | コメント (489) | トラックバック
稲刈りしてます
昨日から稲刈りを始めました。毎年手伝いに来てくれる友達が今年も来てくれました。二人のスケットと共に昨日は7畝ばかりの田んぼを刈り終え、今日から写真の田んぼへ。1反8畝の田んぼでして、今年作付けしている中では一番広い田んぼです。
相変わらず天気予報が日替わり状態でして、昨日の段階で急に日曜日が雨の予報になりました。ということで今日と明日でこの田んぼを片付けて前半戦ひと段落にしようという目論見です。
この田んぼ、非常に水はけが悪いのですが、ここ3日くらいの晴れ間でなんとか歩けるくらいの状態になっておりました。それでも柔らかいところは足が埋まりますが・・・
稲刈りと聞くと、「今年のできは?」という質問が必ず返ってくるのですが、刈りながらの感想としましては、「良くは無いが、思っていたほど悪くもない」といったところでしょうか。まあ、これも玄米になってみるまでははっきりとしたことは分からないので、現段階では明言は避けたいところです。
今日は思っていたよりも作業が進んだので、明日の午前中にはこの田んぼはかたがつきそうです。天気が持ってくれれば午後から次の田んぼに手をつけられそう。ただ、今日の夕方にバインダーが不具合を起こし、お隣さんの助けによりなんとか復旧したのですが、この機械の調子がうまく持ってくれるかどうかです。ホント、機械のペースに頼って作業の段取りをするとこういうときに焦りますね。
再延期
今日は母方祖母の17回忌の法要で実家へ行っておりました。明日から稲刈りを始めようと思っておりましたので、お膳が出た際にも酒は我慢して帰ってきました。
が、帰る途中から雨が落ち始めました。天気予報を見てみると今晩から3日くらい雨模様。台湾の方へ向かっていた台風15号も急に進路を東よりに変え、こちらの方へ向かっております。予想の進路では直撃は間逃れそうな感じですが、この台風の影響による雨は避けられません。
この調子では稲刈りはまた延期せざるを得ません。1日から友達が手伝いに来てくれる予定になっているのですが、迷惑を掛けそうです。
「女心と秋の空」とはよく聞く言葉ではありますが、今年の秋は特に晴れ間が続かないようです。それともこの台風が過ぎた後はすっきりとした秋晴れになるのかな。
当初予定していた刈り始めよりは1週間程度遅くなるだけなのでこの時期についてはそれほど気に病むこともないのですが、やはり稲刈りが終わらないと気持ちが落ち着かないというのは正直なところです。早く新米とご対面したいなあ・・・
初ナバ
「ナバ」=「きのこ」であります。
昨日友達から今年初めてのコウダケをいただきました。刻んで塩漬けにしてあるものです。
今年はナバの生え出が遅いようでして、最近になってようやくコウダケの話を聞き出したところです。先日お隣さんと山に探しにも行ってみたのですが、残念ながら見つからず、まだ早かったのか、それとも既に誰かに採られた後だったのか、と頭を垂れて帰ってきたところでした。
このあたりではこのコウダケが最も珍重されるナバでありまして、マツタケはその次。コウダケはその名の通り、独特の香りがありまして、食べなれない人には少しきついようです。私もこちらへ来た当初はあまり好きではなく、食べ方によってはまあ食える、といった程度でした。
土地に体が馴染んできたのでしょうか、今年はこの項だけをもらったとき匂いをかぐと無性に食欲がわいてきました。私もマツタケよりもすっかりコウダケ党になってきております。
塩漬けにするときはかなり塩をきつくしております(保存のためか)のでこんな小さな一切れだけでもかなりご飯が進みます。せっかくの頂き物、来週稲刈りの手伝いに友達が来てくれるので、そのときに振舞おうと頑張って食べるのを控えておりますが、目の前にあるとこの誘惑と闘うのは至難の業。ああ、やはり思いっきり食えるほど自分で採ってみたい・・・
実習報告
「お誕生日おめでとー!おれ!」
というわけで本日無事に35回目の誕生日を迎えました。
先日のブログでは今日から稲刈りの予定にしておりましたが、予定変更しまして来週からにしました。稲刈りの準備が万端でないこと、畑がまだやる事が残っていること、そして天気予報が思わしくないこと、などなどの事情によります。
ということでまだ稲刈りにはなっておらず、今日は畑で虫に食われた秋野菜の蒔き直しなどをしておりました。
さて、本題です。先日の実習の写真ですが、容量を縮小することに成功しましたので、少しずつ紹介していこうと思っております。膨大な量の写真を撮ってもらってはいるのですが、あくまでも個人の顔が特定できにくいものをと思いますと、どうしても遠景のものが多くなり、枚数も激減しますのでどの程度ご紹介できるか・・・
とりあえず今手元にある実習初日のものから。
初日の鶏の解体風景です。
写真は血抜き、脱毛をしているところでして、ここに写ってはいませんが、他の学生は川岸から見学しています。
うちには解体施設があるわけではありませんので、血抜きと脱毛作業までは川で行いました。この日おとした鶏は5羽。私が1羽見本でおとしますので残りの4羽を学生達に任せました。
その後の解体作業は家に持って帰って行い、その日の夕食のおかずに。
この活動は自由参加としました。かなり衝撃的な実習ですので、精神的に持ちこたえられない子もいるかと思い、参加するか否かは実習内容を説明した上で本人達に決めさせました。結果、3名の辞退者がでましたので、彼女達には他の作業をさせておりました。
私や先生にとって辞退者3名というのがまず驚き。大半のものが辞退するのではないかと思っていたからです。
次いで鶏の首を切る役も、その後の血抜き中に暴れる鶏を押さえておく役も、帰ってからの解体作業も、全て希望者を募って行いました。この段階でおとされる鶏の数も減るのではないかと踏んでいたのですが、これまた全て進んで行うものが揃ったので驚きました。
この実習は私達人間が「食べる」、ひいては「生きる」ということがいかなることかということを知ってもらうために行いました。
「いただきます」という言葉は「自分達が生きるために他の命をいただいている」という意味とは最近よく聞くようにもなりましたが、お題目だけを教えてもらっていては文字通り机上の空論でしかありませんで、食べ物に対する感謝の念など育まれません。
実際、現代人は米や野菜などの植物に対しては「いのち」という感覚さえ持てているのかどうかも怪しいところですし、肉や魚などの動物性食物に至っては飼育されている家畜を見るときは「かわいいー」、殺される段になると「かわいそう」などといっているわりには「焼肉大好き」と平然とのたまっている始末。
肉を食べたいのであれば、その動物を殺す覚悟が必要なのです。その覚悟無しに動物性食物を口にするのは自然界では違法行為そのものです。
ここで「動物性食物」と書きましたが、肉に限らず卵、乳製品など全て同じことです。卵を食べるということはヒヨコのいのちを食べているのです。乳製品を口にするといことは子牛が命をつなぐための貴重な食物を略奪しているということです。全て他の命の犠牲の上に成り立っているのです。
学生達もこの体験を通してそのあたりのことは実感できたようで、さばいた鶏はみんなで残さず食べておりました。今回の鶏は3年オチのヒネ鶏、味は最高ですが、半端じゃなく硬く、みんな顎が痛いとか言ってましたが、それでも残してはいけないという責任感みたいなものが美味しくいただくという行為に結びついていたようです。
あ、解体作業に参加していない学生は当然食べてませんよ。
動物性食品に関する現代の食の歪みについては話し出すと際限なく問題点が噴出しますので、今回は「いのち」という大原則に限って実習も進めましたし、私の話もそれ以上は掘り下げないように気をつけたつもりです。もしかしたら個人的にそれ以上の話を聞いたという学生もいるかもしれませんが、私自分でしゃべったことをよく覚えていない性質なので・・・あしからず。
稲刈り予定
今日は朝から久々にまとまった雨です。明け方から午前中にかけてはかなりひどく降りました。
昨日も30℃を超えたとかでまだまだ暑さが残っておりますが、稲の方はだいぶ熟れてきました。私の場合「ハデ」に掛けて干しますので、少々早く刈っても大丈夫、ということで今週から稲刈りを始めることに決めました・・・らこの雨・・・
一応予定としましては24日(水)~26日(金)と29日(月)~の2陣に分けて刈ろうと思っています。27日、28日は法事など家の予定がありますのでお休みします。なんとか10月5日(日)までで刈り終われるようにしたいところです。
とまあ、こんな感じの予定にしておりますので、いつものごとく参加者を募集します。稲刈り参加希望の方は事前に一報ください。準備や段取りのこともありますので。
それから10月4日(土)、5日(日)につきましては早めに連絡をいただいた方がよいかと。この日程での参加希望がありましたら、それまでの刈るペースを調整しておきますので。
そもそも今日これだけ降ってしまいましたので、24日までに田んぼがうまく乾くかどうかという問題があるのですが、とりあえず様子を見ながら刈ることにします。
実習終了
今日で2泊3日の大学の実習が終わりました。先程みんな帰っていったところです。まだバスの中でしょう。
今年の実習はちょうど台風13号が接近中ということで3日とも雨という予報の中スタートしました。が、蓋を開けてみると、初日曇、2日目午前中雨で午後から曇、3日目曇のち晴れ、と予想を大きく外れた天候でして、予定していたプログラムは2日目の登山以外は完遂できました。
登山が出来なかったのはおおいに残念でしたが、今年は初めての鶏の解体、そしてスタッフとして料理人の友達も参加してくれ、「食」を考えるというテーマに関しては非常に充実したものになりました。
参加学生の数は過去最多の37人。大所帯になったぶん大変なところも増えましたが、積極的な学生が多くこちらの面から見ても日々の行動やレポート内容の変化に充実感を味わえるものとなりました。
実習中の写真も撮ってもらっていたのですが、ここに載せようとしたところ要領オーバーでUPできませんでした・・・残念。
「食」について、「自然の摂理」について、そして日々の活動に対する内省的反芻と哲学的考察と、学生達にとってはかなり難解な問題提起をぶつけてはおりますが、彼ら・彼女らはそれらにも真剣に向き合ってくれていたのではないかと思います。
毎年のことではありますが、この実習期間中はどうしても睡眠時間が短くなりますので、最近はよく寝る事が週間となっている私にとってはしんどいところです。まあ、二晩のことですし多少の無理は利きますが、さすがにみんなが帰ってしまうと一気に気が抜けて眠たくなりますね。今日はゆっくり寝させてもらいます。
ほんと、学生達の今後の成長が楽しみであります。
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栗ごはん
今日は朝から雨です。今週はずっと雨模様の予報。水曜日から金曜日まで恒例の大学の実習が入っているのですが、3日とも雨の予報。しかも台風が一番接近しそうな時期となっており、急遽プログラムの変更に追われております。
せっかく田舎の農村地帯で食と環境に関する実習ができるという機会なのですが、雨が降っては外での活動が何もできません。かなり残念・・・
とはいえ天気ばかりはどうにもできませんので、寺の中だけでも実のある実習にすべくあれこれ頭を悩ましております。
さて、先日ご近所から栗をいただきました。私、栗を食べるのはすきなのですが、皮を剥くのが大嫌いです。ですがせっかくの頂き物、無駄にするのも勿体無いですし、最近の食卓がマンネリ化していたこともありまして今朝は頑張って栗ごはんを炊いてみました。
やはりうまいですねえ。
活力鍋になってから初めて栗ごはんを炊いたのですが、栗の炊き上がり方がやはり格別です。おかげで食も進みますし、何より食べたあとの満足感が違いますね。最近実習のことや日々の生活のことであれこれと頭を悩ませておりましたが、美味しいものをいただくとそれだけで悩み事がどこかへいってしまいます。
季節ごとの自然の恵をいただけると、それだけで幸せになれるものだなあと改めて感じている次第です。よく考えると今まで食べていたものに栗が入っただけなんですけどね。そのほかのものは何も変わっていないのに・・・不思議なものです。
汚染米
汚染米といわれる残留農薬数値の高い米やカビの生えた米が食用として流通していたというニュースが騒がれているようです。
そもそもそんな「汚染米」といわれるものが非食用として流通していたらしいのですが、一体何に使っていたんだろう・・・
糊の原料になっていたという話しもあるようですが、かなり眉唾物です。
カビが生えていたって、洗ったら問題なく食べられます。これは胃腸の弱い私が人体実験していることなので、まず間違いないことでしょう。
残留農薬に関しても、数値の高い低いで騒ぐほどのことはありませんよ。「農薬=汚染物質」であれば、既に一般消費者は長い年月をかけて微量の農薬を経口接収し続けているわけですから今更騒ぐに値しませんよ。
ということでマスコミの過剰な反応は無視して、今までどおり汚染食品を美味しくいただきましょう。
苦節16年
9月に入ってからまた暑い日が続きます。お盆開けの涼しさは長くは続いてくれず、9月に入ってからまた扇風機が回り始めました。これも私がこちらに来てから初めてのこと。
暑い暑いとはいっても日暮れの時間、風の吹き方、夜露の降り方などなど着実に秋にはなっておりまして、稲も少しずつ色づいてきております。
ということで秋野菜の種まきなどは順次進めていくわけでして、今週はいろいろと種まきができました。
今日は天気が下り坂という予報。確かに朝は雲が厚く垂れ込めておりました。畑仕事の方も少し落ち着いたということもあり、急遽免許証の更新に行くことにしました。
今回の更新でようやくゴールド免許になりました。免許を取ってからこの歳まで大きな違反や事故はなかったもののシートベルトなどの軽微な違反で捕まる事がいいタイミングでありまして更新時にはいつも一般講習でした。
今回は優良講習。おかげで更新にかかる時間も短く済みました。最近よく思うことではありますが、田舎に来てから運転中にイライラする事がなくなったと思っています。車がボロになったということもあるのでしょうが、やはり一番は生き方の変化でしょうね。
違反切符を切られたり、事故にあったりというのも最終的には運次第なのでしょうが、それでも運転するときの心持一つでこの運そのものまでもが大きく変わってくる気がします。そう考えるとやはり自分の責任ということになりますね。
免許センターの人たちはやたらと安全運転という意識を植え付けようと躍起になっておられましたが、残念ながら私は運転中にそんなことを意識した事がなかった気がしています。それでも穏やかな心で運転をしていると結果として自然に所謂安全運転になっているんですね。
講習ではやたらと自己の恐ろしさとか罰則の強化とかが強調されて脅しまくってましたが、人の心がイライラしていたり、何かに追われていたり、格好を気にしていたりしている以上事故は減らないのかもしれないな・・・などと思ったりしました。
車が存在する以上交通事故はなくなることはありませんが、せめて事故を減らそうと本気で思うのであれば、根本的な部分での価値観の大転換がなされない限り無理なんでしょうね。
実はこの価値観の大転換というのが現代社会でのあらゆる問題を全て解決してくれるんですけどねえ・・・
それはそうと、結局免許の更新にいったら天気は晴れ。昨日より湿気が増した分、余計にでも暑くなったのでした・・・ホント最近の天気は予報士泣かせだねえ。
見た目以上に・・・
お盆からこちら、ほぼ毎日のように雨が降ります。丸々一日降るということは無いのですが、夜になったら降ったり、半日だけ降ったり、朝のうちだけ降ったりと、この夏に降らなかった分を取り戻すかのように降ってくれます。もうちょっと分けて降ってくれればいいのに、と思いながらもこればかりはどう仕様も出来ません。
昨夜ハチに刺されました。といいましてもこれがものすごく小さいハチでして、大きさでいうとアリくらいしかありません。部屋の中をうろうろしていたのですが、まさか刺すようなハチだと思わず放置しておりました。
ちょうど電話中だったのですが、ふと膝の辺りがチクッとしまして、見てみるとそのハチがおりました。その大きさからは想像もつかなかったのですが、けっこう痛かったです。
で、今朝起きますとやはりそれなりに腫れております。そこまで腫れはひどくなかったのですが、午前中は雨だったのでちょうどいいやということでゴロゴロしながらオリンピックのマラソン中継などを聞いておりました。
午後から晴れてきたので畑へ。たいした腫れではないと思っていたのですが、やはり動き出すと腫れがひどくなりました。痛みはありませんが、かなり熱をもってきて痒さが増してきております。
虫刺されは大体2日目が一番ひどくなる傾向がありますので、こんなものかもしれませんが、完全になめておりました。あんな小さいハチでも結構な腫れになるものです。見た目だけで判断すると痛い目にあいますね。
追悼
自然農法を提唱・実践されてきた福岡正信さんが亡くなりました。95歳だったそうです。私はご本人には会ったことがありません。福岡さんの田んぼも畑も見たことがありません。
私が福岡さんの存在を知ったのはまだ研修中の神石時代。有機農家にお世話になっていましたので、当然有機農業に関係するいろんな情報が耳に入ってきやすい環境でありました。
まだ有機農業のイロハもよく分かっていないころ、「不耕起、無除草、無肥料、無農薬」という信じられないような農業をしている人がいるということを聞きました。有機農業を目指していた私ですから「無農薬」ということは理解できる範疇でしたが、その他の原則にはただただ首を傾げるばかりでした。
「耕さず、草も取らず、肥料もやらず、で作物が育つはずがない」「きっと自然条件の非常に恵まれた特殊な事例なんだろう」そんな気持ちで投げ捨てておいたことをよく覚えています。
独立してからも毎年毎年自分の百姓のあり方を模索する日々は続いておりまして、いろいろと本も読み漁りました。そんなある日、本屋で福岡さんの著書に目が留まりました。それまでは全く読む気なんて起こらなかったのですが、そのときは他の本にも飽きが来ていたのか、何故か読んでみようという気になりました。『わら一本の革命』を買って帰り、早速読みました。
衝撃的でした。それまで私が漠然とイメージしていた世界は全てそこにあったのです。求道者が自分の進むべき道をようやく見つけた、そんな感じでした。以来数年、お金のあるときを見計らっては福岡さんの著書を買いました(一冊がけっこう高いんですよねえ、私貧乏だし・・・)。いまだに心が迷ったときには読み返しては自分の進むべき方向を再確認しております。
私にとっては福岡さんの提唱する自然農法とは所謂「農法」ではなく、生き方そのものだと思っています。事実著書の中には技術的なことは余り詳しく書かれておらず、むしろ自然農法を志す者(全ての人間に当てはまることではありますが)に必要な哲理がその大半を占めています。
私も自然農法を志しながら、やっていることはといえばいまだ有機農業の域を抜けきらず、試行錯誤の日々は続いております。が、福岡さんの本と出合ってから数年、この世の絶対的な真理というものが腹の底に少しずつ落ち着いてきて、それと共に実践も少しずつではありますが動き始めております。
福岡さんが亡くなったからといって何が変わるというわけでもありませんが、これも一つの区切りですから、私の思いを再確認させてもらう機会にさせてもらいました。あまり「追悼」というタイトルにはそぐわない内容でしたか・・・
ニンニク醤油
8月になってようやくニンニク醤油を作りました。ニンニクを掘ったのが6月下旬でしたから丸々一月半はほったらかし。いかに今年が余裕なかったかを物語っております。
このくらいの期間ニンニクを吊るしておきますと、よーく乾燥しております。こうなると皮は非常に剥きづらくなります。今年はかなり小さいものが結構あったので、こういうニンニクを優先的にニンニク醤油に使います。小さいものばかりを使っておりますと皮を剥いても剥いてもなかなかカサが増えていきません。
で、結局このくらいの量を剥くのに半日かかりました。元々時間のかかる作業ではありますが、今回は特に手間取った気がします。そのあと醤油をいっぱいに入れるとこんな感じ。
例年よりも少しニンニクが少ない気もしますが、まあこのくらいでも充分でしょう。というよりもこれ以上皮を剥くのがいやになったというほうが大きかったかも・・・
一月もすれば醤油の中にニンニクのエキスがしっかりと染み出してきて使えるようになるでしょう。昨年作ったニンニク醤油はもう使い切ってしまっているので、これが食べごろになるまではニンニク醤油はお預けです。
だらける原因は・・・
ながらくサボっておりました。この間、私が何をしていたかといいますと・・・何も・・・
ここ数日はようやく雨が降るようになったのですが、その前は畑も田んぼも土煙が上がるくらいの乾きよう。そんな状態ですから当然今年の夏野菜は面白くありません。
暑さに加えて畑に行くと元気のない野菜たち。完全にやる気喪失でした。今ではようやく気持ちを切り替えて秋野菜の準備に取り掛かりました。
相変わらず暑さは厳しいのですが、ここ数日、本気で暑いのは午前中。午後からはたいてい雲が出て遠雷が鳴ってみたり、パラリ程度の雨が降ってみたり、といった感じですので午後からは割合動きやすくなってます。まあ、午前中の暑さで一日のエネルギーは大半持っていかれてるのですが。
さて、これが私のだらけていた原因、という結論ではありません。確かに上記のようなことも一因ではあるのですが、思い返すと先月末から行事がありすぎました。当然そのたびに呑むことになります。外で呑む機会が増えるということは食べるものが粗悪になるということです。遅くまで呑むと次の朝は起きられません。よしんば起きたとしても二日酔いです。朝からの食事のリズムは当然狂ってきます。食事のリズムが狂うということは生活全体のリズムが狂うということです。
この間のうちの米の消費量が激減しておりました。まともな食生活を送っていなかった何よりの証拠であります。家で米をしっかり食べないということは、おかずとなる野菜たちの消費量も減っていることになります。食が乱れると当然この暑さですから体もだるくなりますし、ますます食べるのが億劫になってきます。
とまあ、こんな感じでこの2週間近く我が身を持って食の大切さを実証したような形になってしまいました。「食の乱れ→体の乱れ→心の乱れ」とは自分でもよく人に言っていることではありますし、ここ数年の正食活動によって分かっていたつもりではあったのですが、ちょっとしたことで自分がその渦中に身を置くことになってしまうんですね。つくづく現代は断固たる意志を持って臨まなければすぐに足元をすくわれてしまう要因が身の回りに氾濫していると思い知らされた次第です。
実はこの負のスパイラルから抜け出すきっかけを作ってくれたのは、今年から作り始めたゴーヤでした。他の夏野菜が低調な中、元気に育ってくれたゴーヤ、その苦味が食を進めてくれ、且つこの暑い中にあって体に活力を与えてもらえた、そんな感じでありました。ここまで暑くなってくると南国の野菜が体に合ってくるのかなあ・・・
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燃料サーチャージ
うだるような暑さが続きます。周囲の田んぼでは既に出穂を迎えておりまして(私の田はまだですが)、日暮れ時になると農薬のにおいがあちこちから漂ってきます。
こんな時季にコスモスとモクレンが咲いております。花まで今年の天候には惑わされているようです。
今日、ラジオで「燃料サーチャージ」について話がありました。高騰した原油価格を飛行機やトラックなどの運送費用に上乗せするというものです。その中で驚いたのが宮崎県の農協がピーマンにこれを適用させるという話でした。
ハウスを加温する際に使用する燃料代が高騰したのがその理由ということですが、この話を聞いて一般消費者がどう思うのかが私の気になるところです。
これを飛行機やトラック同様に当然のこと、致し方ないこと、と感じるのか否かで自分達が口にしているものに対する認識具合が分かれるのではないでしょうか。
さて、皆さんはどちらの立場に立っているでしょうか。そしてなぜそう思うのでしょうか。私の立場は言わずもがな、ですので敢えて述べませんが、こうした一見なんでもない経済ニュースと思われがちな出来事も実は根っこの部分では我々の生命と自然界の秩序に大きく関わる問題だということには気付いてもらいたいものです。
驚愕の初体験
この写真、なんだか分かるでしょうか。私が今日、うまれて初めて食べたものです。
・・・まむし・・・
マムシに限らず、ヘビ自体食べたことはありませんでした。そもそも私はヘビが大の苦手ですので、食べられる状態にすることはおろか、触ることもできません。
マムシの捕獲から写真の状態にまではお隣さんがしてくれました。あまりにも暑い日が続き、疲労がたまるこの時季、土用の丑の日にうなぎも食べられなかったことだし、精のつくマムシでも食うか、ってなノリで突如食べることになりました。
先日皮と臓腑を除いて干していたものを食べやすい大きさにちぎって砂糖醤油をつけて焼きました。見た目は完全にヘビではなくなっておりますが、ヘビだと思って食べるのは私にとってはかなり思い切りが要りました。
食べてみて意外だったのはほとんど身がないということです。これは干物にしたからというわけではないそうで、元々ヘビは骨と少しの身しかないそうです。砂糖醤油で香ばしく焼きあがったものは小魚の味醂干しから身を減らしたような食感で、酒の肴に最適といった感じでした。
マムシは精が強いとのことで、弱い人は食べると鼻血が抜けることもあるそうです。お隣さんは一匹丸々食べても平気。私は・・・初めてなので分かりません。これで元気になったのかどうかもまだ分かりません。とりあえず今は初めてヘビを食べたということで気分が高揚しております。
まあ、食べたものが今すぐどうこうという事はあり得ませんので、どういう結果が出るかは明日までおあずけですかね。
この暑さって・・・
とてつもなく暑い日が続いております。ここのところ地域のイベント・葬式・寺の行事などと立て込んでおりましてあまり仕事にはなりません。が、この暑い最中のこと、こうして田畑に出られないというのも無理をしすぎないための配慮なのかもしれません。
暑い暑いと言いましてもここ大塚はまだましです。先日一晩だけ実家に泊まったのですが、街中の暑さは尋常ではありません。毎週野菜の配達で昼間の暑さは経験済みだったのですが、夜があそこまでとは思いもよりませんでした。こちらと比べると最低気温では10℃近くの差があるようです。加えて湿度も全く違います。
山や田んぼに囲まれて生活しておりますとよく分かるのですが、最も涼しいのが所謂森の近く。続いて田んぼの近く。といった感じです。そしてこんな田舎でもやはり一番暑いのは舗装された場所です。
してみると、都市部が尋常ならざる暑さになるのは必然でして、私から見ると「地球温暖化」以前の問題です。温暖化は確かに問題でありますが、現段階でも山と田んぼに囲まれた環境であればここまで不快指数が上がることもないわけです。
まあ、今更都市をぶっ潰せというようなことは言いませんが、「豊かな暮らし」とか「便利な暮らし」とかいう妄想に取り付かれて自ら進んで作り上げた環境ですから、その代償として甘んじて受けるしかないのでしょうね。
「こうしたら涼しくなる」とか「こうやって温暖化をくい止めよう」とか言ってあれこれと策を講じているつもりではありますが、根本的な原因を除かない限りは改善の方向へは一歩も進んではいないんですよね。
実家にいるときにふと気付いたのですが、温度を下げるための装置はいろいろあれど、実は全て温度を下げるためにそれ以上の熱を発していたんですね。だから涼しくなろう、物を冷やそう、とすればするほど地域全体、地球全体では暑くなっていくというのも当然の帰結。
今朝のラジオで「エアコンの設定温度を28℃にするというのは仕事の効率を下げ、結果的にかなりの経済的損失を生み出している」という話をしておりました。ここまで来てもまだ金儲けの方が大切のようです。こりゃあ、この暑さに拍車はかけられても温暖化を解決する方向へは間違いなく進めませんね。自然界全体のこととなると私一人が山奥へ逃げ込んでも逃げ切れる問題ではありませんし、共に滅びの道を歩むしかないですねえ・・・
季節感
今朝起きると昨日までと比べて少し空気がカラッとしております。今日はいい天気になりそうだな、と思っておりますと日が昇りだしてからは蝉の声も聞こえてきました。日中にはやたらとアリも目に付くようになりました。
いやー、夏っぽいなあ。と思っておりますとやはり梅雨が明けたそうです。午後から田んぼに向かう途中にお隣さんから聞きました。
先週は「梅雨が明けた」などと勘違いしておりましたが、今回は当たっていたようです。今になって振り返ってみると、この一週間は雨は少ない、暑い、と夏っぽいといわれればそうも受け取れますが、かなり湿気の多い一週間だったわけでして、やはり梅雨明けとは言い難かった気がします。
今朝のラジオで気象予報士の森田正光(字はこれであってるのかな・・・)が「雨が全く降っていないんだから気圧配置にこだわらず、中国地方の梅雨明けは7月6日でいいんじゃないの」と言っておりました。
何のデータを見てそういっていたのかは知りませんが、この一週間にも中国地方全般で局所的局時的には雨は降ってました。そしてこの湿度や空模様。私は広島管区気象台の人が正解だったと思ってます。
天気予報に関していうと、私はけっこう話半分で聞いているのですが、最近よく思う事があります。気象予報士の人たちってものすごく天気に関する知識は豊富なわけですが、データだけを見て予報するからあたらないんじゃないかって。
「雨雲レーダーでは県内に雨雲はありません」っていってるその瞬間に私の目の前で雨が降ってることもあるくらいですから。
私のようなずぶの素人でも現地にいると多少の雲行きは見て取る事が出来るときもあります。これが予報士の人だったら・・・と思うとかなりの確立で予報できそうな気がして・・・現地で天気を肌で感じ取る気象予報士、そんな人が身近にいたら素敵だろうな。
いい女?
11日から昨日まで友達がお手伝いに来てくれました。天気も雨が降りそうな予報でしたがうまくもってくれ、おかげでジャガイモを掘る事ができました。
今年のできはといいますと、良くもなく悪くもなくと言ったところでしょうか。毎年アンデスという赤ジャガと出島という白ジャガとを植えているのですが、今年はアンデスが良、出島があまりよろしくないといった感じでした。
で、写真はその掘ったジャガイモの中にあったおもしろい形をしていたものです。友達が見つけて「女の人みたい」と。見ると確かにそう見えます。少し皮がめくれ、髪の毛がなびいているようにも見えます。安産型の素敵な女性であります。
蒸し暑い中、畑仕事や田仕事を手伝ってもらい、また夜は酒を呑みながら楽しく話ができ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。毎度のことではありますが、一人の日常に戻るとぽっかりと穴が開いたように脱力してしまいます。特に寂しいという感覚ではなく、なんか修学旅行から帰ってきた感じでしょうか。まあ、これもだいぶ慣れてきましたので、うまく日常に復帰できるようになりました。
私の予想ではあと2週間が田んぼも畑も勝負時。無欲で淡々と乗り切りたいものです。
勘違い
先日の日記で「梅雨が明けた」と書いておりましたが、実はまだ明けていなかったようです。
それにしてもこんなに暑い中休みってあったろうか・・・この先特に雨が降りそうな予報も今のところ出てませんし、どうなってるんだろう。まあ、私としてはこれが中休みでもう少し雨が降ってくれた方がいいのですが。
さて、昨夜のことです。深夜12時ごろに足の指の方がチクッとしまして、目が覚めました。何に刺されたんだろう・・・と思いながらもそのまま寝続けようとしておりましたが、徐々に軽くズキズキとした痛みもあります。ムカデかな、と思いながらも私今までムカデにかまれた事がないのでよくわかりません。
「ムカデはとにかくものすごく痛い」とだけ聞いておりましたので違うような気もするし、かといって他に布団の中でチクッと刺してくるものって何も思い浮かばず、とりあえず寝なおしました。
そして2時ごろ。今度は布団から出ていた手の上に何かが這っておりまして、目が覚めました。「こんどこそ!」とソーッと明かりをつけますと案の定小さいムカデでした。体長は10cmあるかないかくらいのものです。ここで刺激したら手までかまれてしまうのでソーッと座布団の上におろしますと、さっさと逃げられてしまいました。
どうも足の方もコイツの仕業だった可能性が高いと思います。で、今朝起きてみると足は全くといっていいほど腫れてません。微妙に痒いかな、という程度で済みました。やはり小さいと毒も弱いのでしょうか。
私、寝ていても畳や襖を歩くムカデの足音で目が覚めるのですが、よく考えてみると布団の上や中、それも今回くらい小さいものの足音などするはずもなく気付かなくても当然でした。寝るときも「ムカデは音で分かるから大丈夫」などとたかをくくっている場合ではありませんでしたね。
今回程度の痛さや腫れ程度でしたら全く気にするほどのこともないのですが、これが大きいやつになるとそうもいってられないんでしょうね。だからといって気をつけてどうにかなる問題でもなく、これこそ運ですね。
夏が来た
梅雨が明けたかと思えば、いきなり猛暑が続きます。これまでが涼しかっただけにこの急変は応えます。
別に夏になったからというわけではないでしょうが、キュウリができ始めました。うちで作っているキュウリは「四葉(スーヨー)」といいまして、一般的にスーパーなどに並んでいる「ブルームレス」とは違う種類です。
「昔のキュウリ」という話を聞いて作り始めたのですが、実はF1でして原種でも固定種でもありません。4年ほど前から畑でこぼれ生えしているものをずっと残してはいるのですが、こちらは年々形質が変わっておりますので今は毎年種を買って作っております。こぼれ生えのほうがいずれ固定してくれると種を買う必要もなくなるのですがこれはまだ年数がかかりそうです。
写真のキュウリは昨日取れた初物でして、まだ小さめ。最盛期になると30cmくらいにはなります。残念ながらまだ今週は配達できるほどできてはおりませんが、来週からはもっと量も増えてくると思います。
ということで初物は生産者の特権としまして私がいただきました。先日消費者の方からいただいた「梅味噌」なるものをつけてかじりつきましたが、やはりキュウリをかじっておりますと「夏が来た」という実感が出ますね。体の渇きも潤してくれますし、陽の時季には陰のものができる、ほんとうまい具合にできております。
毎日田んぼに入って草取りをしておりますが、田んぼの水はもう水ではなく完全にお湯です。真昼間に炎天下の下でお風呂に入っているようなものですが、田んぼにいると渡ってくる風は涼しく畑にいるときよりも快適です。「田んぼは天然のクーラー」という話はよく聞きますが、まさにその通りのことを実感できます。
今日からサミットで温暖化やCO2削減などとCO2を大量に排出しながらオエライ方は話し合っているようですが、自然に寄り添って生きておりさえすれば、そんな無駄なことに頭を悩ませずに済みますし、暑さのしのぐ術もいくらでもあるものです。
明日は週に一度の野菜の配達で広島へ出ます。私の車はクーラーが効きませんのでこの時季になるととてつもなく暑い思いをさせられますが、おもしろいもので人間それなりに順応できるようになるものです。そもそも車なんぞに乗ってこの暑さを助長しているわけですからこのくらいの代償は甘んじて受けるべきなんですね。
大漁?
7月に入り、田んぼの様子も日に日に様変わりしております。カレンダーだけを見ておりますと例年よりかなり遅れているのですが、この時季になってようやく稲も田の草も加速度的に大きくなり始めたということにより、改めて新暦の不甲斐無さを確認させられます。
稲の感じから見て、今月半ばまでが田の草取りも勝負になって来るようです。ということで日々せっせと田んぼに入っておりますが、1枚だけ異様にヒルがいる田んぼがあります。
今日はその田んぼに入りました。午後から半日草取りをしていたのですが、草を取りながら片道進み一休み、と田んぼから上がるたびに田靴の回りは写真のような状態です。初めは田んぼから上がるたびにヒルを落としていたのですが、また田んぼに入れば同じ状態になるのでバカらしくなり、家に帰るまで放置することに。
一昨年この田んぼを作っていたときにはここまでヒルはいなかったのですが、今年は何が変わったのでしょう・・・
写真を見るとさすがに気持ち悪いと思う人が多いと思いますが、これを足に引っ付けたまま半日過ごす私はもっと気持ち悪うございます。まあ、足の方は田靴に守られておりますので実害はないのですが、草を取っている手のほうはそうはいきません。
素手で草取りはしておりますので、のんびりと田んぼに手をつけておりますと手にも吸い付いてきます。おかげで作業速度は否が応にも速くなるのですが・・・「ヒル追い農法」とでも言うのでしょうか・・・あまり喜ばしいものではありませんね。
さて、この田んぼはあと半日で草取り完了の予定です。明日も大漁だ。
おまけの写真。
家に帰ってから洗い場でヒルをこそぎ落としたらこんなんなりました・・・田靴についているときよりもこうして落としてみた方がその数の多さに目が丸くなりました。
産卵
昨日、今日と梅雨らしくまとまった雨が降りました。今朝は雷が鳴りまして、まさかそろそろ梅雨明けか、と思ってしまいました。天気予報を見る限りではまだもう少し梅雨空は続きそうな感じですが、もしかすると今年の梅雨は短くなるのかもしれませんね。
さて、今日は初めて亀の産卵に直面しました。今まで亀の卵は見たことあったのですが、まさに産卵の最中という場面にはお目にかかる事ができず、暗いうちに産卵しているものとばかり思っておりました。
午後から消費者向けの便りに載せる写真を撮りに畑や田んぼを回っていたところ、畑(減反田)の畔で産卵の真っ最中でした。写真だけ撮らせてもらい、邪魔をしないようにそっとよけて通り過ぎました。
いつもこうして産み落とされたあとで、この卵を獣が掘り起こして食べてたりする場面をよく目にしておりました。産み落とされたからといって必ずしもこの世に出てこられるとも限らないという現実は、一見すると過酷であるとか厳しい世界だとか受け取られがちですが、自然界における命の変遷とはこれが当たり前なのですね。
この世に生を受けるもの、死んでいくもの、全てが自然界の大いなる流れの中でごく当然に過ぎ去っていく営みの一つでしかありません。そのごく一部だけを捉まえて可哀想だの美しいだの残酷だのと騒ぎ立てる感情そのものが既に不自然な状態になっている証でもあります。こういう感情ばかりが前面に押し出される人に限って自分達が他の命を犠牲にして命をつないでいるという現実には盲目になりがちというのもおかしな話です。
断っておきますが、だからといって私がこの卵達が全部食われてしまえ!とか思っているわけではありませんよ。元気に産まれて来ればいいなとは思いますが、その思いと結果とは私達が決めることではないというだけのことです。
身近な生き物になればなるほど、「守りたい」という感情はどうしても強くなってしまいますが、だからといって何をしてでも守りさえすれば正義というのも大きな過ちを犯すことになります。
自然の懐からひたすら離れていく方向に突き進んできた私達現代人にとってはこの頃合のつかみ方が非常に難しくなっている気がします。
サル再び
災いは忘れた頃にやってくる
2年前に初めてサルが現れました。そのときはうまく追い払うことができ、以来姿を現していなかったのですが、本日ついに舞い戻ってきたようです。今朝うちの下の家のおじさんが目撃。そして午前中畑にいっている間に軒下に干してあるニンニクをむしって散らかしておりました。写真がその残骸です。悔しいですが、きれいに剥くものです・・・
さくらがいるにもかかわらず、そのすぐ近くまで来てのうのうと悪さをして帰ったようです。近くの畑でもつきはじめたトマトの実を落とされていたという話を聞きました。
早急に手を打たねば、とは思うのですが、私のいないときにばかり来られても何もできません。サルは賢さ、器用さ、共に獣達の中でも群を抜いておりますので、この周囲に出てくる癖がつく前になんとか追い払いたいものです。
とりあえず今回はさくらには悪戯はされていなかったようですが、これも慣れてくるとどうなるか予測がつきません。ほんと今年は次から次へと悩みの種がつきません。なんか試されているような気がしますね。
雨とともに
梅雨らしくジメジメした日が続きます。洗濯物は乾きませんし、寝苦しいし、合羽を着て田仕事をしていても蒸れてずぶ濡れになるし、と一見すると嫌なことばかりのようでもありますが、不思議と街にいたときのように梅雨が嫌いではなくなりました。
確かに家にこもっていると気分も陰惨としがちなこの時季ですが、田んぼの片隅で仕事の合間に一服しながらシトシトと雨に打たれておりますと、これはこれでいろんなものが洗い流されていくようでなかなか落ち着くものでもあります。
蒸し暑くなっているということは気温も上がってきているわけでして、天からの恵みを受けた田畑では稲や野菜だけでなく草達も見違えるような速度で生長しております。だから草取りに田んぼに入っているわけでもありまして、悠長なことを言っている場合ではないのですが、草を敵視し、時間に追われ、憎しみを持って土と関わるというのは疲れるばかりです。
「今日中にここまで終わらせておかないと」
「~時間でこのくらい出来たから、あと~時間かかるな」
「これが終わったら今度はあれも片付けておかないと」
「まだあれもしなくちゃ」
ついついこんな声が頭の中を巡りがちです。こういう発想で行動するから道を誤るんですね。人間が決めた計画にのっとって自然が動くんじゃない。自然の流れに合わせて人間が生きさせてもらっているんだ。
何も百姓に限ったことではなく、人間があれこれとヘタな考えをめぐらせて労苦ばかりを増やし続けることはなかったんですね。田んぼで草をとりながら心からそう思える瞬間が、わずかばかりではありますが、あることに気づけるようになりました。
とはいえ私もまだまだ愚鈍な俗物の塊。洗濯物の乾きが気になり、明日の天気や仕事が気になり、作物の収穫までの生育が気になって仕方ありません。神(自然)の意思を我がものと感じ、その絶対的真理の中に安んじられるようになるのは一体いつのことやら・・・
無理は禁物
しばらく更新しておりませんでした。月曜日から地元中学校の職場体験で2年生の男子1名が来ておりましたが、別にこれが理由というわけではありません。ここ3日ほどへばっておりました。
疲労のピークを感じたのは水曜日。いつもであればここで1日休んで回復を図るところなのですが、中学生が来ていることもあり、無理して動いておりました。中学生は朝9時から午後3時までしか働きませんので、私もそのくらいの時間なら無理が利くだろうとたかをくくったのが大きな間違いでした。
水曜夕方にはついに熱まで出たようです。毎度のことながら体温を測るということはしませんので自分の感覚ではありますが、間違いはありません。途中玄米味噌雑炊と梅干番茶を口にし、夕方から翌朝まで水分補給をしながら寝続けました。
木曜日、だいぶ体は軽くなりましたが完全回復ではなし。雨のため、タマネギ・ニンニクを吊るすという軽作業のみ。この日も早くから横になることに。こんにゃく温湿布にて肝・腎の回復を図る。
で、本日、ほぼ回復しました。が、昨日よりもひどい雨、時折雷もあり。加えて中学生大遅刻。大説教の後、中学生追い返される。本当は「帰れ」といわれてすごすご帰るようでは困るのですが、そこで喰らいついてくる気概も言葉も微塵もありませんでしたので作戦変更。学校へ行かせ、今日あったことを余さず先生に報告させることに。
その後私は一人で半日ほど田んぼへ。合羽は着ているもののやはりかなり濡れます。ほぼ回復したとはいえ、ここでまた無理をしても同じ事の繰り返しになりますので、今日はこれにて仕事は終わり。長い間かけて蓄積された疲労がそう都合よく2~3日で解消されるわけもなく、まだ不完全要素は2,3あります。
そして現在夕方。中学校からは今日の私の措置について何の反応もありません。
長い事実報告でしたが、ここから本題。
中学生にも説教したことではありますが、私は遅刻そのものを問題視しているわけではありません。心根のことを問題にしているわけです。失敗は誰でもします。まして中学生などに完璧な仕事など求める気もありません。しかし30分以上も遅刻しておいて、のんびりと歩いて登場するとか、私に「遅いぞ」と言われるまで謝罪の言葉を口にできないとかは心根の問題です。
あらゆる仕事の最中にも、説教されているときにも、常に私の指示と救いの手を待っています。おそらく今まで家庭でも学校でも与えられることしかなかったのでしょう。自らの意思と判断とで自分から動くということをした事がなかったのでしょう。
なるほど、職場体験の要綱、目的の項目に「自らを律し、他人と協調し、他人のことを考えて行動できる力を育む」みたいなことが書いてありました。説明会時には「こんなこと家庭と学校でやってることだろ」くらいに思っておりましたが、出来てないから外部に任せるんですね。
今日の件も散々説教したあとに「じゃあ遅くなった分、取り戻すぞ」的なことを言って仕事をさせるという選択肢もあったのですが、これでは結局また私が最後まで「与える」ことになってしまうのであえて突き放してみました。そこからどう這い上がってくるかが見たかったのですが、自らその壁に手をかけるそぶりもなくひたすら私のよこすロープを待っているだけ・・・
やはり今までそういう目にあった事のない子はどう対処していいのか分からないんでしょう。今回の嫌な思いが少しでも今後の役に立てばいいのですが。
ほんと、怖い先生、怖いオヤジ、怖い近所のおじさん、たちはどこへ行ってしまったんだろう。大人がみんな「いい人」でいたい、といえば聞こえはいいですが、それって結局は自分が可愛いだけなんですよね。本当に子供たちのことを思うのであればもっと嫌われ者になる必要があります。時期が来ればそのとき怒られた事の有難さが分かるものですし、いつまでたっても恨み辛みしか残らないものは最後までつまらぬ人間ですし、いずれにしても「怖い」人に「怒られた」という経験があって初めてスタートラインに立てるわけですから、この出発点を取り除かれたら後にも先にも進めません。
私も若い頃は「いい人」でいたいばかりでしたが、やはり歳ですかねえ・・・「嫌われ者」の役回りも少しずつはできるようになってきたようです。でもやっぱり「いい人」のほうが楽だなあ・・・
てんやわんや
入梅してからすぐに夏のような晴れ間が続きました。週間予報も当分晴れマーク続き。巷では空梅雨ではないかという噂も。
これはしばらく畑がいらえるな、とたかをくくったのが間違いでした。昨日午後から雲が出始め、夜天気予報を見ると一転、ひたすら雨マーク続きに変わっておりました。
こうなるとさあ大変。あれもこれもと頭の中がてんやわんやになってきます。この時期忙しくなるのは毎年のことではありますが、今年は特に密度が濃くなっているような気がします。特に作付面積を増やしたわけでもなく、栽培品目を増やしたわけでもなく、更には私自身がサボっているわけでもなく、むしろ今年は春からこれまでになく勤勉に仕事ができている気がしていただけにこのペースの乱れには面食らってしまいます。
明日から金曜日まで地元中学校の職場体験の受け入れで男子が1名やってきます。今年も食と農について少しでも考えてもらえるきっかけ作りができればとあれこれ戦略を練っておりますが、天気の大幅な崩れが予想されておりますのでこれも臨機応変に変更してゆかざるをえないでしょう。
お天道様のことですからそのときになってみないとどうなるか分かりません。あれこれと予定を立ててみてもそれは実は単に私が都合のいいように思い描いている絵空事に近いものでもあります。自分の思い通りに事が運ばなかったとき、そういう事態に直面したときにこそ、その人の真価が問われるのかもしれません。
慌てふためく人、腹を立てる人、投げ出す人、笑って乗り越える人、その状況に応じた対応を考える人・・・
反応は様々ありますが、全て出発点は自己にあります。あらゆる思考の出発点を自己から切り離せたとき、自然(=真理)の世界に立てるのかもしれません。何事にも動じない心を持って目の前に起こる事象に対峙できる、そんな風になれない自分をこの時節に見つめなおさせてもらえているのかもしれません。
さて、何はともあれ、明日から目の前に氾濫している日々の営みと向き合うばかり。「案ずるよりは産むが易し」ですかね。ほんと、意外とこんなことばかりだったりもするんですね。
待ってました!
本日入梅、そして午後からようやく雨が降り始めました。先週後半から「降る、降る」と言われながらようやくの雨です。
畑仕事はまだまだやりたいこともあったのですが、日曜日に定植した苗たちは土中に残った水分だけで耐え忍んでいたところなので、これで一安心です。
さて、今年の梅雨はどの程度降ってくれるのでしょうか。あまり降りすぎると畑仕事ができなくなりますので、それはそれで少々困るところでもありますが、水全般のことを考えますと空梅雨というのも後々困ったことになります。いずれにしても我々人間に都合のいいようにだけ自然界が動くわけもなく、自然界全体を俯瞰した視点で捉える必要があります。
そもそも自然界の営みは絶対のものでありますから、我々人間がそれにうまく寄り添って生きるようにしさえすればよいだけの話でして、あれこれ欲を持って見るものでもありませんね。「塞翁が馬」の故事の通り、近視眼的な物事の捉え方はやめにしたいものです。
今日は入梅初日にして、お隣さんから初物の鮎をいただきました。早速塩焼きにして食べました。まだはしりですのでそれなりの大きさでしたが、旬の味を楽しませてもらいました。本当はこういう川のものも頂き物で食べるだけではなく、自分で採って食べられるような生活にしたいものです。時季的に時間的余裕を持ちにくいと言ってしまえばそうかもしれませんが、「時間がない」は言い訳の要素が強いですよねえ。
入梅遠からじ?
雨が降る降るといいながら、結局まだ降りません。おかげで畑仕事ができます。
今日から雨、そして入梅の可能性も、という予報を聞いていたもので昨日はかなり無理をして一気に野菜の苗を定植しました。ナス・米ナス・ピーマン・キュウリ・ゴーヤです。
写真右側の畝ににナス50本と米ナス20本、左側の畝にキュウリ48本とゴーヤ16本、ピーマン50本です。畝の長さが約60mあるのですが、さすがに一日で2本の畝上げはきつかった・・・今日は少々筋肉痛です。(まだ翌日に筋肉痛になるのが救いです)
今日は畑の周囲の草を刈り、その草を畝に敷き詰めておりました。時間と体力の都合上、今日は途中までですが、ナスのところのような状態を作っていきます。
まだ明日も天気はかろうじてもってくれそうな感じですので続きを仕上げておきたいですね。雨が降るまでは畑に集中、と思っておりましたが、田んぼの方も草がかなり生えてきているところがありまして、そうもばかり言ってられなくなってきました。やはり例年通り田んぼ半日、畑半日という進め方になりそうです。
やはり気忙しく根をつめて仕事をしていたせいでしょうね、早くもヘバリ気味・・・しっかり米食って早く寝ましょうか。
こんなときもあるさ
今年の私の目標は「急いで仕事をしない」でしたが、やはりこの時季になるとそうも言ってられないようです。
今年は特に作物の生育が例年とは違っておりまして、春に緩慢としていたものがここに来て急激に伸び始めております。草たちも言うに及ばずであります。
田植え中で目を離していた隙に野菜の苗や畑は大変なことに。で、今おおわらわで畑の方に手をかけているのですが、なにぶん入梅間近ということで天候に恵まれません。
今日、明日はなんとか雨が降りそうにないということで、この間になんとか仕事を進めておきたいのですが、やはり一人で一日にできる仕事量はたかが知れてます。自然と仕事時間を長くしたくなるのですが、これまた家のことやさくらの散歩などがあるとおのずと限界が・・・
ああ・・・なんとか明日で切りのいいところまで片付くのだろうか・・・などと考えておりますと、月曜日まで降水確率が下がっているではありませんか。本当にこの予報どおりになってくれるとものすごく嬉しいですね。
まあ、この時季の天気予報も日替わりですからあまり当て込まずにできるうちに一つずつ片付けていきましょうか。ほんと、この時季だけはいくらでも時間が欲しいものです。雨が少なければそうでもないのですが、雨は雨で降ってもらわないといけないものですし、難しい時季であります。
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悲しい現実
本日、農機屋へ支払に行ったときのこと。老人二人が店内に座って話をしておりました。店の人と私が「田植えが終わった」という話をしておりますと、それを受けてか彼ら二人も田んぼの話を。
「はあ、田んぼに入らんでええけえのお」
「あとは稲刈りまでなんもすることないけえええのお」
「田んぼに入って除草剤ふることもいらんし、肥料も担いで入りゃあ重たいけえのお」
これが長年米を作ってきた人たちの会話なんですね。そこには米を作る喜びも、食べるものを作り人々の命を支えているという誇りも、土と自然と向き合って謙虚に生きるという姿勢も、微塵もありませんでした。
米国占領政策と戦後経済政策の完全なる勝利の構図を見せ付けられました。食料はもはや人間の命を養う糧ではなく、「お金」という絶対的妄信の兌換物でしかありませんでした。
山や田畑は人々の生活の場でも、ましてや神の存在する場所でもなく、個人の所有物として他人に誇示するコレクションか金銭的価値に置き換えての財産としての意味しか持てなくなってしまいました。
田んぼにまつわる伝統行事としてこのあたりでは「花田植え」や「神楽」が盛んに行われておりますが、これらも上記の構図にもれるものではなく、村に金を落とさせるための客寄せパンダや名を挙げるためのクラブ活動に成り下がっております。
現場で直接米作りに携わっている人たちがこうですから食料政策がどうのこうのとのたまっている人たちが泥の一片でも身に帯びることがあるわけもなく、ましてや食物を「命をつなぐ糧」として、より根源的には「命そのもの」として捉えることなどできるわけもなかったはずです。
あまりにも悲しい話ですが、これが今の日本の現状です。そんな中、私は一百姓として何ができるんだろう。いや、何かをなせると思うこと自体が過ちの始まりで、自然(神)の意思にのみ耳を傾けて日々の営みを続けることこそが百姓の生き方であるな、などとウトウトしながら過ごした雨の半日でした。
田植え終了
昨日、日曜日を持ちまして今年の田植えが無事に終わりました。土曜、日曜と友人が手伝いに来てくれまして、大助かりでした。土日のどちらかで両親も手伝いに来てくれる予定だったのですが、用事が入り来られず。そのぶん戦力は少し減りましたが、日曜日の夕方4時には余裕を持って植え終わることができました。
今年は苗の出来がよろしくなく、例年は一本植えをしている私ですが、さすがに今年は2~3本を基本に植えました。数本を一株に植えているとはいえ、やはり育ちの悪い苗は植えていても心許なく感じます。「苗半作」とはよく言ったものでして、植えている最中から期待感が全く違いますね。
だからといって、ここで諦めるわけにもいきませんし、稲の底力にも期待をしまして、立派に実りの秋を迎えられるよう、これからが稲作の本番でもあります。
昨夜は手伝いに来てくれていた友達と「泥落とし」。またすぐ翌日から次の田仕事は始まるのですが、田植えが終わったという気持ちの上での一区切りです。この達成感や喜びは手植えならではのものであります。
天候もここに来てまた気温が下がってみたり、突然蒸し暑くなってみたり、作物や野草の生育も予測がつきにくいほどに急激な変化を見せている今年ですが、当然稲もこの例に漏れることはないでしょうね。
ということでかなり予想し難い稲作となりそうですが、日々田んぼに入り、稲と向き合いながらじっくりと生育を見守っていきたいと思っています。
後半戦開始
今日から残りの田植え開始です。当初昨日から金曜日か土曜日までは雨の予報だったのですが、心配した雨も朝には上がってくれ、何とか合羽無しで田植えができました。
明日も晴れ曇の予報で雨の心配はなさそう。私、雨男ではないかと思っていましたが、意外に晴れ男の一面もあるようです。
今日から取り掛かった田んぼが一番広い田んぼでして、前半戦で植えた2枚を足したよりも広い面積です(1反8畝)。さすがに片道植えていく距離が長くなり、1時間弱かかりますので、向こう側につく頃には腰もけっこう疲れてきます。
しかし、それより何より一番腰にくるのが、粘っこい泥の箇所。ところによりかなり深く粘っこい泥がありまして、そこに差し掛かりますと足を抜く際にかかる腰への負担が倍増します。はっきり言って腰をかがめて植えているときよりもこんなところで足を抜くときの方が腰に来ます。
今日は初日ということもあり、また時間も中途半端になったので少し早めに17時には上がりました。今日は午前中に苗を運んだり、ワクをまくったりであまり植えられませんでしたが、明日は一日フルで植えられるのでそれなりに進むでしょう。土日には友達や両親も手伝いに来てくれる予定になっていますので、頑張って明日を乗り切れば日曜日には残りの一枚(1反)も含めて楽に植え終えることができるのではないかと思ってます。
あとは天気だけ。そろそろ入梅も近付いているようで、今後の天気はあまり安定しそうにない予報となっています。せめてみんなが来てくれるときだけでも天気が持ってくれるといいのですが。
前半戦終了
今日の午前中で今週予定していた分の田植えが片付きました。本来はもう少し時間がかかるはずだったのですが、10時半頃に両親が来てくれ、お昼前には楽に植え終えることができました。
私の両親は昨年からうちの近くで畑を借りて自分達の食べたいもので、かつ実家の畑では面積的にできないものを作り始めておりまして、今日もその畑の準備作業でこちらに来るということでした。ちょうど田植えがもう少しで片付くというところだったので1時間くらいではありますが、手伝ってもらいました。
やはり一人で植えるよりも数人であれこれと話をしながら植えるほうが断然疲れませんし、楽しく作業ができます。話が進むと多少作業は遅れ気味にはなりますが、少々のことは目くじらを立てるほどのことでもなく、これでいいんだと思います。
明日は雨が降るという予報でしたので、午後からはひたすら火遊びです。私は切ったままになっていた竹を焼き、両親は畑で去年作ったハトムギやケツメイシの残骸や周囲の草木などを焼き、一緒になって夕方まで火をかまっておりました。
今日は午後からは曇るだろうという予報だったのですが、日暮れまでお天道様は健在でして、暑い中での火遊びはまさにうだるようでした。
両親が帰ったあと日暮れまでまた境内で草を焼いておりましたら、なんとも絵になる日暮れの景色を拝むことができました。
私のデジカメにしてはけっこうきれいに撮れたのでUPしておきます。
さて、明日はゆっくり休ませてもらってまた来週から残りの田植えに取り掛かります。実は来週分のほうが面積は広いんですね。今週植えた分の倍くらいはあります。
天井裏
台所で皿を洗っておりますと天井裏から物音が・・・何の音かと耳をそばだててよく聞いてみますと・・・
間違いありません。ヘビがネズミを食ってます。一気に夕食準備をする気が萎えましたので先に風呂に入ることにします・・・
どーでもいい生活のひとコマでした。
田植え開始
今日から今年の田植えを始めました。例年は植え始めの時期に友人たちが手伝いに来てくれていたのですが、今年は終盤にかけて来てくれる予定になっておりますので久々に一人での植え始めです。
今年はもち米から植えることにしました。ここの田んぼは約6畝。朝、苗を運び、ワクをまくってから田植え開始です。だいたい私の植えるペースは一日で5畝くらい。予想通り今日では全部は植え切ることができませんでして、あと1時間分くらいが残りました。見えにくいとは思いますが、写真手前の方が少し植え残したところです。
今日改めて考えてみると私が一日で5畝しか植えられないというのも家事ごとやさくらの散歩などに時間を割いているからでして、これがなかったら今日一日でこの田は充分植え終わっている算段になります。
だからといってそこまで無理をして植えるペースを上げようという気はサラサラありませんで、このくらいのペースで充分であります。そもそも一日二日で全てを植え終えるわけでもなく、ある程度の日数はどうしてもかかるわけですから無理のないペースで植えていったほうが肉体的にも精神的にも心地よく作業が進められます。
おもしろいものでして、無理をしたり、時間に追われて焦っていたり、イライラしたりしながらの作業をしておりますと、やったこと以上に疲れた気がするのはもちろん、稲や野菜たちの生育にも悪影響が出てくる気がしてます。
これには当然ながら所謂「科学的根拠」なんてものはありませんが、経験上では実際にそんなことが起こるものです。
さて、明日はこの田んぼはすぐに片付きますので次の田んぼ(約7畝)に移る予定です。午後から少しの時間ではありますが、飛び入りで友達が手伝いに来てくれるようなので、うまくいけば今週予定していたこの2枚の田植えはひと段落できるかもしれません。
まあ、本来明後日までかかるつもりだったので明日中に終わらなくても何の問題もないんですけどね。
↓田んぼの拡大写真です。今年は少々苗が貧相なので2本植えにしました。私のことですから1本のところも3本のところも入り混じってるんですけど・・・
畔塗り
田植えが近くなり忙しくなっております。先週荒代をかき、今は畔塗り作業中。今年は4反あまりの田を植える予定ですが、だからといって全ての畔を塗るわけではありませんで、全体の半分くらいでしょうか。
特別塗る必要のないところや、畔が高すぎて塗る事のできないところなどがありますので、それ以外のところ、つまりは水が漏れやすいところや畔の低いところを塗っております。
今年は特にこの塗ったところに持ってきて大豆を植えてやろうと目論んでおりますので、畔塗りも半分は漏水対策、半分が大豆を植える場所作りといった感じになっております。まさに一石二鳥です。
田んぼによって塗りやすいところ塗りにくいところがありますが、鍬一本で畔をつけておりますと造作気分もありましてそれなりに楽しい作業です。きれいに仕上がるとやはり嬉しいものですが、これも今だけの話、これから夏に向けて塗ったところからもしっかり草は生えてきますので、いずれは今の姿はどこへやらということになります。
それでも上手に畔が塗れ、漏水も止まり、更には今から豆も元気に育ってくれば楽しいこと尽くし。
さて、この畔豆計画ですが、昔はどこの田でもやっていたようです。私、どうも大豆を作るのがヘタクソでして、これまで畑で作り続けていたのですが、どうもうまくいきません。畔に植えると水不足の心配がなく、また田んぼに水を当てたり水を落としたりする時季と豆の生育過程で必要な水管理とがちょうどうまく重なるという話を聞きまして、やってみようという気になった次第です。
畔草を刈る手間がどれほどのものになるかは少し心配ですが、それもある程度は慣れでしょうね。
田んぼの周囲で豆が元気に育っている姿は私も何度か見たことがありますが、なかなかいいものです。そして、田んぼという限られた土地の中で稲を植え、その周囲に豆を植え、更には裏作で麦を作る。少し前までの日本農業のあり方というのは本当に無駄なく、そして日本人に必要不可欠なものを最大限に生産できる姿をしていたんですね。
「獲らぬ狸の・・・」ではありますが、「畔豆」という言葉だけで今年はしっかり豆ができるような気がして妙にワクワクしてしまいます。うまくいくかどうか、まだ分からないのにね・・・
最後に少しおまけ。「最近さくらの写真がない」というご要望を受けまして、久々にさくらの元気な姿をお伝えしておきます。
先日狂犬病の予防注射をうってもらいました。相変わらず病院へ連れて行くとビビリまくりです。だっこしたまま震えながら注射をしてもらいますが、注射するときに特に騒いだり痛がったりはないので不思議なものです。ただビビリすぎてウンコもらすのが難ですが・・・
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さくらの毛が生え替わらないわけ
昨夜遅くから雨になりました。今日も一日雨。ひどい降り方ではないのですが、安定して降り続けますので雨量はけっこうなものに。
雨脚が強くないので代掻きくらいは合羽を着てできるかとも思っていたのですが、今日はそれ以上に寒さが応えます。10℃を超えてもくれません。風邪をひいても馬鹿らしいので一日ゆっくり休息を。
昨夜友人と電話で話をしておりまして、今の今まで私は今年の暦(旧暦)を勘違いして記憶していたことが判明。去年のものを見ていたらしく、今年の暦とは半月くらいずれておりました。既に4月に入っているのにまだあと一週間は3月だと勘違いしておりました。
だから植物の成長が遅れ気味だったりしていたこともそれなりに暦に準じていると思っていたのですが、その暦が違っていたとなると少々見方を改めないといけなくなってきました。
旧暦4月といえば季節で言うと夏。そういえば先日24節気立夏があったよな。確かに日中の気温がここの所かなり高めで推移しておりましたが、ここに来てまた雨の度に寒気が入り込んで寒くなる。うーん・・・確かにおかしな気候ではあります。
例年この時季になると雨の度に暖かくなるという気がしていたんだけど・・・うちのさくらは3月ごろに一度大々的に冬毛が抜けましたが、まだ完全に夏毛にはなっておりません。冬用のふわふわの毛もかなり残しております。
いつも田植えの頃になるとこの毛がどんどん抜けてくるのですが、今年はまだその気配がありません。ここに来てこれだけの寒さがくるわけですから当然温かい毛を残しておいてよかった、ということにはなるのですが、この季節感には改めて感心します。
私など暦を間違えてあれこれ悩んでいたくらいですが、こいつらには暦がない代わりに文字通り肌身で季節を感じ取る力が残っているようです。本格的に暖かさを感じられ、野菜たちがぐんぐん大きくなってくるのはさくらの毛替わりが一つの目安になるのかもしれませんね。
こんな身近に季節を教えてくれるものがいたのに盲点でした。というよりも実はさくらは半分家の中で生活しているからあまり当てにしていなかったんですよね。バカにしててすまぬのお・・・
生命を捨てること
ここのところいい天気が続きます。日中は暑いくらいになってきましたが、朝晩はまだ10℃にもなりません。2日前には霜まで降りました。
今日から田んぼの荒代かきを始めました。ひたすらトラクターに乗っているだけなのであまり好きな作業ではありませんが、一年の田んぼの姿を決めていく大事な作業ですので田んぼの状態を見ながらじっくりやってます。
さて、本題。今日のラジオニュースでかの船場吉兆が客の残した料理を使いまわしていたという話がありました。このニュースを聞いて皆さんはどう感じるでしょうか。
ニュースの論調は当然とんでもなく悪いことをしたという立場からのみものを言っておりました。私も商売としては当然ひどいことをしているとは思いますが、それはこの行為が金を儲けるために行われた場合に限ります。
吉兆はこれまでの悪行を聞く限りではろくなものではないとは思いますが、私がもっと危惧しているのは「食べる側」の体たらくです。
ラジオ中にあるリスナーからの投稿がありましたが、「残すほど注文するな」といった意味合いの内容でありました。私もまさに同感でして、まだこういう感覚を持っている人がいるというのは少し安心しました。
まだ食べられるものを捨てるという行為はまさに「一つの生命をゴミ箱に捨てている」ことです。今でこそそういう人間も出てきましたが、自分の子供をゴミ箱に捨てますか?
これまた今では生命のない食べ物というものも幾らでも出回っておりますので、一口に「食べ物」といっても判断の難しいものもあるでしょうが、基本的には私達が口にするものは全て「生き物」であります。
無駄なものが大量に出るという背景には我々の消費行動があります。企業倫理の問題もさることながら、それらあらゆる要因の根底にあるのは必ず消費者の購買行為です。
「食べ物を大切に」とか「エコ」とか口にする前にまずは自分達一人ひとりの消費行動を改める必要があることに一人でも多くの人が気付くことを願ってやみません。
とまあこんなことを書く気になったのもラジオのパーソナリティが浅薄なことをエラそうにのたまっていたからでして、ほんと、事の核心には触れられない事情でもあるのか、はたまた単に不勉強なだけなのか・・・いずれにしても公共の電波に乗せるにはあまりに無責任。つまらぬコメントはいいからニュースは事実だけを伝えとけよ。
よもぎ
今日は両親にも手伝ってもらっての餅つき準備。こんな時期に?と思われるでしょう。実はうちでこの時期に餅つきをするのも初めてのことです。
理由①去年末の餅つきのとき、大雪で姉家族がこられなかった。餅つきを楽しみにしていた甥っ子がおりまして、その振り替え的目的。
理由②一昨年のもち米がまだたくさん余っていること。
理由③ちょうどヨモギがおいしい時期であること。
理由④今年は作物の生育が遅く、まだ少し百姓仕事にも余裕があること。
ということで5月3日(土)に餅つきをしようということになりました。今のところ家族と大朝の友達くらいの参加者になっておりますが、もし希望者があれば大歓迎です。
今日は午後からもち米の準備、ヨモギの摘み取り、薪割りなどの下準備をしておきました。あとは母親任せで餡子とヨモギの下茹でをしてきてもらうことにしました。私は当日の会場準備と火入れなどです。余裕があったら山菜の調理もしておきたいところです。
といいますのもここのところ山菜料理ばかりでして、ここ3日くらいはひたすら筍ばかり食っておりましたところに持ってきて本日またしてもお隣から筍が届きました。ご厚意ですのでありがたくいただきますが、さすがにまだうちにも茹でたものが3本残っておりますので一人では食べ切れません。更に今日初めて蕨を取ってきたのですが、ついつい調子に乗って大量に採り過ぎました・・・
とまあこんな次第ですので大人数のときに少しずつでも食べていってもらおうという魂胆です。
天気もよさそう。今回は餅の量も少し控えめ。のんびりと楽しい餅つきになりそうです。
さらば、テレビ
気がつくと4月ももう終わりです。今年はなかなか暖かくならず、野菜たちや野の花、山菜などを見ておりますと、もう5月になるという感覚になっておりませんでした。それでも昨日あたりから本格的に暖かくなってきまして、本日ようやくコタツを上げました。
部屋が広くなったついでではないのですが、本日テレビが余所の家に貰われて行き、ますます部屋が広くなりました。去年の夏よりアンテナ線の不具合によりテレビは映らなくなっていたのですが、ちょうど地域内にテレビが欲しいという人が現れたのであげることにしました。
テレビのない生活にもすっかり慣れておりますし、たまに新聞のテレビ欄を見てみても見たい番組が皆無というのが現在のテレビ事情でありまして、わざわざアンテナ線を直してまでテレビを見ようという気はさらさらありませんでした。
このテレビ、私が24か25くらいのときに買ったものですのでかれこれ10年近く頑張ってくれました。とは言いましても調子はいたってよく、どこも悪いところはありませんでした。冬の間はDVDを借りてきてたまに映画を見たりもしていたのですが、雪が融けてからというもの、全くの飾り物と化しておりました。
田舎町でも1~2年のうちには地上デジタル波に切り替わるようですのでこのテレビもあとわずかの命ではありますが、残りの期間を新しい家で最後まで活躍してくれることを祈る次第です。
恋の季節-その弐
私の住んでいる寺の築地にはツツジが植わっております。築地は当然石垣ですからその目地はヘビにとっては最高の棲家。ツツジも枝が茂りますのでその中にもよく隠れております。
さて、本日午前の仕事を終え、少し遅めのお昼を食べに軽トラで帰ってきたときのこと。ちょうど寺の前に差し掛かったときです。ツツジの中からボトリッ!
ヘビです。それも2匹。よく見てみると異様なまでに絡み合っております。ちょうど縄をなったような状態でこれでもかというくらい絡み合っております。
ひょっとして交尾でしょうか・・・しばらくそのまま車を停めて観察することに。車に乗った私がすぐ傍にいるのを完全に無視してもうそりゃあ夢中です。時折頭を重ねてびくついております。おめーら・・・気持ちいいのかも知れんが、見てるこっちはとてつもなく気持ち悪いですから・・・
昆虫や動物達の交尾もいろいろと見てきましたが、やはりヘビはどこまでいっても気持ち悪いものです。ヘビ好きの人が見たらかわいく見えるのかなあ。
10分くらいはそこで観察を続けたでしょうか。ようやく2匹は離れ、1匹がツツジの中に帰っていくともう一匹があとを追って消えていきました。
ところでこれって本当にヘビの交尾だったのでしょうか。ご存知の方がおられましたら教えてください。それからずっと見ていても結局分からなかったのが・・・ヘビのチンコってどこにあるんだ?
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春の味覚
昨日に引き続き、今日も日暮れ時に火遊びでした。今日は竹ではなく、田んぼの畔草を焼きました。去年の秋に横着して最後の草刈をしていなかったので長い草がそのまま枯れて法面はボーボーでした。
かなり広範囲にわたって焼きましたので火が消えたときには完全に日が暮れてました。風上から火をつけると風に乗って一気に焼けるので時間は早く済むのですが、さすがに風に乗った火は恐ろしいので風下から火をつけます。するとなかなか火足が進まないんですね、これが。
さて、家に帰ると時間は遅いしお腹はペコペコ。こういうときは一番の手抜き料理、パスタです。時間も手間も一番かからないので、こういうときには助かります。
パスタといいましてもおそらく皆さんの想像するようなものは作りません。具材は全て「あるもの」で間に合わせますし、ソースも具材に合わせて適当に作ります。今日は夕方火をつける前に畑や田んぼの畔で食材探し。
いろいろ見つかりました。コゴミ、ヨモギ、白菜の菜花、ブロッコリ、ニンジン、が手に入りました。菜花とブロッコリはもうないと思っていたのでちょっと得した気分。
今年はコゴミが例年よりも早くお目見え。最近食材が乏しくなってきていたので、畑外から食材が手に入るのは助かります。そろそろ山菜も本格的に出てくるかな。
はっちゃん来襲
先週は結局土曜日まで雨続き。日曜からは極端なまでの快晴。日中は初夏の陽気です。それでも朝はそれなりに気温が下がりますので、朝と日中の気温差が20℃を超える状態。
今日はまたまた竹を焼いておりました。といいましても日中は風も強いですし、今時期は空気も非常に乾燥しておりますので、風の落ち着く日暮れ時を狙って火をつけます。そんな時間から火をつけるわけですから、火がほぼ落ち着くまで番をしておりますと結局日が沈んでしまう時間に。
このタイムスケジュールは分かっていることですので、予め用意しておいたおむすびをかじりながら日が沈むまで火遊びをしておりました。
さて、ようやく帰ってお風呂へ。一日の汚れと疲れが流れ落ち、心地のいいひと時です。私、風呂から上がる前に最後のひと時を湯舟に浸かってぼんやりと過ごすのがお決まりなのですが、ちょうどそのときです。
どこからともなく「ブーン・・・」という嫌な羽音が。カメムシです。カメムシのことを広島県北あたりではハトウジともいいます。ということでハッチャンと呼ぶことにしましょう。
ハッチャンは私の頭上を旋回しております。壁に取り付こうとしますが、滑ってうまくいきません。そしてまた旋回。
待て、慌てるな。やつにはどうせ触れない。今慌てて逃げようと立ち上がっても顔面に正面衝突じゃないか。追い払おうとヘタに刺激するとプッとやるぞ。もしかしたらうまくどこかに取り付いて落ち着いてくれるかもしれないぞ。
とまあ、こんな対話を心の中で重ねながらじっとハッチャンの動向を見守っておりました、ちょうどそのとき・・・ポチャッ・・・
最悪です。壁に取り付き損ねたハッチャンが見事に湯舟へ。風呂時間最後のリラックスタイムが台無しです。慌てて湯舟からあがり、ハッチャンを洗面器で救い上げました。残り湯も明日洗濯に使うもんね。
哀れハッチャンは排水溝へと消えていきました。幸い最後までプッとされることはなく、最低限の風呂の使命は果たすことができました。
確かに最近至るところでハッチャンが増えてきてたんだよなあ・・・洗濯物や布団などは気をつけていたんだけど、風呂は盲点でした。
雨降りに
予報よりも早く今朝から雨になりました。午前中はまだぽつぽつ程度でしたが、今はすっかり春らしいシトシト雨です。
昨日は初夏の陽気でありまして、一日畑に出ておりますと日に焼けたのではないかと思われる皮膚の感覚。この時期特有の乾燥した空気も手伝ってか、それほど汗はかかないまでもかなり体は乾いていたようです。
最近食べ物が乏しいせいか、はたまた体が慣れていないせいか、一日フルに動いたあとではやたらと疲れが残ります。幸い雨の多い時期でもありますので、雨降りの間にひたすら休んで回復を図っておりますが、体の背面に蓄積された疲労はなかなか抜け切りません。
充分に柔軟体操をしなければ、とは前々から思いながらもついつい怠けておりますのも筋系の疲労蓄積を増長させているようです。
何やかや言いましても、とどのつまりは体の使い方がまだまだ自然の流れに即していない証拠です。隣でゴロゴロしているさくらを見ているとつくづく思うのですが、これほど何もしていないのに筋力、柔軟性、体力いずれも容易に衰えないというのはたいしたものです。
人間だけが何かし続けていないとすぐに衰えてしまうというのも情けない話でして、やはり根本的に生命の営み方に違いがあるんでしょうね。そういえば人と同じような暮らし方をすればするほど犬や猫にも人と同じような生活習慣病の症状が出るそうです。近年では罹患率も増加の一途を辿っているとか。
ほんと、考えさせられます・・・
暴飲暴食
この時期何かと宴会が増えます。花見時期ということもありますし、田舎の組織なども総会の時期でもありまして、週末になると何やかやで呑み会です。
この週末も天気はすぐれなかったもののひどい雨にはならずそれなりにあちこちで花見ができていたようです。
常々思うのですが、花見に限らずみんなバーベキューって好きですよねえ・・・何かといえばバーベキューがつきもののようです。肉そのものがすきなのか、焼くという行為がすきなのか、火を使うことに喜びを感じるのか・・・
まあ、そんなこんなで私もご他聞にもれずこの週末はやりすぎました・・・二日酔いに迎い酒、久々にやっちゃいました・・・おかげで今日はせっかくいい天気なのに体調すぐれず。いい歳超えてみっともない話ですわ。
日ごろ細々と暮らしておりますとこういうときに飽食のツケというものを敏感に感じることができますが、だからといってついつい調子に乗ってやりすぎてしまう自分に歯止めがかからないというのも拭い去れない人間の性・・・?
ここいらの桜はまだ五分咲き程度。次の週末も花見をする人は多いんだろうな。私は今のところ何も予定が入ってませんので、そろそろ日常の週末に戻れるかな。
19:13 | コメント (558) | トラックバック
恋の季節
すっかり春の陽気です。虫たちも鳥たちも恋の季節到来の様子。畑で草を刈っておりますと大きなスイバの葉の上はハムシの集団お見合い会場と化しておりました。
周囲からはいろんな鳥たちの鳴き交わす声。これもお相手探しなのでしょうか。ウグイス、カワラヒワ、イカル、セキレイ、などなどいろんな鳥の声がそこかしこから聞こえてきます。驚いたのは昼間からフクロウの鳴き声もしていたこと。てっきり夜にしか活動しないと思っておりましたら昼にも起きているんですね。
昨年の白菜の生き残り(巻かずにそのまま冬越ししたもの)がようやく蕾を伸ばしてきましたので、今日はこの菜花をいただきます。この時季に青いものってありがたいですね。
開花
ようやく桜が咲き始めました。写真は境内にある小さな枝垂桜。一部にしか花芽がついていないのが残念ですが、とにかく咲き始めました。近所のソメイヨシノも咲き始めました。
とはいいましても天気がいいのは明日まで。日曜日以降は雨続きの予報となっていますので満開になるのはいつのことやら。うまく雨を乗り切ってくれれば来週末あたりが見ごろになるのかな。
この近辺では今週末あたりに花見を期待していた人も多いのですが、この様子では来週に持ち越しとなりそうです。
18:00 | コメント (675) | トラックバック
外の水道
外にある水道栓がようやく復旧しました。先月来やたらとポンプが回るのでおかしいと思い調べてもらっておりまして、外にある水道栓に向かう管の一部が破れていることが判明。常に水が漏れているわけですからポンプも常に回り続けるということで。
生活上は外の水道から水が出なくとも支障はないのですが、百姓をしておりますとやはり外での洗い物や苗の水やりなど外にある水道栓は欠かせないものとなります。
ということで思い切って外の水道管を全面的にひきなおしてもらうことにしました。この工事費用のおかげで冬の間にスキー場で稼いだ小銭は全て消え去ることとなりましたが、致し方ありません。
どうも私はこういう星回りの下に産まれついているようでして、少し小銭が入ると必ずまとめて出て行くという事態に見舞われること請け合いです。まあ、今回のことも払いきれない額ではありませんし、何より自分が必要とするものであること、そしてお世話になっている檀家さんたちも喜んでくれることですから嫌な気持ちはしませんね。
自分ひとりの贅沢のためであれば「無駄遣い」という念も拭い去れませんが、目的のある出費は不思議とそういう気持ちがわきません。貧乏を始めて数年が経ちますが、手持ちのお金が少なければ少ないほどその使い方というのはその人の人格や生き方を反映するものであると思えるようになりました。
金が全ての判断基準の根底に居座っているのは論外ですが、金というものの価値をどう捉え、自分や社会に対してどう生かすか、あくまでも「手段」として、そして実存に裏付けされた一道具として貨幣を動かすことができれば蔓延した拝金思想という病も少しは快方に向かうのかもしれない、などと薄っぺらい懐を見ては思ってしまいました。
まあ、全ては貧乏人の戯言かもしれませんがね。それより何より水がある事のありがたさを存分に感じることができました。
籾播き
昨日、無事に葬儀も終わりまして、本日よりまた日常に戻りました。7日に籾播きをしようと思っていたのですが、葬儀が入ったので今日籾播きをしました。
今年は去年より少し苗の量が少ないのですが、例年よりも時間がかかりました。今年に入ってから畑を自然農法に切り替えつつあるせいか、単に私の心境の変化によるものか、理由は分かりませんが私の仕事っぷりは明らかにのんびりになってきております。
といいましてもダラダラ怠けているというわけではありませんで、私個人としては非常に心地よいリズムで野良仕事ができていると思っております。
籾播きの写真をUPしたかったのですが、こういうときに限ってデジカメは電池切れ・・・また芽が出てから今年の苗たちをご紹介します。
16時前頃から雨になりましたが、今回の雨は今まで程冷たくありません。風も南よりに変わっております。春の気配が強くなってきたようです。
講中葬
昨日は実家に泊まりでして、家を空けておりました。こういうときに限って何かと起こるものです。部落内で不幸がありまして、今日が通夜、明日が葬儀です。
今回は「講中葬」といいまして、葬儀屋や農協などに頼んでの葬式ではなく、部落のもので葬式を出すという昔ながらのやり方です。私がこちらに来てから丸5年以上が過ぎましたが、これまでは農協葬ばかりでしたので講中葬は初めての経験です。
それほど大きく葬儀の流れが変わるわけではありませんで、違う点といいますと祭壇を社協(社会福祉協議会)から借りてきて組み立てたり、通夜や葬儀の進行を講中の者で行ったりと、つまりは業者がやっていたところも自分達で全て執り行うということです。
近年では田舎町にも葬儀屋の触手は伸びてきておりまして、大半が農協などに頼んでおります。講中葬のほうが部落の人間の手はかかりますが、実際にやってみると温か味があっていいものです。葬儀屋のようなヤラセ臭さも少ないので純粋に故人を偲ぶことができます。
今回の家は身内の人もほとんどなく、会葬人数からしてもかなりこじんまりとした通夜でしたが、つくづく感じました、大枚をはたいての豪奢な飾りや花、大規模に賑やかにとビジネスとしての拍車がかかる昨今の葬儀事情って一体誰のためなんでしょうねえ・・・と。
近所付き合いが希薄になっていく、社会性や協調性の欠落、利己的な人間の増加、ひいては田舎町の廃頽などなど、もっともらしく問題視されてはいますが、これらって結局はこうした「ちょっとしたひと手間」を惜しむ気持ちから発しているんでしょうね。
「そんなこと面倒くさい」「非効率的だ」「意味がない」などなど、いろいろともっともらしい言い訳はいくらでも聞きうけられますが、それでは上記のような問題が噴出するのは当然のことではありますね。
自分達の営みによって自分達の暮らしを完結させる。外からのモノや金や手間ばかりを待つばかりの乞食的精神はそろそろ終わりにしたいものです。
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暖かいのか、寒いのか
今日は朝から気持ちのいい青空が広がっております。気温もポカポカと暖かく春らしい一日になるでしょう。
と、朝からラジオでは嬉しい天気予報です。が、蓋を開けてみますと、確かに晴れてはいるのですが、やたらと風が強うございます。しかもこの風が冷とうございます。
北に見える山の山頂付近にはまだ残雪が見えます。やはりあれが消えるまでは本格的に暖かさを感じることは難しそうです。
ということで今日も結局ジャンパーを脱ぐことはありませんでした。畑で畝作りをしていたので、けっこうな重労働だったのですが、それでもジャンパーを脱ぐほど暑くはなりませんでした。
そんな中、寺の築地には早くもヘビがお目見え。築地の隙間でその熱で暖まっているようでしたが、さすがにまだ早すぎたんじゃないの?他より先んじたからといっても何もいいことはないよ。
さて、明日も一日貴重な晴れ間を満喫させてもらいましょうか。
18:41 | コメント (124) | トラックバック
ようやく
ながらくサボっておりました。先月の後半からまた寒さが戻ってきまして、強風と冷たい雨、時には雹なども降る始末でして、ほとんど畑仕事はできずにダラダラと過ごしておりました。
先月の前半に少しは種を播き始めたりもしていたのですが、こんな調子ですからこちらも芽が出るはずもなく気がつくと4月になっておりました。
4月になったからというわけではありませんが、ほうれん草の芽がようやく顔を出しました。↓
今週は少しの間ですが、明日から土曜日までは少しは晴れ間が続きそうな予報になっております。そろそろ本格的に動きたいですねえ。
19:07 | コメント (562) | トラックバック
わら草履
暖かい日が続きます。融け残った雪に目を背けておればすっかり春であります。
今日は第2回目のわら草履を作る会。月曜日に第1回目がありまして今日が2回目でした。
近所のおじいさんに教えてもらい、部落のご婦人方と一緒に作り方を習いました。私がわらを取っているということが幸いしまして、声をかけてもらいました。
過去2回くらいわら草履作りを体験したことはあったのですが、作り方など全く持って覚えておりません。今回はみんな作り方を会得しようと本気の集まりですから続けて何足か作りました。
月曜日と今日と半日ずつ教えてもらいながらみんなでワイワイと作っておりまして、私は合計で3足(つまり6個)作りました。おかげで作り方はすっかり習得することができました。
ただ出来上がったものの精度としましてはまだまだでして、思うように大きさをそろえて作ることがまだ出来ておりません。大きさのバラバラな草履を持って帰りましてあとはそれなりに近い大きさのものとつがいにして履くしかありません。
こうしてわらを生活に活用することができるようになってくると、米作りも食べるためだけではなく「わらを取るため」というもう一つの目的が出てくるわけでして、そうなると余計に米作りに力が入りますね。
秋の大学の実習のときにこういうプログラムを入れても面白いなと先生をしてくれたおじいさんと話をしておりました。生活に根差した技術というのは年々失われておりまして悲しい限りですが、今はまだこうして教えてもらえる人がいらっしゃいます。今のうちに私達が学べるだけ学んでおかないと本当に何もできない日本になってしまいますね。
私も安定して同じような草履を作れるようにまだまだ数をこなさないと。
陽光
ポカポカと気持ちのいい陽気であります。雪もかなりなくなりまして残雪が見えなければ春満開といった一日でした。
遊びに来ていた学生達は今日の午後帰っていきまして、またさくらと私だけの静かな寺に戻りました。今日は最後の昼食に私がソバを打ってみました。
それなりにソバらしくはなったものの、茹で上がってみると短く切れてしまい「ツルツル」とはいきませんでした。水加減の問題か、いやはやソバ打ちも難しいものです。
今回学生達の滞在は3泊4日。私が少々風邪気味ということもあり、活動的に滞在期間を共にしてやれなかったのが心残りでもありましたが、ソバ打ち、カマクラ以外にもボカシ肥を作ったり、ハウスを片付けたり、小豆を選別したりとちょっとした百姓仕事も一緒にできたので、そのくらいのところで勘弁してもらいました。
あとは一緒に食事をしたり酒を呑んだりする中で学生達の日常や考えていることなどにも触れることができ、いい刺激をもらえたことに感謝であります。この歳になって、更に片田舎で百姓などしておりますと街の若者と接する機会なんてほぼありませんからねえ。
明日は消防団の春季訓練。ということで仕事にはなりませんが、田畑の雪も8割方融けてきたことですし、暖かくもなりつつありますし、そろそろ本格的に動き始める準備に取り掛かれそうです。
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ソバ打ち・・・?
