2022年05月11日
母の遺残・新聞小説
三代の女性の物語です。
まつわりつく、わがままな母親、
早く死んでくれないかと姉妹で願いながら、
やっと自分の事を考えることが出来るようになって離婚。
母親の残してくれた遺産で新しい生活が可能になり、
あの3月11日の前の日にスタートを切ることが出来、、
そこで長い物語は終えました.。
100年前新聞小説「金色夜叉」がルーツです。
近代文学者らしい作者の知識がてんこ盛りです。
邪魔にされるお母さんの立場に立ったり、
娘の立場に立ったり思いはクルクル立ち代わります。
最近いない重量級の物語でした。
[図書館] : 15:37 : コメント (0)