2007年09月05日
不毛地帯
もう何十年になるでしょうか、この本を読んだのは?
戦争の時の、特にシベリアでの出来事を書いた本は、
読んでとても暗くなります。人間の条件もそうです。
不毛地帯のモデルといわれる瀬島龍三氏が昨日亡くなったそうです。
95歳、「まだ生きて居られたのかー」「シベリア帰りは強い」。
日本陸軍のつまり戦争の事を、全て腹に秘めたままの死。
戦後の、素晴らしい数々お仕事は、
才能溢れる人の、亡くなった方、国民へのお詫びだったのか!
同じ敗戦国ドイツ軍、その上層部の方は、
戦後全く復活できなかったそうです。
しつこい位の、コダワリで戦争関係者を今でも閉ざしてる事を、
時々ニュースなどでも知る事があります。それに比べれば、
日本は文化の違いでしょうか、政治にも経済にも見事に復活。
靖国問題にしても何かにつけて世界から問題視されるのは、
ケジメがいつの間にか、日本人特有のあやふやになってしまった。
それに気が付かない鈍さ!
終戦の年に生まれた一休さんは、戦後の記憶が点のように有ります。
それを、いま本や映像で納得確認する事がイッパイ有ります。
この本もその一つでした。
女性作家は書く物が永遠に有るようです。
皆超高齢になっても作品が出てきますねー。
そんな事、近頃思います。
200歳生きても書き切れないという人も居るそうです。
不毛地帯
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