昨日から学生が遊びに来ております。今回は特に実習というわけでもありませんので好き勝手に遊ばせております。
昨日は到着してから早速「かまくら」を作りたいということで、本堂の裏へ。ここが日当たりも悪く、また屋根からの雪ずりの量も一番多いところですので、他の場所の雪が融けても最後まで融け残る場所なので。
女の子二人で約2時間、頑張って穴を掘り続けておりました。
こんな感じのものができておりました。中は人が入られるくらいの広さになっております。普段使わない筋肉を使いまくったようで早速筋肉痛になっておりました・・・
そして今日はソバ打ちをさせました。
初めてのソバ打ちということで、ソバの本でも勉強をさせ、実践開始です。かなり簡単にできるとなめていたようで、いざ始めてみると悪戦苦闘しておりました。
二八と五五の割合で一人ずつ打たせました。結果・・・
こんなんできました・・・写真は初めに打った二八の完成(?)図であります。
早速お昼に湯がいて食べましたが、「ソバ」というよりは「ソバ団子」?本人達、打つときも食べるときも苦戦しておりました。「もうしばらくソバはいい・・・」らしいです・・・
とまあ、こんな感じでお気楽な日々を過ごしております。明日は何をするのやら・・・
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我が家
本日無事帰ってまいりました。
天気予報では今日は広島県北部は一日雪。せっかく融けてきたであろう雪がまたどっさり積もっているかと心配しながら帰って来ましたが、予想に反してたいした雪にはなりませんでした。しかも嬉しいことに大量に積もっていた雪もこの5日の間で激減。寒さもそれなりでしてやはり着実に春の勢いは増してきているようです。
今回は福岡滞在中に自然農法をしている農家へ押しかけ訪問なども果たし、その畑などを実際に見せてもらうこともできました。しかし、当然のことながら一番目に付くのはやはり気候の違いでしたね。こうして帰ってきてみると改めていかに寒い地域に自分が住んでいるのかと思い知らされました。
冬でも野菜が作れる暖かさはやはり魅力ではありますが、寒冷地域にいるからこそ冬はひたすら休めるわけですし、どちらがいいというものでもありませんが、それなりに一長一短なのでしょう。自分の根付いた土地に沿った生き方というのができればそれだけで幸せなのでしょう。
福岡、広島と暖かいところに数日滞在し、気候的には過ごしやすい状態の中でのんびりさせてもらいましたが、少々寒くともやはりここの方が私には向いている気がしました。余所者でありながら今の住処に「我が家」を感じることができるようになったというのも時間的要因だけのものではないんでしょうね。
さて、明日からは学生が遊びに来ます。怠け心も程ほどに、気を入れなおして迎えてやりましょう。
明日から・・・
今日は暑いくらいの日差し。ハウスの中で種籾に残っている桔梗部分をとっておりますと、じっとしているのに汗をかくくらい。
さて、私明日からしばらく家を空けます。博多で友達の結婚式がありまして、その後すぐに米の配達もありますので、配達が終わってからこちらに帰って来る予定です。ということで明日から3月4日の夕方まで留守にする予定です。
結婚式に便乗して博多の別の友達のところへもお邪魔しようという魂胆なので、結婚式は日曜日なのですが、早くから博多入りするという次第です。
さて、今日の日差しのおかげで雪も少しは融けましたが、昨日まであった量が量なので、暖かい地域の人たちが見ると充分驚かれると思います。
写真は今日ではなく昨日撮ったものですが、この雪が一日で激減するわけもないので多少は想像がつくのではないかと載せてみます。ついでにさくらも久々の登場なので。
庫裡の玄関から台所方面への軒下は完全に雪でふさがれておりまして、さくらも通行不能です。写真はちょうど引き返しているところ。
さて、もう一枚。その後本堂の方へと移動したさくらです。
先日紹介した写真とほぼ変わっていない雪の量であります・・・今年は少しずつが毎日のように続きまして少し融けたと思ってもすぐに元通り、の繰り返しでした。
さくらの毛は足の付け根部分と腹付近はごっそりと抜け落ちてきまして、他も全体的に生え替わりつつあるようです。春に向けて早くから少しずつ準備をしているわけですが、この季節を感知する力というのもたいしたものです。
最近ソフトバンクのCMのおかげで白い柴犬の人気が急騰しているとか。ブリーダーの間では「白はシバじゃない」とまで言われていたという話も聞いたことがありましたが、さくらは今後急に地位を高めたりするのでしょうか・・・もしそうなったらバカにしてるわな。
ま、とにかくしばらく留守にいたします。さくらも実家で寂しくお留守番です。
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執筆活動
日中の雨が夕方から雪に変わりました。現在は屋根から落ちる雪の音が風の音と共に聞こえてきます。
早いもので今週末からもう3月になります。毎年この時期になると消費者向けの今年の計画書を作成するのですが、今年はかなりてこずっておりました。
例年冬の間に構想をまとめてこのくらいの時期にはまとめ上げるのですが、今年はあれこれと書きたいこともありすぎてうまくまとまらず、加えていつまでも寒い日が続くので気分もなかなか春モードになっておりませんでした。
とは言いましても、今週末には友達の結婚式がありまして、それに便乗して数日博多に滞在する予定。帰ってくるとすぐに米の配達があるので、博多に発つまでには書き上げておかなければなりません。
昔からケツに火がつかないとなかなか動かないのが私の悪いくせでしたが、今年はこの出足の鈍さのおかげで意外にももつれた頭の中が少しは整理できたようです。
当初あれこれと思い描いていたものと比べるとかなりの修正を加えることになりましたが、この一週間ばかりのだらけきった日々も「思い込みだけで突っ走る」ことを踏み止まらせてくれたと思えばまんざら無駄でもなかったようです。
加えてこの期間にいろいろと人と話をする中で頭の整理もさせてもらえたという点も見逃せません。やはり口に出して話してみると漠然とした思いも形を成してきてくれるようです。
今日はこれまでに書きなぐっていた原稿の断片を一気にまとめてみました。ほぼ完成です。あとは抜けがないかの確認や機械的な作業を残すのみ。一時はどうなることかと危惧しましたが、なんとか締め切りには間に合いそうです。
さてさて、明日の朝も冷えそうだねえ・・・
救出作戦
久しぶりの快晴です。ほんと、何日ぶりでしょうか。朝から一日気持ちよく晴れております。当然こんな日は朝が冷え込むのですが、それよりも「晴れ」という嬉しさの方が勝ります。
とはいえ、この晴れも今日限りのようでして、週末にはまた雪が降るとか・・・
来月初めには米の配達がありますので、今のうちに準備を。といいますのが、雪のために米を保管している蔵の入り口がふさがっているのです。
屋根の雪が落ちきったところを狙って雪を掘り、入り口を確保しなければ。ということでこんな感じになります。↓
この雪ずりが入り口をしっかりと塞いでいるわけですから戸なんて開きません。よくできているなあ、と感心するのは引き戸であること。開き戸なんかにしていたらどれだけ雪を除けないといけないんだという話です。しかも木枠の戸ですからアルミサッシのように凍り付いて開かないということもありません。
私が一人歩ける程度に雪を除ければ充分なわけでして、今年は餅つき用に組んでいた屋根も奏効しまして蔵の入り口付近だけの除雪で事足りました。
米は庫裡の方に必要量運び出しておきましたので、これでいつでも配達に出られます。
今日はお天道様のおかげでだいぶ雪も融けてくれましたが、今までのツケがありますので境内はまだこんな感じです。↓
雪だらけなので今一つピンとこないかもしれませんが、本堂の前にある雪山で2m以上の高さになってます。本堂の屋根から落ちてきた雪ずりです。
こんな感じなのでまだしばらくは「田畑に出て・・・」ということにはなりそうもありません。
ちなみに久々に写真が載りましたのもお天気のおかげ。暖かくなったのでデジカメが動いてくれました。しばらく懐で温めてからのことですが・・・
帰ってビックリ
日曜日から実家の方へ行っておりました。今日の昼前に帰ってきたのですが、広島とこちらとのあまりの違いにあらためて驚かされます。
どうも今朝が一番冷え込んでいたらしく、あらゆる水という水が凍ったままでした。風呂、トイレ、台所と全ての水道の蛇口は凍り付いておりまして、帰って早々水が出ません。
やかんに残っていた水と、なぜか凍っていなかった洗面所の蛇口を頼りに湯を沸かし、順番に解凍作業です。幸い凍りつくのは壁から出ている部分だけなので少し時間をかければ全て水は出るようになりました。
ほっと一息、用を足しに・・・と思ってみてみますと、きてます。便器にたまった水も凍り付いておりまして、水が流れない悪夢の再来。こちらもお湯で溶かし、事なきを得ましたが、この凍りつき具合、どうやら今朝は-10℃を下回っていた感じです。
完全に油断しておりました。そろそろ冷え込みも緩んでくるだろうとたかをくくって家を空けておりました。広島にいては当然こちらの様子など知る術もなく、ここ数日の感じからまさかここまで冷え込んでいるとは思ってもおりませんでした。
やはり天候、気温などはその場にいて肌で感じ取っておりませんと分かるものではありませんね。天気予報なども聞いておりましたが、あれは大雑把なことしか分かるものではありませんので局所的なことは全くあてになりません。しかもそれが辺境の片田舎であれば尚のこと。現地で様子を伝えてくれる人がいるわけでもなく、観測所などがあるわけでもなく、「レーダーでは雲は見当たりません」と報道されているその瞬間に目の前では雪が思いっきり降ったりしていたわけですから、もう少しそのあたりの警戒心があってもよかったと反省。
去年が暖冬、今年も前半は暖冬、となると例年の寒さや冬の心得をすっかり忘れてしまっていたようです。安易な方へ流されることの早いこと。我ながら情けない習性であります。
さあ、ここで気が緩んでしまわないようにしっかりネジを締めなおしましょうか。
犬の嗅覚
相変わらず雪が降り続いております。先週の私の期待はどうやら一週間お預けとなるようです。
重たい雪ですし、日中にはそれなりにかさも下がるのですが、それ以上に降り積もりますので徐々に積雪深も上がっております。特にひどいのが屋根からの雪ずりでして、本堂の前は私の背丈をはるかに越えました。庫裡と蔵の間も狭いということもあり背丈くらいにはなっております。
そんな一面雪の中でも毎日朝夕さくらの散歩は欠かしません。その散歩での出来事。突然さくらが道端の雪の中に飛び込んで行きます。この時期雪の下ではモグラやネズミが活発に活動をしておりまして、毎年雪がなくなると田んぼの畔などは掘り返されたあとが一杯になります。
臭いがするんでしょうね。さくらはよくこうやって小動物を捕まえようとしております。たいていは捕まらないのですが・・・
が、今日は一味違いました。「どうせ・・・」とバカにしてみている私の前でいつもと違う動き。「もしや・・・」と思ってよく見てみますと何か捕まえております。ネズミでした。
当然のごとくネズミは瞬殺され、くったり。あとは完全にさくらの玩具です。それにしてもこの雪の中でよくその場所が的確に分かるものだと感心してしまいます。
種族間に差異はあるとしても、こうした自然の鋭敏な感覚というのは人間だけが失ってしまっていると思うと我ながら情けないものです。別段ネズミを捕って食おうというわけではありませんが、人間本来の姿を見失い虚構の中で右往左往しているから現在の昏迷があるわけでして、それを抜け出た世界を少しでも垣間見られたらなあ、という羨望の念を抱かずにはおられないわけです。
さて、今日は初めて図書館にも行ってみました。今まで一度も行ったことがなかったのですが、せっかく時間もあるし、雪でたいしてすることもないし、大いに暇つぶしをしようじゃないかということで行ってみました。
蔵書の数や内容は少し物足りませんが、それでも充分に楽しめます。更にはDVDなどの貸し出しもあり、映画も借りてみました。今後はもっと活用したいものです。
確定申告開始
今日は午前中から雪です。朝の気温は高かったのですが、日中にかけて気温が上がらず体感的には朝が一番暖かかったような感じです。
今日は午前中贅沢にも二度寝などさせてもらいまして、お昼から活動開始です。天気がこんな感じですから大掃除とはなりませんで、とりあえず確定申告の作業から始めることにしました。
1年分の伝票や領収書を整理して項目別にまとめていくのが主な作業ですが、けっこう手間のかかる作業です。申告書類の書き方にもだいぶ慣れてきましたので初めの頃のように時間は掛かりませんが、それでも半日では終わりません。
明日も雪の予報なのでもう一日のんびりと事務仕事を続けます。落ち着いてやらないと不備があっては困りますからね。
自由の身
今日でスキー場を辞めました。明日から自由の身です。
予想していたとはいえ、この連休中はものすごくお客さんが多く、かなり疲れました。だから辞めたというわけではありませんよ。
元々春からの百姓準備など、本業の都合もあり20日には辞めるとは言ってあったのですが、急遽1週間早まりました。
事の発端はくだらないこと。毎日毎日休み無しで働いておりますと、従業員は徐々におかしくなってきます。あちらこちらで他従業員の悪口が噴出し始めるわけです。「誹謗・中傷」などという立派な漢字を使うレベルではありませんので、子供並に「悪口」で充分です。
そのいざこざが忙しさのピークとぶつかったのか、今日になって大モメ。自分の好きなようにならないから「明日から来ない」とか言って駄々をこねる者が出て来る始末。所謂「おじいちゃん」と呼ばれるような世代ですよ。
で、「話し合おう」などと愚にもつかない我儘のぶつけ合いが始まるわけですから、もーどーでもいいです。挙句の果てが「辞める」とか「辞めない」とかの話にすり替わっていく。
以前も書きましたが、私は元々スキー場に行く気はサラサラなかったのですが、お世話になったおばちゃんや友達が人手不足で困っているので手助けのつもりで勤めていた程度の話。
更にはどうせあと1週間もすれば下山する予定だったわけですし、「辞めてやる」を自分の我儘を通すための脅し文句に使うようなクズに付き合う義理もないのでこれ幸いとこの流れに便乗して今日でやめることにしたわけです。
さて、1週間余分に時間が持てることになったので当初の予定よりも落ち着いて春の準備や正月から手付かずだったことに着手できることになりました。
身の回りの空気や気配も少しずつ春めいてきた感があります。私の気分も徐々に春モードになりつつあります。
もう充分
ここ数週間快晴というものを見た記憶がありません。これはスキー場にずっといるからというわけではなく、家にいても同じようなものです。この先一週間の天気予報も雪マーク満載です。もうそろそろ雪はいいですよ。
節分を越えてからの雪はといいますと、朝:根雪部分はカリカリ、新たに積もった部分はサラサラ、夕方:全てズブズブ。特に夕方の雪には苦労します。雪の深さはそれほどでもなく、長靴で充分対応できるのですが、足をとられて歩きにくいこと。車に至っては家に帰る最後の坂を登るのにかなりてこずります。
水気の多い重たい雪というのは雪かきをするのにも非常に疲れますし、苦労させられることばかりですが、これも春を迎える直前には避けて通る事のできない試練のようなものですね。
冬になるとこれほど雪と曇天に閉ざされる環境の中ではただひたすらじっと耐えて春を待ち焦がれるというのが最も自然に即した生き方なんだなとつくづく感じさせられます。だからこそ雪が降るまでの冬支度にも精を出すわけですし、春へ向けての鋭気も養われるわけです。
年中同じように動こうと思うから無理が出るわけですし、要らぬことも沢山しなければならない。全ては人間の傲慢な欲から発するわけですが、この構図、現代の農業形態から社会構造に至るまであらゆる局面に通ずるものを感じます。
ここに来た当初はこうした過酷な状況をいかに克服するかということに誤った知恵を働かせることが進歩だと考えて過ごしておりましたが、最近になってようやくいかに順応できるかという道を模索できるようになって来ました。
雪に対しても「嬉しい」→「嫌い」→「当たり前」と受け止め方も変化してきているようです。冒頭のように「もういらない」と感じるのは私がスキー場なんかに勤めに行っているからそう思うんですね。
もっと雪深い地域の人たちからすれば「なんだ、その程度」と笑われそうですが、元々雪の少ない土地で育ったものですからこれでも大目に見てくださいね。
春の雪
今日は一日雪が降りました。気温は高め、水気の多い重たい雪ですが、30センチ以上は積もったでしょうか。
立春を迎え雪の降り方も少し春めいてきたのでしょうか。今週はずっと雪の予報となっておりまして、そろそろ雪も最後のあがきに入ってきたのでしょうか。旧暦で見ると年明けは今月7日。今年は年内に春が来るという暦になっておりますので、ひょっとしたら来週あたりから暖かくなってくるのかもしれません。
雪が降りますとスキー場ではリフトの腰掛部分に積もった雪を拭くというサービスをしておりますので仕事は増えますが、何もすることがなく一日ボーッとしているよりは私の性には合います。
今日のような雪温の高い雪は腰掛に凍りつくこともなくきれいに拭き取れるのでこれまた気持ちがよいものです。寒いときのこの作業はきれいに取れないのであまり面白くないのですが。
さて、明日は一月ぶりのお米の配達日。久々に雪のない景色を堪能してきましょうか。
活力鍋
ついに買ってしまいました。朝日軽金属工業の「活力鍋」。圧力鍋です。
玄米を美味しく食べたいという欲望から手を出してしまった次第です。今までは実家にあった圧力鍋を使っていたのですが、借り物ではありますし、圧力鍋はほぼ一生ものになるわけですからいいものを買おうという結論に達したわけです。
と言いましても同サイズの他メーカーのものと比べるとお安くなってます。にもかかわらず圧力は世界最高気圧の2,44気圧。構造もステンレスとアルミの5層構造になっておりまして熱伝導率も抜群です。
早速玄米を炊いてみました。先日初めて炊いてみて火加減と加圧時間を検討。本日2度目の炊飯でした。1回目のときも上々の炊き上がりだったのですが、塩を入れ忘れたことと、軽く焦げが入ったこととがあり、加圧時間を変えてみたわけです。
今日の結果としては前回よりも美味しく炊き上がりました。圧がかかってから中火強で5分、弱火で15分という短時間でふっくらもっちりです。
フラッシュをたくと写りがよくなかったのでフラッシュ無しで写真を撮ってみました。お米の美味しさがうまく伝わりますかどうか・・・
今までの圧力鍋では中火強で15分、弱火で35分、それでも鍋底は少し焦げるという炊き上がり方でしたから格段の差があります。しかも炊き上がりは活力鍋のほうが断然上です。
それなりの圧力鍋でも充分美味しく玄米を炊くことはできますが、やはりこれだけの差を見せ付けられると圧力の差を感じずにはいられません。
私は決して朝日軽金属工業の回し者ではありませんが、新しく圧力鍋を買おうかと思っている人がおられるのであれば、この「活力鍋」はお奨めです。
また、今もっている圧力鍋で玄米を美味しく炊きたいという方はお教えしますよ。私も安物の鍋からそれなりの鍋までいろいろと試してきましたから多少のことはアドバイスできると思います。
何はともあれご飯が美味いとそれだけで幸せな気持ちになるというのは嘘ではありませんね。
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嘘の構図
相変わらず雪山にこもっておりまして、世の中のことがさっぱりです。元々たいした興味も持っていないのですし、テレビがなくなってからというものラジオニュースだけで十分だということも分かってきましたが、毎日スキー場に行っておりますとそのラジオニュースも満足に聞けておりませんのでいつも以上に世相に疎くなっておりました。
で、今日久々にニュースを聞きますとまたまた中国産の食品問題が話題に上っておりました。相変わらず事の本質には目が向かない人種が大多数を占めているようです。
最近私ソバを食べるときに七味唐辛子を振りかけております。年末に京都へ行った折に買ってきたものですが、せっかくのものなので風味の落ちないうちにと思いソバや豚汁にせっせと振りかけているわけです。
ふと「七味」って7つの薬味が入っているんだけど何が入っているんだっけ、と思い裏面などよく読んでおりましたら面白い記述を見つけました。
注意書きの一番最後に小さい字で「添加物等は一切使用しておりません」と書かれております。
当然といえば当然ですが、私思いました。
そういえば「無添加」という表記をデカデカと前面に押し出している商品に限って思いっきり添加物が入っているんだよねえ・・・って。
これは決して「偽装」ではなく「無添加」の前後にものすごく小さい字で「保存料」とか「着色料」とか「化学調味料」などといった限定事項がちゃんと書かれているわけです。
「化学調味料」に関してはかなり疑わしいところがあるのですが、一応法的には抵触していないようですのでこれは認可している省庁の問題です。これはどーでもいいのですが。
嘘をつく人間というのは自分の嘘を見抜かれないように受け取る側の注意をうまい具合に余所に逸らすものです。
本来「食べ物」という範疇の中に「添加物」的なものは一切入っていては不自然なのですから、わざわざ「無添加」という文句を売り言葉に使うこと自体が疑惑の対象になるわけでして、自然なものをごく当たり前に生産しているものはそれを売り文句にすること自体に違和感を感じなければ贋物であります。
「食」というものを「農」と「命」から切り離し「商品」としてしか捕らえる事のできなくなった「文明人」はいつまでたっても「国産」とか「中国産」などといった表象だけで踊らされ続けるのかなあ・・・
リフト係
今週の雪は量は少ないもののなかなか融けずに頑張ってくれております。おかげで毎日スキー場です。私個人としてはあまり喜ばしいわけでもありませんが・・・
さて、今日は土曜日。ということでいつもより客数も増えます。子供連れも増えます。それと比例してリフトに上手に乗れない人も増えます。
私達リフト係の本分はお客さんを安全にリフトに乗せて運ぶこと。当然そのためには守ってもらわなければならないルールもありますし、乗り方のよく分かっていない人には指導もします。
特に私達が注意するのは小さい子供連れ。そしてもう一点が、乗るときに前のリフト(安全バー)を持つお客きゃくです。
前者においては親の責任ではありますが、乗り損ねたり子供がリフトから落ちたりするとリフトを止めることになります。週末などお客きゃくの多いときには皆列を成して並んで待っているわけですから、リフトを止めると当然他のお客さんに迷惑をかけることになります。
後者については前のお客さんの安全確保になります。安全バーは可動式ですから後ろの人が触るとその反動で倒れます。すると今まさにリフトに座ろうとしている前のお客さんの頭にその安全バーが当たるという仕組みです。このバーも鉄製ですから頭に直撃するとかなりの痛さです。
今日の朝一の出来事。この後者の危険行為をするお客さんがやはり数名おります。当然私達はそれを注意するわけです。その中の一人。中学生くらいの子供を連れたいい歳のおじさんです。私達に注意されると不服そうな顔をしてこちらをにらみ続け黙って乗っていきました。
あぁ・・・情けない・・・若いお兄ちゃん達でも、小学生の子供達でも注意されると「やってはいけないことだ」と即時に理解して「ごめんなさい」の一言は言うぞ。
こんなつまらない大人たちが今の日本をダメにしているのだという典型です。結局そのおじさんはそれ以降私達のいる第2リフトには全く姿を見せず、第1リフトだけを使っておりました。これまた情けない・・・
リフトには事故が起きる要因は構造上いくらでもあります。だからこそ決められた乗降のルールがあり、そしてそれを皆が守ることでスキー場に来ている人たちがみんな安全に楽しく遊べるのだという基本的な公共心が欠落している人間の顛末です。
皆さん、スキー場は不特定多数の人が遊ぶ場所です。しかも事故が起こる可能性は際限なく潜んでいる場所でもあります。周囲への気配りを忘れず楽しく遊んでくださいね。
今年の私
久々の雪です。本当は明日まで実家でダラダラ過ごす予定だったのですが、思わぬ雪でスキー場が再開ということになり、予定を切り上げて今日帰ってきました。
現在で積雪は10cmくらいでしょうか。まだ降り続いておりますので明日までにもう少し積もるでしょう。気温は高め、重たい雪です。
さて、考えてみると今年の私は計画が裏目裏目に出る星の巡りになっているようです。今回の帰省は典型的なパターンです。暇つぶしに借りてきた映画DVDも行動日程の変更によって中途半端なレンタル期間。しかも借りた以上は来週返しに行かなくてはいけませんが、これも広島に出るタイミングとうまくかみ合わなくなりそうな感じになっております。
温水器も留守にするということで切って出ていたため、今夜は風呂にも入れませんし、そもそもお湯というものは使えない状態。余裕をかましていたソバ打ちもこの様子ではいつのことになるのやら・・・
などなど具体的な事例は枚挙に暇がありませんが、こういうことが最近けっこう続いているようです。以前の私ですと、この状態になりますとかなりイライラしていた気がしますが、幸い今年の私は一味違うようです。
歳のせいか、はたまたこういう事態にも免疫がついてきたのか、かなり諦めやすいというか、気にしなくなったというか、とにかく今のところ穏やかに過ごせております。
明日からまたスキー場に缶詰になります。まあ日中だけなので少しずつ夜の時間も有効に使えるように進化していきましょうか。
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留守にします・・・たぶん
今日一日をかけてようやく残りのソバを挽き終わりました。本日の成果約3kg。先日の分と合わせて約4,3kgといったところでしょうか。これであとは「打つ」のみとなりましたが、このへんで少し家を空けます。
今日はけっこう冷え込んできておりますが、雪はちらつく程度しか降りませんのでこの様子では近々にスキー場が再開になることはないと判断しまして少し実家にて「正月」をしてみようかという気になりました。
取り急ぎこちらで片付けておくこともある程度目処がついたということもありまして、心置きなく家を空けることができる状態となりました。あとやっておきたいことというのは「作業」というよりはむしろ頭の整理に関することでして、現状としては少々煮詰まり気味。気分転換も必要というわけです。
ということで明日から3~4日家を空けることになると思いますのであしからず。
蕎麦粉
今朝は久々に冷え込みました。と言っても気温はよく見ていないのですが、おそらく-6~7℃くらいではないかと勝手に思っております。
さて、今日は昨日の続きで台所の掃除からです。コンロ、換気扇という油関係の強敵をなんとか午前中に片付け、そこで力尽きたので今日のお掃除はここまで。
午後からはソバの実を粉にしておりました。そばの種を分けてもらった人から製粉機を借りていたのでその力を借りてやります。機械でやるんだからわけないさ、と思われるかもしれませんが、めちゃくちゃ時間はかかります。
製粉機で粉になったものをまずは目の粗い篩にかけ殻などの大きなゴミをとります。次に今度は目の細かい篩にかけてようやく完成。たったこれだけの作業かと思われるかもしれませんが、製粉機も小さい家庭用のものですから作業速度はそれなりです。
今日は午後から2時間余りかけてようやく1,4キロ弱の蕎麦粉を手にすることができました。ソバの実自体はまだ半分以上手付かずで残っております。
これを石臼で挽いていたら・・・作業中に考えていたのですが、間違いなく3倍以上の時間がかかるだろうというのが私の見解。
現代はスーパーに行けばソバなんて安くいくらでも手に入ります。でもこうしてソバを育てるところから、粉にし、それを打ってようやくソバになると思うと、逆になんでそんなに安く大量にソバが存在しているのかが不思議に思えて仕方ありません。
誰か一人が楽をするということはその裏で大勢の他人が犠牲にされているということです。自分ひとりの生命を維持するためには「食べる」という行為を通じて当然多くの他の生命を犠牲にしているわけですが、それだけでは飽き足らず「楽をする」というだけのために、より多くの生命(それもこの場合は得てして対象が人間であることが多いと思われますが)を犠牲にしていると思うと、まだまだ襟を正すべき点が多い自分であることに気付かされます。
自分で食べるものを一から自分で作るという行為には、現代の大量消費・利便性追求を正義とする世の中において、その残虐性と罪の意識に気付かせてもらえるという点で恵まれた生き方をさせてもらっていると感謝する次第です。
今日はまだ「ソバ」にはなりませんでしたが、近々に友達を呼んでソバをいただける喜びを共にしたいと思います。自然の恵は独り占めしてもありがたくないですからね。
大掃除開始
昨日は地域の「とんど」でして、昼からずっと呑んでました。結局帰って来たのは夜9時を回ってから。あ、途中でさくらの散歩にはちゃんと帰ってきておりますよ。
さて、正月の地域行事もこれでひと段落しまして、今日から本格的に家周りのことに手をつけ始めました。年末から延期延期でここまで来ておりました「大掃除」なるものも少しはやらねば特に台所周辺は悲惨な状態です。
ということで今日は台所を片付け始めました。我ながらよくここまで汚くしていたものだと感心してしまいます。今日はゴミを片付け、掃き掃除、拭き掃除まで。コンロ周りなどの油関係は明日以降に持越しです。
今日は久々に快晴でして気持ちよく掃除ができました。布団も干してしまいたいくらいの日差しだったのですが、境内にはまだかなりの雪が残っておりますし、日差しのわりには気温はそこまで上がっておりませんでしたのでこれは断念。
私のことですので、例によって動き出しは鈍く、午前中はコタツで本を読んでゴロゴロ過ごす時間の方が多かったです。こんな怠惰も含め正月らしい一日でした。
1日目
今日はスキー場から解放されて1日目。なのに・・・
昨夜は夜中過ぎから明け方にかけて吐き気に苦しんでおりました。昨日食べたものにも思い当たるところはあるのですが、加えて疲労もあったんでしょうね。明け方5時ごろにようやく吐き気から解放されました。
こんな状態でしたので今日の朝は少しゆっくりめ。とりあえず今日は部落の仕事から片付けました。役場に提出する書類を作成。これがけっこう手間のかかるものでして、やはり半日はかかりました。あとは友達のPCとプリンタの設定を手伝って今日はおしまいです。
たったこれだけですが、まずは一つ片付きました。明日は地域の「とんど」。正月らしいことを何もできてないうちにもう鏡開きになってしまいました。といいましても正月らしくないのは私の都合でして、年中行事の一つですから存分に楽しんでこようと思います。
解放
今日は予報どおり昼から雨。スキー場の来客といえば・・・予約の入っていたシニアの団体13名+2名。
雨が降り始めてからは皆さんお帰りで(当然ですが)14時の段階で営業終了。明日も10名ばかりの予約が入っていたようですが、雨は降る、雪はない、ですから営業は一旦中止になりました。これにて私も解放!ようやく家のことに着手できます。
とりあえず今日は帰ってから餅つきの片づけをようやくしました。たまっていた洗濯物の片付けと部屋の簡単な掃除。とりあえず今日はこのくらいにして明日からゆっくりと他のことにも手をつけていきます。
しばらくは天気が悪いので掃除などはやりにくいと思いますが、できるところから少しずつでも片付けていきたいですね。イヤー、昼間に時間が持てるってのはいいもんです。まだ何も片付いていないうちから気分は軽くなります。
ようやく正月気分に突入できます。
とける、とける
暖かい日が続きます。私は相変わらずスキー場バイトが続いております。ということでネタは必然的にスキー場のことしかありません。
先日の予想通り雪はすっかり消えかかっております。ですがスキー場は営業を続けております。上の方のゲレンデはなんとか滑ることができる状態。積雪量は10センチくらいでしょうか。
本日の来客数17名。従業員の方が多かった・・・こんな状態でも営業を続けるとは私達に無償で小遣いをくれているようなものです。ほんとよくやります。
明日から雨の予報。それでも営業は続けるようでして、また明日もスキー場に行ってきます。ほんと、こんなんでいいのかねえ・・・
寒曳スキー情報
元旦から営業を開始したスキー場で未だにバイトは続いております。2日からは好天が続くのですが、雪はけっこう融け残っております。
今日夕方の段階で、下のコースはかなり雪がはげてきております。上のコースも一部雪がはげているところがありまして、あと何日持つか秒読み段階に入ってきた感じ。
こんな状態ですが、スキー場としては客に来てもらいたい一心で相変わらず積雪量もゲレンデ状態もいいように見積もってゲレンデ情報を流しております。余所のスキー場がどうなっているのかは分かりませんが、こういう実情を見ているとどこの情報も信用できなくなってきますね。
今日から学校も新学期スタート、会社なども仕事始めが多いということで客数はグッと減りました。今年は中腹にある第2リフト乗り場におりますが、こうなってきますと暇で暇でしょうがありません。こんな状態を内輪では「寒曳らしい」と言っておりますが・・・
明日は米の配達があるのでスキー場は休みます。今週末の天気が雨になるか雪になるかで私の正月がやってくるか否かが決定しそうな感じになってきました。あと3日もすれば雪はほぼなくなるとは思うのですが、今までのパターンから考えると連休までは無理やりにでも営業を続けそうな気がするのです。
中山間補助事業の提出書類作成、家の片付け、ソバ打ち、確定申告、今年度の百姓計画などなどやっておきたいこと山積ですが、今は致し方がありません。ほんと、「子供時代の夏休み」と同じでこの1月2月ってあっという間に過ぎてしまうんですよねえ。
新年
あけましておめでとうございます。
ドタバタのうちに気がつけば2008年になっておりました。年末に降り出した雪はしっかり積もってくれまして、元旦の時点で60cmくらいにはなったでしょうか。ということで元旦からスキー場でバイトです・・・
昨日は高校時代の友人たちと呑み会でして、今日のバイトは休み。こういう同窓生との集いが多くなる正月にバイトはきついです。思いのほか雪が多かったのでしばらくは融け残りそうでして、スキー場も少しは続きそうです。といいましても昨日からは融けるばかりですし、週明けからは晴天が続きそうなのでいつまでもつかは分かりませんが。
年賀状も昨日無理やり出しました。余りにも書く時間がなかったので今年はついに両面印刷(今までは宛名だけは手書きでした)。コメントもほとんど書くことができず非常に情けない年賀状を送ってしまいました。本当に申し訳ない限りです。
こんな調子ですから当然のことながら家の中はとても正月とは思えない惨状。スキー場がなくなるまでは仕方ないと諦めてしばらくはその日暮らしです。ということで「一年の計は・・・」というような余裕もなく、こうしたことはあらためて時間のあるときに動き出そうと思っております。やはり落ち着きなく物事を進めてもいい結果は生まれませんからね。
とりあえず今日は新年のご挨拶まで、ということにしてまた今年のテーマなどゆっくり考えていきたいと思っております。ちなみに最近また写真が登場しないのは例によって寒さのためデジカメがボイコットをしているから。当分写真もきびしそうです。
大晦日なのに・・・
今日も雪です。だいぶ積もりました。家周りで30~40cmくらい、吹き溜まりで50~60cmといったところでしょうか。そんなことで明日からスキー場です・・・
今年も今日で終わり。なのに私は何も年越しの準備らしいことが出来ておりません。とりあえず頂き物のソバがあるので、年越しソバくらいは食べますがそのくらいかな。年賀状もまだ書いてませんので、これからです・・・いつも年賀状をいただいている方、ごめんなさい。今年も遅くなります。
さて、今日は夜半から恒例の鐘つきです。昼間に参道をあけるべく雪かきをしましたが、そのあとも雪は降り続いておりますのでまた積もってます。まあ一度道をあけているのでそれなりに歩くところはわかる状態です。
あけて明日は朝からスキー場。こうなってはもう正月はどこへやら。仕方ないので諦めて旧正月を目指すことにします。この雪もそう長くは残らないでしょうから年明けには少し時間もできると期待しましょう。
では今年も一年本ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年も気分に任せてではありますが、それなりにマメに更新していこうと思っておりますので、宜しくお願いします。
餅つき
今日は餅つきの日。でも朝から大雪・・・ということで参加人数が激減。さすがに街から来るのにこの雪ではかなり難があったようです。
本来の予定人数は大人13人、子供2人。蓋を開けてみると大人7人。約半数になりました。人数が減っても準備したもち米の量は変わりませんので、みんなで頑張ってつきました。開始時間が遅かったこともあったのですが、何とかかんとか日暮れまでには予定していた全てをつき終えました。
一日中雪は降っておりますし、風も強いという最悪のコンディションの中、皆さんよく頑張ってくれました。屋根を準備していたので多少はましだったのですが、これだけ風が吹くと横からいくらでも雪は入ってきます。みんな「寒い、寒い」といいながらも餅で手を温めながら、餅をついて体を温めながら、用意したおでんやつきたてのあんこ餅を食べながら、とかなりハードな餅つきをこなしていきました。
小さいころからずっと餅つきをしておりますが、これほど過酷な餅つきは初めてでした。正確な数は分からなくなりましたが、20臼以上はつきました。参加人数が減った中、男の数が多かったので「つく」ということに関しては非常に助かりました。
こういう餅つきを経験しますと、やはり昔ながらの広い土間が欲しくなります。そもそもこんな雪国では年末には間違いなく雪が降っているわけですから、家の中(土間)で餅つきをするのが当然の策ではあります。こういう会場の違いだけでもかなり楽しくスムーズに餅つきができるものです。
何はともあれ、今日お手伝いいただいたかたには重ね重ね感謝いたします。来年に向けてもう少し対策を練りましょう。
米とぎ
暖かい日です。雨です。
今日は30日の餅つきに備えてもち米をといでおりましたが、暖かかったおかげでかなり楽にできました。さすがに50kgくらいをとぐのでかなりの手間隙はかかりますが、寒くないだけましです。
水は地下水なので年中水温一定。この時期になると暖かく感じます。これも米とぎが助かる理由の一つ。上水のように外気温と同じように冷たくなってくれるんじゃ、長時間手をつけておくなんてつらすぎますからね。
今日はこれから消防団の年末夜警。日が替わって2時くらいまでのお勤めとなります。例年ですとこの時期には雪。ものすごく寒くなってくるはずなのですが、今年は雨。雨降りの中を夜回りするのは邪魔くさいですが、これも寒くないだけましですね。
どうも私は不器用な人間のようでして、同時に二つ以上のことを考え出すと頭がショートしてしまうようです。ということで今は餅つきのことだけ。その次の予定や年賀状のことなど他にもあれこれと進めなければならない事もあるのですが、二つ目を考え始めるともうダメです。
とりあえず思いついたことだけは書き留めておいて一つ片付いてから着手することにしてます。
よく考えてみると、私は傍目から見るとしんどそうに見える作業も、そのことだけ考えていればいいという状況のときは結構幸せです。例えば田植えでも田植えのことしか考えなくてもいいときはかなり快適ですが、田植えをしながら次の作業のことを考え始めると気が上ずってきます。
こんな感じですのでひと時にあれもこれもとなるのは嫌いですね。年末になると落ち着かないのはこんな性分も関わってるんですねえ。何かと用事が集中しますもんね。
最後の晴れ間
今日は今年最後の晴れ間になるらしい。明日から雨、そして30日には雪に変わるとか。これでしばらくお天道様を拝めなくなると思うと憂鬱になります。まあ、これがこのあたりの当たり前の冬の景色なのですが・・・
さて、この貴重な晴れ間を生かすべく畑に出てみました。実は今年はこんな時期になっても春用のキャベツとサニーレタスを定植しておりませんでして、苗の状態で放置プレイ。「もう今日しかない!」ということでせっせと植えました。
あとは大根を抜いて埋めなおしておきました。これは冬の間の食料。こうしておくと雪が降ってもそこから掘り出して食べられるというわけです。しかも抜かずにおくと成長を続け割れたり、スが入ったりするのですが、こうしておくと大丈夫なのです。
こんな作業は例年であれば一月は前に終わっているはずなのですが、今年はこんな気候だったもので年末になってもできてしまう。ほんと年の瀬って感じが出ません。
あとは餅つき、年賀状・・・あっ、ソバのこと忘れてた・・・大掃除は無理だな。
屋根
今日はいい天気でした。おかげで旅から帰った後片付けがはかどります。洗濯物は当然のことながら今日は久々に布団も干せました。
ということでついにコタツを出しました。今までも何度か出そうかとは思ったのですが、そこまで寒くないことと、コタツ布団を干せなかったこととによりずるずると今日まで来ておりました。
このいい天気もどうやら明日までのようです。更に悪いことには餅つきを予定しております30日からは雪になりそう。先週餅つき場所に屋根をかけられるように鋼管パイプで骨組みだけは作っておいたのですが、そのときは雪にまではならないだろうということでトタン屋根は張っておりませんでした。少雨ならブルーシートで充分かなとたかをくくっていたわけです。
ところが雪となるとそうもいきませんので急遽トタンを張りました。少々手狭にはなりますが、これで雪が降っても餅つきができます。
ただいま
本日無事我が家に帰ってきました。21日と今日は移動で費やしてますので、実質は22日~24日の3日間の滞在。滞在期間中は多くの人のおかげでこれ以上ないくらい充実しておりました。まずは感謝であります。
が、やはり疲れも相当のものでして、今日はゆっくり休ませてもらおうと思っております。そもそも出発前日まで夜のバイトをしていたりと、体調管理も万全ではなかったのが災いしていたのでしょうね。
もう一点は久々の京都ということでスケジュールを欲張りすぎましたね。もう少しゆっくりのんびりの方が私には向いているようです。だから所謂「パックツアー」的なものは私には無理だと改めて実感しておる次第です。
「百姓は土地にしがみついて生きるもの」とはよく言ったものでして、住み慣れた我が家に帰ってきたときの体の軽くなりようは、不思議なものです。頻繁に移動を繰り返せる人たちも多く居ますが、私がそうでないだけに妙に感心してしまいます。
非日常の空間や時間に身をおくことは刺激的ですし楽しくもありますが、それと同時に日常のありがたさを再確認できるという点も見逃せません。やはり私は「我が家が一番」の人間でした。
お知らせ
今日で夜のバイトが終わりました。今年は結局ずっと一日おきでしたので日数は少なめでしたが、その分少しは楽だったのかな・・・?余り楽な記憶はないような気がする・・・
これで生活リズムの崩れからは解放されるかと思いきや、気がつけばもう年の瀬が近付いております。ということで正月明けまではかなり乱れた生活が続きそうな予感。
さて、私21日から京都の友人のところを訪ねることになっておりまして、25日夜までは家を空ける予定です。周知の通り私は携帯を持っておりませんので、この間の連絡手段はありません。「どうしても」というかたは実家の方に連絡してもらえれば、もしかしたら連絡がつくかもしれません。
ということでこのブログもこの間お休みします。って、今までもさんざんサボっておきながら・・・
雨続き
今日は夜のバイトお休みです。どうもうまい具合に段取りが進んでいないようで今のところ一日おきになってます。体は休ませることができるので助かりますが、今年も稼ぎは期待できないかな。まあ、このくらいでも充分ですが。
さて、夜がないとなると自分の仕事も進めたいところですが、ここのところ雨続き。ハウスの中で多少のことはできますが、やはり外仕事ができないというのは調子が出ません。
まあ、これものんびりさせてもらえる時だと都合よく解釈しておきましょうか。
巡り合わせ
今日は突如夜のバイトが休みになりました。おかげで配達後に急いで戻るということもなく少し休めました。
今日は配達の道中で面白いくらいに信号に引っかかりました。朝家を出てから車の少ない田舎道も含め、いつもはスムーズに流れる箇所でもことごとく引っかかります。
雨降りということもあり車も多く、街に出てからは渋滞につかまることも多かったですね。
最近になってあれやこれやと気持ちが上ずっておりまして、こういうときにはこんなちょっとした信号待ちや渋滞でもイライラしがちになってしまいます。普段だとこんな風な心持になることもないのですが、やはり気が乱れている証拠でしょう。
イライラはイライラを呼びますし、陰気は陰気を呼びます。逆に穏やかな気は穏やかを呼びますし、こうした相互作用によって集団や社会の今の姿も出来上がっているのかもしれません。
気が乱れているときは何かと外に原因を求めたり人のせいにしたがるようになりますが、実は全て自分が招いていることなんですよね。信号のタイミング一つにしても、危ない運転をする車に出会うことにしても、みていて嫌気がさすような人の言動に出合うことにしても、気が充実しているときにはありえないことですし、仮にそういう場面に遭遇しても違った捉え方ができているんですね。
こんなときに自分の気を落ち着けて、腹の下にどっしりと落としこめるようになりたいものです。まだまだ修行が足りません。
恒例の
毎年恒例の立花バイトの時期になりました。今日から始まりまして、こんな時間に帰って来ております。
例年この時期は雪道を通っておりまして、それが結構大変だったのですが、今年は雪がまったくなく、今夜からは雨が降るくらい。車の運転はかなり楽ですが、やはりこの時間までのバイトはきつい・・・
特に明日は配達。この期間の配達日はかなり応えますね。まあ10日くらいの辛抱ですから気合と勢いで乗り切っております。
勤めていた頃はこんな時間も序の口だったんですけどねえ・・・百姓暮らしが板についてきますと夜遅いのは気分的にも変な感じです。やはり人間もお天道様とともに生きる機能が潜在的に備わっているもんだと、毎年この時期になると再確認させられます。
リフト
今日はスキー場のお仕事。リフトの取り付けでした。索道そのものは取り外したりはしないのですが、腰掛の部分は毎年シーズンが終わると取り外し、またシーズンが始まる前に取り付けます。
この作業は人が行いますのでどうしても人出がいります。ということで私も忙しい時期ではありますが、お手伝いに行くわけです。
1号リフトが78台、2号リフトが65台あります。なんとか今日一日で取り付け完了です。あとは多少の修正とそのほかの雑務がありますが、これは明日のこと。といいましても私は明日はいきませんが。
毎年スキー場の仕事に行って思うことは「船頭多くして船山登る」です。言葉自体は前々から知っておりましたが、これほど見事に現実のものとしている集団に出会い、初めて実感を持つことができました。
まあ、観察をしておりますとその原因を作っているのはごく少数なのですが、ここまで来ると腹立たしさも飛び越して笑えてきます。そういう人たちって年齢が増すごとに強烈になっていくんですよねえ・・・年々予想以上の活躍を見せてくれます。
なるほど、高齢者が雇用されにくいというのもこういうところが扱いにくいのかもしれませんね。
さて、リフトはつきましたが、雪はまだまだ降りそうにありません。今年は一体何日営業できるんでしょうねえ。
一酸化炭素中毒?
昨夜のことです。
昨日は日中雨でして、土間で種籾をはずしたり、小豆をしごうしたりしておりました。じっとしての作業ですので寒く、七輪に炭を起こして手をあぶりながらの作業でした。
夕方、炭が残っておりましたので、それを部屋の火鉢へ。夜になりますと更に冷え込んできますので、ストーブもつけました。
そこへいつものようにさくらがやってきまして、ストーブの前で伸びきって寝ております。1時間もした頃でしょうか、突然さくらがジタバタし始めまして、直後に大失禁。
小さいころにやった発作のようなひきつけ状態ではありませんでしたので、「もしや」と思いすぐにさくらを抱えて縁側へ連れて行き戸を開け放って置いておきました。
特にこれといった症状もなく少しボーっとした感じ。やはりこれって一酸化炭素中毒だったのかなあ・・・
すぐそばにいた私はなんともありませんし、もっと長時間火鉢に炭を入れていたことも多々ありましたが、こんなことは初めてでしたのでよく分かりませんが、とりあえず炭はすぐに外に出して部屋の換気をしてやりました。
幸いさくらは少し時間がたつとすっかり元通り。今日も快食快便でありました。これからは少し気をつけてやらないと。
堕落
かなり久々の更新となります。この間何をしていたかって・・・とくに・・・
ようはいつもの通り気分が乗らなかったというだけのことでして、それなりに生きて動いてはいたわけですが、まったくもって達成感のない日々を送っておりました。
それなりに寒さが増してきて活動が鈍っていたこと、雨の降る日が多く活動的とはいえない日が多かったこと、行事ごとなど他の用事で時間を取られることがあったこと・・・などなどそれらしい理由も見つかりはするのですが、よくよくこの間を総括してみますと結局は食生活の乱れが根底にありました。
寒い・天気が悪い=動きが鈍くなる
外に出る用事が増える=外食が増える
面白いものでして、食が乱れてくると知らず知らずのうちに邪食を欲する体になっていくようです。結果、ますます不摂生が繰り返されるようになり、家にいても堕落の一途をたどるようになっておりました。
幸い私の場合、邪食に順応するよりも先に体の方が音を上げますので、こうしてまた心を入れ替えることができておるわけですが、ほんと自分でも不思議なくらい体の重さ(体重ではなく感覚的なもの)や精神的な活力が変化するものです。
最近よく考えていたことなのですが、「食を正す」ということは何も長生きするためじゃないんだよなあ、と。寿命を延ばすためだけなら栄養分析と薬でも充分なわけです。
食べるものが体を作り、その体に見合った心が宿るわけですから、つまりは元気で幸せに生きるために食を考えるんだな、と。
まあ、どれだけ健康であってもいつ死ぬかなんて分からないわけですし、だからといって好きなように不摂生をするというのは自暴自棄ですし、そういう精神状態になるということは上記の私のような堕落のスパイラルにドップリ浸かりこんでいることでして、「元気」や「幸せ」とは縁のない状態。
人間ですからついつい易きに流れたりすることも多々ありますが、これも自分を見つめなおす機会を与えてもらったと思えば無駄にはなりませんね。開き直ってしまえば救いようがありませんが、本道がしっかりしていれば少々わき道に逸れてもまた戻ってこられるものです。
いつも自分の体を使った実験ばかりですが、ほんと「食」というものは面白いものです。そして人間の根底を左右するほどの「食」に携わるものとしてもいい加減なことはできないんだと思いを新たにさせてもらった1~2週間でした。
冬支度
里芋大好きのkenzoです。
ということで今日は里芋の種芋の冬越し準備です。サトイモは寒さに非常に弱く、特にここいらあたりのように寒い地域ではそのままでは冬を越せません。ということで穴を掘って埋めておくのですが、去年までは少しでも暖かいところをと思い広島にある実家の畑を使っておりました。が、これではいかぬ、と今年からは自分のところでやることに。
ちょうど今年ハウスを建てたので、その中で囲うことにしました。手順は以下のとおり。
まず40~50cmくらいの穴を掘ります。もう少し深いとよりよいのですが、地盤の関係もありこのくらいで断念。
次に種芋を入れます。冬越しさせる芋は茎についたままで逆さまにして埋めます。数年前ばらした芋を埋めて失敗しました・・・
スクモと土を層になるようにかけて芋を埋めていきます。去年までは藁でやっていたのですが、今年は藁があまり残っていなかったのでスクモで代用。ようは断熱材です。
これであとはうまく寒さから身を守ってくれ、元気に春を迎えてくれることを祈るばかり。ここで冬越しをするのは初めてなので少し心配ですが、ハウスの中でここまでやれば大丈夫でしょう・・・たぶん。
来年も美味しい里芋を食べさせておくれよ。
気象予報から見捨てられた町
昨日は広島で友人の結婚式に列席してきました。この歳になると周囲の友人達もあらかた結婚が済んでおりまして、久々の結婚式でした。久方ぶりの友人たちともいろいろと話ができ、楽しいひと時を過ごすことができました。あまりにも楽しすぎてかなり夜遅くまで飲み歩いてしまったのでさすがに今日はしんどかったですが・・・
さて、広島では昨日も今日も快晴。初冬とは思えないくらいの陽気でして同じ県内とは思えないくらい。天気予報では広島県北部もこの3連休は快晴。午後からこちらに帰ってきたわけですが、なぜか町内に入るとどんよりとした空が広がっております。
家について片付けなどをしておりますと夕方にかけて小さい雨まで降ってくる始末。ちなみに今も小さい雨が降ったり止んだりです。
天気予報を見てみてもずっと晴れマークです。今日も明日も。どこにも雨が降りそうな気配は感じられない口ぶりであります。
でも現実には雲が厚く垂れ込めているんですよねえ。これがこのあたりの冬であります。毎年冬の間はずっと灰色の世界の中で過ごしている記憶ばかりです。このあたりで生まれ育った人はこういうことにも慣れているのかも知れませんが、どうも私はまだこの点だけは体が馴染めておりません。
元々太陽電池で動いているような者ですから、やはりお天道様を拝めない日が続くというのは心に大きく影響してきます。要は活力が低下するわけでして、これではいかんと思うと余計に滅入ってしまいますね。
天気予報で「晴れ」だといわれると期待してしまう分余計に落胆してしまいそうなものですが、ここまで灰色の世界が続いてきますとその期待する気持ちさえも折られてしまいますね。
これってもしかして今年の雨不足を補ってくれているのかな?そう考えると致し方ないような気もしますが、残りの作業のことなどを考えるとやはり晴れて欲しいと思ってしまいます。勝手なものですね。
でもせめてもう少しは・・・
北風
冷たい北風と中途半端に降る冷たい雨が続きます。当然仕事にはなりません。
今朝は天気予報とは裏腹に快晴。大喜びで布団まで干してハデゴを片付けておりました。が、それもつかの間。11時前には空はどんどん雲が出てきて降り始めました。
あわてて布団を取り込みに戻り、そこからは仕事にはなりません。これも体を休めろということかな、と勝手な解釈のもと、近所で駄弁ったりしておりました。夕方少しだけトマトハウスの中を片付けたりはしましたが、その程度。
ということで今日は気分転換に先日天気がよかったときに撮ったソバの写真でも見てもらいましょうか。
先週末のまだ天気がよかったときのことですが、篩にかけて大きなゴミを取り除いたあと唐箕で細かいゴミを飛ばし、こんな感じに仕上がりました。
相変わらず正確な量は量っておりませんが、ござに広げて干してみますとこんな感じです↓
売るほどはありませんが、自分達で楽しむには充分すぎるくらい取れました。でもこれを食べられる状態にするまでの過程を考えるとやはりソバを口にできるってありがたいもんだと思いますねえ。
氷点下
週末は母の還暦の誕生日、そして祖父の三回忌と立て込んでおりました。なにやらバタバタでの還暦祝いや法事となり少々申し訳なかった気もするのですが、一応それなりに気持ちは伝わったようでその点に甘えております。
さて、昨日から急激に冷え込みまして、今朝はこの冬初の氷点下。といいましてもまだ車のフロントガラスが凍る程度でして、水溜りなどには氷は張っておりませんでした。この状態ではまだ「初氷」とはならないのかな。
心配しておりました雪も昨日チラッと降った程度らしく(私は広島にいたので聞いた話です)、今朝も山の上の方が少し白くなっていただけでした。ですがやはりそれなりの寒波が入ってきているようでして、日中は晴れていたのですが気温が上がりません。明日配達の野菜を準備しておりましても水が温かく感じられるくらい。「水が温かい」とは言いましてもそこはそれ、外気温との相対的な感覚でありまして、やはり水温が10℃くらいということには変わりがありませんので徐々に手はかじかんでいきますね。
山の色もようやく濃くなってきた感がありまして、こうしてみるとやはり今年はまだまだ暖かいのでしょう。落葉の仕方も遅い感じです。この調子だともう少しは雪も待ってくれるのではないかと勝手な期待をしております。実際問題、もう少し待ってくれないと仕事が片付かないんだよねえ・・・
さあ、もう少し忙しい(否、充実した)秋を満喫させてもらいましょうか。
大根干し
今日はようやくたくあん用に大根を干しました。たくあん漬けに挑戦し始めて早4年。成功はわずかに1回・・・
いつもこの「干す」という部分で失敗しておりました。大根は天気のいいときを狙って短期間で一気に干し上げないとうまくいかないようです。なのになぜかいつも私が大根を干すときは雲が多く、おまけに去年までの大根は大きすぎたということもありフニャッと干しあがっておりませんでした。
こうなると中はスカスカ、外は硬いままという最悪の状態でして、それでも無理やり漬けてみると水が上がらず失敗・・・というのがお決まりのパターンでした。
今年は大根を播く時期も少し遅めにしたので大きさ的にはちょうどよいくらいです。あとは天気なのですが、どうも晴れ続きとはいかないようです・・・今日なんて「快晴」の予報にもかかわらず雲の多い一日でして、もう諦めようかと思ったくらいです。
が、そこで私思いつきました。今年はハウスの中で干してみよう!と。ここなら日当たりもいいほうですし、少しの晴れ間も有効に使えるのではないかと。雨もかからない場所なのでハウス内は常によく乾いております。これなら・・・
今年は少数精鋭で一樽しか漬けないことにしました。ということで大根も30本しか使いません。「少数」とは言いましてもそれなりに手間のかかることではあります。
まず大根を抜いてきて洗います。その後写真のように邪魔になる葉の上半分くらいを切り落とし芯を止めます。芯を止めるとうまく干しあがると聞いたのでそれ以来はこうしてます。次に藁を用意しまして大根を2本ずつ縛っていき、それを干して写真のような状態になります。今日のペースで大体1時間半くらいの仕事でしょうか。
さあ、あとはお天道様頼み。うまく干しあがってくれることを祈りましょう。
冷たい雨
昨夜はあれから早速里芋を炊いてみました。美味かった・・・やはりこの季節になるとこういった土の中にできるものがいいですねえ。一緒に大根と金時人参も炊いてみましたが、これらを肴に酒もすすみます。
さて、今日は朝から冷たい北風。昼前から雨が降り始めましたが、冬の訪れを思わせるような冷たい雨でした。
今日は親戚の家にわらを持っていく約束をしていたのですが、こちらは午前中に積み込みを終え、軽トラにはシートをかけていたのでなんとか無事に届けることができました。実家のすぐそばの親戚だったのですが、そちらのほうはほとんど雨が降っていなかったのでこれもまた幸いしました。
朝から日中、そして夜とあまり気温が動かない一日でしたが、総じて冷え込みはまだ耐えられる範囲内です。今もまだストーブをつけずに我慢できるくらいですしね。でも雨が降っているのに暖かく感じられなくなったということは着実に冬になってきているわけでして、それなりにこちらも準備をしていかないと。
実りの秋
朝晩は霜が降りるくらい冷え込んでおりますが、日中はまだまだ「暑い」といってもいいくらいのいい天気が続いてくれております。
田んぼの藁の片付けもそこそこに畑の方がてんやわんやになってきております。今日はとりあえず里芋の収穫です。今年は秋にかけて雨が少なくかなり暑い日が続いておりましたので水を好む里芋にとってどう影響しているのか少々心配しておりました。
いざ掘ってみますと、結構いい出来です。場所によってムラはあるものの全体的に見て芋の太り具合、収量、ともに過去最高のできであります。
最近写真がなかったので、「今日こそは」と思っていたのですが、こんなときに限ってデジカメが充電切れです・・・バタバタしだすとカメラを持ち歩かなくなるのが悪いくせでして、やはり少し心に余裕がないとダメですね。
先日来、米、ソバ、里芋と秋の収穫作業が立て込んでおります。あとは小豆、黒豆が大仕事です。玉葱や葱も植えないといけませんし、春にむけて豆を播いたりもしたいところ。田んぼの片付けもまだ残っておりますし、いやはや何から手をつけよう・・・
皮肉なものでこういうときに日が短くなってくるんですねえ。秋がずれ込んでいるからもう少しのんびりやってよさそうにも思えるのですが、もしこれで冬が早くやってきたらお手上げですもんねえ。そう考えるとやはり気が急いてしまうわけです。
ソバの収穫
かなり日が短くなってきました。夕方5時半ごろには街灯が点き始めます。その頃からさくらの散歩に出発しますと帰ってくるまでにすっかりあたりは暗くなってしまいます。
日が短くなってきますとおのずと活動時間も短くなるわけでして、あれこれと為すべきことが重なってくるこの時期にとっては余計に慌しく感じられる今日この頃。
朝晩の気温はまだそれほど下がってはきませんが、空気の冷たさや肌で感じる気温は確実に冬に向かってきている気がします。気温以上に寒く感じるということですね。
さて、今日は午後から両親も助っ人に来てくれ、初めてのソバの収穫でした。稲こぎなどでずれ込んでおりまして、刈り時期は少し遅かったのかな、という感じではありましたが立派にソバの実がついておりました。「少し遅かった」というのは枯れていっている部分がありまして、刈る際に実がポロポロト落ちてしまったということです。
今年のソバはなんとも育ちすぎたのか、かなりの背丈になっておりまして、それが早くから倒れまくっておりましたので刈るのも一苦労。一方方向に倒れてくれるわけもなく、複雑に絡まって倒れておりますのでそれでまた実が落ちてしまいます。
とまあ、あれこれとやりにくいこともありましたが、とりあえず夕方までには何とか刈って脱穀までは片付けられました。脱穀は「足ふみ千歯」で行います。昔の足踏み式ミシンの要領で千歯の部分が回転する道具でして、そこで実をこいでいきます。
今日の作業はここまでで時間切れ。まだそばの実に葉や茎のクズが大量に混ざった状態ですので、このあと篩、唐箕を使ってソバの実だけを選別していきます。これと平行して乾燥もさせていきます。
初めてのソバ作りでして、どのくらいの収穫になるのかは全く予想がつきませんが、年越しソバくらいは楽しませてもらえるのではないかと期待しております。
ソバの栽培自体は全く手もかかりませんし、かなり楽にやらせてもらったのですが、これを口にできるようにするまでの道程は大変なものです。まあ、それを言ってしまえば何の食べ物でも同じことなんですがね。
新米
ようやくひと段落です。本日トースをひき終え、もち米もこぎ終わり、ただ米(うるち米)のほうは玄米となりました。周囲と比べると一月近く遅くなりましたが、ようやく新米を口にすることができました。
実際に玄米にしてみると、終了は予想よりやや少な目ではありましたが、なかなかいい米になっていると思っております。まあ、これも自分で手をかけた米ということでかなり贔屓目な評価ではあるかもしれませんが。
早速今夜は新米を炊いて食べてみました。現在玄米の美味しい炊き方を試行錯誤している最中でして、まだ完璧に炊き具合をつかんでおりませんが、今日はまずまずの炊き具合になったと思います。
で、食べてみての感想としてはやはり「うまい」という一言に尽きますね。今まで食べていた古米や古古米とはまた一味違った美味しさを感じております、。
ようやく始動
2日前に「稲こぎ開始」といいながらその日の日記の通り修理で終わっておりました。昨日は朝から雨が降ったりやんだりで結局何もできず。
今日こそは!と気合を入れて朝からコンバインの調子を試すべく向き合っておりましたが、やはりまだ完治しておらずかなり追い詰められておりました。
が、そのときようやく原因を突き止めました!そこから急ピッチで修理は進み、10時には本格的に稲こぎを始めることができました。天の助けか、お昼前に突如友人が訪ねてきてくれ、その助けも借りて作業は順調に進みました。やはり人手が増えると予定以上のペースではかどります。
その後、コンバインも大きくへそを曲げることもなく頑張ってくれておりますし、明日も引き続き助っ人アリなのでこのペースで行くと明日でウルチ米のほうはかたがつきそうです。あとは日曜日にもち米をこいで、ウルチ米のトースひきができればいよいよ玄米になります。
ここに来て少しバタバタ気味ですが、来週から天気が崩れるという予報なので何とかそれまでには、と思ってしまうわけです。
現段階では予想より少し収量は少なめの感じがしておりますが、それより何より早く新米の味見がしてみたいばかりです。楽しみだなあ・・・
稲こぎ
イヤー、しばらくサボっておりました・・・更新を。気がつくと一週間。相変わらずの気分屋であります。
さて、今日からいよいよ稲こぎ(脱穀)を始めました。今日は朝から快晴。絶好の稲こぎ日和であります。先週の雨もどこへやら、稲はいい具合に乾燥しきっております。乾きすぎではないかという心配もありますが、先週の雨や毎朝の露などで適度に水分を保持してくれていると信じております。・・・単に水分計の数値を見るのが怖いだけという見方もありますが。
さあ、やるぞ!と意気込んで取り掛かりました、ところが・・・
いきなりコンバインの不調であります。稲をこいでもこいでも・・・あれっ?何で籾が出てこないの?しかも籾袋に大量の藁クズが入ってきている・・・もしや・・・
急いで機械を止めて不具合の原因探しであります。あちらをばらし、こちらをばらし・・・ようやく辿り着いた怪しい一箇所。ここがまたかなり面倒なことになっております。
言葉では説明しにくいのですが、とにかく籾を送る螺旋が藁クズなどで完全に詰まっておりました。それを取り除くために大々的に部品を外して外して・・・途中心配してみに来てくれたお隣さんにも手伝ってもらいながら何とかかんとかつまりを取り除き復活!
と、ここまでで既に午後1時半過ぎ・・・まだ始まったばかりだぞ・・・今日はもう昼抜きでやるか、と勇んで再開。
すると今度はギアの連結部分のピンが折れた・・・これが午後2時半頃。またまた分解+修理。そして再開。直後に直したピンがまた折れる・・・もうだめだこりゃ・・・
農機屋で部品を買い足し修理を再開したのが午後3時半頃。この時点で今日の作業は諦めました。とにかく今日は機械を直して明日に備えることに専念しよう、と。
今日はちょうど午後4時半ごろに来客があったのでそれまでになんとか片付けておしまいです。
ほんと機械に頼るってのは怖いものであります。これだけ故障すると何にもできなくなりますもんねえ。と言って、手でできない量だから機械に頼っているわけでして、特に私のように中古機械をもらってくる人間は日ごろの整備と大事に使うということだけは心がけておかないといけませんね。
人の体も同じですが、年とともにあちこちガタが来るのは当然のことですからねえ。
明日は無事に動いてくれるかな・・・
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今日は配達の日。広島に出たついでに実家の近くの郵便局で振込みなどの用事も済ませることに。このパターンは配達の日に結構行っていたことであります。
振込票に必要事項を書き込み窓口へ。すると窓口のお姉さま、こちらには全く見向きもせずに自分の作業をひたすら続けております。で、ひと段落すると・・・
「番号札を取ってお待ちください」
私、「えっ、何それ?」
「そこにある札をお取りになってお待ちください」
なんか銀行みたいなことになってきたんだなあ・・・と雑誌を取って椅子に座る私。
なかなか呼ばれません。というよりも番号を呼ばれている人がおりません。椅子にて待つ人5~6名。窓口で応対を受けている人1名。窓口の開いている数3箇所。
待っている間に隣に座っていたおばさんの話。
「切手1枚買いに来ただけなのにこんなに待たされるんかねえ・・・今まではこんなことなかったんじゃけどねえ・・・」
私もこれまでに時々利用していた郵便局なので以前の状況も少しは知っておりますが、かなり手早く用事が済んでおりました。民営化されたからといって利用客が突然数倍に増えたわけでもなく、周辺住民の数も変わっていないはず。
あまりにもバカらしくなったので振込みは諦め局を出ました。出る際に私の取った番号札は新しく入ってきたおばさんに譲りました。でも番号は1番しか変わらなかったんですけどね。私が入ってから出るまでの時間10分弱。要するにそのくらいのペースでしか利用客は入ってきていなかったという忙しさなのです。
イヤー、民営化万歳!
霜降前に
週末から急に朝晩の冷え込みがきつくなりまして、本日霜が降りました。ちなみに今朝の気温は2℃くらい・・・
今年はいつまでも暑く、なかなか秋らしくならないとか、紅葉が遅いとか、いろいろ言われておりましたが、急に寒くなってきました。
といいましても日中はまだまだ気温が高く、今日はサツマイモを掘っていたのですが、汗ばむくらいの陽気。昨日でなんとかもち米も刈り終え(少し残しましたが)、今度は畑仕事がたまりまくっております。まだ今から米の脱穀、籾摺り作業も残っておりますのでこれと平行してということになりますが、不吉なことに今週雨が降るとの予報。
仕事の段取りに相当頭を悩ませております。
こんなときこそ心穏やかに一つ一つ丁寧な仕事を心がけねば。あれこれ要らぬことを考えながら仕事をしているから、今日みたいに鎌で手を切るんだよねえ。
「自然の流れに沿って生きると、秋は収束結実のとき」とは自然農法家の川口由一氏の言ではありますが、まだまだ自然の気を充分に取り込んだ生き方とはなっておりません。精進、精進・・・
耐え切れず
ついにストーブをつけてしまいました・・・「ついに」というか「急に」なんですけど。
今日は夕方から急速に冷え込んできまして、19時前の段階で8℃を下回ってきました。こりゃあ、今夜の冷え込み方はやばい。明日の朝はどこまで冷えるんだ。と、そう思うと益々寒く感じてしまいます。
例年であれば、この時期にこのくらいの寒さというのは当たり前だったようなきもしますが、今年はまだ稲刈りも最終段階(最後のもち米を刈っているところです)。日中はぽかぽかと暖かく、「朝晩が冷えてきたねえ」とは言いながらもその言葉の裏には「まだまだ本格的に寒くはならないね」という思いが見え隠れしておりました。
そんな状態でしたので、今日の急激な変化は少々面食らってしまいました。今日は風邪をひかないようにしっかり暖かくして寝ましょうか。
折り返し地点
13日から再開しました稲刈りですが、本日でようやく2枚目の田んぼが終わりました。たかだか1反の田んぼに実質3日近くもかかってしまいました。
昨日の午前中に寺掃除、今日の午前中に配達準備、と他のことに多少の時間を割くことはありましたが、これが稲刈りペースが進まなかった理由ではありません。
元凶はバインダー。この機械、稲を刈り取って紐で結束するまでをやってくれるという優れものでして、要らなくなった人からもらったものです。
今年は万全の態勢で!と意気込み、刈り歯や紐を切る部分の歯(とくにこちら)を研いだり油を差したりと充分な準備をして臨んだのですが、この2枚目の田んぼに入ってからというもの結束ミスが連発です。
1枚目の田んぼを刈っている時はかなり調子よく働いてくれていたのですが、一体この間に何があったのでしょう・・・
機械のやることですから、結束しなかった稲束は刈り取ったままの状態でその場にバサッ。最後にそれを括り直してから架けることになるのですが、これがものすごく時間がかかってしまいます。
機械のことですから100%は期待しておりませんが、さすがに1時間刈る間に50も60も結束ミスが出てくるとこれを片付けるだけで刈り時間の倍近くかかってしまってます。
実はこれ、手刈りをするよりも時間と手間がかかってしまうのです。上記のように刈った稲をバサッとやるものですから稲はバラバラ。それを揃えるのがものすごく手間になるのです。自分の手で刈るときは刈りながら揃えておりますのであとは括るだけ。括る作業自体はそれほど手間なことではないのです。
私が一人で手刈りをした場合、丸々3日張り付いてやれば1反くらいは終わります。バインダーを使うということでそれ以上の仕事速度を期待して臨むわけですが、それがこの体たらくでは少々面白くありませんね。
「まあ、機械なんてこんなもんさ」と諦めるしかありません。イライラしながら田畑に向かうなどは商人農家のやることでして、仮にも百姓を称するもののすることではありませんからね。
何より自分にとっても作物にとってもイライラは悪影響しか及ぼしません。えらそうに言ってみても、私自身今までは結構イライラしながら野良仕事をしていたことがありました。で、今年のテーマを「穏やかな心で野良仕事」と独りで決めてやってきたわけです。
秋までやってきて思いました。イライラして急いで仕事しても、穏やかにのんびりした気持ちで仕事しても結果は変わりません。否、むしろ穏やかに過ごしたほうが終わった後の気分が格段にいいのです。なんか楽に仕事ができたような、有意義に時間を過ごせたような、そんな充足感に満たされます。
そもそも百姓仕事って短期間だけで勝負するものでもなかったんですよね。5年(研修期間を入れると7年)もやってきてようやくそんな境地に立てるようになりました。
こんなペースで稲刈りをしておりますと、いつ終わるんだという気にもなりますが、遅々としてもやっただけは仕事は進みます。急がず、怠けず、日々コツコツ少しずつ、で着実に実りの秋を満喫したいものです。
再開準備完了
先日の雨に続き、昨日、今日とお隣さんにバインダーを貸していたので稲刈りは中断したままでした。
で、この間何をしていたかといいますと、田んぼの草取りです。「こんな時期に?」と思われるかもしれませんが、稲刈りをするのに明らかに邪魔になるほどの草が生えていたのです↓。
この草、8月まではなかったのです。今年は早くから田んぼを乾かしていた(単に水が来なかった)ので水草はほとんど生えてなかったのですが、最後になって陸草が大量に生えてきたという次第です。
草の多いところはもう放っておこうかとも思ったのですが、草を除いてみると結構米があるじゃあないですか・・・ということで草を取ることに。
ところがいざ草を取り始めてみるとこれがなかなか。はっきりとは数えておりませんが、延べ日数で一週間はかかったのではないかと思います。それもひどいところだけ取ったわけですから、完璧には取り去っておりません。↓
面白いもので草の生えていたところは稲も葉がまだ青々としておりました。ということでパッとみ草が生えていたときの写真とどのくらい変わったのかが分かりにくいかもしれませんが、ものすごっく変わってるんですよ。
バインダーもかえってきましたし、これで明日から心置きなく稲刈りを再開できます。なんとか来週いっぱいでは終わらせたいな。
体育の日の力
日本で始めてのオリンピック、東京オリンピックの開会式が行われた日が10月10日。それにちなんで「体育の日」が制定されました。
それまでの気象データから最も晴れる確立の高い日を選んで決めたという話を聞いたことがあります。
昨日までの天気予報では今日も明日も雨の予報でした。・・・が、蓋を開けてみると今日は見事なまでの晴れ。さすがは「体育の日」です。
思い返してみるとこの10月10日に雨が降った記憶は無いくらいに晴れている気がします。
「ハッピーマンデー」などという訳の分からぬ制度ができるまではこの日に運動会などが多く催されていました。晴れる確率が高いわけですからみんな楽しく行事を満喫できていたわけです。
古より定められていた祭事や祝事にはそれなりの理由があったわけですが、「サラリーマン大国=商人根性大国」である現在の日本には「そんなこと関係ねえっ!」よろしく暦もどこへやら。
おかげで運動会は雨が多く、挙句の果てには館内での運動会。運動会の醍醐味もどこへやら。あらゆることが形骸化している時代を見事に反映しております。
まさに「はい、おっぱっぴー!」であります。
こんなにいい天気なのですが、昨日までの雨がありましたので、今日は稲刈りとはなりませんでした。今のうちに稲刈りに邪魔になる草を取っておき、稲刈りの再開に備えるという一日でした。
稲刈り開始
いよいよ本日から稲刈りを始めました。毎年のことではありますが、このあたりでは一番おそいくらいの刈り初めです。
今年は特にいつまでも暑かったこともあり、なかなか熟れが進まず、加えて天候や準備、助っ人との兼ね合いなどを考えてこの時期となりました。
本日は快晴。朝はこの秋一番の冷え込みとなりまして、気温は10℃を少し切るくらい。日中はまさに「雲ひとつない」晴天で気持ちよく稲刈りができました。
今日は2名の助っ人とともに稲刈り開始です。相変わらずうちの稲刈りは「ハデ」にかけて干しますので一般的なコンバイン刈りよりも手間、時間ともにかかります。
初めに「ハデ」を組む場所の稲を刈りまして、写真のように「ハデ」を組み、刈った稲束を架けていきます。そして「ハデ」を一通り組み終わったらあとはひたすら刈って架ける。
ちなみに稲を刈って結束するまでは「バインダー」という機械がやってくれますので、私一人が刈ってあとの二人で稲束を運んで架けても刈るほうが圧倒的に速くなります。
今日は1反8畝の田んぼ。初めの準備で少し時間を取ったこともあり、半分くらいまでしか終わっておりませんが、こうして刈り取った稲が「ハデ」にかかっている姿を見るのは壮観であります。
悲しいことに台風の影響で明日夜からしばらく雨が続く予報。明日中になんとかこの一枚が終わるかどうか。明日は助っ人一人になりますので微妙なところですが、まあできたところまでです。
稲刈り開始早々から中休みとなりそうですが、天候のことは如何ともし難く、そちらに合わせて動くしか仕様がありません。なんとか月末までには玄米にできるといいのですが、これまた天候次第なのできわどいところとなりそうです。
ちなみに今年の米の出来、去年よりはよさそうです。どのくらいの量と質になるかは結果を見てみないと分かりませんが、今年は暑い日が続きすぎたので質のほうがどうなっているか少々心配でもあります。
とはいうものの年によって作柄が変わるのも自然の流れですのでできたものをありがたくいただくという姿勢こそが美味しくお米をいただく一番の心構えなのかもしれません。
あとは台風の影響が少ないことを祈るばかり・・・明日も稲刈り頑張ります!
冷たい雨
今日は朝から冷たい雨がシトシト。日中でも気温は20℃を超えることがなく、この秋初めて「寒い」と感じた一日でした。
雨は午前中でほぼやんだのですが、田畑は濡れております。くわえて膝の調子も思わしくないので、今日は一日ダラダラさせてもらいました。
8月来テレビのない生活を続けておりまして、ラジオばかりを聴いておりますとラジオもなかなか面白いものです。テレビのように映像がないので言葉と想像力のみの世界。当然言葉にも敏感になるわけです。そこで気付いたこと。
「キャッシング」という言葉がラジオ内のコマーシャルに出てきます。よくよく思い出してみるとテレビでも当然のように使われておりまして、むしろテレビのほうがこの手のコマーシャルは多かったような気がします。
でも・・・「キャッシング」って要するに「借金」じゃん!
近年何の疑問ももたれることなく乱用されているこの言葉。「キャッシング」というところを全部「借金」に置き換えて使われていたらこれだけ借金する人も増えていなかったかもしれませんね。
言葉の響きって面白いものです。特に日本人は舶来品に弱いようでして、「借金」という悪いイメージの行動でさえ「キャッシング」といってしまうとなんだかオシャレー。
よくよく見渡してみるとこんな例は数え切れないほどありますね。
決定!
稲刈りの日程を決めました。来週10月3日(水)から始める予定です。参加者の人数にもよりますが、8日くらいまでには片付けたいと思っております。
ということで参加者を募集しております。既に参加を希望されている方には連絡をしておりますが、飛び入りでも大歓迎です。
但し、飛び入りのかたは服装(長袖長ズボン+帽子)だけは用意してきてください。長靴に関してはうちにある限りのものは貸しますが、数に限りがあります。泊まりも可能です。
写真奥の方は草だらけ・・・現在稲を刈りやすいように草を取っているところです。稲刈り開始までに片付くのかどうか怪しいところですが、頑張ります!
赤玉
今日のお昼に食べたソバ。その出汁をとった鰹節、どうやら傷んでいたようです。久々にひどくお腹を下しました。
昔は慢性的にお腹が弱く、胃腸薬や腹下しの薬には特にお世話になっておりましたが、最近では全く飲むこともなくなっておりました。もう3年くらいになるでしょうか。
風邪薬もよほどのときしか飲まなくなっておりますし、そんなこんなでうちには常備されている薬というものが年々乏しくなっておりました。
今日も始めは「昼寝のときに腹が冷えたかな」程度に思っておりましたが、あまりの頻度と痛さに原因を考え始めました。どうも上記の鰹しか思い当たりませんし、汁物で腸にくるというのも納得できます。
時は既に夕方、この状態でさくらの散歩に行けばとんでもないことに・・・薬箱を開いてみたのですが、そこにあったのは①ルル(風邪薬)②胃薬(なんかよく分からないやつ)③絆創膏④液体ムヒ・・・・以上・・・
こりゃあダメだ、ということでちょうどうちに大根の間引き菜を取りに来ることになっていたヒゲ兄さんに「赤玉」の腹薬を持ってきてもらいました。
時既に要らぬ物を出し切ったようで少し腹も落ち着きかけていたのですが、念のために赤玉を服用。効いたのか効いてないのかよく分かりませんが、とりあえず現在は落ち着いております。完治させるために夕食は抜きです(私だけ・・・さくらは食べました)。
でも腹下していたときから食欲だけはあるんだよねえ・・・秋だもんねえ・・・
「医者要らず、薬要らずになるには日々の食生活」とはいうものの傷んでるもの食ったらそりゃあダメだな。まあ、今回も早急に押さえ込もうと思わなければ薬を飲まなくてもよかったんだけど・・・「下痢だから」ってさくらには分からんもんなあ。
中秋の
今日は「中秋の名月」らしい。旧暦8月15日の月であります。私、今まで旧暦は月の満ち欠けに完全に対応しているものだと思っておりましたが、どうも少しずれはあるようでして、完全な満月は明後日27日(旧17日)だとか。
今日は頑張って月を撮ってみました。
私のデジカメではこれが限界です。いや、正確に言うと私の腕ではこれが限界・・・
ぱっと見たところ満月に見えますが、微妙に足りていないそうです。
今日はちょうど配達で広島に出た折に墓参りも済ませてきました。お彼岸ということで行ってきましたが、さすがに平日ですので墓所には誰もいませんでした。
実家で「おはぎ」をもらってかえりましたので、今夜はおはぎを食べました。久々のあんこおはぎです。もち米も小豆も去年うちでとれたものです。4つ食べるとさすがに多すぎました。初めは全部食べる気満々だったのですが、やはりあんこは腹が膨れますね。残りの一つは明日食べましょうか。さくらに盗み食いをされなければ・・・
34回目の
誕生日であります。ついに34歳になりました。だからといって今日から急に何かが変わるわけでもないのですが。
この歳になると「誕生日」と言われてもあまりピンと来なくなってきます。誰かに祝ってもらえるとそれはそれで嬉しいのでしょうが、何もなくとも特に寂しいとかいう気持ちになるわけでもなく、ごくごく平凡な一日です。
でも誕生日を契機に自分を振り返るというのもいいかなと思ったりします。毎年毎年着実に歳は重ねているわけですし、それだけの日々をあれこれ考えながら、また経験を重ねながら生きているわけですし、当然それに見合った成長を続けているのかどうか、自分自身を見直すいい機会にもなるかな、と。
実習
19日から今日まで2泊3日で大学の実習をうちでやっておりました。今日の午後で終わり一息ついたところです。
実習の主題は「食と環境」「集団生活での規律」ということで、学生達は毎食自分達で食事を考えて作り、みんなで食べます。当然玄米菜食が基本です。
活動のメインは寒曳山登山。2日目に登りました。登山とは言いましても、うちの裏から登るコースで、全く整備などされていない山道です。山の荒廃もあいまって倒木あり、草や笹の群生ありという一般的な「登山」から見るとまさに道なき道を登る体のものです。
他には寺の掃除や草むしりなど、そして毎晩「講話」とそれを受けてのレポート。盛りだくさんの3日間でした。
とりあえず山頂でむすびを食べているところの写真だけ撮りました。もっとたくさん写真があればよかったのですが、大学側で撮っている記録写真に甘えて私は全くシャッターを切ることをしてませんでした・・・
学生は1年生。二十歳前くらいの子達です。いきなり田舎の寺に連れてこられ、今までやったことないようなこと、考えたこともなかったようなことの連続だったと思います。
ことあるごとに私から檄を飛ばされ、説教もされ、大変な3日間だったと思いますが、みんなよく頑張ったと思います。現代の日常では気に留めることもなく通り過ぎていくようなことや全く意識の外に置かれていたようなことばかりを突きつけられ、戸惑いのほうが大きかったとは思いますが、彼らなりに考え始めるきっかけになってくくれば言うことありませんね。
とにかく事故なく実習が済んだのが一番です。今年は特に登山もあったのでそのことばかりが気がかりで実動量以上に気疲れのほうが大きかったというのが正直なところです。
「事故がない」というのは奇跡的なことです。何かといえばすぐに「安全管理が・・・」とか言うのが現代人のくせのようですが、人の力で防げないから事故が起こるわけでして、「無事故」を人為の産物と考えるのは驕りと無智のなせる業です。
私も毎年実習を受け入れるたびに多くのことを考えさせられ、学ばせてもらっております。今回の実習でもまだまだたくさんのことを学ばせてもらいましたが、さすがに今日は疲れましたのでこのへんで終わりにします。ゆっくり休みながら頭を整理させてもらうことにしましょうか・・・
夏再来
暑い・・・だけでなくジメジメする・・・
ついこの間まで「朝晩寒くなってきた」とか言ってたのにまた真夏に逆戻りです。朝も20度を下回ることはなく、日中は30℃を超す気温。加えて湿気は抜群。
今年だけの異常気象なのか、それとも今後はこんな気候帯になっていくのか。
私も参っておりますが、それ以上にさくらはへばっております。早々と冬毛を生やし始めたのが裏目に出たようでして、涼しいところを見つけてはゴロン。ヘーヘー言っております。
更には秋野菜もへばっております。昨日、一昨日の雨で少しは持ち直してはおりますが、圧倒的に秋野菜向きの気温、湿度ではありませんので生長することを拒否しているようです。金時人参に至ってはこんな時期にとう立ちしている始末・・・
明日から大学の実習です。去年のように寒さに困ることはありませんが、逆に暑さにやられそうな予感が・・・さて、今年はどんな実習になるのでしょう。
待望の
今日は大塚地域の連合運動会。小学校の運動会と地域住民の合同運動会です。小学校の生徒は現在18人。子供達だけでは運動会にならないということもあり、地域住民と一緒に運動会をします。私はまだ子供はいませんが、こういう次第ですので地域住民として参加しております。
今日も雨が降るという予報だったのですが、なんとか運動会が終わるまでは天気が持ってくれ、無事運動会も完遂することができました。そして閉会式が終わって後片付けをしようとしていたちょうどそのとき、今まで降るのを我慢していたかのようなドシャ降りに。
後片付けは大変になりましたが、今までカラカラだった畑にとっては文字通り恵みの雨です。昨日、一昨日と「降る、降る」といいながら結局降らなかったのでようやく降ってくれたかとずぶ濡れになっても全く嫌な感じになりません。都合のいいものですが・・・
欲を言えばまだもう少しは雨が続いてくれてもいいくらいの乾き具合なのですが、そこまでは言いますまい。とりあえず野菜たちが一息つけただけでも御の字です。
雨乞い
雨が降ってくれません。昨日、今日と雨の予報だったのですが、結果は2日ともほぼ晴れ。雨を期待して定植した白菜もクッタリ・・・種まきをした野菜たちも芽を出すか出さぬかで迷っている感じ。
竹を焼くのも前回の大火で恐ろしくなっておりますので、次のまとめ焼きは雨が降ったときにと思っていたのですが、これも延期延期です。
雨が降らないだけでなく昨日からまた暑さ(ジメジメ)が戻ってきました。その前日までは朝の気温が15度くらいまでは充分下がってくれていたのですが、今朝は23度。こんな時期にまたまた戸を開けて寝ておりました。
定植した野菜に水をやるのもだいぶ嫌になってきましたが、またまた明日も雨が降るかどうか怪しい予報に変わっております。
定植後の野菜にこれだけ灌水するということは初めての経験でして、たいてい野菜を植える頃にはうまく雨が降ってくれていたのです。これって私の読みが甘いだけなのか、はたまた単に雨が少ない年なのか、いずれにしても調子が狂ってしまいます。
9月の半ばになってまでこれだけ汗をかくってだけでも調子が狂ってくるんですからねえ・・・たのむ!雨降ってくれ!
さくらの好み
本日2回目の更新です。あまりにも面白かったのでUPしました。
つい今しがた、風呂に入っている間にちゃぶ台の上にあった天婦羅をさくらが食べてました。
今日は米ナスのサイコロ天婦羅、南瓜、ピーマンの天婦羅を作ったのですが、さすがに一人では多かったので少し残っておりました。
さくらの好みとしては南瓜、ナスのようです。ピーマンだけはきれいに残っておりました。でもこれ、揚げ方の差もあるのかも。実はピーマンだけ上手に揚げられなかったんです・・・ナスと南瓜は上出来だったのですが(言い逃れ)。
微妙
イヤー、安倍さん辞めちゃいましたねえ。「サプライズ」というよりも、ここまで来ると「空気読めなさ過ぎ」ですねえ。まあ、政治がどっちを向いていようと百姓には全く関係のないことなので笑い話としてしか使えませんが。
さて、明日から雨が降るという予報だったので、ようやく白菜を定植しました。今朝の天気予報では明日は朝から雨。それも一日降り続きそうという予報だったので、「これは今日植えるしかないでしょ」ということで朝から畑の準備。
しかし日中はまたしても真夏のような暑さで全く雨の気配は感じられません。少し嫌な予感がしてお昼にもう一度天気予報を見てみると、傘のマークが減っているではありませんか。それでも午前中には降る予報だったので思い切って夕方植えました。
なぜこれほどまでに雨を気にするかといいますと、私は定植後に水をやらないからです。苗を畑に移した直後、根が着くまではしっかり水がないと枯れてしまいます。土中の水分があるところまで根が張り切っていないからです。
しかも今はカンカン照り、空気も乾燥しているとくれば、干からびやすい要件は揃っているわけでして、過敏にもなるわけです。
さて、今夕方、またしても天気予報を開いてみると今度は傘マークが午後~夕方からとなっているではありませんか。うーん・・・ビミョー・・・明日の朝の様子では水をまかないとダメかもしれません。こんなことしたくなかったんですけど読み違えたのは私ですから仕方ないですよねえ・・・
こんな時いつも思います。「自然の生き物ってすごいよなあ。自分が出てくる時季というのをほとんど間違えないんだもんなあ。」
今となってはこうした自然界では当たり前の感覚というものを取り戻すことは不可能でしょうが、少しでも近づけるようになりたいものです。そのためには理屈じゃないんですよね。所謂「肌身で感じる」ものですし、言葉で説明できるような陳腐なものでもないんですよね。
まだまだ修行が足りません。
火遊び
寒暖差の激しい日が続きます。朝は寒くて布団が恋しい、日中はうだるように暑い、という感じで何をしているというわけでもないのに体は重ったるくなります。
日曜日、月曜日、そして今日で3日目の火遊びをしました。竹薮を片付けております。春に全面的に竹を切って積んでおいたのですが、火をつけるタイミングを逃しておりまして、結局新たな竹と草で積んでおいた竹はどこへやら・・・
今年生えた竹を切ろうにも下に積んである竹を焼いてからでないとどうにもならないので少しずつ燃やしております。
空気は至って乾燥しておりまして、一旦火がつくと恐ろしいくらい燃えます。しかし逆に竹の立ち木や草が邪魔をして思うように日が燃え広がらないこともあります。まあ、一時に全てが燃えるような規模になると恐ろしすぎて困るのでこれはこれで助かっているのですが。
場所は田んぼの脇、川に面したところで近くに燃え広がるような要因はなく、火が飛んで燃え移るというような家の心配もまずないであろうと判断できる場所ですのでかなりの火になっても大丈夫であろうとは思うのですが、やはり業火になりますと単純に恐ろしいものです。火事だけは起こしたくないですもんねえ。
少し燃やしては少し草を刈っての繰り返しはまだ続きそうです。
20℃
今朝はこの秋一番の冷え込みとなりました。ここ大朝では朝の気温が12℃くらい。
半袖のシャツ一枚では少し肌寒さを感じるくらいでしたが、今日は配達の日。日中は晴れの予報でしかも広島に出るのだから暑くなるのは必至。頑張って半袖で出発しましたが車の窓は当然開けておれません。
予想通り日中は30℃を楽に上回る暑さです。夕方大朝へ帰ってきた時点でも30℃を越えていましたから日中の最高気温を推察するに日較差20℃は充分でしょう。
こうなってくると気をつけないと体調を崩してしまいそうになります。今晩もそこそこ冷え込みそうですので、少しだけアルコールを入れて暖かくして寝ましょうか。
開花
ソバの花が咲きました。先月10日ごろに種まきをしたものが早くも開花です。
私、今年初めてソバを播いてみたのでどういう生育過程をたどるのか全く分かっておらず、こんなに早く花が咲くとは思っていませんでした。
背丈もかなり高く、元気に葉を茂らせています。この状態でいることが多くの実をつけてくれるのにつながるのか否かはよく分かりませんが、元気そうに見えるのは嬉しいものです。収量はそのときになってみれば分かりますよね。
このソバ、種を播いてから全く何も手をかけておりません。生育が早いので他の草もたいして生えてきませんし、肥料的なものも全くやっておりません。痩せ地でもできるということですが、この畑去年は黒豆を植えておりましたし、かなりの草も生えていたようなところですから決して痩せているわけでもなく、徐々には土も肥えてきていると思っております。
さてさて、年末には美味しいソバが食べられるようになるかな・・・
遅ればせながら
ノコギリクワガタです。今頃になってうちに現れました。しかも朝日が昇ってから。それも本堂の正面で。全てが意外な状況でのお目見えでした。
昨日の鬱屈とした私はどこへやら、クワガタ一匹でこれだけ心情が変われるというのも幸せ者です。天気も快晴。ということで今日は昨日できなかった種まきと苗の定植を。
二十日大根、小カブ、春菊、ほうれん草、小松菜を播きました。これら全て種が小さくしかもこれをすじ播きにするものですからものすごく時間がかかります。約60mの畝に二条で播きましたので計120mです。
キャベツ、ブロッコリの定植と合わせて結局丸々一日かかりました。元気に育ってくれるといいな。
こういう日はなんか「やったぞ」という気分になります。ということで酒を呑ませてもらいます。
霧雨
ここのところ更新をサボっております。ネタが思い浮かばない、つまりは私の視線が内に向いているということで、加えて仕事もあまりできていないということです。
昨日は9月とは思えないほどの暑さの中、頑張って畑の畝上げをしておりました。今日はそこにいろいろと種を播こうと思っていたのですが、朝から天気がすぐれず。
小さい、本当に小さい霧雨が一日中降ったりやんだり。ちょっと外で動く程度には全く邪魔にならない程度なのですが、長時間じっとしているとしっかり濡れます。おまけに気温も低め。
ということで今日は一日読書の日になりました。今週に入ってからやっと夜の時間が取れるようになってきたので、福岡正信氏の本を読み返していたところです。まだ読んだことなかった氏の本も先日1冊買ってきましたので今はそちらに没頭中。
没頭中とは言いましても特に百姓に関する本、哲学的な本と向き合っておりますと現実逃避ができるわけではなく、常に現前としてある田畑や生活、そしてこれからの進むべき方向性などを考えずにはいられないわけです。
年に何回かこうして懊悩する時期がやってくるわけですが、正直つらいものでもあります。目先の利害得失や快不快だけに一喜一憂するだけの人生ならば楽なことは楽なんだろうと思いながらも、悲しいかなそれが出来ない性分ですから。
でも面白いことにあれこれと考え抜いてみてもそれで何かが分かるわけでもありませんし、悩みが解決するわけでもありませんで、今の私には結局は土や草木に触れて自然界と対峙している時に突如融解したりということが多い気がしています。
なんとも取り留めのない日記ですが、それだけ頭の中が混乱しているという証でもあるわけでして・・・
大学時に哲学の先生が雨の日に「今日は哲学日和です」とおっしゃっていた言葉がふと脳裏をよぎった私でした。
がんばれ!エビスモチ
ぎっくり腰から2週間、腰のことは気にせずに動けるようになっております。雨が降ったり少し日が射したり、でも全般的には曇で、といったすっきりしないジメジメした日が続きますが、日に日に風は涼しく秋らしくなってきています。
そんな中、目下の心配事はこちら↓エビスモチです。
非常にいい出来なのですが、出来すぎて逆に倒伏の心配ばかりしております。今日は風もそこそこ強かったということもありやや傾き加減。
ポッキリと折れるわけではないのでしなやかにたわみながらその身を保っております。でも台風が来たらどうなるか・・・なるべく無駄な手はかけず、より自然に、より頑強に、と育ってきたとは思うのですが、やはり心配は尽きません。
といって、今更無駄なあがきは仕様もありませんのでひたすら見守るのみです。
1日に播いた大根が早くも芽を出しました。毎年のことですが、種を播いてからこうして順調に芽が出てくると嬉しいものです。適期に播けば発芽するのは当然と言われればそれまでなのですが、まだまだ完全な自然農園とはなっていないし、私の未熟さもありますので「自然に融和する」という境地にまでは至ってないわけでして、その部分で不安が付きまとうわけです。
エビスモチのこともそうですが、「いかに人為を廃していけるか」が自然農法を志す者の尽きることのない葛藤でもあります。
祝!前田2000本安打
やりました!ついに本日カープの前田が2000本安打を達成!
