2007年03月06日
芝浜
2月末で引退を表明した、三遊亭円楽最後の口座での口演噺です。
芝浜は今は夢に近い、夫婦の人情噺です。
その芝浜は、昨年6月に立川談志が、
ベトナムの日航寄席で、途中を飛ばし、やり直しをして、
昨年の大晦日まで、出来なかった演目だそうです。
両人とも、かって四天王と言われ、今、生き残っている2人です。
病気を克服したと言いたいとこですが、
70歳を過ぎ、衰えは容赦なくやってくるんですね。
今回、桂文楽が途中、人名が出なくなり「勉強し直して参ります」と言い、
再び戻ってこなかった有名な話が、出ていました。
このセリフも稽古していたそうですから、性格でしょうか、名人は辛い。
古今亭しん生だったら、適当な名前を付けるだろう。
ぞろっぺも天狗連上がりならのことと。
初めから稽古した噺家には出来ないと、
三遊亭円楽は語ったそうです。
定年のない職業の引き際を語る話題です。
ボクの夢は、お酒ではなく食物だけです。
[観る] : 19:48 : コメント (0) : トラックバック (0)
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