2006年11月30日
いざとなりゃ本ぐらい読むわよ
こんな面白いタイトルの本を見つけました。
11月は読書の月からでしょうか、図書館が紹介コーナーに出していました。
観てみると、新刊ではありません。
グウゼンに古いクロワッサンを読んでいると特集に、
あなたなら、どうする? 「夫が家を出ていったとき」
その夫が高橋源一郎。
99年の9月の本ですから。
良妻を自認して、夫に認めてもらいたい人生を過ごしいたそうです。
彼女は、離婚して書くことで救われたそうです。
小説風にしていても、
モデルは有名な夫である事はわかりきっていることなので、
評判が良いのに、誰も彼に遠慮してか書評が出てこなかったそうです。
この本の中には、奥さんと2人で、世界中を取材していたなんて、
全く感じられませんでした。
まだこの夫婦が理想的な時(奥さんにとって)。
夫の為にと考え、資料、取材の段取りなど、秘書以上のことをし、
そうとは気付かず、夫を通して自己表現していたようです。
彼女は「他人によりかかって生きていくことはもうしない」
「孤独と真正面から向き合い、
引き換えの自由を手に入れた、小説を書きまくろう」と。
糟糠の妻も、一豊の妻、内助の功、
夫を陰で光らす事によって自分の居場所を見つける、表現してゆく。
そのわりに案外、自己満足で、
相手からは自分が思っているほどでもない、
そんなもんかもしれません。
自分自身を生きなくては。
有名な作家のカップルが何組も有りますが、
売れ具合でとても微妙らしいですね。
夫の方が嫉妬するようです。
古くは、司馬遼太郎の奥さんは、
才能が彼以上に有ったそうですが、裏方に徹したそうです、
それもひっそりとしたウワサ。
[読書] : 17:07 : コメント (0) : トラックバック (0)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.123weblog.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1392