今日は午後3時からの中日戦。ということで3時までに大根の種まきを済ませてラジオの前にスタンバイ。
ちなみに大根を播いた後の畑がこちら・・・
4時間近く続いた試合でしたが、頑張って聞きました。途中さくらの散歩に行きましたが、当然前田の打席が終わった直後から急いで行ってきました。
4打席目までノーヒットでしかも試合自体も負けておりました。今日はダメかなと諦めかけた8階裏のことでした。
代打嶋の逆転スリーランホームラン。その時点でまだノーアウトでしたが、打順は1番から(ちなみに前田は5番でした)。まさか前田に打順が回ってくるとは思いませんでしたが、これが見事に回ってきました。しかも2アウト満塁。
ここで出ました。2000本目のヒットはライト前に運ぶ2点タイムリーヒット。まるで用意されたかのようなシチュエーションとそこで見事に決めた前田に拍手喝采です。
圧巻は試合後のインタビュー。「孤高の天才」と呼ばれながらも怪我に泣き続けた前田が18年目にしたようやく成し遂げた大記録ですが、それでも前田は「2000本安打は嬉しいが、自分個人の記録だけで喜ばれるのが残念です。チームとして勝てない試合が多いことが申し訳ない・・・」と記録達成は喜びながらもそれ以上に不甲斐無いチーム状態を涙声で謝っていました。
ここまでくると私もラジオの前でもらい泣きです。男前田はどこまでいってもかっこよかった。
今日はさすがにテレビが欲しくなりました。球場に行けたらもっとよかったんだろうけど。
テレビのない生活
今月初め頃からテレビが映りません。テレビが壊れたわけではなく、アンテナの不具合です。素人なりにアンテナ線の接続箇所や増幅器など調べて見ましたが、映るようになりませんのでおそらくどこかで断線でもしたんでしょうね。
アンテナ線を全てやりかえるなどということは面倒くさくてとてもする気にはなりません。特に地上波放送の番組なんてそこまでして見る価値もないものばかりですのでテレビを見るという行為そのものをやめました。
で、今はラジオです。↓
このラジオ、数年前に同じくテレビが映らなかったときに買ったものです。SONYです。でもアナログです。確か1000円くらいだったと思います。
最近はこれでカープの中継を聞くのが唯一の楽しみです。夜になると電波状況が悪くなり、聞こえにくくなるときもあるのですが、最近は試合終了までそこそこ聞けます。
お盆前までは夜になると朝鮮放送がバンバン入り込んできておりまして、カープどころではありませんでした。仕方がないのでインターネットでのラジオ放送なども使っておりましたが、これは毎試合放送してくれるわけではないのです。
朝鮮放送も終戦記念日を過ぎたら電波を日本に飛ばすことを控えてきたのかな。
それとは別に、面白いものですが、夜になるといろんなところの放送が聞けます。うちでよく入ってくるのは九州KBS放送と東海放送、これが昼間は入りにくいというのも面白い。なんでかなんて知りません。分かったところでどうでもいいことですから。
さて、テレビがなくなってみると初めのうちは「こんなに時間があったんだ」と嬉しいやら、今までいかに時間を浪費していたかと反省するやらでしたが、この生活にも慣れてくると結局それなりに時間は浪費するようです。
ラジオを聴いたり、本や漫画を読んだり、といったことが中心なのでテレビに比べると「浪費」という感は少ないのですが、時間の使い方がヘタクソであるということには変わりがないようです。
どーでもいいことですが、写真の風景、昭和のにおいがしていい感じ・・・ちなみに扇風機は寺にあったものを拝借してます。自分のを組み立てるのが面倒だったので・・・
復帰
今日から仕事に復帰しました。丸々一週間休ませてもらったことになります。
仕事に復帰、といいましてもまだ従前どおりに動けるわけではないので徐々に慣らしていく感じです。今日は明日の配達の準備程度の作業。やはりまだ重たいものを持ち上げるときは慎重になりますし、腰を曲げた姿勢で長時間は危うい感じですね。
「腰」って字はほんとよくできてますね。動かなくなるとそれがよく分かりますが、まさに「体の要」です。食欲は旺盛、手足も動きますし、意識もいつもと変わらないのに腰が動かないだけで何もできません。
まあ、腰に限ったことではないのですが、「五体満足」でいられるってのは、ほんとそれだけで幸せなことなんですねえ。
若いうちは健康なのが当たり前、いつも腹いっぱい食えていると食べられることが当たり前、学校に通っているときは勉強できることが当たり前、文明生活に慣れてしまうと石油や電気があるのが当たり前・・・・
普段何気なく当たり前と思っていることって実は奇跡的なことなんですよね。そして当たり前になってしまうと当然感謝することもなく、むしろ邪魔くさく感じたりしてあらゆるもの(こと)を粗末にしているんですね。
病気や怪我をしたときだけこんなことを考えて反省するものの、また元気になれば「当たり前」の感覚になり「ありがたさ」など忘れてしまうのが私のダメなところです。これほど学習機能に問題がある私のような人間は考えなくてもそうできるに「ありがたさ」を感じることのできる生活を「当たり前」の状態にするしかないのかもしれません。
ぎっくり腰
やってしまいました。実に6年ぶりです。百姓生活もすっかり板につき(と思っている)腰も百姓用になっていると油断していたこのごろでした。
今回のぎっくりは今までで一番重症でした。月曜日の朝にやってしまってから今日までずっと寝ておりました。今日はようやく少し動けるようになり、座っていられる時間も長くなったのでこうして更新している次第です。
こういうときに独り身というのはダメですね。何もできません。幸か不幸か、月曜日にちょうど来客がありまして、その人には申し訳なかったのですが、遊びに来たはずが急遽介護に早変わり。初日の一番ひどいときだったので私は助かりましたが・・・
さらには近所の友人達にもいろいろと助けてもらいました。心から感謝しております。
今月に入ってから特に疲れているなというのは自分でも分かっていたのですが、まさかこういう形で出てくるとは露にも思っておらず、知らず知らずのうちに無理と不摂生を積み重ねていたのですね。
特に不摂生がいけません。これがあるから無理も利かなくなるわけですし、治りも遅くなるのでしょう。やはり毎日の食事と規則正しい生活が体を支えてくれるのだと改めて痛感した次第です。
これが刈り入れの時期でなかったことを感謝して今後の生活を引き締めていきたいと反省ばかりの臥所でした。
オニヤンマ
昨日に引き続き、いや、更に暑い一日でした。午後からはさすがに倒れるかと思いました。やはりこういう日は暑い盛りには外に出ないほうがいいですね。
しかし、この暑さのおかげでついにオニヤンマの写真を撮ることができました。さすがにオニヤンマも暑かったらしく、日陰の枝にとまって涼んでおりました。カメラを近づけても全く動きません。
もしかして死んでるのか、と思い触ってみると飛びました。やはり暑かっただけなんですねえ。
子供の頃はオニヤンマなんて滅多に目にすることはできず憧れのトンボでしたが、今は当たり前のように家の前をフラフラと飛んでいます。
生息地域であるはずの場所で当たり前のように虫や獣が生活しているという姿は今の人間の住んでいる近隣ではほとんどありえない光景になってきました。私のいる地域では確かに田舎ですから都会よりは多くの生き物がおりますが、それでも昔と比べると激減しているという話です。
そういえば今年はまだカブトムシやクワガタが飛んできてないなあ・・・
暑いわぁ・・・
昨日・今日と久々にカラッと晴れてくれました。おかげで布団も干せるし、洗濯物もよく乾くし・・・って主婦か!
日中はうだるように暑くなるので重労働はせず、草むしりなどなるべくジッとしてできることを中心に仕事を組み立ててます。
それにしてもさくらよ、こんなに暑いのになぜ日向でのびている・・・
案の定、この写真の一分後にはゼーゼーいいながら日陰に入っていきました。
今日は夕方火遊び。畑の草を刈っておいたものをようやく焼きました。こんなに暑い日が続くんだからさぞよく燃えるだろう・・・とお思いでしょうが、実はこの時期そうでもないのです。
暑いわりには意外と湿気が多く、接地面あたりはまず乾くことがありません。ですから今日焼いた草も実は3週間近く前に刈ったものだったのです。しかも「焼けた」といっても煙ばかりが出る焼け方で量の割に時間ばかりがかかります。
こんな暑い時期に火遊びとは更に暑くなるじゃないか、と思われるでしょう。なんでですかねえ、火遊びのときはそう思わないんですよねえ。(夕方ということもありますが)
お手上げ・・・
先日の台風5号が過ぎた朝、テレビが突然映らなくなりました。
またアンテナがどこかおかしくなったかと、怪しい箇所を調べてみましたが異常が見つかりませんでした。いろいろと考え、調べてみた結果、どうやら増幅器(ブースター)の故障ではないかというところに辿り着きました。
実家でつい最近まで使っていたブースターがあるということで(実家の方はもう地デジになっているので必要なくなった)、今日の配達のときにもらってきました。で、夕方付け替えてみると・・・映らない・・・
ということでもう一度一からアンテナ線の接続箇所を総点検。屋根の上のアンテナを外すのに一人では難しいので(高いところは苦手ですし)、ヒゲ兄さんにも手伝ってもらい我々素人に考えられるところは一通り点検しました。
が、結局分からない・・・ということでお手上げです。まだ地デジに切り替わる前からテレビとおさらば、ということになるのでしょうか。テレビがないと時間がタップリ使えるのはいいのですが、暇つぶしはしにくくなりますねえ。
野分のあとは・・・
今回の台風5号は全くといっていいほど被害もなく通り過ぎてくれました。
が、台風一過は通常カラッと晴れて風が涼しくなるものだと思っていたのですが、今年の台風は4号のときも含めて違うようです。
雨は降るし、何よりも蒸し暑い!こんな山奥でこれだけの蒸し暑さとなると都市部のほうはどんなんだろう・・・想像するのも嫌になりますね。
田んぼのほうではどこも穂が揃い始めたようでして、せっせと薬をまく姿が目立ちます。粉剤、乳剤、などいろいろと種類はありますが、今日はちょうど粉剤をまくところが撮れましたのでご紹介します。
時期的にはおそらくカメムシ用殺虫剤か、もしくはイモチ病などの殺菌剤も含めた混合剤か、といったところでしょうか。
こうした薬たちは全て国の許可により「安全」とされているものしか使えなくなっておりまして、皆さん「害はない」と明言してくださいます。当然大多数の消費者も「美味しい」といって召し上がっておられます。
中国産の農薬使用基準などをスケープゴートにしておりますが、国内産もこんなもんです。
ちょうどこの田んぼはさくらの散歩コースにありますが、今日は散歩が終わったあとでよかったよかった・・・
毎年こんな風景を見るたびに居を構える場所もよくよく考えないとえらい目に遭いそうだと痛感するのでした。
出穂
ついに穂が出始めました。今年は少し遅れ気味かと思っていましたが思っていたよりも早く出始めました。
折りしも台風が接近中ですが、まだ穂が出始めているのは数本程度と少しだけなのでたいした影響はないと期待しています。これが開花の頃に台風でも来てくれた日には受粉できずに籾の中は空っぽなんてことにもなりますから出穂のタイミングもデリケートなものです。
それにしても今年は台風で畑のほうは悩まされ続けです。前回の4号でひどく傷めつけられたナスや、半分くらい枯れてしまったキュウリ、ようやく復調の兆しが見えてきたところにまた台風です。しかも直撃の進路予想・・・
ここまで来ると進路が極端に変わることもないでしょうから、あとは少しでも被害が少ないことを祈るばかりです。
寝姿
昨日からついに縁側を開けて寝るようになりました。例年に比べると確実に遅い時期ではあります。ちなみに扇風機はまだ出ていません。
これだけ蒸し暑くなってくるとさすがにさくらも大変な様子。散歩から帰るとしばらく外で涼んでいます。家に入っても戸の開いた縁側でのびています。
暑い、暑いとは言ってもそこはそれ、山のことですから明け方になると少しひんやりしてきます。縁側を開けたままでタオルケット一枚では寒くなりますので布団も常備しております。
で、「寝姿」というのはさくらさんです。↓
暑いのか何なのか、もう訳わからん状態になってます・・・
ちなみに写真には撮り損ねましたが、このあと完全に仰向けになっても寝てました。緊張感なさ過ぎます・・・だから痩せないんだろうな。
あこがれの
とてつもなく暑い一日でした。この夏一番ではなかったでしょうか。こんな暑いときに草刈をするのはたまらなくつらい・・・一体何リットル汗をかいたのだろう。
ついに買っちゃいました!「寅壱」です。今まで憧れだった作業ズボンがついに私の元にやってきました。
今持っている作業ズボンは頂き物を除いて私が安物ばかりを買っていたので非常に動き辛かったのです。生地、仕立てなどは当然のこととして、ウエストとお尻や足の太さなどのバランスが全くもって違います。
しかも安物は早くに「へたれ」ます。その点この寅壱、丈夫で長持ち、膝の曲げ伸ばしも快適です。やはりいいものを使わないとダメですね。
糠漬け
今日は一日小さい雨が降ったりやんだり。外仕事も中途半端になるので、ようやく糠床を作りました。
「作った」といいましても横着をしております。実家から種を少々分けてもらい、それを増やして作るというものです。こうすると早く発酵も進みますので「捨て漬け」もいらないわけです。
今年は糠床の準備も遅くなりましたが、気候も遅れ気味ですので野菜の生育具合から見ると決して遅すぎではありませんでした。
これで夏野菜も美味しく大量に食べられます。
危うい
こんな時期に体調を崩しました。
昨日はジャガイモを掘っていたのですが、ひどく蒸し暑い日でした。ですが、薄雲がかかり風もありまして一見するとそれほどの暑さではなさそう。
いつもどおり編み笠をかぶっての作業でしたが、途中風で笠を飛ばされ、上記のような天気だったものでそのまま作業を続けておりました。これがいけませんでしたね。
時間とともにどんどんへばっていきます。お昼の時点で半分グロッキー。少し夏バテ気味な感じかと思っておりました。ジャガイモはまだ半分残っていましたので、午後から来てくれた消費者と一緒に残りを掘り終えました。疲れていたときだったので大助かりです。雨降り前でしたしね。
で、夜になると完全におかしくなってました。体はだるく熱があるような感じ、食欲は夏バテ時のような感じであっさりしたものしか食べたくない。
といってこのままでは回復する由もないので、なんとかかんとか食事を作り暖かいソバと梅干玄米ご飯、果物少々を食べて寝ました。
水曜日の好天でようやくカラッと干しあがって布団で汗をかきながら寝るのは嫌だったのですが、背に腹はかえられません。タオルケットに包まってから布団へ入りました。
風邪というよりは暑さにやられたんでしょうね。一晩寝たら体は軽くなりました。今日は朝から雨だったので一日ゆっくりできました。布団は干せませんので仕方なく乾燥機ですが、ドシャ降りの前にジャガイモを掘れただけでもよしとしましょう。
今年は急に暑くなったり、また寒くなったりでついつい油断しがちですが、暑さ対策は充分に気をつけないといけませんね。今日はまたかなり蒸し暑い夜です。
風の力
先日の強風の被害が今頃になって判明しました。キュウリがこんなになってます。
原因は茎が地際のあたりで引きちぎられていたこと。写真のように枯れてしまったものはまさに「首の皮一枚」で繋がっていたような状態でした。
こんな状態になったものが12株。今年はキュウリを50株植えていましたので、2割強の被害です。
強風でキュウリがこんな状態になったのは初めての経験。風の強さもさることながら雨の影響もあったのでしょうね。引きちぎれていた部分はグズグズでしたから。
こうなってしまっては今更何を言ってもしょうがないので、残りの株に頑張ってもらいましょう。
今、中国産が熱い!
私の淡い期待とは裏腹にもう少し梅雨明けとはなりそうにない曇天です。気温はやや低め、でも蝉は鳴いています。(このあたりではヒグラシが鳴きます)
とまあ、こんな感じですので、今日は今話題の中国産食品について少々。
テレビを見ている限りではどうやら残留農薬や指定外の劇薬の使用、異物混入などで大騒ぎしているようです。そしてそれらを引き合いに出して国産の安心感を増長させているようですね。
なぜ国産に安心感を抱くのか。まず異物の混入については先日ミートホープの事件で述べたとおり信用できる確証はどこにもないということがありますので程度の差こそあれ私にとっては中国産も国産も大差なく映るわけです。
農薬に関しては、なぜ国産品に関して騒がないかといいますと、使用基準を守っているからという理由。ではこの使用基準がどうなっているのかといいますと、簡単に言いますと出荷時に残留を検知されないものだけを使っていいということになっておりまして、要は薬をいくら使っても出荷までに消えるから無害であるという話です。
中国はこうした農薬ではなく劇薬を使っているから当然検査にかかるわけですが、この劇薬のほうがよく効くし値段も安いから使っているんですね。
さて、この「農薬が自然に消える」という視点、私は全く信用しておりません。「人体に無害」という国の判断も全く信用しておりません。
なぜかといいますと薬の歴史は常にこの言葉の下で人体と自然界に多大なる被害を与え続けてきているからです。
今から40年も昔に一世を風靡したかの悪名高き「DDT」
これだって当時の売り文句は「人体には無害」ですから笑っちゃいますね。
結局人間の、つまりは「科学」の限界はここにあるわけでして、「分かった」つもりでいるだけで実のところは何も分かっていないのです。だから研究が進めば数十年後には「やっぱり危険でした」なんてことになるわけでして、そのときになって文句をいってもどうにもならないのです。
「科学的に証明されているから」とか「国が太鼓判を押しているから」なんてものはなんら「安心」の裏づけにはならないということを個人個人が肝に銘じて生活をしない限りはどこにも「安心」なんてものはないわけです。
じゃあ、お前はどうなんだって?
私には一応確たる基準がありますので、それに従って判断しています。ここではおしえませんが。
念のために言っておきますと、私だって市販品を口にしますし、外食もたまにはします。でも100%信用して口に入れることは今はありません。
何の根拠もなく「安心・安全」とか言って毒を食べ続ける人に限っていざ健康被害や偽装などに遭遇したときに大騒ぎをするものです。そして必ず人のせいにしたがり、賠償だとか責任だとかいって見苦しい姿を呈するわけです。
ほんの少しだけ勉強すれば今の世の中ほとんどまともな食品などないことが分かります。それが分かった上で尚且つ経済性を優先させ「毒」を口にするのであればそれもありだと思います。
少なくとも私はこんな感じの覚悟でいろんなものを食べてます。貧乏ですから。
さて、長くなってきましたのでそろそろまとめます。
中国産と国産、程度の差はあれ似たようなことやってるってことです。そして日本のほうが「進んでる」と思っているでしょうが、「進んでる」のは食の安全に対する意識ではなく消費者の騙し方だということ。
かなり大雑把な話ですが、このくらいにしておきます。細かいことを言い出すと終わりませんので。
あ、最後に言っておきますと中国産を認めているわけではありませんよ。国産も含めて「食」について考える好機だと。
思ったよりも・・・
台風が通り過ぎたあと、昨日の強風の影響はあったようです。
トウモロコシは今日起こしたのですが、いざ中に足を踏み入れてみると傍で見ていたよりもひどい倒れ方をしておりました。幸い折れているのは1本だけでしたが、風が巻いていたようでひどいところは複雑に絡まって倒れていました。
雨で土が緩んでいたところへの強風で倒れたようです。
あとはキュウリ・インゲン・ナス・ピーマンといったものたち。まだ支柱のなかったナスなどは当然倒れておりますが、まだそれほど大きくなっていなかったので枝が折れるわけでもなく、また実が太っていたわけでもないのでこちらの被害もとりあえずはほぼ無しといっていいでしょう。
キュウリ・インゲンは既にたくさん実がついていたものですから風にあおられて結構実が傷んでいました。花も飛ばされたものが結構あったようですので、今後の実のつき方がどうなるか、少々心配でもあります。
とはいえこの程度で済んでいるんだから幸せなものです。
今日は降水確率10%でありながら夕方まで大雨。昼前後には雷も激しくなっておりました。旧暦6月にも入っていることですし、そろそろ梅雨明けかもしれませんね。
明日以降の週間天気予報がガラッと晴れ続きに変わるかな。
台風一過
全国各地に大きな被害をもたらしている台風4号。広島への再接近は夕べ夜半ということでした。
今朝起きてみると全くといっていいほど被害もなくほっと一安心。でもまだ少しの雨と少し強めの風が残っているので今日は下手に動くまいと一日ゴロゴロしておりました。
ところが台風が関東のほうへ行ったという今日の日中のほうが風が強く、朝にはなんともなかった畑は夕方までには様変わり。
この時期はそれほど被害を受けるものはないのですが、やはり風に弱いものもいるわけでして、その代表がトウモロコシ。
今年のトウモロコシはすこぶる生育がよく、背丈も180cmくらいはあります。当然風の影響も受けやすく写真のようにすっかり倒れてしまいました。
とはいえ折れているわけではありませんのでちゃんと生きてますよ。ただ、このままでは収穫作業など厄介になりますので少しずつ起こしていこうかな。
現代運動会事情
台風のおかげで明日に予定されていた地域のイベントが中止になりました。ということで今日の準備もなくなったので甥っ子(幼稚園)の運動会を見に行きました。
えっ?雨なのに運動会?
なんと会場は体育館を借り切っての開催です。雨が降ろうが台風が来ようがなんのその、冷暖房の完備された立派な体育館で至れり尽くせりの開催です。
私、見ていて思ったのですが「運動会」というより「発表会」です。プログラムには競技と書かれているものも見ている限りでは全く競技性がありません。
ただでさえ体育館という環境で、トラックはない、観客席は2階の客席、備え付けの音響設備から大音量での音楽(これが非常に音が悪い)、とまあおよそ私の想像していた「運動会」とはかけ離れたものでした。
極めつけは親(祖父母)たち。アリーナでも見ることができるようになっておりまして、そこから写真やビデオ撮影も容易にできるのですが、その数の多さと異様なまでの激写はアキバの撮影会場を彷彿とさせるものがあります(あ、私はアキバには行ったことはありませんのでこれはテレビでのイメージ)。
更にメインの踊りになりますと「アンコール」と称して同じ演技を2回させるわけです。もちろん2回目は演技の中に保護者が乱入して撮影をさせるためです。
幼稚園の運動会ってこんなもんだったのかなあ・・・
私が個人的にうけたのは、専属で体操の指導をしているスポーツクラブの人。リーダー的なおじ様がピンマイクで元気に指導しているのですが・・・
おじ様・・・腹ですぎ!しかもニックネームが「ジャイアン先生」って・・・見た目そのまんまじゃん!
そうそう今の幼稚園にはもう「ラジオ体操」ってないのかな?私達の頃は準備運動はラジオ体操と決まっていたが・・・なんかジャイアン先生が変な踊りみたいな体操してました。
でもジャイアン先生、結構カリスマ性を感じます。ビリー隊長にも通ずるものが・・・(私の勝手なイメージです)
でかい
蒸し暑い日が続きます。このジメジメにつられてこんなものがうろうろするようになっています。↑
ナメクジです。
大きさの比較にタバコとさくらの鼻を入れて撮ってみました。一般的なナメクジと比べると明らかに大きすぎます。これはやつらが成長してこの大きさになったのか、それともそもそも種類の違うナメクジなのか、詳しいことはよく分かりませんが、とにかくでかい!
よく考えてみると、田舎ではムカデもヘビも街で見るものと比べると全てでかい。それだけ住み心地がよいのか、長生きをするからなのか、餌が豊富だからなのか、これまたよくは分かりませんが、とにかくやつらにとってはいいことなんだろう。
私達にとっては「気持ちが悪い」「痛い」などと直接的にはいい印象がありませんのでついつい嫌なイメージで見てしまいますが、あらゆる生き物が住みよい環境にあるというのは喜ばしいことです。
当然その中では「食う、食われる」「加害、被害」などなど厳しい関係はいくらでもありますが、人間だけが快適になるためにその他多くを犠牲にして省みないよりはなんぼかマシです。
それにしてもここまででかいとさすがに掴むことをためらいます。触ったらなんか飛び出してきそう・・・
遅々として・・・
ものすごく久々のさくらの写真です。ちょうどシャッターを切ったときに目をつむったようです。結構笑える画になりました。
9割以上毛が抜けました。あとは首の周りとお尻です。この2箇所は毎年最後の最後まで抜け残ります。
金曜日の無理がたたったのか、昨日も今日もダルダルです。雨が降らないので畑仕事を少しでも、と思い一応動くのですが、体も頭も重たい・・・
作業もなかなか進みません。まあ、これは体がだるいからというよりは元気でも時間のかかることは変わらないのですが。
「あれも、これも」と思い始めると余計に仕事が進んでいない気がして益々気が滅入ってきます。そして無理をするから食べごとなどが疎かになる。当然余計に疲れやすくなる。
とまあ、完全なる負の連鎖に陥っています。今年は春からうまく仕事が段取れていると思っていたのですが、やはり時期が来ると毎年と同じようになりますね。
昨日親父が買ってきてくれた懐かしの駄菓子「すこんぶ」と「ボンタンアメ」
こんなものでも少しは気分転換になります。
降るって言ったのに・・・
昨日の話。
夕方から雨が降る、そして土日は雨。この予報どおり夕方から小さい雨が降り始めました。
畑仕事が途中でしたので、なんとか雨が本降りになる前に切りのいいところまで片付けておかないと、ということで無理して片付けました。19時半ごろまでかかりました。
その後さくらの散歩は勘弁してもらおうと思ったのですが、許してもらえず疲れた体で散歩も・・・
イヤー、疲れたねえ・・・で、今朝起きてみると・・・・
雨降ってないじゃん!しかも途中から晴れ間も・・・さらには明日の天気は晴れ。
なんか無駄に疲れました。
貴重な晴れ間
最近梅雨らしい天気が続いていましたが、今日は雨も中休み、いい天気になりました。
ここのところ雨続きということもあって、畑を全くかまっていなかったのでこの貴重な晴れ間に、といきたいところですが現実はそううまくもいかず、午前中はひたすら家のことをしておりました。
たまっていた洗濯物、布団干し、さくらの毛だらけになっていた部屋の掃除(散らかり放題でもあった・・・)、職場体験で使った田靴などの片付け、などなどあれこれと片付けや掃除をしていたら結局午前中いっぱい使ってしまったという次第です。
午後からはまたしても田んぼの草取りをあらかた仕上げ、結局畑に入ったのは夕方の2時間弱。いつも散歩のときに畑を見てはいたのですが、やはり外から見るのと中に入ってみるのでは全く違います。
ここ数日の雨も手伝って少しの間にすっかり様相が変わっていました。で、この様変わりを目の当たりにすると「あれも、これも」とやっておかないといけないことが次から次へと見つかるわけでして、やたらと気が急きますね。
幸い明日も一日雨はもってくれそうな予報ですので、もう少し畑のことができそうです。たかだか一日ではできることも限られますので、よく考えて最重点課題だけに集中したいものです。焦る気持ちをグッとこらえて「二兎を追うものは一兎をも得ず」の心です。
踏ん張りどころ
蒸し暑い日が続きます。洗濯物も乾きません。布団が干せないのは言うまでもなく・・・湿っぽい布団、湿っぽい部屋、湿っぽい服、全て嫌なものです。気分までもが湿っぽくなりそうですが、そうも言っておれません。
この雨と気温の上昇に伴い、稲が、そしてそれと同時に草も急激に伸び始めました。この1週間で驚きの伸び具合です。
この時期を逃すと今までの苦労が水の泡。ということで先週からせっせと草をとっております。除草機をこまめに押しておいたおかげで草取りは株際だけで済むのですが、これが半端じゃなく時間がかかります。
先週木曜日からこの草取りをやっておりますが、なんとかあと一日でひと段落しそうな目処がついてきました。でも悲しいかな、木曜日以前にも3分の1近く草取りを済ましていたのですが、その部分は既に次の草がガシガシと伸びてきております・・・
見なかったことに・・・できないよねえ・・・
これでも今年はまだいいほうです。今年の田んぼは4枚。2反近い田が2枚と1反前後の田が2枚。今かかっているのは2反近い田の一つ。ここが一番いい稲になっているのですが、草も一番多いので専らこの田ばかりに手をとられています。
小さいほうの田2枚はほとんど草が生えていませんので、こちらには手をかける必要があまりなく、その分助かっていますが、大きいほうの田ばかりに手がかかるというのも悲しいめぐり合わせです。
もう一枚の大きい田もだいぶ草が生えてきていますので、今のところが終わったらそちらにかからなければ。
とまあ、こんな感じですので今年は畑の方がほったらかしです。雨が降っているのをいいことに田んぼばかりにかかっていますが、畑のほうも急ぎのことがあるんだよねえ・・・
こんな状況ですから当然家のことなんて何もできません。部屋がぐちゃぐちゃなのは毎度のこととしても食事がいい加減になるのがよろしくないですね。といいましても外食できるところなんてさしてあるわけでもありませんし、貧乏でもありますのであるもので済ませるのですが、つまりは調理が単純になっていくということです。
なんとか今月を乗り切れば少しは楽になる・・・はずなんですが。
ミートホープに見る現代食品考
雨が降る降るという割にはここいらではそれほど降りません。田んぼに入るのに合羽を着るかどうかも迷うくらいで、着ると逆に蒸れて服がずぶ濡れになるので、それなら暑くないだけましかと合羽無しで田んぼに入る次第。結局は濡れるほど降らなかったんですけどね。
ただいま田んぼの除草が勝負どころに差し掛かっています。なんとかこの一週間を乗り切れば豊作を期待できそうな気配がしてきました。
さて、今日のタイトル、論文調になってしまいましたが単に随想です。
最近やたらとニュースや新聞を賑わせてきたミートホープ。次から次へと詐欺的な行為が露呈していますが、当の社長は「消費者側にも問題がある」と開き直る始末。
私思いました。ミーとホープのやっていたことは正義に反することですが、社長の開き直り方にも否定できないところがある、と。
そもそも消費者は売られているものに書かれている謳い文句を100%鵜呑みにしているのだろうか。もしそうであり、それを裏切られたからといって被害者面をするのであれば、あまりにも考えがなさ過ぎるといわざるを得ません。
例えば大豆製品。大豆の国内自給率は5%を下回っています。にもかかわらず「国産大豆」と表記された製品が氾濫している時点でおかしいと思いませんか?ここには食品表示法の抜け穴がありまして、かろうじて法には抵触しない売り方ではあるのですが、消費者に勘違いを起こさせている点では詐欺まがいということに変わりはないわけです。
加工食品においてはほぼ100%の割合でこんなものばかりといってもいいでしょう。生鮮品においても似たような宣伝の仕方などいくらでも見当たります。
一つ断っておきますと、ミートホープのやったことを認めているわけではありませんよ。私が問題にしたいのは売る側の誠意の問題です。
現代は経済至上の風潮が蔓延しておりまして、いかに儲けるかという視点からしかあらゆる発想が行われていません(全ての人ではなくこれは商人レベルでのことですが)。
そうなれば当然儲けを増やすためにあれこれ策を講じるわけですが、ミートホープになるか所謂「優良企業」であるかはとどのつまり法に抵触するか否か、という一点だけでしか判断できない人が多すぎるのです。
「安い物には訳がある」といいますが、現代はその訳が見えないところに隠されてしまい、買う側もそれを見極めようという心がなくなってしまいました。売る側にとって見ればこれほど楽なことはありません。
何の根拠もなくとも「安心・安全」なんて書いてあったらそうだと思う人、やばいですよ。本当に安全なものをつくる人はそんなことを売り文句にはしません。当たり前のことですから。
さてさて、そろそろまとめなければ・・・
結論はこう。
①ミートホープのやったことは詐欺以外のなにものでもなく、モノを作る立場の人間としては最悪のことをしている。消費者が安物を望むのであれば、その間違った認識を正していくのが真の企業努力であり、そうしてまじめにものづくりに励んでいればちゃんと理解してくれる顧客が付くのである。
②自分達の買っている商品について消費者はもっと勉強する必要あり。その努力無しにいつも被害者面だけをしていても誰も助けてはくれません。相手は法律を守った上で騙しにかかっているわけですから。
「食」のことを考えると本当は「何を」「いつ」「どのように」食べるかという問題を取り上げたいのですが、現代はそれ以前に上記のような詐欺師との戦いを乗り越えなければならないわけですから大変な世の中です。
20:24 | コメント (546) | トラックバック
蒸し暑い・・・
ここ2~3日やたらと蒸し暑い日が続きます。6月にして既に扇風機を出したくなるくらいです。
おまけに例年だとありえなかったことなのですが、既に蚊に悩まされ始めました。電気を消して「さあ、寝るぞ」という段になると耳元で「プーン」とあの嫌な音が・・・
それも決まって早く寝ようとしているときに限ってです。早く寝ようということは当然疲れている、少し寝不足気味である、というときなのですが、蒸し暑さもあいまって寝起きの満足感は物足りません。
この蒸し暑さも「梅雨らしい」「夏らしい」と言えばそうなのかもしれませんが、時期的にもそれまでの気候からの落差から見てもやはり異常ではあります。今年の夏はどうなっていくんでしょうか・・・
でも、今日配達で広島に出てみて思いました。あの蒸し暑さと比べるとまだ山奥はましだな、って。広島にいた間は体はだるい、頭はボーっとする、やたらと眠たい、と体調が崩れかけているのかと思うほどの状態だったのですが、こちらへの帰り道、峠を一つ越えるごとに頭がすっきりしてくるので単に暑さにやられていただけのことだったようです。
雨はもう少し欲しいところですが、この蒸し暑さは何とかならないもんかな・・・
玉葱
今日は中学生の職場体験3日目。玉葱の収穫をしました。
今週はひたすら雨の降る予報が続いていたはずなのですが、蓋を開けてみると全く雨は降りません。うちに来ている中学生のうち一人がものすごい「晴れ女」らしいのですが、見事に晴れます。
今朝も雲が厚く垂れ込めていたのですが、彼女らが来たくらいから日が射してきました。おかげで無事玉葱の収穫もできたわけですが、野菜の生育を見ていると雨が欲しいところです。気温は上がってきているのですが、雨がない分もう一伸びがありませんね。
実習3日目に入り、彼女達の言動が見違えるように変わってきました。初日にかなりうるさいことを言ったものの、これほど早く、しかも素直なレスポンスには全くの想定外でして、驚きと共にかなり嬉しい気分にさせてもらえました。
明日も雨が降る予報になっています・・・が、またまた降らなかったら次はニンニクの収穫です。飛び入りで明日だけ男の子二人も来ることになっています。賑やかになりそうです。
ケツの毛
今日は中学生と共に配達に回りました。彼女達にいろいろと声をかけてくださった消費者の皆様、ありがとうございました。
さて、今日の話は職場体験のことではなく、私の懐事情です。
先日入院していたトラクターの修理代の請求が本日来ました。予想をかなり上回る金額に愕然。加えて先日車のブーツも修理していますので、この修理代も今から請求される予定。
今年の春の段階では、秋までそこそこ余裕を持って過ごせる懐具合だったはずなのですが、先月来思わぬ出費がかさんでおりまして、気が着くと底をつきかけております・・・
これも定めなのか、どうもお金というものは私の元には留まってくれそうにもなく、あればあっただけ出て行くようにできているようです。
映画『紅の豚』の台詞の言葉通り、まさに「ケツの毛まで抜かれて、鼻血も出ねえ・・・」といった状況にまで追い込まれてきました。
貧乏は我が生活の大前提ではありますが、どうも毎年この「ケツの毛まで抜かれ」る所まで追い込まれる時期が一度はやってくるのには少々参りますね。
さあ、またしばらくは財布の紐を締めなおしてケチケチ生活(通称「SECO LIFE」)の巻きなおしです。本格的に夏野菜が出始めるまでにはもう少しかかりそうですからね。
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職場体験
長らくサボっておりました・・・それなりに忙しい時期ではありますが、更新する時間がなかったというほどのものではなく、単に私の気分が乗らなかっただけのことでした。
今日も気分はそれほど乗っていないのですが、頑張ってかいてまっす!
さて、今日から地元中学校の職場体験学習が始まりまして、私のところでも2名の女の子を預ることになりました。
職場体験ということで学校側からは「何でもいいから働かせてくれ」というご注文ですが、はっきり言って今時期の中学生が「働き手」には到底なりえません。
ということで、私のところでは自然農と食についての体験学習的なものにしようと思いレクチャーを交えながら農作業や昼食作り・食事といったことをすることにしました。
時間は9時~15時というのが基本です。今日は初日ということで始めに簡単なオリエンテーションをしてから田んぼの除草作業をしました。途中、昼食もみんなで作って食べました。
で、一日目を終えての感想。
「学習プランを根本的に改変する必要あり」です・・・
体験から何かを学び取るという次元ではありませんでした。学ぶ姿勢、もっと言えば生きる姿勢そのものをたたきなおす必要ありです。ということで初日から小姑のようにかなり口うるさいことを言っておりました。少しかわいそうな気もしますが、私としてはこのままの状態で放置するなんてことはとてもできませんので、喜んで嫌われ役でも買って出ます。
この子達の名誉のために言わせてもらいますと、うちに来ている女の子が格別出来の悪い子というわけではなく、むしろ所謂「いい子」の類です。
私がうるさく言うことはこれまで誰からも注意されたことのないことなのです。作物・食べ物に対する心持、所作、働く(学ぶ)姿勢、などなど近年では家庭や学校で絶滅危惧種となっている「食育」「徳育」に関わる部分ばかりだからです。
おそらく彼女達は「このおっさん何言ってんだ?」的な感覚でまだ理解不能なことばかりだとは思いますが、そこはそれ、田舎の子の特権である素直さは持ち合わせておりますので話ほどは聞いてくれます。
さてさて、金曜日までの5日間、一体どうなることやら・・・
草むしり
今日は午後から雨の予報。
が、蓋を開けてみると午前中曇、午後から晴れという天気。
田んぼの除草機作業が少し早めに終わったので、夕方レタス畑の草むしりを。
これじゃあどこにレタスがあるのかよく分からないと思いますが、草の中でも元気に育ったおります。
このまま放っておいても充分立派なレタスになってくれそうな勢いなのですが、この畑にはオナモミやシロザといった後々厄介になる草が結構生えているので「むしる」ことにしました。
あくまでも「草取り」ではありません。生えている草を鷲掴みにして地上部だけをまさに「むしる」のです。「根こそぎ」きれいに草を取ろうなどという気は毛頭ありません。
そんなことをする時間も労力もアホくさくって。
だって、そこまでしても「むしる」だけでも結果は変わらないわけですから。
で、むしったらどうなるかというと・・・
レタスがお目見えしました。これで充分でしょ。
時間も30分程度で終わりましたし、夕方のちょっとした時間でいい仕事になりました。
それにしても雨が降らないなあ・・・
大根生姜番茶
最近お疲れ気味の私、先日の配達のときに消費者のひとりから聞いたことを思い出し、試してみました。
大根、生姜をおろして、しょうゆを少し、そこに番茶を注いで飲むというもの。
効きます!
生姜も大根も結構辛いので、熱いと飲むのがきついのですが、冷まして飲むと飲めます。初めは少しゲテモノを口にする気持ちだったのですが、飲んでみるとこれが意外といける。疲れた体が欲していたのでしょうか。
栄養剤やサプリメントなどを飲むよりも間違いなく体にはいいですね。よくよく考えてみると我々の体をいたわってくれるものは身の回り(自然界)にいくらでもあるものです。何も石油から作られたものを買ってまで口にしなくてもよかったんですよね。
こうして少しだけ食べるもののことを気をつけるだけで身も心も軽く、楽しく日々を送れるわけですから「医食同源」とはよく言ったものです。
でも裏を返せば私の食生活もまだまだ至らなかったということにもなりますね。百姓でありながら恥ずかしいことです。
悪夢
今朝はさすがにへばっておりました。朝、さくらの散歩からかえってからあまりにも体が重たいので二度寝しました。で、その時見た夢・・・
田んぼの畔のような狭い道を歩いている私。道の脇にはたくさんの穴が開いていて、そこからシマヘビがうじゃうじゃと頭を出しています。
足で追い払うと穴の中に引っ込むので、そうやってヘビを引っ込めながら前へと進みます。が、途中からヘビの数も穴の数もどんどん増えてきて、挙句の果てには穴に引っ込んだヘビも私が進もうとするとすぐに頭を出してくる始末。
後ろを振り返るときっと道中ヘビだらけなんだろうと思うと振り返ることも出来ず、このヘビ一体どこまで続くんだーーーー・・・・
といったところで目が覚めました。
なんなんだ、この夢は・・・
ま、二度寝のおかげで体は楽になったので今日から3回目の除草機作業に突入できたわけですが。
早まったか
今日は曇。朝の天気予報では今週近々いつ雨が降ってもおかしくないような感じでした。
配達から戻って時間は15時前。近いうちに雨が降ってくれるんだったら、と思い切って果菜類の苗を畑に定植することにしました。
すると16時過ぎからどんどん晴れてくるではありませんか。一応植えたあとには一株ずつ水をやっておきましたが、夕方家で天気予報を見ると明日、あさってと晴れる予報。
こりゃあ、明日も水をやらないといけないな・・・ひとたび畑に植えた苗に水をやるのって結構手間なんですよねえ。灌水設備なんてないから水路からバケツで水を汲んでは柄杓で一株ずつ撒くんです。
ちなみに今日植えた苗はキュウリ・ピーマン・なす・米ナス、各50株、計200株ですから上記を200動作繰り返すということです。30分以上はかかります。
私、基本的には畑に植えた野菜には水は一切やらない主義なんですが(つまりは雨頼み)、移植直後の値が張るまではどうしても水をやっておかないと枯れてしまいます。だからいつも雨の降る時期を見計らって植えていたのですが、今回はタイミングを誤ったようです。
逸る気持ちに流されるままに動いてはダメですが、充分な状況判断ができずに軽々しく動いたときというのはたいていこんな結果になるものです。あとから少し冷静になって考えればなんでもないことなのですが、その少しのことができないときというのがあるもんです。
昨日あたりから少し上ずったような、腹に力が入らないような妙な感覚には気付いていたのですが、こういうときです、無意識のうちにおかしなことをしているのは。
さて、苗を植えた端から早速こんな虫が寄ってきていました。↓
写真はネット上から拾ってきました。上が「ウリハムシ」、下が「コガタルリハムシ」です。今日ネットで調べるまで、こいつらの幼虫を私はコナガと間違えていました。
ウリハムシはその名の通りキュウリの葉っぱをやたら食い漁ります。コガタルリハムシはいつもスイバやギシギシを好んで食べているのですが、今年は草刈後でスイバの数が少ないので野菜に来るかも・・・
ここまで来れば後は畑の環境(生態系)と野菜の生命力に任せるしかありませんので、私は見守り祈るばかりです。春からの私の行いがここに集約されてくるというわけです。
怪我の功名?
昨日の天気予報では・・・
土曜日=曇
日曜日=雨
ということでしたので土曜日のうちに畑をやろうと思っていると朝から雨・・・仕方がないので田んぼに入ることに。
で、田んぼに入っていると一向に雨が降らなくなった・・・でもやり始めた以上途中で畑に切り替えるのも癪だし、時間も中途半端で畑仕事が片付くほどの時間も確保できない。ということで結局土曜日は一日中田んぼを歩き回って除草機を押しまくっていました。
おかげで土曜日で除草機作業2回目が無事終了。かなりへばりましたが・・・やはり除草作業は半日が限界ですね。
で、今日、日曜日。天気予報が変わり
日曜日=曇
月曜日=晴
となってまして、雨は木曜日ごろまで降らない予報。野菜の定植後には雨が降ってくれないと困るので今日もキュウリやナスなどの定植は諦め、黒豆などの種まきだけを済ませることに。
一応キュウリなどを植える場所だけは準備したので、これでいつ天気予報が急変しても対応できます。
トマトだけはハウスに植えるので雨は関係なく、ホースを引いて水をやるので今日定植しました。
昨日は天気予報が全く当たらないし、一日中田んぼを歩き回っているとしんどいし、で少々面白くなかったのですが、そのおかげで今日と明日は畑にかかりっきりでいられるわけです。
結果的に見るとなんとかうまく廻っているわけでして、こういうのも「怪我の功名」というのでしょうか・・・?
思うようにいかないことばかりなのが百姓の世界ですが、人間の都合のいいようにすべてを進めていくという傲慢な発想ではなくその時その時の気候や周囲の環境、自然界の姿などに流されながらも、その中で自分のなすべきことを見つけてコツコツと生きていくというのが当たり前にならないと一人前には成れませんね。
まだまだ傲慢さが抜け切らない自分に気付かされるばかりです。
実験、実験・・・
田んぼに油をまいてみました。テンプラ油の廃油です。
事の発端は隣の鉄山さん。今年は田植え直後からイネゾウが大発生したので退治するために油をまいたわけです。
油は水面に幕を作り、多面全体に広がっていきます。その油の幕に落ちた虫は気門をふさがれオダブツという次第。
ところが田植え間もない時期だったために水没していた稲にも油が付着。哀れその部分の稲は消えてなくなりました。
そこで私達の見解として、稲が死ぬのであれば草も死ぬかもしれないということになり、稲がそこそこ伸びてきたこの時期に試してみようというわけです。
稲には被害がでないように水は少し落とし気味です。草は除草機でそれなりに押さえていますので水面上に顔を出しているようなものはいません。
さて、結果がどうなるか。これでうまく草が消えてくれたら大助かりです。なんせこの田んぼはもう手で草取りをしなくていいわけですから。
まあ、そんなにうまくいくとは思えないのですが、ダメでもともと、いろいろと試してみないとね。
廃油を使っての虫対策、病気対策はこの近辺では誰もやっていません。まあ、薬を使えばその必要もないだろうし・・・
ちなみにこの手段は江戸時代の農業書の中でも紹介されていましたのでかなり古くからの技術だったようです。
でも江戸時代の人って昆虫や病菌のメカニズムなんて今ほど解明されていなかったと思うんだけど・・・やはり百姓の観察眼というのはたいしたものです。
そのくらいの熱意が今の百姓にもあれば国の言いなりにならずに立派な百姓になれるんだろうな。
ヒエ注意報
今日から2回目の除草機作業に入りました。今日入った田んぼはちょうど一週間前に1回目を終えたところだったのですが、たった一週間で生えるものです。
写真のようにたくさんヒエが生えている箇所というのは限られているのですが、それでもそこそこの面積はあります。除草機ではどうしても稲株の周囲は取れませんので、写真のようにヒエが残って成長を続けていくというわけです。
これらは最終的には手で取って回るのですが、今はできません。除草機を押しているとどうしても目に付いて取りたくなるのですが、それを始めると作業が一向に進まなくなり、気がつくと全体が草だらけという結末を迎えるのです。
それよりも今はひたすら除草機を押しまくって、広範にわたる除草を優先させる時期です。そのほうが最終的には全体として草を抑えられるということにこの4年間でようやく気付きました。
稲の葉先のほうに白い筋が入っているのが分かるでしょうか。イネミズゾウムシ(通称イネゾウ)にかじられたあとです。場所にもよりますが、結構かじられています。
が、この程度の食害では問題ないので放っておきます。こうした稲の生育初期に出てくる虫(イネゾウやドロオイムシなど)用にも薬はありますが、当然使いません。使わなくても稲は元気に育つわけですから。
農協の指導に従いますと、種籾のときの種子消毒、もみを播くときの苗箱にまく薬、田植え前には除草剤、そして生育初期の殺虫剤、と4月5月でこんなにたくさんの薬が稲には使われているんですねえ。みんな金持ってんだな。
そしてこの薬が田の土を殺していくことは言うまでもなく、水を通じてたから川へ、そして海へと汚染の輪を広げていくわけです。残留性や人体への影響はないという薬ばかりですが、売る側の人間が「毒です」とは言いませんわな。そうでなくとも今の世の中公に真実を語る人のほうが少ないですから。
自殺した松岡農水相ではありませんが、今の農政なんて死ななきゃならないほどの秘密がいくらでも隠れてますからねえ。誰も真実なんて教えてくれません。自分で勉強しないとね。
さてさて、話がまた逸れましたが、寒いのか暑いのかよく分からない天候が続く5月でしたが、それでも草だけは猛烈に伸びてきます。稲や野菜たちにもこの逞しさを備えさせられるような百姓になりたいなあ・・・
21:29 | コメント (931) | トラックバック
1回目終了
今日も暑い一日でした。
昨日の雨でまだ土が乾いていないことと、トラクターが入院中ということとで、今日は畑仕事は無しにして一日田んぼに入っていました。
おかげで除草機作業は今日で全ての田んぼを一通り済ませることができました。今のところまずまず順調です。
とは言いましてもまだまだ1回目。田植えが終わってから1週間も経っていません。草が本格的に生えてくるのはこれからです。今から一月が勝負ですので気を抜いている場合ではありません。
加えて今からは畑のほうも忙しくなってきますので、今週のように田んぼにばかりかかずらわっているわけにもいかなくなります。このめまぐるしい一月をいかにうまく乗り切れるかで今年一年が半分以上決まるといってもいいでしょう。
限られた時間と作物の生育状況、周囲の草や天候などなど、あらゆることを的確に見極めながら最善の手を打てるよう作業の段取りを上手に組み立てていく必要があります。
百姓って結構頭を使うんですよ。
19:57 | コメント (1287) | トラックバック
恵みの雨
今回の雨は短時間でそこそこまとまった量が降ってくれました。おかげで田んぼは満水。水下にいますと少しいい天気が続くとなかなか水が回ってきませんで、田植えが終わってから今日でやっと全ての田んぼを満たすことができました。
日中はそれほどひどい雨でもなかったので、今日も合羽を着て除草機押しです。今日のような雨の日は他にこれといってすることもないので田んぼを一枚ほどのんびりと時間をかけて押しました。
さて、巷では「水不足」と騒いでおるようです。ダムの貯水量が格段に少ないとか。
昨秋からの雨や雪の少なさを原因としてあげ、夏に向けては「ラニーニャ現象」なるもっともらしい理屈をつけて危機感を煽っているようです。
古来日本では山や田んぼが天然のダムでした。本来そこに蓄えられる水量というものは半年くらいの降雨量の減少で枯渇するようなものではありません。なにせ山に至っては、大きさにも因りますが、数十年から数百年前の雨が湧き出してきているというのですから。
田んぼも1反に1cm水を蓄えるとその貯水量は1000mlにも及ぶといいます。ちょっとした年間降水量に値します。
田んぼを荒らし、山を荒らし、本来そこに蓄えられるはずの水が地表面を一気に流れ河へ、そして海へと排出されるのですからちょっとしたことですぐに水が枯れるのは当然のことです。
人工ダムなど自然の前には蚊ほどの役にも立ちません。むしろそれを作ることによる損害のほうが甚大であるということにまだ気付かない人が多いようです。
気付かない、というより気付きたくないのかなあ・・・
ということで自分達で招いた水不足、存分に苦しみ反省するいい機会かもしれません。
除草機登場
今日から早速田んぼの除草作業開始です。で、今年もコイツ(↑)に活躍してもらいましょう。
昨日田植えが終わったばかりとはいいましても、最初に植えた田んぼは代をかいてからもう10日が経っています。傍目には草など一つも見当たらないのですが、田んぼに入ってみてびっくりです。
いい天気が続いたこともあってか、水面下にはかなりの草が生えてきていました。全てを完璧には除草することはできませんが、今日除草機を押したことによってかなり助かっているのは間違いありません。
これを放っておいて傍目に見て草が分かるような時期になりますと、もう手遅れですから早め早めの対策が必要です。
こうして除草機を押すだけであれば、時間はそれなりにかかりますが、楽なものです。でもこの除草機だけでは抑え切れない草が後半に向けてガンガン成長してきますので、結局は手でとることにはなるのですが、今のうちに除草機を押しておくことによってその手間も少しは軽減できるというものです。
さあ、これから二月近くの除草作業の始まりです。少しでも除草の手間を省ける方法も考えていきたいですね。当然薬の使用は論外ですよ。
20:14 | コメント (1669) | トラックバック
泥落とし
終わりました!
今日の午前中で田植えが一通り終わりました。19日(土)から後半の田植えを始め、この土日は家族が手伝いに来てくれました。おかげで昨日まででほとんど植えることができ、今日は朝からのんびりと残りを植えて終えることができました。
今回の田植えに協力してくれた友人・家族に感謝の限りです。
午後からは田植えの後片付けと、植えなおしをしました。今年は強風吹き荒れる日が多く、せっかく植えた苗が風で流されているところが結構ありました。
時間も手間もそんなにかかる作業でないのですが、せっかくきれいに植えてもらった田んぼですからなるべく抜けているとこがなくなるようにと少しだけですが植え直しをしました。
今日はめでたい「泥落とし」ということでいつもより少し多めに酒をいただいております。
まあ、今からの除草作業のほうが本格的に大変なんですが、今日一日くらいは気兼ねなく休ませてもらいましょう。
20:25 | コメント (1502) | トラックバック
腰休め
14日(月)から田植えを始めました。この前半戦は友達一人だけの参加という予定でしたが、自転車で沖縄から埼玉の実家まで旅をしているという若者がひょんなことから参加することになり、3人での田植えとなりました。
一人増えたことで予定より早く進み、今日の午前中で予定していた田を植え終わりました。これで今約半分が終わった算段です。
この2日間は天気にも恵まれ、快適にのんびりと、でも着実に田植えが進みました。そして先ほどからは恵みの雨。しばらく雨がなかったこともあり水が少なくなっていたのですが、この雨のおかげで田植え後の田んぼには無事に水が満たされました。ありがたいばかりの巡り会わせにより前半戦を気持ちよく終えることができました。
今日は午後から少し腰休め。前半戦の疲れを取って明日からは残りの代掻き、そして週末には残りの田植えです。今のところ後半戦は人手不足の予定ですが、焦らず着実に植え進めていきたいですね。
写真は昨日の夕方、植え終わった田んぼでの写真です。右側が私、左が友人ですが、プライバシー保護のため顔の辺りを少しいじっています。ちなみに旅の若者はこのときシャッターを押してもらってましたので残念ながら写ってません。
18:03 | コメント (1345) | トラックバック
草刈初め
田植えの日程を決めますと、俄然慌しくなってきました。
ただいま田んぼは荒代をかいた状態。田植えまでに畔草を刈って、植え代をかいて、泥が落ち着いたらワクをまくっていよいよ植え始め、という段取りです。
代をかいてから泥が落ち着くまでには2日くらい見ておくので(田んぼによって差はありますが)それまでに草を刈って水漏れなどの最終チェックをしておこうと思いますとあまり日がありません。
で、今日から畔草を刈り始めました。畔草が伸びているからといって田植えができないわけではないのですが、一つには蛇が見つけにくいのが嫌なこと、もう一つには田植え後が畑なども忙しくなりますのでなるべく草刈時期を遅らせたいということ、などなどの理由から毎年代掻き前に草刈をします。刈った草は田んぼに落とすので代をかいた後ではよろしくないわけです。
今年初めての本格的な草刈作業ということで、まだ気分が乗っています。だから今日は一日中草刈をしてもなんとか精神が壊れずに済みました。でもさすがに腕はパンパンです。
今時期はまだ新鮮味もあってかなりの時間草刈に専念できるのですが、これが秋に向けてどんどん草刈持久力がなくなっていくんですねえ・・・
草刈機でやっているわけですからかなり楽に作業させてもらっているはずなんですけどねえ・・・
こうして考えてみると昔の人は鎌一本で田の畔草を刈っていたわけですから頭が上がりません。自称百姓とはいえ、まだまだ至らぬものです。
21:16 | コメント (1376) | トラックバック
田植え参加者募集
今年の田植え日程を決めました。
5月14日(月)~15日(火)
5月18日(金)~20日(日)
の2回に分けて行います。参加できる人はご連絡をお願いします。
あ、もう大半の方はご存知とは思いますが、うちの田植えは手植えです。が、初心者でも大歓迎ですよ。
20:56 | コメント (1523) | トラックバック
ニラパワー
2日前からやたらとヘバリ気味だったのはどうやら風邪気味だったようです。
昨日の午後からえらく体がだるく、どうも風邪をひきかけている模様でした。ということで精のつくものをしっかり食べて寝ようと思うわけですが、私の思いつくものといえばニンニクやニラのようなもの。
そういえば畑の隅にニラが生えていたな、ということでニラを取ってきてギョーザを作ることに。夕べはニンニクとニラをタップリ利かせたギョーザをタップリと食べて早くに寝ました。
おかげで今日はだいぶ楽になり野良仕事もできました。
ここ数日気温もそれなりに上がってきまして、苗も大きくなってきました。↓
一時期低温で葉がやられたりもしたのですが、それで鍛えられたのか、元気に育っています。
ただ、生育にかなりばらつきがあるのでまだまだ小さいところも結構あったりします。↓
まあ、まだ田植えまで2週間はありますので今から追いついてくれることでしょう。
20:34 | コメント (1384) | トラックバック
畔塗り
朝まで小雨が残りました。風はやや冷たい。畑はまだ水が引かないということで、今日は田んぼの畔塗りをすることに。
今年は水が少ないので少しでも水漏れの要因をなくしておきたいわけです。鍬で畔を突き固めながら泥を塗りつけていきます。かなりの重労働です。しかも鍬の幅ずつしか進まないわけですからいつまでたっても終わりません。
当然のことながら手は痛くなりますし、腕も乳酸が溜まってきます。少しでも力を分散するために全体重をかけ、足まで駆使して塗り固めていきますが、結局は足腰までもに乳酸が溜まってきまして、午後3時で作業中止。
無理して頑張っても今日一日で終わるわけではありませんし、明日以降の作業に支障が出てしまっては元も子もないので、限界一歩手前でやめます。
で、どのくらい作業が進んだのかって・・・全体の4分の1くらいかな。まあ植え代をかくまでには充分日があるので畑仕事と平行して少しずつ仕上げていきます。
明日は筋肉痛必至です・・・(まだかろうじて翌日に筋肉痛が出る華の30代ですから)
18:29 | コメント (1877) | トラックバック
休息
今日は雨。しばらくいい天気が続いてくれていたので田畑にとっても私にとってもちょうどいいタイミングでの恵みの雨となりました。
ということで今日は一日ダラダラと休ませてもらいました。苗の水や田畑の様子などは気になりますのでさくらの散歩を兼ねて見回り程度のことはしますが、久々に仕事らしい仕事は全くしない一日でした。
荒代をかいた田んぼにもちょうどよく水がたまりましたし、畑の野菜たちも一息つけたような表情をしています。
たまにはこういう日も悪くないもんです。
20:54 | コメント (1417) | トラックバック
春の祭典
今日は毎年恒例、恵比寿神社の春の祭典「愛宕祭」です。この「愛宕祭」、去年も書きましたように火の神様をお祭りするものです。
大朝の町のほうでは毎年この同じ日に「わさまち」というお祭りをしているのですが、これも実は同じ「愛宕祭」。昔の商店街にある愛宕神社のお祭りです。だから同じ日にあるわけですが、今年はこの日になった謂れを知ることができました。
昔々、大朝の町で大火があったそうです。その日がちょうど今日らしく、それ以来火の神様をお祭りし、火事など火の災害がないようにという行事になったそうです。
我が部落でのお祭りは見ての通りこじんまりとしておりまして、純粋に準備と祭典、後片付けだけしかありません。一方「わさまち」のほうは完全にイベント化しておりまして、ステージあり、出店ありの大騒ぎです。といってもあくまで田舎町での規模ですから・・・「わさまち」で愛宕神社にお参りをしたり式典に参加する人がどれだけいるのかは甚だ疑問です。
ま、それはさておき、この「愛宕祭」の最中に「火災通報」、つまりは火事が起こりました・・・このお祭りに関係のない地区でのことではありますが、皮肉なものです。と同時にやはりこの時期は火事が起きやすい気候であることは昔も今も変わらないということなんでしょうね。
新調
トラクターの爪を新しくしました。今のトラクターを中古で買ってから5年、小指くらいの細さにまで磨り減っていた爪はあまりにも仕事になりませんでした。
結構高い代物なのですが、思い切って買って大正解です。格段にいい仕事をしてくれます。新しいもので耕耘して見ますと、今までいかに無駄な時間と燃料を使っていたかを思い知らされました。
ということで田んぼの荒代かきは一度やっていたのですが、新しい爪でやり直しです。なにせ古い爪でかいた代はほとんど練られていないので水がすぐに抜けてしまうので。
なにはともあれ、気分よく作業ができます。
狩猟本能
ようやく暖かくなってきました。と同時に野良仕事は急に忙しくなっております。今まで縮こまっていた野菜たちも急に生育を再開し始め、田ごしらえもあいまって慌しくなってきました。
そんな中、さくらは最近やたらと狩をしたがります。先日散歩途中でモグラを捕らえたのを皮切りに、最近は動くものを見るとすぐに跳びかかっていきます。
そして今日、ついに鳩を捕りました。ハウスの中に入り込んでいた鳩が出口を見つけられず中で右往左往していたところ、目敏く見つけたさくらの狩が始まりました。
私が気付いて鳩を逃がそうとハウスへ近づいていたちょうどそのとき、目の前で捕まりました。哀れ鳩は一瞬で羽をむしられ飛べない姿に。さくらの場合、とりあえず動かなくなったら面白くないようで、さっさとその場を離れます。
鳩は死んでおらず、まだ元気な状態なのですが、羽をむしられているのでもう飛ぶことができません。とりあえずハウスから逃がしてはやったのですが、飛べない鳥は獣達の格好の餌食です。おそらく今晩中に食われてしまうのでしょう。
ハウスという人工物を立てたのも私、さくらを放して遊ばせていたのも私、この惨事の全ての発端は私にあると思うとなんとも後味の悪い出来事でした。
それでも毒は・・・
4月も20日になりましたが、相変わらず朝晩は冷えます。日中は暖かいのですが、この寒暖の差はこたえます。
先日苗を覆っていた銀紙をはがし、お目見えしました。今年は芽だしをしていませんので、苗の大きさもまちまちです。一見いい加減に見えるこんなやり方も、手植えだからできること。機械植えの場合は苗の大きさを均一にそろえますので、電気を使って出芽をそろえます。
今年の私はそれが面倒くさいということと、播種前に既に芽が出始めているものもあったこと、そして電気に頼らずにという思いから今年は芽だしを省いたわけです。
さて、銀紙をめくってみると・・・
こんなところもありました。ネズミかスズメか、犯人はよく分かりませんがとにかくやられてます。今のところ被害はあるものの苗が足りなくなるほどの被害ではないので目をつむっています。
でもこれ以上被害が広がったら・・・と思うと少し怖くなり農協で殺鼠剤を買ってきました。早速ハウスの隅に置いてみたものの一晩中悩みました。
ネズミが毒を食べて死ぬ(若しくは弱る)→そのネズミを捕食する動物がいる
ネズミは死ぬけど大きな動物は大丈夫だよ、とか言われてもやはり毒を保有しているものを食べるという行為は気味の悪いものです。(私が食べるわけではありませんが・・・)
結局翌朝(今朝)殺鼠剤は回収。地道にペッタリシートで頑張ることにしました。とりあえず殺鼠剤も食われた形跡はなかったのでよしとしましょう。
「背に腹はかえられない」とはよく聞きますが、この大義名分の下に我々は農薬や添加物を食わされ、山・川・田畑(当然暮らしている環境も)は汚染され続けているわけですから、よくよく危険な言葉です。
そもそもそんな毒(=合成化学物質)がなくとも人間は死にませんから「死活問題」ではなく単にその人の「怠慢」と「強欲」のなせる業なんですけどね。
私もまだまだそれらが抜け切りません・・・
寒いけど・・・
昨日からまた寒くなりました。とはいえもう4月も後半。さすがに種まきをしたい野菜もあります。
こんな時頼りになるのが周囲にある植物。花の咲き具合や新芽の出方などで季節を読み取り野良仕事の指針とするのが昔からの百姓の知恵でした。
ところが今年はこの頼みの綱が大混乱です。早く咲く花、遅く咲く花の順序が入れ違ってみたり、同じ時期に姿を見せるはずのないもの同士のペアが見受けられたりと、全くもって不可解千万。
こうなってくるとかなりの賭けにはなりますが、旧暦だけを頼りに作業を進めることにしました。これでも新暦よりはなんぼかマシでしょう。
午前中周囲の人たち(自然農法に理解のある人に限りますが・・・でないと季節感などを尋ねるのに役に立ちませんから)にいろいろと相談してみて、決心しました。そして午後からはいろいろと種蒔きを。
とりあえず霜に弱いものはハウスの中で育苗していますのでその点だけは心配ないのですが、今後の生育如何によっては大きく作業工程も変わってくるでしょうから予断を許しません。
今晩はまた更に寒くなってきました。今頃になってまたストーブに火が入りました。念のためにと今月頭に買っておいた灯油が役に立ってます。
オリキャン
この土日、私のはるか後輩に当たる大学の新入生達が「オリキャン」でうちに来ました。
この「オリキャン」、「オリエンテーション・キャンプ」の略でして、新入生が大学に入ってすぐの頃に親睦を深めたりすると言う目的で私達のころからあった行事です。
十数年が経ち、その内容や規模など形はすっかり変わってしまったようですが、そのおかげで小規模になり、今回のようにうちで受け入れることもできたというわけです。ちなみに私達の頃は全学一斉にやってました。
人数は学生30名、院生2名、教官2名の計34名。それに私とさくらです。これだけの人数が一時に泊り込んでうちに来るということは初めてのことでしたし、人数が人数だけにどうなることかと気を揉みましたが、みな素直でいい子ばかりでしたので期間中とても楽しく、そして予想していたよりもスムーズにプログラムを進めることができました。
さすがに今日の午後に皆が帰ったあとはすっかり気が抜けてしまい、ぐったりとしてしまいましたが、期間中充実していたのでしょう、「疲労感」とはまた少し違った感じです。
学生達に話をする機会も与えてもらえましたし、一緒に飯を作ったり作業をする間を通じてもいろいろと話ができましたし、歳はかなり開いているのですがいい刺激をもらえました。こうした機会をいただけたことに感謝です。
さて、明日は雨の予報なので少しゆっくりできそうですが、また気持ちを切り替えて田畑に臨みましょうか。
イデセキ
今日は午後から「イデセキ」。田んぼに水を引く水路の点検、掃除です。みんな「イデセキ」と言っているのですが、どういう漢字を当てるのかよく分からないのでとりあえずカタカナで。
私のいる地域は最も水下に当たり、毎年のように水が来ません。今年は冬場の雪不足もあり、例年以上に水が少ないのでより万全を期して水取りに臨まなければなりません。
ということで部落内の水利権者が集まって「イデセキ」です。水路を辿って取水口(ここを「イデ」と呼んでいる)のある場所まで確認しながら歩きます。距離にして1.5キロくらいでしょうか。
余りの水の少なさに一同唖然としながらの遡上です。途中からは全く水が通っていない有様です。「イデ」まで行ってみて原因判明。
「イデ」から水路に入ってすぐのところ(写真の場所です)に大量の土砂が堆積しています。これにより水量がかなり制限され、当然下にむいてはチョロチョロしか水が流れないということです。
水上の人は自分の田んぼの水路なのに掃除をしないのか、と思われるでしょうがしません。その程度の水量でも自分の田んぼには充分水が入りますから。でも下の人間はこれでは一滴も水が来なくなりますので必死です。
で、水路からきれいに土砂をあげてみますと・・・見違えるような水の流れ具合です。やはり水路はこうでないと。
その後水の流れを確認しながらまた下まで戻って「イデセキ」終了です。これだけやっても絶対的な水の少なさは否めませんが、なんとか田んぼにはなりそうな気配です。よかった、よかった・・・
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田起こし終了
このところの好天で田んぼがよく乾いてくれました。ということで、昨日、今日と田起こしをしました。
明日は雨が降りそうということで、なんとか今日で一通りの田んぼを起こし終えました。思ったよりも早くかたがつき、気分的にもひと段落しました。
こちら先日籾播きをしてハウスにおいていた苗箱なのですが、「チュー害」発生です。2~3枚なのですが、ネズミに荒らされました。なるべく「赤米(殺鼠剤)」には頼りたくないのですが、もう少し様子を見てこれ以上被害が出るようであれば考えなければいけません。
ちなみに今は「ペッタリシート(ねずみ用のゴキブリホイホイみたいなもの)」を仕掛けていますが、さすがに屋外ということで成果は期待できそうにありません。
あー、怖かった
今年から一枚田んぼが増えました。その田んぼはこれまで数年間放置されており、一面の草が鬱蒼としていました。
このままではトラクターも機能しません。季節は春。先週から好天が続き、よく乾いています。去年からのままで立ち枯れになっている草、それ以前から堆積している枯れ草などが厚く敷き詰められた状態です。
一気に燃やしてしまおうということで、ついに本日決行しました。
夕方6時を廻り、お天道様は西の空に沈んだ頃。普段だとこの頃に一旦風が止みますので、それを狙って火をつけることにしました。
ところが今日は折悪しく風が止みません。とはいえそれほどひどい風でもないので思い切って火をつけることに。
予想以上に一気に燃え広がり怖いのなんの。ライター一本で瞬く間に日は田んぼ一面に広がっていきます。さすがに一番火が大きいときは写真どころの騒ぎではなく、少し火が落ち着いた頃にようやく写真を撮ってみました。
よく乾いていたので7時ころにはすっかりと燃えきってくれました。田んぼはきれいに一面の灰。焼畑農法さながらですね。
これで少し田んぼに近付きました。
籾播き
先日の雪以来未だに朝晩は少し冷え込みますが、日中はだいぶ気温が上がってきました。
そんな中、本日ついに籾播きをしました。今年の稲作りもいよいよ本格的に始まったという感じです。
先月頑張ってハウスを建てたおかげで順調に作業も進みました。ただ、今日くらい暑くなってくるとさすがにハウス内での作業はつらい・・・ただ籾を播いて苗箱を広げてといった軽作業ではありますが、この時期にはないくらい汗をかきました。
例によって写真は撮り損ねております。籾播きが終わってもすぐ次の作業が待っているので休むまもなく動いておりますと、気がつくと夕方。さくらの散歩、夜は部落の寄り合いがあったりとバタバタしておりました。
あれも、これもと追い立てられるような感もありますが、今年はそれでも一つずつ片付けては進むという形が今のところは取れている気がします。これが私の成長なのか、はたまためぐり合わせがよいだけなのか・・・
今の忙しさの3分の1くらいは実は去年の秋にサボった分のツケでもあります。近所のお年寄りと話していたときに「去年の秋には戻れんけーねー。」という言葉を聞きました。重たい一言です。
一つ一つコツコツと着実に、というのは百姓のモットーですが、その裏には先の先まで見越した計画性とあくなき自律心が備わっていないと実現できないということを改めて反省させられた次第です。
しばらく晴れ間が続きそうなこの時期にあれもこれも・・・否、一気に片付けようという土建屋根性ではなく細く長くの百姓根性で足元だけ見て暮らせるようにならないとな。
新記録
寒い、寒いと思いながら朝起きてみてびっくり。雪が見えます。私がここに来てから一番遅い雪です。
この時期のことなので少し降ってすぐに止むだろうとたかをくくっていたのが間違いの始まりでした。
その後も雪は降ったりやんだり。結局夕方までずっとこの調子でした。降ってはうっすらと景色が白くなり、止んではすぐに融けてなくなり、と一日繰り返しておりました。
更に悪いことに風は台風並み。買い物に出かけている間に洗濯物は物干し竿ごと吹っ飛ばされており、無残、洗濯物は泥水の中。干し道具は落ちて損壊。
今のところ雪は止みましたが風は相変わらず、というよりも更に強くなっている気がします。明日は更に冷え込んで氷点下の予報。
4月だよなあ・・・桜も咲き始めているんだよなあ・・・
今年は油断ならない気候が続きそうです。
お宝・・・とはいかないが
ここ大塚でもようやく桜が咲き始めました。でもまだ梅は満開状態を保っていますし、桃も今頃蕾が膨らんできています。今年はうまくいくと梅・桃・桜を同時に拝むことができるかもしれません。まあ、これも気候がおかしいってことでしかないんですが。
しかもまた明日から寒くなりそうです。4月に入っていきなり寒気がやってくるとの予報。予報どおり今日は午後から北風となり、日が暮れてからは気温も下がってきています。
写真ですが、畑で拾いました。何かさっぱり分からない写りですが、「五銭硬貨」です。私のカメラではこの程度の写りが限界です。これ以上よるとピントが合いませんでした。写真の裏面(どっちが硬貨の表かよく分かりません)には「大日本」という文字と「昭和十七年」という文字、それから何かはよく分かりませんが鳥が刻まれています。
ちなみに写真の面は「五銭」という文字と菊の御紋が入っています。
私五銭硬貨は初めて見ました。一世代上の人たちは実際に使っていた記憶もあるのではないかと思いますが、私世代は「銭」という単位を使ったことがありませんので。
大きさ、重さ、ともに現在の一円硬貨並です。拾ったときは土がついていたこともあり、一円硬貨だと思っていましたが、土を落としてみてびっくりです。どういう経緯で今ここに出てきたのか興味が尽きません。
予測不能
今朝は久々に冷え込みました。ここ最近は朝も10℃近くある日があったりとだいぶ暖かい日が続いてくれていたのですが、今朝はいきなり0℃近くまで下がりました。久しぶりに霜も降りました。
これだけ急激に気温が変化してくれると私達の体も疲れますが、植物も生育に戸惑いが出てくるのではないかと心配しています。ここ最近の暖かさで桜の蕾もだいぶ膨らんできましたが、また少しお休みかな。
天気予報では今日は午後から雨模様でしたが、幸い夕方まで待ってくれました。一日中「いつ降るか」というようなどんよりした天気と強い風でしたが、雨が降らなかっただけ作業は進みました。
今は田んぼに牛糞を広げています。
ここ数日の雨などで田んぼも水が引ききってはいないのですが、まだ雨が降りそうということで少し無理してやってます。ぬかるんだ田んぼの中を一輪車を押して歩くのは結構な重労働です。今日一日で100杯は運んだでしょうか、牛糞を一輪社に積んだり下ろしたりという作業自体はたいした力仕事でもありませんが、途中の歩きだけでぐったり。
ということで今日は無理をせずに夕方5時には作業を終えました。あと少し残っているのですが、無理をしても今日中には終わりそうにないので。
日が暮れてからは猛烈な風とともに雷雨になりました。今は少し小康状態でカエルの声が聞こえてきました。今夜は気温も高め。徐々に冬眠から覚めてきているようですね。
春のにほひ
最近山のにおいが春になってきました。山の近くにいると風に乗っていいにおいが漂ってきます。
今日は両親がやってきました。遊びにではなく、作業をしに、です。父親が「ハトムギを作りたい」と言いはじめたのがことの始まり。ちょうど近くに使わせてもらえる畑がありましたので今年からそこでハトムギ栽培をすることになりました。
その畑は今までずっと放置されていたのでものすごい草になっておりまして、まずはその草を片付けることから始めました。
朝降っていた雨も早めにあがってくれたので、無事一日作業ができ、草は今日一日でほぼ片がつきました。
ちなみにこのハトムギ畑に関しては私はノータッチです。トラクターで畑を起こすくらいのことはしますが、基本的には両親だけで栽培をするという話にしています。
長年田畑を放置しておくとなかなか元に戻らない、とはよく言いますが、そんなことありません。確かに草を片付けるのは一仕事ですが、荒れ放題になっていた田畑は土がよく肥えています。
ということで今年のハトムギ栽培は肥料面に関しては楽にできるでしょう。
休みのときだけこっちに来てのハトムギ栽培、果たしてどうなることか。うまくできるといいのですが。
知らなかった・・・
昨日は米の配達で広島へ。天気も雨だったので実家に一泊して今日帰ってきました。
夕方実家にてのさくらの散歩。河川敷を散歩するのですが、川中に川鵜を発見。あのあたりで川鵜を見たのは初めてのような気がします。
目の前で水中に潜っていった川鵜。なかなか上がって来ません。待つこと10秒弱(自信はないが・・・)10数m先に姿を現しました。
川鵜ってあんなに長い間潜っていられるんだ・・・もっと一瞬で上がって来るのかと思ってた・・・
陽気
今日は昨日よりさらに暑い一日となりました。おかげで洗濯物も布団もよく乾いて気持ちいいのですが、気持ち悪いものも出てきました。
早くもヘビが姿を現しました。アオダイショウの子供のようです。柄がマムシに似ているのですが、頭の形と体の長さが違います。さくらがちょっかいを出していたので少しひやりとしましたが、毒はないので一安心。一緒に撮影です。といいましてもヘビのほうは思いっきり威嚇態勢に入っていますが。
鶯
今日は午後から雨が上がり、またまた暑いくらいの日差しとなりました。ということで、ハウスの仕上げを。残念ながら扉のビニール張りだけが残ってしまいましたが、とりあえずこれで風が吹いても心配ない状態にまではこぎつけました。
夕方さくらの散歩のときに鶯の声を聞きました。今年初めてです。ここ2,3日急激に気温が上がってきましたのでそのせいでしょうか。満開の梅と鶯の声、日差しも強くなりいよいよ春めいてきました。
昨日、今日とストーブも要らないくらいですので燃料代も助かります。よくよく思い返してみると今年の冬は灯油を余り使わなくて済んでいたのですが、3月に入ってからが一番消費量が多かったかもしれません。
このまま順調に暖かくなっていけばいいのですが、そこはそれ、山間部のことですからまだ遅霜くらいはどこかで来るんでしょうね。
ほぼ完成!
今日は日中とても暖かく(暑く)なりました。明日から雨が降るという予報ですのでなんとか今日中にハウスを完成させようと朝から残りの作業に勤しんでおりました。
午後3時前ごろにようやく骨組みが完成し、最後のビニール張り。これはさすがに一人ではうまくできないので、友人に手伝ってもらいようやく完成しました。
夕方遅くまで手伝ってもらい、感謝感謝です。時間が足りずに細かいところが少し残っていますが、これは一人でもできる作業なので雨が上がってからまた追い追い片付けていきます。
春の大仕事が一つ片付き、今日は非常に気分が晴れやかです。って、ここで気を抜いている場合じゃないんですけど、明日はちょうど雨ですし少しのんびりさせてもらいましょうか。雨が上がったらまた気を入れなおして次の作業に励みます。
もう一息
今日は写真を撮り損ねましたが、またまたハウスの続きをやっておりました。
途中昼前ににわか雨というアクシデントもありましたが、その後は雲が多くも無事作業を続けられました。この時間ロスはありましたがなんとか明日中には完成までこぎつけられそうな目処がついてきました。
明日は完成の写真が載せられるよう頑張ります。
今日もまた
ハウスの続きです。今日はつま面が片側だけつきました。途中組み立て方を間違えたりして少し手間取ってしまいましたが無事にできました。ちなみに写真は途中で撮った写真です。
垂直・水平をある程度正確に測りながらの作業ですし、一人作業ということもあり進み具合は遅いものでしたが、今のところいい具合に組みあがってきています。
後は裏面のつまも同じようにくみ上げればかなり完成に近付きます。
作業工程もだいぶ要領がよくなってきますし、頑張ればなんとかあと2日で目処がつきそうです。
少しずつ
昨日に引き続き、今日もハウスを建設中。てこずっていたアーチ部分も午前中でなんとか片がつきました。
実際に建ててみると思っていたよりも大きい感じがして、本人もびっくりです。ま、大規模にやっている人から見ると玩具みたいなものなのでしょうが。
週末までは雨が降りそうにない予報なので、なんとかそれまでに完成させたいものです。他の仕事も進みませんしね。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、朝晩の冷え込みはもう少し続きそうです。日中もまだ風だけは冷たいですね。あの2月の暖かさはなんだったんだろう。
ハウス
3月も下旬に入ろうというのに相変わらず寒い日が続きます。今朝も-5℃くらいでした・・・日中はそれなりに日が射しましたが風は冷たく、気温はそれほど上がりません。
こんな調子で今月に入ってからというものたいして仕事ははかどっていません。しかし、春気分にならないからといっていつまでもダラダラしている時期でもなく、気がつくと「あれも、これも」と急にやることが立て込んできました。
今週は割合天気が持ちそうな予報ですので、ここらでハウスを完成させておかねばいよいよあとがありません。ということで今日からいよいよハウス建設に取り掛かりました。
陶芸家の友達を昼飯のお好み焼きで買収して手伝ってもらうことにし、今日は午後から作業開始。設置場所の土が非常に深くパイプが際限なく埋まっていくという難事にぶつかり作業は遅々として進みませんでした。
結局終わってみれば半日でアーチ部分が3分の2くらいしか立っていません。厳密ではありませんが水平をとりながらの作業ですので遅々として進まないのは致し方ありませんが、パイプが埋まりすぎるのを埋まらないように調整するのは思った以上に手間と時間がかかるものです。
でもここをいい加減にすると後々とんでもないことになってしまうので、面倒でも堅実な仕事をしておかないと。なんとか今週中には完成させたいな。
また・・・
10時ごろから降り始めた雨がお昼ごろには雪に変わりました。湿った雪でたいして積もるものではないのですが、いまだに降り続いています。
今月に入ってからというもの寒さも戻ってきましたし、雨よりも雪になる日が多くなりました。さすがに3月ですので積もるというほどのものはありませんが、先月末より春気分になっていたものを無理やり冬に引き戻されたような感じでいまひとつ精神調整がうまくいきません。
ということで最近の私はダメダメです・・・今日みたいな日は特に何をするわけでもなく一日炬燵にもぐって本を読んでは昼寝をして・・・といった体たらく。
そんな腐った気が伝染するのか、さくらも一緒にゴロゴロ。ともに寝てばかりおります。それともこいつの場合は気候に合わせて活動を諦めているのか・・・そのあたりの実情は分かりませんが、とにかく我々、この曇天続きと見事にシンクロしたような日々を送っております。
今しばらくは天候もすっきりとしないような予報ですが、もう読む本がなくなってきたんだよなあ・・・
予定変更
今日は午前中晴れましたが、とてもハウスを建てられそうな状態でもなかったので予定を変更して竹林伐採。
天気予報では夕方まで天気はもちそうだったのですが、実際には14時前には降り始めました。結果、あと少しというところで竹林伐採も断念。あと1時間もあれば片付いていたのですが、なかなか思うようにはいきません。
自然相手、天候次第ということですのでこういうこともままあります。来週もあまり好天は続きそうにない予報ですが、うまく晴れ間を使って少しずつ作業を進めましょう。
ぐうたら
せっかく友達が手伝いに来てくれているのにこの雪です。写真は昨日朝のものですが、昨日一日降り続き、今日一日をかけてようやく大半が消えました。
でもハウスを建てるのは無理そうです。まだ畑はよく乾いていないし・・・
ということで友達滞在の最終日である明日はハウスを諦めて竹林の伐採でもしようかと話しているところです。
ちなみに雪が降ったおかげでここ3日はほぼ何もできてません。日がな一日炬燵に入ってさくらと一緒にぐうたらぐうたら・・・なんとも申し訳のない滞在期間にさせてしまいました。
来週もあまり天気はすぐれないような予報。一体ハウスはいつになったら建つのでしょう。
開花
今年は暖かいと言い続けていますが、昨日・今日はまた特に気温の高い日でした。そのせいか、こんなに早い時期に境内にある梅の花が咲き始めました。もちろん今までで一番早い開花です。
昨日から友人が滞在中。野良仕事も手伝ってもらっています。同じ作業でもやはり二人でやると進みます。
今日は種籾の塩水選→酵母殺菌、ボカシの積み込み、畑に糠撒き、ピーマンの種伏せ、らっきょの植え替え、ハウス部材の準備などなど、朝は遅めに動き出した割には多くのことが出来ました。しかも労力は半分ですから作業量のわりに体も楽です。
明日はまた冬型の気候に戻る予報。雪が降るかどうかが怪しいところですが、まあ降ってもたいしたことはないでしょう。
今日は予想外に天気がよかったものでついつい外作業ばかりに気をとられてしまい、結局キムチを漬け忘れていました。せっかく甕を持ち帰ったのだから明日こそは漬けよっと。
キムチ
今年は今頃になってようやく白菜のキムチ漬けをしようとしています。先日実家に戻ったときに材料などを買い込んできたのですが、肝心の甕を持って帰るのを忘れてしまいました。
実家にちょうどいい大きさの甕がありまして、それを使って漬けようと思っていたのですが、忘れてしまっては漬けることが出来ません。
材料が傷んでも面白くないのでとりあえずつけ材料だけは作っておきました。こうしておけば少々日が経っても大丈夫。
粗挽き唐辛子・細挽き唐辛子・糸唐辛子・大根・人参・玉葱・ニンニク・生姜・りんご・ねぎ・にら・イカの塩辛・アミの塩辛・マツの実・塩・砂糖・・・と、こんなくらいでしょうか。こうした材料を切ったり揉んだりしてようやく写真のような漬け材料が出来ます。ちなみにこの作業だけで2時間以上かかりました。
白菜は先日来塩漬けをしておりますので甕の準備が出来次第この漬け材料とともに本漬けに入ります。本漬けに入ると1週間もすれば食べられます。
この甕を取りに明日の夕方からまたまた実家に向かいます。明日は実家に泊まり、日曜日に帰って来る予定。
さて、今年のキムチは美味しく漬かるかな。
暑いのか寒いのか
またまたしばらく更新をサボっていました。で、気がつくと今日から3月。早いですねえ。
最近の私はといいますと、天気もいいので畑で草取りなどしちゃってます。さすがに3月の声を聞きますと、急に春準備が忙しくなってくるような気がして少しずつは動いておかないと、と思い始めるわけです。特に今年は雪が全くありませんので尚更です。
さすがに冬の間で体は完全に鈍ってきておりまして、一日じっとして草をとり続けているということがかなりの重労働に感じられます。
今日はこんな調子でほとんどじっとしている状態が続いていたのですが、じんわりと汗ばむくらいの陽気でした。こういう日に外で作業をするのはとても気持ちよくて好きですね。
まだまだ朝晩は冷え込みますが、それでも天気予報での予想ほどの冷え込みはありません。今日のような放射冷却の強い日でも-5℃までのことです。更にこういう日は朝から快晴ですぐに気温が上がってきますので尚のこと寒いという感覚が薄れますね。
先月から始まったさくらの生理はまだ続いておりまして、野良犬や近隣の♂犬どもの魔の手からさくらを守るべく警戒の日々は続くのでした・・・
花粉症
最近天気予報などではやたらと花粉情報などを報じています。つい20年も前までは病気としても一般的には認識されていなかったようなものが、いまや立派な国民病です。
花粉症の原因はといいますと、あやふやなまま「アレルギー」の一つとして片付けられていますが、ちょっと考えれば誰にでも分かることです。
昔なかった病気が蔓延しているわけですから、そんなものがなかった時代と現代とを比べてみれば原因はすぐに見つかります。私のようなおバカな百姓でもわかることです。
おっと、話は少し逸れましたが、花粉症の話を聞いていると群集心理の面白さに気付きます。
花粉症がまだ少数派だった20年位前は花粉症などと口にしてもバカにされて取り合ってもらえなかったのが一般的でした。病院では病人として扱われますが、世間一般では「そんな病気があるか」的な扱いです。
これが多数派になってくるとNHKのお天気コーナーでも花粉情報を報じるくらい重要視されます。未だに健全な体の持ち主は花粉症などどこ吹く風ですが、いまや花粉症をバカにすると完全に悪者扱いです。肩身の狭かった花粉症患者も悲劇のヒロインです。
さて、これが巷にあふれているありとあらゆる合成化学薬品のことになりますと健康被害の症例が少ないとあって、20年前の花粉症と同じようにしか捉えられていません。やはり近代民主国家においては過半数の人間が死なないと可決とはならないようですね。
しかもこれが自分の代では顕現しないとなるとしめたものです。「よりよい社会のために」とか言いながら後世に禍根を擦り付けて正義の人でいられます。
いまや田舎の酒席でさえ癌細胞論議が出来る時代です。科学の進歩は私達に何をもたらしてくれたのでしょうね。
とかなんとか言いながら、私、百姓のくせにイネ科の花粉症が治ってませんから・・・切腹!(そういえば「波多陽区」ってまだテレビに出てるのかな)
故障
今日は午前中田んぼの畔を削っておりました。田んぼの水漏れを防ぐためにこうして一度畔を削り、水を入れるときに泥で畔を塗りなおします。これだけでも結構な重労働です。
この田んぼ、去年私が作り始めたときには畔まで竹が侵入しておりました。竹のほうは少しずつ切り、なんとか畔が見える状態にまではしていたのですが、根がしぶといです。
今日、畔を削っておりますと出るわ出るわ、畔からのみならず伸びた竹の根が田んぼの中にまで進入しております。
で、頑張って根を掘り起こしておりましたが、鍬の頭が緩んできてすぐに抜けそうになります。竹の根が多くなってくると頻繁に頭が緩むので仕事になりません。
ということで途中で作業を諦めて鍬を直すことに。楔を打ち込みなおしておりますと、鍬が微妙に反っているのが気になりまして、それも修正しようと。
硬い根などを起こそうと力任せにてこを使いますと鍬そのものが曲がってしまうのです。ステンレス製だから仕方ないですね。
で、反対に曲げておりますと「あっ」ひびが入りました。小さいひびですが、肝になる部分ですので今後は強い力をかけると完全に折れてしまうでしょう。
やはりステンレスの鍬はこんなもんです。諦めてちゃんとした鉄の鍬を買うことにしましょう。これでも5000~6000円もしたんですけどねえ・・・
温室育ち
今日も春を思わせる好天。ですが、やはりまだ2月です、風は少々冷たいですね。こういう天気のいい朝はまだ-5℃近くまでは下がります。気温が下がるとは言っても寒気が来ているわけではないので雪にはなりませんが。
今日はゴミを片付けたり畑で草を焼いたりと少しばかりゴソゴソとしていたのですが、その中で玉葱をかまっていたときのことです。
秋に植えた玉葱の苗は冬の間に霜柱によって浮き上がってきます。今日は少し土も乾いていたのでそれを押さえていたのですが、浮き上がった苗のなかで寒さに耐え切れず溶けてなくなるものも結構あります。
去年街の方の人が購入した苗を植えたそうなのですが、それが結構余ったということで廻りまわって私のところにやってきました。ちょうど畑も空いていたのでもらって植えました。
その苗はかなり大きくて見た目は立派なものだったのですが、この冬の間で大半が溶けてなくなってしまいました。その隣で私が育てた苗はかなり小さく見た目も貧相なのですが、生き残りの割合は売り物よりは上です。
昨秋の玉葱の苗作りは私の中では失敗だったと思っているのですが、それよりも実質は貧弱であった売り物の苗。大方自然の営みは無視した「商品」としての育てられ方しかしていなかったのでしょう。
こういうものしか作らない(作れない?)側もどうかしていますが、物の本質を見抜く努力も何も出来ず一見立派そうなものにばかり飛びつく消費動向というものも病的な域に達してきていますね。
「大きいことはいいことだ」的な発送は一体いつになったらやめられるんでしょう。
先日の余剰野菜に対する「もったいない」発言やそれを受けての政府の対応などを見ていてもそうですが、「食べ物・自然の恵」を「商品・生産財」の一部とみなしてしまったことが根本的な間違いであるということに多くの人が気付いていないようです。
そもそも都市民の人たちをはじめ現代人の大半は「自然の中で元気に育った米や野菜(その他畜産物なども含め)」というものの姿は見たことがないはずなのに「これがいい野菜だ」などといっているのは何を基準にしているのか理解に苦しみます。
だって私でさえ究極の意味では「自然に育った野菜」というものの姿はほとんどお目にかかっていないのですから・・・
まあ、形や色艶のみならず味までもがいくらでも操作できる時代ですから「本質」なんてものは限りなく見えなくなっているんでしょう。その意味では「米」を一粒口にしようとすることが有史以来最も難しい時代なのかもしれません。
新年
昨日18日が旧暦の元旦。いよいよ2007年も始まりました。
ということで、というわけではないのですが、今日から百姓仕事のほうも少しずつ始動です。まだ田畑の土は乾いていないので本格的なことは出来ませんが、それまでの準備や種まき(ハウスで育苗するもの)などを少しずつ始めることにしました。
例年であればまだまだ雪がたくさんある時期ですが、今年は暖冬のおかげで現在雪は全くありません。これがいいことか悪いことかといわれると、間違いなく悪いことなのですが、目先のことだけを見ると動きやすくて助かると思ってしまいますよね。
とりあえず今日はキャベツ・サニーレタス・エンドウの種をまきました。これらは本来去年の冬前にまいておき、畑で冬越しさせていたものなのですが、昨秋のずれ込みから年末までバタバタしてしまい播けず仕舞いになっていたのでした。
とりあえず春の早いうちに播いて今から例年並みの時期に追いつこうという狙いです。
今年は早くから動き始めますが、まだ雪や遅霜の心配が皆無というわけではなく、むしろ今年はこれらの可能性が高いと踏んでいますので急ぎ過ぎないように気をつけようと思っています。
天気もいいし、気温も高めではありますが、田畑の土の状態はやはりまだ春本番とまではいえません。自然界の動きをよく見させてもらわないと人知だけでは痛い目に遭いそうです。
もったいない
北風が強くなってきました。予報どおり多少の寒気が入ってきているようですが、たいしたことありません。とても雪にはなりそうにありません。まだストーブも要らないくらいですから・・・
私のジャージです。↑
大学1年生のときから使っているものでして、早10数年。膝のあたりは穴が開きまくっていました。
連休中に実家で父から「みっともない」を連呼され、ようやく修復することに。確かに家の周りでフラフラするだけであれば私も気にしない人なのですが、外に出るとき、特に町を歩くときには少々恥ずかしいものがありましたし。
で、この当て布か。といわれそうですが、こんなのしかありませんでした。しかも「機関車トーマス」結構気に入ってます。「アンパンマン」も迷ったのですが、大きさと種類の多さで「トーマス」にしました。
さて、この当て布補修をしようと話していたときのこと。弟は「新しいのを買ったほうが安いよ」と言います。確かに500円も出せば安物ジャージの一本くらいありました。
でも安物はすぐに傷みます。長くは使えません。これは経験上からも一般的な意見からも間違いありません。
そこで今はいているジャージです。いい値段がしました。スポーツメーカーが作っている日本製品です。だからこんなに長く型崩れすることなくはけるのです。穴は開きますが・・・
いいものを直しながら長く使う、というのが一つの理由。もう一つは「使い捨て」に対する抵抗です。
財布の中身だけを考えると、新しく安いジャージを買ったほうが格段に安上がりです。この「トーマス」、大きいものが一つで500円弱、小さいほうでも2つで同じくらいの値段がします。つまりこの補修だけで2000円は使っているわけです。
しかしこれを直さずに新しいものに買い換えれば、このジャージはゴミです。しかも安物を買えば早晩それもゴミになります。
「いいものを直しながら長く使う」というのは無駄なものを作らせない、使わない、という「勿体無い」の原点ではないでしょうか。
「目先の利便性や経済性に踊らされ、大局を見失った国民性に未来はない」(厳密ではありませんが、こんな感じの趣旨)とは『国家の品格』でおなじみ藤原正彦さんの『祖国とは国語』での言。
「買い換えれば済む」的な発想からまずは改めていく必要があるのかもしれません。
ちなみにこのジャージの修繕は私の母がしました。私、裁縫だけはからっきしですので・・・
帰省?
先週9日午後より実家に戻っておりまして、先ほどこちらに帰ってきました。連休中ご連絡をいただいた方、ごめんなさい。
ちょうど10日、12日とバスケの試合に誘われていまして、特に急ぎですることもなかったのでずっと実家に居座っておりました。
連休中バスケの試合以外は特に何もせず、本を読み漁っておりました。なけなしの金をはたいてここ最近では一番のまとめ買い。財布の中身は少々寂しくなりましたが、それ以上の収穫がありました。
最近は本屋によってもなかなか魅力的な本が少なくなってきていたと思っていたのですが、これも半分は私の思考が停滞していたせいもあったようで、一つきっかけがあると「あれも、これも・・・」と芋づる式に読みたい本が見つかるものです。
買った本はまだ全ては読みきっていないので、もう少し楽しませてもらえそうです。本のおかげで先週まで澱んでいた心のモヤモヤも晴れてきました。ありがたい出会いです。
さて、しばらく食生活が変わっていたおかげで私の体は警告音を発しだしたようです。また今晩からは自然食に戻して五臓六腑をクリーニングしましょうか。
どうも今の私には現代食は3~4日が限界のようです。
無理しなきゃ
最近暇なものでテレビをつけている時間もいつもより長くなっています。ニュースや情報番組が目に入ることが多いのですが、最近「環境問題」や「農・食」に関するものが増えてきている気がします。単に私の興味を引くだけなのかもしれませんが・・・
どの番組もパターンは決まっています。
現代の抱える問題を挙げ、それでほぼ終わり。何をすべきかは具体的な提唱もなく、「一人一人が出来ることから・・・」なんてお茶の濁し方でスポンサーにも関係団体にも当たり障りのないところでまとめています。
「無理したら続かない」ともっともらしく言いますが、それってあまりにも危機感がなさ過ぎますね。今の状況は無理しないでも解決できる程度の問題ではない、と私は思うのですが、大多数の人にとってはそうではないようです。
世の中の進んでいく方向が見えるほど、こんなこと書いている自分がバカらしく思えてきます・・・最近筆が進まないのもそのせいなんですが・・・今日はとりあえず無理やり書いてみました。
正月まであと10日余。少し心の整理が必要です。
立春
長らくサボっておりました。この間何をしていたかといいましても、たいしたことはしておりませんでした。2月2日~4日の3日間だけスキー場が営業していたので、バイトに行っていた以外は特に何をするわけでもなく家で豆を選ったり、漬物漬けたり、漫画読んだり、確定申告の提出書類を作成したり、とまあ2週間でこのくらいのことしか思い浮かばないわけですから、だらけきった日々を過ごしていたわけです。
今日からまたスキー場もなくなったわけで暇な生活に戻りました。
それにしても「ぬくい」!今日の日差しはまさに春です。山は少し霞がかったように見え、それこそ春の風情をかもし出していました。
昨日は立春。暦の上では今日から春と言いますが、旧暦ではまだ12月の半ば。正式な正月は今月18日です。
昨日か今日のラジオでおバカなDJが「立春が旧正月なんです」なんてことを言っていたとか。暦を失くした日本人はここまで堕ちたか・・・
暇だ、暇だと言いながらも、今年は旧正月明けから百姓仕事も少しずつ動き出す予定。その前に消費者の皆さんに配る「今年の案内」も仕上げておかないと。
気候とともにボチボチ気持ちも春モードにしていきましょうか。
ふきのとう
昨日、ご近所さんからふきのとうの天婦羅をお裾分けしてもらいました。今年は暖冬のため、ふきのとうも早くから顔を出しているのかと思っていましたが、この方は毎年このくらいの時期には採っていたとか。私はいつも2月から3月にかけてだったのでびっくり。
さて、この春の山菜ですが、冬の間に体内に溜まった毒を抜いてくれるというのはよく聞く話。ですから山菜の時期になると無性に食べたくなってくるわけですが、今時期に食べるとさすがにこういう感覚にはなりませんね。
どちらかというとこれから毒が溜まってきそうという感覚ですから。
私の体の感覚が自然と全く一致しているというわけではありませんが、やはり都会暮らしをしていたときから比べると確実に研ぎ澄まされてきているのは事実です。冬にイチゴなんか食べたいとは思いませんし、まだ野辺に生えてもいない七草なんかを買ってまで食べようとも思いませんから。
現代人の食生活を見直す際に、実は「旬」を知るってことが第一歩なのかもしれませんね。でも「旬」の食材だけを使った食生活というのは現代人にとってはかなりの難関だと思いますが・・・
こんな時期に
日付がかわってしまいました。最近酒を呑むとすぐに寝てしまうようで・・・夕方久々に「サロン」で2~3杯やってまして、夕食後炬燵で爆睡、気がづくと23時を回ってました。
今日(日付はかわってますが)は天気もよく、ようやくハウスのビニールを張り替えました。今回は単なる張替えではなく、多少ハウスの作りも変えました(写真では分かりませんが)。
まだ完全ではありませんが、とりあえず片のつくところまでは終わりました。あとは明日もう少し細かいところを仕上げて完成です。
こんな時期にハウスの張替えができるというのも暖冬のおかげ。例年では考えられないことです。久しぶりに一日動いたなあって感じでした。それで夕方呑んでしまったのですが・・・
猪突猛進
夕方のさくらの散歩のとき。
途中でさくらが突然猛ダッシュ。いつものコースから外れ田んぼの中へまっしぐら。
この田んぼ、去年もち米を植えた田んぼなのですが、そこへ向かって猛ダッシュですから何事かと思いつつも必死で後をついていきました。
そこで目にしたものは田んぼから脇の竹薮へ猛然と逃げるイノシシ。大きさから見て去年の春に生まれたくらいのものでしょうか、瓜坊の模様は消えていますが、まだ中型犬程度の大きさでした。
小さくともそこはイノシシ、さすがにさくらを放して追わせるには不安もありますし、何より素手の私がどうやってとどめを刺せるのか、ということもありそれ以上は追うことを止めその場を去りました。
この時期に里中をイノシシが歩くというのも今年は暖かい証拠なのでしょうか、それとも単にイノシシが里慣れしてしまったということなのでしょうか。
昔はこのあたりではイノシシ被害は皆無だったそうです。少し南に下がるとイノシシよけの柵などあったようですが、このあたりの人はそれを見たときに何かが分からなかったそうです。そのくらいイノシシとは無縁の寒冷地だったようですね。
狂い咲き
予定通り、スキー場の営業は昨日の一日だけでした。これまた予定通り、客数も少なく暇な一日だったので、途中で抜け出してとんどにもいきました。何とか鏡餅だけは焼かせてもらい、美味しくいただいています。せっかくとんどに参加したのにみんなと一緒に酒が呑めなかったのだけが残念でしたが。
さて、今日も一日いい天気。先日ニュースで時期はずれの花を取り上げていましたが、うちでもタンポポが一株だけ花をつけていました。暖冬の影響ということが盛んに言われていますが、ここでもご他聞にもれなかったようです。
私の見解。
暖冬の影響も当然ありますが、花をつけているのはごく少数の株に限られているところから鑑みると、おそらくこいつらは種の中では劣等生なのでしょう。だって、今からまだ寒さも厳しくなりますし、雪も降るでしょうから、今花をつけているものは子孫を残せないという結末が待っているわけですから。
やはりどこの世界にも早とちりをするものはいるようです。こうして季節の移ろいを全うできないものは淘汰され、より優秀なものだけが生き残り子孫を増やす、厳しい世界です。
でも種族全体の未来を考えれば、当然の摂理でもあります。自然界の厳しい摂理に従い、その中で生を全うできるものでなければ無理やり残しても早晩種族全体を自滅させるのは明白ですからねえ。
個よりも種、種よりも自然界全体のために存在意義があり、その中で生を全うするという生き方は今の私には遠く及ばない世界ではありますが、この「全体があっての私」という意識はなくさないように心がけたいものです。
何考えてんだか・・・
少し時間に余裕が出てきたので、ようやく豆のしごう再開しました。さすがに外や土間でじっとして作業するのは寒いので、部屋の中に持ち込んでやってます。
こんな感じで雪が降るまではしばらくのんびりと家周りのことをかまっていようかな、と思っていると、つい先ほど電話が。
明日スキー場を営業するとのこと。はぁっ?雪降ってないのに?
何をしたいのか意味が分かりませんが、とりあえず雇われている以上は出勤します。山のほうは少しは雪化粧もしたのかもしれませんが、2~3cmの話でしょう。里は完全に雪が融けてますから。
おかげで明日のとんどは参加できなくなりました。こういう節目の神事は大切にしたいのですが、そんなことよりも目先の金が大切なんでしょうね、スキー場は。
朝行ってみて客が少なかったら途中で抜けてとんどにいこっと。やはりあそこで鏡餅を焼いていただかないと、どうも落ち着きません。
水餅
今冬はやはり気温が高いですね。年末についた餅に早くもカビがわいています。次の日曜日がとんどなのですが、例年はとんど前にカビがわくということはありませんでした。
特に部屋に置いてある鏡餅は色とりどりのカビがびっしり。寒い場所においていた餅もそろそろカビがつきだしたので水餅にすることに。今日は時間が足りず途中までですが、これでまたしばらくはカビずに食べられます。
でも今年はこまめに水を替えないといけませんね。
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また
今日からスキー場は休業です。予想通りですが・・・
昨日は連休明けということもあり、お客さんもものすごく少なかったのです。従業員の数以下・・・雪がないということも大いに影響しているんでしょうね。
そんな状態でも営業を続けようといっていた人がいたのには呆れました。従業員にしてみれば日当ですから少しでも稼ぎたいと思うのでしょうが、会社側からするとこんな状態で営業を続けるのは大赤字です。
次の雪がすぐに期待できるのであれば少し我慢して続けるのも手なのでしょうが、どうも今年はそうもいかないようです。
週末にはまた雪の予報が出ていましたが、あまり量は期待できそうにありません。スキー場のバイトがないと収入は減りますが、私の場合はもともとこれを当てにしての生活はしていませんので、むしろ家のことをゴソゴソできるほうが嬉しかったりもして。
明日は予報どおりに晴れてくれるのかな。
雪は降ったが・・・
昨日夕方時点でこんな程度です。↑
今日から一応スキー場は営業を再開しましたが、山に登っても雪の量はそれほど変わりません。下のほうのゲレンデは営業前から土が見えている始末。
明日も営業することになっていますが、個人的にはお客さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今年は久々に気象庁の長期予報が当たって、このあたりでは暖冬なのかもしれません。北陸以北は結構な雪が降っているようですが。
おことわり
日記を一回分、個人的な連絡手段として使わせてもらいます。
1月7日の日記にコメントを書き込んでいただいた、「~の母」さん、ありがとうございました。まさかこのブログを見ておられるとは知りませんでしたので驚きました。
コメントなのですが、実名で書き込まれていたのでこちらで勝手に削除させてもらっております。やはりネット上で実名というのは怖いので次回からは何か私だけに分かるようなハンドルネームでお願いします。
電話で連絡を差し上げようと思ったのですが、電話番号が分からず、こういう手段をとらせてもらいました。ごめんなさい。
では今後とも宜しくお願いします。
復活
デジカメ復活です。単に寒さによるボイコットだったようで、暖めてやるとちゃんと動きました。
今日は一日スキー場でレンタルボードの整理。昨シーズンまでで板の長さ、スタンスの向き、管理番号、配置などなどあらゆることが無茶苦茶になっておりました。これでよく貸し出し回収が出来ていたな、とある意味感心するくらいですが、私の場合はこれでは仕事にならないので今の雪のない時期に整理をしなおしていたわけです。
写真での通りスキー場はすっかり雪がなくなっておりまして、一見するとただの斜面です。先ほどから雪が本格的に降り始めましたので明日一日かければなんとか営業できるくらいは積もるのではないかと予想しています。
ということでスキー場のほうもそろそろ復活です。
ただ、今はまだ気温がそれほど低くなく、湿った雪なのでこの雪ではあまりゲレンデ状態はよくならないかも・・・寒いのはつらいですが、やはりゲレンデはパウダースノーのほうが気持ちいいですもんね。
帰りました
みなさん、明けましておめでとうございます。1日の日記では挨拶らしい挨拶をしていませんでしたね。
昨日我が家に帰ってきまして、今日から日常に戻りつつあります。
30日・・・スキー場→朝まで呑む(広島)
31日・・・大朝に帰り年越し準備(少しだけ)
1日・・・スキー場→朝まで呑む(広島)
2日・・・年賀状作成
3日・・・年賀状作成(住所調べに一旦大朝へ)→友人と会う→呑み会
4日・・・帰宅→留守中の片付けなどなど
で、今日に至るわけですが、今年は何してたんだろうというくらい記憶に残りにくい3が日ではあります。年賀状も後手後手の上に出しそこねなどもあり年始のご挨拶が遅れましたことお詫び申し上げます。
今日は一日ハウスの解体作業でした。昨年末より引き続きの作業ですが、まだ終わっていなかったのです。実は今日でもまだ終わっていないのですが、雪の消えている間に少しは目処のつくところまで片付いたのでよかったです。
こうして日常的な動きをすると少しずつ体の芯が再生されてくるようです。この「呑み正月」で私の五臓六腑は完全にいかれていたようでして、数ヶ月ぶりにお腹がゆるくなりました。
食生活の乱れ、睡眠不足、酒の呑みすぎ、とくれば当然の結果なのですが、私の場合お腹が弱いのでテキメン危険信号を出してくれている分軽症で済んでいるのかなとも思います。下手に丈夫過ぎると行くとこまで行かないと自覚できないってこともありますから。
この年末年始を過ごしての私の今一番の欲求は「玄米食いてえ!」ってことです。外食、実家食が続きましたので1週間以上玄米を口にしていないのです。
今ちょうど圧力鍋にて玄米を炊いている最中です。これほどまでに玄米食に飢えたのは初めてかもしれません。早く炊けないかなあ。
留守にします
ただいまより実家に向かいます。
今日でスキー場が一旦営業休止となり、明日からは仕事がないので実家のほうでのんびりと正月をさせてもらいます。
こちらに戻ってくるのは4日の予定。それまでの連絡先は実家ということでお願いします。当然ブログの更新も出来ませんし、メールもチェックできません。あしからず。
ではまた正月あけに。
明けました
年がかわり2007年の始まりです。今しがた寺での初詣、鐘つきが終わったところ。新しくなった鐘つき堂から美しい鐘の音が響きました。
かなり正月気分の出ない年の瀬を過ごしておりましたが、こうして新年を迎え、いつもどおりの行事を過ぎますとそれなりに気持ちも改まってくるものですね。
紅白歌合戦を見、お風呂に入り、年越しそばを食べ、お参りをする、という一連の流れに心も少しは落ち着きを取り戻しつつあります。
夜が明けるとまだスキー場です。雪はほとんどなくなってきているのですが、無理やりにでも営業するようです。今日でそろそろ一旦休業かな。
書きたいことはたくさんあるのですが、睡眠時間のこともありますので、今日も簡単に済ませます。今年も本ブログを宜しくお願いします。そして皆様にとっても幸多き一年になりますように。
追記:デジカメがまた寒さで動きが悪くなっていますのでしばらく写真がないと思われます。お許しを。
営業開始
夕べの夜警は寒かった・・・深夜2時ごろの雪の量はまだそれほどではなかったのですが、風の強さと気温の低さは格別。私個人にとってはそれ以上に夜回りが終わってから2時までの屯所での待機時間が最高に苦痛ですが。
またしても3時間半ほどの睡眠からあけ、今日はスキー場のレンタル準備。なんとかかんとか片付けてきました。
といいますのも今回の雪で明日から急遽営業開始ということになってしまったので、何がなんでも今日中に準備を終えておかないといけない状態になってしまったのです。ま、これがなくとも今日では終わらせたかったので準備に関しては同じことなのですが。
これにて大掃除や年賀状作成などの正月準備は確実にできない状況になりました。
明日からしばらくは気温高め、雪は降らないという予報になっていますので、今回の雪が消えてしまうのも時間の問題でしょうが、一日でも営業したいようなので一季節労働者としては口出しはできません。私の会社でもないので好きにやってくださいな。
私は仕事休んででも正月だけはさせてもらいますがね。さすがにこのドタバタの年末に引き続き、正月までも奪われると私の精神は崩壊しますので。
こんなやる気のなさそうなことを書いていますが、勤務時間中は完璧に仕事をする心構えですよ。営業スマイルだって、規定以上のサービスだって、レンタル品のメンテナンスや掃除だって、やるからには誰にも負けないようにやらないと。お金をもらって働いている以上は最低限の責務ですからね。
さて、今日は早く寝よっと。
年末夜警
今日は消防団の年末夜警です。今日から3日間あるのですが、私の当番は今夜。このあと21時から明けて2時過ぎまでの勤めになります。
毎年、なぜか夜警の時期になると雪になります。今日も雪。幸い積雪はほとんどないくらいなのですが、猛烈な風と気温の低さは大変そうです。ちなみに現在-3℃。
しっかり着込んで行ってきます。
仕事納め?
今日は今年最後の配達でした。これにて一区切り。来月からしばらくの間は野菜がないので米だけをお届けするようになります。
本当のことを言うと、まだ仕事納めといっている状態ではなく、もう少しやることは残っているのですが、それでも今年の配達が終わったということは私にとっては今年が一区切りついたという気分になります。
今年はまだ雪もまとまって降りそうにありませんし、スキー場のオープンも先のことになりそう。正月くらいは少しのんびりさせてもらってもいいよね。
告知
明日27日の朝日新聞広島版朝刊にちょこっと登場です。「知事、議会に一言」というコーナーに出ます。百姓のくせに政治についてくだらないことを申しておりますのでお手元に新聞があれば読んでやってください。
ボーッ
無事終わりました。餅つきが・・・
大人10名、子供4名という大所帯での餅つきは私にとっては戦争でした。朝から準備、そして三々五々参加者が集まってくる中で気楽につき始めたのですが、総計18臼はやはり大変でした。
全てを私がつくわけではないのですが、子供の守りに数名は手をとられますし、頼りにしていた弟が風邪で戦力外通告。なんだかんだでつき終わったのが15時ごろ。それから持って帰ってもらうお餅を分けたりなんだりしていたら結局みんな帰っていったのは16時ごろになりました。来てくれた人たちも一日仕事で大変だったと思います。
その後後片付けなどをしておりますとさくらの散歩の時間に。で、現在に至る。疲れたのとやり終えたのとで今は何も考えたくありません。明日からもまだスケジュールは詰まっているのですが、今晩は考えないことにします。
初めてうちでやる餅つきは想像以上に大変だったのですが、それでも来てくれた人たちが少しでも楽しんで帰ってくれたのであれば御の字ですね。
また来年以降も引き続きうちで餅つきをすることになるので少しずつは段取りも上手になっていくかな。
せっかくの餅つきなのにいっぱいいっぱいで写真を撮る余裕がありませんでした・・・
ほぼ完了
眠い・・・昨日(っていうか今日)は結局寝たのが午前3時半頃。今日は昼まででも寝ておきたいくらいの疲労と眠気でしたが、なんとか餅つきの準備を終わらせておかなければということでがんばって起きました。
で、かまどにくべる用の薪割りと餅つきをしながらお昼に食べる用のおでんの仕込を片付けてほぼ準備完了です。あとは臼が傾いているのでそれを修正するための材木を準備していたのですが、これはさすがに一人でかますことはできないので明朝家族が来てからにしましょう。
と、こちらが餅つき準備でバタバタしている間にも鐘つき堂の移設工事は着々と進んでおりまして、今日で鬼瓦などの最後の瓦ものったようです。まだ完全に済んではいないようですが素人の私にはあと何が残っているのかはよく分かりませんのでこちらもほぼ完了ということで。
今日はようやく髪も切ることができましたし、割合充実した一日に出来ました。無理してでも睡眠時間を削ってよかった。今日は早く寝るぞ。
クビ
今日で夜のお仕事をクビになりました。しかも今日は仕事材料も少なくいつもより早めに終わりました。そしてその場で現生をつかみ解散。
で、いつもより早く終わったはずなのになんでこんなに遅いのかといいますと、もち米を研いでました・・・
明後日餅つきをするので今日の日中にもち米を研いで水にかしておこうと準備していたのですが、バイト時間までに終わらず結局夜中に帰ってから今までやっていたという次第です。
正直なところこれだけ大量の米を一気に研ぐのは生まれて初めて。今回は約50kg。総計で4時間以上かかりました。完全になめてました・・・
今まではおじいちゃんがもち米を用意してくれていたところへつきに行くだけだったのですが、おじいちゃんも去年に亡くなり、今年からうちでやろうということになり、いざ準備をしてみるといろいろと大変なことが分かりました。
「餅つき」と一口に言っても今までは表舞台しか知らなかったわけです。しかも裏の方が数倍も苦労が大きかったとは・・・情けない話です。
でも大変な作業とはいえ、これで美味しいお持ちが食べられる、餅つきに来てくれる人たちが喜んでくれる、と思うとがんばろうという気になるものですね。きっとおじいちゃんも私達の喜ぶ顔を楽しみに準備してくれていたんでしょうね。
さて、明日は餅つき準備も大詰めです。1から10までを全てうちでやるのは初めてなのですが、なんとか無事に楽しめるようがんばります。
しはす
「師走」は忙しいとは言うものの今年の忙しさは尋常じゃありません。
夜のお仕事は昨日、今日とお休みで明日最後の一回があってクビです。毎年この夜仕事にいっている時期というのは日中割合のんびりしておりまして、炬燵に入って年賀状などを書いたりしていたはず。
が、今年は年賀状は買っただけでまだ何も手をつけていません。今のところの予定では来週28日の深夜まで予定ビッシリ。ということで年賀状は年明けまでお預けのもよう。
さて、なぜ今年の師走はこんなに忙しいのか、分析してみました。一言で言うと季節と暦が合っていないからです。未だに豆をしごうしています。それもそのはず、旧暦では明日からやっと11月。豆も熟れが遅いわけです。加えて天気もすぐれないので乾きも遅いときたもんだ。
今年はまだ炬燵も出していません。寒さがそれほどではないという証です。電気代は助かっていますが。
百姓仕事は季節の移ろいと共に成り立っている一方で、社会生活は季節とは関係のない新暦で動いているところに矛盾が生じるわけです。特に今年のように秋に閏月が入ると冬が遅くなるわけでして、でも正月はその季節とは関係なくやってくる。
さてさて、あと一週間何とかがむしゃらに乗り切って年末年始くらいはのんびり酒でも呑ませてもらいたいものです。
いよいよ
夜のお仕事も今日で4日目。みんな徐々に疲れがたまってきているようで、少しずつ壊れ始めています。
明日はバイトが終わったら直で実家へ。何って、当然さくらのお迎えです。実に5日ぶりの再会となりますが、どんな反応をしてくれるのか楽しみです。
でもそんな日に限って雪の予報。夜の雪道はあまり好きではないのであまり積もらないでほしいのですが・・・
明日は実家に泊まって月曜日に一緒に戻ってきます。バイト期間中は生活時間が不規則になっているのでさくらがいないほうが楽なのですが、それでもやはり一緒にいるほうが落ち着きますね。
なんで?
今日も夜のタテバナバイト。夜中に家に帰ってきてほっと一息、一日の汚れを落とそうとお風呂へ。そこで温水器のモニターを見ると・・・
お湯がない・・・
仕方がないのでわずかに出るお湯で顔を洗い、うがいをしてそれで終わり。
のんびり湯舟につかろうという思惑は儚くも打ち砕かれました。
明日の朝お湯が沸いてからにするか・・・これだから電気温水器は嫌いさ。
タテバナ開始
今日から毎年恒例の年末タテバナバイトが始まりました。で、こんな遅くになってます。
今年は寒さもたいしたことなく、雪もまだ積もっていないので夜に移動するのも作業中もかなり楽です。例年ですとこのバイトに行く頃はすっかり寒くなっており、雪もひどいので通うのが大変なのです。
さて、さくらが家出をしてから丸一日が過ぎたわけですが、いかにさくら中心の生活をしていたかを痛感するばかりです。
特に寂しくして仕方がないというわけではないのですが、ふとしたときにさくらがいるという前提での行動や思考をしている自分がいることに気づくわけです。
いつごろ迎えに行こうかなあ。
さくらの家出
ここ最近のさくらは車が苦手になりました。配達のときはよく実家に預けていたのですが、帰りには決まって途中で降ろせといってきます。お腹がゆるくなったりもよくありましたが、よく見ていますとどうも腹具合が悪くて落ち着かないのではなく、軽い車酔い→落ち着かない→腹具合も悪化という順序のようです。
で、今日の配達からの帰り、いつものように実家を出発、お約束のようにすぐに降ろせコール、で、実家から300mくらい離れた土手で一旦降ろしウンコなどをさせましたところ、そのままどんどんお散歩モードです。
この行動パターンもだいたいいつもどおりだったので、今日は気の済むまで歩かせてやろうと放っておきますと、結局実家まで戻ってしまいました。
車に乗るのがいやなのか、私と一緒に帰りたくないのか、そのあたりのことはよく分かりませんが、とりあえず今日は実家に預けて私だけ帰ることに。
その後置きっぱなしの車まで急いで走り返ったのは言うまでもありませんが・・・夕食直後にこの運動は少しきつかった・・・
そういえば去年も居心地のいい実家から帰るのを渋っていたことがありましたが、私の旅行中で改心したという敬意がありました。今回もそういう結果になってくれることを祈って、少しの間お気楽な一人生活といきましょう。
車酔いもこれで治ってくれると一石二鳥なのですが。
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キノコ泥棒
今日の午後、お隣さんと一緒にお隣さんの栽培されているナメコをとりに行ったときのこと。
先週も同じ場所に行っていたのですが、まだ小さいナメコを今週用に残しておいたはずなのに・・・ない!
すぐ近くに栽培している椎茸も・・・ない!
そこはかなりの山奥なのです。とても普通に山歩きではいるような場所ではありません。作業道をつけてはいるものの道はいろいろと分かれていますし、キノコのある場所はその中でもかなり複雑な場所。
そんなところまで盗みに来る人がいるとは・・・私の予想としては不法投棄場所を探して山奥に入り込んだものが偶然見つけたのではないかと。この場所不法投棄も多いところなのです。
家のすぐ裏の里山でも椎茸が荒らされたという話は以前書いたと思いますが、場所がどこであれ人が栽培しているものを平気で盗むその根性が気に入りません。窃盗+不法侵入です。
法に抵触しているから許せないというのではなく、人としてあまりにも無神経すぎます。でもニュースやテレビでしゃべっている人間の話を聞いているとこういう「自分さえよければ」的な風潮はかなり強まっている感があります。
『ラスト・サムライ』を観た直後だけにここ最近の「恥」の文化消失には一段と虚しさを感じます。「ばれなきゃいい」とでも思っているんでしょうね。「お天道様」が、「ご先祖様」が、「神仏」が見ているぞ、という心のない国民性はやはり堕落の一途をたどるしかないのでしょうか。
ラスト・サムライ
今日はテレビで映画『ラスト・サムライ』を見ていたので遅くなりました。金曜日は深夜の『オースティン・パワーズ2』でしたが・・・
今映画館では『硫黄島からの手紙』が公開されていますが、これも是非見ておきたい作品です。
昨今この手の日本人の心をテーマにしたような映画が人気を博していますが、残念なのはこれを作ったのが全てアメリカであるということ。どうも屈折した戦後教育のおかげでこうしたナショナリズムを高揚するようなものはタブー視されてきた感もありますが、逆に今になって流行的に騒がれるのも根無し草の感が否めず複雑な気持ちです。
私が最近どうも好きになれなかった時代劇や戦争劇はあまりにも描き方が現代人の感覚であるという点。あらゆる作品を見たわけではないのですが、当時の人の心やそれを現代に投げかけてくる作品作りをしているのがアメリカ人であり、日本人が描くとそうならないというのは悲しいところです。
過去の過ちを戒めにすることは必要なことですが、過去を否定してしまうことは現在生きている私達の存在そのものを否定することになりはしないでしょうか。「過ち」とされた時代で懸命に生きた祖先がいるからこその現在だと思うのです。
その時代に生きていない私達にはその時代の人たちの心はあくまでも想像の域、それも現代の感覚での想像の域を抜けることはありません。であれば私は自分のご先祖が下した決断を信じたいと思うのです。
全てを経験則によってしか思考できないというのも浅はかですが、経験していない世界のことを考えるときに経験則から離れたつもりでその実は離れ切れていない想像域を超えられないのが常態ではないでしょうか。
自分の判断基準では理解の出来ないような行動や生き様と対峙したときに「そういう人もいるんだ」「その根底にある思想は何なのか」といった受け止め方が出来るか否かが異文化交流や歴史認識においては最低限必要なことではないでしょうか。
そうした思考を越えた部分で絶対的な判断基準は自然界の摂理以外には存在しないわけですから人間の思考などはある意味瑣末なことかもしれませんが、この経験則から完全に離れた受け止め方が出来ないからこそつまらぬ争いごとも起きている気がするのです。
映画一つでくだらないことを書き綴ってしまいましたが、私が映画に求めるのは「哲学性」と「娯楽性」。その意味では『ラスト・サムライ』と『オースティン・パワーズ』は最高でしたね。あ、「娯楽性」って言うのはなんにも考えずに馬鹿笑いができるってことです。
ガチガチ
今朝起きると首から背中にかけてがガチガチです。重労働をしたわけではないのです。
水曜日に一日晴れた以外はひたすら雨または曇りの日々ですので外仕事は諦めています。で、今は餅つきに向けてもち米の準備をしているところ。
何を準備が必要かって、米に混じっている草の実をとっているのです。田んぼに生えていた豆のような実をつける草があります。クサネムといっております。この実がかなりの曲者です。実の大きさ、重量共に米に非常に近いので以前紹介した唐箕のようなものでも飛ばないのです。機械を使っても風で飛ばす原理は同じことなので最後まで残ります。
これを一粒ずつピンセットではじいていくという気の遠くなるような作業の真っ最中。
寒い土間でじっとしての作業。加えて小さいものを見つけるわけですから目が疲れます。
寒さと目の疲れが肩こりに繋がるというのを身をもって実感したわけです。
昨日、今日で何とか70kgくらいが終わったところ。あと30kgも片付ければとりあえずひと段落です。あと半日で終わるでしょう。
年内はこれでいいとして、もち米はまだ200kg近くあるんだよなあ・・・これからますます寒くなるとはかどらないんだろうけど暇を見つけて少しずつ片付けていきましょうか。
もち米が終わったら今度は小豆・黒豆といった豆類です。これまた肩こりそう・・・
小春日和
今日は待ちに待った小春日和。でも明日からまた雨の予報・・・
貴重な晴れ間を何に使うかで朝から悩んでいたのですが、とりあえずは障子を張り替えました。↓
以前の悲惨な状態は知る人ぞ知る。さくらによって下段は全滅。上段も長の歳月に耐えかねて自然崩壊状態でした。
今までは補修補修で耐えてきたのですが、今年こそは完全に張り替えてやりました。これで部屋も暖まりやすくなります。そして新しい障子紙で部屋も明るくなりました。
障子の張り替えって何が手間かって古い糊をきれいに取ることですね。これだけで全体の作業時間の3分の2は使ってます。なんか簡単に取る方法ってないのかな。
手がひやい
「ひやい」=「冷たい」の広島弁
今日も一日降ったりやんだり。もちろん雪のことです。全く積もりませんが奥の山頂付近は白くなっています。
こんな寒い日に水仕事は応えます。昨日お隣さんからナメコを分けてもらい、明日の配達で消費者の人たちに持っていこうと、ひたすら水洗い。かなりの量があり(13kgくらい)途中火鉢で手をあぶりながらの作業が延々3時間以上続きました。
このくらい寒くなってくると水のほうが温かいので水を使っている最中は結構大丈夫と思っているのですが、時間と共に指先が動きにくくなってきます。
いくら水が温かいといっても10℃くらいのものですから当然の結果なのですが、水に手をつけているときは温かく感じてしまうんですよねえ。
むしろナメコや大根などのほうが冷たいです。
明日の朝は更に冷え込みそうな予報。さくらカイロで温かくして寝ましょう。
初雪
予想通り今朝は少しだけ雪景色。思ったよりも降らなかったようで、うっすらとだけ雪化粧です。今も小さな雪が舞っていますがとても積もるような降り方ではありません。
気温だけは低めですが、今年はまだ頑張ってます。なにをって、暖房に関してです。
炬燵はまだ出していませんし、ストーブも夜だけ。今火鉢に炭は入れて手をあぶってはいますがそれで何とか耐えられています。
私が寒さに耐えられる体になってきたのか、はたまた貧乏がそうさせているのか。なんだかんだ言っても今年はまだそこまで寒くなっていないということなんでしょうね。
産地
雪の降りそうな寒さになってきました。現在気温は申し分なく、あとは雲次第では今晩あたり降ってもおかしくない状況です。
今朝テレビを見ていてふと気がつきました。現在どんな食材にでも使われている「産地」の謎。
そもそもこの「産地」というのは魚のためにあったんじゃないかと。当然養殖のような自然破壊的なものは除いて考えておりますが、魚について言うと養殖できるものも限られていますのでとりあえず今回は触れません。
魚は言うまでもなく「漁」ですから魚の棲んでいるところに人間が出向いて獲ってきているわけです。だから必然的にその魚の多く獲れる場所が「産地」となります。
人間は希少なものが好きですから限られたところでしか手に入らないとなると高価にもなりますし、身近にないものを持っているというのが裕福の証と勘違いもしていますから尚更のことです。
これに目をつけたのが農業ではないかと。確かに限られた地域でしか採れないものもありますが、どこででも一般的に作られているものまでもが「産地」として名を馳せようと躍起になっているのがここ数十年の農業政策の常道です。
各種ブランド米然り、各種ブランド牛然り、野菜に至っては自分の庭で栽培できるようなものでも「~産」を買って食べる。
ここで根本的な疑問にぶつかるのですが、この「~産」の農産物はどれほどの価値があるんだろうかと。一般的には他地域よりも格段に美味しいとされていますが、本当でしょうか。
味の好みは十人十色。そして我々の「美味しい」には限りなく先入観が入っているということを忘れてはいけません。
自分で米や野菜を作り出してからつくづく思うのですが、やはり自分の作ったものが一番美味しいのです。他人から見ると大して美味しくないと思われるかもしれませんが、この意識の差がやはり先入観や思い入れなのでしょう。
最近では「美味しい米とは」などと米の成分を分析したりもしていますが、これも売るための方便の域を出ないでしょうね。
このように味に関する認識はある意味での虚構に近いわけですから「~産」が美味しいというのも「ビタミン剤が酔い止め薬になる」的な構図が見え隠れしてくるわけです。
更に言うと、身近で採れたものや自然な状態から生まれたものよりも添加物漬けのものを美味しいと感じている人が多いという現象は我々の味覚が薬品中毒にもなっているという証でして、その味覚で判断しているということ自体、味のことなど誰にも分かっていないということになるわけです。
「~産」「特別な栽培方法」「甘い」「柔らかい」などなど美味しいぞと思わせるための常套句はいくらでもありますが、これらに左右されなくなったときに初めてそのものの本来の味が見えてくるのかもしれません。
その味はずっと昔から決まっているはずなんですけどね。
気付けば・・・
11月も今日で終わりでした。もう12月になるのかと思うとやはり今年は寒くなるのが遅めですが、それでも確実に寒くなってきています。
雨続きの日々もようやくひと段落してくれたのか、今日は少し日が射してくれました。
ということで畑仕事など少しやってみたのですが、日中も寒い。日が射しているとはいえ、すぐに雲に隠れたりという具合ですし、何よりも風が冷たくなりました。
で、ふと気がついたのですが、この時期、つまりは寒くなる頃になると仕事といってもあまり体を動かさない作業ばかりになってきます。だから余計に寒いんだ。
じっとしてても暑い時期にはこれでもかっていうくらい重労働が待っているというのに、いざ思いっきり体を動かせば少しは温まるかなというこの時期になるとひたすらジーッとしての作業ばかりというのはうまく出来ているのか出来ていないのか・・・
考えようによっては寒いだけで動く気力が萎えている時期なので重労働がないというのは助かっているのかもしれませんが、手がかじかんでくるのはつらいものです。
小春日和はまだかなあ・・・
早めの行動
今日、バンのタイヤをスタッドレスに履き替えました。ちょうどノーマルタイヤがツルツルになっていたので思い切って買ってしまいました。ということで履き替える手間はかからなかったのですが、その分お金が・・・これも雪国では必要なものですから仕方ないです。
今年は雪が遅いだろうという予想を立てていながらもこの時期から雪に対しての準備は怠ってはいけません。
いくら寒くならないといってももうすぐ12月。まとまった雪は遅くなるだろうとは思いますが、12月に入ったら早めに一度くらいは降ってもおかしくないはず。
先日車用の雪かきも購入済。あとは予備の雪ハネを用意しておけば車に関する準備は万端です。
この雪ハネというのは家回りの雪かきをするときに使うものですが、材質がポリカーボネートのものを選んでいます。それでも使っている最中に割れたりすることがありますので念のために予備は必要なのです。
こういう雪用の道具、雪が降ってから準備を始めると手遅れになります。実際に降ってしまったら手遅れになるということもあるのですが、それ以上に品物自体が売切れてしまうのです。
私も雪国で数年過ごして、この手の失敗を繰り返してきました。ですから今年は早め早めの行動です。「備えあれば憂いなし」とはよく言いますが、まさにその心です。
あとは百姓関係の冬支度です。もう少し降ってくれるなよ。
悪循環
相変わらず曇天の続くこのごろです。
私の健康バロメーターは「腹具合」。
太陽エネルギーの減少
↓
やる気の喪失
↓
食欲の低下
↓
食生活の乱れ
↓
生活リズムそのものの混乱
↓
腹具合の悪化
とまあ、こんな感じで日記もサボってしまっているわけです。
こう書くと全てお天道様のせいにしているようですが、単に自分がだれている、不摂生をしているというだけのことなのです。
「腹具合」といいますのは食事前のお腹のすき具合と日々のウンコに現れます。これらが調子いいときには生活全般が活気付いておりまして、仕事、睡眠、頭の回転などもすっきりとしています。
私は元来お腹の強い人間ではありませんので、ちょっとした不具合はすぐにここに現れるというわけです。一見不便な気もしていましたが、逆に考えると自分の不摂生、つまりは道を誤っている場合には逸早く気付くことが出来るという利点もあるわけです。
今はそうなったときにどういう対処をすればよいのかということを研究中です。当然薬などには頼りません。自分の生活の乱れが招いている事態ですからそれを正常に戻さなければ根本解決にはならないからです。
最近の対症療法的発想はどうも原因と結果という事象の捉え方を勘違いしているようで、それに対する反発も手伝っている気がしています。
年中無休で絶好調、というわけにはとてもいきませんが、調子の悪いときに如何にして上手にその期間を乗り切るかというのは大切、且つ必要な感覚だと思います。
自分の体の声に耳を傾けられるか、そしてその声が自然な状態で発せられているか、無責任な情報番組に翻弄されないための必須用件ですね。
灰色の世界
以前にも同じタイトルで書いたことがあった気がします。確か冬のことでした。
ここでは冬にお天道様を拝む機会が格段に少ないのですが、最近もそんな感じです。今日も天気予報では晴れと言っていたのですが、結局一日曇り空。
晴れの予報を聞くとかなり期待するのですが、この状態が続きだすと心のどこかでその期待を制止する私が頭をもたげてきます。
何が悲しいって、この灰色の世界はこの近辺だけということ。少し南に下ればお天道様が顔を覗かせていることは多々。
これが山間部の定めとは言え、太陽電池で動く私はどうしても心身ともに重たくなります。
でも最近では少し順応してきたのか、その重たい心身を無理やりに動かすことができるようになってきました。当たり前といえば当たり前なのですが、動き始めると結構体は軽くなってきます。心はまだまだですが・・・
明日はまた雨の予報です。こういうときの雨予報はかなりの確立で当たります。今の空模様から見ても間違いないでしょう。
今年はまだ寒さがひどくないので例年よりはましなのでしょうが、やはりお天道様の恵が欲しい・・・
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暖冬って
今日から旧暦では10月に入りました。ようやく冬突入です。
最近天気予報ではやたらと「暖冬」という予想を耳にします。私は単に季節の廻りが遅れている年に当たっているだけなので今からそれなりの冬がやってくるとは思っているのですが、そもそもこの「暖冬」ってどういう状態を指しているのか私はいまひとつよく分かっていません。
雪が少ない冬?
気温が高い冬?
寒い日が少ない冬?
なんとなくですが、一般的には「暖冬」というと「気温が高い冬」をイメージして話をしているような気がしています。まあ、気温が高ければそれなりに雪の量も減るでしょうから雪の項目も付随してくるのかもしれませんが。
私の勝手な長期予報では冬が短くなるという意味での「暖冬」は可能性があるかもしれないと思っていますが、その他の項目に関しては全く期待していません。
何故って、冬は寒いものだからです。
自然のことですから毎年必ず同じ状態になるということは当然ありませんが、冬が寒くないわけありませんし、ここいらではいくら少ないといってもそれなりには雪が積もります。
だから寒くなるもの、雪が積もるもの、と覚悟して冬を迎えることにしています。
今がちょうど秋から冬の変わり目でして、サザンカ梅雨もこの時期に来ているので別におかしくありません。巷ではサザンカ梅雨の時期が例年よりも遅いとかで「異常気象」的な捉え方もあるようですが。
この雨が過ぎる頃には今度は小春日和がやってくるのを期待しています。暦から考えると当然そういう流れになってくるのでしょうが、ここでまたぽかぽか陽気が続くと「暖冬」だとか「異常気象」だとかいって騒ぐのでしょうかね。
今年は秋に閏月が入り、一月長かったわけですから冬が遅れて感じるのは当然でしょう。秋にあれだけの秋晴れと高温を満喫したら少しは考えそうなものですが、どうも気象庁は旧暦というものを頑なに否定しているようです。その割には24節気などは説明しているんですからなんか矛盾しています。
季節は人間が決めているのではなく、自然が決めているものです。そして暦はそれに従って人間が便宜上作ったものですが、どうも新暦というものはこの「自然に従って」という部分が欠落している気がします。
数十年単位という長期的視点に立つと確かに異常気象というべき現象も否めませんが、最近巷で騒いでいる「異常気象」というものはどうも新暦の弊害と現代人の自然からの乖離に端を発している気がしてなりません。
更に言えば、仮に「異常気象」があったとしても、それは我々人間の驕りが招いた結果なのですから甘んじて受け入れるしかないんですけどね。
恵比寿祭り
今日も一日雨。どうも季節の変わり目など移ろいやすい天気が続く時期には天気予報が当たらなくなるようです。
今日は恵比寿堂の秋の祭典がありました。雨が降る中での準備と祭典は私がここに来てから初めてのことでした。宮司さんのお話の中でも部落の人たちの話でも雨の記憶はほとんどなかったようです。
毎年秋に行われるこの恵比寿祭り、全国の恵比寿神社で一斉に催されるようです。が、近年では土日にあわせるところが多く20日に祭りをしているところは少ないのかもしれません。
これも祭りが単なる金儲けの道具に成り下がっていることの現われなのでしょう。明言は避けておられましたが、宮司さんもそのことを嘆いているようなお話でした。
今日は平日、しかも雨が降る中での催行でしたが参加されている年輩の方達は愚痴一つもなく、進んで参加している様子で改めて感心しました。若い世代がやっているイベントなどとは大違いです。
何事もこうした「心」がなければやる価値がありませんね。
サザンカ梅雨
に入ったのでしょうか、シトシト雨が続きます。今週もあまりいい天気にはなりそうにありません。
少し前までは雨が降ると気温が高め、という状態でしたが、雨が降っても気温が下がり続けるという感じに変わってきています。冬が近付いているんですね。
幸いまだ雪にはなっていませんのでこの雨続きが終わればいよいよ今年もラストスパートになるんでしょう。今年の雪は遅めとは予想しているのですが、いつから降り始めるかは自然の決めること。私としましては少しでも遅くなってくれることを祈るばかり。
気がつくと今月もあと2週間でした。来月前半くらいで餅つきをしようと家族と話をしていましたが、その準備もそろそろ進めておかないと。
あ、餅つきに参加したい人がいましたらご連絡ください。まだはっきりと日にちは決めていませんが、土日のどこかでしょうね。
干す
だいぶ寒くなってきました。山の色もだいぶ綺麗になってきました。紅葉が全盛期を迎えるのももう少しといった感じです。
ここ最近は結構雨が多く、晴れ間が長続きしません。これもこのあたりでは当然の冬らしい天候なのでしょうが、まだまだ晴れ間に片付けておきたい仕事は山積しています。
まあ、雨が降るといってもまとまった雨ではなくしとしと雨なので雨が上がりさえすれば割合早めに外仕事もできるのが救いです。
今年は少し多めに漬けようと思い、100本余りを干してみました。小さいものが結構あったので思ったほどかさばりませんでした。
気になるのはお天気。まだしばらくはすっきりとした晴れ間はなさそうですが、このたくあん漬けは大根を干す作業が成否を決するようなところもありまして、短期間でうまく干しあがってくれるかどうかが気がかりです。
少しでも乾きやすいようにと思い、我が家では一番日当たりのよい場所に干し、芯も止めて干しました。芯を止めると早く乾くと聞いたもので。
大根を割って干すとより早く乾くのですが、やはりたくあんは一本まるままがいいという私の勝手な思い入れでこの手段は使いません。
さあ、大根たちよ、うまく干しあがってくれよ。
捨てる
今日は朝から降ったり止んだりのおかしな天気。いい天気になるのですが、そう思って外仕事をしようと思うとまた降ってくるというなんともやりにくい天気です。
今日は一日こんな天気になるだろうという予測のもと、百姓仕事は諦めて第一回大掃除をすることに。
このあたりは年末になるとたいてい雪に埋もれているので掃除もしづらいのです。だから今年は早目から少しずつ片付けていこうという魂胆です。どこまで実行できるかは不明ですが・・・
今日は主に今までたまったゴミを捨ててしまおうという程度に考えていたのですが、いざ始めてみるとあれも気になる、これも気になる、出来がつくとかなり大々的に片付けてしまいたい気分になってしまいました。
普段は片付けなどこれっぽっちもしないくせに一度火がつくとあれこれ目移りしてしまうのは血筋でしょうか。こういうところ父親そっくりです。
結局午前中ぎりぎりまで奮闘して気がつくとゴミ袋が足りなくなってしまいました。ということで今日はここまでで一旦終了。午後からはそのゴミを持って「きれいセンター」(ゴミ処分場)へ。
今日で全てのゴミを捨て切れたわけではありませんが、とりあえず少しは片付きました。こういうときには毎度思うのですが、要らないものって多すぎるよなあ。
一番困るのは日常使うわけではないが、捨てきれないもの、です。こういうものはどこかに片付けておかないといけないわけですが、それが増えすぎると置き場もなくなるという始末です。
貧乏、貧乏といっていてもこれだけ無駄なものをもっているということはある意味贅沢な貧乏ではあります。
火鉢
今朝はかなり冷え込みました。今シーズン最寒ではないでしょうか。今朝起きたときにはさすがに毛布を出すことを決心しました。
が、明日が雨になるせいでしょうか、今はそれほどでもなくまだ毛布なしでもいけるかな。
さて、暖房器具についてですが、今年の私の部屋にはストーブと火鉢が用意されています。火鉢は去年親戚のうちからもらってきたものです。
何ゆえの火鉢かって、そりゃあ当然灯油代節約のためです。去年から高騰した灯油価格は一向に下がる気配もなく、いまだ一缶1300円以上はしています(安いところで)。当然田舎では1400円超は当たり前。高いところでは(農協ですが)1600円を超えていたとか。
寒くなってきたものの、ストーブを使うことは我慢して今のところ火鉢メインで頑張っておりますが、この火鉢、暖房器具としてはいまひとつです。
確かに炭火ですので手をかざすと柔らかな暖かさで芯からじわーっと融けていく感じ。ですが、部屋を暖めるという力はなさそうです。やはり部屋を暖めるにはもっとガンガンに火を燃やす必要があるようですが、これは火鉢では無理。薪ストーブや囲炉裏の領域ですね。
一酸化炭素中毒を心配してくれる人が多いのですが、私の部屋を知っている人はそんな心配はしないと思います。通気性抜群です!
炭もただじゃありません。安いものもありますが、これは火持ちが悪い。火持ちのいい炭は高い。果たして灯油を使うこととどちらが安くつくのか。
炭団も買ってみましたが、これは火持ちは抜群ですが、炭と比べると暖かくない。つなぎ的に使うんだったら豆炭のほうがよさそうです。安いし。
ま、結局は部屋を暖めたくなったらストーブを使うんですけどね。
暖房のための石油資源使用量を激減させるためにもいかにして灯油を使わないようにしようかとも考えたものですが、結局今の住処ではこのくらいが限界です。
やはり自分の居を構えない限りは好きなように改築は出来ませんからね。目指せ囲炉裏と薪ストーブのある家!
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再就職
冬場、スキー場でバイトしている友人から電話がありました。この冬からまた来て欲しいとのこと。
ここ2年ほどは冬場の決まったバイトもなく、のんびり(?)冬ごもりをしていたわけですが、そうもいかなくなりそうです。
私がスキー場を辞めて以降、職場環境や面子も少しずつ変わってきているようで、以前からいる人たちも少しずつ減ってきています。加えてここでも高齢化の波は押し寄せているようで電話をしてきた友人などにとってはだいぶ居心地も悪くなっているようでした。
で、以前から「戻って来い」との打診はあったのですが、私も辞めた経緯などもあり本当は戻る気はなかったのです。でもあまりに何度も声をかけてもらっているとさすがに無下にも出来ませんし、以前スキー場でお世話になっていた人たちも大変な思いをしているなどという話を聞かされると「少しくらいなら・・・」という気持ちにもなったという次第です。
さくらのことを考えますと日中放ったらかしになるわけですし、かわいそうな気もしますが、そのへんは勤務日時などを調整してもらえるよう交渉するつもりです。それが聞き入れてもらえないようでしたら当然行きませんしね。
冬場に多少でも現金収入があるということは非常に助かりますし、そのために多少の無理はしてもいいとは思いますが、さくらに負担をかけることは出来ませんので。
見上げたほどの犬バカだと思われるでしょうが、私、さくらを飼い始める時にこれだけは心に決めたことですので。
そもそも犬が人に飼われるというのは100%こちらの都合です。まだ乳離れも仕切っていないうちから母親と離され、単身私のうちに来たわけですから、最低限その寂しさだけは味あわせないようにしてやらなければいけませんし、日常の世話、つまりは餌や散歩などを私の都合だけで蔑ろにすることは無責任極まりないことだと思っているのです。
お金が無ければさくらの餌も買えませんが、その程度のお金であれば無理してスキー場に行かなくても何とかなる話ですし、自分に使うお金を少し削ればすむことです。
ということで正式にスキー場と契約を交わす前にこちらの条件だけはまとめておきましょうか。どういう形で勤務するのが私とさくらにとって最もよいのか。
こういうときに一度勤めたことのある職場というのは内情や勤務体系が分かりやすいので助かりますね。
これで冬の優雅な(貧しいですが・・・)生活は出来ませんが、現金収入のためには多少のことはしょうがないと思いましょう。
小豆
今日もせっせと小豆の取り入れ。明日から雨が降るというので、何とか今日中に終わらせようとi-pod(パンク)の力をかりて頑張りました。こういう単調な作業のときは助かります。
で、何とか無事に終了、といいたいところなのですが、少し残ってしまいました。明日から雨が降るということで残りの少しはだめになるかもしれないなあ・・・
晴れているとき=土が乾いている間にやっておきたいことはいろいろあったのですが、とりあえず小豆が最優先でした。先月末にバタバタしていたこともあり、取り入れ時期を逃していたのです。
既に熟れきっている小豆は早いものははじけてしまっているものも。もっとひどいのは倒れて地面についたところから既に芽を出している豆が・・・
こんな状態ですから次の雨までには何とかしたかったんですね。とりあえず9割方は取り込んだので量としては充分あります。
小豆の作業はこれで終わりではなく、今後よく渇いたころを見計らって莢から豆をたたき出し、莢などのクズと豆を選別(またまた唐箕の出番です)。その後虫食いやしわ豆などを選別。これは手作業です。かなり目が疲れる・・・
何とか今月中にはここまで終わらせて、来月の餅つきには間に合わせないと。小豆が欲しいという消費者の方もいますしね。
さて、明日から雨が少し続きそうです。外仕事はお預けになりそうなのでこの間にもち米の精米を片付けたいなあ。
急げ、急げ
今朝は思っていたほどの冷え込みではなく、氷が張ることもありませんでした。気温は1℃くらいまでは下がっており、霜も降りてはいましたが、天気がよかったせいでしょうか、昨日の朝のほうが寒く感じました。
ただいま、小豆の収穫中。それと平行してもち米の精米もしているのですが、ここにきて天気が続かなくなってきました。小豆の収穫だけではなく、まだ田んぼには回収していない藁が大量に残っております。加えて実はサツマイモも半分は掘り残しが・・・
田んぼ脇の竹きりや、田んぼへの鶏糞撒布、畔の修繕、玉葱の植え付けなどの畑仕事etc...とまだまだ天気のいいときにしておかなければならないことが山積しています。
やけに忙しい秋ですが、天気の崩れがあるというのも少しずつ冬に向かっている証。貴重な晴れ間のあるうちに急いで片付けていきたいことばかりですが、1馬力の仕事量などたかが知れていますので地道に作業を続けるしかありませんね。
黒田の残留に思うこと
このタイトルを見てもカープファン以外の方は何のことかわからないと思います。
昨日、カープの黒田投手がFA権を行使せず球団に残ることを決めたという出来事です。私も一広島県人、一カープファンとしてこの知らせを嬉しく聞いたわけです。
ローカル番組では結構大々的に取り上げ、黒田本人も出演して心境などを語っていましたが、その話を聞いていて思ったことです。
ファンと選手の関係って、「食」における生産者と消費者の関係とよく似ています。
黒田はしきりに「ファンと一緒にカープを盛り上げて生きたい」といった発言をしていましたが、その裏にはしっかり球状に足を運んで自分達を支えて欲しい、カープの試合を盛り上げて欲しい、という思いがかなり見て取れました。
FA騒動が持ち上がるたびに、特にカープファンの間では他球団に移籍した選手は「裏切り者」的な誹りを受け、残った選手が誉めそやされますが、それだけ騒ぐ割には観客動員数は12球団中最低。
つまりは好きなことだけ言って自分達は何もしない、という構図が出来上がっているわけです。
幸い私は現在消費者に恵まれておりますので、こうした関係性はありませんが、一般的に「食」を鑑みたときには消費者からの一方通行的な要求に振り回されてきた生産者の歴史(というには短いものですが)を否定は出来ません。
「より安く、より良い物を」という経済理論に踊らされ、それを農産物にまで要求してきたのが始まりですが、その要求にこたえるために農民達はン千万もする機械を買い、高い薬や肥料も買い、大量に安く農産物を供給してきたわけです。
で、今度は健康ブームに乗って「安心・安全」とこれまでのことは棚に上げて非難しているわけです。
これは単なる一例ですが、仔細に渡るとこんな話はいくらでも出てきます。
断っておきますが、消費者だけに責任があるわけではなく、農民も何も考えず、国や農協の言いなりになって金儲けしてやろうという思いから出発しているわけですから、私から見るとお互い様なのですが、これを言い出すと今回の論点からはずれますので話を元に戻します。
さて、この間消費者は何をしてきたのか。自分達の命を紡ぐ「食」を守るために何をしてきたのでしょう。スーパーを歓迎する裏では八百屋が姿を消し、安いもの、見目の良いものを争って手に入れようとし、果ては旬にないものを重宝して高値で手に入れブルジョア気取り。
消費者が生産者に要求をすること自体は悪いことではありませんが、要求をする以上はそれ相応の責務を果たさなければなりません。
簡単に言うと「安いもの」が欲しければそれなりのものしか手に入らないということであり、「いいもの」が欲しければそれだけの対価を払わなければならないということです。
工業製品であれば「より安く、より良く」ということもある程度までは可能でしょうが、自然のものに対してはその理屈は通用しません。だから現在の農産物が工業製品化しているわけですし、「安い」に重点を置いて要求をした時点でその要求を呑んで作られたものは甘んじて受け取らなければならなくなっているのです。
カープファンは球場に足を運ばない理由を「カープが弱いからだ」と言います。選手達が勝たないから応援もしない、と。
しかし、逆に言えば「応援すらしないから頑張らない、結果勝てない」ということにはなっていないでしょうか。
要求だけしているのは簡単なことです。しかし、応援のない要求は代償を伴います。カープの場合は成績不振、「食」の場合は健康被害や環境破壊といったところでしょうか。個人的な見解をいえば、教育問題や社会問題にまでも繋がっているといえるのですが。
少し脱線します。
野球は本来的に個人の能力が必要ですが、食物を手に入れること、つまりは作ったり採ったりという行為は本来生き物であれば自分で出来る、更に言えばしなければならないことです。
それを放棄した時点で何らかの拘束を受けるというのが当たり前の姿ではあります。例えば、犬は人間に餌をもらうことによりペットとなり、鎖に繋がれ、芸までさせられるわけです。ひどい場合は虐待も受けます。
ただただ食べ物を支配されるという一事のためにです。
話を元に戻します。
安全な食材を手に入れるためには消費者として何をすべきなのか、農薬の害を憂う前に、環境破壊を憂う前に、その根底にある「農」の現場をどれだけ知っているのか、そしてそこから離れた一消費者として何をなすべきかはごく身近に転がっているはずです。
私は今現在、応援ばかりをしてくれる消費者に囲まれ、逆に私のほうが何もそれに応え切れていないという申し訳なくも恵まれた状況にあります。いつ愛想をつかされるのかとという脅迫感と闘いながらの百姓生活ではありますが、その理解と応援があるからこそ薬や肥料の誘惑にも打ち勝つことが出来ていると思っています。
私と消費者の関係性が理想形だとは思っていません。細かく言えばいくらでも問題点は出てくると思います。
しかし、それは枝葉の部分であり、根幹がしっかりしていればいくらでも改善していけることと思っています。
今回は消費者側ばかりを責め立てるような書き方になってしまいましたが、前述の通り生産者側の問題もかなり深刻なものがあると思っています。それはまたの機会にさせてください。
たかだか野球の話題一つでここまで引っ張る偏屈者の話にお付き合いいただきありがとうございました。
急変
雨音と共に目が覚めました。雨音といいましても台風並の風がうちつけるひどい降り方で、しかも・・・寒い!
時刻は6時。まだ真っ暗です。今日は野菜の配達だったのですが、車に荷物を積んでいなかったので、暗闇の中雨風に打たれながら何とかかんとか荷積みを。
今日は日中の広島も天気はいいものの暑いという程ではなく、結局上着を脱ぐことはありませんでした。
こちらに帰ってくると気温は10℃を超えておらず、夕方日暮れと共に耳に来る寒さです。今年はなかなか寒くならないと思っておりましたら突然の冬到来です。
明朝は氷点下の気温予想。まだ一回しか霜が降りていないのにもう氷でしょうか。さすがにここまで寒くなってくるとストーブをつけることも許される気がするのですが、今までの経過が経過だけに二の足を踏んでいます。それ以上に吝嗇根性が邪魔をしているという話もあるのですが・・・
とりあえず今日からラクダとズボン下は解禁ですな。
うーん・・・寒すぎる・・・
法事
今日は祖父の一周忌の法事でした。ということで夕べから実家に泊まっておりまして、先ほど帰ってきました。
祖父が亡くなったのは昨年の11月25日。命日には少し早かったのですが、お寺さんに来ていただき、法要を営むことに。
あれからもう1年もたったのか、と思うと早い気がします。去年は夏ごろから毎週配達の時には母と一緒に病院へお見舞いに行っていました。ですからちょうど1年前ごろといえばまだ祖父も存命で、私も病院へ通っていた頃だったんですねえ。
幸いその後は親族に不幸はなく、今日の法事も49日のときの顔ぶれと変わらず揃っておりました。法事の後の食事中に話が出たのですが、同じ顔で集まっているからあまり考えないけど、みんな着実に歳はとってきているんだなあということです。
親族内、もっとひどいところでは家庭内でさえ諍いやいがみあいを耳にするご時勢にみなが快く集える家に生まれたことは幸せなことです。
死者を通じてお説教や年輩の親族などの話に触れる機会をもてるというこうした風習も貴重なものになってきている時代なのかもしれません。
猿再び
最近は毎夜のように熊が出没している様子。毎朝さくらの散歩のときに柿の木を見ると順番に爪の跡が残されていっています。日暮れ直後くらいの時間でも目撃情報が出ているので怖い話です。
さて、本題の猿ですが、先週の目撃以来しばらく姿を見ておりませんでした。先週初めて姿を見てからすぐに電動エアガンを購入(高かった・・・)。しかしその後姿を見なかったのでよかったような、出費が惜しいような複雑な心境でした。
今日の昼食時、本堂のほうでガタガタと物音がしました。檀家の人でも来ているのかと放っておきましたところ、外に目を向けた私の視界に突然猿が。
図々しくも本堂と庫裡の間にある渡り廊下の屋根の上に座ってこっちを見ているではありませんか。その距離10mもありません。なるほど、それでさくらが先ほどから外を凝視していたわけです。
早速電動エアガンの出番です。いつでも出動できるように準備しておりましたのですぐさま縁側から発砲。焦ってしまったので残念ながら猿に当たることはありませんでしたが、充分威嚇にはなったでしょうか。
裏山に逃げた猿に多少の追い込みをかけ、おかげでそれ以後は現れなかったようです。
これほど生活圏に立ち入られますと何を悪戯されるか、油断が出来ません。まだまだ繰り返しこういうことが起こるのでしょうが、何とか近寄らないようになってくれることを祈るばかりです。
おでんくん
朝晩の冷え込みがだいぶきつくなってきました。ちょうど大根もよく育っているということで、今日は今シーズン初のおでんにしました。
本当は里芋も入れたかったのですが、残念ながらまだ掘っていないので今日は諦めました。誤算だったのはジャガイモを入れ忘れたことです。
午前中からしっかり煮込んだだけあって、夜食べるときにはいい具合に味がしみこんでいました。まだストーブを出していないので、ストーブの上でコトコトというわけにはいかず結構ガスを浪費してしまいましたが、今シーズン初のおでんを美味しくいただくためには致し方ない出費と捉えましょう。おかげで美味しくなったわけですし。
最近巷ではアニメ「おでんくん」のキャラクターが人気のようで、いろんなところでグッズを見かけます。初めてアニメを見たときにはこんな人気が出るようなものでもないと思っていたのですが、今の御時世何が流行るか分からないものです。
個人的には「おでんくん」結構面白いと思っているんですけどね。
民営化って・・・
今日郵便局に勤めている友人から聞いた話です。
私は野菜の郵送に郵パックを使っているのですが、その郵パックの便数が今日から減ったそうです。今までは12時ごろに局を出ていた便(午前の便)がなくなり、午後2時過ぎの便1本になったそうです。
これに伴い先方への到着時間もずれるかもしれないという懸念が出てきました。
朝7時半ごろに到着しているトラックが昼まで待機しているのが無駄だというのが理由だそうです。
しかしよく話を聞いてみると朝に動くトラック自体が廃止になったわけではなく、今までどおりに来ているらしい。つまりは8時ごろに空荷で出発するということ。
郵便局の集荷受付時間は9時からなのでいくら私が早くから荷造りをして持っていっても扱ってもらえません。
次のステーション局まで持っていけば、その局は8時20分から集荷受付をしてくれるそうなので、朝早くの便で送ってもらえるそうですが、そこまで20km近く自分で運べというのもおかしな話。それだったら宅配便の意味がないじゃないか。
8時にトラックが出るからといってその前に集荷をしようという気は局員にはさらさらないようで、そうであれば先月までのやり方とどちらが無駄なのか、また利用者のためになっているのか、全く理解に苦しみます。
しかも時間が変わったことによって、私が今まで送っていた先まではどの枠の時間指定で届けてくれるのかも判然としない様子。何のために時間指定サービスをしているのかこれまた意味不明。
思えば民営化の話が持ち上がってから時間指定の枠を一つ遅らせられたような気が・・・
そもそも昼にこちらを出発した荷物が、東京に届くのに何で翌日の夕方になっているのか自体も理解できません。
利用者の利益を考えての民営化という大義名分でしたが、少なくとも田舎では真逆の方向へ向かっているようです。
郵便事業も、農林水産業も、国家の基盤を支えるもの。経済理論の渦に巻き込んではいけないと思うのは私だけでしょうかねえ。
配達再開
一月ほど休んでいた配達を今日から再開しました。そしてついに新米登場です。
昨日あたりから急に冷え込みがきつくなってきました。今朝も3℃ほど。現在既に6℃くらいまで下がっているので、明日も同じくらいの気温になりそうです。
思えば寒い、寒いとは言ってみても、例年に比べるとまだまだましなほうです。まだ霜も降りていませんし、早ければ氷も張っていいくらいの時期ですが、今年はまだストーブもなしで過ごせています。
朝晩がこのくらい冷え込むのですが、日中は暑い。特に今日は配達で広島に出ていたので日中の気温は25℃くらいまで上がっています。その差20℃以上。着ている服も2枚は変わります。
こういう時期に気をつけていないと風邪などひきやすくなるんでしょうね。先日の「風邪気味」はたいしたこともなくすっかり元気になっていますが、これからはあまり油断しないように気をつけましょう。
占いの先を行く
今朝目が覚めるとと咽喉が痛い・・・少し風邪気味かな。しかも夕べは久々に深酒をしたおかげで二日酔い。
夕方サロンによったところである人と話が盛り上がり、そのまま二人で夜更けまで呑み続けてしまいました。当然夕食は酒とつまみだけ。
ここのところの忙しさで結構疲れもたまっていたところにそんな不摂生をしたら、そりゃあ風邪気味にもなるわな。
ということで今日は午前中、10時過ぎまで二度寝していました。当然さくらの散歩、野菜の苗に水やり、朝ごはんは済ませてからのことです。二日酔いだが腹は減っている、こんなときには味噌汁が最高ですね。
お昼前からはまたまた米糠を取りに広島へ。実家で新聞を見たときのことです。今日の占いコーナーで9月生まれのところを見てびっくり。(私9月生まれです)
「ウォーカホリックの心配あり。無理をせずにしっかり休みましょう。」だってさ。
私の直感もたいしたものです。というよりも今日の場合は休まざるを得ないような状況がうまいこと用意されていたわけですから、私の力というわけではなく私を守ってくれる見えない力のおかげとでもいっておきましょうか。
あまりにも占いの内容と今日の私の状態がシンクロしていたのでおもしろかったですね。
まだまだ寝込んでいる場合ではありませんので、気を入れなおしてまた明日からがんばりましょう。
盛り沢山
今日は朝から家族が来てくれ、もち米の選別をしました。もち米の量が多かったのでとても一人ではできそうもなく、応援を頼んだという次第です。
唐箕(↓)という道具を使ってクズ米や藁クズなどを飛ばすのですが、風を送る装置が手動ということで長時間続けていると腕がパンパンになります。
両親だけでなく、午後からは弟も合流してくれたおかげで、夕方4時ごろには無事作業を終えることが出来ました。やはり「仕事は大人数」です。
さて、何が「盛りだくさん」かといいますと、獣です。
↑この写真の足跡が分かりますか?熊の足跡です。かなりでかいです。ハウス横の玉葱苗を伏せている所を踏み潰して通過していました。
足跡をたどってみるとその後、下の道に下り、柿の木に上って柿を食べていたようです。柿の木にも真新しい爪あとがしっかりと残っていました。
熊の歩いた跡がわかるでしょうか。そこだけ玉葱の苗が倒れています。
続いては猿。
午後からの作業中、我々から20mくらいしか離れていない里山の木の上でくつろいでいました。1匹しかいなかったのでおそらくはぐれザルでしょうが、このあたりに居着いてもらっては農作物などがとてつもない被害にあってしまいます。
ということで急遽お隣へ走り、またまた電動銃を借りてきて追い払いました。が、そのまた数十分後には元の位置に戻ってきてこちらを眺めているというなめた態度。
たびたびお隣まで走っていては間に合わないことも多いので、電動銃までいかなくとも空気銃くらいは常備しておく必要を感じました。早急に探してこないと。
ということで今までうちの周囲では見ることのなかった獣が今日になって突然のように続出。こんなに獣が里に下りてくるというのも、原因は全て人間にあるのですが、とりあえず我が身とさくらの身、そして地域住民に危害が加わらない程度には警戒を強めないといけません。
おちおち日が暮れてからは出歩けませんね。
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日本シリーズ
日本ハムファイターズ日本シリーズ優勝おめでとう!
今日は最後までテレビ中継もしてくれたので優勝の瞬間まで堪能できました。
思えばこの秋口からテレビでの野球中継がめっきり減ってしまい、いささか面白くなかったのですが、最後だけは見られましたね。
野球中継を流さずに面白くもない(私の感覚では)番組ばかりを流しているということは、世間的にはそちらのほうが人気があったということなんだろうか。
しかも日本シリーズ第4戦にいたっても衛星でしかやっていなかったというのはどういうことだろう。
まあ、最後だけはしっかり堪能できたということで途中の怒りも半減。
って、こういう感じでいなされてるのかな・・・
久々の山
今日は午前中に国調の仕事で久々に山に行きました。予定していたよりも人数が多かったので午前中で終わりました。
一年数ヶ月ぶりに入った山はすっかり様相が変わっておりました。幾度となく歩き回った場所なので迷うようなことはありませんが、放っておくと1年でこれほど様変わりするものかと驚かされます。道もかなり歩きにくく至る所が鬱蒼とした感じです。
11時過ぎには仕事は終わったのですが、せっかく弁当を持ってあがったので山でお昼を食べることに。やはり山で食べるご飯は美味しいですね。
昨日雨が降ったということでついでにマツタケ探し。残念ながら既に他の人に採られたあとのようで1本も見つかりませんでしたが。
今年のマツタケは特に不作のようですが、それ以上に山自体が荒れてマツタケそのものが生えにくい環境になっているようです。
昨今、この類の話はよく耳にしますが、だからといって山を守ろうという活動をしている人は見たことがありません。結局自然に甘えて略奪することしか考えていない欲深な人間ばかりということですね。
「山を生かす」ということは「人が山と共に生きる」ということで、生活の中から山との関わりがなくなってしまった現代人には山の恵を享受する資格がなくなってきているとの自然からの示唆なのでしょう。
思えばマツタケに限らず、我々の食べ物というのは全て自然からの恵であるはずですが、いつの間にかそういう感覚はなくなってしまっていますね。平たく言うと「買うもの」になってしまったということです。
なぜ昔(といってもつい数十年前のことですが)当たり前にあった山の恵が今はなくなっているのか、山の姿が激変してしまっているのか、もう一度原点に立ち返る必要があります。
一日遅れて
まとまった雨になりました。夕べから降り始めたようですが、このくらいの量が降ってくれると畑の野菜たちにとっても「恵」となったことでしょう。
今日は寺で聴聞、ということで私は邪魔にならぬようさくらを連れて逃げていたのですが、雨ということで百姓仕事のことも心置きなく一日休めました。
一日休みといってもこんな平日に遊んでくれる人もいるわけがなく、さくらを連れて実家へ。母親を買い物に連れて行ったり、私の買い物をしたりといった一日でした。うろうろと買い物をしているだけで結構時間は潰れるものですね。
この時期大朝と広島ではかなりの気温差がありまして、こちらを出るときには少し寒いくらいの感じで出発したのですが、広島について買い物をしておりますとその服装では暑すぎました。
今日はOFFの日ということで着物でうろうろしていたのですが、こちらでは袷(冬用)でちょうどいいくらい。ところが広島での日中は天気がよかったこともあり単で充分な感じでしたね。家の中ではシャツ一枚、日が暮れてからも襦袢だけで充分でした。
さて、明日からはまた気を取り直して秋の作業に励みましょうか。あ、明日は国調で山でした。明後日からだな。
期待はずれ
今日は一日雨の予報、だったはずなのに・・・
朝起きてみると曇り空。へばりきっている体をひこずって無理やりさくらの散歩へ。念のために傘まで用意していたのに雨は降らず。
今日は何が何でも休むと心に決めていたので、その後また布団に入りなおして本を読んでいるうちにすっかり眠りに落ちておりました。
あまりの暑さに目を覚ますと既にお昼。外は・・・快晴。
すっかり体も休まったのでそこからは動き出しました。明日が聴聞なので少しだけ家の中を片付けて、昨日とって来た糠を田んぼに撒いて、草刈用のチップソーを研いで、としているうちに午後は過ぎていきました。
私の休みのことはさておき、これだけ雨が降らないとなると野菜たちが大変です。夕べのわずかの雨でも貪欲に吸収して逞しく生きているのでしょうが、2日前に植えたばかりの広島名と水菜はさすがにまだ根を張り切っていないようでややクッタリしていました。がんばれ!夜の間に露が降りるさ。
さて、明日は一日寺で聴聞なので私はさくらを連れて姿をくらますことに。さて、何して過ごそうかな。
待望の
先ほどから雨が降り出しました。思えば今月6日(7日も少し)以来の雨です。先週金曜日の朝に少しだけ降りましたが、これは雨というほどのものでもなかったので。
さて、今日は日曜日ですが、雨が降る前にということで近所の人のトース引きを手伝ったあとに今度は逆に手伝ってもらいながらコンバインの掃除と片付け。
午後からはまたまた米糠を取りに広島へ。この時期、来年に向けて田んぼに米糠や鶏糞などをせっせと撒きますので、かなりまとまった量が必要となります。今米糠を取らせてもらっているところは日曜日にとらせてもらうことにしていますので、時間と天気の許す限りは毎週のようにでもとりに行きます。
明日は一日雨の予報。久々にゆっくり休めます。といっても少しはやることがあるので半日休みといったところですかね。
仕事は大人数
今日は寺掃除。毎年2回催される法要の準備です。
朝から檀家の人たちが集まって本堂・庫裡・境内・駐車場などを掃除します。年輩の方ばかりですが、総勢二十数名。男の人は外、女の人は内と分かれて掃除開始です。
毎年のことで慣れているということもありますが、皆さん普段から、いや、昔からこうした作業を日常なさっているということもあり、実に手際がよい。
秋ということもあり草もそれほどのことがないので結局1時間半もあればほぼ完了。至る所が見違えるようにすっきりと綺麗になりました。
「仕事は大人数、旨いものは少人数」とはいいますが、やはり人手がそろうと仕事が速いですね。そして何より数よりも質がいいです。
先日の宮掃除のときも同じことですが、いきなり代が代わったらこうはいかないんでしょうね。どうやって次代に引き継いでいくのか興味のあるところでもあります。
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心の声
一日の疲れを落としてくれるお風呂
湯舟に一人、ほーっと一息
視線を上げるとそこには・・・カメムシ!?
窓から壁へと器用に進み、どんどん上へ
我々にはツルツルにしか見えない壁も虫にとっては凸凹があるんだろう
フリークライマーも顔負けの速さでどんどん進む
天井と壁の接合部、緩やかな曲線もなんのその
目指すは天井部の換気口か
しかしなんだか様子がおかしい
天井部の壁はさすがのカメムシにもつかみどころがないようだ
おっと危ない、気を取り直して別方向から
って、ちょっとまて
そこで足を滑らせたら湯舟に落ちてくるじゃないか
たのむ、諦めてくれ
そんな私の願いもどこ吹く風
彼はひたすら換気口を目指す
ぽろっ
あーあ・・・予想通り・・・
湯舟から救い上げられた彼はそのまま排水口へ
臭いは出すなよ、せっかくの心地よさが台無しになるから
最近カメムシネタが多い。口を開けば文句を言いたくなるようなことばかりが目に付くから、こういうくだらないネタでそれを回避しているというのが実情。
これは、とりもなおさず私の精神状態が負の方向に向いているからだろう。人間誰しも不満や愚痴はあるだろうが、それを上手に処理できるか否かで負の期間を短くも出来るのだろう。
とりあえず今回は現実逃避という形をとってみた。自然界のものに意識を向けると人間界でのくだらないことを「くだらない」と気付かせてもらえる気がする。あらゆるものが純粋に「生きる」という行為を全うしているからだろうか。
新米
ようやくご対面です。今日、トースをひき終わり、ようやく玄米になりました。思えばここまでたどり着くのは本当に長かった・・・
早速今日から新米を、といきたいところですが我が家にはまだ去年の米がたくさん残っております。ということで新米は近々味見だけしてとりあえずは古米から食べるべし。
ま、古米が残っているおかげで飯米としてとっておく量が少なくてすむのでその分消費者の皆さんに新米を回せるわけです。
あとはもち米。こちらウルチ米と同じトースを使うと混ざってしまうのでここから先は手作業です。まずは藁クズ等を唐箕で飛ばし、そのあと籾摺り精米です。籾摺り精米機はお隣さんから借りてきたもの(実質半永久貸与)を使いますが、小さいものなので結構時間がかかります。
かなりの労力を要する作業ですので、月末あたりに家族に来てもらって一気に片付ける予定。もし他に手伝ってくれるという方がいらっしゃれば大歓迎です。
さて、無事米の収穫も終わり、これで今年の田んぼ仕事も終了、というわけにはいきません。これから藁の回収・片付け、ハデゴの片付け、鶏糞や米糠の撒布、畔の草刈や修繕などなどいくらでもやることが残っています。
畑仕事も平行してありますので、かなり忙殺されます。あ、あと今年は椎茸も植えておきたいとなると木も切らないと・・・うーん・・・どこまで出来るんだろう。
とにかく雪が降るまでの勝負ですから一つずつ着実に片付けていきましょう。雪がなるべく遅く降ってくれると助かるんだけどなあ・・・
もう一息
稲こぎも残すところあともち米が少しだけとなりました。今日で稲こぎを完全に終えてしまいたかったのですが、少しだけ時間が足りませんでした。
明日はいよいよウルチ米のトースひき(籾摺り)。長かった収穫作業もいよいよ終盤、ようやく新米とご対面できます。
今年の収量は期待していたほどはありませんでしたが、それでも今まででは一番の出来(単位面積当たり)。但し、去年までとは作付面積が減っている分、絶対量で見ると初年度とほぼ同等でしょうか。
消費者が増えている分、一人当たりに分配できる量は少なくってしまいますが、今年の米作りを通じて来年以降に明るい手ごたえを感じることが出来ました。
田んぼの癖をつかむのも早くなってきていますし、失敗続きのこれまでもあながち無駄にはなっていないようです。
さて、話は変わりますが、最近やたらとカメムシが多いです。先日の「警戒警報」以来毎日至る所で顔を合わせます。
今日は洗濯物をたたんでいる間に6匹捕獲。昨日は風呂場で5匹発見。とこんな感じで日に日に勢力を増してきています。
カメムシが多いとその年は雪が多いといいますが、これだけ臭い目をして、尚且つ雪まで多くなるとくればまさに「弱り目に祟り目」、カメムシに対しては悪印象しか残りませんね。
稲の収穫もひと段落で少しゆっくり、といきたいところですが、なんとも大忙しな秋のこの時期。やはり雪が降るまではのんびりさせてもらえそうにありません・・・
稲こぎ
今日はさすがにへばりました。
午前中にハウスの解体、そして午後からはいよいよ稲こぎ(脱穀)です。午前中はまだ夜露が残っているので、それがよく乾ききってから作業開始です。
半日あるといいましても最近は日が短いので、今日は早昼を食べて午後も早目から作業開始です。それでも思った以上に時間がかかり、何とかかんとか夕方5時半過ぎにようやく一枚目の田んぼの稲こぎが終了。↓
見ての通りこの時点ではまだ田んぼに脱穀の出来た米がもみ袋に入った状態で点在していますので、これを回収しなくてはなりません。田んぼが硬ければ軽トラで拾って回れるのですが、残念ながらこの田んぼ、これだけ晴れが続いているというのにまだ少し柔らかめ。しかも米を積んだ軽トラは重たくなりますので、余計に沈みます。
田んぼの中で軽トラが身動きできなくなるのは最悪なので途中で諦め、一輪車で拾って回ることにしました。ちなみにここいらでは一輪車のことを「フイロバー」といいます。本題とは関係ありませんが・・・
さて、こうして籾袋を回収し終わったのが6時過ぎ。あたりはすっかり暗くなってきました。集めた籾袋は倉庫に運び、道具などを片付けに田んぼに戻ってみると既に真っ暗で、置いてあった道具もほとんど見えない状態でした。
「秋の日はつるべ落とし」とは言いますが、この30分の差は大きいですね。
おかしなものでして、夏場だと6時半くらいはまだまだ普通に作業をしている時間なのですが、こうして暗くなるというだけで同じ時間でもやたらと疲れた気分になります。実際体もきついですし。
明日も同じような一日になる予定。少しでも疲れを取っておかないと。
初体験
今日は神社で秋の祭典。ということで朝から宮掃除と祭典の準備。
その時に注連縄をつくりました。年輩の方からご指名を受け、指導してもらいながらの注連縄作り。こんな大役を私が・・と思っていたのですが、やってみて納得。かなりの力仕事です。なるほど若い者が指名されるわけだ。
悲しいことに30代は私一人。あとは各家から出席しているもののこういう宮や寺の行事というものに若い世代はまず参加しません。所謂「おじいちゃん」世代が中心です。
さて、話をもとに戻しますが、こういう機会に注連縄や縄のない方などを年輩の方から教わる機会があるというのはありがたいことです。「年の功」というだけのことあってかなりの技術をお持ちの方が多く、それを見、しかも直接教えてもらえるわけですから果報者ですね。
掃除途中、集めた落ち葉などで焚き火を囲い「井戸端会議」ならぬ「火端会議」のなかで「次の世代の頃にはこんなことするもんがおらんようなるんかのお・・・」という諦めとも嘆きとも聞こえる言葉を耳にしました。
あらゆることを手作りで賄ってきた世代、その技術や心を継ぐ者がいなくなってきていることはこうした現場を見ているとよくわかります。
祭りといっても形だけ。その本質的意義やそれを支える手仕事、そしてその根底にある生活というものが廃頽していることは紛れもない事実です。
私のようなものでもこうして注連縄作りなどを教えてもらえることがそれを証明しているのかもしれません。
何はともあれこうした技術を一つずつ教わっていけるのは嬉しいことです。来年は私の作ったもち米のわらを使ってもらえる予定。これもまた嬉しいことです。
来客日和
今朝目が覚めると、「んっ?」
右肩がおかしい・・・ある角度に動かすと痛い・・・何やったんだ・・・
夕べはとてつもなく酒が飲みたくて、一人晩酌。テレビでやっていた『ハムナプトラ2』の記憶もそこそこにいつの間にか眠りに落ちていました。
おかしな寝方でもしたんだろうか。肩を寝違えるってあるのかな?
ってな調子でしたので、今日は重労働はやめにして一日春菊の間引きと草取り。ほぼ畑にしゃがみこんで動かない作業ですので肩への負担はありません。
そして午後からの話。畑について1時間もたたないうちに家の方からさくらの吠える声が。
家の周囲には車の姿も見えません。吠え方からしても墓参り客とは少々違う感じ。
気になって一旦戻ってみると近所の人がいらっしゃってました。で、そこから長話。
しばらく話をしてから再び畑へ。で、また1時間もたたないうちにさくらの声。
今度は予定のあったお客さん。私の野菜を使ってくれている料理屋の人です。今日は最後の米茄子を取りに来てくれました。
で、そこからまた少しお話を。家の近くで柿の葉なども拾ったりしながら話をし、再び畑に戻ったのは既に16時40分頃だったでしょうか。
ついでに切りのいいところまで、と草取りをしていますと今度はNHKの人が。
これは私の取材というわけではなく、別件でこの近くに来ていたらしく、せっかくなので話を聞きによったということでした。
ということで今日の仕事はここまでにして後はうちでのんびりお話。
こうしてみると午後からはほとんど仕事をしていないのですが、肩がこんな調子なのであまり動くなってことだったんでしょうかね。うまくできているようです。
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警戒警報
この季節がやってきました。カメムシです。今日、ついに干していた布団で発見。そのほか部屋の掃除や農作業中にもどこからともなくプイーンとあの臭いが・・・
私、自然界の臭いであれば獣の糞だろうが、腐った臭いだろうがたいていは平気ですが、こいつだけは苦手です。ずっと臭いをかいでいるとフラフラしてきます。
今年は秋晴れが続くのでいろいろと干し物には都合がよいのですが、そろそろこいつらの付着に気をつけなければ。
さて、今日もいい天気。百姓日和なのですが、どうも最近体が重い。体調が悪いわけではない。食欲旺盛。秋は大概眠たいものですが、例年よりひどい。
なんだろうと考えてみたところ、もしやこれは「夏バテ」ならぬ「秋バテ」か?
そういえばこの稲刈り時期はかなりの日差しの中作業をしていました。風が涼しいものでついつい頭には手拭一枚で済ませていました。これで額にはくっきりと日焼けのあとが・・・
これだけ日焼けするくらいだから夏バテ的な気だるさを感じてもおかしくないかな。ということでこれを「秋バテ」と名づけることにしましょう。
症状としては兎に角気だるい。味の濃いものが欲しくなる。夏バテとの唯一の相違点は食欲旺盛である点。やはりこれは「食欲の秋」が絡んでいるからでしょうね。
今年の秋はまだまだ暑い日が続きそうです。皆さんも「秋バテ」にはご注意を。
とりあえず
今日も午前中はハウスの解体作業。で、午後から2時間弱で残りの稲刈りを済ませました。↑
とりあえずこれで刈り取りはひと段落。実は実験用に使っている7畝位の田んぼのがあるのですが、こちらは通常の稲刈りはしませんので、明日の午前中で済ませる予定です。
写真の稲はもち米の田んぼの一角に植えていた「キヨニシキ」
特に出荷の予定などがある米ではないのですが、お隣さんから譲ってもらった希少種ですので、種だけは残していくために毎年植えているものです。
今年は少し多めにありますので、種だけ残してあとは私の食用にでもしましょう。
苦肉の策
この連休あたりから朝晩が急激に冷え込んできました。10℃は当然のように下回り、5℃に近付いています。
今日からハウスの解体作業を始めました。いらなくなったハウスの骨組みをもらえることになり、友達と一緒に山分けすることにしましたので午前中はその作業。
午後からは学生が実習で買ってくれたもち米を脱穀しました。
えっ!?昨日刈って、今日脱穀?
普通ならばそんなことありません。しっかり乾燥するまではハデにかけて干しております。実は今回もち米用のハデが足りなくなりまして、刈ったまま田んぼに広げていたものがかなりあったのです。そのままにしておくわけにもいかないので、先に脱穀して籾の状態で干すことにしました。
このもち米、去年も書きましたように非常に草丈の長いものです。だいたい150cm以上、ちょっとした女の子くらいの背丈はあります。だからハデも当然背の高いものでなくては使えません。この長いハデの足がなかなかありませんでして、こんなことになっております。
単に私の予想が甘かったということもあるのですが・・・
ということで脱穀してみました。今日の分だけでとりあえず5袋。籾摺りをするとおそらく半分くらいの量にはなるでしょうか。↓
このエビスモチ、草の量の割には米の量が少ない品種でして、稲刈りをした学生達は「あれだけ刈ったのに、たったこれだけ?」と思うかもしれません。
まあ、こんなもんです。否、これでも多いほうです。
うるち米のほうは一穂あたりの着粒数が多いのでもう少しは多くなると思いますが、米というのはこんなものかもしれません。苦労して苦労してやっと一粒の米が手に入る。だからこそ有難味も一入ですし、これが主食なわけですから尚のことです。
さて、稲の刈り取りもあと少し。って、まだやってるのかって?まだです・・・その後の脱穀・籾摺りなどを考えますとやはり新米を口にできるのは今月末あたりですね。
消費者の皆さんもう少し待っててください。
明日からは今日脱穀したもち米を干さないと・・・いい天気が続きそうだから早く乾燥してくれるかな。
三連休
中は、世間並みに連休を満喫、というわけではありませんで、先日のブログにも書きましたが大学の実習受け入れでバタバタしておりました。文字通りの「あっ」という間でした。
さて、今回の実習、別に農学部とかそれに準ずる学部の学生ではありませんで、看護・福祉系の学生です。
なんで?と思われるでしょうが、私の大学時代の恩師との縁です。
学年は1年生。年のころは18、9。女子19名と男子1名。先生(♂)と去年うちに来た事のある年長の学生(♂)という女所帯。そんな学生を相手に百姓が何をするって話ですが、一応「食育」を主目的に据えてプログラムを考えてみました。
ちょうど稲刈り時期ということもありまして、もち米の稲刈りをメインの作業として2泊3日共に過ごしました。
食事は玄米+一汁一菜が基本。食材も購入するものは出来るだけ控え、今うちにあるもの、つまりは畑や山にあるもので考えて作るということにしました。
こうした食生活や日々の過ごしかたというのは彼女達にとっては全くの非日常。とまどいや不満もあったでしょうが、皆それなりに頑張ってこの三日を過ごしてくれました。
稲刈りは初めての経験。しかも鎌で刈り、藁で括り、ハデにかけるという余所ではあまり見られなくなった作業。
雑さ、遅さは当然ですが、予定より時間がかかりながらも何とか形をつけるところまでは頑張ってくれました。↓
今回の経験はあらゆる面において彼女達には非日常のことだったでしょうが、我々の命を支える「食」の原点が「非日常」になっている現実そのものが社会全体のゆがみなのかもしれません。
稲刈りのとき、食事のとき、掃除のとき、何かと私から口うるさく言われ、夜には講話と称して百姓の戯言を聞く。
そんな中で彼女達は何を感じ、何を考えたのだろう・・・
私の思い全てが伝わらないのは当然として、今回の実習目的でもある「食」とそれに関わる多くのことを少しは伝えられたのだろうか。
こういうことに触れることのなくなった現代都市社会での生活の中で、少しでも考える契機になればこれ幸いです。
たかだか3日の間で少しずつ行動にも変化があった気がしています。これが今後のさまざまな経験、勉強の中でどういう有機的変化を遂げるのか、楽しみでもあります。
細かく言えばまだまだ書き足りないのですが、とりあえず今日は全体的なお話として概略を記しておきます。
さて、私も今から「日常」モードに戻さないと。
そろそろやめないか
テレビをつけるとどこの局をまわしても同じような報道ばかり。
一つの事件が起こると、何日もそのことを引っ張りまわしている。その中身はというと「我こそは正義の民」的なしたり顔で事件を検証したがっている者の醜い論争。
君達は検事か裁判官か。
言ってる内容も世間ではもっともらしく聞こえるのかどうかは知らないが、私が聞く限りでは何の問題提起にも原因追求にもなっていないようなことばかり。
一体いつからこんな番組ばかりになってしまったんだろう。
そもそもニュースってものはあった出来事をその事実だけ正確に伝えてくれればそれで充分。一つのことをゴシップ的に取り上げるよりも事実の羅列で情報量を増やしてくれたほうが本義的ではないか。
ことの判断はそれを聞いたものが各々行えばよいことで、何もお前の意見など聞くために時間を費やしているんじゃない。
私はテレビは娯楽と情報源だと思っている。その娯楽性が乏しくなり、そのうえ情報(というより絡み酒程度の内容ではあるが)の押し売りまでされてしまうのではなんのためにあるんだろう・・・
寂しさを紛らわすための映像・音声発生装置かな・・・
スポンサーのほうしか向いていない番組制作、業界内だけの内輪的愉悦、
まずはこれだけでもやめにして欲しいですね。
雨なのに
さくらファンの皆様、お待たせしました。久々の写真です。
単に載せる写真がなかったもので、つい身近にいたさくらを撮ってみました・・・それだけのことです。
今日は雨。ということでのんびりしようかな、というわけにもいかず、何かとゴソゴソしていました。
実は今週末の3連休で、大学の実習を受け入れることになっております。それにしてもここ最近の不精な家事のおかげで家の中はぐちゃぐちゃになっておりましたのである程度は片付けておかないと。ということで朝から部屋と台所の掃除に。
これがなかなか片付かない。恐ろしいもので少しの横着も積もり積もるとかなりの乱れようになっております。散乱した物とゴミ。結局午前中だけでは片付きませんでした。
午後からは隣人の米搗きをうちでやってあげていたので、それで今日は終了。あまり片付かないまま一日が終わってしまいました。続きは明日だな。
どうもここ最近は雨降りでも何かと用事をしていることが多い気がします。忙しい時期ということもあるのでしょうが、何か日が経つのも早く感じてしまいます。
忙しくしていると落ち着いて考え事をすることができない、とよく思っていましたが、実はそうじゃないのですね。別に今がよく頭が回っているというわけではないのですが、思い返してみると忙しくしているときでも頭の中がいい流れで動いている時って結構あります。
所謂バイオリズムとか気の流れとか、そういったものが関係しているのかもしれませんが、兎に角今は頭の芯がボーっとしている感じですね。
だから余計に何もしないうちに時間が過ぎる気がしてくるのかもしれません。否、実際に何も出来ていないんですね。
こういうときは座して待つのみ、といきたいところですが、それだと日々の生活に支障が出ますので、とりあえず一つ一つ目先のことから片付けていくようにしましょうか。
まず明日は掃除の続きから!そのあとは・・・ま、今からあれこれ考えるのはやめましょう。
ひと段落
稲刈りが何とかひと段落つきました。
午後からいろいろと余所様の用事を手伝うことがあり、気がつけば17時。まだ少し作業が残っていたのですが、何とかかんとか片をつけることが出来ました。
明日は雨の予報。少しゆっくりさせてもらいましょう。
今日は一人で稲刈りひと段落のお祝い。久しぶりに酒を呑ませてもらいました。
今日の写真はありません。作業が終わると日が暮れていたもので・・・
嗅覚
私は臭いに敏感です。と自分では思っています。
さて、今日の稲刈り中のこと、何かが臭う。明らかに何かが腐った臭い。臭いの記憶と今いる場所から鑑みて蛇が死んで腐っている可能性が高い。
とは言え今はバインダーで稲を刈っている最中、しかもi-podからはパンクがガンガン鳴り響いており「ま、そのうち見つかるだろう」という程度の軽いのりで作業を続けておりました。
しばらくたってから、やはりありました、蛇の死骸。見事にハエがたかっていい臭いを辺りに撒き散らしているやつが。
よく見ると少し前にその場所は稲を刈りながら歩いている場所ではありませんか。気付かずに刈った後でよかった・・・
事前に気づいていれば蛇の嫌いな私はそれをまたいでまで稲刈りを続けることは難しかったでしょう。
今度は夜。
夕食後の食器を片付けに台所へ行ったところ、またしても異臭が。これまた腐った臭いです。今度は獣の死骸が腐ったときのような臭い。
あ!
そういえば先日ペッタリシートにネズミがかかっていたのをそのままにしていた・・・
で、見てみると案の定いい臭いを発していました。すぐさま外のゴミ焼き場へ。
こんなに臭っているのに夕食を作るときには気づかなかったのかって?あまりにも腹が減りすぎていてそれどころじゃなかったんでしょうね。
なんにしても稲刈りで疲れた体にはこたえる臭いですね。いよいよ明日で稲刈りもひと段落しそうです。残すはもち米。これは週末の大学生の実習で刈る予定ですので、とりあえず私一人で刈るのは明日まで。
また雨が降るようなのでがんばって終わらせましょう。
22:14 | コメント (1154) | トラックバック
中盤戦
お約束していた一枚目の田んぼです。稲刈り終了後の様子を見てやってください。
で、今日からは2枚目の田んぼに突入。やることは同じなのですが、ここの田んぼは草の多い場所が結構ありまして、そこはバインダーがうまく機能しません。ということで手刈りも少し交えながらです。
とはいえ今週間天気予報を見てみるとまたまた木曜日には雨マークがついているのでのんびりとは出来ません。ということで明日からは少々草が絡むのも覚悟でバインダーに活躍してもらいましょう。
1枚目の田よりは出来が悪い分早く終わるのか、それとも草が邪魔する分時間がかかってしまうのか、兎に角あと2日です。急げ、急げ!
音楽を聴きながらの稲刈りは気が紛れていいのですが、選曲は重要です。どうものんびりした曲を聴きながらだと手までのんびりしてくるようで、よろしくありません。
ということで急遽友達からCDを借りてきて今日からは専らパンクで攻めることにしました。これがなかなかよろしいです。
周囲で見ている人たちはまさか稲刈りしながらパンクが流れているとは思いもよらないでしょうね。
中休み
今日は雨。昨日で稲刈りが一枚終わりました。予想していた以上に時間がかかり、結局2枚目には入れませんでしたが、とりあえず一休みです。
刈り終わった田んぼの様子を写真で載せようと思ったのですが、デジカメがちょうど電池切れ。また雨が上がってからお見せしましょう。
単調な作業のわりに結構疲れがたまってきているようで、この雨の間に少し体を休め、また雨が上がってから続きをがんばることにします。
稲刈り
久々にかなりの期間サボっていました。理由は特にありません。気分が乗らなかっただけで・・・
さて、昨日から稲刈りを始めました。水曜日の午後から始めようと思っていたのですが、諸々の事情により木曜日からということになりました。
この田んぼ、とてつもなく水はけが悪く、これだけ天気が続いていたにもかかわらず少し柔らかめ。でも稲刈りには支障がありませんのでこの点においては問題なし。
刈り取りと結束はバインダーという機械がやってくれますので、主に時間と手間がかかるのはハデを組むことと、刈った稲を運んで架けることです。大まかに言って、バインダー作業とその後の作業とではかかる時間が1:4~5くらいでしょうか。
ちなみに見えにくいとは思いますが、このハデには2段で稲をかけています。2段といっても重ねてかけているだけですが。こうしないとハデの数ばかりが要って、大変になり過ぎます。
にもかかわらず、昨年までがあまりにもひどい出来だったのでハデの必要本数を読み間違えておりました。おかげで明らかにハデが足りないことに気付き、急遽昔のいらなくなったハデゴをもらってきたりというアクシデントもあり、予定より少し時間がかかっております。ま、嬉しい苦労ですが。
予定では今日中にこの一枚は刈り終わるつもりだったのですが、このくらい残ってしまいました。↓
明日の午前中で、何とかこの田んぼは終わりそうです。午後から次の田んぼに取り掛かれるかな。
日・月と雨の予報になっていますので、明日中に出来るところまでは進めておきたいですね。とりあえずは今の田んぼが終わってしまえばあとは水はけのよいところばかりなので雨が上がればすぐに稲刈りは再開できそうです。
一人で延々と同じ作業をやっておりますとさすがに飽きがきそうですが、今年は先日親父からもらった(おさがりで)i-podが大活躍してくれてます。
如何せん、入れる曲があまりないのが難ですが・・・
日曜日に稲刈りに来ようかといってくれていた人もいましたが、この天気予報では少し厳しそうですかね。
18:29 | コメント (283) | トラックバック
やや寒
昨日、今日と朝の気温が10℃を下回ってきました。今晩からは少し雲が出てきているようなので、そこまでの冷え込みにはならないと思いますが、着々と気温が下がってきています。
これに伴い稲のほうもだいぶ熟れてきています。この調子でいけば今月末あたりから刈り始めることができそうです。あとはお天気次第です。どうしても乾きの悪い田が1枚ありますので、それだけが心配ですね。
さて、気がつくと9月も終盤。今月は雨が多かったこともあり、少しサボりすぎていました。おかげで今になってあれこれと慌しくなってきました。
何も考えずに過ごしているとすぐにしわ寄せがやってきます。常に先を見越して気を抜かないようにしておかないと気が付いたときには遅すぎるのが百姓仕事の怖いところ。
やはり雪に閉ざされるまではのほほんとしてちゃダメですね。
満天の星
今日はとても星が綺麗だったので、嬉しくなって書き込みました。
こうした星や月、太陽といった天体のものは私のデジカメではうまく移らないのが残念です。
でもやっぱりこうした自然のものってその場で見たり感じたりするのが一番かもしれませんね。
兎に角今日はいつになく星が綺麗です。こういう景色は多くの人に見てもらいたいです。
こんな星空が年に数回でも拝めるというだけでもまだまだここも捨てたもんじゃないなと思えてきます。
通行止め
私の周囲では台風被害がそれほどでもなかったのですが、うちから広島に出る途中の町では甚大な被害が出ていたようです。
国道消滅。
ということで本日の配達に出る途中、いつも使っている道が通行止めにより迂回を余儀なくされました。
その迂回路とは高速道路、と別の町を抜ける大回りの道。
時間のこともありましたので仕方なく高速道路を選択。
それでも高速をおりてからの渋滞などによりいつもよりは少し遅れ気味の配達となりました。消費者の方々、ご心配をかけましてごめんなさい。
さて、問題は帰りです。同じように高速を使って帰ったのですが、夜ということもあり、車の量は少なく下道も含めてスムーズに走れました。
が、問題なのは時間。高速を使ったにもかかわらず、いつも下道で帰っているときと比較しても10分少々しか時間が変わらない。
それもそのはず、この高速道路、下道とほぼ並行して走っています。しかも下道は国道ですが、田舎道ということで信号もほとんどないような道、しかもかなり走りやすい道です。ですから走行距離を見てもほとんど差がありません。
よくよく考えてみると当たり前のことなのですが、立ったら何でこんなところに高速道路を通す必要があったんだろう・・・?とこの高速道路の必要性に疑問を抱かずにはいられません。
山を削り、水の流れを寸断し、地盤を弱くする。そして冬には除雪と称して大量の塩をまき、それが下々の川に流れ込む。
当然のことですが、建設には莫大な費用を投下し、その後も維持管理と称して莫大なお金が使われていることは言うまでもありません。
大半の人は高速ができて「便利になった」と言いますが、本当にそうなんだろうか?今日のような現状を検証して見る限りではこの「便利になった」というのはどうも先入観と洗脳によってそう思い込んでいるだけのような気がしてなりません。
こんな無駄な道路は全国にいくらでもあるんでしょうね。
自然に歯向かえばいつかは必ずしっぺ返しが来ます。それはおそらく自分達の世代にではなく子や孫の世代に対してでしょう。それを覚悟してまでも遂行すべき開発なんてものはほとんどないはずですが、それが「利便性」などという御旗が立つと目先のことしか見えなくなるんでしょうね。
一度削った山はもう元には戻りません。少なくとも人間の力では。
台風一過
台風が過ぎ去りました。各地でいろいろと被害のニュースがあがっていますが、幸い私の周囲ではそれほどの被害は聞いておりません。
台風の進路も予想していたよりは少しそれてくれたようで、雨、風共に思っていたほどではなかったようです。ま、深夜に再接近でしたので寝ていた部分もあるのですが。
さて、農作物の被害はといいますと、それでもそれなりには出ています。
まずは田んぼのほうから。もち米は予想していた通りほぼ全面に渡って倒伏しました。↓
これは台風が来る前からかなり倒れかけていたので、台風のためというものでもないですかね。それ以前からの育て方に課題ありというところです。
うるち米に関しては予想していたよりは影響がありましたが、それでも倒れることはなく、がんばってくれています。↓
問題は雨のほうでして、今回の雨でまたかなり水がたまってしまいました。稲刈りまでにはまだ日がありますのでそれまでに乾いてくれるといいのですが、これは今からの天気次第でしょうね。写真の田だけはかなり水はけが悪いのでそれが少し心配でしょうか。
次に畑のほうです。
「被害」という面でいくとこちらのほうがひどかったかもしれません。写真はないのですが、報告だけ。
ナス・米ナス・ピーマン
予想通りかなり倒れました。中には枝が折れてしまっているものもありますので、また明日以降で少しずつ救出作業です。
ついていた小さな実は全て傷物になっていますので、今後新たに実を付けてくれることに期待。
サトイモ
葉っぱがバリバリに破れています。どうもうちの畑は風当たりがよいのか、余所の家のサトイモよりも派手に破れていますね。
豆類
これまた倒伏。というよりは傾いたといったほうが正確でしょうか。収穫にはそれほどの影響ではないと思っています。完全に倒れてしまうと虫が入りやすくなるのでその部分くらいでしょうか。
その他の野菜に関しては地面に這いつくばっている、若しくは今から大きくなるところなので被害はありませんでした。
明日は配達で広島に出ますが、途中の道が大水で流れているとかの情報も入ってきています。差支えがない箇所であればいいのですが、詳細は明日の朝の情報待ちです。
皆さんの地域では台風被害は大丈夫でしたか?
運動会
今日は大塚地域と小学校の連合運動会。昨日からの雨と今から来る台風とで中止だろうと思っていたのですが、朝起きてみると見事に雨が上がっていました。
それでも今後の天気を考えて中止だろうと思っていましたら、開催の煙火が上がり、あれよあれよという間に運動会実施です。
しかし天気は予断を許さないものでしたので、プログラムを大幅に変更してほぼ午前中(13:00ごろまで)で無事終えることが出来ました。
「嵐の前の静けさ」とはよく言ったものです。その寸暇のうちに運動会をやってしまう地域力というのも見上げたものですが・・・やはり統合されずに地域に密着している小学校ならではの結果ですね。
さて、いよいよ今夜半には台風が接近の予報。かなりの勢力と進路のようです。台風一過の後には周囲の景色は一変しているのかなあ。
やばそう・・・
台風直撃はかなり確定的になってきました。しかも非常に強く大型。予想進路も被害の大きくなるパターン。
かなりの覚悟をしなくてはいけません。もち米は全倒必至、ナスもだめになるでしょう。ハウスのビニールも破れるかな。既に破れてるところもあるし。
昨日も書きましたが、こういうものは仕方がないですね。人間には何も出来ません。だから我々の祖先は自然に畏敬の念を抱き、神々を祭り、無事を願ってきたのです。
そして、だからこそ無事収穫までこぎつけたときの喜びも一入なんですね。当然祭りにもなります。
今は観光と商売のためだけに形だけ祭りが残り、土日などに合わせて客集めに躍起になっていますが、こんな利用のされ方も神仏の怒りをかっているのかなあ。
どこかの国会議員が「これだけ科学が進歩しているんだから、台風を逸らせるとか消滅させるとかいう技術が出来るはずだ」なんてバカなこと言ってましたが、こういう人間が増えれば増えるほど自然界からのしっぺ返しも大きくなってくるものです。
自分達の金儲けに都合のいいように自然は操作できると考えたところから全ての間違いは始まっているのに・・・
自称百姓としてはひたすら自然の流れに身を任せ、怒りも猛威も甘んじて受けるのみです。私も含め我々人間が悪いのですから。
干す、干す
台風が直撃しそうな感じになってきました。自然の営みは甘んじて受け入れるしかないので、あとは被害が小さいことを祈るのみ。
そもそも自然災害といわれるもので何か被害をこうむるというのは往々にして我々人間に原因があるわけですし、仮にそうでなくとも定め(つまりは自然の摂理)であることには変わりがありませんからねえ。
さて、今日も昨日に引き続き、貴重な晴れ間を縫っての作業です。
まずはこれ、なんだか分かります?
実はキュウリです。夏に大量に余ったときがあり、それを漬物にしようという腹です。酒粕漬けにする予定ですが、その前に一月以上塩漬けにしておいたものです。それを今日は干しました。
が、塩抜きをしていなかったので、夕方また水の中に・・・なんともお粗末な話です。
続きましてはこちら、洗濯物に混じって財布を干してます。
ということでお気づきの方も多いと思いますが、一緒に洗濯してしまいました。財布の中身、お札や領収書、カードなども全てずぶぬれ。
唯一の救いは全てのものが財布の中にあった状態で保たれていたこと。おかげで乾かすだけでとりあえずは元通り?になりました。
なんともお恥ずかしい、お粗末話2本立てでした。
で、仕事は何やったんだって、一日中大根の草取り・間引きでした。まだ終わってませんけどね。
我が家の食糧事情
今日は久々に気持ちのいい天気となりました。梅雨時期の晴れ間と違って、この時期は雨の合間でも結構カラッとしてくれています。おかげで畑仕事もはかどりました。明日ももう一日天気は持ってくれそうです。
が、週末にかけての台風が心配・・・風がひどくならないことを祈るばかり。なぜって、もち米は既に倒れかけてるから・・・
さて、先日来米に虫がわいて食べるのに困っていました。まあ、別に毒ではありませんし、米を洗う際に一緒に洗い流していたのでこのまま食べきろうと思っていたのですが、ここに来てその虫の量が爆発的に増えてきたのでさすがに手を打たねばと、天気のいい今日を狙って残りの米を全て洗って干しました。↓
米袋も新しいものに替えてとりあえずこれで少しは楽に食べられそうです。
せっかくの米ですから虫がつづったくらいでは捨てられませんね。害があるわけではありませんし。
大根の間引き菜です。今日、草取りと間引きを少しやったので食べることにしました。ここしばらくナスばかり食べてたので、こういう葉っぱものに飢えていたところでした。
こういうものも消費者の人たちにも食べてもらいたいのですが、配達日と間引く日とがうまく合わないと持っていってあげられないのが残念。まだ間引くものはたくさんあるのですが、週末から来週にかけては台風の可能性大。ちょっと厳しいかなあ。
とまあ、こんな感じで私の食生活は成り立っていくわけですが、これを哀れむか、羨むか、当たり前と思うか、現代人の感覚が分かれるところですね。
一般的には「玄米に野菜中心、その時期にあるものだけをいただく」などというと「いいですね」とか、「健康的ですね」とか肯定的な意見が多く返ってくる時代になっているとは思います。
でもこれはあくまでも人事なんですね。自分が実践する人はほとんどいないでしょう。これは私が米や野菜を作っているからという問題ではなく、むしろ都市民のほうが食材は手に入りやすい環境にあるわけです。
別に私が理想的な食生活を送っているなどとはとても思えません。こんな粗食になっているのも1に独身、2に貧乏というだけのことかもしれません。
ただ少しは意識してるんですよ。自然農法を目指す百姓が自然食から離れていては説得力が無いですし、実際にこういう食事を続けるといたって快調であるということは事実ですから。
あとは売られているものがあまりにも口にしたくないものが多いということもありますが。
先日聞いた話。
ヨーロッパの方で、子供の肥満が問題になっているらしい。原因は菓子類にあるとかで、菓子類のCMをゴールデンタイムに流すなとかいう話が持ち上がっているらしい。
西洋人らしい発想です。
菓子類だけで病気になるほどの肥満になるとすれば、よほどの量を食べ続けているか、間食以外の食事が狂っているかです。
ま、多くの場合は後者でしょうね。
まずは親がそこを見直さなければいけない問題なのに、製菓会社のせいにしようとしている。百歩譲って菓子だけに原因があったとしても親が買わなければすむ話。
いずれにしても家庭内での食育というものは絶滅しているということですね。
日本でもその傾向は強まってきていますね。最近は少しだけ食に関心を持つ人も出てきているようですが、情報源がみのもんたではいただけませんね。
私の思うに、テレビや雑誌には食育に関する真の知識は出てきません。そろそろうわべの情報に惑わされるのはやめにしませんか。
答えは自然界を見ていれば誰にでも分かることですから。
予測不能
本格的な秋雨と共に気温も下がってきています。今日は日中でも20℃を下回っていました。
まだ1週間くらいは雨が続きそうな予報になっています。降ったり止んだりでしょうが。
ということで当然周囲もなかなか稲刈りになっていません。私は毎年周囲と比べても遅いほうなのである意味いつも通りなのですが、周囲の稲刈り状況を見ていてふと思いました。
いつもは秋雨前に結構刈ってたような気がする・・・これは稲の生育が例年より遅れ気味だからなのか、それとも秋雨が早く来ているのか、どっちだ?
前者であればあまり心配することも無いのですが、後者の場合は今後の気候変化にも関わってくる気がして少し心配になりました。
私は今年の秋は少し長めという予想を立てていましたので、秋野菜に関しても少しのんびりと構えていました。例年通りのカレンダーで動くと早すぎる気がしたからです。
が、もしこの秋雨が前倒しできているとすれば、その後の秋の進み方も早まる恐れが。となるとあまりのんびり構えていられない。
と今さら焦っても、こう雨が続いては急遽畑を構うというわけにはいきませんので、雨が上がるまではおとなしく見守るしかないんですがね。
果たしてどっちに転ぶか。
心のもつれを探る
今週に入って急に寒くなってきました。現在気温は15℃を下回ってきました。天候は相変わらず雨模様が続きます。
だからというわけではないのですが、ここのところ気分がすっきりと晴れません。こうなってくると当然生活リズムも狂ってきますし、食事も乱れてきます。
どこが引き金となり今のような悪循環に陥っているのか、自分なりに自己分析をしてみました。
心の中にある願望があります。これは日々の生活の中、つまりは日常において繰り返し行われる営みとは直接関係の無いものです。
否、よくよく考えてみるとその延長上に存在しているものかもしれません。
兎に角この願望を実現に結び付けたいという思いは日々強くなっていきます。毎日のようにこの願望について考えているとその思いが膨らんでいくというのはある意味当然の成り行きです。
すると今度はこの願望に対する実現可能性を考え始めます。果たして今の自分にそれが可能なのか。また、実現するためには何をすべきか。
しかし未知の事に対する思考というのは何も結論を導き出し得ません。
すると今度は実現不可能であった場合のことも考え始めます。ようはダメだったときの覚悟みたいなものでしょうか。
ですが、何もしないうちに諦めてしまうというのは先々に禍根を残すであろうという経験則からの判断により、できるだけのことはして通ろうと思い始めます。
では何をする?
あーしてみよう、こーしてみよう、と方法論はいくらでも浮かんできます。が、果たしてそれを為すことによって周囲にどういう影響を及ぼすであろう。
完全なる自己完結ですむ問題であれば、こういう悩み方はしなくてすみますが、一個の人間が社会の中で何か行動を起こすということは多かれ少なかれ他人を巻き込むことになります。
事の成否が問題なのではありません。私個人としては失敗に終わろうが「やるだけのことはやった」という自己満足は出来るでしょう。しかしそれに巻き込まれた相手はそうはいきません。
かといってやる前から結果の分かっていることなどありえないわけで、どんなことでも未知からのスタートということは変わらないのです。
で、あれば何を悩む。
その問題に関わる人達を傷つけたくないのか、それとも自分が傷つきたくないのか。
事はそんなに単純ではないようだ。自分が傷つくことはよしとしよう。しかし、それに関わる人達を傷つけるということは、その人達が自分と何らかの接点を持っている以上、自分に関わりのない影響とは言い得ないわけです。
だが、他人が傷つくのを見たくないというのは、その傷を自分がつけたという罪悪感から来るものかもしれない。となると結局は自己保身から来る言い逃れのようにも聞こえる。
人間、考えれば考えるほど動きが鈍ります。煩悶とせずに軽快に動ける時期があると思えば、その逆もあります。問題解決能力において得手不得手があるのでしょう。
さて、この問題、こうまで心がもつれるということは自分の行くべき道ではないと捉えるべきか、それとも乗り越えるべき一つの試練と捉えるべきか。この判断を下すには私の経験ではまだ材料不足です。
注
上記は私の独り言でありまして、具体的内容については誰にも話したことがありません。ということで私の心・思考のもつれ具合を苦しくなって吐露したものとお考えください。かなり抽象的な内容になっていますので、その実はお好きにご想像してもらって構いません。
くれぐれも断っておきますが、だからといって私が悩み疲れているとか、何も手につかないなどと落ち込んでいる類のものではありませんので、ご心配なく。
日々はそれなりに楽しく過ごしております(少しだらけていますが)。
simple is best
初めてタイトルに英語を使ってみました。似あわねー・・・
さて、最近飲酒運転の報道が増えてきました。特に公務員が槍玉に上がっているようですが、これは大衆のひがみ根性ということで放っておきましょうか。
確かに公務員は公の奉仕人ですから常に模範的行動を心がけるということは必要ですが、今の騒ぎ方は論点がずれてますのでどーでもいいです。
こういう事件が多発してくるとすぐに罰則強化だのという方法論の話が持ち上がってきます。いわゆる抑止効果論です。こりゃ、核問題と同じだな。
で、罰則強化もいいのですが、私常々思います、運転中は人をひき殺しても殺人じゃないんだよねえって。
法曹家の方や多くの人にはバカにされるかもしれませんが、私ここが一番引っかかるところです。殺意が無ければ「殺人」にならないってのは変じゃないかって。
特に車の問題です。あれほどの殺傷能力を持った道具を使って人を殺しておいて「過失致死」はないんじゃないの。刃物を剥き身で持って走り回っているのとどっちが危険なのよ。当然どちらも殺意は抜きにしてね。
事故で片付けられるけど、結果としては人の命を奪っているわけで、同じ罪だと思うんだけどなあ。
こういう話をすると精神障害があればこれまた殺人にならないと同じことで、なんかあれこれと複雑すぎて百姓の頭ではついていけません。
人が人を裁こうとすると当然数多くの安全装置を働かせて置かないといけないわけで、その蓄積が今のような複雑な裁断を生み出しているんでしょうけど、もっと単純にいかないのかなあ。
「殺し」「盗み」「火付け」「犯し」「騙し」などといった昔から罪といわれているようなものって動機とか過失とかじゃなくて結果論じゃないのかなあ。
ま、こんなこと言っても現在の法律が百姓でも一目瞭然ってレベルまで単純化されることはありませんがね。
あ、あと「仇討ち制度」っていいよね。わかりやすくって。
ん?なんか危険思想家みたくなってきたか・・・?
居心地いいのか?
前回の写真に引き続き、今回もカエルかいっ!
カエルの苦手な方ごめんなさい。
傘の中にスッポリと納まっている姿が面白かったものでつい・・・
こんなネタに頼っているようではたいした一日ではなかったんだろう、ってその通りです。
正直言いまして、このかえると見たとき「やった!」と思ってしまいました。
しばらく曇天、雨天が続きそうな予報ですので、秋晴れがやってくるまではこんな感じのテンションで。
秋雨?
どうも天気がすっきりしませんね。今日は雨が降っていたわけではないのですが、雲の多い一日でした。
つい先日までは晴れ続きの予報だったはずの今日この頃、今になってみると曇りや雨が続く予報に塗り替えられています。
「間違えました」の一言もなしに・・・
気象予報士を見ていてつくづく思う。
自然界のことを予想しようというのだから当たらなくても仕方はない。だったら始めからそういう姿勢で臨めばいいのである。
それをいかにも「科学的に解明しました」的な衛星データと専門用語で自信満々の口調。で、結果はいつもこれか。
昔の百姓は衛星などなくてもある程度の気象予想が出来ていたそうです。高気圧も低気圧も前線などという言葉もない時代です。
日々自然に溶け込んで生活し、その流れを肌で感じ取っていたのでしょう。今でも「~となったら明日は晴れ」とか言葉で説明できるものも残ってはいますが、おそらくそれだけではなかったでしょうね。
そういう感覚が研ぎ澄まされてくれば天気予報も自分でできるようになるんでしょうね。百姓としてはかくありたいものです。
いや、まてよ、そうなると天気予報がいらなくなってNHKで半井さんを見る機会がなくなるのか・・・?
雨降り
今日は朝から雨。一日のんびりさせてもらいました。
昨日買ってきた本を読むこともそこそこにぐっすりと二度寝。
そんな中、朝のニュースを見ていると秋篠宮家第三児御出産の報が。夕べのニュースで今日御出産予定ということは聞いていましたが、こんなに早くとは思っていませんでした。
男児ということもあり、兎に角めでたい。一部メディアでは昨日の段階で男児だという情報が入っていたらしいですが、そんな守銭奴的な情報合戦はどうでもよく、単純に久々に明るいニュースを聞けたという喜びだけですね。
こうなるとテレビ各局はこぞってこの話題一辺倒になるのですが、明るい話題なので良しとしましょう。全局で殺人や詐欺の話ばかりしているよりなんぼかましです。
ともすると身も心もグダグダになりがちな雨降りの一日にちょこっと刺激を与えてくれる出来事でした。
さくらの体内時計?
今日は野菜の配達日。この日はさくらも一緒に出かけます。彼女の目当ては私の実家。いつも配達途中で実家に預けてから回っています。
実家にいるとみんなが美味しいものをくれます。みんなのアイドルとしてかわいがってもらえます。かなり居心地がいいのでしょう、出発の時には急いで車に飛び乗ってきます。
ここ最近の火曜日の朝。
散歩に行ってもおしっこもウンコもしません。帰ってくると車の近くに陣取って出発を待っています。ひどいときは餌も食べません。
何で今日が火曜日って分かるの?
人の見方
今日はネタがないので少し時事ネタから。
自民党の総裁選挙が立候補者も出揃い本格的にテレビで騒がれ始めました。
百姓としては政治家には何も期待していないので誰が総裁になろうと総理大臣になろうと構わないのですが、私なりの人の見方では谷垣禎一さんが好ましいですね。
くれぐれもお間違いのないようにいっておきますと、政策がどうとかいう問題ではありません。彼のしゃべり方が一番まともだからです。あとの二人ははっきり言って字幕スーパーがないと何言ってるか聞き取れない。
ただそれだけのことです。
人の見方にはいろいろとありますが、私にとって大きな判断材料になるのはしゃべり口調と字ですかね。
当然それだけではなく、所作やその人の発する雰囲気、話す内容や表情などいろんな要因が絡んでその人を判断するわけですが、日常的に接点のない人に関しては(テレビだけで判断するような場合)上記二点が大きなウエイトを占めてきます。
中でも「字」というと?と思われる方もいるかと思いますが、私はその人の書く字だけで好きになったり嫌いになったりということも結構あります。
書道をやっていたことも大きく影響しているのでしょうが、だからといって綺麗な字であれば良くて汚い字だとダメ、というものでもないのです。
字にはその人の内面が全て表れているような気がするのです。うまく説明できないのですが、第6感的な感覚とでも言いましょうか、字を見たときのイメージとその人のイメージというものが同調しているのです。
「言霊」といって、言葉には魂・思いが宿るという考え方があります。それと似た感覚ですが、字はその人の生き写しだと思うのです。
同じ人でもそのときの精神状態によって字も微妙に変化します。
男っぽい字、女っぽい字、やさしそうな字、我の強そうな字、賢そうな字、バカそうな字、落ち着いた字、忙しない字、怒っている字、幸せそうな字、などなどいろんな字がありまして、誰一人として同じ字を書く人はいません。
そんなわけで、私はメールよりも会話や手紙のほうが好きです。これだけPCにお世話になっておきながら・・・
21:41 | コメント (1687) | トラックバック
モリアオガエル?
今日はようやく竹薮の伐採をしました。田んぼの土手を覆う竹薮、こいつが曲者でして、以前から切ろう切ろうとは思っていたのですが、今日になってようやく作業開始できました。
で、その最中に綺麗なカエルを見つけました。モリアオガエルかな、と思ったのですが、どうも自信がありません。
さて、この竹薮伐採作業、今日だけではまだ半分くらいしか終わりませんでしたので、残りはまた近いうちにやる予定です。
先日こういう作業にうってつけのチップソーを見つけてきたおかげで竹を切るだけはとても楽に早くできるのですが、問題は切った竹を集める作業です。
まだ田んぼには稲がありますのでそちらに倒すわけにはいかず、また反対側は川なのでこちらに落とすわけにもいきません。少し切っては空いたスペースに竹を積んでいくという地道な作業が要求されます。
しかも「藪」というくらいですから竹の密集度合いも半端じゃありません。そこに葛などのつるが絡んでくると竹同士が絡み付いてもうどうにもなりません。
かなりの重労働ですが、少しずつ竹がなくなり川や対岸が見えてくると嬉しいものですね。この場所はつい10年位前までは竹など一本も生えていなかったそうです。少し昔の姿に戻れたのかな。
23:04 | コメント (1345) | トラックバック
さくらvsかまきり
今日から9月。9月になったからというわけではないでしょうが、急に涼しくなりました。日中も天気はいいのですが、風が涼しく、外で仕事をしていてもそれほど汗をかかなくなりました。
さくらに襲われたカマキリは死んだふりをするんですね。私はてっきりしんでしまったのかと思いましたが、しばらくするとこっそり逃げておりました。
で、今はなぜか私の布団の上に・・・
うーむ・・・ネタ不足も甚だしい。困ったときのさくら頼み。
寒い?
今日で8月も終わりです。明日から9月という実感がどうもわいてきません。
昨日の天気予報では今日は晴れ。気温も30℃を超えてかなり暑くなるという話でしたが、朝から厚い雲が垂れ込めていました。そして午後からは雨。
気温も全く上がらず、午後2時過ぎ時点での道路脇の温度計表示で21℃。夕方にかけては風もやや冷たくなり、外でじっとしていると少し肌寒いくらいです。部屋の中では扇風機なしでちょうどいいくらい。
今までが暑すぎたので急にこの温度になると思わず「寒い」と言ってしまいそうですが、よく考えてみると例年であればこのくらいでもおかしくないんですよね。
こうして急激に気温の変化が繰り返されると体調を崩しがちです。気をつけましょう。
うーん・・・なんともつまらぬ日記だ。いかに今日は何もしていないかということが露見している。
はでご
稲を刈ってから干すときにさおを立ててそれにかけますが、そのさおのことを「はで」といっております。「はで」を組む一つ一つの材を「はでご」とか「はでざお」言っております。
地域によって「はざ」とか「はぜ」とかいう呼び名もあるようですが、うちでは「はで」で通っております。
で、ただいまこの「はでざお」を準備中です。去年まで使っていた竹の材は割れたり痛んだりで使い物にならなくなってしまったので、この春田んぼの移動と共に処分しました。
ということで今年から使うものを準備しないと稲が干せないということになり目下準備中という次第です。
初めは竹を使おうかと思っていたのですが、幸いにも檜の間伐材をもらえると言う話をいただきまして、それを使うことにしました。檜のほうが断然長持ちします。
先日山に行き、木を切ってもらい、枝を落としておいたものを本日友達の助けを借りて何とか運び出してきました。今は少しずつ皮をむいているところです。
さて、この檜、さおにする程度の間伐材ですからかなり細いものを使います。が、これがかなり重たい。生木ですから当然重量も割り増しではありますが、大の男が二人で汗だくになりながら運び出しました。
昔の百姓は山仕事も当たり前にやっていたようですが、こうして山から木を出すという作業の大変なこと。今は機械がありますからかなり楽に作業ができますが、人力のみで作業していた時代の人の苦労がしのばれます。
田植えについても同じようなことを言ったことがありますが、こうした先人の苦労を知らないで「機械化=進歩」と勘違いしている人種が私は嫌いです。
無駄に苦労をしろというわけではなく、先人の手仕事は技術だと思うのです。それが継承されていないというのは、つまりは技術においては「退化」であります。
そして先人が脈々と受け継いで来た技術を寸断してしまうということは当然次の世代に残すものがないということになります。
除草剤の話でも書きました、「今生きている者の責務」に関わる問題でもあります。
人の子の親となった人たちと話をしていますと大半の人が「子供たちに~を残してやりたい」「~を与えてやりたい」といった思いを抱いて生活しているようです。
が、その話を聞いていますとその「~」は必ずといっていいほど物質社会の恩恵、つまりは虚構物のことでしかありません。
私たちは昔から変わらないものの恩恵も受けて育ったはずです。そんなものは残さずとも利便性や快楽、自己満足の道具を残すことが次世代のためになると信じきっているようです。
だからといってその人たちを全否定するわけにもいきません。彼らなりに子供たちのことを真剣に考えているという姿勢は充分感じるからです。
ただ、そればかりでは次世代全体を考えたときには不幸であると思うが故に私はそうしたくないだけのことです。あれこれ言ってみても言葉では伝わることに限界があります。多くの人は経験則でしか物事を考えることが出来ないからです。
少しずつでも実践あるのみ。私自身もまだ何事をも為しえてはいませんが、一つずつ実践していくことで少しは変われるのではないかと思っています。自分が変われば周囲も少しは変わるかもしれない、そんな淡い期待も持っていますが。
ということで私が昔ながらの「馬鹿げた」百姓にこだわる理由の一つでもあり、「はで干し」もその一環であるという話であります。
推論
今日も新しいネタがないので、昨日の続き。
さくらに関しましてはいろいろな情報やご心配をありがとうございます。今のところ特に目立った症状は出ていないようなのでおそらく大丈夫と信じて過ごしております。
でも心配なことは否めませんが・・・
さて、私の虫刺され、いろいろと検討した結果、やはりムカデのせんはないだろうという結論に。
まず痛さと腫れ方がどうも聞く話聞く話と違っている。それからもしムカデだったとしたら刺されたときに近くにいるはずだから気付かないのがおかしい。いくら私が寝ていたとしても。
よく考えると、私は今の暮らしの中で寝ていてもムカデの足音で目が覚めるようになっているので熟睡中ということを加味しても刺された直後にムカデの存在に気付かないというのはおかしいだろうと。
次にアブですが、これは腫れ方が明らかに違うので消去。
となってくると今じき私の部屋に出入りしているものでこのような腫れ方をさせる虫といえばハチしか残っていないということになりました。
おそらくツチバチ系のいずれかだとは思うのですが、よく見かけていました。そしてそう考えてみると腫れ方もハチに近い気が。
小さいハチなのでこの程度の腫れで済むというのも納得がいきますし、刺されたときにアブと間違えて捨て置いたという状況にも合致します。
ということでこのハチの仕業ということにしておきましょう。
それにしても私は毎年何かのハチに刺されてるなあ・・・ま、スズメバチでないだけ良しとしましょうか。この勢いで行くとそのうち身近にいるハチを網羅しそうだ・・・
虫刺され
タバコ嚥下の容疑がかかっているさくらさんは今日も絶好調。本当に飲み込んだんだろうか・・・と疑いたくなります。紙や葉っぱは植物だから問題ないとしてもフィルターだけは消化できないと思うんだよなあ・・・ウンコにも出てこないし・・・
さて、話は昨日にさかのぼります。昼寝中の私はチカッとする痛さで目が覚めました。「アブか・・・」とめげずにお昼寝続行。するとまたすぐチカッ。さすがに腹が立ってきたので昼寝をやめてアブ退治に。
で、そのとき刺された箇所なのですが、一箇所はどう見てもアブの腫れ方ではありません。そういえば刺されたあとに毒を搾り出していたとき傷口が2つあったようななかったような・・・もしかしてムカデか?
ということでムカデに刺されたことのある友達に聞いてみると「そんなもんじゃない。とてつもなく痛い」とのこと。ちなみに私はムカデに刺されたことがありません。
じゃあ、一体何に刺されたんだ・・・?まさか今流行のアルゼンチンアリ?そんなわけないか。
普段は虫刺されで薬を使わない私も(スズメバチとかは別)さすがに腫れもひどく熱をもってきているので液体ムヒなど塗ってみました。少しは熱をとってくれるようです。
なんにしても正体不明というのはどのくらいで腫れが引くかの予測も立たないので嫌なものです。刺されてから24時間以上経っているのでおそらくこのあたりがピークではないかと思ってはいるのですが。
心配性
本日2度目の日記です。
先日夏休みでカナダへ旅行へ行っていた弟からもらったお土産。「メープルクッキー」「タバコ一箱」「Tシャツ」
本日夕方から近所の友達の家へ。上記「メープルクッキー」を持って。流れで一緒に夕食を食べようということになり、家に帰ってきたのが9時過ぎ。
一人でお留守番のさくらちゃんは最近元気です。少し涼しくなってきたせいか、それとも他の要因があるのかは分かりませんが、一時期調子の悪かった頃があっただけに元気にはしゃぐ姿を見ることは安心感と嬉しさを与えてくれます。
帰って家の明かりをつけてみるとなにやら散乱しています。
あ、ちゃぶ台の上においてあった「お土産タバコ」だ。
最近は少し落ち着きも出てきてこうしたわるさはしなくなってきたと思っていたのですが、元気復活と共に悪い癖も復活したようです。
仕方ないなあ、と片付けているとなにやらおかしい。タバコの本数が少なくないか。カナダのタバコって少ないのか。いやいや箱にはちゃんと20本入りって書いてあるぞ。
まさか!あわてて懐中電灯をとり、さくらの行動範囲を念入りに調べてみましたがタバコは何処にも落ちていません。
ということは食っちまったってこと?この状況からはどうしてもそうとしか考えられません。そう思うとちょっとしたゲップも気になる。いつもしている仕草も気になってくる。
異物を飲み込んだ場合は・・・急性胃腸炎か・・・吐き出してくれるだろう・・・
今は寝床に行って寝てしまっていますが、私が帰ってきてからはや1時間半は過ぎました。まだ吐きません。悪いものを食ったときって吐くまでにそんなに時間がかかるだろうか・・・私の場合はたいてい1時間以内だが・・・
それとも明日のウンコに出てくるんだろうか・・・
今日はせっかく早く寝られると思ったのに、心配でなかなか寝付けません。
稲刈り準備
といいましても私個人の話ではありません。部落の生産組合の共同機械のことです。
今日は午前中、その機械や倉庫の掃除や準備点検をしました。コンバインの整備は業者に頼んでいますので我々がやるのは乾燥機、籾摺り機、石抜き機、選別機、といった刈り取ったあとに使う機械と倉庫に関わる作業です。
私は生産組合員というわけではないのですし、コンバインなどを使うわけではないのですが、籾摺り以降の作業はここの共同機械を使わせてもらっていますので、当然お手伝いをするわけです。
こうして準備をしていると今年もそろそろ稲刈りの季節になるのかという話も出てくるわけです。ただ、私の場合は他の人に比べて少し遅めになりますので、現在の田んぼを見てもまだ稲刈りという実感はわいてきませんね。
稲の収穫時期は品種によって早い遅いがありますが、他にも栽培方法によっても差が出るように思います。播種期や田植え時期によって早い遅いがあると言う人も多いのですが、私はどうもそれは関係ないように思っています。それよりも育て方が大きく作用しているようです。
今年の季節の流れの中でどういう生育ステージを歩んできたのか、地力の有無、日当たり、田の水持ち具合、などなど多くの要因が絡んで熟れ時期も決まってくる気がしています。当然そこには我々の思いの及ばない要因も多く関わってきているでしょうしね。
でも、周囲の田んぼを見ていると多少の早い遅いはあれ、毎年それほどの差が感じられません。何故かということを私なりに考えてみました。
簡単に言うとカレンダーに従って薬と肥料を使い、人為的に稲の生育を操作しているからではないでしょうか。
稲に限らず野菜などでもそうですが、限られた肥料分や温度、水管理を操作することによりある程度は自分たちの都合のいい生育をさせることが可能です。ま、それでも自然の影響から完全に免れることは出来ませんが(それすら可能にしている栽培方法もあるようですが)、完全に季節の流れに委ねて育てているものと比べるとその差がよく分かります。
百姓仕事を経済活動の一環として捉え、農作物を生産財として捉えるのであれば当然カレンダーで定められた時期に定められた量が採れることが正義であるという考えになるのでしょうが、私にはそこは人間が踏み込んではいけない領域に思えてどうしても是とは出来ません。
「安定供給」「品質向上」「所得向上」云々・・・食べるものって何時でも何処にでもあると思っているんですよねえ。
これを「進歩」と捉えるか「驕り」と捉えるか、生き方の分岐点になる気がします。
ポン操中止
今日はポンプ操法大会本番。この一週間訓練した成果の発表の日。
のはずでしたが、夕方からの雨により中止となりました。
この大会は2年に一回あるのですが、今年のように中止になった場合は来年またやるそうです。
結果としてはこの一週間の訓練が無駄になったという見方もありますが、私はそうは思っていません。
わが町の消防団ではこの訓練では水を出していません。要は型だけを競う大会になっているわけですが、これに対して「意味がない」などの声も多々聞かれています。
さらには今年中止になった大会を来年に持ち越すことに対しても不満の声が多くあります。
どんな組織でも同じだなと思うのが、こうして不満ばかり口にする輩は自分でその問題点を解決しようという気がないということです。
自然農法でも同じことが言えるのですが、こうした人種は必ずといっていいほど、やる前から文句だけ言って投げ出しています。
特に組織に属している以上はまず言われたことをとことんまで追求してやってみることが異を唱える最低条件ではないでしょうか。
これがいわゆる「頭でっかち」なのかもしれませんね。しかもこの「頭でっかち」、理論武装もほとんど出来ていません。本人たちは出来ているつもりで高論をぶっていますが、傍で聞いているとその思考の浅薄さにあきれてしまいます。
嫌ならやめればいいのに集団から離れる勇気はない。こういう人間が大半なのでしょうね。
ま、こういう人種には何を言っても「馬の耳に・・・」ですから私はただただ実践あるのみです。偉そうなことを言っても自分が実践できていなければ説得力がありませんし、何よりも自分が変わっていかない限りは周囲の人間も変わるわけありませんからね。
「自分はまだまだ」という謙虚な姿勢は忘れたくないものです。
23:06 | コメント (1737) | トラックバック
天狗登場
どういうわけか、毎年数個はこんなナスが出来ます。写真は米ナスです。
市場には形、大きさ共にそろったものしか出回りませんので、こんなものを見るとたいていの人は驚きますが、何をしたというわけでもありません。
自然界では全てが統一されているという状態はないんですよね。
再会
隣の家に住んでいたその家の娘一家。この春から旦那の里へ引っ越していきました。
子供たちも夏休みということで、今日こちらに来ていました。約5ヶ月ぶりです。私がここに来てからお隣ということもあり、さくら共々ずいぶんと親しくつき合わせてもらっていただけに突然再開することができ、嬉しい限りでした。
滞在は明日までという短い間で今日のお昼に会うことができ、昼食も一緒に食べられたというのは幸いでした。
さくらもずいぶんとかわいがってもらっていたので、是非一目、と思ったのですが、運悪く今日は会えず。明日にでも会わせてやりたいなあ。
ふと彼らがいなくなったころのことを思い出しました。近所から小さい子供がいなくなるっていうのは、こんな田舎町ではずいぶんと寂しく感じるものです。
カタカナって読みづらい
今日も暑かったですねえ。今日は配達で広島を車で回っていたのですが、運転しているだけで汗が噴出してきます。
さて、今日はその配達中に気付いたどーでもいいこと。
運転中にふと目に入る店の看板やテント。
「理容ヒキヂ」
ん?「ヒヂキ・・・・?」 いやいや
「(有)コタケ」
ん?「コケタ・・・・?」いやいや
こんなこと結構ありませんか。
今日はバイパスが渋滞のため、いつもと違う道を使っていると周囲の景色にもついつい目がいってしまいました。何考えながら運転してるんだ、と思われそうですが、まあこんなもんです。
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早いぞ
先週16日に友達が来て種まきをしてくれた大根がもう発芽しました。厳密に言うと19日の段階で早いものは芽を出していたのですが、大半が出揃ってきましたので今日写真を撮りました。
この時期にまく大根は芽が出るのが早いものですが、今年は春からあらゆる野菜が発芽、生育共に遅くなる傾向が続いていたのでこの早い反応はやたらと嬉しくなってしまいました。
こうなってくると他の秋野菜たちもがんばって次々と蒔いていきたいところですが、午後からは雨模様。夕方近くなってから本格的に雷雨となりました。
夕立程度とたかをくくっていたのですが、なかなか止みませんね。
このままいくと今日の消防の訓練も休みか。
デブ専
決して私のことではありません。確かに少しぽっちゃり系が好きではありますが・・・イヤイヤそんなことを書こうと思ったのではありません。
食べ物の話です。連日の2本立てです。
毎年この時期になると田んぼを見ていて思います。
早くも稲が倒れているところがある(私の田ではありません)。まだ青いのに。
稲が倒れる原因は
①あまりにも強烈な台風などによる外的、物理的要因
②稲自身が穂の重みに耐え切れずポキッと
で、今頃から倒れているのは②の方であります。
何で自分で自分の重みに耐え切れなくなるのだろう・・・デブだからだ。
稲をこかしておいて「こけるくらいじゃないと量がない」と自慢している人をよく見ます。ということは狙ってこかしているのか。
そうです。
一般には穂を大きく、実を充実させるために「穂肥」といいまして肥料を振ります。これを振ると確かに収量が上がるそうですが、自分の体を支えきれない状態って不自然だよなあ。
でもまてよ。よく考えると米だけじゃないな。牛・豚・鶏といった肉も短期間でぎりぎりまで太らせてハイ出荷、ってもんだし、果樹なんかも実の重みに枝が耐え切れず番線で吊ったりしている。野菜も支柱がないと倒れてしまうものがあるなあ。
なんだ、大多数が喜んで食べているものって肥満児ばかりなんだ。
人間って何でも太らせるのが好きなのかなあ・・・
そもそも野菜たちの自然な姿って、どうなんだろう。かくいう私もナスやピーマンは支柱を立てないと倒れてしまってるな。今の姿って不自然なのかな。
なんか頭がこんがらがってきた・・・
読売新聞
今日は台風一過ですっきりと晴れ渡った空、とはいかなかったようで、今日はやたらと蒸し暑い一日でした。気温はそれほどでもありませんが、かなりの湿度で洗濯物の乾き具合もいまひとつ(なんとも主婦的視点・・・)。
台風の速度が遅いせいでしょうかね。
今日はお昼ごろから読売新聞の取材がありました。このブログのことがテーマとなる記事のようです。
記者さんの質問を受けていますと、自分の頭の中も整理できていいもんですね。こういう機会があると日ごろ漠然と捉えていたことが明確な形を成してきますので今の自分が考えていることが自分自身でよく見えてきます。
広島版のみですが、今週木曜日の掲載予定だそうです。一体どんな記事に仕上がるのか、楽しみに待ちましょう。
人心の荒廃すること
ただいま体協の寄り合いから帰ってきました。あまりにも悲しくなり本日2度目の日記に向かっております。
当人のいないところでその人をけなし、得意げになる
自分の都合は最優先させるが、他人の都合には聞く耳を持たない
行事(イベント)=遊び>百姓仕事
具体的には書きませんが、こんなことが平然とまかり通っているっていったい・・・
子供の話であればまだしも、これが還暦を過ぎた老年期の振る舞いかと思うと怒りよりも悲しさがこみ上げてきます。
「憎まれっ子世にはばかる」とはよく言ったものだとふと脳裏を掠めた自分が情けなくもあり、陰鬱とした心持で家路をたどりました。
こんな時、家に帰っても誰も話し相手がいないというのは寂しいものですね。
愚痴を聞いてくれる相手がほしいというのは正直なところ否定できませんが、それ以上に私がこうして思ったことを話し、思いを共有してくれる存在が欲しいなとふと感じてしまいました。
さすがにさくらじゃこれは無理ですからねえ。彼女は今私の後ろで蛾と戯れています・・・
とりあえず現実逃避するしかない今の私もまだまだ精神修養が足りません。
さて、ぐっすり休んで明日からまた気分一新、ケの生活を全うしましょうか。
世界バスケ
今日も雨が降ったり止んだり。たいした雨、風ではないのですが、今日も一日ダラダラとさせてもらいました。おかげで体はだいぶ軽くなりました。
ダラダラで唯一いけないのは飯を作らなくなることですね。寝てばかりいると生活リズムが崩れますし、腹の減り具合もいまいちです。
さくらの散歩があるので朝はそれなりに起きるのですが、その後の行動が目茶苦茶ですね。
さて、そんな中今日から世界バスケが開幕しました。家でごろ寝をしていたおかげで開幕戦の日本vsドイツの試合を見ることが出来ました。
それにしても相変わらずバスケの扱いって粗末だよねえ。放送時間をゴールデンにしてくれないんだもんねえ。じゃあ、サッカーみたいにリアルタイムでやってくれているのかというとそうでもなく、なんか中途半端。
試合を見ていて思ったこと。それは年齢。私もバスケットをしていたのですが、今大会で中心になっている選手の年齢層は20代前半。10歳近くも若い選手たちが活躍しています。
そんな中でベテランとして私よりも年上の人たちがまだがんばっていました。30代後半とは思えない動きと経験を積んだ者が持ち得る冷静なプレーでまだまだ若い選手にも負けない活躍をしていました。
やればできるもんですねえ。
私はバスケットは30過ぎたら本気でやるスポーツではないと思っていましたが、自分を高めるという意味においては、(否、高めるというよりは維持するの方が適切か、)挑戦し続けるのもいいかもと考えさせられました。
今日の試合、負けはしましたが強豪ドイツを相手に途中いい試合をしていました。以前よりも日本バスケのレベルが上がってきていることは間違いないようです。
スポーツ振興よりも金儲けのほうが大事なマスコミは当てにせず、細々と日本バスケを応援しましょう。
がんばれ日本!
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ようやくの雨
やっとまとまった雨が降ってくれました。
と、こんなことを書くと台風被害の出ている地域などから苦情がきそうですが、この一月近くそれほど雨がなかったのです。
どうも今年の降り方は極端な気がします。降るときはドバーっと、降らないときは一滴も降らない、そんな感じがしています。
今日も午前中遅くになってから少しずつ降り始めたので早い時間にキュウリやナスなどを収穫できましたし、かなり強い雨になったのは夕方近くなってからです。風はまだそれほどでもありません。
台風情報で見る限りでは雨台風という感じでしょうか。暴風域がない程度の勢力なので風の被害はそれほど心配していないのですが、速度が遅いということで雨の量が多くなりそうですね。
私の記憶が確かであれば、先月21日から今日まででまとまった雨は一回あった夕立のみ。畑は土煙が上がるくらいまで乾燥し、水を好むナスやサトイモなどはかなり苦しんでいた様子でした。
本当は適度な間隔で適度な量の雨が降ってくれるのが一番なのでしょうが、そこはそれ自然のことですから人間の都合のいいようにばかりは動いてくれません。
こういう年もあるわけですから人間のほうが自然に合わせて対応をしたり我慢をしたりしないといけません。
「都会は人間の願望を具現化したバーチャルな世界だ」というような話を何かで読んだことがあります。こうして全てが自分たちの都合のいいようにできると驕っていてもこの程度の雨で大騒ぎになるのが人為の限界ですね。
むしろ人為の加わらない場所ほど被害も少ない傾向があると思っているのは私だけでしょうか。
当然自然であれば災害が起こらないというわけではありませんが、自然の営みを受け入れる懐の深さが隔絶しているような気がしています。
さて、今日はこの雨でポンプ操法の訓練は中止です。日中も合わせて久々に気兼ねなくダラダラさせてもらいました。あとは何して過ごそうかな・・・
ポンプ操法
結局今日も雨は降りませんでした・・・一時パラッとはしましたが、あれは降ったうちには入らないでしょう。
で、結局キャベツとブロッコリにはジョロで水をやりました。
明日こそはちゃんと降ってくれそうです。かなり期待しています。
さて、今日から消防団のポンプ操法訓練が始まりました。
隔年でポンプ操法大会というものがありまして、その前に4日ほど訓練をします。夜8時からということでこの訓練が入ると夜がまた遅くなってしまいます。が、これも団員としての勤めですし、いざ火事のときにポンプの使い方を知らないでは消防団員として情けないですからしっかり訓練しておかないといけませんね。
明日はどのくらい降ってくれるのか知りませんが、少しはゆっくりさせてもらえそうですね。
秋に向けて
今日からはお盆気分を払拭し、秋に向けて百姓再開です。
今日はまたまた友達が朝から来てくれて、一日一緒に畑仕事をしてもらいました。私を入れて3人、やはり人数がいると仕事がはかどります。
今日はトウモロコシのネットやテグスを片付け、秋に向けての種まきや定植をしました。
大根、聖護院、辛味大根の種をまき、キャベツ、ブロッコリの苗を植えました。
本当は他にも人参、ほうれん草、春菊などの種もまきたかったのですが、時間がなかったのでこれらは明日に持越しです。
天気予報では今晩か明日から雨となっており、午後からは雲もだいぶ出てきたので「いける」と踏んでキャベツ、ブロッコリを植えたのですが、どうもすぐには降ってくれそうにありません。
うーむ・・・最悪明日の午前中に水をまかないといけないかなあ・・・
夏野菜もだいぶ終わってきたものが多く、今からしばらくはまた野菜の寂しい時期が続きますが、次は秋以降の収穫に向けてがんばります。
どうもこういう季節の変わり目、端境期の野菜不足がなかなかうまく解消できていませんね。作付け計画や田んぼ作業との兼ね合いがまだ未熟なためでしょうが。
このあたりの改善も今後の課題ですね。
それよりもまずは雨、降ってくれー。
お盆
慌しいお盆もようやく終わりに近付きました。夕べの盆踊りからあけて、今日は野菜の配達。そして午後からは墓参り、最後に実家で両親、姉一家との晩餐、先ほど家に帰ってきました。
お盆も最終日、しかも昼日中の炎天下の中では墓参り客もほとんどおらず、墓所ではほぼ私一人でのんびりとお参りができました。
手を合わせているだけで汗が流れるほどの暑さではありましたが、反面蚊に刺されずにすむという利点もあり、これはこれでありですね。そもそも夏は暑いものですし。
さて、今日一日配達や墓参り、買い物などでうろうろとしておりますと、いろんなことが目に付きます。
面白いのは車の流れ。渋滞が起こっているのは幹線道路のみで一本中に入ったような道は地元民にとっては主要道路でも混雑していません。やはり余所から帰省した人がメインで動いているということなんでしょうかね。
店も同じような傾向にあるようです。お盆でお休みの店が多いということもあるのでしょうが、大型店舗ほど人が集中していた気がします。
関係ありませんが、両親が映画『佐賀のがばいばあちゃん』を午後から見に行きました。大半が年寄り客ばかりで長蛇の列だったそうです。これもお盆効果か。
もう一点は妙な人種、車が増えるということです。ま、お盆といっても世間では単なる大型連休ですからいろんな人間が遊ぶ気満々で湧き出てくるというのも分かりますが、純粋に墓参りをしようと動いているものにとってはある意味気勢を削がれますね。こんなことに振り回されるようじゃまだまだですが・・・
寺に住んでいるという境遇がそうさせるのか、はたまた単に年をとったからなのか、よくはわかりませんがゆっくりとお墓参りに行くことがこんなに意義深く感じられたのは初めてのことかもしれません。
形式も大事ですが、それを為す人の心持一つで同じ行為も大きく意味合いが変わってくるものですね。
気がつくと・・・
1週間も更新していませんでした。先週からのお盆週間は考える間も無く過ぎていった気がしています。
ということはかなりの慌しさだったのでしょうが、はるばるうちまで泊まりできてくれる人や酒席に誘ってくれる人、久しぶりの面々と顔を合わせる機会をつくってくれる人などなど、ありがたい限りの境遇です。
今日は地域の盆踊り。午前中に準備がありまして、これから夜が本番です。忙しい時期に行事が立て込むとついつい文句の一つも言いたくなるところですが、こうして周囲の人とのつながりがあるというのはありがたいことです。
おかげで最近は仕事らしい仕事をしているのかどうか、自分でもよくわからなくなるときもありますが、これは私の段取りが悪いだけの話でありまして、誰のせいでもないですね。それに年々こういう暮らしの中での時間の使い方も上手にはなってきている気もしていますし・・・(ごく徐々にではありますが)
肝心なことは今がお盆であるということですね。いろんな行事や遊びにかまけて墓参りを欠かすようなことだけはすまいと思っています。最終日ではありますが、明日も野菜の配達で出ますので墓参りにも行ってこようと思っています。
毎年、盆・正月・彼岸と年4回だけのことではありますが、節目の風習と先祖への感謝の念は忘れたくないものです。
そうそう、本日やっと雨が降ってくれました。夕方少しだけではありますが、これほど雨が嬉しく感じたのも久々のことです。夕立というよりはおしめり程度のことですが、厳しい暑さの中で耐えていた野菜たちにとっては何物にも代えがたい命の水となったことでしょう。
そしてこうした天の恵だけを頼りに命をつなぐ生き方に改めて感嘆するばかりです。
来客シーズン
今日から一人来客です。昔勤めていたときの教え子ではあるのですが、百姓になってからの付き合いのほうが長いので教え子というよりは友達に近い感覚ではあります。
彼も今春から就職して働いているのですが、盆休みが取れたということで急遽遊びに来てくれました。
働き始めるとなかなか休みが取りづらくなり、なかなか会える機会がなくなってしまうことが多い中でこうして遠くから足を運んでもらえるというのは嬉しいことです。
今日は私が配達だったので、広島で合流して先ほど一緒に帰ってきました。当然夕食にはお好み焼きを食べてきましたよ。
さて、明日からはもう一組が合流。奇しくも当時同じ塾のクラスにいた子です。全くの偶然ですが、これも何かのめぐり合わせでしょうか。楽しくなりそうです。
珍客
昨日は部落の道うちがありました。で、終わったあとそのまま当然のごとく呑み会になるので昨日は更新してませんでした。言い訳ですが・・・
さて、昨日の道うちのときもそうですが、今日も、下手をすると昨日よりも暑かったのではないでしょうか。
あまりにも暑かったのでしょうか、まだ日の高いうちから縁側の踏み石の上でひっくり返っていました。起こしてみると小さなクワガタでした。体長は約2cmくらい。
そもそも昼間にはあまり活動しない虫のはずですが、何を勘違いしたのでしょうか。
とりあえずは死んでおらず、しばらくするとどこかへ消えていきました。
今度は台風の動きが気になりますね。雨は少し欲しいですが、台風はちょっと・・・
夕立
私は畑でトラクターに乗っていたので突然の大降りにずぶぬれになりましたが、あまりにも暑い日が続いていたので気持ちのいいものでした。
雨自体は30分も続かなかったのですが、時間も中途半端でしたし、ずぶぬれにもなっていたしで、今日は少し早めに切り上げました。
野菜たちもかなり乾いていたので恵みの雨となりました。
今年のでき
暑い日が続きます。梅雨が明けてから雨という雨は降っていませんね。野菜のためには少しは雨も欲しい気がしますが、今は雨を気にせずに仕事ができるのでそれはそれで助かっています。
さて、しばらく田んぼの様子をUPしていませんでしたので、ここでまとめてドン!
まずは一枚目。これは失敗の田です。地力、肥料分にかなりムラがあったようで、出来不出来がはっきりと分かれてしまいました。おまけに水もすぐ抜ける「ザル田」だったことも影響していると思われます。
この田は来年に向けて畔の作り直し、地力向上のために有機物の投入などかなりの手を入れないとダメなようです。
2枚目。ここはかなり上出来。写真奥のほうでは畔から5メートルくらい生育のよくないところもあるのですが、全体としては成功です。いま少し穂が出始めているのが分かるかな?
ここまでの稲姿になってくると見ているだけで嬉しくなります。今まで失敗続きだっただけに気分の高揚の仕方も半端じゃありません。この喜びって百姓の特権なんでしょうね。
最後はもち米の田です。ここもいい出来です。多少草の多い場所もありますが、全体としてはまあ良しとしましょう。
少し心配なのは肥料分が効き過ぎていやしないかということだけ。
どの田もまだ収穫までは二ヶ月近くありますので、まだ気を抜いている場合じゃないのですが、とりあえず大雑把な秋の姿が想像できるところまで来たので報告まで。
すぐれもの
暑い日が続きます。梅雨も明けたというのにさくらの毛はまだ抜け続けています。この数日でかなりの量が抜けてかなりすっきりとはしてきたのですが、これも半分以上は新しいブラシのおかげ。
今までは写真右側のブラシを使っていたのですが、毛を取る能力はそれほどでもなかったようです。先日さくらの散歩用のひもが切れたので新しいのを買いに行ったのですが、その時に写真左側のブラシを見つけてしまいました。
「驚くように毛が取れる」という謳い文句に半信半疑、それでも「ラバー素材が毛をしっかりとかきとる」という説明書きになるほどと思い買ってみました。600円くらいでしたし。
するとこれが面白いように毛をかきとってくれます。唯一の難点は、取った毛がブラシにあまり残らず付近に散乱してしまうということ。ということで以前のブラシのように家の中などでは使えず、専ら外で毛をまき散らかしながらブラッシングをしています。
マッサージ効果もあるようで、かなり気持ちいいと見えます。はじめは得体の知れないものに警戒して逃げていたさくらですが、ひとたび掻いてやるとすっかり虜になったようで今ではブラシを持って呼ぶと飛んできます。
気になるのはブラシ裏面に[catty man]と書いてあること。もしかして猫用だったのか・・・
22:09 | コメント (979) | トラックバック
梅雨明け
なにやら昨日梅雨が明けていたらしい・・・昨日は病み上がりの余波で一日寝ていましたので知りませんでした。
とはいえ、前日の予報では曇りか雨みたいなことをいっていたのにとんでもなく暑い日になってるなということは家にいても分かりましたが。
梅雨が明けると今度はいきなり暑すぎますね。今日などは午前中明日配達予定の野菜などを収穫しているだけで汗びっしょり。パンツまで・・・
先ほど実家の母と電話で話をしていたのですが、広島のほうは夜もたまらなく暑いようです。こちらは夕方からは過ごしやすくなりますので助かります。今も扇風機なしでも大丈夫なくらい。
先日家族が芋ほりに来てくれた際、夕方広島に向けて帰るとあまりの気温差にゲッショリしていたそうです。「大朝は過ごしやすくていいなあ」だそうです。
でもそのぶん冬は過酷だよ。
「夏は涼しいが冬はものすごく寒い」と「夏はものすごく暑いが冬はそこまで寒くない」あなたはどっち?
夏風邪は・・・
木曜日の晩から寝込んでました。こんな時期に風邪をひくとはまさに「バカ」です。
今朝になってようやく熱が下がりました。
今日は私の風邪のこともあり、家族が手伝いに来てくれたのでようやくジャガイモを掘ることができました。出来はそれほど悪くないのですが、今月の雨続きで掘るタイミングが遅くなってしまったようです。かなりの芋が腐り始めていました。
ということで結果としては満足というわけにはいきませんでした。
さて、「バカ」がひくという夏風邪、今回床の中で考えていたのですが、何が「バカ」かっておそらく生活態度なんでしょうね。ここ数日で急激に体調を崩すようなことも思い当たらず、要は今までの疲労の蓄積と不摂生の賜物ではないかと。
私は風邪をひいてもあまり薬には頼りたくない人なのですが、さすがに丸一日寝ていてもまだ38度近い熱をキープしているようでは芋掘りのことも気になっていたので昨日の夕方に薬を飲みました。
今日の夕方さくらの散歩中に田んぼで農薬をまいている人を見ました。
弱い稲を作って薬をまく人と、生活を乱して薬を飲む私、根底の部分は同じかな、とついつい思ってしまいました。
「病は気から」とも以前書きましたが、食事や睡眠などの生活の基本が乱れていくと必然的に気も乱れてきます。気力を充溢させるためにも正しい生活は大切だと再認識させられました。
ま、大切なのはそれをいかに実践できるかなんですけどね。
亜熱帯?
今日も午後から突然の雷雨。最近多くなってきている気がするのですが、この降り方って「夕立」というかわいらしいものではなく、熱帯のスコールを思わせるものがあります。
そもそも夕立というのはその名のとおり夕方にかけての通り雨。雨後は風も涼しくなり熱い盛りの野菜たちへの恵みの雨にもなります。
が、今日のような雨はとても夕立と呼べる代物ではなく、まずいつやってくるかがわからない。今日は午後3時半頃。昨日はお昼過ぎと夕方といった感じです。降る量も半端ではなく、冒頭の写真が降り始めごろなのですが、その後10分も経たないうちにこの通り↓
なんにしても仕事になりません。畑がある程度乾いてからと思っていたのですが、もう待ってられませんので明日は無理やりにでもジャガイモを掘ろうと思います。
怠け癖
どうも毎年この時期になると悪い癖が出てくるようです。しばらく更新してませんでした。
一度怠けだすとダラダラと際限なく続いてしまうのが精神力の弱さの象徴のようで・・・
別に寝込んでいたわけではありません。
さて、今日は広島県が梅雨明けになったとか、ならないとか、はっきりした情報は知らないのですが、午前中は真夏を思わせるような日差しと梅雨明け直後の高湿度、畑でじっとしゃがみこんで草をとっているだけで汗が流れ落ちてくるほどでした。
ところが昼からは突然のドシャ降り。通り雨のようなものだろうとたかをくくっていたのですが、なにがなにが、断続的に降り続く雨、しかも「バケツをひっくり返したような」降り方で夕方には畑が田んぼに早変わり。
おかげで洗濯物は乾きませんでした。うちって洗濯物も、布団も干すものは全て午後が肝なんですよねえ。午前中はあまり日が当たらないから。
さてさて、明日からは本格的に夏が来るんでしょうか。
カブトムシ?
ご心配をおかけしましたが、今日は昼まで寝させてもらい、体のほうはだいぶよくなりました。別段風邪をひいたというほどのものではなく、半分以上は知恵熱の感が・・・
ということで今日の半日も特に仕事らしい仕事はせずに、家の片付けや、漬物、ニンニクしょうゆの準備など家周りの雑多のことを少し片付けていました。
で、その時に家の周りで発見したのですが、カブトムシです、かな?やたらと角が小さく、ぱっと見たときにはカブトムシと分かりませんでした。
これって奇形?生育不良?それとも雑種?
なんか分かりませんが、変わったやつもいるもんです。
21:08 | コメント (2041) | トラックバック
不調
ここ数日、心身ともに調子がよくありません。「病は気から」というので気力の低下が発端なのか、はたまた今までの疲れがここに来て噴出してきた結果なのか、どちらとも判じがたい状況ですが、とにかく「沈んでるな」というのが自分でもよくわかります。
今週に入ってからは気温もぐっと下がってきていますので、そんな中で何もかけずに昼寝をしていたことも一因でしょうか。
兎に角こういうときは精神面の充足が大切です。まだまだ修行が足りませんね。
うってかわって
昨日までの暑さから一転、今日は雨と共に急に涼しくなりました。田んぼから帰ってきたあとだと濡れていることもあり、半袖のシャツ一枚では少し肌寒い感じ。
さて、最近田畑のことに触れていませんでしたが、実は今賭けに出ているところです。
一番小さい田んぼなのですが、その一枚だけとんでもなく稲の生育が悪いのです。また写真で紹介しようと思いますが、今日はありません。
もともと実験用に使おうと思っていた田んぼなのでほったからかしで投げておいてもよかったのですが、せっかくなのでいろいろと試してみることに。
他の田と同じように除草機をまくり、鶏糞や糠などの肥料分はどこよりもたくさん投入しているにもかかわらず全く大きくなっていません。
いろいろと原因を考えてみたのですが、要は土自体に問題があるようです。
根が全くといっていいほど張っていないのですから育つはずがありません。ということは土中の有機物を分解するだけの地力がそもそもなかったのか。
などと考え、一か八か田んぼを干すことにしました。今後は収穫まで乾田状態でどうなるか見守るつもりです。
水を落とすと当然草も一気に生えてきますのでどちらが勝つかはギャンブルのようなところもあります。
ということでとりあえずは田が乾くまでの間、つまりはこの雨が続いている間に今生えている草は少しでもとっておこうというわけです。
なかなか草取りから解放されないなあ・・・
夏仕様
ここ数日うだるような暑さが続きます。加えて突然のスコールのような雨、ホントかなり体力を奪われます。
あまりにも暑く、また湿度も高い日が続くので数日前からついに冷蔵庫の電源を入れました。そして昨日からは扇風機も登場。
これで今月からは電気代が少々高くなってしまいますが、無駄に食材を腐らせたり、腹を壊したりするよりはましです。
私の部屋は西日が強烈で、宵のうちは部屋が焼けておりムーッとするのですが、夜中ごろには何とか寝やすい気温までは下がってくれます。
うだるように暑いとはいっても寝苦しいということがないだけ助かります。たまに広島の実家に泊まると寝たような気がしませんもんね。
例年でいくとあと一月もすればまた朝晩は気温がぐっと下がってくるのですが、今年はどうなるでしょう。旧7月に閏が入ってきますからねえ。
みんな大好き除草剤
本日2度目です。今回は日記ではなく主張として。
夏の法要の時期になり、先日総代がせっせと寺に除草剤をまきに来ました。境内全域はもちろん、さくらの行動範囲内にまで除草剤がまかれていたので怒りと悲しみと哀れみとの入り混じった複雑な心境の中で除草剤について考えてしまいました。
除草剤(農薬全般)を使うことがなぜ罪なのか。
動植物に対する毒性?自然界の生態系に与える影響?
それも当然あるでしょう。私も今まではそれだけを理由に嫌悪していました。
しかし、最近少し見方が変わってきました。
除草剤(農薬)の最大の罪は次世代、子孫に対する無責任さではないかと。
数年前になりますが、友人と酒を呑んでいるときに子供の教育について話が及びました。(二人とも未だに独身なのが笑えますが)
彼はそのときこういいました。
「自分が親に大学まで行かせてもらっておきながら、自分の子供が行きたいといったときに行かせないというのは勝手すぎる」と。
理屈はこれと同じ気がしています。私たちは両親をはじめとした先祖が残してくれたものの中で生かされています。そして、「生きる」というのは自然界があって始めて成立するものです。
物やお金、社会や人間関係、家族の愛、などなど生きるために必要とされることは多々ありますが、それらは自然界という礎の上に乗っかっているものであり、その礎がなければ存在すらできないものです。
さて、ではなぜこれが除草剤と繋がるのか。自分たちは除草剤のまかれた草原、公園、田んぼ、広場などで遊んで育ったのか。今大喜びで薬を使いまくっている世代、つまりは我々よりもまだ上の世代になればなるほど答えは「否」であるはず。そんなもの自体が存在していなかったわけですから。
その長きに渡って先祖たちが残してくれていた自然を同じ状態で時代に繋ぐ。全く同じ状態で残すということは不可能ですが、自分たちから率先して壊すこととは話が別です。
自分たちはその恩恵に与っておきながら、我が子や孫たちにはそれを施さないとなると、ひどい話です。しかもそれが礎の部分であるにもかかわらず、その「うわもの」である物やお金だけを与えることに躍起になっているというのも本末転倒。
自然は豊かであればあるほどその有難味が気付かれにくいものです。だから世界の中では日本が、また日本の中では都市部よりも農村部がそれに甘え、そして気付かぬうちに壊しているのです。
「自然にやさしい」とか「自然保護」とか言っているうちは人間の驕りから抜け切れません。「自然に生かされている」という謙虚な姿勢と畏怖の念がなければ。
ヴー
今日はたまらなく暑かった。湿度よし、風なし、日差しも午後からはよし、の3拍子揃い、かなりへばりました。
夕方少し夕立みたいに降ったのですが、その後また晴れてくれるので逆効果。さくらもかなり暑そうです。って早く毛を全部抜けばいいのに・・・
さて、今日は午前中とうもろこしにネットを張りました。↓
だいぶ穂が出てきましたので狸よけです。
まだまだ食べられる段階ではないのですが、早めに手を打っておかないととんでもない目にあうのです。
私の経験と観察によると、
やつら(狸)はトウモロコシがまだ熟れていない時期に一度下見にやってきます。小さな白い実を少しかじって捨てて帰って行きます。
どうもやつらはこのときにトウモロコシのある場所と熟れる時期をインプットして帰っていくようで、次に現れるのは見事に熟れ頃です。
そして一度おさえた場所はこんなネットくらいでは防ぎようのないくらいの勢いで食べに来ます。ネットを破ってでも、地面を掘ってでも食べに来ます。しかも日に日に仲間を増やしてきます。そして気がつくと我々の食べるものが・・・
ということでまだ穂が出始めのこの時期にネットを張っておき、はじめからトウモロコシに近寄らせないようにしようというわけなのです。
去年はこれでうまく防げました。が、去年からカラスがかなり勢力を伸ばしてきておりますので、今年は更にテグスも張ろうと思っています。これはもう少し後でもいいかな。
さて、最後に「ねじ花」の写真です。今日田んぼの畔に咲いているのを発見。もうこんな季節になってきたんですねえ。
20:53 | コメント (1427) | トラックバック
はしかいー
もち米の草取りを始めて今日で3日目。写真左半分くらいのすっきりしたところは草をとり終わったところ。右上のほうの青々としたところは草だらけのところです。
このもち米、去年もブログで紹介しましたエビスモチ。草丈が非常に高い品種です。
今現在でどのくらいの草丈かといいますと↓
セルフタイマーを使ってうまく撮れました。
さて、ここまで草丈がありますと中腰になって草をとっておりますと、稲の葉が顔に当たってチクチクと痒いのです。この痒さ、「はしかいー」といっております。大朝弁でしょうか、ん?でもうちの実家でも通用するな。広島弁?
とりあえず「はしかいー」のです。
よく考えてみると同じ「かいー(かゆい)」にしてもこの「はしかいー」は稲(籾なども)をいらったときのチクチクにしか使ってないかな。
ノスタルジー
私が高校生のころのこと、クラブの仲間とどこのお好み焼き屋が美味しいかという話で盛り上がっていました。そのときに一人が言っていたお好み焼き屋に今日、初めて行きました。
毎週野菜の配達が終わるとだいたいお昼。いつもは実家によって昼飯を食べてから帰るのですが、今日は母が不在で誰も家にはいないのでそのお好み焼き屋へ行ったわけです。
さて、そのお好み焼き屋、結論から言うと大満足です。
まず店が狭い、汚い、そしておばちゃんが焼いている。夫婦連れで店をやっているのでおっちゃんも店にはいますが、焼くのはおばちゃん。店は鉄板がメインですが5人座ると鉄板の前はいっぱい。他にもテーブルらしきに4人くらい座れそうでした。
焼き方も汚い。これほどまでに形を崩して焼くお好み焼きは私のお好み人生の中でも初めてではないだろうか。しかもなぜかモヤシが入っていない。
価格は肉玉そばWで600円と良心的。非常に気さくな老夫婦で中身や調味料は好みでいかようにもアレンジしてくれる。しまいにはお勘定の際に自己申告。誰が何を食べたか焼いた本人もよく覚えていなさそう・・・
さて、肝心の味ですが、これがなぜか美味い。焼き方を見ている限りでは何がそうさせているのか分からないのですが、とにかく美味いのです。
「そういえば長いことこういうお好み焼きを食ってなかったなあ」と思わせる何かがそこにはありました。
店の雰囲気、客層、おばちゃん、味、価格、全てが私の中でのお好み焼き屋像を満たしてくれた感じです。また行きたいなあ。
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今年初、しかもW
さすがに雷が鳴ったからといってすぐに夏は来てくれません。台風の影響でしょうか、午後からどんどん風が強くなっています。
さて、今日は久々に一日畑仕事をしました。ん?田植え以降畑のみという日の記憶がないな・・・
田んぼの草取りが終わったわけではなく、気にはなっているのですが、今やっておかないといけないことがあるので今日は仕方ないでしょう。おかげで畑のほうはひと段落したので明日からまた田んぼメインに戻れるわけですしね。
その畑で草を刈っておりましたら、蛇を切ってしまいました。しかも2匹も。蛙はよく切ることがあるのですが、蛇は年に1回あるかどうか。私、蛇が苦手なのでたいていは切る前に見つけて逃がすのです。
せめてもの救いは2匹ともほぼ即死に近い状態であったこと。偶然にも両方とも頭を飛ばしていました。中途半端に腹のほうでも切ってもがいている姿を見るのはたまりませんからねえ。
この蛇を写真に、とふと頭をよぎったのですが、さすがに死んだ蛇の写真をUPするというのは下手なエロ画像を載せるよりもたちが悪そうなのでやめまして、代わりに今日夕方の畑の姿をとってみました。
骨休め
今日はさすがに体が悲鳴を上げていましたので一日休むことに。
昨日の雷雨から一転、今日は天気も回復に向かっておりまして、昼前後ににわか雨があったものの夕方にかけては晴れ間が広がる一日でした。
蝉の声も聞こえ始め、現在は蛙も賑やかに合唱をしています。
午後からの空気の感じは夏に突入した感もありました。
天気予報ではまだ不安定な感じを残していますが、私の中では梅雨明け気分になってきました。明日からまた気を入れなおして野良に出ましょうか。
梅雨明け間近?
しばらく更新をサボっていました。毎日田んぼの草取りばかりではネタ不足。加えて少々ヘバリ気味でした。
今日は畑メインでやろうかと思っていたのですが、昼から雨になってしまったのでたいしたことはできませんでした。
今ネットの天気予報を見てみると週明けから晴れマークが続いているではありませんか。もしや、と思い予想天気図を確認してみると太平洋高気圧が張り出してきそうな予想図。
そう思って耳を澄ますと遠雷が聞こえてきます。こりゃあそろそろ梅雨明けかも。ジメジメからは解放されるのかも知れませんが、本格的に暑くなってくるのかな。
やっとおわった!
大雑把ではありますが、これで少し気が楽になりました。まだ他にも田んぼはありますが、これはまた今からぼちぼちと。
すごいでしょ
昨日の写真ではどうも草のすごさがよくわからないので、今日、草取りをしているときに近くで写真を撮ってみました。
かなりすごいことになってるでしょ。
これをバリバリと取っては泥の中に埋めていくと昨日の写真のような状態になるわけですが、昨日も書いたとおり完全にはきれいにとっていませんので小さい草などそれなりには残っているんです。
今日の草取りを終えてみてあと一日、厳密に言うと半日もあればこの田んぼは終わりそうです。まだ他にも田んぼはありますが、ここほどひどくはないので田んぼに入れるリミット、今月末くらいまでには何とか除草作業も片がつくのではないかと期待しています。
明日は野菜の配達なので田んぼはお休み。水曜日には終わるかな。
腹八分目
今日は町内の球技大会。私はカローリングなるものに参加しましたが、わが地域の2チームはいずれも予選リーグで敗退したので午前中で終わりました。
ということで午後からはまた田んぼで草取り。
草取りにもかなり疲れてきた今日この頃ですが、昨日一段階成長しました。
先月までの私はきれいに草をとることに専念していました。毎日その日の草取りが終わり、残っている田んぼの面積を見るたびに「いつまでかかるんだろう・・・」という状態でした。
つい2日前までは、今かまっている田んぼが終わるのに最低でも1週間はかかると観念していたところでした。
で、昨日ついに吹っ切れまして、「要は稲の生育を邪魔しなければいいじゃん」と開き直り、かなり大雑把に草をとっては埋めるということを始めました。
大雑把とは言っても外してはいけないポイントは当然ありますのでそこは気をつけていますよ。
さて、この開き直りの効果は大きく、今日の草取りが終わった段階で今の田んぼはあと2~3日で終わりそうな目処がついてきました。
草が一本もない状態を作る必要など全くなく、どの程度までであれば稲の邪魔にならないかが見えてくると、またそれでいいんだという気持ちになれると気分もかなり楽になりました。気分が楽になると体も動くものですね。
そう、100%ではなく70~80%でいいんだ。何事も欲張るからおかしくなるんだ。何事も「腹八分目」の精神が大切なんですね。
で、今の田んぼの状態です。↓手前側は今日草をとったあとで、奥のほうはまだ草をとっていないところ。見えにくいですがすごい草が生えているんですよ。
姿勢
7月に入りました。今年は季節の移り変わりが半月くらい遅れ気味でして、先週あたりから田んぼの草も急速に成長を始めました。例年の感覚で草があまり生えてきていないと安心していたのですが、なかなかどうして、やはり来るべき時期には来るもんです。
ということで雨が降ろうが日々田んぼに入っての除草作業。首から腰までガチガチになり、たまらず先日マッサージ屋を営む友達の下へ駆け込みました。
そこで姿勢のことを注意されました。自分でもうすうす気付いてはいたのですが、私猫背だったのです。これが災いして腰・肩・首・背中と負担がかかっていたようです。
ということで、以来姿勢に気をつけ猫背解消へ努力中です。正しい姿勢で生活するということは見た目の美しさも当然のことながら体を守ることにも繋がるんですね。
今回のような筋骨的な負担も当然ありますし、頚椎から脊髄にかけてのラインが正常に保たれていなければ免疫力の低下にも繋がります。
なるほど昨今の若年層に生活習慣病が多く、年輩の人が元気で長寿を保っているのもうなずけます。
今までは生活リズムや食生活などにばかり目がいっておりましたが、正しい姿勢と所作という点にも気をつけなければ結局片手落ち。気をつけましょう。
網戸?
今週に入ってかなり蒸し暑くなってきました。今までは夜は戸を閉めていても暑くなかったのですが、さすがに耐えられなくなり戸をあけることに。
といいましても、我が家はサッシではないので網戸というものがありません。幸い蚊は少ないので蚊取り線香程度で結構大丈夫なのですが、蛾はどうにもなりません。
食事をしようにも膳の中に蛾が舞い込んでくるようではたまりません。
そこで2年前から縁側に網戸の網だけを垂らして使うことに。ただ垂らしているだけでは隙間から虫は入ってきますので、去年からはマジックテープで隙間を閉じられるつくりに改良。
ところがこのマジックテープを貼り付けるための両面テープの粘着力が弱く、先日完全に剥げ落ちてしまいました。
そこで強力な両面テープを探し張り替えることにし、本日ついに完成!
失敗を繰り返しながら作っただけあって、今回はかなりいい感じに出来上がりました。これで快適、もうしばらくは扇風機を出さなくても過ごせそうです。
21:04 | コメント (1122) | トラックバック
シロスジカミキリ
今日の夕方仕事を終えて家に帰ってきたときのこと。さくらの紐をはずしてやるとトラクターの下に入ってなにやら見つけた様子。
いってみるとこの通り、シロスジカミキリが後輪に張り付いていました。
よくよく思い返してみると、私はシロスジカミキリを見るのはもしかすると初めてかもしれない。小さいころ家の近くのイチジクの木でよく採っていたのはゴマダラカミキリ。シロスジカミキリという名前は知っていましたが、この記憶は自分で採ったことがあるからなのか、図鑑を見て知っていただけなのか定かではありません。
とにかくこの大きさ、って言ってもいまひとつよくわからないと思いますが、子供にとってはたまらないサイズです。否、大人になった私にとっても。少し童心に返ってワクワクしてしまいました。
ちなみに今ネットでシロスジカミキリを調べてみると樹液や樹皮を食べているとか。頼むからトラクターのタイヤはかじらないでくれよ・・・
やっとこさ
先日収穫した玉葱をようやく吊るしました。
吊るしてみると収量がよく見えます。こうしてみると植えた本数が少なかったわりに去年よりもいいくらいです。
午後からはまたしても田んぼで除草作業。梅雨に入ってからというものさすがに草の勢いが増してきました。何とかぎりぎりの状態を保っているという感じでしょうか。あと半月くらいが勝負どころかなあ。
雨ニモ負ケズ・・・
昨日の晴れが嘘のように今日は雨です。一日中シトシトと降り続き、梅雨らしいといえば梅雨らしいですね。でも昨日との気温差がひどすぎる。
さて、雨といってもシトシト雨なので合羽を着て、編み笠をかぶっていざ田んぼへ。今日もせっせと草取りです。といいましてもいつもよりは活動時間が短かったですが。
と言いますのも、雨具は完璧なので濡れることはないのですが、さすがに長時間雨の中で田んぼに入って草をとっていますと体が冷えました。気温は低い、雨水の冷たさは合羽越しにでも伝わってくる、と言う状況下ほぼ動かない草取り作業をしていますと当然の結果かもしれません。
ということで今日は少し早めに切り上げて終わりにしました。こんなことで風邪でもひいたらバカらしいですからね。がんばるけれども無理はしない。この頃合が重要。
18:12 | コメント (186) | トラックバック
快晴
予報では今日の天気は曇りか雨か。これは朝のニュースでの話。
で、田んぼに出てみるととんでもなくいい天気。暑すぎました。おかげで洗濯物も布団も干せましたが、ここまで見事に予報がはずれると気象予報士資格や気象衛星の存在価値が疑われますね。
ま、そもそも自然の営みを科学的に予測しようということ自体に無理があるのですが。
さて、その洗濯物を干そうとしたとき↓
気付かずにムカデも一緒に洗濯機でまわしていたようです。驚いたのはこれで死んでいなかったこと。かなり目は回っていたのか、当分は身動きが取れていませんでしたが、しばらくたってから見ると捨てた場所にはいなかったので自力で逃げたのでしょう。
今日の田んぼはお風呂状態。「暖かい」を通り越して「熱い」に近付いていました。
これだけ熱けりゃ蛙も水から上がりたくなるのか、稲にしっかりとしがみついていました。
ちなみにこの写真では後ろに草がたくさん見えるので稲姿がよくわからないと思い、草をとった後の稲も写真にとって見ました。↓
しっかりと開帳して理想的な稲姿になってきました。これも疎植1本植えの賜物です。
といいましても一般的な田んぼとどう違うのかがよくわからないと思うので、近所の田んぼを勝手に撮らしてもらいました。↓
違いがよくわかるでしょ。
なんにしても梅雨時期に暑さでここまでへばるとは思いませんでした。
田靴様様
梅雨らしい日が続きます。昨日は一日雨。よって、久々に丸々一日休みました。よく考えてみると一日完全に休んだのはいつ以来だろう。
今日は結局雨は降らず曇り空。昨日かなりの雨が降っているので畑には入れませんが、田んぼのほうは雨が降らないので楽に仕事ができました。一日中草取りをしていたのですが、気温が上がってきたせいでしょうか、やたらとヒルが出ている田んぼがありました。
草取りをして休憩に上がるたびに田靴にべったりとこんな感じ。↓
ここには3匹しか写っていませんが、多いときは左右の足で10匹近く貼り付いていました。田靴がなかったらと思うとぞっとします。
それにしてもこのヒルたちはゴムに吸い付いて美味しいんだろうか・・・
大収穫
明日からしばらく雨が続く予報。ということで、今日は一日畑仕事にしました。
午前中は玉葱の収穫。去年の植え付けの段階で、苗が少し少なかったのでどうなることかと心配していたのですが、春先の低温にもめげずよく育ってくれました。
中にはこんな面白いものもありました↓
全体的に見ると大きさはさまざまですが、よくできていました。今までの中では最高の出来ではないでしょうか。
午前中いっぱいまでかかって何とかとり終りました、その量はこんな感じ。↓
今日は時間がなかったのでまだ吊るしてはいませんが、とりあえずハウスの中にて雨宿りです。少しずつくくっていきましょうか。
中に一本だけとうが立っていまして、ちょうど花が咲き始めていました。↓
せっかくなのでそのままおいておいて、種を採ってみようと思います。他にも去年の残り物が畑の隅で花をつけていますので、これからも種が採れそうです。
そうそう、蛍が結構出始めましたよ。
21:52 | コメント (820) | トラックバック
大きくなったでしょ
今日は野菜の配達日。ですが、配達から帰って田んぼの草取りが待っています。最近は除草機をまくるよりも、専ら手取り。
除草機でできる範囲内の除草はかなり順調に来ていますので、後はこの手取りをがんばるのみ。どうしても除草機では通用しない種類の草や、除草機のあたらない稲の株もとの草などは手で取るしかないのです。
広い田んぼを一人で這い回っているんですから大変な作業ではあるのですが、そこまで草だらけでもないのと、稲の成長を間近で感じられるのとで今年はそれほどつらくありません。
写真は今日の田んぼです。以前「ひえとりクイズ」で写した田んぼですが、あれが今月10日のこと。あれから10日でかなり大きくなりましたよ。
なにせ、梅雨だというのに夏のような暑い日が続いたもんねえ。
初めての収穫
今日は朝から夏を思わせる暑さでしたね。そんな中、ニンニクの収穫をしました。
実は百姓を始めてからニンニクの収穫までこぎつけたのは今年が初めてです。毎年植えてはいたのですが、なかなかうまく育てることができず収穫まで辿り着いたことがなかったのです。
ニンニクがどんな植物なのかを知らない人が意外といるようでして、とりあえず掘り起こしたすぐの状態を撮ってみました。食用にしている鱗茎の部分(地下にあります)から地上部までの全体像です。
結構広く植えていたのですが、収穫してみるとこんなもんです。広くっていっても高々100個強くらいの収穫ですからニンニク業者には笑われますけどね。
先日消費者の一人にも言われたのですが、農薬も化学肥料も使っていないニンニクって意外とないのかもしれませんね。
基本的に虫などはつきにくい植物ですから薬のほうは何に使うのかは私は想像すらできないのですが、肥料の要求量は何物にも増して多いくらいのものですから金肥はかなり使うでしょうね。
来年はもう少し多めに作ろうかと思ってみたり、でもそうするとかなりの手間がかかるから欲を出すまいかと思ってみたり、悩ましいところです。私自身がニンニク大好きなのでいくらあっても困らないのですが、より多くを作ろうと思うともっと手間を省けるように考えないとなあ。
21:20 | コメント (1085) | トラックバック
空梅雨?
昨日の雨もわりあい早めに上がってしまい(量は結構降りましたが)、またまたいい天気が続きそうです。
昨日まではまたすぐ雨が続くような予報だったのですが、今見てみるとしばらく晴れ模様。
確かに少しはじめっとしてきていますが、「しとしと」って感じの梅雨ではありませんね。
個人的には野良仕事がはかどるので助かるのですが、骨休めの暇も与えてもらえないという反面もありまして、なんとも言いがたい心境です。
先週あたりから急に気温が上がってきたこともあり、また雨も降り始めたこともありで、野菜や稲の生育もよくなってきました。5月の間はなんだったんだろうという感じですね。
しかーし、野菜や稲が育つということは草もまた育つということで、しかも草のほうが生育は旺盛。除草、草刈に追いまくられています。
「今年は少し遅れ気味」と余裕で構えていたのですが、遅れ気味なのは草も同じこと。何も今までの除草が功を奏していただけではなかったんですね。
にしても去年までと比べると格段に合格点に近いですが。
さて、明日も草取りだ。
いよいよ?
明日は雨、というより今晩から雨の予報。ということで今日はひたすら畑をかまっていました。サツマイモを植え、トマトや豆を植える場所を準備したりと結局田んぼに入る時間がありませんでした。
まあ、田んぼは雨が降ってからでもできますし、今のところそれほどひどい草にはなっていないので今日は許してもらいましょう。昨日配達から帰ってからも田んぼの草取りはしていましたので少し気楽に田んぼを休めます。
そろそろ本格的に梅雨になるのでしょうか。今年は空梅雨になるのか、大梅雨になるのか、いまひとつ予測が立ちませんね。
さて、百姓とは関係ありませんが、雨が続けば当然さくらも外で遊ぶ機会が減るわけでして、今日は雨降り前の最後の晴れ間を満喫できたのではないでしょうか。未だに冬毛が抜けきらない彼女は相当暑いと思いますが・・・
で、この写真。何かと言いますと、よく見ると門柱のわきに猫が潜んでいます。下の家で飼われている猫なのですが、よくうちの周りをうろうろしています。
このあとそろーっと下におりて行きましたが、この状態でかなり長いこと粘っていました。
猫の隠れ方って、見ていると面白いですね。かなり丸見えな状態でも身を伏せてじっとしています。見えていないつもりなのでしょうか・・・でもたまにそれでも気付かず通り過ぎるさくらっていったい・・・
目が覚めると・・・
夕べはWC日本対オーストラリアがありましたね。私も布団の中で見ていたのですが、ハーフタイムの間に眠りに落ちていまして、気がついたら朝でした。
前半は1対0で日本が勝っていましたので、結果がどうなったかと思ってニュースをつけてみるとなんと負けちゃってるじゃありませんか。
前半戦の内容からあまりいい予感はしなかったのですが、まさかこんな見事に逆転負けしているとは・・・ま、終わったものは仕方がないので次に向けてがんばってもらいたいですね。
さて、ここからはサッカーファンの方には申し訳ないのですが、私がバスケット出身者であることをお断りしておきます。
前半だけ見ていて思ったのですが、私はどうしてもサッカーを見ていると「反則すれすれ」といわれる体の当て方というのがどうも理解できません。どこで線引きしてるの?
それともう一つ。オーストラリアの選手にあれだけ手ひどくぶつかられて日本の選手が同じような当たり方や邪魔の仕方をしてやらないのは何故なんでしょう。
日本の選手が手ひどくブロックされたり倒されたりするたびに私は腹が立って、ついつい「やりかえせ!」と叫びたくなっていました。
ただ単に体格的、体力的にできないだけなのか、それともやられたからといって同じことはやり返さないという高尚な精神のなせる業なのか、私にはよくわからないのですが、あの汚らしいまでのぶつかり方が是とされるスポーツである以上そこを乗り越えられなければ日本の躍進てないのかなあ、と思ったりしました。
まあ、なんにしてもサッカーには全く詳しくないものの戯言ですから・・・
答え発表
昨日のクイズの答え発表です。
正解は右。
左が稲で右が稗です。写真が小さいことと、稲のほうが水につかりすぎていることとで少し分かりにくいのですが、稲は葉節に毛が生えています。稗にはありません。
慣れてくると触ったときの感覚でも分かるようになります。稲のほうが硬いです。但し、これは一般的な稲に当てはまる感覚かどうかは知りません。
田植えに来られた方は分かると思いますが、私の苗はかなりいじめて育てていますので一般的な電気育苗の苗よりも硬いのです。
よそ様の田んぼに勝手に入って稲をいじってみるなんてこともできませんので、確認することもできませんし・・・
とりあえず正解者もいらっしゃったことですし、稗取りツアーのご参加お待ちしております。
ひえとりクイズ
問題です。写真中央の2本の植物は一つが稲で一つが稗です。どちらが稗でしょう。
正解は明日発表。応募はコメント欄、またはメールにて。
尚、正解の方にはもれなく稗取りツアーin大塚3泊5日の旅にご招待。奮って応募ください。
さて、入梅直後には少しだけいい天気が続くのが例年の傾向ですが、今年もその例に漏れず今日はいい天気でした。
で、上記のような稗を取ったりしていたわけですが、稲もだいぶ大きくなってきています。
クイズで写した田んぼを広く見るとこんな感じになっています。
大して育ってないと思われるでしょうが、田植え時から比べるとかなりの成長です。田植えに来てくれた人は分かると思います。
見ての通り除草作業もここまでは何とか合格点。そのぶん他の作業、特に畑仕事が割り食ってますが、なんとかかんとかといったところでしょう。
ムカデの捕り方
今日は晴れ間も見えながら小さい雨が降ったり止んだりというおかしな天気でしたが、何とかだれることなく田仕事をすることができました。
さて、今ちょうどムカデが出たので先日聞いていた捕り方を試してみると大成功。これはかなりの優れものですのでご紹介します。
ムカデを捕るときには火バサミを使うのですが、この火バサミ、手元にいつも置いてあるわけではありません。
で、ムカデを発見してから火バサミを取りにいっているとその間にムカデはどこかへ逃げてしまうということが多いのですが、この方法ではそれが解消されるのです。
どうするかといいますと、ムカデを発見したら何でもいいから手近にあるものをムカデに被せておくのです。今日の私の場合はタオルがあったので、これをムカデに被せておき、その隙に玄関へ火バサミを取りに行きましたが、戻ってきてからそっとタオルをはぐってみるとムカデはその場でじっとしているではありませんか。
で、そのまま捕獲し外へ。いつもであればそこでつぶして捨てておくのですが、今日は面倒くさかったので築地の下へ投げ捨ててきました。
この方法は、先日母から聞いたのですが、考案したのは母の友人です。タオルなどを被せておくとムカデが動かないというのは大発見です。
皆さんも是非お試しを。
22:18 | コメント (217) | トラックバック
入梅
本日2回目の日記です。
昼間に「おしめり」と題しましたが、夕方の天気予報を見ていると本日中国地方は入梅したようです。
今日はタップリ昼寝もできまして、すっかり気が抜けてしまっていますが、ここで気を抜いてはここまでの苦労が水の泡。
「雨が降っても田んぼはできる」としっかりと自分に言い聞かせてまた明日からがんばりましょう。
おしめり
先週の日曜日以来、実に10日ぶりの雨です。つい先ほどから降り始めました。
ということで、今日は朝から野菜の定植。きゅうり・ピーマン・米ナス・ナス・南瓜といった夏野菜の苗を畑に植え替えました。
ちょうど全てを植え終わってほっと一息、タバコに火をつけるとすぐに雨が降り始めました。絶妙、というよりはぎりぎりのタイミングでした。
天気予報は午後から雨となっていましたが、このあたりはたいてい少し早めに、そして遅くまで降るので、午前中から降ることも覚悟して合羽を用意してはいたのですが、無事使わずにすみました。
これで夏に向けての畑仕事もひと段落。今日は今から10日ぶりのお休みです。少しのんびりさせてもらいましょう。
ちなみに定植後の畑がこんな感じになってます。
使い終わったポットはこのまま雨で少しきれいにしてもらおうと投げっぱなしで帰ってきました。
今年は春先の気温が低かったことと、育苗方法を少し変えたこととで、苗がいまひとつ大きくなりませんでしたが、これから畑でのびのびと育ってくれることを期待しましょう。
蓄積
さすがに疲労がたまってきました。それに加えてこの暑さ。
今日は配達で広島に出ていたのですが、広島と比べるとここ大塚はかなり涼しいのですが、それでも気温は30℃近くなっていたようです。要は湿度の問題で、広島からの帰り、一つ峠を越すたびに少しずつ空気がカラッと爽やかになってくるのが分かります。
しかし、今年は未だに毛の生え替わらないさくらはといいますと・・・
とまあこんな感じです。夕方で、しかも日陰なのに。
最近のさくらは少々食欲不振。体調が悪いのかと思えば便は至って健康、どうやら早くも夏バテ気味のようです。早く毛を抜けばいいのに・・・
米糠除草
昨日とってきた米糠を早速田んぼに撒きました。といいましても1枚だけですが。
今日は程よく風が吹いていたのでうまく広がってくれるかと期待したのですが、やはり風向きは思うようにはならず、糠が全体に広がるというわけにはいきません。ということでまた風向きが逆になった日を狙って反対からも撒いてみましょう。
水を勢いよくいれながら水口に糠を落とすとそれなりには広がっていきます。が、今日に限って水が来ないではありませんか。上の田の人が思いっきり水を取っていたので少ししか来ませんでした。
水の勢いが弱いと大して広がりませんので、今日はこの方法は諦めました。
ま、これだけで全体に広がるということはありませんので、結局風を見ながら糠をまくことにはなるんですけどね。
さて、こういうときに限って写真がまたないのです。ごめんなさい。カメラを持ち歩く癖がついていないもので・・・
米糠
今日は夕方から広島へ糠を取りに行ってました。ついでに実家で晩飯を食べさせてもらっていたので遅くなりました。
月曜日からいい天気が続いてくれているので、仕事がはかどります。が、当然休みもありません。曜日にしばられた生活はしていないので(配達を除いて)、気にならなくなりましたが、実際に街のほうへ出てみると人出や車の数など「ああ、世間は休日なんだなあ」と実感させられます。
さて、この米糠、明日から田んぼに撒いていきます。除草(抑草)のためです。今のところ一枚の田んぼだけがわんさか草が生えてきていますので、それ以外のところは今のうちに糠で対処しておこうという作戦です。
草すれば草の多い田に私の手はかかりっきりになれるというわけです。
あ、草が多いといいましても、昨年までとは比べ物にならないくらい少ないのですが、その他の田に比べると格段に多いということですので、まだ先は明るいですよ。
イネミズゾウムシ
よく見るともう6月になっていたんですね。今日も暑い一日でしたが、朝晩はまだ涼しく、衣替えというには少し早い気がしています。
今週はいい天気が続いてくれ、百姓もはかどります。日々変わる天気予報も晴れの期間が長くなる一方なので、今のうちに少しずつ畑のほうを片付けておかないと。
さて、今日も午前中は田んぼで除草機をまくっておりました。今日で全ての田んぼを縦横一回ずつまくったことになります。一部を除いてかなり順調な除草(抑草)作業です。
気温の上昇とともに田の虫たちも少しずつ姿を現し始めました。見えにくいですが、中央にポチっといるのがイネミズゾウムシです。
中央の葉先が少し白く筋状になっているのが奴のかじったあとです。ま、このくらいではほとんど問題ないのでほうっておりますが。
稲の生育、虫の出方などを見てもやはり今年は少し遅れ気味に季節が動いているようです。
除草機をまくったあとの田んぼはこんな感じ。こうして濁っているだけでもかなり草の発生を抑えてくれます。
加えて水面上に少し泡のようなものが見えるでしょうか。
今週に入って気温の上昇とともに土中の有機物が急速に分解され始めガスが溜まります。除草機をまくったり田の中を歩いたりするとそのガスがボコボコと湧き出てくるというわけです。
このガス、亜硫酸ガスと聞いていますが、何もせずにほうっておくと稲の根をいためて葉が赤くなっていきます。(赤錆病といいます)
除草機をまくるのは単に草を押さえるためだけではなく、こうしたガス抜きにも効果があるんです。
もっと大切だと思うのは、こうした田んぼに毎日入ることによって稲の様子や虫の様子、田んぼ自体の状態を肌身で感じることができるということでしょう。
私も米作りを始めて5年目にしてようやくこういうことに気付くことができるようになりました。
今までは後手後手でそんなことを考える余裕もなかったのでしょうが、今年は少し先手を打って動けているので作業中にも少しゆとりができているのかもしれません。
のんびりコツコツ効果はこんなところにも出てくるんですね。
怨?
お昼の出来事。いつもどおりさくらを放して遊ばせていると、またしても裏山のほうへ。とぼとぼと様子を見に行くとまたしても狐を追っているではありませんか。親の姿しか見えないところを見るとやはりあの子狐は死んでしまったのでしょう。
さて、さくらを連れて家に戻り、縁側で一服。するとその狐が墓までやってきてじっとこちらを見ているではありませんか。↓
残念ながら狐の言葉は分かりませんので、何を意図しての行動なのかは分かりませんが、しばらくの間この状態でじっとこちらを見ていました。
復讐を企んでいるにしては私が家を空けている間にさくらをいじめている気配もありません。
少し不気味だったのは狐がこちらを見ている時に少し家が揺れた気がしたことです。その時間に地震があったのかどうかは知りませんが、狐の表情がどこかもの悲しかったので詫びを入れておきました。(離れてはいましたが)
「すまんかった・・・」
チャレンジデー
今日はチャレンジデーの日。それって何よ、と思われる方が圧倒的でしょう。
笹川財団が主催している体育イベントでして、一日の間に15分以上なんでもいいから運動しましょうって日です。
これを自治体単位で参加率を集計し、他の自治体と競うというイベントです。
本来は生涯スポーツ普及の一環として始まったものです。
実情はといいますと、あまり多くは語りませんが・・・
さて、部落の体育委員である私もその運営のお手伝いで朝と晩には参加してきました。日中はさすがに百姓をしたいので休ませてもらいましたが。
そうそう、先日の百均でのお買い物は今日のためのものでした。
どーでもいいけど晩飯が食べられないというのが一番こたえますね。特に私は腹が減ると極端にイライラしてきますので。満腹時には寛容でいられるような些細なことまでもがとてつもなく気分を害します。
空腹時に人間性が試されるのかなあ・・・だとすると私はかなりダメ人間です。トホホ・・・
夏
以前にも似たようなタイトルでかきましたが、今回は?がありません。断言しています。まさに夏の気配です。
今日は野菜の配達だったのですが、その帰り道ついに蝉の声を聞きました。だから夏でしょう。帰り道は午後ということもあり車に乗っているととんでもなく暑く、Tシャツ一枚で窓は全開、だから夏でしょう。
さて、今日はようやく写真を撮りましたので載せます。
今日は配達から帰って夕方まで田んぼで除草機をまくっていたのですが、この暑さのため、朝家を出る前と帰ってきてからとで草の生え方がまるで別世界。
上の写真は草が最も生えている箇所。稲がどこにあるか分かりますか。真ん中のが一応稲です。その周囲にあるのは稗。今はまだ分かりやすいですが、これをあと一週間ほうっておくと、稲か稗か見分けがつかなくなります。
で、もう一枚。
こちらはまだ草の生えてない場所。
なぜこれだけの差が出ているのか。考えられるのは水の深さと田んぼ自体の性質。
水が深いと稗のような発芽に酸素を要求する草は生えにくくなります。そして土が変われば当然草の生えやすい生えにくいということも起こります。
土の性質を急に変えることはできませんが、田面の高さをなるべく均平にすることは代掻きのときに書いたとおりある程度はできます。が、私がヘタクソなものでこれだけ差ができるんですね。
さて、今から入梅までが一つの勝負どころです。梅雨前の晴れ間が続くこの時期、気温も水温もぐんぐん上がりますので草もぐんぐん育ってきます。ここでどれだけ抑えられるか、畑も忙しいですがどちらも手を抜くわけにはいかない時期です。
上手にコツコツ一つずつ片付けていきましょう。
久々の晴れ
ようやく雨が上がり、晴れ間が覗きました。といいましても畑は昨日までの雨でまだ本格的に作業をできる状態ではないので、今日は田んぼ作業メインで。
田んぼの写真を、といつも一日が終わってPCに向かうと思うのですが、田んぼに行くときにはすっかり忘れてしまっています。最近は文字ばかりで写真のない日記が続きまして見てくれている人たちも面白くないだろうな、と思いながら・・・
今日は草を刈ったり、除草機をまくったり、そしてついに去年切った竹を焼きました。春から待ち続けてようやく火をつけやすい日和にめぐり合いました。
今日は一日かなりの作業をしたとは思うのですが、さすがに雨で3日もぐうたらしていたせいでしょうか、気持ちよく動けましたし、家に帰ってきてもそれほどの疲労感を感じません。やはり疲労って積み重ねなんでしょうね。
日々少しずつ蓄積される疲労をいかに上手に処理していけるか。これも細く長く続けるための重要課題ですね。久々に晴れたからって急に無理をしすぎるのは禁物ですね。
百均
今日も一日降ったり止んだり。だからというわけではないのですが、体協の行事で使う景品を買出しに。体協の役員さんとその子供たちと一緒に行ってきました。
向かった先は百円均一の店○イソー。参加賞ということでこのくらいのものを数そろえました。ポイントによる商品はもう少しいいものを別の店で買いました。
さて、そこで百均の話。朝、開店時間と同時に店に入ったのですが、すごいですね、客の数が。
今回は自分のものではなく景品として「使えそうなもの」「遊べそうなもの」「邪魔にならなそうなもの」を念頭に物色していましたが、こういう買い物も結構楽しいものです。なんといっても百均の品揃えの進化には驚きました。「こんなものまで」というよりはとにかく何でもあるといったほうが早そうな感じです。
さすがに「これが百円か」と思うようなものは数百円~千円はしていましたが、そりゃそうですよね。
やはり百円のものは所詮百円のもの。明らかに使い捨てにしかなりそうにありません。当然買い物客もそう思って買っていくのでしょうが、だとすればものすごいゴミの排出量ですよね。
物によっては長く使えそうなものもありますし、消耗品はどうやっても使い捨てです。あの安さだからついつい買ってしまう気持ちもよくわかりますが、「いいものを長く使う」という日本人の心はどこにも見当たりませんね。
便利さ・楽しさとともに少しむなしさも感じてしまいました。
梅雨か?
今年は3日と晴れが続きませんが、今日はまた一段とひどい雨が降りました。今年は例年よりも入梅が早くなると気象庁は予想していますが、このまま梅雨に突入してくれるとちょっと困りますね。
春の野菜の生育が遅かったこともあり、畑仕事のほうがまだまだ梅雨までにやっておきたいことが残っているのです。といったところで天気はどうやっても操作することはできませんからこちらが合わせるしかないのですが、反面、梅雨までにやるべき作業が残っているということはそれなりに雨の降らない日もまだやってくるということではないかと楽天的に考えることもできるわけです。
こうした野良仕事のこともさることながら、単純に私の気分的な問題のほうが重要です。まだまだ太陽電池で動く機能が幅を利かせていますので、雨が続くとどうも気分が乗ってきません。雨はあめで楽しめるようにならないと真の意味での自然人とはなれないのでしょうが、やはりそうはいきません。
雨の必要性も街暮らしのころはなんにも分かっていませんでしたが、今では心身を通じて実感できるようになりました。でも、それと気分とは別問題でして、同じボーっとするにしてもお天道様の下のほうが元気が出ますね。
明日から少しずつは天気も回復に向かってくれるのかなあ。
雨上がりの悲劇
今日は午後から雨の予報が朝から降り始めたのでお休みにしました。昨日少しがんばって多めに除草機を押していたので少し安心して休めます。田んぼについてだけですが。
先日書いた狐の親子はその後も懲りずに毎日のように山から降りてきていました。昨日も子狐だけのときにさくらに襲われ、危機一髪のところを何とか助けていました。
今日、昼寝から起きると雨が上がっていましたので少しさくらを遊ばせようと放したときでした。また例の鳴き声がするので現場へ急行。が、一足遅かったようで子狐は既に瀕死の状態でした。外傷は見当たらないものの半分白目をむいてひくついていました。
とりあえずさくらを連れて帰り紐につないだあと様子を見に行きましたが逃げそうな気配もなく、こりゃあダメだと思いました。
せめてどこかに埋めてやるかと長靴に履き替え再度現場に行ったちょうどそのとき母狐が子狐を咥えて逃げていきました。
果たしてもう死んでいたのか、それとも山に帰ってから息を吹き返したのか、結末は分かりませんが生存の可能性は低そうです。
思えば今まで狐には散々悪さをされ、困ってはいました。畑やボカシ肥料に入れていた生ゴミは荒らされる、烏骨鶏も2年続けて合計8羽も食われる、本堂にはウンコたれて逃げるといったことがなされてきました。
山から人里に下りてきて悪さをしていると即害獣という扱いを受け、即駆除という方向に進みがちです。人によっては今回のような話をすると「さくら、ようやった」と言ってくれる人もいるくらいです。
確かに自然界は厳しくこうした末路をたどる生き物などいくらでもいます。が、本来山で暮らし人里にはあまり近寄らなかった動物たちが人里に降りてくるようになった原因は人間が作っているわけです。
うちの環境で言うと、裏山は100mも歩けば高速道路にぶつかります。そこで山は分断され、環境は高速完成以前とは激変していると聞いたことがあります。
加えて山は荒れ放題。杉・檜といった針葉樹の乱植と適度な手入れがなされなくなったこととによって獣たちの食料は激減しています。
70代くらいの人と話をしていると子供のころは猪に出会うこともまずなかったということです。
一度里に下りて簡単に美味しいものに大量にめぐり合えば、獣のみならず人間だって病みつきになるのは当然です。実際現代人の「便利病」もメカニズムは同じことですから。
と、こんなことを考えていると今回の子狐の死も、あながち自然界の摂理と割り切ってしまえず、人間社会の悪行が生み出した犠牲とも捉えられるわけです。
それにしても猟犬の性とはいえ、どうもさくらは小動物に対しての残虐性が増してきている気が・・・
除草
今日は集金常会と体協の寄りがあったのでいつもより遅くなりました。いつもならそろそろ布団に入る時間です。
さて、今日から本格的に除草機を押し始めました。といいましても畑仕事もありますので、この時期からは半日畑、半日田んぼという日が続きます。
昨日畔を踏み上げた田んぼも無事水漏れは軽減されたようでしたので安心して除草作業に入りました。
実際に田に入って歩いてみると結構草が生えてきています。畔端から見ているだけではまだまだ草の姿は見えないのですが、これで安心しているとえらい目にあいます。
草が生えているといっても水位の低い箇所に少し生えているくらいで、深い場所では全く生えていないところも多々ありますが、今のうちから除草機を押すことによって水をにごらせ草の発生を抑えるというのも大事な目的です。
「上農は草を見ずして草をとり、中農は草を見てから草をとり、下農は草を見ても草をとらず。」とはよく言ったものでして、確かにくさが見える前から除草作業、というよりは抑草作業をすることによってその後の除草作業も格段に楽になります。
当然ここには春の田ごしらえから始まりあらゆる作業の影響が出てきますので単に草取りといってもそれだけを考えていてもダメなのですが、こうしたことが身にしみてわかるまでに何年も失敗を重ねてきました。
だからといって今年これでうまくいくという保障はどこにもありませんが、少なくとも着実に二の轍は踏まないようにはなってきています。
明日からまた雨が降るとか。今年の春は晴れ間が3日と持ちませんね。
除草開始、のはずが・・・
今日から早速田んぼの除草作業開始。と思ったのですが、いきなり問題が・・・
まずは除草機を押してみたのですが、苗が小さいのですぐに泥をかぶってしまいます。そこでデッキブラシの登場。これでやると手間はかかるのですが、少々植え筋が曲がっていようと苗が小さかろうと微妙な調整ができます。
ところがもっと問題なのは水がまたしても抜けていること。昨日の夕方に見てから今朝までの間でかなりの量が抜けています。ということはまたどこかにモグラの穴でも。
ということで急遽畔の穴をふさぐことを先にすることにしました。とはいえ、どこに穴があるかは見ただけでは分からないのでぐるりと一周畔際を足で踏んで固めていきました。
去年まであまり草も刈らない、刈っても草をそのまま畔においておいたような田んぼなので畔は土がよく肥え、モグラの穴だらけ。踏みつけるとボコボコになります。
こりゃあ、どこから抜けていてもおかしくないな。
2時間以上かけてようやく畔ふみを終了し、水も溜まったのでこれで明日の朝まで様子を見てみます。これで水漏れがなくなっていると安心して除草作業に入れるのですが。
とまあこんな感じですので、なかなか思ったようには作業が進みませんが、これもまた百姓。焦らず、ゆっくり、コツコツと、の精神がなければやっていけませんね。
やはり初めて作る田んぼには予期せぬことが多々起こるものです。まだ始まったばかり。秋までにこういうことに何度遭遇することやら。
でもこうやって田んぼの癖も次年度の対策も分かってくるわけです。
配達開始
本日より今年の野菜配達が始まりました。といってもまだサニーレタスと干し椎茸しかないのですが・・・
例年ですと4月終わりごろには始まっているのですが、今年は野菜の生育が遅れ気味でして、田植えのこともあり、こんな時期になってしまいました。
毎年野菜を買っていただいている消費者の方には例年の開始時期が分かっているので、「何かあったかと心配したよ」と皆さんにご心配をかけていました。
ま、自然のことですからこういう年もあるということで・・・
なんにしてもこれでまた一つ濃い季節に入ってきたという感じです。
夕方さくらの散歩時に田んぼの見回りもしているのですが、早速草が生えている田を発見。代をかいてからちょうど1週間、水のあまり深くならないところでは当然草も生えてくる頃合です。
こりゃあ、明日は第一回目の除草機押しだな。「濃い季節」じゃ済まなくなってきそう・・・
墓所での一戦
15時ごろ休憩しようと家に戻ってきたときのこと。
いつもどおりさくらを遊ばせようと紐をはずしてやると突如本堂のわきへ猛然と走り出しました。その直後「ギャン!」というけたたましい叫び声が。
「狐を見つけたな」と見に行ってみると、案の定逃げる狐とそれを追うさくら。
さすがは野生。走力も跳躍力も狐のほうが一枚上手のようで、これは逃げられたなと思った私はさくらを呼び戻しました。
するとその直後、山へ逃げていったはずの狐が戻ってきて私に威嚇。と同時にさくらはもといた辺りへダッシュ。今度は狐もさくらを追っていくので私も走り寄って行くとそこには小さな子狐を咥えたさくらが。
そこへ威嚇しながら走り寄る母狐。今度は子狐を離し母狐に襲いかかろうとするさくら。その間に子狐は逃げるも母狐がすぐに逃げるのでさくらはまた子狐に襲い掛かります。
その時点で私のレフェリーストップ。さすがにさくらも一度火がついているので何度か怒鳴りつけるまでは子狐に噛み付くことをやめませんでしたが、何とか私のもとへ呼び戻し、その間に子狐を逃がしました。
この間母狐はといいますと一定の距離を置いてずっと私たちに威嚇を続けていました。明らかに立ち向かえば殺されてしまう相手に向かって天晴れな勇気であります。が、これが母親としての自然な姿なのでしょうね。
これを見せられちゃ、「さくら、やっておしまい。」とは言いにくいものです。
子狐も自力で逃げたということは致命傷はなかったものと信じましょう。狐の恩返しってあるのかな。
田植え終了
今日で田植えが無事終了しました。
今日は父・母・弟と友達が来てくれ、私を入れて6人で植えました。最後の1反の田んぼにもち米を植えたのですが、さすがにこの広さでこの人手があるとすぐに終わりました。実質3時間もかかっていないと思います。
今日は天気もよく暑い中での田植えでしたが、前半戦が雨だっただけに余計にでも気持ちよく作業ができました。雨の中で田植えをしてくれた友達には悪いのですが、やはり天気がいいほうが仕事もはかどりますし、気分的にもゆとりができますね。
田植えが終わったあとの話。
田靴を洗うついでに川に入ってみたいということでみんなが川に入っていると(特に父が大喜びで率先していたのですが)突然母の悲鳴が。
川辺に蛇でも出たのかと思うと「サンショウウオだ!」と大騒ぎ。
私もすぐさま川に入ってみるといました。1mはありそうなオオサンショウウオです。このあたりでは「ハンザケ」と呼んでいますが、天然記念物の爬虫類です。
残念ながら水の中にいましたので写真に収めることはできませんでしたが、実のところこちらに来てから実物を見たのはこれが初めて。
この辺りにはいると聞いていたのですが、川に行ったときもなかなかお目にかかることはできていませんでした。なるほど今日の場所は流れの速さも水の深さもちょうどよさそうな感じです。今まで私が入っていた場所はそれとは正反対の環境でしたね。
と、まあこんな感じで今年の田植えも最後は少し余裕を持って終えることができました。手伝いに来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。特に悪天候の中でも文句一つ言わずに植えてくれた方々、感謝の言葉も見つからないほどです。
こうして多くの人の思いの詰まった苗をこれからは無駄にしないようにがんばって育てていかねば!
田植え
17日~今日まで友達が田植えに来てくれていました。昨日は雨という悪条件の中がんばって植えてもらい、残るはあと1反となりました。ありがとうございました。
今年は気温がなかなか上がらなかったこともあり、苗がとても小さいのです。霜の降りるような苛酷な環境の中で育っているだけあって、太くて硬い苗にはなっているのですが、丈は不十分でした。
実際に植えてみると田面の低いところではすぐに水没してしまいます。丈夫な苗になっていますので電気育苗苗のように水没したことによって溶けてなくなるということは少ないと思いますが、水管理と除草には頭を悩ましそうです。
明日は家族・友達が来ての田植えです。残り1反を6人で植えるのですから楽に終わります。
来週から野菜の配達の再開。田んぼの除草。畑も草だらけになっていますし、今から植えるものもありますし。田植えが終わってもあまりのんびりと骨休めというわけにはいかないのがこの時期ですね。
少しでも時間のあるときに田植えでの腰の疲れを取っておかないと。
わくまくり
今日は朝方少しだけ雨が降ったもののその後は全く降らず無事に「わく」をまくることができました。
といいましても昨日代をかいたうちの一枚はうまく水が落ちず、泥も落ち着かなかったので、今日は止めにしました。
ちょうどその最後の一枚に入る前に手の肉刺が潰れましたので、少し早かったのですが今日はおしまい。この程度で肉刺が潰れるとは手が軟弱になっています。
さて、明日から植え始めようと思っていたのですが、なんと明日からずっと雨の予報。やれやれ、今年はひたすら合羽を着ての田植えとなりそうです。
よく思い返してみると、毎年田植えのどこかでは雨が降っているような気が・・・季節柄仕方のないこととはいえ、少しは晴れ間も欲しいな。
代掻き終了
本日ようやく代掻きが終わりました。昨日の予定が少しずれ込んでどうなることかと心配していましたが、結構早めに終わりました。おかげで夕方にトラクターの掃除や代掻きの後片付けなどもでき、大きな作業をすっきりと終えることができました。
さていよいよ明日は「わく」をまくって、植える準備です。相変わらず天気予報は雨のままですが、大雨にならなければよしとしましょう。田植え自体は雨が降ってもできる作業ですからね。
それにしてもトラクターに乗っているだけなのですが、やけに疲れます。今日は昼食後にはトラクターに乗ったまま寝てしまっていました。そのまま田んぼに落ちるようなことにはなりませんでしたが、今日はかなり本格的に寝てしまいましたね。
一度降りてから少し歩くと目が覚めましたので、それからは大丈夫でしたが、どうも昼寝癖がついているようです。
代掻き
今朝は少々冷え込みました。5℃くらいでしょうか。日中はいい天気だったのですが、風はやや冷たかったです。
こんな日に一日中トラクターに乗ってじっとしていると結構冷えますので、少し厚着をしての代掻きでした。
田植えまでに大きく3つの作業がありまして、今日はその最終段階の植え代掻きです。
順番に説明しますとまず粗起こしといいまして、水のない状態で一度田を起こします。これは水を張ったときに土が練りやすいようにほぐしておくことと、田んぼの盤を作るのが主な目的です。
次に粗代掻き。これは水を張ってから土を練ることによって水が抜けないようにする作業です。この際に水漏れを発見してその箇所をつぶっておきます。
そして最後に植え代掻き。これは田面を均平にすることと、ここまでに生えてきた草を埋め込むのが主な目的になります。
こうしていよいよ田植えとなるわけですが、残念ながら今日一日では全ての代掻きは終わっていません。なんせ私のトラクターは小さいのでかなり時間がかかるのです。うまくいけば明日一日で何とか終わるはずなのですが、今日の予定が少し終わっていないので明日にずれ込んでしまいました。
さて、明日までは天気がよさそうな予報ですが、田植え予定日あたりは少し降りそうな予報になっています。相変わらず日替わりの天気予報なので実際はどうなるかわかりませんが、悪くとも大崩れということはなさそうですね。
さあ、明日も朝からひたすら代掻き、代掻き。
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いよいよ
今日は雨。といっても先日ほどの大雨ではありませんでした。例によって今日はお休みと決め込み買出しを兼ねて実家によっていました。
ちょうど姉夫婦が赤ん坊の3ヶ月検診を終え実家に。1日早いですが、母の日を兼ねてみんなで夕食を。名目が母の日ということで今日は姉が料理をしていました。
さて、いよいよ明日から植え代掻き。そしてそのまま17日には田植え開始予定です。お天気のほうも何とかひどい雨にはならずにすみそうな予報です。苗のほうも丈は小さいですが、がっしりとしたいい苗に仕上がってきました。
野菜のほうも徐々に出荷のめどがついてきましたので田植えが終わった次の週から配達を開始することにしました。
明日は日曜日ですが、当然のごとく百姓に曜日は関係ありません。他でしっかり休んでますし、そういう曜日概念もすっかり剥落しましたね。
さあ、明日からまたがんばるぞ。
雨の力
昨日はかなりの量の雨が降りましたが、さすがは私の畑。水はすぐに引いてくれ、今日は普通に歩けます。
で、中に入ってみてみると野菜たちは一気に大きくなっています。色もよくなってきます。が、それと同じように、否、それ以上に草たちも大きくなっています。
午後から天気もよくなってきたので畔草を刈っていたのですが、またまた肩がこってきたので夕方からは畑で少し草取りを。
実際に草を取り始めるとかなりの量になっています。雨は単なる水ではなく、大気中の窒素分を含んで降って来ますので、さながら液肥の状態。一雨ごとに植物が大きくなっていくのも当然です。加えて気温も上がってきているこのごろですからなおのこと。
明日も天気はよさそうなのでもう一日草と戯れますか。
日替わり予報
今日は一日降りも降ったり。田んぼも畑も水がいっぱいです。
昨日の予報では雨が日曜日まで続くことになっていたのですが、今見ると明日、明後日は一時上がる予報に。
困ったことに来週もまだ雨が残るような予報が見え始めました。少々雨が降っても田植えはできるのですが、できることなら晴れた時にやりたいものです。
まあ、この予報も来週までにはまた大きく変わってくるのでしょうから降らないことを祈ることにしましょう。
めぐりあわせ
今週は明日からずっと雨の予報。ということで今日のうちにできることをやっておこうと朝から畑仕事でした。
午前中にエンドウの「うろ」をして(棚を作ったりすることをこう言います)、午後からは人参とほうれん草の種まき。
本当は畔草ももう少し刈りたい所があったのですが、午後から2~3時間ばかり軽く雨が降ったのでそこまでの時間は取れませんでした。ま、この草刈はどうしても今やっておかねばならないというほどのものでもないので良しとしましょう。
この天気予報を見る限りでは田植えの予定を来週に決めたのは正解でした。苗の生育具合を見て決めたわけですが、これが天気とうまくかみ合ってきています。
野菜の種まき時期や生育具合も今年は天候とうまくあっているようで、今のところ順調です。但し、暦にこだわりすぎて早く撒いてしまったピーマンやトマトは生え出がいまひとつ。暦も大事ですが、それ以上に周囲の動植物の動きで季節を読むことが一番間違いがなさそうです。
春先は気温の低い日が続き、不安ばかりが膨れ上がっていたのですが、時期が来ればそれなりに育っていくものです。あせらず「待つ」事が大事とは頭ではわかっているのですが、経験が浅いぶんなかなか難しいことです。
さて、とりあえずは雨降り前に片付けておく作業はそれなりにできたので、明日からは少しゆっくりさせてもらおうかな。
肩こり
またまた日が開いてしまいました。最近どうもいけませんねえ。
今日はまたしても暑い一日になりました。が、先週と違って週末の雨のせいか少し蒸すような感じでしたね。
先週末に田んぼのあら代掻きが終わってから、現在は主に畑仕事と畔草刈りです。今日はまた畑がよく乾いていなかったので一日草刈三昧。
気温の上昇もあり、一雨ごとに草が勢いよく伸びてきます。雨には空気中の窒素分が溶け込んで落ちてくるとかで、それだけで肥料分をふんだんに含んだ液肥状態なわけですから雨のあとの植物の成長速度には目を見張るものがあります。
ちなみにいつも水や肥料をふんだんに与えて育てた野菜などは雨が降っても大して変化がありません。逆に降りすぎると弱ってしまうものも・・・なんでも甘やかして育てるとこうなるんですねえ。
さて、そこで草刈の話ですが、よく考えると今年初めての本格的な草刈でしたので調子に乗って長時間刈っていますとすっかり肩がこってしまいました。暑さも手伝ってか、一日が終わったときにはかなりぐったりです。
夕方5時からの1時間くらいはさすがにもう草刈をする元気がなかったので刈った草を野菜の周囲に敷き詰めるという軽めの作業で終わりにしました。
ちなみに、野菜の草抑えとして現在ではビニールの「マルチ」というものを張るのが一般的なのですが、私はこれが嫌いですので草で代用しています。これだと草の養分も野菜にいきますし、適度な湿度も保てる、尚且つ草の発生も抑えるという一石三鳥の優れものなのです。
しかもビニールという石油製品をを無駄に使うこともなくゴミも出ない。言うことないですね。
他の人たちは面倒くさがってこういうことはしていませんが、マルチを張るのだって結構面倒だと思うんですけどね。特に私は一人で作業しているからビニールを張る作業のほうが難しいですね。風で飛ぶから。
さて、今週は天気が悪そうです。晴れ間が続くのは明日までの予報。その後は週末にかけて雨が続きそうです。ま、来週の田植えのときに晴れてくれるんだったらそれでいいんですけどね。
ちなみに田植えは来週17日(水)開始予定です。参加人数によっては2~3日で終わる予定ですが、もしどうしても週末で植えに来たいという人がいましたら連絡ください。週末分を少し残しておきますので。
ひとやすみ
今日も暑い一日でした。今年のGWはいい天気が続きます。田植えや行楽をする人にはよかったでしょうね。
私はと言いますと、昨日でようやく荒代掻きが一通り終わったところです。初めての田んぼなので水もちなど田んぼの癖がまだ把握できていませんで毎日目が離せませんが、それでもとりあえずは時間のかかる作業が一つ済みました。
明日の午後から天気が崩れそうな予報ですので、それまでに今度は畑のほうを少し片付けておかないといけないのですが、今日は少々疲れもありましたので休ませてもらいました。
といいましても一日完全に寝て過ごすというわけにはいかないのが今の時期のことでして、田んぼや苗の見回りなどは欠かすわけにはいきません。
面白いものでして、こうなってくると家を離れるわけにはいかなくなるのですが、そのことは嫌にはなりません。むしろ世間がGWとかいっている時期でもここにずっといて田畑の守りをするというのが当たり前の感覚になってきました。
好きな仕事をしているから、という捉え方をされると違っていまして、田畑に出るというのは仕事というよりは日常生活の一部なんですね。
サラリーマンをしていたころはこんな感覚ありませんでしたが、ようやく私も勤め人根性みたいなものが抜けてきたのかもしれません。
さて、明日は雨が降るまでにもう少し畑のほうを片付けておかないと。
無事
今朝は恐れていたほどは冷え込みませんでした。が、それでもやはり少しは霜が降りていました。
昨日心配していました稲の苗はといいますと全く問題なく元気です。やはり今までも霜が降りるような状況を切り抜けてきた苗だけに少々では負けませんね。
その代わり、中でも弱い苗は淘汰されていっています。ほんの数本ですが、病気になっていたものが現れていまして、やはりこれだけ苛酷な環境にさらされるとそうした苗は生き残れないようです。これらも薬や電気などを駆使していると無事に育っていたのかもしれませんが、そんなことでは田植え後に生き残れなくなるのは目に見えていますので無駄な努力ですね。
さて、日中はまたまた夏を思わせる暑さでして、ついに畑にモンシロチョウが舞い始めました。ということでキャベツにネットをかけましたが、葉の裏を見るとすでに何者かの卵がいくらかは産み付けられていました。形と数から見てモンシロチョウではなかったのですが、まあ似たようなものでしょう。
虫の被害を完全にゼロにすることは不可能ですし、またそんなことをしようと考えること自体が不自然なことなので少々のことは目をつむりますが、キャベツのチョウチョだけは多少防いでおかないと食べるところがほとんどなくなりますのでネットをかけるくらいは許してもらっています。
さて、明日も暑くなりそうです。週末の雨降りまでもうひとがんばりです。
寒波再び
今朝は4時ごろに雷と雨の音で目が覚めました。去年のこともあるのですぐに電話線とテレビのアンテナを抜いてから二度寝。
その後6時ごろには雨は小ぶりになっていたのですが、外に出てみると風は北風に。午前中徐々に寒くなっていき午後からは晴天になるも風は冷たい北風のまま。この調子では明日の朝はかなり冷え込むなと思っていたら天気予報では0℃以下になりそうな予報。
稲の苗が心配なのでプールの水かさを上げております。以前にも書きましたが、私の育苗は完全に外気温に準じて苗を鍛えるために加温設備など何もなく野ざらしで行っています。
口では強気なスパルタを豪語してはいますが、やはりこうした急激な冷え込みが来ると心配にはなります。
近くでも既に田植えを済ませている家もありますし、明日の連休で植える予定の家もあります。この寒さがどう影響するのか見ものではあります。
訂正
先ほど4月30日を旧暦の4月1日と書きましたが、4月28日の間違いでした。
月の形がおかしいなと思い、暦を見てみると間違えていました。ごめんなさい。
夏?
先月の30日、つまり昨日が旧暦では4月1日でした。4月ということは夏に入ったということですが、これを堺に急に暑くなってきました。日中も20度を越すようになり、朝晩も冷え込みがなくなりました。まあ、朝晩の冷え込みはまだ突然やってくることはあるでしょうが、こうした気温だけでなく周囲の様相も急激な変化を見せております。
朝田んぼへ行こうと家を出るといきなり築地で大きな蛇が日向ぼっこ。昼食後、縁側で一服していると庫裡の屋根裏からゴソゴソガタガタ。ネズミかと思ったのですが、キーキーという泣き声も聞こえてきましたので、おそらく蛇がネズミを食べていたのでしょう。しばらくすると静かになりました。
稲の苗はこんな感じ。
まだまだ小さいですが、ここ2日での生長は目を見張るものがあります。
境内にある八重桜です。
これもここ2日で急に花が開き始めました。
最後は虫です。
何の虫かはわかりませんが、面白い格好をしていたので撮ってみました。始めてみる虫です。
カエルも元気に合唱しています。こんな感じで暖かい季節の到来を喜ぶとともにいよいよ百姓のほうも忙しくなってきます。そういえば世間ではGWとか言ってたっけ。
愛宕祭
毎年4月と11月に近くの恵比寿神社で祭典があります。今日がその春の祭典の日でして、朝から部落の人たちが集まって掃除や準備。その後祭典へと。
今日初めて知ったのですが、この恵比寿神社の春の祭典のことを「愛宕祭」と称するそうです。祭っている神様によるのですが、火の神様を祭るものを総称してそう呼ぶそうです。
毎年この同じ日に大朝の町では「わさ町祭り」が盛大に催されています。ステージイベントや出店が中心(というかそれしかないのですが)でして、面白くないので私は行きませんが、実はこの祭りもそもそもは「愛宕祭」だったそうです。
今はそんなこと誰も考えていない様子ですが、この話を聞いて謎が解けました。
私は同じ日にある部落の愛宕祭には積極的に参加しようという気になるのですが、わさ町には行く気がしなかったのは祭りにバックボーンがあるか否かということだったんですね。
何でもイベント重視で本質を失った行事が多い昨今ですが、そうした祭りやイベントがつまらないのは歴然たる理由があったわけですね。いい勉強になりました。
決断
今日は非常にいい天気。で、気温も20度を超えました。が、そのぶん朝は冷え込み、霜は当たり前です。
さて、朝晩の冷え込みがこんな感じで、さらには今までの日記にもあったように全般的に気温が上がりませんので、苗の生長はいまだにこんなものです。
今年は少し早めに田植えができると期待していたのですが、無理ですね。ということで本日田植え時期を予定より遅らせることを決めました。5月の15日以降は確定です。詳細な日程はもう少し検討の余地がありますが。今までは10日前後の田植えをを予定していたので代掻きなどの準備もそろそろ焦り始めていたのですが、遅らせると心を決めると焦ることもなくじっくり作業ができます。
そもそも自然のものは季節に応じて生きていくわけで、その季節はカレンダーが決めるものではなく、自然が決めてくれるわけです。だから我々人間も自然界の一部である以上その流れに従えばいいだけのことなんですよね。
人間が浅はかな知恵を振りかざし、自分たちの都合のいいようにすべてが動かせると勘違いをしてしまうから無駄なエネルギーや労力もかかるし、それを維持するためにさらに大きな苦労を背負い込むとともに周囲(自然)に負荷をかけてしまうわけです。
日々の暮らしや仕事に真摯に向き合うことは必要ですが、自分たちの置かれている立場とそれを包み込む本流を忘れてしまってはいい結果には繋がらないんでしょうね。
寒い春
またまたサボっていました。といってもぐうたら過ごしていたわけではなく、それなりに動いていました。
今年の春はいつまでたってもすっきりと暖かくなりませんね。特に最近は寒波も入り込んでいるようで最低気温がなかなか5℃を超えてくれません。天気も3日と晴れが続かず、田畑も春らしくなってきません。
特に私のように自然農法を実践しようとすると気候の影響は作物の生育に如実に反映されますので周囲で電気などを使って育苗している人たちとは歴然たる遅れをとっています。
これはこれで人間にはどうしようもできないことなのでひたすら「待つ」のみなのですが、さすがに寒いのはそろそろ勘弁して欲しいですねえ。ただでさえ去年の冬は早くから寒かったわけだからかなり長い間「寒い、寒い」と言っている気がします。
早く気軽にうたた寝できる気候にならないかなあ。
宣伝
今週末友達の陶芸家が広島で展示会を開催します。お近くの方、またそうでない方も時間があれば是非立ち寄ってみてください。
彼の陶芸に対する考え方や作るものが私も共感できまして、応援しています。どーでもいい作家先生風を吹かせる陶芸家が多い中でがんばってもらいたい一人です。
私の写真技術が拙いために少々写りが悪いですが、井口明神です。残念ながら駐車場がないそうなので電車で行かれるか、もしくはどこか近くで駐車場を探されるかしてください。
ちなみに陶芸展の名前とお問い合わせ先については会場を読めるように写真に収めるために入りきりませんでした。
碓井 謙治さん 0826-82-2030です。
当日は展示だけでなく販売もしているそうですので気に入ったものがあれば使ってみてください。和の食器というのも生活で使ってこそ存在価値があるわけですから。
春の山
今日は久々に国土調査で山に行きました。境界線の調査は去年で一通り終わっていたのですが、実際に図面が出来上がってから面積の調整をするところが何箇所かありましたので、その修正作業です。
さすがに苦労して調査しただけはあって、たいした誤差はなかったので今日は昼過ぎには終わる程度の作業で気持ちよく山歩きができました。
やはり山に上がって食べる弁当は一味違いますね。たいしたものは作れませんので米がメインの弁当ですが、それでもいつもより美味しい。
山に行ったついでに山菜でも、と思っていましたが、さすがに山の上ではまだでした。田んぼの傍にコゴミが生えていたので今日はそれを採って帰りました。時間の都合状況の夕食にはのぼりませんでしたが、明日にでも食べようと思っています。
これからは少しずつ山菜が出てきますので、食事も楽しみになります。
大猟
今日は快晴。そのぶん朝はかなり冷え込みまして、氷点下まで下がりました。急激な気温変化のためか、少々体調を崩し気味です。が、晴れは明日まで、しっかり休んでもう一日がんばりましょう。
今日は風もなく穏やかに晴れましたので、午前中にハウスのビニール張り。今年も去年同様、天意の里(http://www2.ocn.ne.jp/~ainosato/)でハウスを使わせてもらいトマトを育てますのでそのハウスの準備です。
午後からは昨日吹っ飛んだ苗代のトンネルを直し、その後昨日見つけた不法投棄の全貌解明へ。
でるわ、でるわでかなりのゴミが隠れていました。(「大猟」はこのこと。山人なので「漁」ではなく「猟」を使ってみました。)
これはその一部ですが、実際はまだまだあります。竹やぶをまだ完全には伐採できていませんので、はきとはしませんが、今日見つけた以外にも出てくる可能性は高そうです。あやしげな場所が何箇所かありましたので。
処分は何とか町にお願いするとしても一度全てのゴミを洗い出してからのほうがいいのでもう少しは今の場所で待機させるしかないですね。
腹立たしいというか、呆れ返るというか、そんな気持ちもありますが、これで一度綺麗にしてしまえば気持ちも土地もすっきりしますので前向きに考えましょう。いまさら文句言ってもゴミはなくなりませんからね。
もしかしたら皆さんがうちに手伝いに来てくれたときにこの竹やぶの伐採やゴミの発掘作業を手伝ってもらうことになるかもしれませんね。そのときはよろしくお願いします。
太陽エネルギー
一週間ぶりにようやく晴れました!ということで今日は朝から元気に活動できました。
昨日までの雨量が結構あったのですぐに畑仕事というわけにはいきませんで、今日は竹切りの続きです。一日(といっても4時くらいまでですが)のんびりと作業ができたので今日でとりあえず田んぼには邪魔にならない程度片付きました。
天気がよく気持ちよく仕事ができたのですが、今日はまた風がとんでもなく強い。先週に引き続きまたしても苗代のビニールが飛んでいきました。
さらには洗濯物も飛んで行き、せっかく洗ったものが泥まみれ。また洗い直しです。今日の風が先週よりすごかったのは干しておいた毛布までもが飛んでいく勢いで、先週はここまで強くはなかったなあ。
そういえば少しだけ気分を害することが。竹を切っておりますと、竹やぶの中から不法投棄の山が・・・今回はテレビとタイヤ、トタンなどが出てきました。タイヤとトタンにはまだ手をつけていないのですが、テレビは粉々になっていたのでとりあえず袋にまとめておきました。なんせ画面の部分のガラスが割れて散乱しているので危険です。初めはこのゴミの正体が判然としていなかったのですが、拾っているうちに「Panasonic」の文字と「チャンネル設定の仕方」というシールが見えたのでテレビと判明。
テレビが捨ててあった場所にはどうやら他にも大量にゴミが埋められているようでしたが、今日はきりがないので掘るのはやめました。また明日にでも続きをつつくかな。
さて、これだけ腹立たしいことがあったにもかかわらず、今日は一週間ぶりのお天気ということでいつもよりは怒りのボルテージが上がっていません。これもお天道さんの力ですねえ。
どんより
今日も空はどんより。お天気実況は「曇り」となっていますが、霧雨みたいなものが降ったり止んだりで一日が終わりました。まだ寒波が入ってきているのか今日は風も冷たくなっていました。ということで久々にストーブをつけましたね。
どうやら今週は仕事をさせてもらえそうにありません。さすがにこれが続くと気分までもがどんよりになってきますね。
明日は午後から弁当詰めのお手伝いがあるので少しは気分転換になりそうです。でもこういう日に限って天気がよくなったりするんだよねえ…ま、一時の晴れまではたいした仕事にもならないので来週まではおとなしくしてましょうか。
なまけもの
今週に入ってからというもの雨が続きます。今日は雨というほどではないのですが、小さい雨が不規則に降ったり止んだり。晴れ間が出たり雲が出たり。風は強めで冷たくなったり。なんともおかしな一日でした。
そんな中、桜の花も場所によっては少しずつ開いてきています。先週あたりからだいぶ気温が上がってきたせいでしょうか。それにしては野菜の生育は遅いようですが、花の先具合から言うとこんなものなのかもしれませんね。
今月の初めに種籾を播いたので今年はGWに田植えができるかと思っていたのですが、気温の上がり方、苗の育ち方を見ていると少し遅らせないといけないかと危ぶんでいます。
なにせ余所様のように電気や肥料などを使って何が何でもカレンダーどおりにという作り方ではないもので、その年の気候や作物の様子を見ながらその場その場で判断するしかないのです。
こういう観察眼と先の予測が養われるにはまだまだ経験が必要ですね。ま、経験だけしても肝心のものを見る目と考える力がなければ意味がないのですが。
それにしてもこんなに怠けていてもいいんだろうか・・・実際することがないので仕方がないのではありますが、この時期にこれだけ間があくと少々落ち着きませんね。「こういうときもあるさ」とどっしり構えていられるにはまだ経験が足りないようです。
補足
先の日記「消費者必読」というのは私の野菜などを買ってくれている消費者のことではなく、私も含めた「消費活動をしている」全ての人を対象としています。
ふと紛らわしいと思ったので補足までに。
消費者必読
今日は一日雨。明日も雨が続く予定。ということで昨日買ってきた本を読んだりビデオに録っていた映画を見たりで一日過ごしました。途中さくらが脱走して1時間ばかり外をうろつきましたが・・・
さて、そこで今日はその中の1冊をご紹介します。
『食品の裏側』 安部 司 著 東洋経済新報社 ¥1400+税
サブタイトルが「みんな大好きな食品添加物」ということで食品添加物の話です。この本のすばらしいところは添加物の害やなんかをあれこれと細かく書いているのではなく、あくまでも食品加工の実情のみを公にしているところです。
つまりは「あれを食べると危険」とか「これを食べ続けるとこういう害がある」などということは一切なく、日本の食卓に当たり前にのぼっている食品がどのようにして作られているかという情報を包み隠さず公表してくれているだけなのです。
私はまだ3分の2程までしか読んでいませんが、今までいかに誤った情報が蔓延し、事実から遠ざかっていたのかがよくわかる本ではないかと思っています。
私も百姓をし始めてからは食べるものについては少しは判ってきたつもりでいましたが、加工食品に関してはまだまだ勉強不足だった気がしています。
これまで「安心・安全」という聞こえのよい謳い文句の陰で何が行われてきていたのか、今持っている情報を一度リセットしてから既存の固定観念を捨てた状態から読み始めることをお勧めします。
これは主婦などお勝手を預かる人のみならず「食」という行為を続けている全ての人に必要な情報です。これを足がかりに現在の生活の在り方や農業の実情へと意識が向いてもらえると尚嬉しいことです。
開花宣言
2日間更新をサボっていました。
今日は快晴。気温も「暑い」と言いたくなるような一日でした。で、境内の梅の木を見てみると見事に開花。残念ながら「開花宣言」と言いましても桜ではありません。
今日は路上で今年初めての蛇も見ましたし、初物尽くしでした。
来週から天気が崩れるとの予報で、今の貴重な晴れ間を縫って今日は一日鶏糞運びです。旧町内で養鶏をしている友達のところでいつも鶏糞をもらっているのですが、今日はこれをひたすら田んぼに撒いていました。
本当は自分で鶏を飼ってその糞を利用したいところなのですが、今はまだ飼える環境が整っていませんのでよそ様のをもらっています。
単に鶏糞(家畜糞)と言いましても飼育条件によって質は雲泥の差です。自然農法を目指す私としましてはやはり家畜の飼い方もより自然に近いものを求めているわけでして、その条件にかなっているのが唯一その友達なわけです。
飼育環境や餌によって糞の質などは激変しますので得体の知れないものを食わせているような家畜の糞はやはり嫌ですね。
抗生剤や栄養剤、ホルモン剤、その他化学物質と薬漬けにされたような動物から排泄される糞といえば農業者でなくともその質が容易に想像できると思います。
消費者の立場から言うとそんな家畜から生産されている肉や卵、牛乳などがどんなものになっているかは推して量るべしですね。
話がそれましたが、なんにしても今日は程よく汗もかける好天気で、そんな中で一日元気に仕事をするとなんともいえない充実感が漲ります。おかげでいつもより目が冴えてしまっていますが・・・
さて、明日ももう一日鶏糞にまみれるかな。
一段落
先ほど15時ごろから雨が降り始めました。この時期なかなかいい天気が続きません。
が、昨日・今日で籾播きが無事に終わり、気分的には一心地つけます。
本当は籾播きは昨日だけで終わる予定だったのですが、こういう大事なときに限って思わぬ邪魔が入り結局今日の午前中までかかりました。
仕事が進まないことに加え、風はやたらと強く作業はしづらい、さくらは邪魔する、と無駄にイライラしていましたが、こういうときがあるかと思えば、今日は打って変わってその正反対。
15時までという限られた時間の割には朝から順調に仕事は進み、しかも心穏やかに運ぶものですから時間以上に満足した仕事ができました。実際に終わってみるとこなした仕事内容も充実しているといった結果。
同じするなら今日のような仕事をしていきたいものです。昨日のような日も当然あるわけですから、そういうときはそういうものだという割り切り方ができるようになるともっと気持ちよく仕事ができるようになるんでしょうね。
まだまだ自然人への道のりは遠いですね。
急上昇
今日午後の雨上がりから急激に気温が上がってきました。現在22:30時点で7℃くらい。昨日の同時刻と比較すると10℃くらいの差があります。
この雨と気温の上昇により予定通り雪も消えていってくれました。明日はいよいよ籾播き。気温とともに野良仕事もどんどん増えていきます。さあ、忙しくなるぞ。って、なぜかこの時期って忙しくなっていくのが楽しみでもあるんですね。
怪我の功名
今日は朝から曇り。明日は雨ということで籾播きは月曜日に延期することにしました。種籾たちは現在風呂の中で芽だし中です。最後の微調整が難しく、何時あげるかにらめっこが続きます。
さて、先日さくらが障子を穴だらけにしたことによって、カワラヒワの写真がうまく取れました。障子の穴から狙い撮りです。↓
障子が開いていると私が近付く際に逃げられていたのですが、穴からカメラを向けるとなると障子が閉まったままで接近できるので覚られずにすみました。
こうやって鳥がやってきてくれる季節になっているのですが、今日は天気がよくないので先日の雪がまだ融けきっていません。明日の雨でなくなってくれるかな。
無残・・・
結局今日も一日雪が降っていました。昨日ほどの積雪はありませんでしたが、重たく湿った雪がベタベタと降り続きました。
気温もそれなりに下がっていますが、温水器はまだそのままなので冷たい水で皿洗い・・・まだ真冬ほどの寒さではないので何とか耐えていますが。
さて、無残な姿を見てやってください。↓
日中私が家を空けている間にさくらがやってしまいました。うちに来た当初の小さいころは別として、こんな悪さはしたことがなかったのですが最近どうもおかしくなってきています。
我が強くなってきたというか、調子に乗りすぎているというか、日々のちょっとしたことで躾が崩れてきている気がします。もう成犬になって久しいのでそろそろ厳格さを緩めてもいいかなと思っていたのですが、それが裏目に出ているのか。
この冬でかなり無法状態を許してきたのは私ですからいまさら感情的に叱り飛ばすわけにも行かず、また一から教育しなおしていかないといけないなと反省している次第です。
それにしても寒さがぶり返したこの時期に障子がなくなるのはちと寒い・・・
18:30 | コメント (232) | トラックバック
はずれ
昨日夕方から降り始めた雪は朝になるとこんな感じ↑
私の予想では前回の雪で最後と思っていたのですが、見事にはずれました。夕べも「まあ降っても積もるか積もらないかの程度だろう」とたかをくくっていたのですが、それなりに積もってくれました。
午前中は雪、午後からは晴れ、という天気も手伝って現在(夕方)ではほとんど雪は融けました。とは言っても今日は何もできませんでしたが。
予定外の長話に巻き込まれ、半日無駄にしましたが、まあ今日は特に何ができたというわけでもなかったのでよかったことにしましょう。
旧暦では今日から3月。明日からまた仕事に戻れるかな。天気次第ですが。
電気温水器
今日は天気予報よりも早く、10時ごろから雨が降り始めました。寒波も入り込んできているようで、風が冷たく、強くなってきました。予報では明日は雪が降るといっていますが、もう雪はいらないなあ・・・
さて、先月からおかしくなっていた電気温水器の点検に三菱電機の人が今日来てくれました。原因は未だに不明なのですが、とにかく電気料金が先月から急に倍以上に跳ね上がってしまったのです。
原因として考えられるのは温水器本体の故障、もしくは配管からの水漏れということなのですが、今日の点検で温水器本体は異常がないということでしたので、おそらくは配管のどこかが破れている可能性が高まりました。
修理をするしないの如何に関わらず、電気温水器に使う電気代というものはバカになりません。特に私のようにひとりで生活しているとなおさらそれを感じます。
幸い寺には薪風呂がまだ残っていますので、そちらを復活させることも本気で考えなければいけないかもしれませんね。実現するためにはいろいろと解決しなければならない問題もあるので難しいところではあるのですが・・・
今日から3日間は雨(雪)の予報。さて、何して過ごすかなあ・・・
日替わり天気予報
明日から雨の予報。ということで今日はがんばって畑仕事を片付けていきました。
昨日は久々に糠を取りに行っていたので、その糠をニンニク・玉葱にまいたり、田んぼにまいたり。
ジャガイモの植え付けや紫蘇・ほうれん草などの種をまいたり、と気が付くと夕方。
しばらく雨が続きそうという予報だったので、布団も干さなければ、洗濯物も片付けておかなければ、と仕事の合間を縫ってはそんなこともしたり。
おかげでかなり充実した一日にはなりました。
が、今インターネットで天気予報を見てみると雨は明日の午後からに変わっている。
明日は完全に休みモードで他の用事を済ませようと考えていたのに・・・また明日の朝起きてからの空模様を見て考えよっと。
竹切り
前回の日記は実は昨日書いたものでして、UPし損ねていただけです。ということで今日の日記。
今日は田んぼわきの竹を切っていました。一人でやっているので全ては片付きませんでしたが、去年の竹やぶよりは楽に進みました。
この冬の大雪でかなりの竹が倒れていたので、今のうちなら切りやすいということと、倒れた竹が田んぼに入ってきているのでそれをのかす為ということとで着手しました。
今日は午後から半日ほど切ったのですが、どうでしょう、全てが終わるまでにはあと2~3日はかかるかな。
今は火事がおきやすい季節なのですぐに火をつけて燃やすというわけにもいかず、最終的に竹を燃やしてきれいにするには夏くらいまではかかるのかな。
何事も少しずつ気長に、そして地道に、というのが百姓の基本ですね。
18:29 | コメント (1116) | トラックバック
なくなるまできづかない
昨日とはうってかわって今日はいい天気。午後から多少風が強かったものの充分暖かい一日でした。
土筆もそろそろ頭を出し始めましたよ。
今は田んぼも畑も主に準備期間です。で、田畑に入ってゴソゴソしていますと目に付くのがゴミ。
心無い旅人によって捨てられたものもあるのですが、一番多いのは実は地の人間が捨てるゴミです。
何でもかんでも埋めるか焼くかすればそれで良しというまさに「臭い物に蓋」的な発想。
田舎って自然が豊かで美しい、というのは都会人の妄想でして、その実は田舎の人間ほどゴミや環境という概念がありません。
私の見解。
豊かな自然に囲まれているからこそ、逆にそれに甘えていられるし、気にしなくても自然が尻拭いをしてくれている。(実際はもう尻拭いできる次元ではないのですが)
これって万国共通のことだなあって。
世界から見ると日本は自然に恵まれた国ですが、だからこそ環境問題などに関してはかなり疎い。
かたや石油などの資源には乏しい国だからそういうものや金にはうるさい。
逆に石油産出国では石油などの資源に対しては日本ほど細かくないのではないかな、って勝手に想像しています。
してみるとどこの国の人間が賢いとか、問題意識が高いとかいうわけでもなく結局は人間は民族、国などによる差があまりないのかもしれませんね。
墓参り
昨日は墓参りに行っておりまして、そのまま実家に泊まってしまっていました。
お彼岸のメインは21日の春分の日で、多くの人はその日に墓参りに行っていたようですが、私は昨日が天気も雨で都合がよかったので行ってきました。
平日で、しかも雨降りということで墓参りに来ている人は誰もおらず、のんびりとお参りができました。
今私は寺に住んでいることもあり、お彼岸や盆、正月には墓参りに来られる人によく出会うのですが、決まって年輩の人ばかりです。私と同世代の人間は当然のことながら、よく見ているといわゆる現役世代という人はかなり少ないですね。
祝日も仕事なのか、たまの休みは休息や家族サービスと決め込んでいるのか、理由は知りませんが、とにかく墓所で姿を見ることは稀です。
育った環境の違いもあるとは思うのですが、盆正月とお彼岸には墓参りというのが私の場合当たり前のことだったので、いまでもそうしています。特に昨年のように身近な祖父が亡くなったりした後は尚更お参りに行こうという気持ちが強くなります。
私は別段信仰心が篤いわけではないのですが、先祖を大切にする気持ちというのは家族を大切にする気持ちの延長線上にあると思うのです。
そうした観点から見ていると墓参り客の顔ぶれや言動からその家庭が見えてくる気がします。
生きているうちが華、死んだら、はい、それまーでーよ。だから今を大切に。
なんて歌が聞こえてきそうなご時勢なのですかね。
祝!世界一
やりましたね。WBCで日本優勝です。私も13時ごろから試合終了までテレビで見ていました。11時ごろプレーボールと聞いていたのでそろそろ終盤かとテレビをつけてみるとまだ5回だったのでかなりしっかりと見られました。
テレビにかじりついていたからといって今日は休んでいたわけではなく、ちゃんと朝から仕事もしていましたよ。
今日は稲の苗を育てるためのプールが完成しました。あ、写真撮るの忘れた。
また後日にご覧に入れます。去年も作っているのでそのときに写真を載せていたとは思うのですが、私は育苗期間の水管理を楽にするために畑にプールを作ってそこで育苗をしています。
一般的には電機育苗機→ハウス育苗というのが主流なのですが、私の場合は電気は使わず、育苗期間も野ざらしで苗をいじめています。
丈夫な苗を育てるにははじめが肝心。甘やかして育てたひょろひょろ苗ではその後の私の過酷な自然農法では生き残れません。
人間を筆頭にどんな生き物でもそうですが、小さいころに甘やかされているとろくな大人にはなれませんね。
私の場合さくらを少々甘やかしすぎたきらいが・・・ご存知の通り貧乏生活なので物質的には甘やかしようがないのですが、精神的に甘えん坊になっている気がします。ま、今となってはどうしようもないのでそれなりに付き合っていますが、忙しくなってくると少々鬱陶しいときも・・・すまぬ。
抜糸
本日ようやく抜糸となりました。手術から数えて11日目です。今日はまだ無理ですが、明日からやっと風呂につかることができます。
ただ、今日の病院は明日が祝日ということもあってか、とんでもなく待たされました。11時45分に受付をしてから病院を出たのが13時30分頃。いつもであれば昼前の時間は割合すいていて、早ければ10分も待たないくらいなのですが。
糸が取れたということもあって、今日は今までよりも動くのが気になりません。今までもそれなりに傷口はふさがってきていたはずなので糸が取れただけで急に状態が変化するわけではないのですが、そのへんは気持ちの問題で。
久々の好天ということもあり、今日は朝からいろいろと作業ができました。少し遅くなりましたが、ピーマンの種もようやく播きました。
米の種まき準備、畑の準備、冬越しした野菜の追肥など気が付けばやることが目白押しの時期になってきました。天気がいいとそれだけで気持ちよく動けますしね。つくづく気分屋だとは思うのですが・・・
日本代表
今日は小雪のちらつく一日でした。といっても積もるような降り方ではなく、チラッと降っては止んでの繰り返し。途中では晴れ間も覗くおかしな天気でした。
でもこれが本当の「なごり雪」なのかもしれませんね。先日のはとても「なごり」と呼べる代物ではなかったので。
さて、今日はWBCの準決勝。韓国との一戦でしたが、皆さんはご覧になりましたか?私は8回に雨で中断するまで見ていました。
スポーツの試合を見て興奮したのは何年ぶりでしょうか。今までの予選からの試合経過も知っていたので余計に気持ちが入っていたのでしょうが、私にとってはイチローの言動が大きく影響を与えています。
奇しくもイチローと私は同じ歳。ここ最近では聞かなくなった「国のために」という言葉を臆面もなく使い、それを行動に示している姿は非常に嬉しかったのです。
どこの国も技術的には一流の選手をそろえながらも今大会では韓国があれほど強く、またアメリカが2次リーグで敗退していったのもつまるところはこの一点の違いではなかったでしょうか。これは選手の召集時からにおける取組方全般の話です。
明後日の決勝戦の結果がどうであれ、今日の試合を見られたことは大きな充足感になりました。
礼儀知らず
今日の私は少々腹を立てています。このブログが勝手に使われていました。
ネット上に公開されているのですから見ず知らずの人が勝手に見ているのは当然のことです。知らない人に知らないところでリンクを貼られていたということも、まあ、あるでしょうね。
でも今回は見ての通り私の住んでいる町のポータルサイトです。誰が管理しているのか、はきとは知りませんが大体の想像はつきます。おそらく私のことを知らない人ではないはず。私も面識があると思っているかもしれません。
仮に面識がなかったとしてもそれ以前に同じ町民です。町のサイトに協力することは全く厭いませんが、私に一言もなく私のブログを使っていることには腹が立ちます。
私、このブログで問題提起や社会批判などはよくしてきましたが、個人の感情として怒りをぶつけているのは初めてだと思います。
管理者がもしこれを読んでいたらポータルサイトから削除するか、もしくは直接詫びを入れに来るように。
読書
今日は一日雨。この時期にしては風が冷たいのですが、雪にはなりそうにないので安心しています。
さて、今日は特記する事もないのでたまには本の紹介でも。この冬に読んだ本からお薦めしたいものを少々。
『国家の品格』 藤原正彦著 新潮新書 ¥680+税
『胃腸は語る』 新谷弘実著 弘文堂 ¥1800+税
『わら一本の革命』 福岡正信著 春秋社 ¥1200+税
都市民、百姓に関係なく必読です。読んで何を考え、どう行動するのか、何を差し置いても重要なことと考えます。
ちなみに私は上記書籍の内容を全肯定しているわけではありません。現代社会において最も蔑ろにされている問題であり、且つ重要な問題提起だと思っているのです。
今後はたまにこうした本の紹介もしていきたいですね。
おでんくん
今朝は-10℃を下回りました。この時期にしては異例の冷え込みです。
どうしたことか今まではこのくらいの寒さでも平気だったさくらが、今朝の散歩のときは足が冷えて痛いと訴えてきました。時期外れに冷えすぎたせいでしょうか。
日中は快晴で雪はかなり融けていきましたが、また畑に入れるようになるにはしばらくかかりそうです。
さて、大根が一本余っていました。ちょうど冷え込みもきつくなってきたということで、今シーズン最後のおでんを作りました。
天気予報では来週にまた雪マークが付いていましたが、もう雪は降らないことを祈って、最後のおでんを楽しみたいものです。
そうそう、全く関係ありませんが、「おでんくん」っていうアニメがありますよね。まだやってるのかな。
なごり?雪
夕べは実家に帰っていました。雪は降るし、特にすることもないし、病院も水曜日まで行かなくていいし、ということで本でも買いにいこうとついでに実家に泊まってきました。
夕方、大朝に帰ってきてびっくり。思った以上に積もっていまして、推定ですが朝の段階では40~50cmは積もっていたのではないかと思います。実家に泊まっていてある意味正解でした。
今朝は広島市内でもうっすらと雪が積もっていましたので、大朝ではかなりの量があるとは予想できたのですが、実際に目の当たりにすると諦めと落胆が半々の心境ですね。
さくらは雪を見るなりいきなり元気に走り回っていましたが・・・
私の旧暦による天候予測では今回が最後の雪。その通りになってくれるといいのですが。
春季訓練
今日は朝から消防団の春季訓練でした。午前中が救急救命講習、午後から地域の防火査察、その後屯所で歓送迎会という一日コースでした。
このたび引越しなどに伴う退団者と新入団者がいたので最後の歓送迎会だけはうちの分団だけの話ですが。
それにしても今日は寒かった。雪が降るとの予報ではあったのですが、昨日までが暖かかっただけに気温以上に寒さを感じます。
ちなみに雪はまだ降っていません。いや、一時チラッとだけは舞っていたのですが、まだ「降る」というほどではないですね。
歓送迎会ではお約束のような焼肉で久々に肉をまとめて食べました。もう当分肉はいらないな。
それにしても肉が贅沢っていう意識の錯綜はなかなか消えそうにないですねえ・・・
オネショ注意報
今日はさすがに少しだけ動きました。何もせずに寝てばかりいるとさすがにこの時期は体が腐っていきそうなので。
とはいえあまり激しい動きは要注意なので、去年切っておいた竹を焼いただけです。田んぼの畔に完全なる竹林を形成していたので去年の夏に切ったという話はこのブログにも書いたと思います。
そのうちのいくらかは田んぼの中に積んでおいたのでそれと使わなくなったはで竿の竹とを一緒に燃やしました。
さすがに春はよく乾燥していますね。ものすごい勢いで燃えてくれました。畔のほうに積んでおいた竹は次回にとっておいて、今日はこれだけで終わりです。でも火が消えるまでというと半日はかかりますね、やっぱり。
さて、明日からまた雪が降るとの予報。そろそろ今シーズン最後の雪になりそうです。奇しくも明日は消防団の春季訓練。なぜか消防訓練のときって寒くなるんだよねえ。
欲求不満
手術のあとは全くといっていいほど痛みません。食欲も旺盛、体調もよし。天気もいい。
なのに思いっきり動き回れないのってつらいですね・・・
激しく動き回ったり、傷口を引っ張るような動き、傷口に当たったりすると当然まだ痛いので何をするにも制約がかかります。
天気予報ではしばらくすぐれないようなこと言っていたのに今日はまたいい天気です。
さくらと一緒に走り回って遊ぶわけにもいかず、私はボールを投げてやるだけ。
今日のガーゼ交換のときに傷口を初めて見たのですが、7~8cmは切られていたようです。見た目重症っぽいのですが、本人は元気いっぱい。
ほんと、鬱屈したものが溜まりますね。まだこの時期だから我慢できますが、これが農繁期だったらとんでもないことになってそうです。
明日は何しよう・・・火遊びでもするかなあ・・・
手術
今日は午後から手術を受けてきました。数年前から右大腿部の付け根に大きな瘤のようなものができていまして、それをとってもらいました。
その瘤がなにものかは病理の検査結果が出るまではっきりとしませんが、おそらく去年あったアテロームのようなものではないかという話です。ということで特に心配はなさそうです。
去年のアテロームのときは小さいものでしたし、処置室で切ってもらって終わりという簡単なものでしたが、今回は大物というだけあって手術室でした。
初めて手術室なるものに入ったのですが、たいした手術でなくとも緊張するものですね。しかもやることなすことが全て大げさ。おかげで費用も大げさ。
処置室でのことを想定していたらとんでもない額にびっくりしました。
今回は局部麻酔での手術でしたので日帰りでしたが、半身麻酔にすると入院だったようで、そうなると費用もどれだけ跳ね上がっていたのだろうとおもうと冷や汗ものです。医療費を削減することが一番の倹約ということを痛感しました。そのためには健康に日々を送れるように生活の在り方を考えなければいけませんね。
かなり大きく切開してもらったので、縫合したあとが癒着するまでは通院でガーゼ交換です。しばらくは風呂にも入れず、体を拭くだけの日々が続きます。汗をかく時期ではないのがせめてもの救いですね。
17:28 | コメント (1028) | トラックバック
始動
本日も快晴なり。ということでいよいよ本格的に百姓開始です。
昨年も書きましたが、今日は米作りの第一歩、「塩水選」からです。
今年は濃度を少し高めにして強力に選別してみました。おかげで種籾が少し足りないかも・・・
まずは塩水を作るのですが、10ℓくらいの塩水を作るのに普通に塩を買っていたらとんでもなく高くなるので「硫安」という化学肥料を水に溶かします。濃度を測るのは卵。塩水計なるものも売られているのですが、そんな無駄なお金を使わなくても卵で充分。
ちなみに使い終わった硫安溶液をそのまま田畑にまくと化学肥料を使っているのと同じことになるので、一度ボカシ肥に混ぜて有機化させたあとに使います。
ころよい濃度になったらいよいよ種籾を投入します。去年とっておいたものです。
比重の高いもの、つまりは充実した籾だけが沈み、そうでないものは浮かんできますのでこれを取り除いて優秀な籾だけを残します。
今年は濃度を高くしたので入れたときには下が見えないほどの籾が浮かんできています。
次に選別した籾を酵母菌を使って殺菌処理します。
無農薬で米を作る以上この段階から薬物は完全に排除します。
籾にはさまざまな雑菌が付いていますので、酵母溶液に漬け込むことによって酵母菌にそれらの雑菌を食べてもらおうというものです。
酵母菌は稲に害を与える菌ではなく、むしろ共生することによって相乗効果をもたらしてくれます。
ただし長時間漬け込みすぎると籾までも食べてしまうので時間と籾の様子をよく見ておかなければいけません。処理時間は24時間が目安です。
ここまでの作業でおよそ2時間弱。あとは田んぼや畑の準備作業で1日が終わりました。作業をし始めると1日があっという間ですね。
さて、関係ないですが、さくらの写真です。ご覧の通りまだ境内には雪が残っています。見えるかどうか、さくらがじゃれついているのは「小トトロ」のぬいぐるみ。小さいころからの玩具でして、未だにお気に入りです。目と手足は引きちぎられていますが・・・
そろそろ
今日は快晴。気温もかなり上がりまして、布団を干したのですが、膨らみ様が今までとはまるで違っています。
なのになんでこんな写真かといいますと、朝は霧が出ていたのです。朝に霧が深い日はたいていいい天気になります。それともう一つ、霧が出るということはそれだけ気温が上がってきたということ。
大朝は標高も高く、基本的には寒い地域なので、霧の発生する日は少ないのですが、それでも近年は徐々に増えてきていると近所の人たちは言ってます。これも温暖化の影響か、と。
今日は急に季節が変わったかのような一日でして、蜂は飛ぶわ、カワラヒワは今年初めてうちにやってくるわで文字通り啓蟄を迎えたのかと実感できるような気候でした。
カワラヒワの写真を撮ろうと思ったのですが、さすがにシャッターを切れる距離にまでは容易に近づけてくれませんでした。ということでどんよりした霧の風景だけで・・・
田畑を見てはそろそろ何から始めようと本気で考えてしまう一日でした。
休養
昨日からの雨はお昼過ぎまで続き、結構な量が降ったようです。田んぼや畑はすっかり顔を出し、川の水量もかなりのものになっています。
週末の呑みすぎ、しゃべりすぎで咽喉が悪化。今日は一日養生させてもらいました。さくらは元気なので容赦なくじゃれついてきますが・・・
散歩の際に田畑の様子を見てみました。冬越しさせている野菜の苗は毎年のことですが、雪融け時には心配極まりない状態で姿を現しています。中には無事に冬を越せずに消えてしまうものもいますが、大半はがんばって雪の下で耐え忍んでいたようです。
冬の間は縮こまっていても、雪融けとともに夏に向けて元気に成長していく。思い返してみると数年前に気管支炎を患ったときもそんな感じで暖かくなってから急に快方に向かった記憶があります。
あらゆる生命に対するお天道様の力って偉大なものです。
冬の間のほうが無駄に元気なさくらはどうかと思いますが・・・まあ、やつは年齢的に元気をもてあましているのかな。
ただいま
夕方、大塚に帰ってきました。さすがに連日の呑み会と合間の移動やなんやでドッと疲れました。
でもそれを補って余りある楽しい集いに参加できてうれしかったですね。
呑み会だけでなく、学生時代によく行っていたお好み焼き屋に行ったり、大好きな酒蔵の蔵開きに邂逅できたり、昔住んでいたアパートやすっかり変わった町並みを見て回ったりと遠方から来てくれた同窓生と短い時間でしたが久々の広島を満喫してもらえたのではないかと思っています。
同窓会でも卒業以来10年ぶりに顔を合わせる同窓生や今まであまり話しもしたことがなかった同窓生たちともいろんな話ができ、期待以上の時間を過ごせました。
改めて同窓会っていうのもいいものだと思いましたね。
さて、今日はこのへんにしてゆっくりさせてもらいます。先日の雪は予想以上のスピードで融けてくれていまして、あとは天気が良くなってくればいよいよ活動開始ですね。今のうちにしっかり体を休めて春動に備えましょうか。
あれこれ
昨日から降り続いた雪が50cm近くになりました。予想はしていたもののこれだけ降ると動きにくくていやですね。
今日から日曜日まで家を出ておりますのでブログはお休み予定。
今日は三原で大学時代の恩師と、明日は広島で大学の同窓会ということで呑み会続きというだけなのですが、さすがに飲むとここまでは帰ってこられないので当然泊まりです。
気管支炎のほうも何とか99%快復しましたので楽しくお酒が呑めそうです。
その前に今日の午前中でいろいろと片付けておかないといけない用事もありますのであまりのんびりもしてられませんね。
さあ、体も軽くなったことだし、元気だしていってきます。
あさはかなり
昨日は一日寝てました。炎症系の厄介なところは風邪薬では効かないこと、完治までに時間がかかることですね。まだ完全ではありませんが、だいぶ楽にはなりました。
熱もあるわけではありませんし、日常生活には支障がないのですが、ここで無理をすると再発の恐れがあるのも炎症系の厄介なところです。
普通は抗生剤を使うのですが、あまりこれに頼りたくないので栄養を取ることと体を休めることで何とか快復に向かっています。
さて、今日は起きてみるとまたまた雪景色に逆戻り。20cm近く積もったでしょうか。気温はそれほどでもありません。
春に花を咲かせる水仙は球根で冬越しをします。秋の芽の伸び具合でその冬の雪の量がわかるといいます。雪の多い年にはあまり背を伸ばさないということです。
つい昨日までその水仙が見えていたのですが、あまり伸びていませんでした。そしてこの雪。
私たち人間は暖かくなってきたと喜び、春のような気分にさせられていましたが、自然のものにとってはまだ雪がどれだけ降るかわかっていたのでしょうね。少し暖かくなってきたからといって容易に春モードには入りません。
自然から離れてしまい自然のことがなんにもわからなくなってしまったのは人間だけなんでしょうね。その人間が自分たちではさも自然のことがわかったかのような顔をしている。バカな話です。
最後に悲しい報告を。
またしても烏骨鶏が全滅。この冬、小屋の鍵がかからなくなっていたところへ夕べの風で戸が開いてしまったのか、今朝餌をやりに行ってみると毛だけが散乱していました。なんともかわいそうなことをしたなあ・・・
やはり鶏を飼うのであればそれなりに設備と環境を整えてやらないと罪ですね。
返す返すも罪深きは人の知恵かな・・・
気管支炎
かるく気管支にきてしまいました。週末の無理がたたったのか・・・
どうも風邪気味のときに無理やりそれを押さえ込んでしまうとそのときは治ってしまうのですが、その後ちょっとした拍子にこういうしっぺ返しが来るようです。
幸いまだひどくないので今日は滋養をつけてしっかり寝ようと思っています。が、こういうときに限って寄り合いがあったりするのです。
今日は今年度の減反協議の集まり。毎年部落単位で減反目標数値の割り当てがありますのでそれを部落内で調整するわけです。
個人単位での話であれば、補助金なんか要らないから好きにやらせろ!って突っぱねるんだけど、これが部落全体で縛りをかけてくるからそうも言ってられません。全く百姓の統制には「五人組」というか「連帯責任」というか、この構図は江戸時代からなんにも変わってないんですよねえ。
ま、今は強制ではないので百姓が賢くなりさえすればこんなものに煩わされなくてもすむんですが、なかなかそこまでは。本当に追い詰められている人がほとんどいないってことでしょうね。
さて、私は早いところこの体調を完治させたいわけで、さっさと終わらせて帰ってこよっと。
雪融け順調
昨日のまとまった雨と今日の日差しを受けて雪がかなり融けてくれました。図書館バイトも豊平のほうは今日の午前中で終了。気分的にも冬ごもり終了に近付いてきています。
上の写真を見ると雪融けもあと一息って感じなのですが、実はうちだけは少々特殊な環境にありまして、屋根からの雪ずりがたまったところだけはまだまだ時間がかかるのです。↓
例年ですとまだまとまった雪が降る時期だということで皆さん警戒を怠っていませんが、これは新暦での話。旧暦から見た私の個人的予想では降ってもあと1~2回、多くても2~3日で消える雪とよんでいます。
果たして当たるかどうかは知りませんが・・・
日中が暖かかったということで今日は久々に散髪をしましたが、今になって天気予報を見ると明日の朝は少し冷え込みそう。
どうも私が散髪をすると寒さが来るという巡り会わせだけは今年も変わっていないようです。
寒かったの?
ついにデジカメ復活です。充電しなおしてみると見事に動き始めました。昨年末からずっと写真なしでやってきたブログにも少し彩が出てきます。
で、いきなりさくらのアップからですが、とりあえず近くにいたので試しに撮ってみました。
何が原因で動かなくなっていたのか判らなかったのですが、先日バイト中に「寒くなると電池類が弱る」という話をしていて「もしや」と試してみたわけです。
当時は充電しなおしてもうまく動かなかったので本体そのものが故障したものとばかり思っていましたが、今の動きを見ている限りではどうやら違っていたようですね。
今後はデジカメも暖かいところに置いてやらないといけませんね。
図書館の質
図書館バイトもあとわずか、豊平のほうはあと月曜日半日で終わりそうです。
今回豊平と大朝の図書館を掛け持ちで回ってみて感じたのですが、蔵書の内容によってその図書館の質がよくわかりますね。
豊平のほうは公民館の一室という粗末な設備環境で、蔵書数も3000冊程度とかなり寂しい状態ですが、かたや大朝のほうは立派な建物に蔵書数も数万冊と見事なものです。
が、本の内容はといいますとこれがまたかなり対照的になっていまして、豊平のほうが数は少ないながらも私にとっては興味深い本が多くそろっており、逆に大朝のほうはどーでもいいものが大半を占めているという始末。
公営でやっている図書館なのでその自治区の思惑が反映されているのかもしれませんが、だとするとなるほど町民性を表しているなあという感じです。
簡単に言ってしまうとその地に合ったもの、大切だと思うものを優先的に並べるか、いわゆるミーハー路線でいくかという違いだと思ってください。
見た目や情報に流されやすいから道路や箱物をつくって満足できるんだろうな。
仕事のスピードと正確さ
蔵書整理のバイトをしていて、というよりは何をしていても思うのが「使える人間」と「使えない人間」
ミスは仕方がないと思うけど、雑なのは許せない。しかもこの雑な人種に限ってスピードばかりを気にしている。
いくらはやく仕事を片付けても雑な仕事ではあとでもう一度やり直す手間がかかり結局時間がかかってしまう。しかもそのとばっちりは一緒に仕事をしている人間にまで及ぶ。
仕事を「速い」と「正確」の2点で考えるとき、「速くて正確」なのが一番なのは言うまでもありませんし、「遅くて雑」なのが最低なのは誰でもわかることです。
問題なのはその間にある2者、「速いが雑」と「正確だが遅い」のどちらを優先させるかという問題です。
私が気をつけているのは「速い」<「正確」ということです。仕事のスピードは慣れてくるとそれなりにあがってきますが、正確さは逆です。
はじめから丁寧な仕事ができない人は最後までできませんね。これって技術ではなく心構えの問題だから。
222
カレンダーを見てみると今日は2月22日、どーでもいいけど2並びの日です。
今日は午後から雨が降り出しました。気温も高め、雪ではなく雨になるあたり少し春を感じますね。雪も順調に融けていっていますし、この調子で早く地面が乾くことを期待します。
どうも図書館のバイトが始まってからというもの、何も考えずに日々をすごすことが多くなっています。来週でこのバイトも終わり、気が付くといよいよ春の作業開始時期が近付いています。そろそろ本気で作戦をまとめないと!
春の雪
今朝は雪でした。まさか積もっているとは思ってもおらず、起きてみてびっくりです。
10cmくらい積もっていましたが、さすがにこの時期の雪は融けるのもはやく、午後からの好天もあいまって夕方にはほとんど消えていました。
気温の下がり方もそれほどではなく、雪自体も重たい湿った雪です。こうなるとそろそろ本格的に融けてくれるのではないかと期待が持てますね。
先週さくらがコタツの線を噛み切ってしまい、現在コタツが使えていません。少しは寒さも和らいできたのでストーブだけでも何とかなるかとたかをくくっておりましたが、やはり夜は少し冷えますね。
加えて今日はラクダとズボン下が全て洗濯中でいつもより着ているものが1枚少ないので余計にそう感じるのかもしれません。
30代以下の人からは「ジジくさい」とよく言われますが、このあったか肌着は一度着るとやめられません。特にこういう寒い地域では。
総会
昨日、今日と地域組織の総会続き。夕べは「あべまき会」という青年団のようなもの。今日は部落の農業交付金制度の協定組織のもの。いずれも現在役員になっています。
総会のあとには親睦会、つまりは呑み会がつきものでして、今日は昼から呑んでいたので夕方寝てしまいこんな時間に目がさえてしまっています。
呑み会が続くと食生活が乱れてくるのですが、これも付き合いのうちですし、頻繁にあるわけではないので腹具合もそこまで重症にはなりません。やはり日ごろの食事を整えることが大切でして、さすれば少々イレギュラーな状態になっても大事には至らない気がしますね。
さて、こういう横の繋がりといいますか、地域組織への参加というものは田舎には多いのですが、これを面倒だとかうざったいと見るか必要と見るかは大きく分かれるところですが、私の場合は概ね後者の立場にあります。
確かに無駄なものや形骸化されたものが多いのも事実ですが、それはその活動自体に問題があるのではなくそれを動かす人間に問題があるわけでして、本来の趣旨や目的にかなったものになりさえすれば非常に意義のある組織であるわけです。
私も現在の地に腰を据えて3年が過ぎましたが、こうして役などをもらい参加をしていくことにより少しずつ発言権も出てくるわけでして、やはりおかしいと思えば外野で愚痴っているだけではだめで中に入って変えていけばいいじゃんって話です。
幸い私のいる部落はそのあたり柔軟な人が多く私も話がしやすいので助かっています。話を聞く限りではそうでない地域の人たちは大変そうですが・・・
いろんな考え方の人がいるのは当然なのですが、足の引っ張り合いのようなことばかりをしても誰も幸せにはなれないんですけどねえ。そういう人や地域性の根底にあるものが一体何なのか私にはよく理解できませんが、思ったよりもそういうところって多いようですね。田舎、都市に関わらず。
なにはともあれ酒席の楽しさって一つのバロメーターにはなりますよね。
ご対面
姪の顔を見てきました。さすがに生後1週間なので抱くのは怖くて遠慮しました。
生まれたばかりの赤ん坊ってこんなに小さかったっけ。
しばらく甥っ子(3歳)の大きさに目が慣れていただけにやけに小さく感じました。聞くと甥のときより500gばかり小さかったようで、やはり3kgのうちの500gというのは割合も大きいわけで姉自身も小さく感じていたようでした。
泣き声も女の子というだけあってやや小さめ。男と女では生まれたときからいろいろな面で違うもんですね。
隣の部屋で寝ていると当然夜鳴きがあるわけですが、その泣き声自体は気にならない程度。しかしそれにつられて動き始めるさくらのほうで目を覚まされる始末で、結局一晩に3回くらいは起こされたでしょうか。
ということで姉はこれからしばらくは寝られぬ日々が続きますが、母親となれば誰しもが通る道、我が母の対応を見ているとさすが年の功という感じですね。
まあ私の姉の場合当分は実家に居座る気のようですから一般的な核家族に比べると数段楽をさせてもらえますしね。
さてさて初姪の成長が楽しみです。って、自分のことも考えねば!
二人目
先週姉に二人目の子が生まれました。
私は明日の朝一からバスケットの試合が広島であるので、今から実家にお泊りに行きます。今日、ちょうど姉が退院して実家に来ているそうなので早速その二人目の子とご対面できるはず。楽しみですな。
もてなし?
先ほど学生たちが帰っていきました。夜の車の少ない時間を狙って下道で帰るとのこと。事故のないように祈るばかりです。
ということで最後にもう一度お好み焼きを食べに行き、そのあと温泉に入ってきました。
彼らの滞在中は雨ばかりで天候的には残念でしたが、それなりに釣りに行ったり一緒に酒を呑んだりして久々に多くの話ができたのでよかったですね。
滞在中の3日間、彼らは毎日お好み焼きを食べていましたが広島風のお好み焼きを気に入ってもらえるということは広島県人にとってはうれしいことです。
私がバイトばかりで夕方からしか相手ができなかったというのが悪かったのですが、その限られた時間の中でも呑んで食べて遊んで話をしてとかなり充実した時間は送れたのではないかと思っています。
彼らもこの4月からは社会人。仕事をしだすとなかなかうちのほうまで足を運ぶのが難しくなるでしょうが、また節目節目には再開したいものです。
雨・雨・雨
昨日から学生が遊びに来ています。誰が雨男なのか、ちょうど昨日から雨です。せっかく大阪から来たのに雨ばかりではあまり楽しめないかと残念ですが、そこはそれ雨の合間を縫って楽しんでもらっています。
今日も私はバイトなので日中はお相手ができず、彼らは広島まで釣りに行っています。もう少しで帰ってくると連絡が入ったところ。どんな釣果を提げて帰ってくるのか楽しみです。
さて、今回の雨はかなり雨らしい雨。ここ最近雨というものが降った記憶が乏しかったので尚更そう感じるのかもしれません。
今まではこれが全て雪に変わっていたのだから当然といえば当然なのですが。
気温も高めです。遊びに来た学生たちにとっては充分「寒い」に値するようですが、私にとって、というよりここらに住んでいる人たちにとっては「暖かい」とまではいかずとも「寒くない」気温です。
少しは春らしくなってきているのでしょうか。梅の花も小さな蕾を付け始めました。
快晴
今日は思いっきり気持ちのよい晴れ。冬の間にこんな日がいったい何日あるんだろう。少なくとも私の記憶には先月の1,2回しかありません。
で、これだけよく晴れて寒気の入ってくる朝はとてつもなく冷え込むわけでして、今朝もまたまた-10℃は下回ったようです。夕べはそれほど寒くなりそうになかったので油断しておりましたら危うく水道が凍結寸前でした。
おそらく冷え込み始めた時間が遅かったために助かったのでしょう。
気持ちよく晴れたといっても今日も図書館バイトで一日室内にこもりっきり。ま、バイトがなくても特に外で何かができるわけではないので(雪がまだまだ残っているので)往き帰りの道中気持ちよく車を走らせることができただけで大満足です。
これからバイトが少し変則的になりまして、明日はお休み。あさってからはしばらく町内の図書館になるので通うのが楽になります。
議員の頭
昨日の午後のことです。町会議員がやってきました。その人は定期的に地方自治のことについて刊行物を作って町民に配って回っているという非常に熱心な方です。
私のことも気にかけてくれており、こうして配布しているときに私が在宅であればいろいろと話をしてくれます。
で、話題はやはり農政と私の身の振り方について。
一言で言うと今後の農政は専業にしか補助は出さない方針。しかも4町分以上のある程度規模を持った農家のみ。
つまり、私のように小規模他品目でしかも自然農法などというばかげたことをやっていると行政には相手にされないということです。
私としては行政や農協などとは関わりたくないのでそんなことはどうでもいいのですが、議員さん個人としては私のことも心配してくれていろいろとアドバイスとくれるわけです。
しかし、悲しいかな彼の頭の中には平均的な収入を確保できないと百姓などできないという固定観念があり、私からするとこれは半分は正解であり、半分は不正解なわけです。
そもそも収入面だけで見ると一般的な、つまり農政や農協が勧めるような農業経営では採算ベースに乗せることは非常に難しく、かなり限られた条件を満たし、尚且つ寝る間も惜しんで働いてやっとというのが現実です。
それだからこそ農業従事者が激減しているということも言えるのですが、これは元を質せば政府や農協がそう仕向け、百姓もそれに乗っかったという歴史があるわけで責任の追及は難しい問題でもあります。
さて、私に置き換えて考えてみますと、収入面だけを考えれば今みたいな生活は絶対にしないわけでして、街でサラリーマンでもやっていたほうがよっぽど楽に稼げるわけです。
確かに今の私ほど収入がない状態ですとかなり苦しいのも現実ではあり、収入面を全否定する気は毛頭ありませんし、その大切さは身にしみてわかっています。
しかし、農業従事者が減少の一途をたどり、新たに農に携わる人間を増やしていこうとするのであれば、収入面だけを何とかしようと躍起になっても無駄なわけで、むしろ新たに百姓をしようなどという人間はそれ以外のところに目的ややりがいの大半を求めているのです。
同じ補助金を使うのであれば、農業従事者をいかに増やすかというところに主眼を置くのも一つだとは思うのですが、先に述べたような理由から小規模ではだめ、自然農法ではだめ、ということになり、結局は都市民から見ると明らかに無駄と思われるような大金を既存農家の既得権を守るためだけに浪費しているように見られてしまうわけです。
肝心なのは住む場所と耕す土地だけなのです。これさえ確保できればあとは各々がなんとかします。挫折する人間も多数出るでしょうが、そこまで責任をみる必要はないでしょう。
一見単純なようですが、この部分が一番踏み込めていない問題でもあるんですね。
バスケット
今日はバイトお休み。なので一日家でゴロゴロ、と思っていたら友達からお誘いがかかりバスケの試合に行ってきました。
例によって私は補助的に参加させてもらうだけなので大して試合には出ませんが、それでも少しは出させてもらいました。で、その少しの間にまたしても体力のなさを思い知らされる結果に・・・
最近さくらの散歩では意識的に走るようにはしていたのですが、そんな程度じゃだめですね。少々風邪気味だったこともあるのかもしれませんが、それ以上に根本的な問題が運動不足ですね。
体力が衰えているのだからそれなりにやっておけばいいのでしょうが、若い元気な者たちと一緒にやっているとついつい同じように動きたくなる願望が出てくる。それならそれなりの準備とひごろからの努力をしなければもうどうにもならない年齢であるのにそれはしていないという矛盾だらけの状態です。
もしかしてこれが中年の入り口なのかも・・・ああ、独身にして中年の声を聞くのはいやなもんだねえ。
今年初
イヤー、昨日は久々に更新をサボりました。どうも酒が入るとサボる傾向が・・・
で、昨日のことを今になって書いているわけですが、タイトルの「今年初」というのは気温のことでして、昨日は年が明けてから初めて-10℃を下回りました。12月には2回ほどあったのですが。
最近では私もだいぶ慣れてきましたので水道などは凍結しないように出しっぱなしにしています。さすがに寒冷地なので水道管が表に出ている部分には電熱線が巻いてあるのですが、-10℃を超えてくると壁の中の水道管が凍結しだすので水は出しっぱなしにしておかなければとんでもないことになります。
毎年この時期になるとロシアのほうで-50度とかって言ってますが、想像を絶しますね。人間の順応性もたいしたもんだ。
絵本
今朝はさらに雪が積もっていました。おかげで朝家を出るのに1時間半かかって雪を除けました。安いバイトに行くためにえらい手間です。
今日はひたすら絵本の整理。こうしてみているとものすごい種類の絵本があるもんですね。しかも結構面白そうなものもたくさん。
さらに面白いのが出版社によって同じ本でも値段が違うということ。安いものはかなりの廉価でありますし、してみれば子供に絵本を買ってあげるのが一番無駄がないのかもしれませんね。
今では読んでやる手間がかかるというのでほうっておいても勝手に遊んでくれる玩具が主流ですが、どっちにしても子供って一緒に何かをして欲しいもんなのでしょうね。私にはまだ子供はいませんが、姉の子を見ていてつくづくそう思います。
さらにはそれにかかる労力も並大抵ではないということも。
さて、ここのところバイトの話が続きますがそれもそのはず、これだけで一日が終わってしまっているんだもんねえ。
で、思ったのですが、毎日毎日同じことの繰り返しという生活ではなかなか日記もつけにくいものですね。これも自分の意識一つで大きく変わってくるのでしょうが、私のような凡人には難しい相談です。
歳とともに人間の頭が固まっていく社会構造が少し見えた気がしています。
面白い本
昨日からさらに雪が降りまして、気がつくとまた40cmは超えていました。テレビでは「大朝23cm」とかいってますが、「お前ら一度現地に来て見ろ!」と言いたくなりますね。
図書館バイトは暖かい室内での仕事なので往き帰りだけ気をつければいいのですが、さすがにこれだけ降ってくると移動が少々面倒になってきますね。まだ危険を感じるほどの雪ではないのが救いですが。
さて、今日も仕事中に面白そうな本を見つけていたのですが、例によって手にとって読むことはできません。しかーし、ちょうど昼休憩に入る前に目の前にあった本だけ少しかじり読みました。
『こんな親が危ない』とか言う書名だったと思いますが、不登校児を更正させる施設の人が世の親に向けて書いた本のようです。
少し前の本ではあったのですが、面白いほど的を射ています。今になってみると状況はさらに悪化しているので若い親は今から読んでも手遅れにはならないのでは。
書いてあることは至って当たり前のことばかりなのですが、それが当たり前じゃなくなった人種が増えすぎているのが現状ですから悲しいものです。私の周囲を見回しただけでも当てはまる家庭が結構あったりするんですよねえ。
『良いおっぱい、悪いおっぱい』という本もありかなり興味を引かれていたのですが、こちらは作業真っ最中で読む暇なし。残念ながら機械的に流されていきました。
今更ながら、図書館に浸りきるという冬の過ごし方もいいなと思ってしまいます。早くそうしておけば光熱費も浮いたのにねえ。
蔵書整理
以前も触れましたが、今やっているバイトは図書館(室)の蔵書整理です。町村合併に伴い蔵書のデータを一元化するために登録のし直しとバーコードの貼り付けをやっています。
私が行っているのは豊平町。合併した4町の中では一番規模の小さい図書室です。公民館の一室にあるだけなので初めて見たときにはあっという間に終わりそうな感じでした。蔵書量も3000冊強。
しかーし、実際に作業を始めてみるとこれが結構手間がかかります。3人で作業をしているのですが、期限内に終わるのだろうかと危ぶむ声も・・・
しかも一日中PCに向かってのデスクワーク。座りっぱなしというのも腰にきますね。東京にある蔵書管理会社に雇われている形なのですが、そこの人たちは一年中こんな作業ばかりやっているのかと思うと頭が下がります。
私の悪い癖で並んでいる本を順番に整理していますとついつい面白そうな本に気をひかれてしまいます。引越しのときなんかはこうやって時間を無駄にしてしまうんですよねえ。さすがに今は仕事中なのでそんなことはしていませんが、実際作業を中断して本を開いてみたい誘惑との闘いでもあります。
バイト開始
昨日消防の旅行から無事戻ってきまして、早速今日から図書館での蔵書整理のバイトが始まりました。
と、早速雪です。なにか私は雪に好かれているのだろうか。朝家を出るときは大した事なかったのですが、日中で結構積もりまして、帰ったときには家のあたりで20cmくらい積もっていたでしょうか。
さすがに気温がそこまで下がらなかったようで重たい雪ではありますし降り止みさえすれば早めに融けそうな雪です。
私がバイトに行っている間さくらは一人でお留守番。冬になってから今までは四六時中一緒にいたので少しかわいそうな気もしますが、朝も遅め、夕方も速めに終わるバイトなので我慢してもらってそのぶん朝晩の散歩などしっかりしてやろうと思っています。
一人暮らしで生き物を飼うというのはいろいろと大変な面がありますが、だからといって虐待、放置、捨てるなどとなっては人間・・・否、生き物失格だと思うんですよねえ。かわいそうとかいった心情的な問題ではなく理解に苦しむ本能的な部分の問題です。
ま、親が自分の子でさえ平気で捨てたりする御時勢ですからねえ。
出発前夜に
いよいよ明日は消防旅行。ですが、今日になってまたまた雪が降り始めました。
昨日まででだいぶ融けていたので積雪量はたいしたことないのですが、明日の朝家から集合場所まで行くのが面倒なことになりました。
さて、今日はさくらを実家に預けてきたところなので今は私一人です。で、先ほどその帰り道、途中で鹿の親子を発見。それも広島から大朝へのメイン国道なのに・・・
突然の雪に驚いて里まで下りてきたのかどうかは知りませんが、夜、雪の降る中では視界もかなり悪いので見つけたときにはびっくりしました。
さてさて、明朝は冷え込むんだろうなあ。よりによって旅行の日にこんな天気になるなんて・・・
何はともあれ、いってきます。ブログはお休みです。
週末
この土日は消防団の旅行です。博多へ行ってきます。
ということで明日、さくらを実家に預けに行きます。ひょっとすると明日から月曜日までブログはお休みになるかもしれませんので、お断りしておきます。
できれば明日も更新はしますが、どうなるかよくわからないので。
で、いよいよ月曜日からは図書館のバイトも始まりそれなりに忙しくなりそうです。そうこう言っていると図書館のバイトが終わるともう2月も終わり。いよいよ野良仕事も近付いてきました。
今年は春が早く来る予想なので(私の)3月初めから動けるようにしておきたいですね。明日から降るといっていた雪も降るのかどうか怪しい雲行きになってきていますし、この調子で行くとだいたい私の予想通りに季節が移行していきそうな感じですね。ま、そのときになってみないとわかりませんが。
車検
軽バンの車検が14日で切れるということで、本日検査に出してきました。
お金のない私は当然必要最低限の費用で済ませてもらうようにお願いしたのですが、これも返ってこないといくらかかったかが分かりません。
去年の軽トラの車検のときは10万円近くとられたので結構痛手でした。
今回代車で貸してもらったのが同じ軽のバン。しかも最新型のもので装備、広さ、乗り心地ともに格段に違います。
思わず「いいなあ~」
お金に余裕があったらこういうときに人は買い換えるのでしょうね。一見お買い得のように見えてもそこはそれ、やはり車ですからスーパーの特売品などとは額が違います。慣れによる金銭感覚の麻痺って怖いですね。
車に限らずあらゆるものが使い捨ての時代になり、「一つのものを長く大事に使う」という日本人の善き風習はどこへやら。常に新しいものに買い替え買い替えという商売人の戦略に見事にはまってしまっていますね。
私もよく思うことなのですが、「どうせ使い捨てにするつもりだから安いものでいいじゃん」って、一見合理的に見えてその実かなり罪深い行いですね。
自分個人で見ると確かに無駄遣いにもなっていないし、その商品をちゃんと使い切ってはいるのですが、その後のことは考えていません。結局ごみを増やしているだけになるし、そういう買い方が作る側、売る側の態度をも左右しているんですよね。
一方では「ごみを減らそう」とか言ってリサイクル運動なんかを高らかに謳っていても自分の生活がそれを実践できていなければ説得力ないですね。
何よりもリサイクルとか言っても結局最後はゴミ。何の解決にもなっていないんですよね。根本はゴミにならないものしか作らない、買わない、ということですね。自然に還るものはゴミじゃないですからね。
但し、最近よくある「分解されて無害化します」っていう石油製品。これは眉唾物ですね。科学的実験データなんて自然のことは解明できていないわけですし、都合のいいデータの出し方なんていくらでもできますからねえ。
む、最近どうも暇に任せて話が明後日の方向へ飛ぶことが増えてる?
現代農業
『現代農業』という月刊誌があります。これの増刊号というのが年に4回くらい発行されているのですが、今月の増刊号に載りました。
いつもお世話になっている「天意の里(あいのさと)」が取り上げられているのですが、その中に私もちゃっかりと登場しています。
時間があれば本屋さんで探してみてください。
さて、今日は確定申告の提出書類を仕上げました。一箇所書き損じがあったので新しい書類をもらって書き直さないといけないとは思うのですが、作業的には終わりです。提出期限は2月16日からなのでまだ提出はできませんが、これで一つ肩の荷が下りました。
こうして申告書類を作成していると無駄な経費というものがまだまだありそうな気がしてきます。そもそも野菜なんかの売り上げなんてたいしたことないんだから儲かるわけがないのはわかっているのですが、それとは違った視点からの話です。
実は一番かかっているのは車などにかかるお金。車検はもとより燃料代やオイルなどのメンテナンス費用。これは車だけでなく農機具も車検がないことを除けば同じことです。
自然農法などといいながらもまだまだ石油に頼りっきりなことは否めません。自然に近づけはそれだけ人の手は必要なくなるのですが、まだまだ既存の農法や周囲の科学万能思想から抜け切れていないようです。
今すぐに石油ゼロというのは無理だとわかっていますが、その方向へ少しでも近づけようという初心は忘れたくないものです。
有機栽培です、って言いながら石油をガンガン使っているのっておかしいと思うんですよねえ。これって売るためだけの農法じゃないかなって。
先日も書きましたが、「自然に近づける=生産コストは下がる=価格も下がる=大衆の食卓へ」とならなきゃいつまでたっても本当の食べ物は一部の特権階級のもので終わってしまうんです。
まあ、私もまだそれを具現化できていないわけですからエラそうなこと言えないんですけどね・・・
春のもの
昨日実家にいたときの話。
裏の梅の木下にふきのとうが出ていました。立派なものがたくさん。
私のいるところではまだまだ雪の下なのですが、やはり南部ではそういう季節になったんですね。
正月には「春の七草」がスーパーなどにも並んでいますが、これは新暦での話。当然野にはそんなものが生えているはずもなく、売られているものは全てハウスの中で石油を焚いて作られています。
近年では山菜などもほとんどがそう。
自然の恵みをいただくから人間の体にもいいわけで、人工的に作り出したものが同じ作用をするとは考えられません。
季節感、旬というものは自然のめぐり合わせの中で必然の結果として生まれてきたもので形だけ同じようなものを用意すればそれでいいというものではないのです。
巷では「イチゴ大福」も並んでいました。今ではイチゴの最盛期が12月~になっているとか。自然に比べると半年近くずれています。
こうした現状はおかしい、おかしいといいながらも実はそのおかしさを生み出しているのはそれを買っている消費者であり、それに迎合する生産者であるわけです。
自分の日常を棚に上げて口先だけの批判をするしか能がない現状にはもう飽き飽きしました。
やはりこれからは行動の時代ですね。文句を言いたければ自分がまず行動にする。それができないのであれば文句も言わない。
「安心・安全」「健康」「地球環境」などなど行動を伴わないお題目はいりませんね。おかげで本当のことを伝えようとしたときに言葉がなくなってくるんだよねえ。
20:04 | コメント (794) | トラックバック
納骨
今日は祖父の納骨。集金常会もあったのですが、近所の人にお願いして休みました。
納骨の行事自体は午後2時~午後3時くらいまでとそれほど時間はかからなかったのですが、今日はちょうど旧正月ということで実家で餅つきもしました。(機械ですが)
生前祖父はもちが好きで、毎年年末にはみんなで集まって餅つきをしていました。そんな祖父が特に好きだったのは草餅(あんこ入り)。ということで今日の納骨のときに墓前に供えてあげようと一つだけ持っていきました。
今の日本では死んでも土に返ることは許されず、かろうじて骨の一部が墓に入れてもらえるだけ。自然の循環の枠には入れてもらえないが、代わりに遺族にとってのカスガイ的な役を果たすようになっているのかもしれませんね。ま、これも家によって様々なのでしょうが。
難しい
自然農法で育った野菜や米って高いのでしょうか、安いのでしょうか。
科学農法に比べて薬や肥料を買わないぶん、元手はいりませんがそのぶん手間がかかっています。全部とまではいかなくとも多少の人件費を考えると当然価格は高くなります。
まだ私は実現できていませんが、仮にその手間もかからないような農法が確立できれば、生産コストを格段に下げられることになり、結果価格は安くできるのではないか。
次に商品価値と価格の問題があります。
いいもの、他にはないもの、となると当然希少性・高品質という点から価格は高くて当然ということになります。また、いいものを作ったという生産者側の自負があればそれなりに高く買ってもらいたいというのも人情かもしれません。
次に価格と購買層の問題があります。
価格が高ければそれなりにお金を持った人しか手が出ません。ま、高いといってもいわゆる贅沢品に比べるとたいしたことはないので各人の生活態度を改めるだけで大衆にも手が出ないわけではないのですが、これは今論じても虚しいだけ。
となると価格に応じて自然農法、自然食というものが浸透しやすくなるかどうかが変わってくるわけです。多くの人に食べてもらいたいと思えばそれなりに価格を下げないといけない。しかし、逆に安いと質を疑われるという板ばさみ的な問題も抱えている。
現段階では価格を下げられるだけの農法を確立できていないのでやはり少々高めの価格設定にはなりますが、今後の方針を定めるに当たって難しい問題です。
高く売れないと自然農法なんて冒険はしたくないというのが現代の農家のあり方だしねえ。
ホリエモンじゃないけど、結局大半の人間は金が行動基準になっているのかなあ。
解決?
今ブログの編集画面をいろいろつついていますと、コメントについて一つ判明しました。
皆さんが寄せてくれたコメント、「受け付けました」といってる割に画面上に出てきませんよね。原因ははきとはしませんが、コメントの編集画面にまではちゃんと残っています。そこから「保留」という扱いになっているので表に出てこないということらしいです。
で、今までコメントをしてもらっているものについては先ほど全て見させてもらいました。
今後ですが、おそらく今の状態が続くと思いますのでコメント編集画面で日々確認をさせてもらい、メールででもお返事をさせてもらおうと思います。なので私がアドレスを知らない人にはお返事が出来ないことになるのですが、ご了承ください。
とりあえず今までにたまっている分については数が多いのでお返事はご容赦ください。今日の分からはがんばります。
筋トレ
今週に入ってから少しばかり筋トレをしています。といってもまだ今日で2回目ですが・・・
先日買って来た本もほぼ読んでしまったので暇なのです。
筋トレといいましても腹筋や腕立て伏せなど機材を一切使わないものを少しやるだけ。ですがここに大きな落とし穴が。部屋の中で筋トレをしているとさくらがやってきます。
やつも遊び盛り。ということで毎日のように私の袖口を引っ張っては大はしゃぎしています。
そこで筋トレをしていても当然のように袖口に食いついてきます。これが結構厳しい。
特に腹筋中なのですが、頭の後ろで組んだ腕の袖口を引っ張るものですから、かかる負荷は
自重+さくらの体重+さくらの引っ張る力
となりましてかなりの力が必要となります。ましてや今まで怠けきっていた私の腹筋には相当こたえます。さらにはこんなことをされていると途中で笑いが出てきまして、笑うと腹筋が出来ないんですね。
そんなこんなで傍から見るとかなり不気味な筋トレになっています。
テレビ
うちのテレビは寒くなると映りが悪くなります。アンテナの具合なのでしょうが、それでもなぜかテレ朝と日テレはよく映ります。
最近はどこの局をつけてもホリエモンばかり。どーでもいいよねえ。
で、耐震強度偽装問題はどこにいったの?ホリエモンのおかげで少し影が薄くなりましたね。このままなし崩し的に迷宮入りにしてしまおうぜ。
自分たちが騒ぎ立てることで時代の寵児に仕立て上げておいて、今度は悪人としてまたまた一儲けですか。マスコミもやるもんだねえ。
どこかの局が映画、スポーツ、アニメくらいをひたすら流してくれないかなあ。ニュースも事実だけを端的に伝えれくれれば半分の時間で3倍くらいの情報量があると思うんだけどねえ。くだらない解説なんて必要ないし、必要と思ったら自分で調べますよ。調べられない人にとっては必要でない情報なわけだしね。
さて、地上デジタル放送になって何か変わるのかな。放送内容が何も変わらないのであれば新しいテレビのン十万円という出費は無駄になるねえ。
あ、そうか、電器メーカーにとっては無駄じゃなかったんだ!
総合学習
今日は広島の中学校で総合学習の授業に参加してきました。
「働く人に学ぶ」というテーマでいろいろな職種の人が講師として呼ばれ、話をしたり質問を受けたりという内容でした。
対象が中学1年生ということで、百姓の専門的な話や難しい問題についての話を伝えることは難しく、また時間も30分と限られていたので、今回は一番身近な「食」の問題を通して「農」のあり方を考えてもらうきっかけにでもなればといった程度の話しかできませんでした。
子供たちは皆まじめに話を聞いてくれ、準備不足でまとまりのない話をしてしまった私のほうがかえって申し訳なく感じてしまう次第で、なんともはや・・・
でも久々に子供たちの前で話をする機会を与えてもらえ、楽しいひと時を過ごすことができました。やはり頭の凝り固まった大人たちと違って「打てば響く」とはまさにこういうことなんだろうな、と子供たちの純真無垢さに改めて可能性を感じました。
こうした次代を担う子供たちをどう育てていけるのか、社会の、そして大人たち一人一人にかかっているんですね。
私の拙い話が少しでも「食」と「農」について考える契機になってもらえれば言うことないのですが。
牛肉
アメリカ産牛肉がまたまた輸入禁止になりましたね。危険部位が入っていたからだとか。
どーでもいいよねえ。狂牛病になるとかならないとか。
肉食に偏っていたら狂牛病になるのが先か、他の病気になるのが先か、結果は似たようなもんでしょ。食による健康とか自分の生き方について本気で考えないのであれば好きなものを好きなだけ食べてた方がある意味幸せかも。それなら安くて自分の嗜好にあったものをどんどん食べよう。
栄養がどうとか、安全性がどうとか、能書きなんてどーでもいいから気にせずいこう。こんな能書きなんて嘘ばっかりだからね。本当に考える人は自分で真理を見つけようとしているから問題なし。
そもそも食事を変えただけでは何も問題は解決しないし、おそらく食事だけを変えようとしても無理だろうな。あらゆることが複雑に絡み合っての今の食事のあり方だから。
ほんと、BSE牛の脊髄よりもやばいものを毎日食ってるのに気付かず、アメリカ牛だけに過敏になってるって滑稽だね。
玄米
今晩から玄米食復活です。去年も冬場は栄養不足を補うために玄米を食べていたのですが、いつの間にやらまた白米に戻っていました。
先日友達に紹介されて読んだ本で玄米のことも書いてあり、せっかくあるんだから有効にいただかないと、と思い今日から再開です。
そもそも米は玄米で保存しているわけだからこれで米をつきに行く手間も省けます。炊くのに白米よりも時間がかかるのが難ですが、圧力鍋を使っていますので、30分少々で炊き上がります。ちなみに白米だと10分くらい。
「白米と書いて粕と読む」とはうまく言ったものでして、栄養価など人体に与える影響を鑑みてもまさにその通りになっているとは漢字の神秘です。この字が生まれたころには栄養価の分析などなかったはずなんですよねえ。
そうそう、圧力鍋を使って米をたきだしてから思ったのですが、何でみんな電気釜で炊くんだろう。時間もお金も莫大かかって炊き上がった米までまずい。いいとこないよねえ。
タイマー機能がないとかいうことをよく聞きますが、圧力鍋だと味噌汁ができるより早く米が炊けるからタイマーも必要ないのにねえ。(白米の場合ですが)
さすがに味で比べると歯釜には勝てませんが、電気釜よりは数段美味いですよ。最近は電気釜でも圧力タイプが増えてきているのもその証でしょうね。
皆さんもそろそろ「脱電気釜」してみませんか。
雪はどこへ
今日から雪が降るとの予報でしたが、結局降らず。夕方チラッとだけは降ったのですが、それだけでした。まあ、降らないのであればそのほうが助かるのですが。
12月に一年分降らせきったのではないかと思われるほど年が明けてからは降りませんね。来週は旧正月、つまりは暦の上では春に突入するわけですからこのまま春に向かってくれるとうれしいのですが、そうはいかないでしょうね。
そうそう、バイトが決まりました。来月6日から実質10日くらいですが、豊平の図書館で蔵書の整理です。時給も安く、時間も短いのでたいした稼ぎにはなりませんが、それでもかなり助かります。何より暇をせずにすみます。
易きに流れるは人の性
昨日、今日とそんなことを考えさせられる現場に直面し続けています。具体的には書けませんが、これが田舎をだめにしているんだろうな・・・
ふと鑑みれば、これは別に田舎だけのことに限らず都市民も含め全般的に当てはまることなのですが、悲しいことです。
以前農業技術について書いたか書いていないか忘れましたが、その問題に限らず日常生活一般においても、全く同じ結果になるのであれば楽にできたほうがいいに決まっています。しかし、それが他に悪影響を及ぼす危険、もしくはその可能性がゼロとは言い切れない場合、熟考の必要があると考えるのは単なる世間知らずなのでしょうか。
ただ単に「他への迷惑、悪影響」の捉え方が人によって温度差があるという見方もありますが、全体を見渡す視点からの発想に主観論を持ち出すのは矛盾していますよね。となるとやはりさし当たっての被害がないから目を背けているだけなのかな。
「被害が出るまで警察は動かない」などとえらそうに論評していても同じ穴の狢か。
ま、私も心当たりがないわけではないのでまだまだ努力する必要はありますがね。
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岐路
本日通夜での話。
以前にも書きましたが、私のいる地域では葬式などの時には部落の人が手伝いに出ます。が、今は農協葬が主流となり、昔と比べるとその役割も小さくなってきています。
街での葬儀のように全て業者(農協)に頼んでしまうこともできるのですが、そこはそれ、やはり昔からの付き合いなどがありますので帳場や勝手などの準備や世話は部落の人間でやっています。
農協にお金を払い、さらに部落の人たちにも御礼をするということで当家の負担が増えるのではないかというところからの話。無駄なことはやめてもっと簡素化してもいいのではないかという意見と、そうもいかないという意見がぶつかります。
一見、意地や感情だけのぶつかり合いのように見えるこの議論も実は奥が深く、人口の減少(特に若い世代の)や地域の生活文化のあり方、各家庭の生活スタイル、葬儀の意義などといったさまざまな問題が複雑に絡み合っています。
今の私にはどちらがいいとは結論を出せませんが、昔は日本全国どこにでもあった風習がいわゆる近代化、都市化の中で消えていく過程が今まさに私の身の回りで起こっているのかもしれません。
訃報
また一人部落の人がいなくなりました。つい先週の雪下ろしのときに寺に来てくれ、一緒に作業をした人でした。以前から心臓を患っていたのですが、それが急に悪化したようです。
一人で暮らしていた人だったので、発見が遅れ今日になって見つかったようです。新聞のたまり具合からして2日前になくなっていたのではないかと思われます。
新年会でも一緒に酒を飲み、部落の行事でもともに活動した人が突然他界するというのはなんとも複雑な心境にさせられます。どうもまだ実感がわかないのです。
高齢者の一人暮らしは現在田舎では増え続けているのですが、今回のように心臓発作のような場合、もし同居人がいれば助かったのではないか、などという思いも拭い切れないわけです。
病気を抱え、年をとった親を一人で家においておくというのはどうなんだろう・・・現代では家族ってそんなものなのでしょうか。
つい2ヶ月前に祖父を亡くした身としてあまりにも寂しい出来事でした。
とんど
昨日はとんどでした。で、呑みすぎてまたまた更新してませんでした。
私は今年で2回目の参加となったとんどですが、天候にも恵まれ無事終了。鏡餅も寺のお供え分とあわせて焼くことができましたし、早速今日そのお餅もいただきました。
とんどの火に当たる、そこで焼いたお餅をいただく、というのは一種の健康祈願的な意味合いがありますが、よくよく思い返してみると日本の伝統行事と呼ばれるものはたいていこの健康祈願か豊作祈願に端を発しているようですね。
豊作と健康、本来はこれが満たされていればみんな幸せに過ごせていたのでしょうね。
以前からこのブログでも何度か触れましたが、今は「行事=単なるイベント」となっていますのでそうした根源的な意味合いは薄れていき、半分金儲け的なものも増えてきてはいますが、今回のとんどでは全てが地域住民のボランティア、持ち寄りといった形で行われておりまだまだ捨てたもんじゃないなという気にさせてくれました。
体力
先ほど10時ごろに帰ってきました。
広島に出て何をしていたかといいますと、バスケットの試合です。メンバーが足りないということで友達のチームに参加してきました。
運動会のときもそうでしたが、たまに運動をすると毎回体力の衰えを感じます。特にバスケットというスポーツは年齢的にも20代までくらいが存分に動けるようなハードなスポーツですので、なおさらです。
それでもずっと続けて動いていればここまで疲れることもないのでしょうが、長いことスポーツをしていないわけですから体が動くわけがありません。
ということで試合に出るといってもフル出場するわけではなく、途中途中で3分とか5分とかといった具合です。それでも存分な働きができるわけではないので単なる人数合わせ的な役回りですね。
10年前くらいの一番元気だったころと同じようにプレーができるようになるというのは生物学的にも不可能な話ですからそんなことは望みませんし、しようとも思いませんが、それなりには体が動ける状態にはしたいとは思いましたね。やはり体が元気に動くというのは気持ちのいいものですから。
当然これは相対的なものではなく、自分の中での満足感による絶対的な基準をもとにするしかないのですが、さすがにここまで年齢的な衰えを痛感させられると高望みはしなくなるものです。自分の年齢、今の体力、生活の在り方などを踏まえたうえでの基準がうまく出来上がってくるものですね。
まあ、これも実際に運動するか否かが一番大きな問題なのですが・・・
雪下ろし
初めて屋根の雪下ろしをしました。
以前から庫裡の裏手の雪が屋根と繋がっていまして、一度おろしておいたほうがいいだろうという話が総代から出ていました。で、今日数人が集まっておろしたわけですが、私は屋根に上がって雪を下ろすというのは初めての経験でした。
本来高いところは苦手なのですが、雪がたくさんあると意外と平気なものですね。雪があると普段上れないような傾斜のところでも安定して立っていられますし、かなりの重量がかかっても簡単には崩れないものです。
これは今朝がかなり冷え込んで(-8℃くらい)雪もしっかり固まっていたからなのですが、経験者の人たちと一緒に作業したということでかなり助けられています。私だけだとどこまでが安全なのかはわかりませんでしたからね。
私以外の人は全員70歳前後と平均年齢は高めだったのですが、小さな機械などもありましたので午前中だけで割合早く終わりました。
しばらくは暖かい日が続きそうな予報ですので、雪も少なくなってくれるといいのですが。
明日は実家に泊まる予定ですのでブログはお休みさせてもらいます。なんでかということはまたこちらに帰ってきてから報告します。
豪雪
今日は一日快晴。おかげで久々に布団が干せました。
12月に積もり積もった雪も今月に入ってからは徐々に少なくなり、だいぶ楽に動けるようになっています。
ということで今回の「豪雪」は私のいる場所のことではなく、北陸・東北あたりの話です。あちらでは雪が一向にやまず、ついに孤立状態に陥った集落があるとか。
こうした雪害のニュースを聞くたびに感じるのは過疎のことです。若者がいないから年寄りが無理をしてでも雪下ろしをする。結果事故になり死者も出る。
生活のためと称して都会に出るのはまだいいとしましょう。しかしこれだけの被害を報道で知ってなお我が故郷に残る両親をほうっておくというのは理解し難いことです。
当然戻って雪かきを手伝う人も大勢いることとは思います。報道されていないだけで。しかし雪の被害で亡くなったお年寄りが全員身寄りがなかったとは考えられないのです。
今日、寺の総代さんと話しをしているときにも昭和38年の豪雪、いわゆる「三八豪雪」の話が出ました。当時は重機などほとんどなかったようですが若い人手がたくさんあったそうで、人海戦術でも何とかしのげたという話でした。
こうして考えてみると農業のことだけでなく、生活一般においても田舎にこそ若い力が必要なのだとつくづく思いました。
穏やかな日
今日は午前中少し雪が降ったものの午後からはいい天気。朝もそれほどの冷え込みではなく穏やかな一日でした。
今日も一日中山間地集落協定の会計仕事をしたり葉書を書いたりでのんびり(ダラダラ)過ぎていきました。
この「中山間地・・・」とは国の交付金制度でして、中山間地の農地保全のために御上の指定するような活動をしていればお金をくれるというものです。(ごく簡単に言うと)
当然お金の使い道やその収支報告などは結構うるさく言ってきますので会計の仕事も楽とはいえません。いや、去年までは結構いい加減でもよかったようなのですが、今年から厳格になったというほうが正確かもしれません。ま、公金をもらってるわけだから当然の話ですが。
なんか少しのお金をもらうためにいろいろと制約がかかるというのも鬱陶しい話でして、この制度への参加を見直そうという話も来月の臨時総会で提案していくつもりです。
自分の農地を自分の好きなように使えないというのは農村の発展には障害ですものね。そもそも国の施策としては中山間地のような零細農家は冷遇するようになっているわけですから、こちらはこちらで思うようにやらせてもらいたいものです。
そのほうが楽しく百姓できますし、それがひいては集落の発展にも繋がる気がするのです。
うーん、テレビのマジックが気になる・・・
初常会
今日は酔っ払ってます。午前10時から今年初めての常会、初常会がありまして、その後部落の新年会へと。先ほど17時30分くらいまで呑み続けていました。
その間さくらはずっとお留守番ということでかなり遊び足りない様子。散歩には行っているのですが、まだまだ遊べと今私の傍らでしきりに催促をしています。
今ひとしきり遊んだのですが、さくらは満足してくれません。とりあえずこちらを先に片付けてからにします。
といいましても今日はそれ以上の話題があるわけでもなく、楽しく新年会で酒を飲んだということだけです。とにもかくにも恵まれた場所にいるなという実感だけが募ります。
錯覚
夕べからの雪は今朝で20cm、夕方には30cm近く積もったでしょうか。
おかしなもので先月にあれだけ大量の雪を見せられた後だとこの程度の雪では「少ないな」と感じてしまいました。でもよくよく考えてみると決して少ないという量でもなく、また今までの貯蓄もあるわけですからトータルで見ると結構な量が眼前にはあるわけです。
こんな錯覚があるから、新潟県知事は自衛隊派遣の要請を出さないのでしょうか。それとも山村が雪で崩壊しても気にならないのでしょうか。ま、自分は街中にいるんでしょうからね。
さて、話は変わりますが、友人が昨日新しいテレビを買ったとか。地上波デジタル対応型液晶テレビです。家電量販店の店員の話では売れ筋は20万円~30万円のものだとか。大きさは同じでも画質のよい1ランク上のものになると50万弱。でもこれが結構売れているとか。
こんな話を聞いているとやはり景気はかなりいいんだろうと思ってしまいます。定率減税廃止くらいで騒ぐ必要もありませんね。
それより何より5年後には貧乏人はテレビも見られなくなりますね。それまでに少しでも稼いでおくことを考えようかな。ま、相変わらず貧乏ならテレビなくってもいいかな。
野菜高騰
特筆するようなこともなく一日が過ぎましたので、今日は少し時事ネタを。
この冬は低温や大雪、少雨のために野菜が高騰しているようです。一昨年だったか台風や長雨の時も同じようなことがありましたね。
「高い」「高い」と騒いでいますが、おかしな話です。
南国はいざ知らず、この時期にキャベツやレタスなんかないのが自然。あるはずのないものをあると思い込み、騒ぐ。これが一点。
自分の食べるものを我が手で確保するという営みをやめた生き物が値段や量に困った困ったと嘆いている。これがもう一点。
豊富にあるときにはなんにも考えないが、いざなくなってくると大騒ぎ。石油ショック時のトイレットペーパーとなんら変わりがないのですね。
我々の命をはぐくむ源になっている食べ物を経済論理の範疇に投げ込んだ時点でこの現象は当然の結果なのですが、だからこそ私は言いたい。
食べ物も商品としてしか扱わないのであれば、なくなったときには諦めなさい。諦めきれないようなものであれば単なる売り買いから離れた付き合い方をしなさい。
ま、いくら口で言っても実際にそこまで追い込まれないと気付けないのが人間の性ですから、私は自分とそれに繋がる人たちが生きる道を勝手に追い求めているわけですが。
別にそんな時代が本当にやってくるとかどうとかいうことは知りません。でもどんな状況になっても身の周りの人たちだけでも守れるようにはなりたいですね。
自分の買い物の尻拭いまで逆切れして要求できるような生き方は見苦しいと言うよりも悲しいですから。
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油断大敵
昨日は弟の誕生日でした。姉が気を利かせてケーキを買ってきていたのですが、私は食べる時間もなく、また呑み過ぎのせいか疲れのせいか腹具合があまり芳しくなかったので昨日は食べずにこちらに一つだけ持って帰ってきていました。
先月来寒いので冷蔵庫は必要なく、よって電気代節減のためにも電気を抜いて使っていません。必然的に本来冷蔵庫に入れておくような食品も寒そうな場所を選んでおいてあるだけという状態で、このケーキも例外ではありませんでした。
さて、今日になりケーキをいただこうと見てみるとなにやら上の生クリームとスポンジの一部が食されている模様。
さくらか?・・・・よく考えてみましたが、昨日そこにケーキを置いてからさくらがその場所に侵入できたはずがありません。となると犯人は決まっています。
ねずみでしょう。この冬はこれまでねずみの被害が全くなかったので安心しきっていました。雪が多すぎていたちも家には入ってきていませんでしたので、同じように考えていましたがこれが大きな間違い。
ねずみはもともと家の中にいるんじゃねえか!
どういう理由かは知りませんが、たまたまこれまでは姿を現さなかっただけのこと。忘れたころにやってくるものですね。
よりによって年に何回口にするかわからないケーキのときに限って・・・別段ケーキが食べられなかったことが悔しいわけではありませんが、弟の誕生日に姉が買ってきたものとなると少々事情が違ってきます。
こればかりは私の不注意が招いたことですのでどこにも文句を言っていく場所はありませんで、哀れケーキの残りは鶏の餌に・・・
さくらが食べたんだったら気にせず食べられるのですが、さすがにねずみが這いずり回ったあとでは間違いなく当たりそうなので口にする勇気はありません。
すまぬ、姉弟よ・・・
19:54 | コメント (428) | トラックバック
帰ってきました
先ほど大塚へ帰ってきました。1日から今日まで実家で3日間ものんびりさせてもらったのは久々かもしれません。
実家では特に何をしていたというわけでもなく、2日に高校時の同級生とのみに出た以外は家でダラダラ。今年は喪中ということで年賀状を出していませんので代わりのご挨拶として寒中見舞いはがきを作成したりもしていましたね。
さて、こちらに帰ってきたからと言っても特に急務が待っているわけでもなく、冬ごもりをしながら春からの作戦を練るだけなのですが、今年は何かと転機に当たる年になりそうなので充分な準備をして臨みたいと思っています。
3が日中は雪が降らなかったのでこちらに帰ってくるときもとても楽に帰ってこられました。私が実家に向けて出発したときよりも雪の量も減ってくれていたので助かります。と言いましてもまた明日からは雪がやってきそうな予報となっています。今年の冬もまだもうしばらくは続きますので気を引き締めなおしていきましょう。
あ、年賀状をいただいた方、ありがとうございました。特に喪中だからといって「年賀状をよこすな」と言うのもどうかと思い、何もご連絡をしていませんでした。我々家族も特に喪に服しているということをしているわけでもなく、またであった人とは「おめでとうございます」などと挨拶も交わしているので私から進んで年賀状を出すのはあまりにも慎みがないようですが、寒中見舞いにて祖父死去のご報告程度で済ませていただこうと考えました。
ま、祖父がなくなったのが年の瀬に近く法事などでバタバタしていたということも大きな理由ではあるのですが。
ではまた今日からブログの再開です。
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2006年
年が明けました。先ほど寺での鐘つき(初詣)が終わったところです。今年も雪が多いせいか、参り手が少なかったです。
さて、これから寝て起きたら私もしばしの帰省を。
では今年もよろしくお願いします。
大晦日
いよいよ今日で2005年も終わりですね。大晦日になってようやく大掃除もひと段落。充分とはいえませんがそれなりに片付けられました。
今晩は寺で鐘つきがあります。除夜の鐘と言うのか初詣と言うのか、両方を兼ねたような感じです。なんせ住職がいませんので檀家衆がお参りに来て鐘をついて帰るというものです。
と言うことで今日はこちらで年越しをして、明日から実家に戻ろうかと思っています。特に期間は決めていないのですが、3が日くらいは実家でのんびりさせてもらおうかと思っています。
ですので私は正月は大塚にはいませんし、ブログもしばらくお休みさせてもらいます。今年の春から徐々に始めたブログも何とか年の瀬まで続きました。来年も楽しみながら続けて生きたいと思いますので、よろしくお願いします。
では皆様よいお年をお迎えください。
初滑り
鼻風邪がひどくなり昨日ついに薬に頼ってしまいました。と言いますのも昨日は消防団の年末夜警。何とか出席できるように無理やり薬で抑えました。こういうことをするのも久しぶりです。
なんだかんだ言ってもやはり年の瀬、何かとバタバタして気がつけば今年も明日で終わりです。と言うことでいつものようにゆっくり休むということができず、薬に頼ることになった次第です。
さて、今日は近くのスキー場(うちから車で5分くらい)にスノボをしに行きました。病み上がり、且つ夜警明けという結構きつい状況ではあったのですが、体調もだいぶ楽になってきたのでリハビリもかねて行ってきました。
以前紹介しました立て花のバイトで一緒だった豊平の若者が始めてスノボに挑戦したいということで、一緒に行く約束をしていたのです。私は少しのんびり目に10時過ぎくらいから参加しました。初心者について滑るのであまり疲れることもなく適度に体を動かせた感じです。
さて、明日は残りの大掃除を片付けて気分よく新年を迎える準備をしましょうか。
鼻風邪
2日前に今年最後の散髪をしたせいか、今日は少し鼻が出ます。幸いまだ風邪というほどの症状にはなっていないので早めに治しておきたいですね。
今日は大掃除はお休みでした。部落の仕事や友達のユンボの修理手伝いなどで一日が終わりました。
ここのところ雪が降らないので多少は動きやすくなりました。あまり雪の降らない地域の人からするとまだまだ大量の雪が残っているのでしょうが、それでも少しずつは雪の量も減っていますので歩きやすくはなってきています。何より雪かきがないのが一番。おかげで大掃除やその他のことに時間が使えるというわけです。
こうして考えてみると東北あたりのこことは比べ物にならないくらい雪の降る地域の人たちの苦労というのは相当のものなんでしょうね。それなりに生活の知恵と言うものも確立されてはいるのでしょうが、最低限の雪かきの労力だけでもかなりのものだと推察します。
さて、今年もあと3日。大晦日あたりまでは雪も降らない予報なのでもう少しは家の片付けもできるかな。
風呂場
昨日に引き続き今日も大掃除。今日は風呂場と玄関周りを片付けました。玄関周りから少し家の中まで片付けていて思ったこと。
「わしって何でこんなにゴミを取ってたんだろう・・・」
性分なのでしょうか、いざ片付けようと思うとゴミに値するものが出るわ出るわ。この調子で片付けていったら一体どれほどのゴミが出るのでしょう。今の暮らしの中には不要なものが多すぎるんですね。これを機に生活の在り方も考え直さないといけませんね。
大掃除
昨日の雨で融けた雪が今日はつるつるに凍っています。非常に滑りやすくなっており歩いているといつも以上に疲れます。
さて、完全に仕事のなくなった私は少しずつ大掃除を始めました。といっても今日できたのは台所のコンロ周りだけ。掃除を始めるといろんなところが目に付きなかなか進みません。
しかし、綺麗になるとやはり気持ちがいいものでして、せめて水周りだけでも綺麗にして新年を迎えたいと思ってくるわけです。
今日は何も一日かかってコンロ周りだけを掃除したわけではなく、他のこともしていたからこうなっているだけです。
昨日の雪ずりでテレビのアンテナ線が外れてしまったのでこれを直していました。と言いましても元通りにしたわけではなく線の引き方を変えていたので分配したり中継したりで、結構時間がかかりました。部品の買出しにも行ってましたしね。
そもそも元通りの配線ではまた大雪の時には切れてしまうわけですから雪を回避できるようにつながないと意味がないわけです。
長い間テレビなしで生活していたくせに、いざここまで暇になるとやはりテレビは欲しくなるものです。今は特番ばかりで見たい番組は皆無に近いのですが、それでもニュースくらいは見たいものです。
ホント、最近の番組は特番に限らずつまらないものばかりだと思ってしまうのは私の嗜好が変わったからなのか、それとも本当に番組自体の質が落ちているのか・・・
さて、今年もあと5日。旧暦で考えるとまだあと一月あるのですが、ある程度は周囲に合わせてあげないとね。いったいどこまで大掃除が片付くやら・・・焦らずのんびり丁寧にやっていきましょう。
二桁
一日遅れで昨日のことを少々。
昨日ついに今シーズン初、最低気温がマイナスの二桁になりました。いわゆる放射冷却現象によるものでしょうね。おかげで日中は雪が降り始めて以来の晴れ。実に20日以上お天道様を拝んでいなかったことになります。
これだけ冷え込むと水周りの心配も出てくるのですが、さすがに4回目の冬ともなると私も少しは学習してきているようです。とりあえず今のところは凍結などの被害にはなっていません。
タダ、今年は雪が多すぎるということでそちらの被害が少々。日中暖かくなったことにより屋根の雪が一気に落ちてきました。雪も落ちる場所がなくなってきていまして家の壁際にまで侵入。勢い余った雪の塊が窓ガラスを割ってしまいました。扉を押しはずしたところもあったのですが、これははめなおして事なきを得ています。
年末年始にかけて少しは雪が落ち着きそうな予報です。ある程度は融けてくれると動きやすくなるのですが。
あぶれもの
昨日は祖父の49日法要で実家へ帰っていました。当然昼間っから酒を呑んでいるので泊まりです。
今日の夕方こちらへ戻ってきたのですが、途中の峠道で両車線ともに通行止め。どうやら大型トラックが滑って道を完全に封鎖したようです。
少し戻ってから別のルートで何とか帰ってきたのですが、とんだ大回り。いつもより1時間も余計にかかりました。
実は昨日広島へ出るときもそうだったのですが、雪道ということもありかなりの時間がかかりました。スピードが出せないくらい雪が積もっている道であればノロノロになるのもよくわかるのですが、多くはそうではないことに気付きました。
今日のトラックもそうなのでしょうが、雪対策を何もしていない車が多すぎるということです。スタッドレスタイヤ、もしくはチェーンを装備していればなんでもない程度の道でもノーマルタイヤのままで走ろうとしている車のなんと多いことか。当然必要以上に交通の円滑化を阻害しているわけでして、そこでいらいらしてしまった人は余計にでもスピードを出してまた事故を招くという悪循環をもたらしている気がします。
あとは技術的な問題。雪道では極力ブレーキを踏まないのが鉄則ですが、危ないところでブレーキを踏んでいる車のなんと多いことか。後ろについて走っていると思わず車間距離を開けてしまいます。スタッドレスタイヤやチェーンを過信しているのか、よりによって圧雪のカーブでブレーキはないだろっ。
そもそも根本的な問いかけとしてはそこまで危険を冒してなぜに車に乗るのか、ということですね。自分ひとりが事故をして死ぬだけだったら好きにしてくれればいいのですが、必ず周囲を巻き込むことになるのは明白なわけですからもう少し全体を見る視点が欲しいところです。ま、今の日本人にそれを望むのは夢想に近いとは思いますが。
さて、今年の大雪で高速道路の除雪作業員が足りなくなったということで、バイトのお誘いがありました。が、本日見事にあぶれました。どうも他の人が先に決まっていたようで今回は見送り・・・少しくらいは小銭を稼ぎに行こうかと意思を固めていただけに拍子抜けです。
貧乏はもともとですが、これで今後の収入はゼロが確定したわけで、爪に火をともす生活がいよいよスタートします。
ま、その分じっくり来年の計画を練りましょうか。
寒波再来
今日で夜の立て花のバイトが終わりました。最終日にしてものすごい雪に見舞われました。夕方出発するときは大丈夫だったのですが、帰るときにはとんでもなく積もっていました。
何とかかんとか家まで帰り着いたものの最後の坂道は車が上りきらず、結局下に車を投げて歩いてあがりました。しかもさくらは雪に阻まれて前に進めない状態なので私が抱っこして歩く羽目に・・・
明日の朝までにさらに積もる予報。明日からまた雪かきを一からしなおしです。
荷造り
今日は久々に雪の降らない一日でした。雪も少しは沈んだようですが、行動範囲から考えると実質何も変わっていないというところ。
昨日は西日本全域にわたってかなりの積雪があったようです。ここ大朝でもご他聞にもれずついに1mを超えた感じ。明日が今年最後の配達ということもあり何とか車だけは動かせる状態にしようとがんばって雪かきをしましたが、車が動くようになったのはようやく13時を過ぎてから。
今日は降らなかったので荷物の積み込みなど無事に完了しました。とはいえ下の駐車場まで何往復もして運ぶというのは量の割に手間のかかることですね。
本来は明日の配達で最後の大根もお届けする予定だったのですが、やつらはすっかり雪の下。掘り出すどころか畑までもたどり着けません。ということで大根は諦めてもらうことに・・・
明日だけは寒気が緩んでくれそうな予報ですが、そうなると今度は屋根からの雪ずりの心配が。雪ずりの雪って固まってるから掘るのが大変なんだよなあ・・・
お休み
夕べから今日にかけてまた40cm級の雪が降りました。昨日雪かきをしたところもほぼ元通り。全く触っていない場所になると腰のあたりまで積もっているでしょうか。とても確認しにその中に入る気にもなれません。
今夜からさらにひどい雪が降るとのことで立て花のバイトは休むことにしました。日中に雪かきはしたので何とか車は出せそうですが、帰りが無事にたどり着けるか怪しいので。
軽トラの荷台に積もった雪の高さがもう少しでキャビンの高さと同じになりそうです。明日には超えているんでしょうね・・・
最近雪の話題ばかりなのですが、実際他の話題がないくらい雪の相手ばかりしています。他のことをしたいと思ってもこれだけ雪があったらできないことばかりですし、仮にできることがあったとしてもまず雪を除けてからでないと始められない。となると必然的に雪かきで大半の時間を費やすという結果に。
こうして考えてみると昔の日本農家のつくりというのは良くできていますね。広い土間と屋内で火を使える構造。さらには母屋と続いた納屋や蔵。外に出なくてもちょっとした細工仕事などができます。さらには保存食や生活に必要なものはすべて屋根の下で完結できるようになっています。最悪、一歩も外に出られなくなってもしばらくは生活に支障をきたすようなことはありません。
ま、それでも雪かきからは逃れられないでしょうがね。
今年の雪は・・・
いったいどこまで積もるのでしょうか。雪かきもかなり限界に近付いています。といいますのは体力的な問題ではなく、除けた雪をどこに捨てるかという物理的な問題です。
ハウスの横の雪を除けているところは既に胸の高さまで来ました。まだ12月半ばですよ。このまま続けば捨て場所が・・・
庫裡の裏では屋根の雪と地面の雪が一部つながっています。この場所は例年一度はこうなるのですが、この時期では初めてのことです。このままでいくと屋根にかかる負担が心配ですが、茅葺きにトタンを被せたつくりなのでとても上って雪かきできる傾斜ではありません。うーん、雪の上を歩いて屋根に到達できるまでおいておくかなあ・・・
悲しいことにこの大雪、隣町に行くとないのです。それなりには積もっているのですが、高々20kmも離れていない場所で何分の一かの量に減ってしまいます。峠一つでこうも変わるものなのか。
明日からさらに強力な寒波が来るとか。さらに週間予報はまた一週間後までずっと雪の予報。スキー場などはホクホク顔なんでしょうがね。
スケープゴート
今日も雪が降っています。4日から降り始めて、降らなかった日がいったい何日あるんだろう・・・既に数える気も失せています。
今日も雪かき。駐車場までの道をあけて、車の周囲の雪を除けていると突然屋根からの雪ずりが。一瞬で掘った道が消えてしまいました。しかも雪ずりの雪は硬く締まっているので雪はねでは容易に掘れません。同時に上を歩いても雪が沈まないのでそこはもう諦めて放っておきました。
ちなみに「雪はね」とは雪かき用のスコップみたいなものでプラスチックやポリカーボネイトでできています。すくう面積が広い分つくりは軽くできていますが、その分強度はないです。
さて、またしてもタバコ税が増税されます。相変わらずタバコ一人を悪者にして諸悪の根源から目を背けようとする風潮は変わらないようです。
「嗜好品」と分類されるものの中でこの20年くらいの間にこれほどの価格高騰を見せたものは他に例がないでしょう。私の記憶している範囲内でも今回の増税で110円、率にして6割強の価格上昇です。
タバコが体に良いとは言いません。そもそも「嗜好品」と呼ばれるものは多かれ少なかれ人体には害をなすものばかりですからね。ま、今では「健康食品」などと称して売られているものさえ眉唾物が多いのでその基準もなんともいえませんが。
話がそれました。そう、タバコは体には悪いのです。しかし、現代病といわれるものを引き起こす原因はタバコだけにあるわけではなく、さらに言えばその他の要因と比べてタバコが突出して害を及ぼしているわけでもないわけです。
そのあたりのことを追求することもなくただただプロパガンダに流されて嫌煙家を気取っているようでは議論にもなりません。
先導する側の立場に立てば、とりあえずタバコを悪者にしておけば何かと都合はいいでしょうね。なにせ根本的な改善を図ろうと思えば今の社会構造から生活のあり方まで戦後60年間推し進めてきたことの大半を否定しなければならないわけですから。
政治に虐げられるのが百姓の常ですから私も耐えましょうか。家計に対する影響は減煙でも防げますしね。
寝るのが一番
立て花のアルバイトが始まってから4日が経ちました。深夜までの作業、寒い作業場、乾燥した空気と埃などなどにより例年体調を崩しがちになりますが、今年は今のところ乗り切っています。
よく考えると例年であればこの時期まだ雪がそれほど積もっていないので、日中もそれなりにごそごそと動いているのです。それがこの大雪で今年は全くといっていいほど動けません。まあ昨日のように雪かきなどでは動きますが、たいした時間ではありません。
実は今朝も起きてみると咽喉が少しやられ気味だったのですが、外がこんな状態なので何かをしなければという脅迫感もなく安心して寝ていられます。
百姓をしだしてからよく思うのですが、体調を崩しかけたときって「やばいかな」と思うくらいのときに早めにゆっくり休むのが一番ですね。
薬を飲んだり、注射をうってもらったりということで症状は抑えられますしその場はしのげるのですが、やはり根本的な解決にはなっていない気がします。本来持っている自然治癒力をうまく働かせることで徐々に風邪自体もひきにくい体になっていくのでしょう。高熱が出て寝込むほどの状態になる回数が年々減ってきている気がします。
どうしても無理をしなければいけないときも確かにありますが、「無理をして3日寝込むよりは大事をとって1日休もう」という精神は大切だと思っています。
雪かき
よく積もりました。平均しても既に膝までは雪が来ています。さくらの散歩もほぼ不可能な状態になり、今朝は途中でさくらが雪に阻まれて進めなくなったので引き返しました。これではさすがに一歩も動けないので、今シーズン初の本格的雪かきです。
まずは私の寝起きしている離れから台所・風呂のある庫裡への道をあけます。その後うらにいる鶏たちのところまで道をあけ、ようやく彼らの餌やり。
次は下の駐車場にとめてある車のところまで道をあけ、さらにそこから車が出られるように入り口付近の雪をのけます。
あとはハウスの周りです。ハウスの屋根に積もった雪が横にたまった雪とつながってこれ以上は落ちない状態になっていますので、そのままにしておくと際限なく屋根に重みがかかりハウスがつぶれる恐れがあるのです。
ここの作業が一番しんどかったですね。なにせハウス横の雪は今までに屋根から落ちてきた雪もありますのでゆうに胸の辺りまであります。雪がたまりやすい場所なのか、その近辺でも腰の辺りまでの雪です。
先ほど何とかすべての作業を終えましたが、今日も雪は降り続けていますので元の状態に戻るのも時間の問題化と・・・まさに賽の河原です。
とはいえこまめに雪かきをしておかないといざというときに身動きがとれませんし、そうなるまで放っておいたら時既に遅し、ということになるのがオチですから。
今日は最近には珍しくよく動きまして、広島菜漬も本漬けに入りました。今年は下漬けがうまくいったので期待がもてそうです。一週間後くらいには食べられる予定。欲しいといっていた人にもそのあたりには送ってあげられそうです。ま、味は出来上がってみないとわからないのですがね。
お、日が照ってきましたぞ。太陽にきらめく雪景色、こうして窓から眺めているぶんには綺麗なんですけどねえ・・・
コメントのお返事
今日からまた雪が降り始めました。これから一週間近く降り続く予報。かなりまとまった量が期待(懸念)されそうです。ちなみに現在は軽トラの腹が充分こするくらいに積もっています。家に帰るのに最後の坂道が危うく登れなくなりそうでした。最低速ギアに入れて無理やりあがって来たのですが、よく考えると明日は無事に出られるのだろうか・・・
今日も立て花。帰りは深夜ということで積もった雪と低温とで道はかなり運転しづらい状況です。さすがにシーズンはじめころは雪道の運転も怖いですね。
さて、今ブログを開いてみると今までたくさんコメントを書き込んでくださったものがまとめてUPされているではありませんか。かなり以前のものからありますので、いまさらお返事というのも時機を逸しておりまして控えさせてもらいますが、ありがとうございました。コメントはとてもうれしいもので、励みになっています。
いまひとつうまくUPされないのでこのブログ上でのコメントやりとりができず、残念ですがお許しください。
立て花
毎年恒例の立て花のアルバイトが今日から始まりました。この立て花というのは正月用の飾り物で、仏壇の花立に飾ってあるものです。
時間は夕方6時から深夜12時まで。隣町(といっても今年から合併して同じ町になりましたが)まで通っています。
ということで今日からしばらく夜が遅くなり、日記の更新もこんな遅い時間になることが多いと思います。写真を載せたいのですがカメラが直っていないので無理。残念です・・・
曇天
日曜日に雪が降り始めてから初めて一日雪が降りませんでした。といっても空はどんより。もう春まで気持ちよい晴れが拝めないのかと思うと憂鬱です。
さすがにもう今年は雪が消えないだろうと覚悟を決め、できることを少しでもやろうと今日は黒豆をしごうしました。今年は小豆以外の豆は出来が悪く、黒豆も来年の種分しかありません。なので作業自体はたいした時間もかからず終わり、また暇に・・・あとはトラクターを雪の中から掘り出して、避難させるかなあ。
日曜日から夜のアルバイト(立て花)がはじまるので、少しは生活にも張りが出るかな。
さくらは雪が積もってからというもの、急に元気です。今までが元気がなかったわけではないのですが、輪をかけて駆けずり回っています。いつもであれば行かないようなところまで遠征をするのでよく見張っておかなければいけません。こういう次第で結局さくらを遊ばせるために私も外でごそごそする羽目になるので気分転換にはなるのですが。
ストーブメニュー
今日も雪でした。まだこの時期は気温がそこまで下がらないので重たい雪が積もります。さくらの散歩のときもジャンパーが濡れるので余計に動きにくいです。
さて、こうして冬ごもりに入ると料理が横着になってきます。うちに来たことのある人はわかると思いますが、台所が離れているのです。ということで雪の中を冷え切った台所へ移動して料理ということになると気分も乗りません。さらには調理と食事の間は台所にもう一台ストーブをつけることになりますので、灯油ももったいない。
ということでおでんやカレーなど煮込み系の物を大量に作ってはストーブの上で煮込んで食べている今日この頃。
せっかくストーブはついているのだからその熱源を利用しない手はありません。部屋がおでん臭くなったりカレー臭くなったりするという不利点もありますが、そこはそれ、隙間の多い家ですからしばらくすると臭いは残りません。
こういうメニューをもっと増やしていかないとさすがに飽きがくるだろうな。何かお勧めのものがあったらレシピを教えてください。
観測地点
いやな予報です。今年は今回の初雪がそのまま根雪になる可能性が・・・
さて、今日実家に電話したときの会話です。
「あんたのところは8cmしか積もらんかったようじゃねえ。」
「・・・は?」
先日の日記にも書きましたが、どう見ても20cm近くは積もったのです。それがどうやらニュースでは上記のように報道していたようです。
いつも思うのですが、いったいどこを見てこんな報道をしているのでしょうか。
私は別に雪がたくさん積もったことを自慢したいわけではないので、むしろそのくらい少ないほうがありがたいのですが、こんな情報を聞いて現地にくると痛い目にあいそうです。
どうせ現地を確認したわけでも、現地の人に確認したわけでもなく、どこぞに置いた機械の送ってくる数値だけをそのまま報道しているのでしょうが、あてにならないものです。
実はもっとひどいのがスキー場の積雪情報。スキーシーズンが本格化しますと毎日のように「○○スキー場○cm」と報道していますが、この数値どうやって測っていると思いますか。
私もすべてのスキー場の実情を知っているわけではありませんが、まず間違いないのはスキー場による自己申告であるというのは確かです。
計測地点を決め、計測する道具を決めてまじめに測っているスキー場もあるのでしょうが、ひどいところになると「目分量」です。当然そこには「雪が少ないと客が来ない」だから「少しでも多く見せたい」という作為が入るわけで、極端なときは倍半分違っているときもあります。
皆さんも「滑走可」と書いてあるスキー場に行って土が出ていたという経験はありませんか。私スキー場で少しバイトをして初めてこの謎が解けました。
今世間を騒がせている「偽装建築」にしてもそうですが、情報は受け取る側が確認しなければならない世の中になっているようですね。「金儲け」=「だまし」という公式がまかり通っていますからねえ。
情報化社会って一体・・・
3日目
初雪から3日がたちました。今日も午前中は雪でしたが、気温が上がってきたので、だいぶ融けてきました。
さすがに冬の気分に浸ってきましたのでついにコタツをセット。それに伴いさくらがあけた障子の穴をふさぎ、とりあえず部屋の防寒装備は整いました。やはりコタツで足が暖まると寒さが違いますね。
本来は電気代節約のために掘り炬燵というのが理想なのですが、残念ながら私の部屋には掘り炬燵の穴がありませんでしたので、これは諦めました。実は先月畳をはがして調べてみたのです。
今日は昨日までと比べるといろいろと動きはしたのですが、さすがに雪が積もってくるとできることも少なくなり日記のネタにも困ります。とにかく毎日続けるということに意義があると思い、何か書き続けようとは思っていますが・・・(途中で休むこともありますね)
本格的な冬ごもりと伴に今後は出来事よりも心中を吐露する機会が増えそうです。
灰色の世界
どうやらデジカメは故障のようです。せっかくの雪景色をご覧いただけないのは残念・・・
今日の午後になって雪はいよいよ本気になってきました。現在の積雪は15cmを超えたでしょうか。場所によって積もり具合が違うのではきとはしませんが。午前中はよく晴れ、朝までに降った雪景色の中で寒いながらもいい気持ちにさせてくれました。
ところが午後からは一転、ひたすら灰色の世界と風と雪。外を眺めるたびに陰鬱な気分にさせてくれます。夕方のさくらの散歩も雪がやんだときを狙って出たのですが、5分も経たないうちに激しい吹雪の真っ只中。自分の足元さえまともに見られない状態です。そんな中でもさくらはまっすぐ歩きます。私はその足跡だけを頼りに道から落ちないように歩くのが精一杯。犬ってすごいな。
それにしても天気予報を見るとこの先も雪が続きそう。もしかしてこのまま雪が消えることなく春を迎えるのでは・・・という恐ろしい気持ちにさせてくれます。まだ冬支度も完全ではないんだよねえ・・・
今年は倹約精神でここまでコタツを出さずに来ましたが、これもさすがに限界。本気でコタツの登場を考えないと。
初雪
今日は予報どおり昼過ぎから雪になりました。雨音がやんだので「もしや」と思って外を見てみると案の定雪に変わっていました。
この雪が夕方までで多少は積もりましたが、まだべちゃべちゃの雪なので融けるほうが多いようですね。今は道路もすべるほどではありませんが、明日の朝が危ないでしょうね。ま、私は通勤族ではないので心配には及びませんが。
雪の写真を載せようと思ったのですが、最近デジカメが弱ってまして、充電が少なくなるとカメラ機能がサボタージュを始めます。ということで今充電中。明日の朝の景色は写真に収められるといいのですが。
「雪やこんこん」でもあるとおり、さくらは雪の中でも元気に走り回っています。体は毛で覆われているから寒くないとして、いつも気になるのは足の裏です。肉球に触ってみるとかなり冷たいのですが、全く応えていないようです。私など手先足先が真っ先にやられてしまうのですが、犬はまた違った機能を持っているようです。
さて、この雪がいつまで続くことやら・・・少しはやんでくれないとまだ漬物が残ってるんだよなあ・・・
スタッドレスタイヤ
かなり風が冷たくなってきました。明日からしばらく雪の予報。ということで今日は車のタイヤを冬用に替えました。
毎年タイヤを履き替える時期で悩むのですが、今年から早めに替えておこうと思っていたところです。このあたりでは大体12月に入るとタイヤを履き替えておいたほうが間違えがないようですが、年によって多少のずれがあります。(旧暦との兼ね合いでしょう)
今まではタイヤの磨耗などをケチくさく考えてなるべくぎりぎりまで替えていなかったのですが、突然降られると身動きが取れないことを考えると少々早めに替えておいたほうが労力や安全面などからも賢い選択だと思うようになりました。
このあたりでは初雪でさえかなりの積雪になる可能性が高いのです。半日待てば融ける程度の雪であればいいのですが、下手をすると一週間でも残る場合もありますので、早めの冬支度は何についても欠かせませんね。
昨日のブログで今日から平常どおりの生活に戻す、と言っていたのですが、なかなかリズムが戻りませんね。ひとつは生活リズムなのですが、それ以上に気候の差がつらいと感じています。一週間の大半を実家の広島で過ごしていると気温の変化に体がうまくついていけなくなっています。平均しても5度以上は気温が違うわけですから体もびっくりしますわな。
風邪をひかないように気を引き締めなければ・・・
今日は今年初のおでんでしっかり温まって寝ましょう。
精進おとし
長らく休みました。
昨日、祖父の初七日の法要が終わりました。この一週間は葬儀などでいろいろとありまして、あっという間でした。母も忙しく立ち動いていたようで、皆葬儀のときはそれなりに悲しみにくれていましたが、その後はそれこそ悲しむ暇もなくといった状態で一週間が過ぎて行きました。
こうした多くの儀式や事務手続きなども身内を失った寂しさや悲しみを紛らわせてくれるためという側面もあるのかもしれませんね。
さて、また明日からは平常どおりの生活に戻します。が、いきなり一週間天気はすぐれぬ予報・・・
祖父逝く
昨日11月25日午前7時過ぎに祖父が息を引き取りました。86歳でした。
先日結核病棟から退院し、普通病棟での療養とリハビリという段階に入っていただけに突然のことでした。最終的には結核での肺機能の衰弱がたたったようです。
祖父は直接戦役には出夫していませんでしたが戦前戦中を生き抜き、戦後の都市化が進む広島で田畑を守り今年入院するまで現役で百姓を続けていました。
私が百姓を志したのも今から思えば祖父の姿というものが多分に影響している気がします。
私の実家は祖父の家のすぐ近くにあり、半ば同居に近い形で接してもらっていました。小さいころから畑仕事をする祖父の姿もよく目にしていました。
戦中、戦後のことは多くを語らなかった祖父が少しずつ話してくれたのは私が百姓をし始めて以降のことでした。
野菜作りや米作りについてはあれこれと具体的な話はなく、「地の人に聞くのが一番」ということをよくいわれました。それなりに自分のやり方も教えてはくれましたが、最後はやはりこの言葉が多かったです。百姓仕事の本質をわかっているからこそこういう言い方になったのでしょう。
医者の話ではこの正月は家で過ごせるかもしれないという期待もありました。私も毎週見舞いに行っていてそう思えるような状態でした。
今年は初めてもち米と小豆がしっかり獲れたので私の作ったもち米と小豆だけでの餅つきができると楽しみにしていたのですが、結局は口にしてもらうことができなくなりました。
野菜や漬物などもまだまだ食べてもらいたいものがたくさんあったのですが、今となってはどうしようもなく、ただただ祖父の味に近づけるものを追い求めるだけです。
私は祖父に褒めてもらえるようなものを作りたかったのかもしれません。そして自分の田を、畑を見てもらいたかった。
百姓の大変さを一番わかっている祖父だからこそ最後まで私の心配をしてくれていました。しかし「やめろ」とは一言も言わなかったのは百姓の良さ、大切さも一番わかっていたからだと思っています。
私は結局存命中には祖父を安心させてあげるだけの結果を出せずに今に至っているわけですが、これもさだめと受け入れまた元気に百姓を続けていくしかないと決意を新たにしているしだいです。
昨夜は仮通夜、今夜が通夜、明日が葬儀です。今日は少し時間が取れたので鶏に餌をやりに帰ってきました。そのついでにこれを書いているわけですが、明日はお休みします。
私が祖父の姿を追い求め、百姓を続けている限り祖父は生き続けるのかもしれない、そんな気がしています。
初挑戦と再挑戦
漬物の季節です。今年は夏に糠漬けができなかったので、そのぶん冬の漬物はがんばろうといろいろ挑戦中です。
そもそも冬場は野菜がなくなるので、こうした漬物は貴重な食料でもあります。
初挑戦というのが「広島菜漬」。去年友人から欲しいといわれたのがきっかけで漬けてみようと思い立ちました。普通に売られているものでも送ってあげればよかったのですが、私が思うに市販されている広島菜漬はどれも美味しくないのです。
そういうと漬物はどれも同じなのですが、どうせ食べてもらうなら自分が美味しいと思うものを勧めたいというのが人情。
私は小さいころから家で漬けた漬物ばかり食べて育っているのでどうしてもその味が基準となり、市販のものは口に合わないのです。でもよその家でつけたものであれば美味しく食べられるものが多いということはやはり市販のものはいらぬものが入りすぎているのでしょうね。
そうした事情に加えて2年前に漬物屋のバイトで広島菜の収穫をしたことがあったのですが、そのときにその漬け方を見てなるほど美味くないわけだ、ということが理屈としても理解できたのでした。
ということでぜひ我が家の味を手につけようと母から教えてもらいながら試行錯誤です。広島菜は今日粗漬に入ったばかりですのでこれからどうなるか・・・しかも容器が足りずにまだ半分しかできていないのです。
再挑戦というのは「たくあん」。いつぞやの日記にも書きましたがこれは過去2年間失敗続き。今年は乾燥がうまくいったのではないかと思っていますので今までよりは期待が持てます。ただこれも最後までやってみないとどう転ぶかがわからないのでやはり不安ではあります。
何でもそうですが、口で教えてもらっても実際にやるときは自分一人というのは難しいものです。熟練者がやっているのを傍で見、実際にやりながら指導を受けるというのと比べるとかなり遠回りではありますが、半面失敗をする回数が多いだけ確実に自分のものにはなって行きます。
どちらがいいのでしょうね。
移動手段
田舎で生活していると移動手段は専ら車になります。公共の交通機関がないので致し方ないことではあるのですが、ふと思うとたいした距離でもないのに車に乗っていることが多くなっています。
このことは以前から少しは考えていたので部落内くらいは歩きか自転車で移動していました。ところがふと思ったのですが私がよくお邪魔している陶芸家の友達の家、大体2kmくらいの距離なのですが、いつも来るまで行っていました。
街中にいたころは4~5キロくらいの距離は自転車で移動していたのにいつの間にか横着をしていたようです。
ということで今日から天気の許す限りは自転車で移動しようと早速夕方自転車で行きました。
なのに・・・留守・・・
感覚
相変わらず寒い日が続きますね。今日は野菜の配達で広島に出ていましたが、やはり気候の差を思い知らされます。
入院中の祖父ですが、今日から広島の日赤病院に帰って(?)来ました。肺炎のほうがだいぶ落ち着いたという判断らしいです。病院が近くなったのでこれからは見舞いに行きやすくなるのはいいのですが、こちらは駐車場が不便なのが問題。病院にも一長一短ありますね。
ということで今日はその日赤病院へ行ってきたのですが、広島市内中心部あたりを走るのは久々でした。
夕方、日暮れごろに運転していたこともあり目に付くのはクリスマス用のイルミネーション。平和大通り沿いにはかなり大々的なものが作られていました。
町にいたころの私であればそれなりに綺麗だなとかお洒落だなとか思っていたのでしょうが、今の私にはバカバカしさ以外の何ものでもありません。
これだけ環境のことや無駄使いのことが人の口に上っているにもかかわらず、その人のやっていることは上記のような矛盾したことばかり。結局は建前や金儲けの手段でしかないのでしょうね。
さて、「感覚」ということについてですが、このイルミネーションを見ながらふと思ったことです。
浪費に基づいた豪奢さ、これが現代人の豊かさの指標なのかなと。
あまりにも浅薄な思考回路だともいえますが、それ以上にこれは「感覚」の問題なのかもしれないなと。そういうものを見て「素敵!」と感じるか違和感を感じるか、これは知識やその人の生き方にも大きく左右されますが、好悪というものが感性によるものであれば我々が一生物として持っている感覚によるものなのかもしれないなと。
ま、なんにしても「もったいない」は口だけのようですね。
初氷
いやー、ついにきました。氷です。今朝はとてつもなく冷え込みまして、おそらくマイナス2~3℃だったのではないかと思います。
昨日恵比須堂の祭典が終わり、ようやくこの秋の行事もひと段落したところでした。夜はうちで近所の人と少々呑んでおりまして、そのおかげで冷え込み具合がいまひとつよくわかっていませんでした。
ついでにブログも更新せず、朝も少々寝坊してしまいました。
そんなこんなで朝起きてみるとえらく寒いではありませんか。今までにない霜の降り方を見て、もしや・・・
と水溜りを見てみると写真のように氷が張っておりました。
寒い、寒いと言ってみてもまだまだこれからが本番なんですよねえ・・・
のんびり?
今日はうちの寺で法要がありました。朝から女性会の人たちがやってきて準備です。
私は寺に住まわせてもらっていますが、檀家というわけではないので法要への参加は特にしていません。ということでここにいても邪魔になるので広島へ糠を取りに出ました。当然うるさいさくらも一緒に。
さくらは人が大好きなわりに家につながれているときは一応番をしています。なので今日のように人が大勢出入りするとひたすら吠え続けています。
さて、今日は糠を取りにいくといっても一日時間があったわけで、実家でかなりのんびりしてやろうと思っていたわけです。が、折りしも姉が甥っ子と一緒に来ていたということでそれほどのんびりというわけにもいかず、それなりに一日が早く過ぎていきました。
長い間一人で暮らしていますとこうした大勢といるときとの時間の流れ方の違いに気付かされます。
今のように一人でいますと家族と一緒にすごす時間が心安らぐのですが、「隣の芝は・・・」の理屈から鑑みますと家族と一緒に過ごしていた時期に一人の時間が欲しいと思っていたことも事実です。
ないものねだりばかりで身勝手なのは人間の常なのでしょうが、それでもやはり家族に囲まれて日々を送るというのは今の私の一番の願いでもありますね。
寒いのに・・・
寒いです。朝晩のみならず日中も寒くなりました。天気が悪くお天道様が拝めないということもあるのですが、それ以上に風が冷たくなりました。
今日は一日降ったりやんだり。夕方以降は特に寒くなってきましたが、それでもまだ雪にはなりません。これだけ寒くなればそろそろ雪になってもおかしくないとは思うのですが・・・
今日は特にこれといったこともなく過ぎていきましたので、このへんで。
草刈終了
昨日の日記で「冬」と書きましたが、今日はさらに冷え込んでいます。写真は今朝7時ごろのうちから見た景色ですが、これだけすっきりと晴れてくるとさすがに冷え込みも格別ですね。ご覧の通り霜もかなり強烈になってきました。よく見ると山際につきが残っているのですが、見えますかな?
今日でようやく田んぼの畦草刈りがひと段落しました。今年は田んぼの移転に伴いただでさえいつもの倍近くの面積があったところに加えて、あれこれと行事続きでこんな時期までかかってしまいました。
とりあえずはこれでひとつ肩の荷が下りました。
あとは「はでご」を撤収したら今年までお世話になった田んぼとはお別れです。
話は変わりますが、少しだけ部屋の模様替えをしました。さすがに寒くなってきたのでそろそろコタツを出そうかと思ってのことだったのですが、コタツ布団の準備が完全ではなかったので今日は見送りました。
といいますのが布団圧縮袋。コタツ布団をこれに入れて保管していたのですが、いざ袋から出してみるとCMでのようにふわーっとは膨らみませんね。急遽干したのですが、午後からは雲が出てきたのでたいした効果もなく結局諦めることにしました。
まだ何とかストーブだけで耐えられるので次の晴天を待ちましょう。
さて、今夜はまた一段と冷え込んできました。今朝は外の水道が少しだけ凍結しましたが、明日はどこまで冷えることやら・・・
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冬
巷では「晩秋」などといっていますが、旧暦では季節はもう冬です。先週には立冬を迎えまして、五感に感じるものも冬らしくなってきています。
今日は草刈をしていて鼻から入る空気が痛く感じました。今週は天気がよくないのですが、それにしても風は確実に冷たくなっています。
寒くなってきたせいか、最近のさくらは無駄に元気をもんでいます。今も私の邪魔ばかり。たったこれだけの文章でかなりの時間がかかっています・・・(こんなかんじ↓)
財布
そのことに気づいたのは、今日の午後、母と一緒に祖父の見舞いに行くときでした。
「財布がない」
今日は朝から野菜の配達で広島に出ていました。途中小腹がすいてパンでもかじろうかな、と思いながらも結局そのまま。先日痛めた腰がよくならないので、マッサージ屋をしている友人のところへ寄ってほぐしてもらったもののお金は払わず。
ということで朝家を出てから午後のそのときになるまで財布に手をかけることがなかったわけです。
どこかに落としたかとも考えたのですが、その可能性も薄く、先ほど家に帰り着いて見るとやはり家にありました。
いろいろと不都合なことはありましたが、圧巻は帰宅途中での検問。酒は呑んでいない、シートベルトもちゃんとしている、スピードも制限速度内。ということでのんきに構えていたところに「免許証を見せてください」の一言。
「あっ」そういえば免許証は財布の中だ。ということで免許不携帯となり罰則金3000円なりー・・・
普段違反をしない人がたまたま犯した一度の違反で捕まるということはよく言われることですが、こんなにタイミングよく検問をやっているとはねえ・・・今まで何度も同じ道、同じ時間、同じ曜日でその場所を通っているのですが、検問は初めてでした。
朝のたった一つの忘れ物がこうまで一日中たたるというのも珍しいことで、かえって笑いさえ出そうな出来事でした。
ちなみに免許不携帯は罰則金のみで減点はないそうなので更新には今のところ支障がなく、これだけは救いです。
所変われば
縁は異なもの、と申しますがその都合で今日はまたまた葬式に行ってきました。
私の実家の隣に以前住んでいた人が実はお隣邑南町の人でして、奥さんのほうが先日亡くなったということでした。ご主人のほうはだいぶ以前に亡くなっていたので、今回の喪主は弟さん。残念ながらこちらとはまったく面識がないので型どおりの挨拶にしかなりませんでした。
今回は私の実家、祖父方を代表しまして、私が3件分の香典を持って参列したのですが、島根県での葬式に参列するのは初めてのことでした。
浄土真宗ということもあり、同じようなものかと思っていたのですが、まさに「所変われば・・・」でして、式の進行の仕方など違うものですね。
今年は特に葬儀に参列する機会が多かったので、多少は場慣れしてきたと思っていたのですが、地域色が強くなればなるほど事は簡単にはいきませんね。その場である程度の機転が利かせられないということはまだまだ「場慣れ」と言えないのかもしれませんが・・・
700年祭
昨日、今日と枝ノ宮神社の鎮座700年祭がありました。天候にも恵まれ無事終わりました。
先日来何度か紹介していた「杉門」も立派なものができ、作業に携わったものとしては大満足です。今日はその写真を載せようと思ったのですが、ファイルがうまくアップロードできませんので、また後日に。
土曜日は朝から杉門作りの仕上げ。これは午前中に無事終わりまして、夕方から前夜祭でした。土曜日は私の出番はありませんでしたので、御神行の行列について祭り見学でした。
そして今日は朝から祭りの本番。私は今日の御神行で神輿を担ぐ役でした。こちらは自分で写真を撮ることはできませんでしたので、写真を撮っていた人から入手できればまた後日紹介します。
先日も触れましたが、今回の祭りは50年に一度という大々的なものでして、かなりの人数が集まりました。御神行の行列と、稚児行列(ここにはその親も一緒についています)、観衆などを合わせると400人くらいはいたのではないでしょうか。
田舎での祭りですが、ここまでの人出になると壮観です。
まだ後片付けなどは残っていますが、とりあえずひとつ肩の荷が下りました。
それにしても写真を見てもらえないのが残念・・・
ひたすら寝る
今日は雨。午前中から降り出した雨は結構本格的に降ってくれています。
昨日腰を痛めていた私にとってはちょうどよいタイミングでの雨となってくれました。よって今日は一日寝て過ごしました。
朝夕のさくらの散歩と朝の鶏への餌やりだけは欠かすわけにはいきませんが、その他のことはなんにもしません。そもそもこれだけ雨が降ったら何もできませんが・・・途中ご飯を作って食べる以外は布団に入って漫画を読んだり寝たりしていました。おかげでストーブをつけることもありませんし、生産性はあがりませんが、浪費も少ない一日でした。
おかげで腰のほうもかなりよくなりました(完治とまではいかないのでしょうが)。明日は神社の700年祭。朝から準備、夕方には神輿担ぎと忙しい一日になりそうです。
テレビ
昨日、今日と氷点下の日が続きます。この寒さの中、朝起きてすぐにさくらの散歩に出るわけですが、家からの下り坂を一気にダッシュさせられます。最近の疲労もたまっていたのでしょうが、ついに腰に来ました。幸いぎっくりとまではいかなかったので何とか寝込まずにすんでいますが、明日は一日腰を休めようと思っています。雨の予報でもありますしね。
さて、今年の5月からテレビのない生活を送って半年、今週ついに映るようになりました。同軸線がどこかで断線していると思い込み、何も手をつけていなかったのですが、何のことはない、原因は単に増幅器の電源が入っていないだけでした。
友達にも手伝ってもらい屋根の上にあがっていろいろと線をつなぎ変えてみたり線を剥き直したりしてみたりしましたがアンテナ線のほうは何も異常がなかったわけです。
お粗末な話ですが、これで次からの対処も楽になります。
こうして久々にテレビが見られるようになったものの、いざテレビをつけてみるとなんと見る番組のないことか。月曜日に映るようになったのですが、今日まで出見た番組はNHKのニュースのみ。民放など他のチャンネルも見ようとしたのですが、あまりにも面白くないので即消してしまいました。
インターネットで番組表を調べてみてもこれといって見たい番組はありませんね。これが現在の志向であり風潮なのでしょうが、あまりにもつまらなすぎます。
私の求める娯楽が時代錯誤だといわれればそれまでなのかもしれませんが、その程度の時流なのであれば錯誤していたほうがましですね。他にいくらでも楽しいことは見つけられますし。
カメムシが多いと・・・
予想通り今朝は氷点下。ただしまだ氷が張るまでには至っていませんでした。もう少し地温が下がらないと氷とまではいかないのでしょうね。
さて、今年はカメムシが多いという声をよく聞きます。私のうちでも例外ではなく、いつになくカメムシに悩まされております。毎日のように部屋でカメムシを捕っているのですが、皆さんはどうやってカメムシを扱っていますか?
私の場合はガムテープです。これは数年前に友人から教わった方法なのですが、非常に便利です。他にもペットボトルを使うという人も身近では聞きます。
写真はたまたま米袋を重ねているところをはぐったときにまとまっていたので撮ってみました。
さて、カメムシが多い年は雪がたくさん降る、ということを聞きます。ということはこの冬は雪が多いのかもしれませんね。あまり雪が多すぎると雪かきが大変になるのであまりうれしくはないのですが・・・ま、これも雪国の宿命として受け入れるしかないですね。
そもそも冬に寒くなって雪が降るというのは当たり前のことですからねえ。
酒蔵見学
急に寒くなりました。現在22:00ごろですが、すでに0℃です。空は満点の星、すなわち快晴です。ということで明日の朝は氷点下必至。下手すると初氷を拝むことになるかもしれません。
さて、今日は朝から野菜の配達。午後からは母と一緒に祖父のお見舞いに行ってきました。今日は病院に着く時間も早かったということでかなり時間に余裕がありましたので、途中で近くの友達のところへ寄ってみました。
そこの家は有名な酒蔵なのですが、今はまさに「つくり」の季節。たまたま私が訪れたときに大吟醸のつくりを行っているところでして、普段だと見られない作業までちゃっかりと見学させてもらえました。
その蔵で作られるお酒は実は私が最も好きな酒でして、さらにその大吟醸のつくりのほんの一部ですが実際に見させてもらえるとはこの上ない喜びです。
今日見させてもらったのは精米し終わった米を流水で流し、水につけて吸水させるところでした。厳密な水の温度管理と吸水させる時間、杜氏、蔵人ともに何気なくされているようにも見えますが、熟練のわざと経験がその動きを軽くさせているのでしょうね。
その後、酒母・麹・酵母菌などなど酒米がお酒になるまでの過程やその現物を実際に見させてもらい、匂いを嗅がせてもらいました。
酒蔵の匂いというものを初めて体験したのですが、とても心地よいものです。
機械で完全にオートメーション化された蔵であれば、見学してもどーとも思わないのでしょうが、実際にそこで立ち働く人たちとその作業を目の当たりにするとそこで生まれる酒の一滴一滴がとても貴重なものに思えてきます。
酒米ではありませんが、私も米を作っているということでその米が酒という液体に生まれ変わるということには何か特別な感情も働くのでしょう。
この蔵から生まれる酒が益々好きになりました。
ちなみに蔵の名前は先方に不都合が生じてもいけないので敢えて伏せていますが、「私の好きな酒」ということでわかる人にはわかると思います。
干し物日和
今日は昨日の雨がうそのようにいい天気になりました。朝さくらの散歩をしているときにはまだ少し雨が残っていたので、あまり期待していなかったのですが、布団までも干せてしまうほどの照り具合でした。
ただ、田んぼや畑にはまだ水がそれなりに残っていますので、たいした作業もできず、今日は干し物を中心にしました。
と言いましても布団を干して満足していたわけではなく、大根と小豆を干していました。
小豆は以前お話したものですが、あれからハウスの中においておりましたので、すでにかなり乾燥していました。ということで今日はそれをもう少しだけ干してからこなし作業に入りました。
莢をたたいて中の豆をはずす作業です。まだ完全に乾ききっていないものもありますので、今日ですべては終わっていませんが、半分以上はこなせました。
もうひとつの大根ですが、これはたくあん用です。今まで2年間私はたくあん漬を失敗し続けておりまして、その原因がどうもこの乾燥作業にあったようです。
今年はうまく干し上げて美味しいたくあんにできるのか。去年よりも量を減らして確実な作業を遂行していこうと思っています。
漬物は冬場の貴重な副菜となりますので、少しずつレパートリーを増やしていきたいですね。なんせ冬の間は雪に覆われ野菜が獲れないわけですからこうした保存食が重要になってくるわけです。
そうそう、大根をくくるときに今年とれたもち米のわらを使ってみましたが、評判どおりやわらかくて使いやすいわらでした。しごくことなくそのまま使っても切れませんし、長さも充分(むしろ長すぎたかも)。冬の間にこのわらで草鞋なんか作れたらいいですねえ。
秋季訓練
今日は明け方から雨。久々に一日中まとまった雨が降りました。
この時期は空気が乾燥している割には気温が低かったり、霜が降りたりで畑自体はそれほど乾燥していないのですが、やはりそれなりには雨も降ってもらわないとね。
で、今日は野良仕事もできないので一日のんびりと、というわけにもいかないのが今秋のつらいところで、今日は朝から消防団の秋季訓練でした。
雨ということで中学校の体育館での訓練なのですが、これは午前中だけ。午後からは各分団ごとに自分たちの地域で各戸査察です。
最近は特にプライバシーの問題などもあり、各戸の火の元や消火器などまで立ち入っては調べず、ビラを配りながら火の用心を説いて回るだけというものです。
ここまでで大体15時近くなり、今日はおしまいです。
そうそう、今日は県知事選挙もありましたので、ちゃんと行ってきました。それにしても最近選挙がどんどんどうでもよくなってきてますねえ。
杉門その後
今日は朝から先日お話した杉門の組立作業です。といいましても写真にある通りまだ完成ではありません。
先日切ってきた杉の皮をむき、写真にある状態までをとりあえずは組み立てておいたというところです。
といいますと簡単そうに聞こえますが、朝8:30ごろから作業を開始して、この状態にこぎつけるのに15:00ごろまでかかりました。
写真ではどの程度大きさが伝わるかわかりませんが、柱の高さが約5メートル、幅が約6,5メートルあります。
長さをそろえて柱をきり、立てた後に番線で引っ張って固定するために穴を開けたり番線を打ち込む支柱を用意したり、とかなりの作業になりました。
柱の頭にのっかているのは杉の葉で作った飾りでして、私が作りました。
続きは来週に作ることにしました。あとは横柱に看板を下げるのと、日章旗を立てること、杉の葉で柱の下部に円柱形の柱を作ること、柱全体に紅白の布を巻くこと、などなどですが、一番大変な作業は今日でほぼ終わっているので、当日はわりあいはやく出来上がりそうです。
ちなみに写真をとったのはさくらの散歩中でして、夕方5:30頃なので結構暗くなってしまっていました。
さて、完成は来週12日の予定。完成の写真はまたご紹介します。
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新しいPC
PCが新しくなりました。
昨日弟がチラシで安売りを見つけてくれ、5台限りというものを見事手に入れてきてくれました。
で、昨日はいろいろと設定などをしていましたところ、なんとこのブログを更新する際のログインパスワードを忘れているではありませんか。いろいろと試してみた結果つい先ほどようやくログインできるようになりました。
今度のPCは液晶で一体型のデスクトップです。ということでかなりの省スペースを実現できます。本来はノートパソコンを考えていたのですが、このくらいのものであればスペース的に引けはとりません。何よりノートを買うよりは断然安く手に入るわけですからこれを逃す手はありません。
今まで使っていたPCは6~7年がんばってくれていたのですが、これだけ年月が経つとPCもすっかり様変わり。データを新しいPCに移そうにも前のPCはFD、今回のはDVDとどうにもできません。ということで古いPCから新しいPCへメールで送ったりしていました。
ほかにももっと簡単な方法があったのかもしれませんが、私の知識ではこれが限界・・・
さて、まだまだ新しいPCには慣れていませんし、昨日もよく把握できていないのでこの冬の間に少しずつお勉強です。
杉門
今日は午後から山へ。
何をしにいったのかというと、杉の木を切りに。
何のために?杉門を作るからさ。
さて、この杉門って一体・・・
来週末12,13日に神社の祭典があります。それも50年に一度という大々的なものです。
その時に我が部落で杉門というものを作るのです。今は写真がないので分かり難いとは思いますが、杉の柱と杉の葉を使って祭りの行列が通る道に門を作るのです。
高さ5mくらい幅は道幅です。
ま、詳細は祭り当日に写真を撮ってお見せしたいと思っていますので、お楽しみに。
これだけの祭りでありながら結局準備などに協力する人は少ないのが現実。
神社に対する畏敬心がないのか、単に仕事優先なだけなのか、そもそも利己主義的なのか、そのあたりの事情はよくわかりませんが、一様に口をそろえて「忙しい」ということを理由にしていますね。
じゃ私が暇なのか!こっちも忙しい中を時間を割いて手伝っているのさ。地域のことから「忙しい」と逃げている割にはそのものをやめてしまおうという勇気はない。
地域の活動としてやらなければならないと思っているのなら協力すればいいのにそれはしない。
明らかに矛盾しています。
で、結局は一部の人間にしわ寄せが・・・一体他人にかけている迷惑ってのをどう考えているのか。
今日杉を切りにいったメンバーで呑んでいたときにふと出た話ですが、こういういい加減なことをしているから若者が田舎から出て行きたくなるんだよねえ、って。
金儲けの問題も大きいでしょうが、感情的にはこうした嫌気のさす部分が大半を占めて都会を目指すのかもしれませんね。
そもそもみんなが百姓をしていた時代のことを勤め人になってまでも残そうということ自体に無理があるのかもしれません。
ま、私は百姓生活をしているのでそれなりに協力できるんですけどね。
ひきこもり?
しばらくサボりました。といっても全く仕事をサボっていたわけではありません。
先週の金曜日、前回の書き込みのあと近所に呑みにいってました。そこでその家の息子(高校生)から漫画「ONE PIECE」を全巻借りて帰ったものだからさあ大変。
土曜日から家にいる間中読みつづけていました。
という訳でのかきこみオサボリでした。
さて、今日はついに朝の気温が氷点下を観測しました。昨夜からやけに冷えるとは思っていたのですが、今日配達途中ラジオで天気情報を聞いていると高野・油木・大朝で氷点下を観測したそうです。
当然車の窓ガラスはガリガリに凍りついていました。が、まだ水溜りに氷が張るほどではありませんでしたね。
このくらい冷え込んでくると寝ているときに布団から足の先がはみ出し、非常に冷たいのです。なぜ足がはみ出すかというと寒さで顔の方まで布団を引っ張り上げているからです。加えて今の布団、少々短め・・・
ということで長い布団を母親に作ってもらっていたのですが、本日ついに持って帰ってきました。これで今年の冬は暖かく寝られそうです。
ちなみに私生まれてこのかたお店で布団を買ったことがありません。全て母親の手作りです。当然羽毛などではなく、純粋に綿の布団です。
最近は羽毛が主流ですので、綿の布団は重たいという人が多いようですが、私は逆にこの重みがないと落ち着きません。
とまあ今日は久しぶりのかきこみで支離滅裂。ここのところあまり天気がすぐれませんので、降らないうちに少しでも仕事を進めなければ・・・また明日も頑張ります。
小豆
今日も写真がありません。小豆を収穫、そして干していたのでその写真でも、と思っていたのですが夕方バタバタと片付けをしていたらすっかり撮り忘れていました。
ということで今日は写真なしでその小豆のお話です。
今夜から雨が降るということで今日急いで小豆をとりました。と言っても実は少々穫り入れが遅れていまして、そのぶん虫に食われてしまっています。ま、今年は結構よくできていたので虫に食われても充分あんこ餅やぜんざいが食べられます。
通常こうした豆類は穫り入れてからしばらく干します。そうすることで水分が飛んで豆が硬くなり莢から外せるのです。更にはよく乾燥させておかないと保存もききませんしね。
莢から外すときは莢ごと叩いて莢を割ります。すると中から真っ赤な小豆がお目見えするわけですが、まだここまではいっていません。
その後ゴミ(莢のくずなど)を飛ばして豆だけにします。今年は唐箕が手に入ったのでそれを使います。楽しみですねえ。去年までは団扇で扇いだり口で吹いたりというかなり原始的なことをしていましたので手間も一入。
ちなみに唐箕とは風を使ってゴミを飛ばす道具ですが、今はほとんど見られなくなりましたね。今度実際に使うときに写真を載せます。お楽しみに。
さて、それから豆の選別に入るわけですが、まず水の中にいれて浮いてきたものをとり、沈んだものだけを残します。これで大雑把には選別できますが、細かい選別はその後水のついた豆を乾かしながら手で一つずつ選っていきます。
こうして選び抜かれたものだけが晴れてあんこ餅として私の口に入るわけです。
豆ってとんでもなく手間がかかるわけです。
そこでふと思うのが、なんで中国産の豆ってあんなに安いんだろう、ということです。ひどいものになると業務用スーパーなどにおいてあるあんこなどは加工までしてあるのに小豆そのものよりも安いのですから驚きです。
おおよそのことは予想がつきそうですが、そんなものって小豆と呼べるのかねえ。
一言断っておきますと、私が味や香りにうるさいのは決してグルメ志向からではありません。「本物」と「偽物」にこだわるだけなのです。分かって食べているのであれば文句はないのですが、知らずに然も本物を食べたかのようなつもりになっているというのがバカバカしいのです。
かくいう私も百姓をしだしてから舌の訓練中でして、すべてが分かるわけではないのですが、そのぶん氏素性を判断材料にしているという次第です。
味って結局は個人の好みがありますので、誰がどこでどうやって作ったどんな品種のものが好みに合うかはその人次第ですね。ま、私の場合は当然自分の作ったものが一番美味しいのですが。
そろそろ日本人も食材の良し悪しを判断するのに「見た目」と「安さ」という項目は二次選考にまわせるようになりませんかねえ。
ネタ切れ
タイトル通り今日は特筆すべきこともなく、のどかに一日が過ぎました。
で、なんで「しょうが飴」なのかと言いますと、最近風邪ひきさんが多いからです。先週からの急激な温度変化のせいでしょうか、私の周囲でも結構風邪をひいたという声を聞きます。
別段このしょうが飴が風邪を治してくれるわけではないのでしょうが、一度味わってもらいたくて紹介しました。何がすごいって、とにかく辛い。この辛さだけで風邪が飛んでしまいそうなくらいです。
私自身母親から分けてもらったのでどこで買ったのかはよく知らないのですが、お近くのお店で見かけたらお試しください。但し、一袋全部を一人で食べようなどとは考えない方がよいです。できれば大人数で一つずつくらいの気持ちで。
かく言う私も一つ食べてから二つ目にはなかなか手が伸びません…
解禁
先週の腫れ物騒ぎから1週間以上経ち、本日ようやくガーゼが取れました。「完治」ということで今日からお風呂に入れることになりました。久々のお風呂はやはり気持ちいい!
とくに先週から寒さが増してきたので背中にお湯をかけられないシャワーというのはやたらと寒かったのです。
シャワーがなくなってお風呂だけというのは何でもありませんが、お風呂がなくなってシャワーだけというのは我慢できませんね。このあたり、やはり日本人なのでしょう。
お風呂ってすばらしい文化ですね。
ちなみに今回の腫れ物、名前は「アテローム」というそうです。今回のように化膿しなければとくに害はなさそうですが、自分で潰すときは結構痛いです。
体質的なもののようで、数年前私の親父も背中にできて切ってもらっていました。
ついでに、アテロームの内容物は臭い。
ない!
今日は配達の日。今年の新米をようやくお届けできました。と言いましてもあと一回分しかないのですが・・・
さて、今日の「ない」は決して米のことではありません。(確かに米もないのですが)
配達途中でのことです。午後からお届けの約束をしていた家が一軒あったのですが、午前中の配達時間が思っていた以上にかかり、お昼を過ぎていました。本当は13時ごろにと言うことだったのですが、昼食を食べている時間を考えると間に合いそうもないので急遽直行することに。すると12時30分過ぎにはつきそうだったので、在宅かどうかの確認も含めて連絡を。
と思い電話を探すのですが、これが「ない!」
周知の通り私は携帯電話というものを持っていません。当然外出中の電話連絡は公衆電話で、ということになるのですが今はありませんね。
道端に置かれていた公衆電話が次々と姿を消していることは知っていたのですが、今日はコンビニに寄ってもないではありませんか。
携帯電話が普及して公衆電話の利用率が下がっているとはいえ、「公衆」と名がつくからには最低限の間隔ではあってくれてもいいと思うのです。
公衆電話までもが収益のみを考えての設置となるのであれば、もはや「公衆」という単語はなくしてしまって「有料電話(NTT)」とでも明記してもらいたいものです。
こういう愚痴って携帯電話を持たない私が悪いのでしょうか。もしそういう世の中であるのなら郵政民営化というのもたいしたご利益はなさそうですね。
いやな話はこのくらいにして、日曜日から実家にお泊りをしていたさくらが今日帰ってきました。1日半ぶりに会うとさすがに大喜びをしてくれました。嬉しいものです。
さくらがうちに来てからというもの私の生活はかなりさくらに支配されていたようでして、朝の起きる時間から散歩時間、ご飯の時間など要所要所で無意識のうちに生活パターンが出来あがっていました。
さくら抜きで昨日一日過ごしてみたのですが、ふと散歩の時間などを気にしている自分がいることに気付きました。おもしろいものですね。
逆にいえば自分一人では生活リズムを確立しきれていないということにもなり、情けない話ではあるのですが・・・
暦
やってくれました。今朝はついに1℃。本格的に寒いです。広島市内だと真冬並の気温ですが、こちらでは真冬になるとまだここから10℃は下がってきます。
今日は寺で法要があったわけですが、お昼ご飯をいただいているときに講師で来られたお坊さんと少し話をする機会がありました。ふとしたことから暦の話に花が咲いたのですが、要は旧暦信奉者同士というところで親近感を持っていただいたようです。
この旧暦、百姓には欠かせない知識だと思い、今年から少し勉強したり作業記録を旧暦で残したりしています。現在使われている新暦では季節に全く対応していないので、種をまく時期や定植の時期、収穫の時期など毎年ずれてしまうのです。
そもそも百姓に限らず人間は自然の移り変わりの中で生かしてもらっているわけで、その流れと移り変わりをいかに感じ取り自分の生活に生かすかという先人の知恵はまさに驚嘆の域に達しています。
新暦に合わせ、花も咲かないのに形だけ節句をしてみたり、石油燃料や電気に頼って百姓仕事を無理やり人間の都合に当てはめてみたりという所業はあまりにも不条理に感じます。
昨今以上気象が叫ばれていますが、旧暦を勉強してみるとそこまでの異常でもないことが多々あります。暦の見方を知らないが為に季節がずれていると勘違いしているだけのことも多いのです。
確かに地球規模で見ると異常なこともあふれていますが、それと身近で聞く「異常気象」とはまた異質な場合が多いです。
こう嘆いてみても結局は現代人がそれほど自然から遠ざかってしまったというだけの話なのですが、この季節感を失った現代人が「自然を大切に」とか「スローライフ」などと口にしているところがまたばかばかしいですね。
同じ思いを持つ友人と自分で暦を作れるようになろうとこの秋情報交換をしたのですが、大の月、小の月の決め方がどうしても分かりません。誰か詳しい人がいたら教えてください。
お泊り
今夜から火曜日まで一人ぼっちです。さくらを実家に預けてきました。独身貴族を楽しむ既婚者の気分が半分とやはり寂しいのが半分です。
先日書きましたように明日は寺で法要があります。朝から人が出入りし、庫裏の方も占領されます。さくらは人が大好きなくせに家につないでいるときは一応番犬らしくほえます。せっかくのお説教のときに邪魔をしても悪いので、今日から実家に預けたという次第なのです。
私は檀家ではないので法要には直接関わりはありませんが、火曜日に野菜の配達がありますので明日はこちらで出荷の準備をしなければならず、一緒に実家に居座るというわけには行かないので戻ってきました。
そもそも今日は午後から広島へ米糠を取りに行っておりまして、その便があったからお泊り作戦を思いついたわけです。
実家のそばにコイン精米機があり、そこの糠をいただいています。今の時期は来年に向けて田んぼに大量に糠をまいていますので、ほぼ毎週のように取りに行っています。ちなみにこの時期は新米が出るので精米機の糠はいつもより多めに出ます。今日も300キロくらいもらってきました。
わざわざ広島まで、と思われるかもしれませんが、この近くの精米機ではあまり糠の量が出ないのです。否、出ないというより持って帰る人が多いので余り残っていないのです。
その点うちの実家のあたりは精米する人が多い割に持って帰る人がいないのでまとまった量が手に入るのです。都会過ぎず、田舎過ぎずの絶妙な位置です。
今日もまた寒い夜です。さっき帰ってくるとき、道路わきの温度計表示はすでに5℃になっていました。明日も霜が降りそうです。
出番
昨夜から急激に冷え込んできました。今日は朝から雨でしたが、日中ますます風が冷たくなり、夕方五時ごろですでに五℃くらいでしょうか。2日前まで日中の気温が20℃を越していたのに突然冬がやってきたようです。
雨に混じって雹も時折降ってきました。
ということでさすがに耐えきれず、ついにストーブの出番です。
こんな天気の中で今日は朝から寺掃除。月曜日に法要があるので檀家が集まってその準備です。雨が降る中男衆は合羽を来て周囲の草刈、女衆は寺内の掃除です。
幸い先月来うちに来てくれていた学生や友達のおかげで寺内も境内も綺麗になっていたので1時間もかからずに作業は終わりました。
にしても寒い!
こういう寺の行事にはたいてい年寄しか参加しませんので、この寒さはこたえたと思います。早いところ解散して家でぬくもってもらいたいところですが、追い討ちをかけるように最後にビールの登場です。まさに「体の芯から」冷えます。
これだけ冷え込んでくると気分はすっかり冬になりそうですが、まだ秋の作業は残っているんですなあ、これが。今年は秋が暑い暑いと文句ばかり言っていましたが、ここに来て帳尻合わせをするかのごとく気温を下げてきました、今日この頃でした。
盛沢山
今日は珍しく写真を沢山撮りました。忙しいなりにも少し気持ちに余裕が出てきたのでしょうか。
実は肝心な写真がないのですが、本日初霜を拝みました。今朝はやけに冷えると思い、朝さくらの散歩に出かけると田んぼの中の藁くずの上にうっすらと霜が降りていました。この日曜日が24節気の「霜降」、なかなかうまく出来ているものです、ってこれはあくまでも私のいる地域でのことで南部の方ではとんでもない話だと思います。
さすがにそろそろ暖房器具を本気で考えないといけませんね。
さて、写真ですが、一枚目は見ての通りサツマイモ。今日やっと全部を収穫し終えました。写真に写っているのは今日掘りあげたものを干しているところですが、先日友達と掘ったものがこの倍くらいあります。
サツマイモは天日で干すと甘味が増すとか。あいにく今日はあまり日が照らなかったのでまた後日本格的に干すことにします。
二枚目は昨日書いていた藁です。今日ようやく全てをくくり終え、ハウスに持ち込んだところです。明日は雨の予報なので今日中に終わってよかった。
ぱっと見、たいした量ではなさそうに思えますが、これでも軽トラ4杯分はあります。何が手間って、藁束をある程度の量まとめてくくる作業です。これがなく、ただ運ぶだけだったら何でもない作業なんですけどね。
こういうときに一人のつらさを感じてしまいます・・・
さて、最後はさくらですが、何をしているのかよく分からないと思います。実はカマキリをいたぶって遊んでいるところ。
この夏あたりから昆虫を捕まえては噛み殺すという遊びを覚えてしまいました。狩猟本能がそうさせるのか、とにかく動いている間は大喜びですが、弱って、もしくは死んでしまうとそそくさと立ち去ってしまいます。ある意味残酷な気もしますが、これも自然の摂理なのでしょうねえ。
してみると食べるとき以外でも「殺し」をしているのは人間だけではないのですね。何やらどこぞの左翼団体から苦情が来そうな発言ですが、事実なんだから仕方ないですねえ。
と、こんな感じで今日は結構盛沢山な一日でした。
稲こぎ
今日もいい天気でした。ということで予定通り「稲こぎ」をしました。先日刈とってはでに掛けて干していたもち米をようやく脱穀し、籾摺りまで終わらせました。
さすがに脱穀作業を一人で写真に収めるのは無理があったようで、今一つ何がどうなっているのかわかりにくいと思いますが、手前に見えている機械がコンバインです。今年近所の人からもらいました。古いものですがいい仕事してます。ガソリンエンジンという点だけが難ですが・・・燃料代が高くつくし、力も弱いの。
ダタですから贅沢は言いません。無事に稲がこげるわけですから充分です。それに大量に稲があるわけでもなく一般の農家に比べると燃料代などは屁みたいなものです。
順調に脱穀作業を終わらせ、時計を見るとまだ11時過ぎ。午前中に籾摺りまで終わるではないか、と勇んで籾摺りを始めたのが11時30分。30分もかからずに終わる程度の量しかなかったのに終わってみると何故か13時・・・
途中で籾摺り機が不具合を起こし、原因を探したりつまりを取り除いたりということでお昼ご飯がなかなか食べられませんでした。
よりによってもち米だったのでつまりを除く際に機械内に残っていたり周囲に散らばっていたりしたうるち米と混ざってしまうという惨事にもみまわれました。最後の方のいくらかはかなりうるち米が入ってるんだろうな・・・
写真コンバインの後方に藁が落ちているのが見えるでしょうか。今年はこのもち米の藁をとるのです。実家でも畑に使ったりするのに欲しいとのこと。私も畑などで使います。この藁柔らかく長いので縄をなうのに最適だとか。この冬余力があれば少し縄でものうてみようかな。
結構量はありますので欲しい人がいましたら早めに連絡ください。先着順で受け付けます。
寒暑い
いきなりいもむしの画像で、虫嫌いの人にはごめんなさい。
今週に入ってから朝晩すっかり寒くなりました。つい先日までは「涼しい」という表現を使っていましたが、もはや「寒い」というにふさわしい気温になってきました。
今日からついに部屋のふすまも閉めましたし、息も少し白く見える日も出てきました。
ところが日中は結構暑いですね。風は冷たくなってきているので過ごしやすいのですが、まだまだ日差しは強く気温も20℃を越しています。で、上の画像になるのですが、アゲハチョウの幼虫です。こいつら何故か人参の葉っぱが大好きです。もう少しで11月になろうかというこの時期に私の大事な金時人参の葉に群がって食べ尽くそうかという勢いを呈しております。
本格的な寒さ到来の前に蛹になっておこうという魂胆なのでしょうが、こちらはたまったものではありません。これから最後の一太りをしてもらって立派な金時人参になってもらおうというのにこれだけ葉を食われてしまっては見込薄です。ま、現段階でそれなりに大きくなって入るので成り行きに任せますが、私が目をつむっている理由の一つは「アゲハチョウ」ということにもあるようです。
小学校時の教育の賜物なのか、どうも同じ蝶でもアゲハチョウだけは特別な気がしてしまいます。別段確たる理由があるわけでもないのですが、何とはなしにそんな気がするだけなのです。蛾の幼虫はいうまでもなく、モンシロチョウの幼虫などでも平気で潰すのですが、こいつだけは妙な制動がかかります。
さて、話は変わりまして、昨日書いたように現在背中の傷が癒えていませんので、ぼちぼちと畑の草を取っています。下の写真はニンニクですが、こんな感じに仕上げていきます。画像奥のほうに草が生えているところが見えるでしょうか。全長70mくらいあります。結局今日は半分いくかいかないかというところで終わりました。
明日はいよいよもち米を脱穀・籾摺りする予定です。明後日くらいから天気があまり思わしくなさそうな予報なので。
ふと見渡すと、小豆・サツマイモの残りも収穫してしまわねば・・・と意外と忙しかったりします。
腫れ物に触る
いやー痛かった。まだ今でもあたると痛いのですが、背中に腫れ物が出来ていました。以前からあったのですが、先週末あたりから急に腫れ出しました。痛いのを我慢して何度か潰していたのですが、治るどころかますます腫れがひどくなり昨日ついに病院へ行きました。
なにせ歩くだけの振動で疼くわけですからたまりません。背中ということもあり自分で潰すのにも位置的に限界が。更にこの位置、気持ちよく寝られないのです。車の運転などは言うまでもなく半身、草刈機も背負えないので仕事もはかどらず、高々数センチの小さいできものでこれだけ行動に制約を受けなければならないというのも情けないものです。
さて、病院で診てもらうと即座に「化膿している」とのこと。このできものの名前は忘れたのですが、要は皮膚下に油の塊みたいなものが溜まり、ここにばい菌が入って痛み出したということらしいです。
早速手術(簡単なものですが)。部分麻酔をしてもらい切開してから中身を取り出してもらいましたが、これがとてつもなく痛かった。一番痛いのは麻酔の一本目なのですが、これがあたるだけでも痛い患部に向いて思いっきり突き刺さるわけですからこたえました。
しばらくは毎日消毒とガーゼ交換をしてもらいに病院通いです(これがまた痛い)。忙しい時期に思いっきり体を使えないというのは不便なものですが、一人で百姓している以上こういうこともある程度は想定しておかないといけませんね。いつ何が起こるかは誰にも分からないわけですから。
「体あってのものだね」とは言いますが、こんな時にしかその有難味を感じられないとは情けない話です。
皆さんも無理はしすぎないよう気をつけてください。何を第一義に置くかにも拠りますがね。
2回目
明日10月18日(火)朝日新聞の朝刊にようやく2回目の記事が載ります。広島版のみの掲載ですので県外の方には見てもらえませんが、今回はブログのことも載りますのでよろしく。
コメントの書きこみが今一つうまくいってないようですが、URLの項目を外して試してみてください。
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何もしない
前回の日記の通り昨日は実家の方へ行っていました。結局祭りには行かず、家で寅さん(BS2)を見ていたのですが、金曜日から今日まで3日も仕事を休ませてもらいました。金・土の2日は雨降りだったので何もしようがなかったのですが、今日はその惰性で余分にサボりました。
といっても今日はちゃんと米糠を取って帰ってきていましたので、明日から田んぼにまいていきますよ。先日友人にも言われたのですが、稲が植わっているときだけが田んぼの仕事なわけではなく、私としてはそれ以外の時の方が重要な作業だと思っています。
一般的には田んぼといえば「田植え」「稲刈り」くらいしか見られていませんし、体験と称してやっていることもその程度ですが、米作りにおいて本当に大切なのはそれ以外のときだと思っています。
上記2作業は確かに重労働ではありますし、節目の作業でもあるので所謂米作りの花形として鎮座していますが、この程度しか見えていないから結局は米作りの厳しさもなかなか理解され難いのでしょうね。機械化、科学化されてしまえば楽な作業ですもの。
さて、明日からまた来年に向けて日の目を見ない重労働の開始です。先日も書きましたが、すでに来年に向けての闘いは始まっているわけですから。
久々の
今日は朝から雨でした。今時期になると雨が降るとすることがなくなるので今日は一日のんびり(ダラダラ)と休ませてもらいました。
ふと思い返してみるとここ最近まとまった雨というものがなかった気がします。多少ぱらつく程度の雨は何度かあったのでしょうが、「雨だ、休みだ」という記憶がありません。
だいぶ疲れも溜まっていたのでちょうど良い骨休めになりました。
明日も雨の予報、実家の方で秋祭りがあるのでそちらに行ってもいいかな・・・
おにゅー
いきなりさくらのアップですが、実は首輪と紐、フックが全て新しくなりました。昨日私の両親に誕生日プレゼントとして買ってもらいました。といってもさくらの誕生日は7月でだいぶ以前に過ぎているのですが・・・
首輪は同じ赤ですが、前のものよりも細いタイプのもので、首周りの毛並みを荒らさず、且つ痒いゾーンも減っています。
うちの両親はさくらにとことん甘く、おかげでさくらも実家が大好き。一度連れて行くと帰るのを渋っています。日々一緒にいて世話をしている私としては少し寂しいところもあるのですが、これも子育てと同じで甘やかす人間もいれば逆に厳しくする役回りも必要なわけです。
こういうと「おまえも充分甘い」という声が返ってきそうですが、あくまでも相対的な話しということで・・・
今日も10月中旬とは思えないほどの暑さで、疲れがすっきり抜けません。天気がいいので米はよく乾いてくれていると思うのですが、空気が乾燥してくればここまで気温が上がる必要もないと思うのです。
例年であれば今月後半には霜が下りるのですが、今年はどうなることやら・・・まだキャベツの周りで多くの蝶が乱舞しているもんなあ・・・
↓先日刈ったもち米をはでに掛けているところです。今年はこれだけが慰み。
一段落・・・ならず
連休中更新をサボっておりました。と言いましても、その間に友達が来てくれ、おかげさまで稲刈りは無事に終了しました。
この日曜日に最後のもち米(エビスモチ)の刈り入れを済ませ、とりあえず刈るところまでは終了。はでに掛けているのであとは乾燥を待ってから脱穀・籾摺りで全行程終了です。
秋野菜も虫に食われまくった白菜を除いて今のところ順調に育っていますので通常であればここで一段落、といきたいところなのですが、今年は少々勝手が違います。
以前少し触れましたが、来年から田んぼを移動させることになりまして、昨日地主さんとの話もつきいよいよその田んぼの準備にとりかかるという次第です。当然今借りている田んぼは返しますのでそちらの撤収もしないといけません。ということで今年の秋は合わせて1町以上の田んぼをかまわなければならず、のんびりしている暇がありません。
今年も結局米作りは大失敗に終わり(もち米を除き)、そんな中で来年からまた違う田んぼでの米作りとなりますとかなりの不安もあります。が、今まで3年間の失敗はそれなりに私の中では教訓となっており、あとはそれをいかに実行し、理想とする状態を作り上げられるかにかかっているわけです。
兎に角、小作契約の条件は限りなく甘くしてもらえましたし、場所も近くなるわけですからその面では非常に作りやすくなるわけです。
来年に向けての闘いはすでに始まりました。
一雨ごとに・・・
6日にようやくうるち米は刈り終わり、残すところもち米だけとなりました。今日から友達が手伝いに来てくれるのですが、今朝方まで結構な雨が降っていましたので刈り入れは明日でしょうね。
さて、ただいま秋雨前線の真っ只中ということらしいのですが、なにかおかしい。秋雨のころといえば一雨ごとに気温が下がり、少しずつ秋へ、冬へと近づいていくはずなのですが、いまだに雨が降るときは気温と湿度が上がっています。
一般的には衣替えの時期は過ぎたはずなのですが、私の着物は今だ夏物。冬物の袷の着物をなかなか出そうという気になれません。
この高温と雨が少ない為に今年は松茸が不作のようです。この近辺では秋に神楽が盛んなのですが、毎年神楽の時期には「なば」(=きのこ)が採れるはずなのです。それがまだ生えないというのは雨が少なかったこともあるでしょうが、この気温の高さも少なからず影響しているようです。
「異常気象」という言葉が挨拶のように日々口に上っていますが、どうも責任転嫁と自慰のためだけのように思われます。何が原因で「異常気象」になっていますか?それが我々の生活、ひいては子孫の生活にどのような害悪を及ぼしますか?それを改善する為に何をしていますか?
ま、一般的な生活には昨今の「異常気象」はそれほど深刻な影響を与えていないのかもしれませんね。自然とは隔絶して生活しているわけですから。
現実逃避
日曜日から天気がよくありませんので、稲刈りは小休止です。あと少しなのですが、しばらく天気がよくなさそうです。
今年の稲作については現在少しずつ頭の整理をつけているところですが、まだ完全に消化というところには至っていません。と言うことでまた日を改めて。
さて、今日は早朝から更新をしているわけですが、これは昨日早く寝すぎた為。夕食を食べた後横になって本を読んでいたらそのまま寝てしまっていました。と言うことで今日は4時半から起きて配達用伝票や国勢調査の書類の整理をしていました。
先ほど五時過ぎから雨が降り始めましたが、今回は結構本格的に降っていますね。
写真ですが、昨日とって来たアケビとシバ栗です。実は本堂の裏山にありまして、今までここに3年近くも住んでいながら気付いていませんでした。「灯台下暗し」とはまさにこのことですね。
恥ずかしながら私アケビを食べたのは今回が初めてでした。今まで山などで見たことはあったのですが、口にしたことはなかったのです。見た目も結構不気味ですしね。
が、「食わず嫌い」とはまさにこのことでして、食べてみるとこれが美味い。種が多いのであまり食べた気にはなれませんが、ほのかな甘味とみずみずしさがありちょっとしたおやつにはいいですね。
秋の恵をいただき、少し心も和みました。旬のもの、自然のものをいただくというのは不思議な作用があるものです・・・
05:36 | コメント (564) | トラックバック
見誤り
上記タイトル通りの故により前言(前回の日記)を撤回します。
米の収量は深刻な域に達していました。はっきり言って去年並です。もち米以外は明日でほぼかたがつきそうなので、その後まとめて総括をします。
さすがに自己嫌悪と精神構造の修復に少し時間がかかりそうです・・・
稲刈り日和
いよいよ本日より稲刈りを開始しました。天気は秋晴れ、絶好の稲刈り日和です。今週末まではこの調子で好天が続きそうなので、もち米以外はここでかたをつけておきたいところです。
稲刈りの写真を、と思っていたのですが今日はカメラを持っていくのを忘れていましたので、また明日にでも。
実際に刈ってみての感想ですが、だいたい思っていたくらいの出来映えですね。去年よりは多少良さそうですが、全般的に見てとても上出来とはいえません。草に負けたところは明らかに貧相です・・・
それでもあるものだけは収穫してしまわないともったいないので、情けなくも感じながら頑張って米にします。
さて、明日も続きを刈ります。
祭りの後
昨日大勢の学生が帰って、今日からまた一人の生活に戻りました。大勢人が来るとそれなりに疲れるのですが、それらが帰った後というのはぽっかりと穴があいてしまいます。
仕事をしている間はそれなりに時間が過ぎてくれるのですが、やはり食事時というのは一人だと美味しさが半減しますね。
さすがにこの歳まで一人で過ごしていると寂しいという感覚ではないのですが、張り合いというのでしょうか、気持ちの張りという面ではたしかに物足りなさは否めません。
明日は配達。その後水曜日からいよいよ稲刈り開始です。以前の日記でのとおり今年の米も決して上出来とはいえませんが、それでも去年よりはましになっていそうです。量も然ることながら、おそくまで暑い日が続いたので味の方が少し心配です。どうなっているのか、結果は来月後半のお楽しみです。
実習?
昨日、今日と三原から学生がやって来ました。総勢9名という今まででは最も多い人数でした。
畑の草取りに寺の大掃除と早朝からしっかりと働いてもらい、本堂から庫裏、畑まですっかり綺麗になりました。
ちょうど昨夜は地域の奉納神楽もあり、そちらも少しは見てもらいました。人数が多いということで風呂はみんなで近くの温泉へ。
奇しくも昨日から急に冷え込みが強くなり、大塚らしい寒さ(この時期でのことですが)も体験できたことと思います。
昨日の昼前に来てから今日の昼過ぎまでという短い間でしたが、この間に神楽、温泉、気候、農作業、掃除、などなどおよそ考えられるすべてのことを体験できたというのはめぐり合わせもよかったのかもしれません。
夜はよく晴れていたこともあり、星もよく見えていましたし、この時期にしてはまずフルコースを味わえたのではないでしょうか。
今までにも何組もの人が遊びに来てくれたり、野良仕事を手伝いに来てくれたりしていますが、やはり短期間ということでなかなか全てを見てもらったり体験してもらったりということは難しいのです。かなりの長期間に渡って滞在してもらえればそれなりに肌身で感じてもらえることは多いのですが、年に1回や2回でしかも短期間ということになると、大塚ならではということや自然の機微などを必ずしも感じ取ってもらえるというわけにはいかず、そう考えてみると今回の学生たちはまずまず幸運な部類に入るのではないかと思っています。
欲を言うと毎月にでも、少なくとも季節ごとくらいには足を運んでもらえるとそれなりにこちらの様子や良さ、厳しさなど伝わりやすいとは思うのですが、なかなかそんなことが出来る人もいないのでこうして文明の力を借りて情報を発信している次第なのですが、やはり「百聞は一見に如かず」の言葉通り実際に現地に来てもらい、その五感を通して実感してもらうにはとても敵いません。
都市と農村の交流、などと世間では謳われていますが、多くは形だけ。本当の意味での交流が出来るようになる為には個人レベルでの情報、経験の共有が礎になると思います。その輪が少しずつ広がっていくことにより和(日本)も無理のない場所に落ち着いていくのではないかと少し大きなことも考えたりします。
何にしても自分が動く、自分が変わる、これができなければ何も変わりませんね。
一足早く
今日は家族で夕食を食べに行きました。(なんか小学生の日記みたいな書き出し・・・)
明日が私の32回目の誕生日であり、両親の34回目の結婚記念日でもあるのです。車に乗っていったので酒が呑めなかったのが残念でしたが、なかなか感じのいいお店に連れていってもらいました。
この歳になってまで誕生日を祝ってもらうというのは小さい頃や二十歳そこそこの頃とはどこか違った感じがします。当然「ハッピーバースデー」などは歌いませんし、ケーキの蝋燭付きなんてものもありませんが、乾杯だけで十分な気がします。
そもそも家族といっても姉は嫁に行っていますし、私はこの通り長男でありながら家を出て田舎におりまして、日頃はなかなか全員が顔を合わせるという機会も減っています。誰かの誕生日や記念日、盆や正月、節句や祭事などは家族や親族が顔を合わせるいい機会なのかもしれません。
誕生日や記念日などは別として、その他の行事は近年その本来的な意義はほとんどなくなってきていますが、それでも残っているのはこうした別の意味合いをふんだんに持っているからなのかもしれませんね。
信仰心の欠落したお祭り騒ぎや商業戦略に乗った節句など忌諱すべきものが目に余る現代ですが、ささやかながら能動的な集いの中にはまだまだその本源的な部分が残っており、結構捨てたもんじゃありませんな。
また
昨日近所で不幸があり、明日が葬儀です。今回は隣の部落なので直接お手伝いなどをするわけではないのですが、国土調査のときには一緒に山に行っていたこともある人だけに何とも言い難いものがあります。
今年に入ってから葬式の数が急に増えています。そう言う時代に足を踏み込んだのか、年齢的なもので身近に感じ出したのか、そのあたりのことは分かりませんがとにかく多いです。
私がここに移住してからもうすこしで丸々3年になります。それなりに地域との繋がりも出来てきたということもあり、顔を出す葬儀も増えていますが、それだけではなく絶対数自体も増えているようです。
地域内農地の今後のことを考えるときもそうですが、こういったところでも農村部の高齢化ということを実感させられます。
少子高齢化という現実は適正人口に移行する為の過渡期という見方もありますが、その「高齢」という部分が農村部に集中しているというのは危険を感じます。
という危機感を抱いているのは私だけなのでしょうか・・・
結核病棟
先月退院した祖父が自宅から通いで透析を続けていたのですが、実は結核を患っていたことが分かり、2週間ほど前から再入院となっていました。
結核病棟と、透析設備とを兼備している病院が八本松にしかないということでそちらの病院にいます。広島からは30キロ以上離れているところでなかなか会いにも行けていなかったのですが、今日の配達が終わってから母と一緒に行ってきました。
結核病棟というところに入るのは初めてのことで当たり前ですがマスク着用です。病棟の中は3段階に別れていまして、保菌しているが対外には出ていない人が入り口近く、そこから二重扉を挟んで菌が出ている人の病棟というふうに分かれています。その中でもとくにひどい人は病室からも出られないらしいです。
私の祖父はその第2段階、つまり病棟内からは出られないという部類になっています。自分では「ここに来てから急に病人になった」などといっていましたが、以前に比べるとだいぶ快復している様子で、一時はボケが始まったのではと疑わしかった会話の方もそのような兆候が見られませんでした。
高齢ということもあり(86歳)、完治するまでには長期間を要する予定ですが、百姓の話をすると生き生きとしてくるのが分かります。今年はもち米がよく出来ているので正月には家でついた餅を食べてもらいたいと密かに願っているところです。院内でそれが許されるのかどうかはよく知らないのですが・・・
どうやら秋雨前線の支配下に入ったような天気です。天気予報では「曇り、ところにより雨」という「ところ」が私のいる地域のようです・・・さて、周囲の稲刈りが遅れはじめましたよ。
乳酸日和
至るところが筋肉痛です。昨日の運動会で頑張りすぎたとはいえ、これほどてきめんに結果が現れると少々情けなさも感じてしまいます。
毎年運動会の後には「体力を少しは戻さないと」と思うのですが、「毎年」思っているということは私のその後の行動は察するに余りあるでしょう。
百姓という肉体労働をしているのに体力面で衰えていくというと「なんで?」と思われる人が少なからずいるようですが、百姓というのは確かに肉体労働ではありますが、使っている筋肉というのは限られていますし、ましてや心肺機能という面においてはほとんど負荷がないといっても過言ではありません。
つまらぬことですが、愛犬さくらを見ていますと日頃とくに運動ということに取り組んでいるわけでもないのに体力、筋力などたいしたものがあると感心してしまいます。日中などほとんど寝ているんですけどねえ。
お手伝い
昨日、今日と隣の稲刈り・調整を手伝っていました。昨日が一日稲刈り、今日は午後から籾摺り~袋詰までという作業内容です。
当然のように機械を使ってやるので労力自体はたいしたことはないのですが、それなりに時間はかかります。ただ、私のようにはで干しをして脱穀をしてということを考えるととんでもなく早く終わります。
自分の作った米ではないのですが、田んぼに植わっていた稲が刈り取られ、玄米になって出てくる光景というのは何とはなしに気持ちが高揚するものです。
隣の家も飯米(自家用の米)だけは無農薬で作っているのですが、今回収穫したのは農協に供出する用のもので、薬も金肥も使っているものです。それでも一般的な農協の指導内容から考えるとかなりの減農薬ではあるのですが。
そろそろ周囲は刈り入れ最盛期を迎えつつあるのですが、私の米はもう少し先になりそうなので今は少し余裕があるのです。今年は台風も少なく、天候にも恵まれているので刈り入れがしやすい、収量もそこそことみんな喜んでいます。私が収穫するまで天候が無事であってくれるといいのですがね。
ちなみに私の稲刈りは今月最後の週あたりが可能性としては濃厚ですね。これも稲と相談しながらなので何ともいえませんが、稲刈りの参加者も募集しております。当然平日の可能性大ですし、直前まで日程がわからないので参加できる人はほとんどいないのが通例なのですが…ま、興味のある人はご一報ください。
さて、明日は地域の運動会。終わった後には当然のごとく「おしあげ」があるので明日は朝から晩までフル稼働です。
気にはなっていたけど…
何の写真だろう・・・と思われた方、よーっく見てみてください。レンジの上部から左部にかけて何かがぶら下がっているでしょう。
蛇の皮です。
先日台所で蛇を見かけてから気にはなっていたのですが、それ以降私の前に姿を現さないので少しずつ安心してはいたのですが、あらためて警戒心を呼び起こされました。
以前からこの場所と家の作りから考えて家内に蛇がいてもおかしくないとは思っていたのですが、こうして現実を付きつけられると嫌なものです。
皮の長さから考えて先日見かけた小さい蛇のものだろうとは思うのですが、脱皮をしたということは少し大きくなったってことだよな・・・
今日はトマトのハウスで草取りをしているとネットに挟まってミイラ化しかけている蛇がいたし(それも顔の真横で発見)、今年は蛇が少ないと安心していたらこう涼しくなってから落とし穴があったとは。やはりまだまだ油断は出来ません。
気分転換にだいぶ体調の快復した愛犬さくらをどうぞ↓
ぐうたら
またまた間があいてしまいました。
愛犬さくらの体調ですが、だいぶ快復したもののまだ完全ではないようです。先週末に薬をもらってからよくなったと思っていたのですが、週末実家に泊まったりということをしていたからでしょうか月曜日の晩にまたまたおねしょ。昨夜からまた薬を飲ませています。
といったことで先週末は実家の畑を手伝っていました。親子とはいえ畑の作り方は違うので色々と勝手が違いあーでもない、こーでもないと結構やりにくいものです。うちの場合はまだそれでももめることはないのでいいのですが、一般的に農家では世代間で栽培方法や経営方法での確執があるという事情もわかる気がします。「老いては子に従う」ということが出来る人は少ないのでしょうね。逆もまた然りなのですが・・・
さて、今日は(も?)「ぐうたら」しています。朝からおかしな天気で降ったり止んだりです。風が急に涼しくなってきて秋らしくはなってきているのでしょうか。
稲刈りにはまだ早く、今は畑をつついているのですが、秋野菜の方ももう少しで一段楽しそうなところまでこぎつけ意外と暇があるのです。
他所の農家はすでに稲刈りに入り始めているのでそれなりに忙しそうにはなってきているのですが、私の稲刈りはおそらく今月末以降になりそうですね。
昨日近所の人からコンバインをもらいました。当然中古ですが、上物です。昨年まで使っていたハーベスタ(脱穀機)が使い物にならなくなり、次のものを探していたところ今回の話が持ち上がったわけですが、何とも不思議な縁を感じます。
と、ここ数日のことをとりとめもなく書いてみました。世間では選挙結果のことで騒いでいるようですが、国会がどっちを向こうとも百姓には目もくれないのは分かりきっていますのでどーでもいいのです。
自分と家族と地域と、そして生かしてもらっている自然とを大切にし、且つ頼って日々のおまんまを食べさせてもらえれば充分です。古来政治が百姓をいたわってくれたことはないわけですから・・・
使用不能
暑い!台風一過で涼しくなったのも1日だけでまた蒸し暑い日が戻ってきました。
周囲では稲刈りがどんどん始まっているというのに道路わきの温度表示が30℃を越すというのは一体どういうことなのでしょう。ひょっとして今稲を刈っているのがウソなのか、それともついに広島でも2期作解禁なのか。
県内の豪雪地帯でこれなのですから、沿岸部はまだ真夏なのでしょうね。
さて、昨夜に引き続き愛犬さくらのことです。
結局今朝一番で病院へ行き、薬をもらってきました。今晩から飲ませていますが、少しは効いているのでしょうか、今日はだいぶ落ち着いてきました。
昨夜は頻繁におしっこに行きたがるのですが、行ってもでない。挙句寝ているときにおねしょという始末でして、ついに私の布団の上でもやられました。ということで本日より「使用不能」です。
夜中に自分の寝床から私の方へ移動してきたのですが、その時すでに自分の寝床でもやっていたようです。
2枚ともしっかり干したのですが、臭いはとれるはずもなく・・・さくらの布団は幼少時のおしっこも蓄積されていますので、それなりにいい匂いがしているのですが、私の布団は初めてなので包み込んでくれる匂いもなくそこだけが強烈に浮き立っています。
冬に向けて布団を買うことを真剣に考えなければいけないようです。
がんばれ!さくら
今日の夕方から愛犬さくらの調子が思わしくありません。インターネットで調べてみたり、かかりつけの獣医さんに電話で相談してみたりしたのですが、可能性としては膀胱炎です。今はとりあえず小康状態で休んでいます。
まだ若いので大丈夫とは思いますが、気が気ではありません。ということで今日はこれだけでおしまい。今晩はしっかりさくらを見守ることとします。
完全なる親バカならぬ犬バカより・・・
勝利!
台風一過の影響でしょうね、今晩から急に風が冷たくなってきました。
九州を中心に大きな被害を出した今回の14号でしたが、こちらではそれほどのことはありませんでした。一つには微妙に進路がずれてくれたこと、もう一つは勢力がだいぶ弱まっていたことが要因としてあげられると思います。
ということで家屋を中心とした被害は近辺では聞くことはありませんでしたが、稲はやはり軒並み倒れています。そもそも台風が来る前から倒れている稲はあったのですが、この台風が過ぎて田畑を見まわってみると大半の稲が倒れていました。
これは栽培方法に問題があるわけですが、いかに倒さない米作りをするかなんてことは多くの人が本気では考えていないようで、「少しくらい倒れるくらいでないと米がとれない」なんてことを自慢たらしく豪語している始末。
写真の稲は私が今年植えたもち米ですが、草丈はコシヒカリの約1.5倍あり、周囲の人からは「絶対に倒れる」と太鼓判を押されていたものです。
余談ですが、この品種の稲は世界遺産厳島神社の大注連縄に使われているものでその藁も私の住んでいる町で栽培されています。
その藁を奉納する(補助金付きで買ってもらうのですが)農家では草丈が高く倒れやすい稲ということで1メートルおきに竹の支柱を立ててまで栽培しているようです。
相変わらず草だらけの米作りしか出来ていない私ですが、このもち米だけはかなり理想に近い形で栽培できました。
うるち米に関してはこれよりも草丈は低いので当然倒れるわけがないのですが、これだけの丈になるもち米が倒れなかったというのは思わず声が出るほど嬉しく、多少の自信にもなりました。
まだ稲刈りまではかなり日数がありますので、安心は出来ませんがとりあえず今日の一番嬉しかった出来事でした。
台風迫る
先ほど夕方くらいから風・雨ともにだいぶ強くなってきたようです。
今回の台風、かなりの大型で勢力も大のようですね。悪いことに思いっきり直撃コースをたどってきています。
こういうときの農作物はどうすることも出来ませんね。ハウスのようなものはある程度の対策を講じられるのですが、露地がほとんどの私にとってはどうにもこうにも・・・
今日のラジオで「農作物を作ってらっしゃる方は大変ですよねえ。」って全くの他人事ですね。私も以前はそうだったのであまり言えませんが、街に住んでいると自分たちの食べているものと田畑とは感覚として直接的には結びつかないようですね。ま、それだから政治は百姓には目を向けないわけですが、生活や収入がどうのこうのと言うのではなく我が家の食卓のこととして考えられるようになると少しは百姓も救われるのかもしれませんね。
所謂「農家」っていうのも金のことしか言わないからダメなんだよねえ・・・「農」が一産業になってしまったらそりゃ工業や商店と同じようにしか扱われないし、そうなれば台風が来ようと被害が出ました、減収しましたねで終わるわな。
百姓は国家の礎たりえますが、「農家」になると単なる商売人なんですね。一業種のそれも個人事業主ごときに税金を無駄遣い出来るかって、そりゃ当然の言い分です。
台風のため家に押し込められていると思考回路が混線するようで話が支離滅裂になってきました。と言うことで今日はこのへんで。
おしあげ
春からこの夏まで続いていた国土調査が無事に終わったということで、今日はその「おしあげ」を地元の温泉で開催しました。
ちなみになぜだか知りませんが、この地域では所謂「打ち上げ」のことを「おしあげ」と言っています。
大仕事が終わったという開放感が手伝ってのことでしょう、今日はみんな時間も忘れて楽しく酒を呑めました。温泉にもつかって心身ともにすっきりです。
何にしても楽しく呑める酒というのが最高です。「悲しいとき、つらいときに酒を呑むのは酒を作った人に失礼だ。但し例外を認めよう。それは大事な人が亡くなった時だ。」とは『夏子の酒』での台詞の一つですが、まさに楽しく呑む酒というのは悪酔いも無く幸せな気分にさせてくれます。どうせ呑むならやはりこういう酒を呑みたいものですね。
虫刺され
台風が接近中です。明日から雨が降るというので今日は急いで白菜を定植しました。
午後から雲行きが怪しくなり、雷まで鳴り出したので慌てて植えたのですが、結局雨は降らず、代わりに苗がグッタリです。明日早い時間から降ってくれればいいのですが・・・
さて、虫刺されについてですが、今週はいろんな虫に刺されました。ムカデ、ダニ、虻、と日替わりで刺されるものですから一つが治まると次のが痒くなるといった具合で毎日どこかが痒いという面白くない日々です。
そもそも9月にもなるというのにこの暑さは普通じゃありません。この気候も手伝ってあらぬ虫がいまだに活躍しているわけで、例年であればもう蚊もほとんどいなくなっている時期なのにいまだに頑張っています。
これだけ亜熱帯に近くなってくると台風も近海で発生するし、数多く上陸もしますわな。台風が来るということで米をまだ青いうちに刈り取ってしまっている農家もあったとか。青米で収量を下げるか、台風で収量を下げるか、究極の選択ではありますが、いずれにしても悲しい結末です。
栽培方法によってある程度の台風までは耐えられる米作りというのも可能ですが、去年のように風速が50mを越えるようでは何をやってもお手上げです。
何とか対策を講じることが出来ればいいのですがねえ。
竹林伐採
今日は二日前の話です。
先日お話したように、来年から田んぼが代わります。その来年から作る田んぼは川沿いにあり、畔が川原まで続いています。そこに竹がわんさか生えてきていまして、このままだと日当たりもよくありませんし、最悪の場合田んぼの中にまで竹が侵出してきかねません。
ということで水曜日に近所の人たちに手伝ってもらい、竹を切り倒しました。
傍目に見ているとそれほど大きな竹やぶには見えなかったのですが、いざ切り始めてみるとこれでもかというくらい竹が生えています。更に悪いことに竹に葛は巻きついているわ、中で倒れた竹が複雑に絡まっているわでとんでもなく手間がかかりました。
朝8時半から作業をはじめ、結局夕方6時過ぎまでかかりました。それでも最後5メートルは残ったのですが・・・これは地形的にも切り倒すと直接川に竹が落ちてしまうので稲刈りが終わってから田んぼの中からワイヤーで引っ張りながら切ろうということになりました。
作業自体が大変だったということもあるのですが、そんな作業を無償で手伝ってくれる人たちが身近にいるというのは何にも増して有り難いものです。あまりにも心苦しいので昼ご飯と晩の酒だけは出させてもらったのですが、ともすれば何でも金、金と言う人間が多い世の中で完全なる奉仕作業を快く引き受けてくれるという助け合いが出来る地域というのはなかなか無いのではないかと思っています。
つくづく恵まれた土地にご縁をいただいたものだと感謝するばかりです。当然私も何かの折には喜んでお手伝いしますし、そういう人の輪を少しでも広げることが出来れば住みやすい、幸せな地域になっていくのではないかと期待しています。
国家公務員
台風の影響でしょうか、昨日からやたらと蒸し暑くなりました。今週初めまでは朝の気温が15℃を下回るという涼しさ(寒さ)だったのですが、また20℃に戻りました。
突然ですが、私国家公務員になりました。といいますのが、写真にもあるように国勢調査員を引き受けまして、今から国勢調査が終わるまでの間はどうやら臨時の国家公務員という扱いになるようです。
国勢調査員という仕事も結構面倒なことが多いようですが、話を聞いていると田舎での国勢調査というのは恵まれている気がします。
前回のときにちょうど私の母がひきうけてやっていたのですが、街中の方では家の人をつかまえるのだけでもなかなか難しいようです。しかも先日の説明会での話を聞いていると中には面倒な人もいるようですし、事件に巻き込まれたりということも少なく無いようです。
ということで必要な書類や筆記具以外にも防犯ブザーや懐中電灯まで支給されました。至れり尽せりです。
実際にはやってみないとどれほど大変なことかは分かりませんが、とにかく無事に仕事を終えることが出来るようにしっかりと手引きを読んで勉強しておかないと。
本件とは全く関係ありませんが、昨夜季節はずれのクワガタが家に舞込んで来ましたので撮ってみました。↓
再入院
本日より祖父が再入院となりました。今月初旬に退院して以来通院での透析と自宅療養を続けてきたのですが、肺炎の疑いが強く急遽本日より再入院となった次第です。
火曜日はは野菜の配達の日で広島に出ており、ちょうど祖父の透析の日でもあるので、配達が終わってから迎えに行くということをしておりました。ところが今日は突然上記のような話になってしまいそのまま入院させて帰るということになりました。母が夕方までついている予定だったのですが、叔母がついておくということになり今度は途中で母を迎えに行ったりと、けっこう実家と病院とを往復しました。
血液検査の数値もかなり悪化しているので、今後の経過は祖父の体力次第という部分が大きいのですが、先月も何とか乗り切ってくれたので今回も無事快復してくれることを祈るばかりです。
細かいことをいえばまだまだいろんな話が複雑に絡んで今に至っているのですが、それはここで詳述することでもないのでとりあえず現況報告程度で。
いまいち
今朝は急に涼しくなりました。朝の気温が16℃。おかげで昨日快復したと思っていた風邪がぶり返してきました。何とか今は落ち着いてきていますが、いつまでも長引いてしまっては面白くありません。今晩でしっかり治しておきましょう。
さて、今日の写真ですが、夕方面白い雲が出ていたので撮ってみました。が、実際に見るのと写真に収めて見るのではだいぶ趣が違っていますね。もう少し段段がハッキリしていて立体的に見えたのですが・・・
とまあこんなことを書いている時点で今日はネタ切れなのですが、ネタの面でも体調の面でも「いまいち」な日でした。
馬か鹿か
今回の台風はこちらには来ず、今のところ稲も野菜も無事であります。そのぶん台風の影響があった地域は色々と被害もあったのでしょうが・・・
さて、昨日はサボっていたわけではなく、風邪をひいていました。午後からどうも調子がよくないとは思っていたのですが、夕方になってどうやら風邪のようだと思い至りました。
早速鰻とチオビタを購入、サロン田津でアルコールを補給し、しっかり食べてからすぐに寝ました。といきたいところでしたが、奇しくも昨日は25日、集金常会の日でありまして、ボーとした頭ながらも何とかお金は払ってきました。
今朝になっても今一つすっきりしていないので仕方なく風邪薬を飲み昼まで寝ていましたら何とか快復したようです。
昨夜から今日の昼までに着替えたシャツは4枚、飲んだポカリスエットが2リットルとなりました。気持ちが悪いくらい汗をかき、布団はベッショリです。
幸い今日は天気がよかったので昼から布団を干しましたが、どうも乾ききっていないような気がしますので、現在更に布団乾燥機で追い込みをかけています。
先週の火事で出動した際に雨でずぶ濡れになりかなり冷えたのがこたえていたようです。それでも火曜日までは配達などもあり気が張っていたのですが、水曜日で一気に気が抜けてしまったのでしょうね。
年々無理がきかなくなって来てはいるものの気の充溢度合いによって多少は乗り切れていることを見るとまだまだすてたものではありません・・・かな。
転勤
隣から電動銃を借りて来てからというもの例の野犬が現れません。昨日は他部落に出没したということなのですが、完全に移動してしまったのでしょうか・・・
さて、「転勤」についてですが、来年から田んぼを移動させることが決まりました。今作っているところは家からも遠く、また他部落ということもありなにかと不便な点が多かったのですが、来年からは近くなります。現在借りて作っている畑(転作田)のすぐ隣ということで管理もしやすくなります。
現在は米作りといっても工業的発想が強く、「モノ」を「作る」という面だけしか考えられないので少々離れた場所でも通いで作れる、という話はよく聞きますが、やはり百姓仕事というのは根を下ろす土地があり、そこにへばりついて生きるということが出来なければなかなか目が行き届かないのが現状です。
それでも慣行農法のように機械・薬・金肥に頼ればそれほど細目に守をしなくてもそれなりに米は作れるという話も理解できます。
今後耕作者が減っていくことを思えば、私もそうやってとりあえず形だけは「作る」という請け負い方も考えていかないといけないのかもしれませんが、当面は少しでも自立した百姓が増え、田んぼや山や川が生きている邑作りを模索したいものです。
ちなみに私のいう「百姓」は一般的にいう「農家」とは截然と区別されていまして、石油資源を大量に投入して大規模且つ単一栽培をするようなものは「百姓」ではありません。「百姓」というくらいですから数多くのものを手がける、理想を言えば自分たちの食べるもの全てを賄えるといいのですが、それは今のところ出来ませんので出来得る範囲内でそこを目指そうと。
いわゆる「大規模単一栽培」に対する「少量多品目栽培」といったところでしょうか。
当然自然の摂理を無視した農薬や金肥の使用はいうまでもありません。何故って、「百姓」は自然の恵みをいただく生き方であり、自分たちの都合のいいように自然を支配しようという考えそのものが「百姓」ではないわけですから。
話がだいぶそれました。
とにかく来年の新しい田んぼでの米作りに向けて少しずつ準備開始です。って、そっちに気持ちが傾倒するのも今年の米もあまり出来がよくないから・・・
あわや
今日は消防団の非常呼集訓練というものがありました。夜、突然訓練警報が鳴り、訓練現場まで出動して放水をするというものです。
先日の火事に続いて消防団の活動が続きます。
そんな中で今朝あわや火事という失態を・・・
今日は野菜の配達日だったのですが、朝車に荷物を積み込んだりしている際にお茶を飲もうとコンロにかけていたわけです。
ところがその後バタバタと準備をしているうちにお茶のことをすっかり忘れてしまっており、火にかけたまま家を出てしまいました。
家を出てから30分くらい経った地点で、急に思い出したのですが、そこから戻っても手遅れになると思い、急遽隣家に電話をしてコンロの火を消しにいってもらいました。幸いお茶葉がやかんに焦げ付いた程度でガス漏れも火災も起こっていませんでしたが、恐ろしいことです。
急いでいるとき、慌てているときに事故が起こるとは最近の身近な事故からよく分かっていたつもりだったのですが、だめですねえ。
何事をするにも急がず一つずつ確実に、とは分かってはいるのですが、その分かっている事が出来なかったときに大惨事とは起こるのでしょうね。
もう一度精神修養のやりなおしです。
22:44 | コメント (1176) | トラックバック
野犬狩り
昨日の日記で少し触れた野犬が図々しくなってきました。昨夜は21時30分頃、0時ごろ、3~4時ごろ(たぶん)と3回も現れ、今日に至っては昼日中からそれも私が用を足している最中にさくらにちょっかいを出している始末。
そもそも私は寛大な部類に入る人間だと自分では思っているのですが、殊身近なものに危害を加えるものに対してはとてつもなく短気で、残忍な思考回路になるようです。
野犬が来ると夜中でも目を覚まし、気付かれないようにそっと玄関に忍んで行きます。そこにある金槌を手に奇襲をかけるのですが、玄関の戸を開ける間にある程度逃げられてしまい、すぐさま投げつけるのですが、やはり当たりません。距離・コントロール・弾数に問題があるようです。
ということで本日隣の家から電動銃を借りてきました。充電式のおもちゃで弾はBB弾ですが、コルト製で作りは本物に忠実です。だから重量もかなりあります。
飛距離は100m以上あり、連射が可能です。精密なスコープもついていますが、夜の狙撃なのでつかえません。
今夜はまだ現れていませんが、間違いなくまた来るでしょうね。足音を消す為に履物にもボロ靴下をはかせました。準備は万端、今夜こそ痛い目にあわせてやります。
21:07 | コメント (733) | トラックバック
大火災
昨夜地域内で火事がありました。16時30分頃に発生したようですが、私は外出しておりまして、現場にかけつけたのは18時ごろになりました。小火程度のものと思っていたら私が現場についたときもまだ消火活動は終わっておらず、結局一旦鎮火したのは21時30分過ぎ。更には消え残った火が今朝再燃し、8時から再度出動、このたびはすぐに鎮火し現場検証へと。母屋を残して倉庫など3棟を全焼しました。
今回更に騒ぎになったのはその家の長男(25)が行方不明、火事に巻き込まれた可能性が高いということでその捜索などで今日の午後までかかりました。
結局火災現場から遺体が発見され、警察により身元確認と検死が行われているようです。
昨夜は日暮れ頃からまとまった雨が降りだし、ずぶ濡れでした。その頃の作業は消え残ってくすぶっている個所のわらや材木その他の燃え滓を掻き出しながらの放水作業で、火の熱などはほとんどないためむしろ寒さとの戦いでした。
今のところ出火原因や長男が何故巻き込まれたかといったことはなにも分かっておらず、ひたすら噂程度のものが飛び交っております。
おまけに昨夜は夜中3時過ぎに野犬が発情してさくらに接近。それを追い払ったりしているとゆっくり眠れず少々疲れました・・・
私が気付いた時点で種付けされていなければいいのですが、しばらく様子を見てみないとわかりません。さくら自体はそれほど変わった様子はないのですが。
何にしても落ち着かない2日でした。
19:24 | コメント (128) | トラックバック
雨頼み
明日は雨の予報。ということで今日は野菜の定植をしました。秋に向けてレタス・キャベツ・ブロッコリです。
先月種蒔きをして苗を育てていたのですが、それを畑に移植するわけです。直播にすればこんな手間はないのですが、草に負けてしまうのである程度まで大きくしてから畑に移します。
除草剤など農薬を使わなくともマルチ(畝を覆うビニール)を使えば草は生えないわけですが、私はこのマルチが嫌いです。
まずお金がかかること、そして使い終わるとゴミになること、更にはビニールで土を覆ってしまうというのは不自然であること、など色々と理由はあります。特に自然農法を目指す私としてはビニールで土を覆うことによって土中の環境が変わってしまうことに嫌悪感を感じてしまいます。
さて、野菜の定植に話を戻しますが、何故雨降りを狙って定植をするかといいますと、私が水をやらないからです。苗を移植する際には根が定着する為にしっかり水をやる必要があります。水分が足りないと根が活着せず枯れてしまうことがあります。
私の畑には潅水設備などないですし、いちいちジョロに水を汲んでくるなどとてつもない手間になります。
長期間に渡って雨が降りそうにない場合は仕方なく手作業で水をまきますが、だいたいはいいタイミングで雨が降ってくれるものです。
今回は苗の出来が悪いので、どこまで頑張ってくれるか心配ですが、ここから先は神頼み。子育てと同じ感覚ですが、外界に出て行くまでにどれだけしっかり育てられたかでその後の行く末が決まるようです。更にいうと後になってからあれこれと手を下してみてもどうにもなりませんね。
ま、苗が良くても畑の土が悪ければ立派には育ちませんが・・・
3日坊主
気がつくと10日以上も更新していませんでした。やはり気分屋、毎日コツコツということがなかなかできません。これまた百姓としてどうよ、ってところなのですが・・・
このお盆期間は忙しいのか忙しくないのか自分でもよく分からない期間でした。仕事自体はたいして進んでいないのですが、部落内の草刈、地域の盆踊りなど毎週のように行事はあったわけです。
そんな出来事をしっかり紹介しろよって声も聞こえてきそうなのですが、なにぶん行事があると必ず呑んでますもので・・・
そうそう、報告が遅れましたが、今月初旬に祖父が無事退院しました。といっても完全に治ってというわけではなく、まだ週3日通いで透析は続けています。
先週も配達の折に顔を身によって見ましたが、やはり家に帰ってくると少しは頭もしゃんとしてくるようです。退院直前の頃には少々ボケが入ってきているのではないかと家族で心配していたのですが、そのあたりの感じも薄らいできていました。
まだ元気に動き回るというわけには行きませんが、少しずつ動けるようになってくれればいいなと思っています。この年末には私の作ったもち米と小豆で餅つきをして食べてもらいたいので。
さて、これからいつまで続くのか、少し頑張って日記します。
百姓失格?
数年前から思っていたのですが、私はどうも稲の花粉症の気があるようです。数日前から鼻がムズムズ、妙にくしゃみが出るのです。
今日、あまりの暑さに草刈を一時中断してボーとしていたときにふと気付きました。これは風邪ではなく花粉では・・・と。よく見ると周囲の田んぼは稲穂がそろい始め、開花の時期ではあります。そして風が吹くとよくくしゃみが出る。こりゃあ間違いないな。
そもそも自分で米を作っていて、しかも大の米好きでありながら米の花粉に弱いとは情けない話です。
いくら免疫機能障害世代とはいえ、このままでいいはずもなく、今後改善策を見つけていくことは中長期の課題ですね。当然自然療法、東洋医学的見地からの話ですが。
気分屋
しばらくサボっていました。といってとんでもなく忙しくしていたわけではなく、単に気分が乗らなかっただけでした。
先月末の葬式に続いて、今月初めには今住んでいる寺で法要がありまして、その準備などで落ち着かない日が続いていました。
私は門徒ではないので直接法要に参加するわけではないのですが、ここに住まわせてもらっている以上掃除などの準備はお手伝いしています。当日はと言いますと、毎回法要が火曜日にあり、ちょうど私の配達と重なるのでそちらには顔を出したことはありません。
とまあ大したネタもなく、ここ最近は草を刈ったり、草を取ったりしています。まだ頭が執筆モードにならないのでとりあえず更新したというだけのことで・・・
通夜
部落で不幸がありまして今日通夜の明日葬儀です。6月にもあったのですが、今年はこれでもう2回目です。今回も私は帳場担当です。
とここまで書いてみて何のことか分からないという方もあると思います。私も街中に住んでいた頃はこうした経験はありませんでした。
このあたりでは「講中」といいまして、部落内で冠婚葬祭を助け合って行うという繋がりがまだ残っています。今では農協が葬儀屋までやっていますので、講中の人間は帳場や簡単な会場整備、役場や寺との連絡などの裏方程度を行いますが、昔は祭壇を組むところから食事の準備、棺作りなどまで全て講中で行っていたようです。
だいたい一軒から一人か二人が手伝いに出ます。若い者はたいてい勤めに出ていますので年寄りがメインになりますが、勤め人でも家主であれば仕事を休んで出てくる人もいます。私も御多分に漏れず、一人世帯ですので手伝いに出ます。当然仕事はお休みです。
さて、こういうときに皆さんはどう思うでしょうか。
①近所の葬式程度で仕事を休むなんて仕事をなめている。
②いや、仕事よりもこうした地域の繋がりを大事にすべきだ。
以前私が勤めていた会社で役員の一人が言ってました。「おれは妹の結婚式でも仕事を休んだことがない!」って。
親が死んでも仕事を休まない職人の美談なども耳にすることがあります。
農協葬に見られるように社会の在り様や暮らしが変わってきていることは確かですが、私はこういう地域の助け合いって有り難いものだと思っています。我が生活を犠牲にしてまでというのは本末転倒になりますのでできる範囲内で、ということは必然的にそういう生活のあり方が必要になってくるわけです。
現代的な暮らしを維持してそれにそぐわない風習をなくしていくのか、それともその風習に見合った暮らしに変えていくのか、いろんなところで岐路に差し掛かっているのかもしれません。
国調終了
本日ようやく国調が終わりました。春から毎週2日山に入っていたのですが、今日の午前中でようやく全て終わりました。
あらためて図面と実際の山とを見てみるとよくあれだけ踏破したものだと我ながら感心しています。当然私一人でやったわけではなく、推進員の人たちと一緒に登っていました。春先には本当に終わるのかとみんなで心配していましたが、やれば出来るものですね。
そもそもはじめはバイト感覚と山の勉強になるという安易な考えで推進員をひきうけたのですが、実際はかなり大変でした。でも山には詳しくなれたし、山の草木の勉強にもなりましたし、いい経験をさせてもらいました。
今までは考えても見なかった山の境界を区切る境木や尾根や谷など山を見る目もだいぶ変わってきました。
昨今山が荒れているという言葉はよく聞きますが、実際はどういう状態になっているのか、また「荒れている」とはどんな状況を言っているのかということなど机上では分からなかったことが身をもって理解できた気がしています。
冒頭の写真ですが、山用の安全靴です。革でできており、裏にはスパイク、つま先には鉄板が入っています。はじめはスパイクつきの地下足袋で上がっていたのですが、梅雨前から蝮が出始め、足元が心配ということで国調の予算から買ってもらいました。まともに買うと8500円はするという代物のようです。
何はともあれこれで一つ肩の荷が下りました。
キュウリ攻め
昨日は常会(部落の寄り合い)が遅くまであり書きこむ元気がありませんでした。と、こんな言い訳をしているうちはまだまめに書き込もうという気持ちの現われでしょうか。
梅雨が明けてからというものキュウリがどんどんできます。去年は食べきれず、さばききれずということで今年は少し植える本数を少なくしました。梅雨前までは生育も遅く、足りないのではないかと心配していたのですが、いざ出来始めるとやはりこれでも余り返します。毎日20本以上はとれるわけですからとても一人では食べきれません。
配達は週に一度なのですが、その時にはまとまって量がいるわけです。でもその他の日は私一人で食べるわけで、とてもとても・・・
近所に分けてあげようと思ってもみんな作っているのでどこの家でも困っているわけで、お互い「いらない?」って言い合っている始末。
数年前頑張って食べようと三食キュウリ三昧という食卓を三日続けたらキュウリの匂いが嫌になりました。その教訓もあって手を変え品を変え、量もそこそこにしているのですが、当然これでははけません。
不作で量がないことを思えば贅沢な悩みなのですが、このキュウリというものだけはこれでもかというくらいまとめて出来るのでまさに追い立てられるようです。
さて、明日は実家に泊まる予定なので、書きこみはお休みです。あしからず。
山間地
暑い!梅雨明けと同時にいきなり夏がやって来ました。昼日中に外で作業をするのは殺人的な状況になってきましたので、なるべく朝夕の涼しい時間に活動するようにし始めました。
今日は土曜日ということで国調の日。下界はかなりの暑さだったのでしょうが、山の中は結構快適でした。今日回った場所は傾斜がかなりきつかったのでその点だけはしんどかったのですが。
昨日の配達と日曜日の実家宿泊でつくづく感じたのですが、街中に比べると今いる田舎町は暑さという点ではかなり恵まれています。確かに日中は30℃を越すくらいの暑さにはなりますが、朝晩はかなり涼しいです。昨日、今日と朝の気温は20℃を下回っています。戸を開けて寝ていると朝は寒く感じるくらいで布団をしっかりかぶっています。当然夏物ではありません。
今住んでいる家は西日が強烈に差し込むので夜寝るまではその余熱が抜けません。家の下にある築地が熱をしっかり吸収していますので、少々ではさめないのです。日が暮れても築地のそばによると熱気が襲ってきます。ということで戸を開けて寝るのですが、そこから明け方までの室温の下がりようは半端じゃないようです。
都市部と比べると標高が高いということで涼しさも全然違うのですが、それだけではなく土が多い、田んぼが多いということもかなりの要因にはなっていると思っています。
土を隠し、エアコンを使うことによりヒートアイランド現象を招き、その暑さから逃れる為に更にこの現象を助長するような生活を繰り返す、何事も一つ歯車が狂えば悪循環という無限地獄に陥っていくようです。
ヒートアイランドに限ったことではなくあらゆる悪循環、矛盾(自然界から見た)が科学万能思想に根ざしていると感じるのは私だけでしょうか・・・
奥山に入り込んでしみじみ感じるのは人間って弱いなってことです。当然登山道などない山奥のことですよ。
非力でちっぽけな人間の存在に気付くと少しは謙虚になれるのかもしれないと思ったりしています。
復旧
最近調子よく書きこんでいたのですが、この連休止まってしまっていました。連休だから遊びに行っていた、というわけではないのです。
実は土曜日に雷が電話線に入りまして、モデムが壊れていました。先週金・土と午後からスコールのようなものすごい雨と激しい雷がありまして、特に土曜日には町内でもかなり雷が落ちた家があったようです。雷が落ちるといいましても家に直撃して燃えるとかいうわけではなく、テレビのアンテナや電話線、電線といったものに落雷し、家電製品がだめになるという被害です。
私の場合は幸いモデムだけだったのですが、おかげで今日までネットにはつながらない状態でした。折りしも連休中、NTTネオメイト中国も末端の人間は働かされているのですが、本部が動いていないということでモデムが手に入らず復旧が今日に至ったという次第です。
以前CMで「24時間、365日サポートします!」ってなこと言ってたんじゃなかったのか?
とにかく今後は雷が近くに来たら電話線をもとから抜くようにしよう。今回はモデムだけで済んだが、電話やPC本体が壊れる可能性もあるわけだから。
皆さんも雷侮るなかれ。
健康診断
今日は午後から突然の強雨。かなり激しく雷もありまして、いよいよ梅雨明けでしょうか。
そんなこんなで午後からは家で本を読みながら昼寝をしたりしていましたが、気がつくと先月受けた健康診断の結果が届いていました。
今まで健康診断は「問題なし」で過ごしてきた私ですが、今年初めて注意が。腎機能検査で高い数値が出ていました。祖父の入院のこともあり血筋なのかなあと思いながら注意書きの欄を読んでいますと以下のようなことが手書きで書かれていました。
インスタント食品・ラーメンなどたべすぎないようにして下さい。
こまめに水分をとって下さい。
塩分を控えましょうということについての補足コメントなのですが、なんともはや・・・
今現在の私の食生活ではインスタント食品・ラーメンといったものは格段に少ないのです。全く食べないということはありませんが、一般的な消費量に比べるとかなり少ないと思っています。
但し、塩分といわれると確かに多いかもしれませんね。漬物や濃い味のおかず少量でご飯をがっつり食べるという食事が定着しているので。
それから水分補給についても日中汗をかく割には少ないのかもしれません。放っておくと半日は水を飲まずに仕事していることもあるので。
今月に入ってからの疲れようは普通ではなく、祖父のこともあり私自身も腎臓のことが念頭になかったわけではなかったのです。
何にしても「食」に携わることを生業としている百姓の食生活がいい加減になっていてはみっともない話しで・・・家事に割く時間がないとはいっても少しは料理の時間を作らないといけないようです。
ラウンドアップ・ハイロード
法要の季節です。私現在空き寺を借りて住んでいるのですが、住職はいなくとも檀家が寺の守をしています。で、年に二回7月と10月に法要が催されるわけです。当然坊さんは代理を頼むわけですが。
さて、その法要の前には檀家衆が集まっての寺掃除があります。本堂や庫裏のみならず境内の草取りなども全てこのときにまとめてやるわけです。掃除の日は今月30日なのですが、今日檀家の一人がやって来ました。除草剤を境内に撒くためです。
去年から犬を飼い始めた私は境内や家の周りで犬を遊ばせたりもしているわけで、当然除草剤など撒いてほしくないのです。犬のことがなくとも有機農業を営む身としてはそんなものが自分の居住区内にあること自体が嫌なわけです。
で、そのおじいさんに「境内は私が草刈しておきますからいいですよ。駐車場の方だけやってください」と申し上げたのですが、聞き入れてもらえませんでした。
「刈ってもまた生えるけえのお」ということでした。
除草剤撒いてもまたこれだけ生えてるだろっ!って言いたいのですが、私は檀家でもありませんし、借り住まいの身。それ以上は強く言えません。
そもそも「犬がおるけえ、この周りだけは撒かんとくで」ってそんだけ害が分かってるんだったらどこにも撒くなよっ!しかも「ここは浄化槽はなかったんよのお」って浄化槽や地下水にも浸透するってことまで知ってるんじゃん!
私が境内を常に草一本ない状態にしておけば誰も除草剤を撒こうとは思わないのかもしれませんが、我が田畑の草刈も覚束ないほど忙しいこの時期には如何ともしがたく・・・しかも上記の理屈で言えば刈るだけではダメで、根こそぎ抜いてしまっておかないと満足しないという話しになり、私一人では物理的に不可能なわけです。
それでも春のまだ時間の取れる間に友達にも手伝ってもらいながら一度は草を抜いていたんですけどねえ。
ちなみに今回使用された除草剤はもっとも有名な「ラウンドアップ・ハイロード」草にかけると根まで枯れる、というのが売り文句でCMでは何故か「土にも安心!」って豪語していました。生き物を殺すものが微生物の塊である土に対して安心なわけないだろっ!その土なめられるのか!
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水田三反、畑一反
実は今祖父が入院中です。腎機能が低下し一時はICUにまで入っていたのですが、透析などの処置の甲斐あってか今は何とか一般病棟にいます。といっても歳が歳だけに予断は許さないのですが。
ということで私も毎週病院へ見舞いにいっているわけです。祖父はずっと百姓をしながら生きてきた人なので、私の今のくらしもとても心配してくれています。最近ようやくまともに会話ができるくらいになったので百姓の話などもするのですが、そのとき私の栽培規模を話していると「広いなあ」と驚いていました。
この40年くらいの間に日本の農業は大規模化、集約化を美徳として押し進んできたわけで、気がつけば私のように水田5反、畑二反なんて小規模農家にしかならないのです。
ちなみに大型農家は水田のみ10町、20町という世界です。この現代の日本の農業のあり方についての是非はまた別の機会に文句を言わせてもらうとして、今回は祖父の一言です。
「水田三反、畑一反くらいが夫婦連れでちょうどいい」
私も実際にやってみてこの数字というのは適当なものだと思えるのですが、今時分この規模じゃ食っていけないというのが大多数の考えでしょうね。
この言葉の裏にあるもの、それは百姓としての仕事の仕方と生活の仕方の違いだと私は受け止めました。
機械やビニール資材、農薬や金肥という石油資材を大量に投入するここ30~40年くらいのいわゆる慣行農法ではお金ばかりかかってしまうでしょう。
大量生産大量消費型の生活に溺れ何でも買って済ます、使い捨てる、という生活や国民総プチブル的な感覚で贅沢を楽しみたいという志向で暮らしている限りではこれまたこの規模では収入が足りないでしょう。
私は自分の作ったものを食べてくれる消費者がいるのでこの規模にするつもりは今のところありませんが、百姓として生きる上での精神的基盤を教えてもらった気がしています。私の勝手な解釈かもしれませんが・・・
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胃炎
いやー、今回はさすがに参りました。今朝方4時ごろから吐き気を催し、ひたすら吐いていました。
折りしも今日は野菜の配達日。いつもは朝7時過ぎくらいにこちらを出発しているのですが、その時間になっても私は吐きっぱなし。さすがに動けないと思い、朝一で病院へ。座薬と点滴で何とか動けるようになりいつもよりは大幅に遅れましたが配達に行くことができました。
消費者の一人にも言われましたが、「休めってことだよ」とはまさにその通りだと。先週体調を崩したときの疲れがまだ完全に回復していなかったんでしょうね。
兎も角も今は薬を飲みながら胃にやさしい食事です。って必然的にお粥さんとかになるのですが・・・濃い味のものもがっつり食べたい気はあるのですが、まだお腹が少し気持ち悪いのでそれも叶わず・・・
「細く長く」が百姓仕事の定石だとは理屈じゃ分かってるんですけどね。ついつい無理をして気がつけば余計に長いこと休まなければいけない羽目になるんですね。まだまだ仕事がへたくそです。
粗食とは言うけど…
折角の梅雨の晴れ間だというのに昨日から体調を崩し、まともに仕事になりませんでした。風邪のようなものなのでしょうが、根本的には疲労に伴う体力の低下のようです。風邪薬をのんで一晩寝たら熱は下がっているのですが、腹に力が入りません。厚い中で作業をしているとすぐにフラフラになってしまいました。
私の食事には肉気がかなり少なく、米と野菜が中心です。自分で作っているものを中心に食べるのですから当然なのですが、さすがにこれだけ体を酷使するとつらいようです。量と種類がしっかりしていればここまでへばることも無かったのでしょうが、思い返すと先週あたりから食事もいい加減になっていた気がします。なんせ疲れ切って帰った後にあれこれと料理をする気力がわかない。夜なんかは酒呑んであとは漬物と米で済ます、なんて日も結構ありましたな。これじゃあ体が持つわけも無かったわけです。
で、今日は思いきって友達と肉を食べようと外出しました。といってもここいらでは美味い肉が食べられる場所も無いので、ハンバーグに落ち着きましたが。
不思議なものでこういうときは肉や濃い味のものがいくらでも入ります。普段だと肉はあまりほしくないのですが、体が欲していたんでしょうね。
ベジタリアンは大っ嫌いですが、粗食の奨めには私は大いに共感しています。でもこれもエネルギーの消費量と相談しながらうまく献立を考えないと単に粗食というだけで満足していては意味が無いと身をもって痛感した次第でした。
あと思ったのは、肉ってスタミナをつけるのには一番簡便な物なんですね。なにも工夫しなくていいから。それでも粗悪な肉は要らないけど・・・
職場体験
今週より労働基準法を改定し、「朝星、夜星」の生活となった百姓です。
今日は地元の中学生3人が、「職場体験」ということでうちにやって来ました。午前中は畑仕事、昼寝をはさんで午後からは田んぼで草取りと、実質6時間近く頑張ってもらいました。おかげでだいぶ仕事もはかどりました。
さすがに田舎の子だけあって、みんな素直で真面目でした。子供特有のおちゃらけは当然ありますが、変に斜に構えたようなところも無く、よく頑張ってくれたと思っています。
彼等も家では田んぼや畑などを両親、祖父母などがやってはいるのですが、そこはそれ、有機農業というわけではないので田んぼの草取りなどは初めて体験することのようでした。
彼等は家でも手伝いはしているようでしたが(田靴など自前のものを持っていたので)、田んぼに直に入って泥まみれになって作業をするということは現代の農家ではない事のようで新鮮味も手伝ってかかなり興奮気味でした(はじめのうちだけですが…)。
一般の農家では除草剤を使うのでヒエやホタルイ、オモダカなどの田の草も初めて見たようでした。でも、「除草剤が入っていないんだったら、手が痒くなったりはしないんですね。」という一言には中学生でもそういうことは知っているんだと驚きましたね。
もう今は田舎の子供たちでも「体験」という形でしか土に触れる機会は減ってきているんですねえ・・・
19:52 | コメント (1064) | トラックバック
我関せず
今日は野菜の配送日。真夏のような暑さの中、新しくなった箱バンで広島まで野菜のお届けです。
その途中で事故がありました。原付が道路のど真ん中に転がっているではありませんか。その傍らにはうずくまる若者。
ちょうど峠のカーブでして、私が止まると同時に対向車線から来た人も止まってくれました。私は携帯電話を持っていないのでその人にすぐさま119番通報をしてもらい私は怪我人の様態確認へ。
幸い意識もあり、しばらくすると自分でおきあがれるようだったので、大事には至らなかったのではないかと思っています。(救急隊に預けてから先のことは分からないので)
朝9時ごろということもあったのでしょうが、周囲の人たちは何を急いでいるのか、信じがたい言動が幾つか。
まず一点目はすぐ後続のおっさん。まだ怪我人の容態がハッキリつかめていないうちから「渋滞するから道をあけろ」との要請。幸い私以外の人もいてくれたので私の車は移動させてもらったのですが、それほど交通量の多い道ではないのにねえ…
もう一点は私が現場に差し掛かるまでに誰も助けに止まっていなかったこと。私より前を走っていた車はいなかったのかもしれませんが、対向車は明らかにそちらから降りてきていました。一本道で片側一車線なのでこれは間違い無く、一緒に救助にあたってくれた人も同じ事を言っていました。
119番通報をしてから救急車到着まで10分足らず。私も配達途中でしたし、もう一方も娘さんを学校に送る途中だったようです。いくら都市部が利己的な社会といわれていても10分、20分の遅刻の方が人命救助よりも大切な人がいるとは驚きとともに悲しくなりますね。
ふと『めぞん一刻』での五代君の就職面接を思い出してしまいました。(かなりマニアックですが・・・)
この間の私
大変ご無沙汰をしておりました。先月来、休みなしで働き詰、おまけに途中で少々体
調を崩しかけ夜は飯食って寝るだけの日々が続いておりました。ということで今回は
読み応えたっぷりの超大作になることを覚悟してください。
今日は先月18日以来のまとまった雨となり、ようやく心身ともに休めそうです。
今年は本当に雨が少なく、田畑ともに今までに経験したことの無い状況が現れています。といっても全てがダメになっているわけではなく、それなりに順調に推移してい
るものも結構あったりします。
まず田んぼですが、先月17日より多くの助っ人に来ていただきすばらしい速さで終
わりました。なんと今までの半分以下の日程で終わりました。その後は例によって草
・草・草の日々なのですが、これもひどいのは一枚の田のみであとの2枚は今のとこ
ろうまく草を抑えられています。(面積で言うと半分ですが…)まだ今月もひたすら草
取りになりそうではあります。
畑の方が今年は極端に分かれまして、今のところ順調に育つか全滅するかという私の性格のような差が出ております。
この「全滅」というのがレタスと大根でして、原因は虫でした。今までこの二品目が虫
に食われて全滅という事などありえなかったのですが、今年は天候のせいでしょうか
今まで気にも留めていなかった虫が大量に発生していました。
雨は少なく乾燥が続き、日中は夏のように暑くなる。その割には朝晩の気温はなかなか上がらず、つい今週初めにも8℃という日がある始末です。
こんなことですから体調を崩す人も多いようで、私も先週はかなり苦しめられまし
た。(私の場合は疲労もかなりの要因だったのですが…)
これとは対照的に玉葱・ジャガイモ・キャベツなどは昨年までよりも良いできでここ
まで来ています。何がどう違ってこの差が出ているのかまだハッキリとは分析できて
いませんが、収穫までもう少し観察を続けてみたいと思っています。
田畑の話はこのくらいにして、身辺の話題を少々。
まずは車を買い替えました。大朝に来て以来配達用に使っていたバンが今月車検を迎えましたが、これがかなり傷んでいまして、廃車にしようかと悩んでいた矢先でし
た。ちょうどいい車が出てきまして値段も車検代程度で済んだので即決。車の状態、
装備ともに前のものよりも数段よくなりました。
よく思い出してみると前の車はこれよりも高かった。しかもその後の修理代がかさみ
合計してみるとかなりの穀潰しでありました。
つい3日前に近所で不幸がありました。中国新聞を購読している人は目にされたかもしれませんが、耕耘機での事故です。
同じ部落の人で寺の総代もされていた人でした。私もここに来るにあたってはとても
世話になった人です。
私も講中の一員として初めて帳場の手伝いをしました。農協葬だったので大方のことは業者がやってくれるのですが、少し前までは全て地域の者でやっていたそうです。
昔通りの連帯感や助け合いができなくなってくるのも時代の流れなのかもしれません
が、私たちの世代になった頃には帳場すら業者に任せているのではないかと心配しています。
生活の在り様や価値観が変わってきているのでそれらに対していくら訴えても理解し
がたいとは思いますが、こうした地域のつながりが減っていくのは私は寂しいです。
最後にさくらの最近です。まだ毛が抜けつづけていますが、大半はきれいに生え変わりました。と同時に驚くほど細くなりました。太り気味だと思っていたのは実は冬毛
のせいだったようで、なくなってみると今度は「エサを食わせていないんじゃないか」
と疑われるほどの体系になってしまいました。
過日何を拾い食いしたのか(多分獣の糞)、ひどい下痢をしていましたがこれも治り、
元気にやんちゃしています。最近ではよく狐を追って裏山に突入していきます。それ
でダニを付けて帰ってくることが多いのですが…
今回は写真がありません。ご容赦を。なかなか写真を撮る余裕がありませんで…
ではまた気の向いたときに。
危険な時期
ここ大塚でも田植えが始まりました。私はまだですが、早いところはもう植えています。
この時期田んぼが近寄りがたくなってきます。私も犬を飼うまでは気付かなかったのですが、この時期の田んぼには入りたくないですね。
何がって、除草剤です。
毎日の犬の散歩で当然田んぼのそばを歩くわけですが、犬が田んぼに寄っていきます。田んぼの水を飲むこともあります。畔などは当たり前のように歩いています。
でも田植え前後の田んぼには除草剤がたっぷりです。当然こんな水を我が犬に飲ませるわけにはいきませんし、ひどいところでは畔にも除草剤が落ちています。
ここで除草剤について少々。乳剤(水和剤)と粒剤があります。乳剤は水に溶けているので見た目には分かりません。粒剤も水に溶けるので田んぼを見ても気付かないのですが、畔から撒いたときに雑に撒くと畔にも結構落ちています。これが畔草を掻き分けて歩くと跳ね上がって来たりするので「ここは粒剤を撒いたな」と分かるわけです。
とまあこんな感じですから犬の散歩にもいつも以上に気を使います。
ちなみに田植え前に畔草をからすために畔に直接除草剤を撒く人も少なくありません。私の近所だけでもすでに2~3軒は見ました。私が見ていないところでも草の様子を見ていれば撒いたかどうかはすぐに分かります。
私は人並み以上に草に苦しめられているので、除草の大変さは理解できますが、それでも超利己的な発想から生まれ使われつづけている除草剤って一体…